映画『ブロークン・フラワーズ』の口コミ・レビュー

ブロークン・フラワーズ

[ブロークンフラワーズ]
Broken Flowers
2005年上映時間:106分
平均点:6.04 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-04-29)
ドラマコメディロードムービー
新規登録(2005-08-05)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2011-11-08)【S&S】さん
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監督ジム・ジャームッシュ
キャストビル・マーレイ(男優)ドン・ジョンストン
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)ウィンストン
シャロン・ストーン(女優)ローラ・ダニエルズ
フランセス・コンロイ(女優)ドーラ
ジェシカ・ラング(女優)カルメン・マーコウスキー
ティルダ・スウィントン(女優)ペニー
ジュリー・デルピー(女優)シェリー
クロエ・セヴィニー(女優)カルメンの助手
クリストファー・マクドナルド(男優)ロン
ペル・ジェームズ(女優)サン・グリーン
ラリー・フェセンデン(男優)ウィル
アレクシス・ジーナ(女優)ローラの娘 ロリータ
マーク・ウェバー〔男優〕(男優)
脚本ジム・ジャームッシュ
撮影フレデリック・エルムズ
製作ジョン・キリク
美術マーク・フリードバーグプロダクションデザイン
ランドール・バルスマイヤータイトルデザイン
その他ポール・オースターpersonal thanks
ジャン・ユスターシュfilm dedicated to
サラ・ドライヴァーstory advisor
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💬口コミ一覧

51.ネタバレ 昔の女に次々と会いに行くって気持ち、分かるなあ。
一人ぐらい受け止めてくれる女がいたりして、なんかいいですよね。
50過ぎたらこういう旅もいいかなって思える変なロードムービーでした。
シャローン・ストーンの娘役のアレクシス・ズィエナがオールヌード見せてくれたのは美味しかったですね。
最近はインベイジョンでもいい色気を振りまいてます。
くぼごんさん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-10 16:55:21)
50.いや~ジャームッシュ監督はいいですねぇ(しみじみ)
ビル・マーレイさんって、とぼけた味なのになぜか惹きつけられる魅力がある。
居心地の悪そうなおじさまを演じさせたら、この方の右に出る人はいないかも。
いつまでたっても、ちっとも調子が出ないのです(くすくす)

ほとんど演歌みたいなエチオピアンジャズ、このアメリカに合わない音楽がまた実に楽しい~♪

ラストは意義を唱える方もあるようですが。
良く分からないって、こんな楽しいことはない!
観客に想像させ考える余地を与えてくれるから。
終わった後でこうかも?違うかも?とあれこれ思い巡らすことが出来る。
これぞ映画と思いました。

