映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の口コミ・レビュー

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

[エヴァンゲリヲンシンゲキジョウバンジョ]
Evangelion: 1.0 You are (not) alone.
2007年上映時間:98分
平均点:6.79 / 10(Review 128人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-09-01)
アクションSFアニメシリーズもの青春ものTVの映画化
新規登録(2007-03-26)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
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監督摩砂雪
鶴巻和哉
庵野秀明(総監督)
助監督轟木一騎(総監督助手)
演出静野孔文(演出協力)
佐藤敦紀(予告編協力)
緒方恵美碇シンジ
林原めぐみ綾波レイ
三石琴乃葛城ミサト
山口由里子赤木リツコ
立木文彦碇ゲンドウ
麦人キール・ローレンツ
長沢美樹伊吹ユイ
関智一鈴原トウジ
岩永哲哉相田ケンスケ
子安武人青葉シゲル
石田彰渚カヲル
清川元夢冬月コウゾウ
岩男潤子洞木ヒカリ
平松晶子
大原さやかネルフ職員
永野広一
轟木一騎
山崎和佳奈
野田順子オペレーター
夏樹リオ
原作庵野秀明
GAINAX(原作協力)
脚本庵野秀明
榎戸洋司(脚本協力)
音楽鷺巣詩郎
作詞宇多田ヒカル「Beautiful World」
作曲宇多田ヒカル「Beautiful World」
編曲宇多田ヒカル「Beautiful World」
主題歌宇多田ヒカル「Beautiful World」
製作スタジオカラー
制作大月俊倫(制作プロデューサー)
スタジオカラー
配給クロックワークス
スタジオカラー
日活(配給協力)
東宝(2020年リバイバル)
東映(2020年リバイバル)
特撮増尾昭一(特技監督)
作画貞本義行(主・キャラクターデザイン)
山下いくと(主・メカニックデザイン&新ネルフマークデザイン)
出渕裕(新ゼーレマークデザイン)
樋口真嗣(新作画コンテ)
京田知己(新作画コンテ)
松原秀典(作画監督)
森山ゆうじ(作画監督)
黄瀬和哉(作画監督)
庵野秀明(デザインワークス)
本田雄(デザインワークス/メカニック作画監督/原画)
増尾昭一(原画)
高橋英樹[作画](原画)
橋本敬史(原画)
石垣純哉(デザインワークス)
渡部隆(デザインワークス)
佐藤敦紀(2Dデジタルワーク)
美術加藤浩[美術](美術監督)
録音庵野秀明(音響監督)
その他貞本義行(ポスター制作)
神谷誠(ポスター制作)
日活(宣伝)
轟木一騎(全記録全集(編集長))
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💬口コミ一覧

