映画『カノン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

カノン

[カノン]
SEUL CONTRE TOUS
1998年
平均点:6.69 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2004-01-24)【亜流派 十五郎】さん
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監督ギャスパー・ノエ
キャストフィリップ・ナオン(男優)父(元馬肉屋)
ブランディーヌ・ルノワール(女優)シンシア
脚本ギャスパー・ノエ
撮影ギャスパー・ノエ
製作ギャスパー・ノエ
ルシール・アザリロヴィック
編集ギャスパー・ノエ
あらすじ
前作『カルネ』の続編。その後、男はカフェの女の家に居候になる。仕事がなかなか得られない男。冷えた夫婦。耐え切れなくなった男は自らのモラル、金持ちのモラル、女のモラル、娘のモラルに敢然と立ち向かう(フリをする)。男が最後につかんだモラルとは。 ちなみに原題の意味は「周りはみんな敵」
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💬口コミ一覧

28.よくできているとは思うが、心動かされることはなかった。同時に、この映画に心動かされない自分に対して、少々、残念に思った。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-29 01:32:05)
27.ネタバレ “デブババア”と“臭いバアサン”の二人との同居生活が語られる冒頭から、かなり引き込まれた。
流れる様なダークストーリー。
いや、ダーティストーリー。

どんどん落ちぶれ、精神的に崩壊し、閉塞していく様がリアルに、そして流れる様なリズムで語られる。
これは面白い!

と思っていたのも束の間、後半はかなりグロテスクな映像を交えての、陰鬱なモードへと突入する。
ネガティブでしつこいモノローグには閉口した。
そして、首から血がドクドク流れ出たり、脳が飛び出るシーンを繰り返ししつこく流す。
これは観る者を不快にさせるのが目的なんじゃないだろうか。

前半の流れがとてもリズム良く、そして映画的な楽しさに満ちていたのに対し、後半はネガティブ一色、それも表現がしつこくて悪意に満ちていた。
気に入った部分と不快に感じた部分との振れ幅が非常に大きく、評価するのがとても難しい。