ただし、万人向けではありませんけどね。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-08 07:49:43)
49.ネタバレ うん、この終わり方でいいんですよ。ただ、あそこでビル・マーレーの実の息子を出すのは、ちょっと反則技、楽屋落ちが過ぎると言うものです。マーレーは確かに上手いのですが(特に目線の動かし方は、もうサイコー、名人の域に達しています)、キャラがどこか『ロスト・イン・トランスレーション』とかぶっていて、彼はこれからもこういうオフ・ビートな役柄を期待されてしまってちょっと可哀想でもある。私はこの映画けっこうツボですが、なんか今までのジャームッシュとはちょっと作風が違うなと感じました。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-14 00:34:41)
48.ネタバレ 面白かった。女性たちとの再会もなかなか味がある感じでよかったし、ラストはもしかしてここで終わるんじゃ…終わった~って感じだったんですけど、その前の主人公の過去は変えられない、未来はどうにでもできる、重要なのは現在、みたいな台詞と最後にその「現在」をつかみ損ねて呆然とするってのはなかなかよかったです。
スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-27 06:02:40)
47.ネタバレ この(物語的に)楽しそうな設定と主演がビル・マーレイ、これだけでもうOKです。どんな筋書でどんな結論でも、つまらなくなるわけがありません。しかも、最初の1人は案外いい感触だったのが、進むにつれて冷たさ度が増しているのが笑えます。ラストは一瞬あっけにとられましたが、よく噛みしめてみると、いろんなことを後から考えさせるなかなか洒落た締め方ですね。ちょっと残念だったのは、ジュリー・デルピーとジェシカ・ラングの顔つきが、なぜかいつもと全然違っていたこと。
Oliasさん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-10 03:20:02)
46.口数こそ少ないが女性にはことのほか優しく、いかにも頼りなげだが、それでいてどこか放っては置けない。女はこういうタイプの男に惚れやすいのか。しかし、男の優柔不断な性格が災いして、結局別れるハメに。泣いた女の数は一人や二人ではないのである。そして今日もまた一人、彼の元を去っていく・・・。プレイボーイを自認し、数々の女性と浮名を流してきた主人公も中年期を過ぎ、孤独な日々がただ虚しく過ぎていく。それでも未だに女性にとっての理想の男性像を追い求めている男は、自分の殻の中から抜け出そうとしない。その姿には哀れさが漂うが、隣人すら放っては置けないのだから、お節介と言うより、やはりどこか憎めない、愛すべき人物なのだろう。そんな彼がある事をきっかけに、数人の元カノたちと再会する旅に出る。手土産として胸に花束を忘れないところなどは、伊達男いまだ健在である。しかし、感情を露わにせず、終始無表情な主人公とは対照的に、女たちの感情の起伏は激しく、反応も様々だ。若かりし頃を懐かしみ、ヨリを戻してもいいような素振りを見せる女から、困惑するばかりで、突然の来訪にいかにも迷惑だと言わんばかりの女。あるいはまったく相手にされないばかりか、恨みつらみをぶちまける女まで、その生活力の差や幸福度も然ることながら、当時の“新密度”や“別れ方”までもが瞬時に透けて見える。それぞれの場面でのセリフの間合いや空気感、女たちのアンサンブルの面白さが本作のポイントだが、やはり主人公のドンを演じるB・マーレイのダメ男ぶりが最大の魅力の作品だと言っていいだろう。永年培ってきたコメディアンとしての彼独特のおとぼけぶりが、歳相応のひとつの味わいを醸し出せている。演技派として近年とみに心境著しい、今が旬の貴重な俳優である。長い歳月が過ぎ去り、歳を重ねた彼女たちと再会を果たしたことで、我が身を振り返り、男としての責任の重さと痛みをヒシヒシと感じ始める主人公。人生は長いようでいて短くもある。男が、そして女がいつまでも変わらずにいられるのか・・・。  「時の流れの残酷さ」という自明の理をしみじみと感じさせてくれる好篇だ。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-17 23:59:40)
45.あんなに気まずい旅、面白くねえわけがねえ!でも当事者にはなりたくねえ。
ビルマーレーの表情は何で出来ているんでしょうね。物悲しくもあり、こっけいである。観ていて飽きない。すばらしい。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-13 22:21:58)
44.ネタバレ 個人的にはジム・ジャームッシュは当たり外れの激しい監督。でもコレは面白かった!かなりツボでした。ほんとに金持ちなのか?と思わせる居住地の雰囲気と自宅、隣人のウインストンのオタクなお節介、「ピンク」へのこだわり、二本ラインのジャージ、あの息詰まるような夕食。訪ね歩く過去の女たちというのがまったくちがうタイプというのもいいね。ジェシカ・ラングの死んだ愛犬が黒毛のうえに名前がいい、ジョンストンにジョンソンと全編にちりばめられた「ネタ」のおかしさよ。シャロン・ストーンが登場した時のヴィトンのバッグとサックスブルーのジャケットを見てちらりと「カジノ」がよぎりました。諦め、無気力、無愛想、無感動の中にフっとしたおかしさのあるビル・マーレーの芸風が最近好きになりました。
envyさん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-02 23:16:46)
43.ネタバレ 刑事ナッシュもといドン・ジョンソンもといドン・ジョンストンは無気力、無口、無表情で劇中一切笑顔を見せなければ怒りもしない。さらに一財産築き昔はプレイボーイという設定。そんな捕らえ所の無いキャラクターだがビル・マーレー(最近どんどん良い俳優になってる!)が演じているせいか何処かトボケていて可笑しく、情けなくてそのうえ哀愁を感じさせる。作品自体も相変わらずのハイセンスさで、手紙のピンクの象徴が象徴を生み出し憶測が憶測を生んでいく母親探しもなかなか面白い。だが、映画はヒントを散りばめながらあらゆる答えを出さない。彼女のうちの誰の息子なのか、ただのイタズラだったのか、それとも思い出し忘れた別の女の息子なのか…。さらにサンドを奢った男が息子なのか、カルバンクラインのモデル風の男か、ジャージを着たむさい男か、それとも全く別にいるのかいないのか…。またドンは過去の栄光にすがるようにドン・ファンの映画を観ながらソファーでダラリのカウチポテト的生活から脱却できるのか…。そしてブロークン・フラワーズとは他人から見れば微妙な生活を送るドンの昔の彼女たちのことなのか、それともドン自身のことなのであろうか…。答え欲しがりの私としてはこの結末はハッキリ言って消化不良でないわけではない。しかしこの旅でドンはある意味彼女たちの〝過去〟(思い出)と〝未来〟(過去からの変化)と〝現在〟(現状)を目にしたとも思う。過去よりも未来よりも現在が大事だと悟る旅は自照の旅でもある。自分の人生、時の流れを我に返って感じさせる本作は観ると何だかとっても胸が詰まるのである。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-01 18:05:52)
42.ネタバレ 静か~な映画なんだけど、なかなか面白い。まぁビル・マーレィの独特のしぐさや雰囲気が好きだからというのもあるのだろうけども。ほんんでもって、静かに旅は始まるのだけど、この「昔の恋人」に会いに行くというのが面白いね~。三者三様ならぬ五者五様でそこにはいろいろな人生の経過が表れている訳で。最後のオチもシュール感満点でなかなかのものでございました
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-05 10:59:59)
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41.何が面白いって、ビル・マーレイに届くピンクの封筒ってだけでも、そこはかとないおかしさ満開。先日、CSで見直して、またニマニマ。ジム・ジャームッシュって特に好きでも嫌いでもないんだけど、人生のたそがれどきなのに色っぽいビル・マーレイはもうほんとに好き。そこにいるだけで見てて楽しめる俳優って、実はそういないと思います。
おばちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-11 23:01:53)
40.「カンヌ映画祭グランプリ」という部分からみれば少し物足りなかったかも。

