映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)』の口コミ・レビュー

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)

[トウキョウタワーオカントボクトトキドキオトン]
Tokyo Tower: Mom and Me, and Sometimes Dad
2007年上映時間:142分
平均点:6.06 / 10(Review 52人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-04-14)
ドラマ実話もの小説の映画化
新規登録(2006-10-19)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2025-07-11)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督松岡錠司
キャストオダギリジョー(男優)ボク
樹木希林(女優)オカン
小林薫(男優)オトン
松たか子(女優)ミズエ
内田也哉子(女優)若い頃のオカン
佐々木すみ江(女優)小倉のばあちゃん
荒川良々(男優)えのもと
寺島進(男優)ハイカラな男
小島聖(女優)若い頃のノブエおばさん
伊藤歩(女優)タマミ
宮﨑あおい(女優)アイドルDJ
千石規子(女優)病院の借家の老婆
塩見三省(男優)葬儀屋
松田美由紀(女優)中目黒の大家
仲村トオル(男優)ラジオ局のディレクター
柄本明(男優)笹塚の診療所の医者
土屋久美子(女優)高校の女教師
光石研(男優)小料理屋の客
田中哲司(男優)東京の病院の医者
板尾創路(男優)「かっぱ」の客
田口トモロヲ(男優)郵便配達
小泉今日子(女優)不動産屋の事務員
渡辺美佐子(女優)筑豊のばあちゃん
勝地涼(男優)平粟
六角精児(男優)編集長
猫背椿(女優)ブーブおばさん
蟹江一平(男優)
原知佐子(女優)現在のノブエおばさん
田中祥平(男優)小学校時代のボク
結城美栄子(女優)現在のみえ子おばさん
安藤玉恵(女優)風俗嬢
栗原瞳(女優)風俗嬢
宇野祥平(男優)
岩松了催促する編集者
原作リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社刊)
脚本松尾スズキ
作詞福山雅治「東京にもあったんだ」
作曲福山雅治「東京にもあったんだ」
編曲福山雅治「東京にもあったんだ」
服部隆之「東京にもあったんだ」
主題歌福山雅治「東京にもあったんだ」
撮影笠松則通
製作日本テレビ(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
松竹(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
電通(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
読売新聞社(『東京タワー~o.b.t.o』製作委員会)
配給松竹
美術原田満生
飯島奈美(フードコーディネーター)
衣装宮本まさ江
ヘアメイク豊川京子(メイク)
編集普嶋信一
録音柿澤潔
照明水野研一
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

52.暗がりの中に照る“光”を前に、腰掛けていた体がどんどん沈んでいく。なぜか?泣きじゃくってしまって仕方がなかったからだ。
泣けて泣けて仕方がない映画はいくつかあるが、エンディングロールが流れても、映画館から出ても、油断すると涙が込み上げるどころかむせびそうになってしまう経験は初めてだと思う。
「泣ける」という触れ込みに、まんまと乗っかってしまっては世話ないが、何と言われようが泣けるものは仕方がないし、良いモノは良い。

冒頭のモノローグにもあるが、何か特別な物語というわけではない。節々で印象強いエピソードは盛り込まれるが、その大筋は、この国のどこにでもある普通の母子の小さな物語である。
九州の田舎町で母一人子一人で健気に暮らし、やがて息子は上京し、成功し、母親を郷里から呼び寄せる。悲哀に溢れているわけでも、特別な幸福感に溢れているわけでもない。同じような母子は、日本中にいるだろう。
あまりにストレートでオーソドックスな母子像。この物語が、日本中の涙をとどめる事を許さない要因は、まさにその“普遍さ”だろう。
母を持ち、子を持つ誰しもが、持つ感情と経験。そのまっすぐな姿を丁寧に丁寧に描き出す。どこまでも広がる“何気なさ”の中に溢れる情感がスバラシイ。