ラストはなかなかうまくまとまっていた様な気がする。
理にかなっているというか。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-03 02:31:43)
26.どちらかと言えば好みでは無い、全篇に渡る重苦しい雰囲気がつらいが、オッサンのぼやきと娘への偏執的な愛情がなんとも可笑しい。
亜流派 十五郎さん 7点(2003-08-28 22:16:48)
25.この男の面白さって男にしか解んないんじゃないかなあ。男ってほんとばっかだなあって思う。世の中所詮チンポだ。
木根万太郎さん 7点(2003-03-10 12:08:05)
24.悪くない、まあまあだった。もっと狂わせて欲しかったなー。
017さん 7点(2002-07-12 00:29:55)
23.こういった映画が好きな人は、あんまりいないだろうなあ。「問題作」と雑誌で紹介されていたので、それなりの覚悟はしていたが、前半かなりキツかった。途中から慣れてくると結構ハマるかなあ。我慢して観続ければ後半面白いと思うかもよ。
ZATUOさん 7点(2001-10-16 12:56:54)
22.上映中、利己的な中年男の被害妄想的独り言を延々と聞かされます…。場面が変わる度に拳銃の発射音が響き、サブリミナル効果で(嘘)中年男の狂気を見ている者の脳髄に染み込ませます。それらはすべてラストの凶行の映像にリアリティを与え、「遂にやっちゃったよこいつ!」と思わせるための伏線となってます。衝撃的でした。もし男手一つで娘を育てていてリストラされたなんていう人がいたら、かなり泣けるかもしれません。それ以外の人には…?。私は該当しませんがこういうのもありかなと妙に感心しました。
ジロンさん 7点(2000-11-08 01:28:39)
21.ショッキングな映像は思っていたよりもなかった。どちらかというとダメ親父の戯言が永遠に続いていく。ゴダール的な前衛さとトリファーの不条理さを足した映画。
xnoranoraxさん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-23 21:42:46)
20.ネタバレ 語り口でテンポ良く展開していく序盤は好き。一般受けしないであろうドンヨリとした描写は嫌いではないが、もうちょっと映画は気軽に観たいのでこの点数。
afoijwさん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-08 02:56:34)
19.ネタバレ 主人公のオッサンは自分の気持ちに素直だ。思うとおりにならないしイライラして家を飛び出して仕事も決まらないし。ダメダメだけどいっちょ前に性欲だけはさかん。同時にその下品さが非常に人間的。結局ラストでは生き甲斐を娘に見出して引き取るけど、娘と暮らすことが本当に愛しすぎてるゆえなのか、それとも一生秘密裏に性の玩具に利用できるからなのか分からない所もなんともキモチワルイ。結婚して年頃の娘を持ったら一瞬でも男はそういう気持ちになるのだろうか?価値観が違いすぎるので嫌悪感を抱くのは仕方ないのかもしれないけど。しかし良くも悪くも作品に独特の力があるので、ブオン!とかバーン!とか驚かせるような音や、30秒以内に劇場を出ましょうみたいな注意(脅し演出?)は不要じゃないかとも思う。あと9割以上がオヤジのナレーションなのもなんか安易に楽な方向に逃げてる気がして説教くさいですね、もっと映像として目に訴えかけてくるような強烈さが欲しい。ボロクソ書きましたが完全男性目線でむちゃくちゃパワフルな雰囲気は素直に凄いと思うので6点です。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-15 20:33:48)
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18.ネタバレ この主人公は本当にどうしようもない奴ですね。見ているこっちまで暗くなるくらいのこのどうしようもなさっぷりの描写は、ある意味すごいと思います。また、個人的にはモノローグの多用はあまり好きではないのですが、ここまでくると逆に清々しいですね。実際に喋っているシーンは数える程で、あとはもう本当にほぼモノローグ!!ある意味人間という生き物は、頭の中ではどんな腹黒い事を考えているのか分からないぞ、ということを見事に表現しているともいえます。細かいところでは、悪口にやたらと「ホモ」が使用されているのがちょっと笑えました。フランスでは「ホモ」ってそんなに屈辱的な言葉なんですかね。そしてこの作品で特筆すべきなのが、なんといってもあのラスト。正直、あの場面でカノンは反則でしょう(笑)あれだけどんよりした雰囲気で進んできた中で急にあれですからね。ちょっと都合がいいんじゃないの、とも思いましたが、さすがの主人公も本当に愛する人の前では毒が吐けなかったんですね。この作品は見る人によって本当に評価が分かれると思いますが、個人的には、絶望の中にほんのちょっとだけ希望が見える、そういった不思議なインパクトを持った佳作でした。 しかし、邦題は安直過ぎますね…。
hum7en-j%:?#?さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-29 17:15:39)
17.カノンをかけるタイミングがいい!
Yoshiさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-12 03:15:27)
16.ネタバレ 普通に考えたらものすごい下品で下劣な映画で、PTAとか教育委員会とかが卒倒しそうな内容なんだけど、不思議とさらっとみれてしまうんだな。その独特のテンポがけっこう心地よかったりするんだろうか。おっさんの言ってることには全然違和感を覚えない。意味はわからない。支離滅裂だし、屁理屈だし。でもそうやって屁理屈を積み上げて何かを補おうとしている行為はすごく人間らしい気がする。動物ならやりたいときはやるし、殺したいときは殺す。足りないものは手に入れるもの。ただ生きるためだけならモラルなんて邪魔なだけ。じゃあ、最後に娘を抱き愛と生きる目的を手に入れた主人公はモラルを捨てたのか?よくわからない。モラルなんて絶対的な価値観で割り切れるものじゃないんだろうな。おっさんにはおっさんのモラルが確かにある。
まことさん 6点(2004-08-02 01:55:01)
15.ネタバレ 主人公の内なる思いは自分勝手にも程があり、自らの堕落の言い訳を延々聞かされる。言ってることは過激でも実際暴力を振るったのは妻に対してのみ。映画史上最悪の主人公である。ここまで人間の弱い部分、恐ろしい本性を包み隠さず映像にしたものを見た事が無い。この挑戦的な映画自体は評価しても良いが、虚無感で覆い尽くされる気分の悪さがどうもダメ。ラスト付近の例の「警告!」そしてカウントダウンは思わず姿勢を正しました。その後のバッヘルベルのカノン(私にとってこの曲は希望を感じさせる曲)が流れ、「あー、いい映画だったんだー」と思ったのも束の間。出かかった涙が一気にひいて呆然としてしまいました。おっさん、あんたって人は...。
R&Aさん 6点(2004-03-05 14:47:51)
14.毒まみれでしたね(笑)。娘の行く末が気がかりです。
ワイプアウトさん 6点(2002-03-24 00:35:53)
13.ネタバレ 徹底して、人間の醜い部分を映し出している映画です。
モラルとエゴ、正義の本質が暴き出されていると言ってもいいでしょうか。