128.意味が分からない、エヴァって何?使徒って何?意味不明とコメントしている皆さん。コレが驚いたことに最後まで何も語られないのです(笑)しかし、エヴァの魅力はむしろそこにあり、ちりばめられたカケラを集めて、それを見ている観客、ひとりひとりがそれをパズルのように組み合わせていかなけらばならない。正直、破以降はより分からなくなっていくと思います。その陳腐なカケラが、つながった瞬間、ある種“補完”です。監督が抱いている不安や苦痛を、制作スタッフ、声優そして、ファンが共有すること。これが真の人類補完計画の目的と言われています。そういう意味では、むしろ疑念を抱いている人ほど、術中にはまってしまっているのかもしれませんね。 ラミエルかわいかった・・・・
anzさん [映画館(吹替)] 10点(2008-01-28 00:37:38)
127.最終日に漸く観ることができました。単なる焼き直しとも聞いていたのでDVDで十分と考えていましたが、信頼するに足る人から『二回観た、すごい』と聞き、その翌日に観ました。その人には感謝です。■最高の出来だと思います。■テレビ版では弱いだけみたいな印象のシンジの奥底にある強さ、そして綾波レイの伝えたい想いが山のようにあるのに、うまく伝えられない、不器用で、無口と無表情の奥にある悲しみ、しかし守りたい人のためなら自分の生命を、なんのたらいもなく投げ出す強さ、そのようなテーマがこれまでのものよりも、数段わかりやすく的確に表現されていたと思います。ラストの綾波レイの微笑みは、生涯記憶に残り、おりにふれて思い出すに足るいい笑顔だったと思います。静かに行く者はよく行く。アスカなら絶対他人のために自分を犠牲にしたりしないし、ミサトならもっと執拗に自分もシンジも助かる方法をジタバタ模索しただろう。レイはあっさり『さようなら』・・・・・泣けた。 悲しすぎる。だから綾波レイは・・・・いい!!
マンフロントさん [映画館(邦画)] 10点(2007-11-10 15:26:15)
126.映画館で2回、DVDで数え切れないほど観た後、ブルーレイでまた相当観倒しました。はい、エヴァオタです。気に入らないところも多少ありますが、そんなこと気にならないほど純粋に観ていて楽しいです。元の作品を知っている人達のツボをうま~く刺激するちょっとした変更点や共通点に、スタッフ達の情熱や愛情がひしひしと伝わってきます。完結するまで絶対死ねない!
HAMEOさん [映画館(邦画)] 9点(2009-07-09 19:00:57)
125.ネタバレ ただの総集編・ダイジェストに見えようが、絵が綺麗になっただけの焼き直しに見えようが、ミサト役の声優さんの声が老けたように感じようが、あのエヴァが戻ってきたというだけで限りなく満点です。

庵野が果たして新版エヴァをどう持っていきたいのか、それはまだこの序だけでは全く分からないですが、TV時にシンジに親近感を持ってしまった私からしたら、10年経って見てもやはりエヴァの世界はしっくりきました。親に認められたい、褒めてほしい、居場所が欲しい、怖いものから逃げ出したいなんて、14~5歳の時にはまるっきり同じ事を考えていましたから。やはりエヴァはただのアニメを超越した何かを感じずにはいられません。

細かな作画も非常に丁寧で、ヤシマ作戦の迫力と音楽は圧巻でした。最後に綾波が笑う所も本当に癒されますし。アスカが出る前でつづくだったんで「ここまでか~」という少し残念な気もしましたが、渚カヲル&数年後上映の「破」の予告で、まさに想像もつかない更に進化したエヴァが始まるんだと思うとワクワクせずにはいられません!第6のエヴァって言ってましたからね。首を長くして待ちます!エンディングのヒッキーの歌声も、どこか切ないエヴァの世界観にマッチしてました◎
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(邦画)] 9点(2008-12-29 02:52:09)
124.このスタッフはやはりデキル人たちである、と思わせてくれた。テレビシリーズのストーリーを追っている以上の見応えがあった。次が楽しみである。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-05 16:14:15)
123.ネタバレ ラミエルの動きかっけえ!迫力がTV版と全然違う!画質が良くなり、新しいシーンやカットが増え、CGもいい感じ!全般的に説明臭いのは、(時間の限られる)映画だから仕方ないのかな?次作からも同じなら、ちょっと悲しいけど…。声優さんの声、同じ台詞でも取り直してるんだと思うんですが、ミサトやマヤの声は老いを感じました(^_^;)あとレイとシンジのラストの所は、TV版の方がタメがあって好きだなあ。でもこのクオリティなら次作は、映画館で見ます!飲みながら見たからなのか、録音されたトウジの台詞にグッときたのは私だけ?年だなあ。
waさん [DVD(邦画)] 9点(2008-05-24 12:44:27)
122.2回鑑賞して、違う映画館で2回見たんですが最初に見た所のほうが音響が良くてかなり迫力ありました!ファンなら文句いう人いないんじゃないですか?どういうラストがシンジとアスカに用意されているか楽しみです。
ポドルスキさん [映画館(邦画)] 9点(2008-01-24 01:56:04)
121.ネタバレ 最近になって庵野監督の奥様である安野モヨコさんの結婚生活マンガ(「監督不行届」)を読んだのですが、その後書きで、庵野監督が「大きな心境の変化」を吐露されていることを知ったこともあって、この劇場版「ヱヴァ」に興味が湧いた次第です。