リリー・フランキーの自伝的小説から始まり、SPドラマ、連続ドラマ、舞台と社会現象と言えるほどにそのすそのを広げてきた「東京タワー」。今回の映画化作品以外はひとつも見ていないが、あえてこの映画「東京タワー」こそ最高の到達点だと断言したい。それくらいそのすべてが素晴らしかった。
もう言葉など必要ない。持参したポケットティッシュだけでは、とめどない涙にはとても足りなかったことが、すべてだ。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2007-04-15 16:58:22)
51.見方によってはありきたりな地方出身のマザコン話ではあるんだが、虚構のような現実感があるようにも思えるし、ある種のファンタジーにも思えるし、不思議な感覚に襲われる。
東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-09 13:34:34)
50.泣きそうな気持ちになった。
アスモデウスさん [DVD(邦画)] 9点(2008-08-31 23:18:53)
49.独りで鑑賞し、思わず号泣してしまいました(観る前から「きっと泣くだろうな」という心構えができていたからかもしれませんが(笑))。私にも母親はいますが、彼ほどの愛情を注げる自信はありません。自分ってドライな人間なのかなぁと自己嫌悪に陥ってみたり。にもかかわらず、号泣してりゃ世話ないよって話ですが…。因みに、小説は読んでましたが、TVドラマは今のところ未見です。
(^o^)y-~~~さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-20 00:31:41)
48.主人公のボクが、仕送りを飲み倒し、電話でカネの催促をする場面。その時、オカンは電話口でどこか中空の一点を見据えたまま「おかしーねー、送ったはずなんやけどねー、何でかいねー、…」と独り言みたいに繰り返す。ここでの樹木希林は、あまりにも見事に「母親なるもの」を体現している。息子が嘘をついていることを分かっていながら、分かっていないふりをする。その愛情の深さと、一方で、否定できない鬱陶しさ。そう、確かに「母親」とは、こういった両義性によって息子を「抑圧(!)」するものではないか。

そして、とある温泉施設(?)で、オカンが幼い日のボクを置いて男と“消えた”エピソード。しかしその時以来、オカンは「女」としての自分を決定的に“捨てた”。そして彼女は、ボクの「オカン」として生きることにした。しかし繰り返すが、それは一種の「抑圧」以外の何物でもない。けれど、ボクはそれを受け入れる。・・・彼が松たか子演じる恋人と別れることの背景にも、あるいはこの母子の“関係”が影響していたのかもしれない。なぜならそこに、第三者の立ち入る隙などありはしないのだから。

もちろんそれを、エディプスコンプレックスだの「近親相姦」的な文脈で語ろうなどと言ってるんじゃない。そうではなく、表向きは微温的で心優しいこの映画が、実のところ、平然と「母」を捨てることで「女」を選んだ成瀬巳喜男の『秋立ちぬ』とは真逆のベクトルから、「母と子」というものの関係性を、いかに母親は真の意味で「母親」となり息子は「息子」となるかを、冷徹に見据えたものであること。ボクとオカンの間には、もはやオトンですら立ち入ることの出来ない関係性が築かれている。そのことを、良いとも悪いとも裁定することなく描いたものであると、ぼくは思っている。