冒頭の、“ジャン・ユスターシュに捧ぐ”という文字が出た瞬間が、自分のテンションとしては最高潮であった。

この文字が出た瞬間に深い感銘を受けたのは、あれだけ観客がいる中で何人いただろうか。

映画内容より、そのことの方が気になる私であった。
にじばぶさん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-01 21:33:09)
39.ストーリーは可も無し不可も無しですが、ウィンストン役のジェフリー・ライトとビル・マーレイのやりとりが好きです。他人のトラブルを過剰なおせっかいを焼きながら楽しそうにしているウィンストンみたいな隣人がいたら、大変かつ楽しいだろうなあと思って見ていました。それに嫌々ながらも乗ってしまうビル・マーレイも良かったです。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-17 02:54:17)
38.主人公に全く魅力を感じず、シャロンストーンとその娘の色気ばかりが気になりました。これは僕が未熟なせいに違いない。
彬彬さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-12 17:32:52)
37.だれひとり幸せばっかりな人がでてこない。動物病院の受付の姉ちゃん以外は。それにしても妙に父親ぶっちゃうジョンストンが青年に逃げられてしまうシーンは痛烈な皮肉である。人が社会的な役割を演じるには、それまでの実績がものをいうのである。たとえ、どんないい言葉をいっていたとしても。だから、人はそれまでに培ってきた経験をもとにしてしか生きていけない。人に資質の差があるとすれば、それは経験からどれだけ豊かなものを掬い取ってこれるか、その点における差でしかないのだろう。でも、そういった哀愁や感傷っていままでジャームッシュ作品には出てこなかった雰囲気ではないか。いつもはジャームッシュ作品を見て、すっきりできたのに、今回はなんか年齢を帯びた複雑さが風通しを悪くしている気がする。
wunderlichさん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-17 23:12:41)
36.インターネットのモニターをバックに隣人である友人が手紙の匂いを嗅いで見せたりする。コンピュータで財を築いた男は、ただ臭気を得るためだけにそこにいるかのように、無表情(ビル・マーレイがキュート)を崩すことなく女性と時間を共有する。することといえば、質問をすることだけ。質問することの意味、無意味が大きく男に押しかぶさり、過去が霧消してゆくラストはなかなかのものだが、ジャームッシュにしてはどこかモノ足りない。
彦馬さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-06 20:40:05)
35.ネタバレ  過去の恋人を訪ねる旅に出るという設定は、非常に面白かったです。やはり、思い出の人が今何をしているのかというのは結構気になったりしますよね。そういった意味で2時間近くの間飽きずに見ることができました。

