映画『ブロークバック・マウンテン』の口コミ・レビュー

ブロークバック・マウンテン

[ブロークバックマウンテン]
Brokeback Mountain
2005年上映時間:134分
平均点:6.89 / 10(Review 145人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-03-18)
ドラマロマンス同性愛もの小説の映画化
新規登録(2005-10-12)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2018-03-20)【TOSHI】さん
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監督アン・リー
助監督マイケル・ハウスマン〔製作〕第一助監督
キャストヒース・レジャー(男優)イニス・デル・マー
ジェイク・ギレンホール(男優)ジャック・ツイスト
ミシェル・ウィリアムズ(女優)アルマ
アン・ハサウェイ(女優)ラリーン・ニューサム
ランディ・クエイド(男優)ジョー・アギーレ
ジョン・テンチ(男優)あらくれ者
リンダ・カーデリニ(女優)キャシー
アンナ・ファリス(女優)ラショーン・マローン
ケイト・マーラ(女優)アルマ.・Jr.
ピーター・マクロビー(男優)
森川智之イニス・デル・マー(日本語吹き替え版)
東地宏樹ジャック・ツイスト(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子ラリーン・ニューサム(日本語吹き替え版)
石田太郎ジョー・アギーレ(日本語吹き替え版)
小林さやか〔声優・1970年生〕アルマ(日本語吹き替え版)
恒松あゆみアルマ.・Jr.(19歳)(日本語吹き替え版)
加藤英美里アルマ.・Jr.(日本語吹き替え版)
安藤麻吹キャシー(日本語吹き替え版)
原作E・アニー・プルー「ブロークバック・マウンテン」(集英社文庫)
脚本ラリー・マクマートリー
ダイアナ・オサナ
音楽グスターボ・サンタオラヤ
撮影ロドリゴ・プリエト
製作ジェームズ・シェイマス
ダイアナ・オサナ
パラマウント・ピクチャーズ(共同製作)
製作総指揮マイケル・ハウスマン〔製作〕
ラリー・マクマートリー
配給ワイズポリシー
特撮ルイス・モリン視覚効果スーパーバイザー
バズ・イメージ・グループ視覚効果
衣装マリット・アレン
編集ディラン・ティチェナー
ジェラルディン・ペローニ
録音フィリップ・ストックトン
ユージーン・ギーティ
その他アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(special thanks)
グスターボ・サンタオラヤ(special thanks)
ジェラルディン・ペローニ(in loving memory of)
あらすじ
1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧に季節労働者として雇われたイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)。対照的な性格の二人だが、大自然での過酷な労働の中、いつしか精神的にも肉体的にも強い絆で結ばれていく。セクシャリティを超えた二十年間に及ぶ愛憎を繊細かつ大胆に描いたアン・リー監督の問題作。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞、アカデミー賞監督賞他三部門受賞。ハリウッド若手有望株主演二人の競演も話題に。惜しくも夭折したヒース・レジャーの代表作。
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💬口コミ一覧