ある程度TV版「エヴァ」の流れを踏まえた上でこの「ヱヴァ」を見返してみると、一番強く感じるのは劇場版の方がより「開かれた」ものになっている・・・と言うより「人と人の繋がり」と「その暖かみ」がより直接的に描かれている、という点です。この点、とかくシンジ君の孤独な心象が強調されるTV版「エヴァ」とは対照的だと思います(電信柱やビルはシンジ君には何の関係もなく突っ立っており、時にシンジ君はそこに無言の重圧を感じますし、街の喧騒やクラスメイトの暢気な軽口はますますシンジ君を追い詰めます)。

上記庵野監督の「心情の変化」というのもこういう所からうかがえるのかな、と僕自身は感じます。この「ヱヴァ」では、シンジ君の引き受ける「運命」は非常に重いものとして描かれ、それだけに彼のその「運命」を(暖かく、というのが大きなポイントなのでしょう)見守る周囲の人々の気持ちの変化も、TV版と比べて(さりげなくではあるものの)より鮮明に描かれているように感じます。鑑賞中に「『自分』と『外』を隔てる扉がふっと開かれる」ような、何か暖かい気持ちになる瞬間を何度か感じたのも、恐らくこのシンジ君の周囲の人々の心情に強く関係しているからなのだと、僕は思います。

そしてその重い運命を引き受けるシンジ君の主体性と強い意志が、この劇場版でははっきりと見て取る事ができました。正直言って僕は、この劇場版のシンジ君程に強い気持ちを持つ事ができるのか(あるいは今の時点で持っているのか)、自信がありません。それ程に、僕はこの劇場版の方のシンジ君に強く心引かれるのです(今の僕にとって、この劇場版のシンジ君は非常に眩しい、魅力的な少年に見えます)。

個人的な、そして極めて勝手な感想ですが、TV版のシンジ君は、この劇場版のシンジ君になる可能性を秘めた発展途上のシンジ君だったのではないかと、僕は思うのです。庵野監督は、小さくてか弱く、しかし極めて偉大な少年像を、もしかしたら生み出しているのかもしれません。
マーチェンカさん [映画館(邦画)] 9点(2007-11-07 00:05:02)
👍 1
120.我ながら9点は高すぎると思いつつも、やっぱり旧来のファンとして満足度は高かったので正直につけます。でもファンならともかく、前知識ゼロだと少々辛いかもしれない。

もっと丁寧に描写すべきだと感じる場面は多かったけれども、シンジの成長する姿を最後の決戦に集約させる編集は、成功しているといっていいと思う。とくに旧作にはなかった、クライマックスでシンジが壁を乗り越えるところ、あれは不覚にも涙腺にじわっときた。それまでがうざいくらいへたれ(笑)だっただけに、必死になって戦う姿に熱くならずにはいられなかった。それにしても長尺というわけでもないのだから、こんなに駆け足の展開にする必要はなかったんじゃなかろうか。その点はすごくもったいないと思う。

SF的な見せ場への力の入りようはものすごく、ほとんど「怪獣映画」の域に達している。対使徒戦の費用で日本の国家予算が破綻するんじゃないかとアホな心配をしてしまうくらい、凄まじい。兵器だの軍隊だのにはほとんど関心がない自分でも、それなりに感動してしまったくらいだから、多少なりとも心のなかに“男子”が残っている人なら、きっと楽しめることだろう。