松岡錠司監督は、平凡な人間のなかの「のっぴきならない関係性」という物語を、決してあからさまにではなく、けれどくっきりと画面に、あるいは役者のたたずまいそのものに語らせる。もちろん才能や映画の質は全然ちがうけれど、ふとぼくは彼のその確固たる繊細さに「ああ、成瀬だ…」とつぶやいてしまう。これはそういった松岡監督の類い稀な資質が、慎ましくも豊に発揮された映画だと信じる。・・・本作を単なるメロドラマとしか見られないとしたら、我々はその“「物語」に対する不感症”こそを反省しなければならないだろう。
やましんの巻さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-20 13:57:07)
47.母親の子どもに対する愛情の深さ、大きさを実感します。決して裕福ではないのに、都会に出て放蕩三昧していた主人公の行動と自分自身が重なりました。。。自分の母親は健在ですが、生きているうちに親孝行しなければ、とつくずく感じた次第です。
オダギリジョーはじめ、樹木希林、松たか子の演技もよかった。
にゃまっちさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-31 13:21:46)
46.最近流行りの昭和ノスタルジーの日本映画の1つ。周りの友人は揃って感動して泣いてたが、個人的には感動というより微笑ましかった。「母の死」という題材1つで多くの人を感動させ、また一部には微笑ましさで笑顔すら与えるのは樹木希林の為せる業。昭和と日本と家族を描いた傑作です。
Arufuさん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-15 23:04:02)
45.なんてことはない普通の話だけど、いい映画。
キャストもいい。特に樹木希林の哀愁漂う自然な演技はすごい。
Yuさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-04-14 11:13:44)
44.何か特別な物語があるわけでもなく、母親との思い出に耽り、そして、死に逝く母親を見守る。
ただそれだけの作品ではあるけど、何か心に込み上げてくるものを感じた。
僕にも母親が居て、いつかこんな別れを迎えることになるのかも知れないけど、その時になって慌てないように今のうちに親孝行しておかなくちゃいけないような気がした。
安定感のあるいい役者を揃えて丁寧に作られた作品だけど、中でも内田也哉子と樹木希林による母娘のオカンリレーは奇跡としか言い様がない。
もとやさん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-10 23:27:20)
43.ネタバレ エンドロールを見て脚本が大人計画の「松尾スズキ」だったと知りました。九州出身だからでしょうか気合が感じられました。ただ東京の人たちの友人の輪が拡がっていくエピソードがなく、「あの人だれ?」みたいなところがありましたね。松たか子さんとの別れの理由もわからず・・・でもオダギリさんとベテラン俳優の演技力でカバーしています。余談ですが隣で妻が号泣して観ておりました。
aloha3956さん [映画館(邦画)] 8点(2007-05-19 20:05:08)
スポンサーリンク
42.ネタバレ 原作は既に読んでいたので、泣き所は心得ていたのですが、まんまとハマッテしまいやっぱり泣いてしまいました。だってオダジョー上手すぎるんですもの。いろんな俳優さんがちょい役で出てたのが良かったです。あら。こんなところに宮崎あおいちゃんが?あれ。これってキョンキョンだよね?まぁ松田優作の奥様・・。おや。あなたは田口トモロヲさんじゃないですか?ってカンジでしたwww
ゆみっきぃ♪さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-14 22:36:38)
41.ネタバレ 男の子の母親に対する情は特別なんだよね、まして一人っ子なら。
この映画ではオカンとボクのお互いを思いやる気持ちがホント素晴らしい。
それだけに、抗がん剤の激痛で苦しむオカンの姿をみていてほんと辛かった。
私にも高齢の母親がいるが、今まで親孝行してきたかなと改めて思った。
内田也哉子と樹木希林の親子共演が違和感なく(当たり前だが)非常に良かった。これはポイントが高い。
オダギリも良かったが中学生時代はちょっとイメージがちがってたかな?
散々めちゃくちゃして離婚したオトンが、最後は癌で倒れたオカンの元に戻ってくるところもジーンときた。
残念なのは、何でボクはミズエのような素敵な女性と別れたのだろう?あんなにやさしくて気遣いができ、しかもチャーミングな娘、他におらんでしょ?
とれびやんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-20 20:23:53)
40.ネタバレ 普通に淡々と物語は進んでいくんだけど、何故か序盤からずっと目頭が熱くウルウルしっぱなしでした。