145.ネタバレ 公開から約10年後に初めて観賞しました。

同性愛に厳しい時代に、出会い、愛し合い、幸せにはなれなかった、悲しい話です。

ブロークバックマウンテンの美しい景色と、二人の俳優の素晴らしい演技に心を打たれました。

ちなみに当方、同性愛者です。
トトとアルフレードさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-01-02 00:14:33)
👍 1
144.ネタバレ この映画って大変に革新的なのでは。かつて一世風靡した“ボーイズ・ラブ”モノはヨーロッパ系の美形男子が担うものと相場が決まっていたように思う。それが今作はカウボーイ二人、身体はがっしり、山の自然は雄大だけれど耽美性は無し、そのうえ両者の行為もそこそこはっきり映すんだ。実際抵抗のある人もたくさんいるようで。けどワタシは泣けてしまった。なんといっても、ヒースとジェイクの力演、これにつきる。ヒースの苦渋の表情と、ジェイクのすがるような瞳の演技。真に心を通わせる者を求める、心の渇き。男が男に魅かれてしまったら、もしも私がヒースの妻であったなら心の奥底でかなわない、と瞬時に悟るような気がする。最後になってしまった湖畔での逢瀬の場面、やり切れなさを吐露するジェイクと、苦しさに崩れ落ちるヒース。あまりにつらくて切なくて、この場面で“ブロークバック・マウンテン”は私にとって“ひまわり”と並ぶ悲恋物語となったのでした。
tottokoさん [DVD(字幕)] 10点(2013-07-20 00:56:03)
143.心が痛いほど切ない映画。公開当時はなぜあまり意識しなかったのだろうかと、本来は劇場に足を運びたかった。
HRM36さん [DVD(字幕)] 10点(2010-07-07 11:54:44)
142.ネタバレ 生まれてから出会った人の中で一番癒される人・・・周りを犠牲している事すら判らなくなる程その人の事を思うといたたまれなくなる・・・切なくなる・・・ただそれがたまたま同性だっただけのこと。ラストでイニスが結婚話をする娘の成長を通して、時の流れと共に変化していく周りの環境を戸惑いながらも受け入れるのに対し、ジャックを思う気持ちだけはこの先も変わらない事を自分に言い聞かせるシーンが切なすぎた。でも、そういう人とめぐり逢えただけでも幸せじゃん。心の琴線に触れた作品でした。(43歳)
カスミンさん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-11 23:29:34)
141.ネタバレ 久々に見た心が折れそうになる良い映画だった。ゲイになるかもしれない瞬間って誰にでも実はあるのだと大昔にゲイの友達からよく聞かされたのだけれど、そういうものの一つの形でしょう。映画のタブーってなんでしょう?良い映画です。
セクシーさん [映画館(字幕)] 10点(2006-11-05 05:22:09)
140.「恋愛が自意識の劇であり、鏡であること、そしてその究極には不可能性という可能性への期待があり、それが刹那に超越され、持続しない。これはそういった恋愛の本質をよく捉えた小説であると共に、自意識が恋愛という観念に結実した美しくも悲しい、と同時に奇跡的に幸福な作品である」
以前、『春の雪』のレビューで僕はこのように書いた。この言葉は映画『ブロークバック・マウンテン』にもそのまま当てはまる。
この映画の優れている点は、やはりその映像にある。セリフが少ない映画ではあるが、映像は僕らに様々な言葉を伝える。それは言葉にならない言葉であるとともに、僕らに明確な言葉を喚起させるのだ。恋愛は言葉である。それは理性の森を通してしか発現しえない人間の特権である。映像が言葉を伝える。とてもシンプルかつ緻密な繊細さを要求する作業を見事に表現できたこの映画は素晴らしいと思う。表現は意思より発現し、そして意思に帰る。それはテクストや作者の背景を含めたあらゆる個人の歴史を巻き込み、作品の絶対性を生むのである。作品とは常に読者と一対一の関係にある。それは凡百のテクスト論を超えて、僕らが僕らであるが故の様々な感動をもたらすと僕は信じている。
『ブロークバック・マウンテン』は素晴らしい作品であり、珠玉の恋愛映画であった。その哀しさに心を震わすと同時に久々に幸福感を味わった。
onomichiさん [DVD(字幕)] 10点(2006-11-05 02:08:43)
139.残念ながら映画で観る事はできなかったのですが、前評判でかなり期待していましたが私にとっては期待を裏切らない映画でした。こういう愛の形もあってもいいんじゃないかな・・・これこそ究極の??とまで思ってしまいました(笑)ヒースレジャーの奥さん役の女優さんの演技も繊細で気持ちが伝わってくる感じがして胸に響きました。描写はなかなか過激な箇所もありましたが、本当に切なくて観終わったあとも余韻に浸ってました。またぜひ観たいと思ってます。私的にはマイナス要素がなかったので10点つけさせていただきます。
kalynさん [DVD(字幕)] 10点(2006-10-07 06:30:53)
138.彼らはどうしたらよかったんだろう?と、考えずにいられません。そして、‘自分とは違う考え方’‘自分とは相容れないもの’を、わたしも無意識のうちに排除してしまっているかもしれないということに気付かせてもらいました。監督が言っていたように、イニスとジャックのふたりに感謝したいです。最近「切ない」というキャッチコピーが付く映画がやたらと増えましたが(そしてなんだかんだ言いつつそういうキャッチコピーにすぐひっかかるわたしですが)、この映画は「切ないラブストーリー」という言葉だけでは片付けられない何かを持っています。‘映画史上最も心揺さぶられるラブストーリー’というコピー、大げさすぎるかもしれませんが、わたしにとってはまさにそのとおりでした。
かいろさん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-17 21:07:00)
137.ネタバレ ジェイク・ギレンホールが大好きなので、彼が出ているからという理由で鑑賞。