にしても、旧作よりもサービスシーン(つまり、裸)が多いのはどうかと思った。綾波どころか、あの人まで……。そういう方面への心配りも欠かさないのも、いかにもエヴァらしい。良くも、悪くも。
no oneさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-23 15:20:15)
119.ネタバレ やっぱり、皆大好きヤシマ作戦に限りますね。もうヤシマ作戦を観れたのでもう満足です。ラミエル良かったですね~、あの青く輝く体、攻撃時の変形・・なんか気持ち悪いですけどニヤニヤしながら観てしまいました。TV版のとわりと違うし、もう正直ヤシマ作戦のために劇場に足を運んでもOKだと思います。  ただ妙に時間が短く感じたと思ったら90分だったんですね。2時間でも良かったんじゃないでしょうか。何となく落ち着かない感じ。  予告編が流れるのを皆悟っていたのか、劇場でエンドロールが流れてきても誰も立ち去ろうとしないのが印象的でした。4部作ということで、ちょっと評価に困ってしまいますが次回作にも期待をこめてサービスサービスぅしときましょう。
ケ66軍曹さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-22 20:25:57)
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118.ネタバレ かつて12年前エヴァにはまってた人は絶対見るべきだと思う。
これだけ質の高い娯楽作品は実写、アニメ問わずそうそうあるものじゃない。
前半は総集編でTV版と変わりなく、退屈だったが後半からは新カット、新しい台詞も増え、ヤシマ作戦に入ると興奮のるつぼ。乗り出してみてしまいました。2作目 破 からは新エヴァ、新キャラが出るので
また見に行かなくては・・。
リモさん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2007-09-06 21:05:53)
117.相変わらず画面の中に凄まじい情報量が詰め込まれていました。
さらっと観たらただの焼き直しとしか思えない映画ですがそんなことはありません。
素晴らしい映像と併せて新しいヱヴァの展開に期待を込めてこの点数です。
ぎぶそんさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-03 15:48:20)
116.ネタバレ TVシリーズの壱~六話が再構成されているこの映画で、「監督は『ヤシマ作戦(伍話と六話)』を全面的に作り直したかったのだな」というのが第一印象です。前半はTVシリーズ壱~四話の総集編的な作りで、壱話と弐話の良作画部分は殆ど残し、参話と四話の作画ほぼ修正されています。さらに随所に新カットを入れたり、つじつまの合わない描写が変更されており、なかなか手の込んだ作りでそこそこ楽しめました。ただ演出のタメが少なく、シーンを追うのに精一杯で(弐話の構成は本当に素晴らしかったのだと改めて思いました)、またセルアニメ独特の重みがややスポイルされていた事に若干不満を感じました。ところが、ヤシマ作戦に入ってからその不満はどこへやら。作戦進行のシークエンスにも手に汗を握らされましたが、何よりラミエルのビーム発射時の変形がめちゃめちゃカッコいい!これはCGが無ければ制作出来ない、正に「新劇場版」の名に相応しい名シーンでした。余談ですが、宮崎駿監督をはじめとする、名アニメーターの係わるCGカットのタイミングは、凡百の人間には真似の出来ないものなのだと改めて強く感じます。それから、ここまで読んで下さった方々に一つ。エンドロール途中での退席は絶対にしてはいけません。理由は……観れば分かります。とにかく傑作。この作品に興味のある(あるいはかつてあった)人は必ず劇場で観ましょう!
はあさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-03 01:24:26)
115.実は全然期待していなかったけれど、見てみれば、面白くて良く出来ていたと思った。見ていて終始思った事は、映像が綺麗だという事だった。CG等の技術によって様々な新たなシーンが追加されていたり、美しく作られていたりしていてかなりこだわって作ってるなと思ったし、クオリティが高い感じで良かったと思った。ビルとかがけっこう良かった。それに細かい所までいろいろと描かれていて、TVシリーズと比べるとはるかにリアリティが増している感じで良かった。映像が良かったおかげもあるのか、それを上手く使っていたのかもしれないけれど、映画のあらゆる部分でなんかカッコいいと思える部分があってそれもけっこう良かった。映画全体としては、やはり終盤の「ヤシマ作戦」の所がかなり良かった。見ていてなんか興奮したし、迫力があったし、かなり力をいれて作ってるなと感じた。使徒のラミエルが凄いことになっていてそれが面白さを増させていたと思った。エンドロール後に予告があったのも良かった。この映画は比較的わかりやすいつくりになっているように思えて、見やすいものになっていたと感じたのでその辺りも評価できると思う。この作品を見て次回以降がかなり楽しみになった。
スワローマンさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-02 13:10:44)
114.これまで食わず嫌いだったり、なかなかTVでやってくれなくて見る機会がなかったのが残念!もっとはやく見るべきだった!
だってガンダムっぽくて話ややこしくてついていけないんでしょ?みたいな先入観があったから、逃していたんだよね。
強引に引っ張っていくストーリーにもかかわらず、心をわしづかみにされました。単なる中学生がなんでエヴァに乗らなくちゃいけないのか?見る人の疑念をよそに、ひたすら突っ走っていくその心意気がたまらない。
なにより主人公の葛藤などの素晴らしい心理描写とセリフが、わたくしのセンスにバッチリ入りこんできました。
音楽の盛り上げかたなども見事のひとことで、日本のアニメを見直しました。続きが楽しみ!
mhiroさん [地上波(邦画)] 8点(2021-01-25 19:02:10)
113.ネタバレ いやーまさかここまでTV版に忠実とは。余りに忠実すぎて、TV版を知る人はダイジェストを見ているようで退屈する人も出てくるかも知れない。

