映画『気狂いピエロ』の口コミ・レビュー(4ページ目)

気狂いピエロ

[キグルイピエロ]
Pierrot Le Fou
1965年上映時間:109分
平均点:6.43 / 10(Review 109人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-08-27)【S&S】さん
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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストジャン=ポール・ベルモンド(男優)フェルディナン(ピエロ)
アンナ・カリーナ(女優)マリアンヌ
サミュエル・フラー(男優)(本人)
ジャン=ピエール・レオ(男優)(ノン・クレジット)
原作ライオネル・ホワイト「十一時の悪魔」
脚本ジャン=リュック・ゴダール
音楽アントワーヌ・デュアメル
撮影ラウール・クタール
製作ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
ディノ・デ・ラウレンティス
配給フランス映画社
あらすじ
妻との冷え切った関係、退屈な日常に嫌気がさしていたフェルディナンは偶然かつての愛人マリアンヌと再会する。一夜をともにした二人は翌朝見知らぬ男の死体を発見し、駆け落ち同然に愛の逃避行に走る。マフィアに追われながらも彼らはそれを感じさせない自由奔放な生活を送る。冒険映画、犯罪映画、恋愛映画、ロードムービーなどさまざまな側面を見せながら映画は展開される。しかし奔放な彼らの生活も次第に破滅へと近づいていた・・・。
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💬口コミ一覧

49.DVDをレンタルしたんですが、観る前にうっかり映画解説サイトでラストを知ってしまい衝撃度激減っす。知らなきゃ評価は違ったと思うで。全体の感想としては面白くなかった。繰り返しのセリフがしつこすぎ・・・再見したんですが・・・うーんクセになりそうだ。4点から7点に変更!
やっぱトラボルタでしょうさん 7点(2004-12-06 16:10:39)
48.よくわからないけど不思議な魅力のある作品・・・なんて書き方しちゃうと、自分が周りの「傑作」という評価に流されてるみたいに聞こえてしまう。けどやっぱりそうとしか言えないんだよなあ。困ったなあ。やっぱりよくわからない。前半に出てきた映画監督の通訳さんはかわいかったです(どうでもいいじゃん)。
ゆうろうさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 00:48:41)
47.いつかゴダールがわかるようになってやる。
Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 4点(2005-09-05 22:34:47)
46.人生 映画 車 海 永遠 刹那
kさん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-26 22:26:33)
45.ん?おかしいな。意外に普通に見れたぞ?普通におもしろかったぞ?…ゴダールだよな、コレ。難解なはずなんだけど…。美しい物語でした。いらないシーンを省いてくれるからかかなり見やすかったです。結構、映画ってその日の自分のテンションにも影響されますよね。今日の僕の「めんどくさがりなテンション」にはちょうど見やすかったんだと思います。あとはマリアンヌがかなりツボでした。綺麗な女優さんですね~ってオイッ!!ゴダールの妻だったのかよ!!やるな、ゴダール。
ようすけさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-15 00:37:35)
😂 1
44.ネタバレ 時代の違いなのかお国柄の違いなのか、一組の男女の逃避行っていうこと以外はほとんど意味がわかりませんでした。話の中途中途にはさまれる日記の一説の意味も。。。はっきり言ってこの映画で何がしたかったのか何を言いたかったのかもわからず。結論から言えば「女にだまされた男が復讐し、それに成功したが後悔して自殺した」というストーリーを無理やり難しくしただけのものにしか感じられませんでした。フェルディナンは面白いくらい世捨て人なニートだなと思ったら哀れで哀れで・・・(泣)なんかどうしようもなく観ていていたたまれなくなりました。でも世の中を全て捨てたようなこの思い切りの良さだけは少しうらやましいものもありました。最後のほうに出てきた、「この曲は存在しないのか??」っておっさんはどこか人情味が感じられて全体的に「?」なこの映画の中で少しほっとするようなシーンでした。余談ですが、この間この映画と同じ名前の喫茶店を見つけたのですが、やっぱり行かないことにします。
TANTOさん [DVD(字幕)] 2点(2005-11-02 01:16:07)
43.ネタバレ 逃亡するという緊迫感もないだらだらとただ旅を楽しむようなふたり、

そのやりとりについてゆきかねてイライラしちゃいました。

男が60代くらいの老紳士で女が少女という設定ならば違和感もなかったのですが・・

とにかく女性があまりにも幼稚です。

無垢とか純粋とかの種類ではありません。

言葉をかわしてゆくのも文学的なものは感じましたが、

共感できないから全然面白くはないのですよ・・

有名な芸術作ですがとにかく合わない世界なので仕方ありません。

「俺たちに明日はない」のほうが全然良かった。

ゴダールはかなり後世の映画に影響を与えているはずなので、

もうひとつ有名な「勝手にしやがれ」に期待したいです。

フランス映画は苦手で数は観ていませんが、

トリュフォーはなんとかついてゆけるのです。

トリュフォーが観れてゴダールが観れないのもなんですし(種類は違うかもしれないけど)