序盤でジャックが、イニスに「ひつじを撃って食べちゃおう」って誘った場面を見た瞬間、「ジャックがウケで、イニスがセメだな」と直感で分かりました。ルールを破ることをそそのかす、まるでそれはアダムとイブのイブのよう。ゲイはどちらも男だけれど、やはり男役を受け持つ側と女役を受け持つ側がある。ジャックはあきらかに女のほうだと思った。

その後テントで初メイクラブのときも、最初はジャックから襲いかかったものの、すぐさまジャックがウケの態勢に・・・やはり直感どおり。

さてそんな目線(ジャック=女、イニス=男)でこの映画を見ていくと、まことに男女の恋愛そのものである。

ジャックの言動を見ていれば、まるで女そのものだ。
世間体とか気にしないで「一緒に農場やろ!」って無邪気に何度も誘うところといい、イニスが離婚したとわかったら車すっとばしてかけつけて「引越し先さがしてきたよぉ~!」ってニコニコうれしさ200%な表情を見せるところといい、イニスとなかなか会えないことを愚痴って「アタシ、もっと一緒にイチャコラしたいっ!」ってキ~ってなるところといい、イニスに冷たくされて帰りの車でクスンクスン泣いてそのあと誰でもいいから抱かれたいってなって路上の男を拾って抱かれるとことといい、いやまさにジャックの女っぷりがその女そのものな微妙な表情の演技によって痛いほど伝わる。

一方イニスはまさに男であり、いかにも女な感情的なジャックに対して、無口なくせに実はツンデレな男を見事に演じきってくれた。

私の中では、同性愛映画というと、どちらかといえば「モーリス」や「アナザーカントリー」のように、登場人物のイケメン俳優がからむ場面で萌えとか、そういう需要のためにあるというイメージだった。しかしこの映画は、そんな既成概念をふっとばすような、内容ありきな、すばらしい映画だったと思う。

この時代におけるゲイに対する偏見が、不倫という障壁と共にふたりの前にたちはだかり、「そんなの気にしないモン!」っていう無邪気なジャックと「いやそれやっぱむりでしょ」という現実主義のイニスの、お互いへの想いは本音であっても、どこまでも交われない平行線の建前が、心をしめつける。そう、この映画は男女のロマンス映画では描ききれない、ゲイだからこその苦悩を、それぞれの妻、あるいは恋人、仕事先、実家の家族・・・あらゆる関係者を巻き込んで、これでもかこれでもかという勢いで、完全に描ききった作品なのだ。

それを証拠に、この映画の受賞歴はおびただしい数。ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞、脚本賞、アカデミー賞でも脚色賞、監督賞・・・やはりこの映画、だたのゲイ映画というククリでは終わらない、深いものを持っていることは確実。


ところでジェイク好きでジェイクのいろいろな作品を見てきた私の意見だが、ジェイクがイニスを見つめるときの色っぽい目つき、これ、女優相手の普通のラブシーンで見せてきた演技のどれよりも色っぽい。その他にも、イニスがらみで見せる、いろいろなシチュエーションでの喜怒哀楽やそれがにじみでるようなとても繊細で美妙な表情・・・すべてが色っぽい。ゲイの女サイド・・・という立場を演じているから、特に意識しているからだと思うけれど、とにかくイニスがらみで見せる表情がドキドキすぎて、ジェイク出演作品の中で一番ジェイクの”艶”が出せている作品だと思う。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-07-25 17:36:17)
136.ネタバレ 最高のヒューマン映画にして友情(純愛)映画の傑作。
同性愛モノって嫌煙されがちだと思うのですが、
ヒューマンな部分とアメリカン情緒がそれを全部包み込んで補ってる。
よく出来ているヒューマン映画はなぜこうも人生を通しての人間観察が見事なのかと感じる。

