映画『気狂いピエロ』の口コミ・レビュー(5ページ目)

気狂いピエロ

[キグルイピエロ]
Pierrot Le Fou
1965年上映時間:109分
平均点:6.43 / 10(Review 109人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-08-27)【S&S】さん
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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストジャン=ポール・ベルモンド(男優)フェルディナン(ピエロ)
アンナ・カリーナ(女優)マリアンヌ
サミュエル・フラー(男優)(本人)
ジャン=ピエール・レオ(男優)(ノン・クレジット)
原作ライオネル・ホワイト「十一時の悪魔」
脚本ジャン=リュック・ゴダール
音楽アントワーヌ・デュアメル
撮影ラウール・クタール
製作ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
ディノ・デ・ラウレンティス
配給フランス映画社
あらすじ
妻との冷え切った関係、退屈な日常に嫌気がさしていたフェルディナンは偶然かつての愛人マリアンヌと再会する。一夜をともにした二人は翌朝見知らぬ男の死体を発見し、駆け落ち同然に愛の逃避行に走る。マフィアに追われながらも彼らはそれを感じさせない自由奔放な生活を送る。冒険映画、犯罪映画、恋愛映画、ロードムービーなどさまざまな側面を見せながら映画は展開される。しかし奔放な彼らの生活も次第に破滅へと近づいていた・・・。
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💬口コミ一覧

29.今見ても斬新な映像(色使いや構図のセンスが本当に素晴らしい)、詩的な言葉遊びが連なっていく台詞、衝撃的なラスト・・・・面白いと感じるか否か、理解できた(と思い込める)か否かは別として映画好きならば一度は観ておくべき作品だと思います。
TMさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-26 17:59:47)
28.部屋を往来しながら歌うアンナ・カリーナを適切な距離を保ちながら撮るカメラが、ベッドに座ったアンナに寄っていくあの瑞々しさ!!あのミュージカルそのものがそもそも物語に収束されない原初的モーションに違いない魅力なのだが、あのクロースアップの全くもって寄りたかったから寄ったとしか動機付けできない瞬間の欲求はまさに映像の特権的な自由であり、またその現在が複製されいまだ鑑賞され続けているそのエロスといったら!気狂いピエロは見事なクリティックである。簡潔な物語と台詞と自由とが混在し響き合うこの紛れもない私映画を全映画人は絶賛せずにいられない筈だ!
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-07 14:11:05)
👍 1
27.ネタバレ 溢れんばかりの美的センスを注ぎ込み、「フェルディナンは頭でっかちのヘタレ。」を全力で表現した映画。
njldさん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-29 02:43:34)
26.ネタバレ 学生時代には「死ぬなら、こんなふうに死にたい」なんて思ったほどラストには憧れた。あの頃は破滅的なものがとにかく好きだった。
あれから20年くらいたった今でも、この映画は生涯1,2を争うほど好きな映画。
ukllさん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-13 23:53:54)
25.別に言葉とか行動に深い意味なんて全く感じないどころかある意味アホっぽく思えるが、わりと好き
デフォルトモードさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 20:04:47)
24.ネタバレ ゴダールの中では分かりやすい方らしいが、それでもあまり分からない。でも最後まで観られた。にしてもエンディングのインパクトは半端ない。また観てみたい作品でもある。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-12 12:48:12)
23.今までに観た事もないような表現の数々に驚きはしたが、面白いと思える部分は少なかった。

まさにやりたい放題といった感じで、ゴダールのイマジネーションはどうなってんのかと驚嘆した。
色々な物事が詰まってる映画だが、それぞれの要旨を抜き出し、端的にまとめて繋げるとこういった映画になるのかといった印象だ。


