映画『さくらん』の口コミ・レビュー

さくらん

[サクラン]
2007年上映時間:111分
平均点:4.77 / 10(Review 66人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-02-24)
ドラマ時代劇歴史もの漫画の映画化
新規登録(2006-12-19)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-09-10)【Сакурай Тосио】さん
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監督蜷川実花
助監督山本透
キャスト土屋アンナ(女優)きよ葉・日暮
椎名桔平(男優)倉之助
成宮寛貴(男優)惣次郎
木村佳乃(女優)高尾
菅野美穂(女優)粧ひ
永瀬正敏(男優)光信
美波(女優)若菊
山本浩司(俳優)(男優)大工
遠藤憲一(男優)坂口
小池彩夢(女優)幼ききよ葉
小泉今日子(女優)お蘭
石橋蓮司(男優)楼主
夏木マリ(女優)女将
安藤政信(男優)清次
松下恵(女優)空蝉
中村ゆり(女優)舞鶴
近野成美(女優)ゆきじ
吉田里琴(女優)にほひ
齋藤飛鳥(女優)とめき
翁華栄(男優)番頭
津田寛治(男優)粧ひの客
長塚圭史(男優)きよ葉の客
SABU(男優)床紅葉の客
丸山智己(男優)日暮の客
小栗旬(男優)花屋
庵野秀明(男優)
忌野清志郎(男優)
大森南朋(男優)
ゴリ(男優)
古厩智之(男優)
村松利史(男優)
高間賢治(男優)
安野モヨコ(女優)
月船さらら(女優)昼顔
原作安野モヨコ『さくらん』(講談社)
脚本タナダユキ
音楽椎名林檎
作詞椎名林檎「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」/「この世のかぎり」
作曲椎名林檎「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」/「この世のかぎり」
主題歌椎名林檎「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」/「この世のかぎり」
撮影石坂拓郎
製作アスミック・エース(蜷川組「さくらん」フィルムコミッティ)
朝日放送(蜷川組「さくらん」フィルムコミッティ)
テレビ朝日(蜷川組「さくらん」フィルムコミッティ)
講談社(蜷川組「さくらん」フィルムコミッティ)
WOWOW(蜷川組「さくらん」フィルムコミッティ)
プロデューサー椎名保(エグセクティブ・プロデューサー)
早河洋(エグセクティブ・プロデューサー)
配給アスミック・エース
特撮橋本満明(視覚効果)
録音松本昇和
照明熊谷秀夫
その他アスミック・エース(プロダクション)
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💬口コミ一覧

66.軽く酒に酔った雛祭りの深夜、ふらりと立ち寄った映画館で、“色”と“艶”に包まれる。
圧倒的な“感覚”に元々の“酔い”は益々広がり、吸い込まれていった。

遊郭の女たちのパワーとモロさ、そしてどうしようもない切なさが、極彩色の映像美の中でめくるめく。
もちろんそこは、華やかさの反面くるおしいほどに「不条理」だが、何かそれ以上に本質的な“美しさ”を感じた。
どうやったって“生き抜く”ということの美しさ、想いを通すことの美しさ、女の根本にある絶対的な美しさ、そういうあらゆる「美」がビジュアルのそれ以上に伝わってきた。

映画初監督となった写真家・蜷川実花の“創造性”は「本物」だ。すでに「完成」されている安野モヨコの原作を、映像作品としてさらに「完成」させてみせたチカラに文句のつけようはない。
さらにそこに、音楽の椎名林檎、主演の土屋アンナが加わり、交わり、今や“ジャパニーズ・ガールパワー”の先頭をぐいぐいと走る才能による物凄い映画が誕生したのだと思う。