ブロークバックマウンテンの自然描写があまりにも美しい。
アコースティックなサウンドがまた最高に情緒的で、同性愛の雰囲気とも合っている。

ある種の過ちを犯した二人のその後の日常生活はやがて荒涼と化し、年月は無情にも刻々と移り変わってゆくが、
それとは逆にブロークバックマウンテンの自然は変わらぬ美しさで雄大に、二人の心の中にあり続けるのだった。

「日常」や「現実」と真逆な意味でブロークバックマウンテンが描かれているようで印象的だった。

ジャック・ツイストが義父を制する場面が最高だと思う。
奥さんが二人の情事を目撃する場面は印象的だ。
また実家の屋内が真白で、老夫婦の空虚な心情を表したかのような不思議な感じだったのは印象に残る。

憎むべきは差別であり、自分にとって害のない人を自分と違うからって攻撃するなんて馬鹿だと思う。
それにしたってジェイク・ジレンホールに揉み上げつけてカウボーイハット被せちゃアウトでしょ。
ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 9点(2014-02-09 23:19:31)
👍 1
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135.これはすごい。こんなに見た後 色々考えさせられる映画は久しぶり。
イニスの口に出さない感情表現がリアルで、胸を締め付けられる。
「あの時こうしていれば、ああしていれば」と、思うことはあっても、
きっと同じ道しか選べないであろうイニスが切ない。
人間の弱さ・小ささに対比されるように、自然は美しく・雄大だ。
ここなっつさん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-07 09:21:59)
👍 2
134.ネタバレ 自分でもなぜ10点ではないんだろうと思うのですが、やはり悲しすぎる映画だからですかね。救いはないです。それだけ現実的な話です。
興味を持てない映画でしたが、ダークナイトを見たあとに、あのヒース・レジャーが出演している作品ということで鑑賞しました。
平たすぎる表現ですが「素晴らしい」映画でした。フィクションにすぎないはずなのに、現実の事件に衝撃を受けたかのように、鑑賞してしばらくしてからも映画のことが頭から離れなかったです。特にヒースが演じたイニスのことが気の毒でたまらなかったですね。幼稚な表現ですが、でも素直にそう感じました。なんとも言えないラストシーンに描写されているイニスの気持ちを必死に検証して何か希望を持ちたいと思うのですが、難しかった。どうすれば二人で幸せになれたのか?答えがないんです。イニスと一緒になって、いつまでも悲しい気持ちを引きずってしまいました。
ワイオミング在住の作家、アニー・プルーがこの物語に「気づいた」きっかけは、地元のバーに行った際にふと目にした初老の男性だったそうです。にぎやかにビリヤードをやる男の子たちにじっと目をやっていた、その孤独感漂う男性を見た時、「何か」を感じたらしいのですね。つまり、その男性がイニスのモデルです。
「愛はいつだって純粋で完璧なのに、いつも社会や、外部の何かが邪魔をしてくる」サンドラ・ブロックが何かのインタビューで言っていましたが、この映画の二人もまさにそう。イニスとジャックの愛は完璧だったけど、その完璧さゆえに逆に、周囲を巻き込んでさらに不幸になっていく。
「愛ってスバラシイ、」ではなく「人間て。。。。」って感じてしまうから、音楽、脚本、撮影、演技、すべて素晴らしい映画だと思うけど、やっぱり10点はつけられないかな。
hatomixさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-04 19:33:03)
👍 2
133.ネタバレ ブロークバックマウンテンの大自然を見る行為と供に、二人の思いを感じ取る映画だと思います。台詞としての説明はかなり省略され、観る者の想像に委ねられています。感情の機微が鋭い時、弱ってる時、そんな時に見るとやられてしまいます。ラストのシャツの入れ替わりがガツンときましたね。ジャックの死因も、ジャックの親の行動がすべてを語ってるのでしょう。余談ですが、ジックがおっさんに仕事を貰いにいくシーンで、吹き替えで見ると市民ケーンのあれが出てきます。字幕じゃ語らないですが…。ああ、ネイティブになりたい。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-25 22:10:21)
132.男同士なんて理解できないと思っていたけど、好きな人の後ろ姿をあんなに切ない表情で見つめたり、追い返されて涙しながら帰ったり、それは相手が男だろうと変わらない、恋する気持ちなのだ。最後の最後まで丁寧に作られた、素晴らしい映画だった。
フィアット126さん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-09 01:02:00)
131.ちなみに俺はヒース・レジャーよりアン・ハサウェイです。
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-04 23:39:39)
😂 3