ただ、何かを感じた部分もあれば、逆に煩わしさ、面倒くささを感じられる部分もあって、少々疲れた。

目新しさ、新鮮さ、インスピレーションを与えてくれるものとして観るのには良いと思います。

タックスマン4さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-27 06:06:09)
22.フランス語とランボーが分かればあと100倍楽しめるんだろうけど、十分感動的。ゴダールは好き勝手やりすぎ。だがそれが良い。
Balrogさん [DVD(字幕)] 10点(2010-06-28 22:41:11)
21.大学生の頃リバイバル上映していたので、ちょっと背伸びして見に行った。大学には「良かった」と言う者もいたが、私にはさっぱり判らなかった印象しか残っていなかった。20数年経って全く内容を覚えていなかったので見直してみたが、印象以上に2時間弱が長くつまらないものだった。どのあたりが評価されているのかさえよく判らない。どうでもいいことだけど日本にもいたよね、「真理アンヌ」って人が。
きーとんさん [DVD(字幕)] 2点(2010-09-26 11:06:03)
20.何度も繰り返し見て、やっと先日この映画を好きになっていることに気がついた。

果てしなく続く深い青空。
なんだろうこの観終わったあとの虚無感は。この感覚にハマる。
せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-12 10:20:04)
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19.見ている側が様々な解釈をできるように作られていると感じた。映画を見ていてそのように感じたことがなかったので、新鮮に感じた。ただし、ストーリーそのものが面白いとは思わなかった。
たけうちさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-19 22:33:36)
18.ネタバレ この映画を二度目観た映画館は、京都の『松竹座』で、この映画館も今はもう無い(というか、シネマコンプレックスに建て替えられた)。サミュエル・フラーも出ていること、海はシネスコの横の広がりに合っていること、ワンシーン・ワンショットを執拗に追求しラストは溝口健二へのオマージュのパンで終わること、ランボー絡みのアナーキーな内容が映画の快楽の炸裂であること、等々、いい気持ちになれた映画だが、もっといい気持ちになってもいいはずの映画である。だがそうならない、なぜだろう。ゴダールはエクスタシー向きのシネアストではない。
ひと3さん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-24 22:46:24)
17.ネタバレ 物語本位で観せる従来の映画を解体し、脚本、映像を独自の感性と即興で再構成させた作品。時系列の操作、ジャンプ編集、観客に話しかける俳優など、映画の約束事を破り、多解釈が可能。詩や映像の豊かなイメージと喚起が、男女が閉塞した現実から逃避行するというストーリーと相まって、爽快さと開放感をもたらす。体験する映画。◆男にとって女はファム・ファタール、魔性の存在。犯罪と事件を運んでくる。その神秘性を崇め共にいたいと願う。ドル札を燃やしたり、奪ったばかりの車を川に沈めるのはそのため。金があると女が逃げるとわかっている。◆女にとって男は夢ばかり見ている存在。一緒にいても退屈。「僕を捨てないでね」「もちろんよ」騙されているとも知らないで詩ばかり書いている男は道化師にしか見えない。◆女は何をしても明るく、生き生きと描かれている。倫理観を超越した神々しさがある。一方で男は、つねに閉塞さを感じている。思想を言葉でまとめようとしているが、うまくいかない。◆多くが記号化されて表現。舞台装置に近い。裸で箱に入ればお湯がなくとも風呂、流れる照明で車中、死体と武器があるので武器商人の家、木の棒だけどダイナマイトと書いてあるなど。女が上機嫌のときはミュージカル風になる。◆事故に見せかけて車を燃やす場面で、高速道路が一部しかない。これは行くことも戻ることもできない絶体絶命の象徴。◆犯罪はコミカルに描かれる。盗むつもりの車の台車が上がったり、ギャングが小人だったり。犯罪も舞台装置でしかないということ。◆音楽が頭の中で鳴り続ける男。鳴っているのは音楽ではなく「あなたは私を愛していますか?」の言葉が鳴っている。本当に愛されているかわからない状態。◆逃避行は町から海へ至る道程。海が近づくにしたがって青色が画面を支配するようになる。車、服、椅子、ボーリング場、ペンキ。青は空と海が溶け合った色で、永遠の象徴。永遠=永遠の安楽=死でもある。◆男はダイナマイトを顔に巻くが死ぬつもりはなかった。「言いたかったのは、何故……」「バカだ、こんな死が」消そうとして爆発。死んだのは観客の心の中の道化師。誰にもこんなバカ(現実からの逃避行)をやってみたい気持ちがある。◆監督のプライベートな作品とも解釈可能。離婚したばかりで、分かり合えない男女の様を描いた。男は監督の分身。ウィリアムウィルソンのように男が死んで監督が生き残った。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-11 19:57:09)