雛祭り。まさに“女の祭り”、その夜にこれほどふさわしい映画はなかっただろう。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2007-03-04 11:30:18)
👍 1
65.映像・音楽・内容とてもすばらしかった!
映像なんてひとつ、ひとつが全部ポストカードとかに
使えそうな感じ。
とってもよかったんだけど土屋アンナの演技に-1。
なんか惜しいんだよねぇ~
momoさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2008-03-07 15:22:49)
64.大人の女同士のパジャマパーティでのにぎやかしBGVに最適。内容云々するよりも、極彩色の綺麗な映像と刺激的な音楽と美女とイケメン(またはジジイ)の濡れ場にキャーキャー騒ぎながら観るのにもってこい。ストーリーに目新しさが無いぶん、気負い無く流し見できます。 そういう映画の愉しみ方もありだと思えば、まさにうってつけの作品。
lady wolfさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-25 16:18:26)
63.ネタバレ 期待してなかっただけに面白かった。
まず色彩がとても綺麗で、吉原の風景・雰囲気が見事。
ちょっとスプラッターなシーンがあったので-0.5点。
アンナは話さなければ凄く綺麗な花魁ですね。
Sway N Linさん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-09 20:51:39)
62.どうしてもソフィア・コッポラの「マリーアントワネット」と比較してしまう。どちらも色をふんだんに使っていて二人とも女性の写真家だからかな。評価としては「さくらん」のほうが圧倒的に面白い。自分が日本人ということを差し引いても「さくらん」に軍配が上がる。あちらはなんていうかソフィア・コッポラの綺麗な色彩感覚を存分に感じることは出来るんだが、いかんせんそれだけで終わってる。娯楽性が無い。一方、こちらもまた鮮やかな色彩。蜷川実花の感性と役者達の入魂の演技が凝縮してる。「写真家の撮る映画」に不安はあったけど、蜷川実花には観客を楽しませる感性も感じる。娯楽性を伴なっている。映画はやはりそうでなきゃ。観客を無視した表現なんて許せん。話は変わるけど、演技をしていない時の土屋アンナには興味や好感を持てないが、役者として演技をしている土屋アンナには惹きつけられてしまう。一本筋の通った役がよく似合う。
マリモ125ccさん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-13 07:37:18)
61.ネタバレ 蜷川実花という写真家は新進のようでありながら実はオーソドックスな作品作りをしてきたと思うのですが、この映画もまさにその通りの印象となっていました。花魁映画ではhッチャメチャで新しいかもしれないですが作品展開は完全オーソドックス。『下妻物語』が見た目凄いけど中身はオーソドックスだったのと同じ系譜の映画かもしれません。全体的に編集の尻切れの悪さ、UP撮影の多さなど映画としての完成度は高いとは思えませんが同じ写真家でも『キャシャーン』とはまた違った趣で興味深く見ることができました。特に時々はっとするような新鮮な場面演出があってその度に写真家蜷川の存在感の強さを知ることができたように思います。正当な時代劇を期待するとがっかりすると思いますが女による女のための映画になっているので疲れたキャリアウーマンさんに見てほしいです。でもこれ、よくPG12で通りましたね。映倫さん、甘くなりましたな。
トトさん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-15 14:19:15)
60.ネタバレ キレイでカッコいい映画。蜷川さんの写真を見てるような鮮やかな色で飽きなかった。特に木村よしのの死ぬシーンの赤は鮮明に目に焼きついてる。あと強烈なラブシーンというかなんというか・・あれは子供には見せられないな。まさに小さい頃のきよ葉と同じショックを受けるでしょうね。原作読んだけど、私はマンガの方が面白かったな。最後のきよ葉と清次の逃避行シーンで一気に冷めた。音楽は最高。むしろ良すぎて、椎名林檎の唄声が流れると映画が一気にPVになっている気がした。それが逆に楽しめたけど・・・
鉄男さん [映画館(邦画)] 7点(2007-03-14 00:00:01)
59.ネタバレ 原作の絵から切り取ったような土屋の見た目、それにトンガリ方がズバリ。「時代を超えた普遍的な女心」を的確に捉えたタナダユキの脚本がズバリ。短編映画『桃色眼鏡』でも伺えた、時代がかったものへのマッチ度は保障されている椎名林檎の音楽がズバリ(ここはあまりにハマりすぎて少々物足りなさもあるが)。あえて冒険をせずキッチリ仕事をこなした美術も○。そしてそれらスタッフをすべて女性でまとめ、話題性をつくったプロデューサーも評価しよう。それなのに、ああそれなのに、監督のみがダダスベリ。監督のみに責任おっかぶせるのもなんだが、やはり編集と照明の稚拙さは監督の責任が大きいだろう。そこさえなんとかなってれば、本当にいい作品だったと思う。極彩色がくすんで見える、あの画面の暗さは邦画の害悪だから本当になんとかしてほしかった。ああ惜しい。。。最後に。「笑う鬼だ」部分は鳥肌たった。ここだけは、日本映画史に残る名シーンですよ。
ダブルエイチさん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-25 21:04:31)
58.公開当時はまだ自分的に土屋アンナがうざくなくって、かなり楽しめました。美術は最高に好きです。とくに東信の花は見事でした。
HAMEOさん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-09 20:58:09)
57.江戸時代の遊郭を題材にした、新感覚時代劇。
映画向けにかなり派手に色をつけている感じはあるけども、
江戸時代の繁華街とか遊郭は本当にこんなだったかもしれない、
と思わせるディテールは見事。
しかし人物の性格が穏やかでなく、皆やたら口汚なくケンカ腰なので、
ヤンキー映画を見せられているような気分になってくる。
題材はよいと思うので、挿入される現代音楽とか、
ヒロインのありえない性格(眉もありえない)など、
あきらかにミスマッチなものを除いて、リアルな時代劇に徹してあったら、
よかったのにと思う。原作は知らないけど。
さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-04-21 22:44:36)
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56.美術関係はディティールに凝っていたけれども、好きなものを、好きなようにポンポンポンと並べて、まぁキレイ、というだけに感じてしまった。
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-26 02:33:22)
55.まあ、普通に楽しめましたが、同時に、この蜷川実花という女流監督の問題点も明らかになったという意味では、失敗作かもしれません。