でも、「エヴァ」入門には打って付け。

そしてレミエル戦はふつくし・・・パーフェクトだ、庵野。レミエルファンには最高の1本だと思う。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-21 21:51:31)
112.最初のテレビ版と同じストーリーだけど、さすがに展開早いなー。
作画はディテールアップや、CGを使ったモーション等、
テレビ版になかった新しい表現が多数追加されている。
そもそもの骨太のSF設定を持ったロボットアクションの秀作を、
現在の新基準でリテイクしたこの映画版は、
既に知っている内容ばかりとはいえ、改めて名作としての素性のよさを再認識させるものだった。
この映画版で初めてエヴァに触れる人こそが、真にこれに驚き、楽しめるのだと思う。
自分にとってはしょせんは焼き直しなので、-1点。
しかしタイトルのヱとかヲとかは、いったい何。
焼き直しとはいえ初見の人にとっては強烈なインパクトを与える衝撃作(のはず)なのに、
こんなタイトルでは締まらない。
時間の都合でテレビ版よりドラマ部分が減らされているためか、
この作品の特徴のひとつといえる哲学的な面が多少弱まって見えるのはしかたがないか。
さん [地上波(邦画)] 8点(2009-07-04 00:00:27)
111.テレビ版よりコンパクトでしかも引けを取らない出来で十分に楽しめました。ただ、エヴァの戦闘シーンが暗くて見難い点が残念でした。
クロさん [地上波(邦画)] 8点(2009-07-03 23:24:37)
110.キャラも話も見せ場も大きな変更はなく、新しいものは特にないのに、舐めるほどオリジナルを見ていた人間を納得させるだけの映画にしているのですから、エヴァという素材がいかに強力であるか、また新劇場版がいかに優れた娯楽作であるかがわかります。時間的にはかなり端折られているにも関わらず話の要点は外しておらず、また駆け足感もさほど感じない要約の絶妙さ、一方でエヴァの特徴である意味深なセリフや内面描写、「謎」への振りは、劇場での鑑賞でも消化できる程度の適度な密度に抑えていたりと、ストーリーテリングのレベルは相当なものだと思います。オリジナルを製作している時点において、監督たちのエヴァに対する理解は必ずしも統一されていなかったということですが(その混乱が、見る側にいくつもの解釈の余地を与える奥深さにつながっていましたが)、エンターテイメント志向の今回は話をまとめるつもりで作っているようで、極度に混乱させるような展開はなくなって見やすい作品となっています。編集は冴えに冴えており、ヤシマ作戦においてシンジがトリガーを引く瞬間に向けてドラマやアクションがきれいに収斂されており、実写でもここまで盛り上げる編集は滅多にないなぁと感心しました。そして、やっぱり凄いのがビジュアルの強化です。おおまかな流れは変わっていないものの、気の利いた追加や修正により驚くほどかっこよくなっています。最大の変更点は、シンジ、レイ以外にも使徒と戦っている人々の描写を充実させたことで、ヤシマ作戦に向け、大破した初号機を急ピッチで修理したり、シンジに陽電子砲を撃たせるため日本中のインフラが動員される描写が入ったことで、作戦の規模や重要性がより際立ちました。14才にしてこれだけのミッションを背負わされるのですから、「乗りたくない」というシンジの気持ちも理解できます。また要塞都市たる第三新東京市の防衛システムの描写が大幅に増えており、使途vs従来兵器は怪獣映画のようなひとつの見せ場となっています。細かい点では、エヴァ出撃シーンでのオペレーションをいくつか増やしており、ロボットものの重要な見せ場である「発進」が格段にかっこよくなっています。当初は必ずしも好意的には受け止められていなかった新劇場版ですが、公開されるや多くの人を振り向かせたパワーはさすがのものです。
ザ・チャンバラさん [映画館(邦画)] 8点(2009-07-01 20:26:54)
109.ネタバレ 絵が綺麗ということと、止め絵がほとんど無いこと。技術がおもしろいこと。全部良かったですね。ストーリーもこれまでのエヴァンゲリオンで、何一つ結論を考えていないのを改め既存設定を最後まで造り直す決意みたいなのが感じられて良かった。