16.まるで美的センスの塊みたいな映画だなあ。冒頭の本屋さんの1ショットからいきなり鮮やかな本の背表紙や店看板がわっと迫ってくる。何者かが死んでいる白い壁の部屋には計算済みな配置の絵と真っ赤なランプシェード。脱帽するほどの色彩の妙だけどもゴダールは好きじゃない。この人のユーモアの無さにはいつも疲れる。自分を笑う勇気の無い人じゃないかと思う(多分)。ゴダールがフェリーニかと言われれば愛嬌のあるフェリーニをとります。比べる意味も特に無いんだけど。どっちもなんか分かりづらい映画、という雑な区分ですが。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-01 00:42:01)
15.ネタバレ 不屈の名作ということで、DVDを入手したので、鑑賞した。話の前半は、畳み掛けるような展開で、面白かったが、逃避行を続ける後半あたりから、だれてきた。
ラストの女の裏切りと、男の自殺が、この映画のすべてを語っているようだった。
G&Gさん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-04 12:02:23)
14.期待して観たが、大したことはなかった。訳のわからない詩がやたらと流れたり、ラストのダイナマイトを体に巻きつけてつぶやくシーンなど、どうでもいい感じ。ゴダール作品としては「勝手にしやがれ」の方がよかった。
風小僧さん [ビデオ(字幕)] 1点(2012-12-24 09:19:10)
13.倦怠から手応えのあるものを求めて逃げ続ける話。そしていつものごとくあっけなさに収斂していってしまう。自然の曖昧な色調の美しさと原色の対比。あと「煙」ってのもある。サロンでの倦怠のタバコ。高速道路で燃えてる車の煙。ラストだって爆発といった瞬発的な快感が、次第に曖昧な煙に分解してしまうわけだし。最初の逃走シーンのイキのよさ。カメラがグルグル回り、室内・ベランダを回る人の動きが、車に乗り込んでいくまで、なんとも快感。ガソリン代踏み倒し新しい車へ。中断するサスペンス調の音楽。こういった疾走の快感を、どうしても倦怠で受け止めなくちゃならないのが、ゴダールの世界観なんでしょう。世界はいつもあっけなさに待ち伏せされている。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-19 09:43:40)
12.可憐な映画だったなあ。十年くらい前に、一度鑑賞しているんだけれど、その時と覚えているシーンが全く違う不思議映画。さすがに、最後はきちんと覚えていたけれども。あったはずのシーンがなくて、それはおそらく他のゴダール映画のシーンだったわけだけれど、見終えた後、「いや、しかしあのシーンは、今回の鑑賞においては存在しなかったが、再び鑑賞すると存在しているに違いない」と確信し、ひいて観賞後三時間後には「あれはあった」と思い至り、なんと青春時代に見た記憶と寸分違わぬ状態に再び、戻るという不思議映画。映画は、一度記録されるとずっと変わらないなって、きっと嘘っぱちなんだよね。映画は、時間が進む度に、秋の空みたいに変わる。
アイランド・ジョーさん [DVD(字幕)] 5点(2013-06-25 22:53:47)
11.起承転結のはっきりした映画作りを否定するところにこの映画は成り立っていると思います。雰囲気がありますね。けれど、(ゴダールに限らずですが、)フランス映画って、センスがあるようでいて、じつは表現がすごく下品なんじゃないかといつも思ってしまいます。台詞も会話の妙というより、退屈なものが多いです。ジャン・ポール・ベルモンドはいつ見ても絵になりますね。名優です。
ジャッカルの目さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-14 11:58:16)
10.よくわかりませんでした。残念。しばらくしたらもう一度挑戦したい。
竜ヶ沢中段さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-08 23:49:40)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 109人
平均点数 6.43点
021.83%
154.59%
254.59%
332.75%
454.59%
51311.93%
61816.51%
72321.10%
876.42%
91311.93%
101513.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.83点 Review6人
2 ストーリー評価 5.83点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review8人
4 音楽評価 7.25点 Review4人
5 感泣評価 4.50点 Review2人

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