さて、この作品の良かったところをあげてみましょう。

ギャングの女が主人公の男(ピエロと呼ぶ)と逃亡の旅に出るのですが、

彼女の家から車で出てゆくまでが(ほんとに前半だけ)

演出からセリフ回しから全て良いです。

特に車のシーンなどは真っ暗の中に車と正面の男女が浮かび、

対向車のライトのような効果演出です。

最初のパーティ(と思う)のシーンも会話するカップルによって、

色使いを変えてみたりとこじゃれています。

そして一番面白いなと感じたのが、

ベッドで撃たれて倒れている男を背景に、

女はビール瓶を握り冷蔵庫の開けたドアの後ろに隠れます。

主役の男と組んで2人目のこれから部屋に入る男を殺すのです。

この展開が1カットで撮っている(と思う)ことが不思議な新鮮さでした。

舞台劇のような面白さはふたりが逃亡してからなくなりました。

会話していくうちに女性のほうにイライラしてきたのも確か。

前半のテンポと演出が続けばなぁと思いました。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-21 00:03:51)
42.ゴダールにとって映画とはキャンバスであり日記帳であり原稿用紙であり心のゴミ箱であり、何かを表現するための自由な場であるのだなぁ、とつくずく思わせる映画でありました。この鮮烈な色彩、詩的な語り、そして自在過ぎて追いつけない展開・・・。作る側も見る側も、映画というもののフォーマット、ルールを限定してしまいがちですが、ゴダールは遥かに自由な表現者で、だから見る側としては真っ白なままで向かい合うのがいちばんなのかな、と思ったりもします。経験が共感を生む瞬間もあるかもしれない、全く受け付けないかもしれない、でも、何かしらのイメージが心に残るとすれば、それで十分なのです。1から10まで、手取り足取り導いてくれる映画と違って、そこに求められるのは理解や共感ではなく、ただゴダールの色なのだと。私にとっての「気狂いピエロ」は、ただフランスの風景の中にアンナ・カリーナが存在しているだけで十分です、って状態なんですけどね。
あにやん‍🌈さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 14:06:47)
👍 1
41.退屈がつまらなくないゴダールのよさがすごく出てる気がする。
アンダルシアさん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 21:57:42)
40.ゴダールとキューブリックといえば難解な映画作家の代表だけど、その実対照的な部分があると思う。キューブリックは芸術性を重視しつつも、その裏には徹底的に考え抜かれた論理的構造がある。芸術志向でありながら、右脳と左脳の両方をフル活用している。だからやろうと思えば一般受けのする映画も撮れる。それに対してゴダールの場合は本当に感覚的、フィーリング先行。音楽でいえば、キューブリックはクラシックのオーケストラの厳格な指揮者、ゴダールはどんな冒険も厭わない孤高の即興演奏家って感じ。でもゴダールの場合はフィーリングが合わないと、本当にもう、全然面白くない。で、残念ながら自分はまったく合わなかった。普通の意味で面白くないのはもちろん、芸術的にも琴線に触れない。つまんない。残念ながら、さっぱりです。
no oneさん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-02-01 23:15:01)
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39.「勝手にしやがれ」は個人的に全然面白くなくて、この監督を評価する人たちを評論家気取りのエセ映画ファンだと思ってました。スミマセンでした。心より謝罪いたしますm(_ _)mこの映画本当に最高でした!!意味不明な展開に美しい映像、そして意味不明で気取ったセリフ。この映画を完全に解釈するには何回も見なければならないと思いますが、単純に面白いと感じました。映像の鮮烈さに目を引かれ、難解なセリフに耳を集中すると、五感の全てが開かれた感じがして、展開の遅さなんか気になりませんでした。
とにかく口で説明をしても一口では言い表せない素晴しさ!!ゴダールは天才ですな。
ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-08 11:46:11)
38.ネタバレ 残念ながら私は芸術を解する審美眼が乏しいものですから、この手のアート作品の良さはなかなか理解できないのですが、本作はけっこう引き込まれてしまいました。彼らのしている事はかなり酷いのですが非現実的な世界観なので倫理観はマヒしてしまいます。マリアンヌに裏切られるフェルディナンはまさに騙されるピエロ(道化師)。意味があるのかすら疑わしい羅列される単語、フランス語の音は言語の中で最も美しい響きだと感じます。それにしてもマリアンヌが魅力的。魔性の女でもいいから彼女と逃避行がしたい。そんな自称良識派の私も危険性をはらんだピエロ予備軍?
ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-25 14:20:32)
37.死から自由へそして自由から死への流れが、現実逃避して遊び呆けた浪人生が試験でつきつけられる現実みたいな悲哀を感じた。
こまごまさん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-30 00:12:40)
36.ゴダールの感性から自分が離れないように、歩み寄ろうとしてるんだけど、うまく溶け込めない。努力の時点でダメなのか。映像を芸術として観るには、鑑賞後は満足だけど、「映画」として観た!という満足感があまりない。やっぱ合わないのかなーもうちょいなのに。繰り返して言うけど、映像は好きなのに。アンナカリーナもものすごくかわいいのに。