映画のほとんどが、主人公のオヤジの独白です。早口なので、字幕だと疲れます。愚痴を延々聞かされている感じですね。

好き嫌いが激しく分かれる映画でしょう。
系統で行くと、「時計仕掛けのオレンジ」がもっとも近いでしょう。次が「ありふれた事件」になるのかなぁ。
あとは、「ファニーゲーム」や「殺人についての短いフィルム」、「レクイエム・フォー・ドリーム」、ある意味で「CUBE」などがこの部類でしょう。
こうした映画が嫌いな人は見ないほうがいいと思います。


個人的には最後のまとめ方は腑に落ちません。
大体、夢みたいな地平でまとめるべき映画とは思えない。最後が美しそうでダメな方向になってしまったように思われます。
θさん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-15 20:05:01)
12.父の娘に対する愛情に溢れた心温まる物語ですね。
僕もあんな娘が欲しいです。じゅて~む♪
もとやさん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-16 03:22:47)
11.実際に娘を持ってみないと実感が湧かないですが、言わんとしていることは何となく分かります。人間のモラルなんて、所詮その人自身に本質的に備わっているものじゃなくて、「こんなことをしたら人から白い目で見られる」といった世間体とか「これをやったら犯罪者になってしまう」という抑制だけで成り立ってるんだよ、というようなことを、このオッサンを通して訴えかけているような気がしました。それはさておき、映画のかなりの部分をこのオッサンの独り言(凄い早口)が占めているので、字幕を追いかけるのに疲れました。
(^o^)y-~~~さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-27 22:44:07)
10.ブツブツと常に頭の中で悪態をつき妄想するしかめっ面の主人公。失業してヒモ同然の彼は妻を殴り倒し家を飛び出したものの、行く当てを失い路頭に迷う。彼の心を開放するのは離れ離れになった天使のような娘。彼のグチを延々と聞かされる物語は正直鬱陶しい。しかし散々な挙句ラストで昇華させる物語は評価できます。オープニングで彼のこれまで(前作)でのエピソードを語る内容はすごい勢いがあったのにそれが終わり本編が始まると一気にテンションが下がって物足りない感じがしました。
さかQさん 5点(2003-01-09 03:25:22)
9.主人公の頭の悪さには面白いなと思ったけど、この映画を見て考えたことは特になかった。最後はそれなりにまとめてあったけれど、個人的にはコメディー映画のように感じた。
チャベスさん 5点(2002-03-09 12:28:02)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 6.69点
024.17%
100.00%
200.00%
348.33%
424.17%
5510.42%
6816.67%
7816.67%
8510.42%
9816.67%
10612.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.16点 Review6人
4 音楽評価 7.83点 Review6人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

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