“江戸東京・北の花町”としての吉原を描く上で、女流監督の限界を見た気さえします。
もちろん、吉原の女性社会的なある側面を、アートな感じで女性目線で描いたといえるのかもしれません。
しかし、女性目線で描いたといえば聞こえは良いですが、吉原のリアリズムを重視しているとはいえず、ただひたすらファッションやインテリア的な部分を楽しんでいるだけなのです。
つまり、調査に裏づけされたリアリティというものが欠如している。
やはり吉原という町は、殿方の町であって、男性目線で描くからこそ面白いし、そこに歴史的史実を踏まえたリアリティがあってこそ、素晴らしい作品に仕上がると私は思うわけであります。

蜷川実花監督と同時期に注目された西川美和という女流監督がいますが、西川美和監督の方は、女性の描き方がとても男性目線でエロティックです。
うまく女性の魅力を表現しています。

しかし、蜷川実花という女流監督は、女性雑誌のノリでしか女優の魅力を引き出せておらず、「女性が作った女性のための映画」という狭い範疇に納まってしまっているのです。

それと、主演の土屋アンナですが、個性的でかっこよさやキレもあり良い女優なんですが、どうみても花魁には向いていないですね。
しかも、控えめな演技の部分に未熟さがあります。
勢いのあるシーンは、ほんとナチュラルで良いんですけどね。

、、と書いて終わらせると、いかにも不満だらけかと思われそうですが、実は気に入った部分があります。
それは極彩色の映像美!
これは凄かった。
リアリティは思い切って捨てて、サイケで独創的な世界を創り出しています。
特に色使いが凄い。
これには驚嘆いたしました。
映像の作りかたに関しては、間違いなく天才的な監督さんですね。

にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-23 01:31:05)
👍 1
54.きれいで楽しかった。この映画の評価が低くて、壬生義士伝がアカデミー賞って、やっぱり映画はまだまだ男社会なのかな?
はるこりさん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-23 12:58:07)
53.ネタバレ 蜷川実花さんの初監督作ってことですけど、初めてにしては一応ちゃんとした映画になってると思います。彼女の写真集っていつも色合いが鮮やかなんですけど、この映画もやはりこれでもかってぐらいの濃さを出しており、テレビの色調調べにもってこいの作品になってます。内輪受けだと批判されてる面もあるようですが、蜷川さんと土屋さん、それから音楽の椎名林檎は確かに仲良い友達だそうですけど、それはこの作品ではいい方向にベクトルが行ってると思います。それぞれ個性を発揮されてて、伸びやかに才能を示されるその様は、まさに内輪でないと出来ないという面もあると思う。ただストーリーにメリがない気がするのと、特に「若者の逃避行」みたいなラストにはなんとも安直な印象を持ちました。映画って、やっぱりシナリオなんですよね。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 6点(2008-05-18 18:04:38)
52.ネタバレ 思っていたより面白かったです。日暮の一本筋が通った性格が天晴れ!あんな友達ひとりは欲しい。アンナでOKだと思いました。主演が日本人バリバリの女優だったら、もっとポルノチックな雰囲気に仕上がったんじゃないかと。日本髪のヌードって何か卑猥って感じるのは私だけ?。アンナのコミック調で突き抜けたキャラが悲惨・卑猥なムードを払拭していたように思われました。
初めて愛した男に見切りをつける雨の中のシーンも(後で思いっきり泣くのですが)潔くて一番印象的。そこのところが愛に錯乱してしまった木村高尾太夫と大違い。
椎名倉之助には気の毒だけど、日暮は自分の気持ちに蓋をして泣く泣く嫁ぐなんて不正直なことはしない。ラストのあの二人の行動はとても清々しかったです。子供の頃から苦労してきた二人だもの、これからは幸せになってほしい。
木村家の娘さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-24 16:50:45)
51.ネタバレ すごい女の視線から作った映画だと感じました。
男には出来なそうな発想ですね。
後の事は考えず、あなたと結ばれたい。そんな感じですかね。
とっても綺麗な映像、雰囲気のある椎名さんの音楽もマッチしてましたね。
でもお話的に楽しめなかった。
ゆりたぬきさん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-12 14:43:51)
50.ネタバレ 原色を多様した派手な映像が印象的な作品です。菅野美穂や木村佳乃が体当たりで濡れ場を演じています。まさかここまで演じてくれるとは思っていませんでしたのでちょっとびっくりです。さて主演は下妻物語でヤンキーを演じた土屋アンナ。この作品でもぶっとんだキャラクターを見事に演じています。そしてこの映画の最大に見所、ではなくて聴き所は椎名林檎の音楽ですね。これが一番印象に残りました。
ジムさん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-06 19:21:35)
49.この映画、感想を簡単にいうのなら「よい意味でイメージどおり、悪い意味で意外性がない」でしょうか。蜷川実花の映像、椎名林檎の音楽、土屋アンナの演技、すべてうまく調和されていて、でも「観る前から思っていたとおり」なんですね。原作の物語を多少アレンジして時間内に収めているのはうまいと思います。それから土屋アンナは綺麗なのですが、やはり演技力に定評のある菅野美穂や木村佳乃と並ぶと「演じる」上での女優としてのオーラは負けてしまい、見劣りするように感じます。二人のほうが演技に凄みも華もあるというか(まあこれはキャリアの差もあるし仕方ないのですが)。個人的に好きなシーンは菅野ちゃん演じる粧ひのおいらん道中シーン。怜悧さと妖艶さを見事に現していて、見ていて鳥肌がたちました。それから土屋アンナ演じるきよ葉が惣次郎を想い川縁で泣くところ。きよ葉の切なさややるせなさなど、いろんな感情が伝わってきました。このシーンのアンナの泣き顔はとても良かったです。
うさぎどんさん [映画館(邦画)] 6点(2007-07-29 23:56:56)
48.ネタバレ 作品全体に漂うセンスは凄くいいと思うんですね。気になったのが妙に独り言が多いこと。あと、ラストの展開がやっぱり気に入らない。あえてハッピーエンド(あの後幸せにはなれないだろうけど)にせず、そのまま結ばれずに終わって欲しかった。それがあの時代背景における忠実な答えではなかろうかと。少し現代人っぽく、安易な感じになってしまった。土屋アンナ、声がやっぱり苦手です。音楽は、椎名林檎だけじゃなく、他の音楽をもっと使ってもよかったんじゃないかと。少しくどく感じました。
Fukkyさん [映画館(邦画)] 6点(2007-05-17 13:57:12)
47.ちょっと、やらしすぎるのでは。結末がものすごく納得いかないので-1点です。
よしふみさん [映画館(邦画)] 6点(2007-03-18 00:21:23)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 4.77点
023.03%
111.52%
234.55%
3710.61%
41522.73%
51421.21%
61624.24%
769.09%
800.00%
911.52%
1011.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review8人
2 ストーリー評価 5.50点 Review12人
3 鑑賞後の後味 4.90点 Review11人
4 音楽評価 5.16点 Review12人
5 感泣評価 3.00点 Review9人

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