Michael.Kさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-20 17:15:47)
35.笑ってやれ。色んな意味で。
さん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-20 02:49:33)
34.ネタバレ こういう作品を見ていると、つくづ映画っていうのは表現方法の自由な媒体なんだなと感じます。
時として鮮烈な色彩になったり、脈略があるようでいてその実ないのではないかと感じさせるような映像が挿入されたり、哲学的なのだけどよく考えるとどーでもいいようなことを論議していたり、展開がどんどん変わっていき、一見破綻しているようにも見るけれども、良く見ると不思議と作品の雰囲気は壊れていなかったり…。
まあ、要は冒頭の台詞がそのまま作品の概要を伝えているわけだけれど、さすがにこの類は人を選ぶ作品ではないかと思います。
しかし、一度慣れれば、不思議と最後まで見ることができると思います。
クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-29 04:18:52)
33.映画にドラマがなくとも映画が成立することをゴダールは映画を通して訴えてくる。映画がいかに自由で、そしていかに不自由なものか教えてくれる。何が狂っていて、何が正常なのか、もはやどうでもよくなる。それが映画だ。それがゴダールだ。
ボビーさん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-23 00:12:31)
32.ネタバレ 「ねぇ、ピエロ?」「フェルディナンだ」・・・この不毛なやりとりが幾度となく繰り返される。けど、それがいい。
ストーリーの中の二人の行動の大半が、これといった理由もないままに起きる。けど、それがいいのだ。
お互いに「愛してる」と言ったりする。二人は特に愛し合っているようには見えないのだが。しかし、それがまたいい。
アンナ・カリーナが、客人を背後から不意に瓶で殴りつけて殺してしまう。特にその客人との関係も語られず、既にベッドで倒れている男が誰なのかもわからないのだが。しかし、それがまたいい。
カフェでビールを2杯注文したところに出てきたオヤジ。「10万フラン貸した」「妻と寝ただろ」とくれば、そこからいざこざに発展しそうな感じだが、すぐに消えてしまう。ベルモンドも何事もなかったかのように新聞に読みふける。それがまたいい。後から考えて、あのオッサンはストーリーとは何の脈略もない人だったんだなぁと解ると、その存在が非常に面白く感じられて、見終わった後になって何とも言えない余韻に包まれる。あの男は、最後に登場する、音楽がづっとついてまわるという男と共に、非常に重要な役を演じているのだ。
最初の、A、B、C・・・と、順番に出てくるタイトル画面も最高にカッコイイし、全然荷物を持たないでいるのにいつもオシャレな服なところもいい。ストーリーとはさほど関係ない日記も好き。
ゴッホやルノワールの絵画が挿入されて出てくるのも、突然BGMに合わせて唄いだすのも、カメラ目線でおじいちゃんの真似をするのも、顔を青く塗っちゃうのも、海と空が溶け合った青一色のラストもいい。
要するに、何から何まで最高の映画。
自分の人生に影響を及ぼした映画。
猛烈にどこかに放蕩してみたくなる、そんな映画。
盗んだ車でどこまでも行ってみたいと思ったし、その車で海に突っ込んでもみたい。川の中を歩いて渡ってみたくなるし、銃で人を殺して大金をせしめてみたくなるし、ダイナマイトを顔に巻きつけてみたくなる・・・・・そんな映画。
もっつぁれらさん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-19 12:56:43)
👍 1
31.1965年といえば、今から40年も前の作品である。
しかし、映像的にちっとも古臭くない。
いかに前衛的な作風とはいえ、これはすごいことである。
フランス映画、それもゴダール作品ということで、ハナから「難解な映画」だと決め付けてから観たわけだが、その期待を裏切らない「難しさ」だった。
期待していた通りに、あまりに難解だったので、逆に気分がいいくらいだった。
しかし、事前情報を知らずに、「ちょっとオシャレなフランス映画」みたいなノリで観てしまった人は、さぞかし腹を立てるであろう。
それだけ解釈の難しい映画だと思う。
最後のシーンは少しだけビックリできたので、まずまず満足。
しかし、もう一回観たいとは思えないが・・・
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-01 20:59:35)
30.悔しい。何が何やら分からんかった。でもなぜか最後まで観られた。ゴダールって普段何やってたんだろ?社会生活が営めていたのかどうか。監督について調べてみたくなるほど不思議な映画。
枕流さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-17 00:24:30)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 109人
平均点数 6.43点
021.83%
154.59%
254.59%
332.75%
454.59%
51311.93%
61816.51%
72321.10%
876.42%
91311.93%
101513.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.83点 Review6人
2 ストーリー評価 5.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review8人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review2人

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