130.ネタバレ 見た直後は素直になれず「ホモ」が前面に出て自分の恥じらいがあったが
数時間たった今では素直にいい映画だったと思える。 恋愛の描写は
男同士なので「アメリカ的だなぁ」とも思えるが、あの「山」を心の頼りに
堕ちてゆく「普通の夫」は幸せを求めることすら出来ないのかと
この世のもどかしさを的確に描写した秀逸な逸品。
Jane.Yさん [DVD(邦画)] 9点(2007-02-17 21:41:14)
129.この作品は普通の恋愛映画だ!!
ゆきむらさん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-18 15:02:39)
128.ネタバレ 最初は、どうしてもノーマルな男二人がああいう関係になる程、お互い何がそんなに好きなわけ?と思ったし、男同士の行為の描写が生々しくて、これは私にはちょっと~、と重いながら半分目を伏せていたんだけど、だんだん、人を愛するって言うのはこういう事なのかなぁ、相手を好きなのに理由なんていらないのかも、うん、こういう形もアリなんだな、と思えてきた。私は女で、妻であり、母であるので、どうしても最初はアルマに共感してしまって、言い寄ってくるジャックがうっとうしいなと思ったんだけど、それもだんだんジャックの切ない気持ちに胸が痛くなった。ヘタクソに作れば多分相当シラける話だろう。でもすんなり見る者の気持ちを動かしてしまうあたり、この映画はスゴイ。ジャックとの関係においても、家族とでも、いつも家畜がどうのとか牛の出産がとかいって仕事を優先し、一番大事なことを二の次にしてきたイニスが、最後娘の結婚式は仕事を誰かに代わってもらうと言ったのがとても印象的で、ここにこの映画のメッセージが表れてるのかなと思いました。
あやりんさん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-15 21:59:34)
👍 1
127.ネタバレ キっつい映画でした。鑑賞後にものすごく苦しかった。悲しいんじゃなく苦しい。映画として悪い意味じゃないからね。イニスとジャックのどちらにも共感できるから余計に苦しかった。だってあんな風に終わってしまったら、気持ちをどこにも持っていけないじゃない。ジェイク・ギレンホールの無理な老けメイクに1点減点。
がんなさん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-11 23:22:31)
126.ネタバレ 題材は同性愛ではあるが、けっして社会的には容認されない愛情を隠れて守り続けることの苦しさは、性癖の壁を超えて共感できた。荘厳な前半の風景に対して、後半は世知辛く現実的な場面ばかりが続き、二人の記憶のなかでただブロークバック・マウンテンだけが美しくあり続けたのだとわかる。結末、二人の愛はあっさりと暗い現実に押しつぶされてしまったように見えた。だけれど最後の台詞で、儚さの奥にある力強い絆が垣間見える。甘ったる過ぎるくらいの陳腐な台詞なのに、胸が潰れるような思いがした。
no oneさん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-26 18:49:30)
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【点数情報】

Review人数 145人
平均点数 6.89点
000.00%
110.69%
221.38%
300.00%
485.52%
51711.72%
62920.00%
73524.14%
82718.62%
91812.41%
1085.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.70点 Review10人
2 ストーリー評価 7.29点 Review24人
3 鑑賞後の後味 7.20点 Review24人
4 音楽評価 7.65点 Review26人
5 感泣評価 6.17点 Review17人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ヒース・レジャー候補(ノミネート) 
助演男優賞ジェイク・ギレンホール候補(ノミネート) 
助演女優賞ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞アン・リー受賞 
撮影賞ロドリゴ・プリエト候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)グスターボ・サンタオラヤ受賞 
脚色賞ラリー・マクマートリー受賞 
脚色賞ダイアナ・オサナ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ヒース・レジャー候補(ノミネート) 
助演女優賞ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞アン・リー受賞 
脚本賞ラリー・マクマートリー受賞 
脚本賞ダイアナ・オサナ受賞 
作曲賞グスターボ・サンタオラヤ候補(ノミネート) 
主題歌賞グスターボ・サンタオラヤ受賞 

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