きっとそれは、この映画を鑑賞しつつ実際の自らの母子関係も並行して照らし合わせてしまったからだろうか・・・

オダギリジョーと樹木希林さんの演技も良かったです。

母親の愛は偉大です。
私は母子家庭という環境で育ったので身につまされます。
親孝行せねば・・・
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-02 13:02:51)
39.原作未読でドラマも見ていないので、この映画だけの感想です。この映画が見せてくれる母親像は、ひとつの理想だと思う。特に何が得意という訳ではない。自分のことなどそっちのけで、子供のことが心配で心配で仕方が無い。もの凄く、普通の母親です。でも、理想の母親です。自分は幸いにして、この映画の母親と同じような女性から生まれました。恥ずかしくてその母親には面と向かって言えないけど、幸せ者です。離れて暮らしていますが、母の日に伊勢丹から花を贈るくらいで、この映画の主人公ほど母親を大事にしていません。ちょっと自分が恥ずかしくなったけど、恥ずかしいので明日から態度を変えることも無いでしょう。いい映画です。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-19 00:45:30)
38.主人公が最初から最後までいい人過ぎるかな
まあ良かったです。
guijiuさん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-03 00:02:32)
37.樹木希林の母親は反則としか言いようがない.母親が年をとり,体のあちこちに不安を抱えている姿を見ている世代以上の息子には,かなりくる映画ではないでしょうか.映画としてどうなのか,冷静に判断するのはさすがに難しいかもしれません.
マー君さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-18 16:22:46)
36.ネタバレ 泣きました。自分も誰にも訪れる親との「別れ」を経験しただけに、樹木希林さんの顔に布がかぶさってる時、もう涙が止まりませんでした。そして、若い頃の母親を演じた也哉子さんの子どもを抱いてる写真をみて、その世界でたった一人、無条件に愛してくれる母ちゃんって感じの写真に、さらに涙、涙。自分も福岡ですが、方言は良かったです。変じゃなかった。オダギリジョーが母ちゃんの手を堂々と握って、都内を歩いてる時の姿が素敵だった。いい場面でした。日本アカデミー賞受賞したのもうなづけます。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-15 01:25:50)
35.ネタバレ 病院でオカンが抗ガン治療に苦しむ姿が痛々しく重苦しかったっです。終始ボヤけたような独特の雰囲気の中で切実な親子愛が語られていました。内田也哉子と希木樹林、ウリふたつの二人によるオカンリレー、その配役は見事。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-23 23:22:56)
34.観てると涙と鼻水の発作が何度も激流のように襲ってきて、なんかまともに観られませんでした。
あとからなら冷静にオカン役の親子リレーはよかったとか、オダジョーいいじゃんとか思えるけども、観てるときはそういうのはもうどうでもよくなってる。
なんかね点数なんてつけたくないの、ほんとは。
たぶんさ、これは観てる人の頭の中を操作して、そのひとの人生の中のいろんな出来事の記憶を呼び出したりしながら、どんどん感情を暴走させてくドラッグみたいなもんなのかもしんないよ。ちょっとずるいよね。
…って思いながらも、また観始めると涙が鼻水がダバダバだばだば止まんなくなって、ほんとに大声出して泣きたくなるんだな。
もう映画としてイイのかどうかなんてわかんない。
でもあたし好きだよ、これ。




ごりちんですさん [DVD(吹替)] 7点(2007-12-12 21:25:36)
33.ところどころ悪ふざけが過ぎてしょうもないシーンもあったが、
樹木希林がこんなにいい女優だとは知らなかった。
樹木希林に10点、マイナスは悪ふざけの分とあの若い人たちが
気安くオカンと呼びすぎ。
親しき仲にも礼儀あり、不自然に感じた。
マー君は私よりは弟と重なって見え、
私と母とは違う関係が、弟と母にもあるのかなと
ぼんやりと思う。
親元を離れてがんばることと、
近くにいて共に日々を過ごすことと、どちらが親孝行なのか。
答えは出ない。
映画館ではひっそりと泣いたが、家で一人観れば号泣は間違いない。


Skycrawlerさん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-06 10:33:42)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 52人
平均点数 6.06点
000.00%
111.92%
211.92%
323.85%
4611.54%
51019.23%
6917.31%
71223.08%
8611.54%
947.69%
1011.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review7人
4 音楽評価 5.20点 Review5人
5 感泣評価 7.37点 Review8人

■ ヘルプ