テレビ版も旧劇場版もそれなりに面白いんですが、前者は映像フォーマットが古くて今のテレビだと不満がありますし、劇場版は結局思いつかなかったんでしょ的なラストが不満です。新劇場版は両者に共通する、キャラ達の異常性が修正されているんで、物語としてのおもしろさはそこじゃないだろという部分に注意が行かないように配慮されてるのが良いと思う。

気持ち悪い人物描写という飛び道具がなく、ストーリーが変更されていないので、より効果的な技術で作り直されることは大歓迎。テレビ版の切り貼り感が無いのは、6話までの映画化だから20分×6話で120分。各話5分から10分くらいは(場合によっては一話丸ごと)無駄なシーンだから実際は90分で再構成しても尺はかなり余裕があるからだろう。

また同じことを繰り返して少しずつ主人公が変わっていく話なので、ヒーローものや超人願望を満たす話を期待する人が感情移入できないと思うけれど、そういう層までは欲張らないちゃんとした作りは好感が持てた。

もっとも、既存作品が心に隙間のある子供ををあからさまに狙ったマーケティングの固まりのような番組だっただけに、当時子供だった人間を、大人になってもズルズル品を変え商品戦略の駒として使い続けている。内容の変化はそういう風に人を使い捨て続ける様には少々気持ち悪さを覚えたのかもしれない。

新しく出たBDは映像が非常にきれいで、やっと液晶テレビに追いついた。
でも、後から後から継ぎ足しで商品を出す手口は変わっていないんですよね。こうやっていったいいくつ同じものをたいそうな値段で買わせるのか。
黒猫クックさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2008-08-17 01:17:59)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 128人
平均点数 6.79点
000.00%
100.00%
200.00%
332.34%
432.34%
52116.41%
62217.19%
73728.91%
82821.88%
9129.38%
1021.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.90点 Review11人
2 ストーリー評価 7.47点 Review19人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review20人
4 音楽評価 7.47点 Review19人
5 感泣評価 5.46点 Review13人

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