 いろいろ結末を予想しながら見ていたのですが、実際は全然違っていてちょっと意外でした。ただ、こういう形のラストの方が印象が強く残りますね。

 音楽もいい感じでした。

 ビル・マーレイの哀愁漂う中年男の演技が良かったです。
TMさん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-01 23:25:29)
34.ネタバレ かつて様々な女性たちと浮名を流し、名うてのプレイボーイとして名を馳せたドン・ジョンストン。そんな彼も寄る年波には勝てず、同棲していた女性にも振られ、いまや自由気儘な独り身として空しい毎日を過ごしている。そんなジョンの元にある日、ピンクの封筒に入った差出人不明の手紙が届くのだった。「あれから20年経った今、あなたに伝えておきたいことがあるの。あなたと別れてから私は妊娠に気付いた。あなたには知らせず、私はその子を産んだわ。そして一人で育ててきた。そう、あなたには今年20歳になる息子が居るのよ」――。当然、寝耳に水のドンは、にわかにはとても信じられなかった。真相を確かめるため、ドンは20年前に付き合っていた心当たりのある女性たちを今さらながら訪ねて回ることに。小綺麗なスーツに身を包み、ゆく先々でレンタカーを調達し、彼は当時付き合っていた5人の女性たちの元へと旅立つのだった。その手に毎回ピンクの花束を握りしめて…。インディペンデント映画界の巨匠ジム・ジャームッシュ監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作。いかにも彼らしい、このトホホな親父のゆる~い一人旅を描いた本作、なかなか味わい深いロードムービーの佳品に仕上がっていましたね。20年前に付き合っていた元カノたち4人(5人のうち1人は亡くなっている)に、自分の息子を勝手に産んでいないか確かめるために旅に出るというこの設定がまず秀逸。男って、何年経ってもかつての恋人たちには自分を愛したことを今でも覚えていてほしいと思うバカな生き物なんで、「あぁなんか分かるわ~」と苦笑交じりに共感しちゃいました。そして相手の元カノたちもそれぞれ四者四様の人生を歩んできたことがしみじみと分かるなかなか個性豊かな面々で、なんだか凄く良かったです。最初の酒に酔ってすぐに身体を許しちゃう軽ーいノリの元カノ(その娘もね!)から、見栄っ張りな経営者、スピリチュアルにいっちゃったアニマル・セラピスト、そして現在とても幸せとは言えない境遇に居る元カノまで、なんだか人生の哀歓を感じさせてじんわりと切なさがこみ上げてきますね。これぞ、ジム・ジャームッシュ節!ただ、惜しむらくは肝心のことの真相。きっと、敢えて真相を謎のままにして終わらせたんだと思うんですけど、さすがにここまで引っ張といてこれはないですわ~。手紙の送り主や息子の真偽など、もっとすっきりとさせて終わって欲しかったです。それまではすこぶる良かっただけに、ラストだけがなんとも惜しい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2019-08-16 23:09:54)
33.ネタバレ 独特な雰囲気というか世界観を堪能できる映画でした。内容はあるようでない気がします。オチがなかなかシュールでした。
しっぽりさん [地上波(字幕)] 6点(2014-01-16 20:42:31)
32.ネタバレ ストレンジャー・ザン・パラダイス、ダウン・バイ・ローあたりでは顕著だった、ジム・ジャームッシュの強烈な個性、作家性といったものはあまり感じられず、彼の作品群の中では、らしくない普通の映画だな、という印象です。想像力とセンスに満ち溢れたオープニングは秀逸でした。ドン・ジョンストンさんがとにかくモテます。モテる男はいくつになってもモテるということでしょうか。羨ましい限りです。
タケノコさん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-13 14:06:10)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 6.04点
000.00%
100.00%
211.96%
311.96%
423.92%
51529.41%
61529.41%
7815.69%
8713.73%
923.92%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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