映画『イントゥ・ザ・ワイルド』の口コミ・レビュー(2ページ目)

イントゥ・ザ・ワイルド

[イントゥザワイルド]
Into the Wild
2007年上映時間:148分
平均点:6.97 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-09-06)
ドラマアドベンチャー実話ものロードムービー
新規登録(2008-08-18)【タコ太(ぺいぺい)】さん
タイトル情報更新(2017-12-12)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ショーン・ペン
キャストエミール・ハーシュ(男優)クリストファー・マッカンドレス
マーシャ・ゲイ・ハーデン(女優)ビリー・マッカンドレス
ウィリアム・ハート(男優)ウォルト・マッカンドレス
ジェナ・マローン(女優)カリーン・マッカンドレス
キャサリン・キーナー(女優)ジャン・バレス
ヴィンス・ヴォーン(男優)ウェイン・ウェスターバーグ
クリステン・スチュワート(女優)トレイシー
ハル・ホルブルック(男優)ロン・フランツ
ザック・ガリフィナーキス(男優)
櫻井孝宏クリストファー・マッカンドレス(日本語吹き替え版)
小林優子ビリー・マッカンドレス(日本語吹き替え版)
伊藤和晃ウォルト・マッカンドレス(日本語吹き替え版)
本名陽子カリーン・マッカンドレス(日本語吹き替え版)
石丸博也ロン・フランツ(日本語吹き替え版)
脚本ショーン・ペン
音楽マイケル・ブルック
エディ・ヴェダー
挿入曲エディ・ヴェダー"Guaranteed"他
M・C・ハマー"U Can't Touch This"
グスターボ・サンタオラヤ"Picking Berries"
マイケル・ブルック"Best Unsaid"他
エミール・ハーシュ"Angel from Montgomery"
クリステン・スチュワート"Angel from Montgomery"他
撮影エリック・ゴーティエ
製作アート・リンソン
ショーン・ペン
製作総指揮フランク・ヒルデブランド
美術ドメニク・シルヴェストリ
編集ジェイ・キャシディ
動物スンニ
その他ジャック・ニコルソン(Thanks)
あらすじ
大学をトップクラスで卒業し、輝ける未来が待つばかりだった一人の青年。彼は全てを捨て自らの足で旅に出る。様々な出逢いと別れを繰り返しながら、彼の目指すはアラスカの大自然。ただ生きることを目的として生きるために。しかし、彼を待っていたのは過酷な運命だった…。 実話をもとにした冒険家ジョン・クラカワー原作のベストセラー「荒野へ」をショーン・ペンがメガホンを取り映画化。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

55.ネタバレ 自然との戦いを自ら挑んでゆく主人公。凄まじいロケーションに裏打ちされて、主人公の持つ大自然への憧れがリアルに迫ってくる。死ぬ寸前に一番大切なものに気づかされる、そのやるせなさに心震えた。
j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 22:13:52)
54.ネタバレ 彼の考え方が揺れていることも隠さず表現しているところが素晴らしいと思う。「人との出会いよりいいものを神は用意している」と感じたり、「喜びを誰かと共有することが幸せなんだ」と感じたり、完成された(堅くなった年寄り的な)思想家とは違う不安定さが共感できる。最後のクレジットに「主人公のご家族の全面的な協力で映画が完成できた」というメッセージが出たが、ご家族も家族の暗部を描くことを承諾したんだ・・息子の人生を、自分たちの都合や社会的立場で都合よく脚色しないんだ・・と、家族の姿勢にも感動した。
グレースさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-17 22:54:44)
53.こんな生き方があるのかと、物の見方を変えてくれそうです。彼のように、出会った人たちにあれほどの影響を与えるような人物はそういないと思います。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-14 15:30:16)
52.ネタバレ パッケージの爽やかさとロードムービーという情報のみで借りたのだが、かなりヘビーな内容。主人公が口にすることは一見強くて意志のある人間にも見えるが、彼のとった行動は愛情欲求の裏返しでしかないのだと思う。彼に生の実感がないのは、安全が満たされすぎて生の実感がわかないという豊かな社会における特権的欲求というよりも、親からの愛情欲求が満たされてない所から生じているように見える。故に、荒野で死の危険と隣り合わせになっても解き放たれることはない。旅の過程で温かい心の交流もあり、心を開いていけるチャンスはあった。しかし、彼はいつもあと少しの所で踏みとどまってしまう。表層的な接触しかなく、深部ではつながっていない。嫌われるくらいなら、いっそのこと親密にならないほうがいいし、荒野に行けば訳の分からぬ物足りなさは満たされると思っている。だから逃げる。物語の最後、彼が出した答えには考えさせられた。生の実感というものは、人との関係性の中で見つかるもので、荒野で見つかるものではない。他人と共有する、楽しさや一体感などの見えない感覚の中にこそあるのだと思う。独りで身の危険を冒して得る生の実感は常に虚しさと隣り合わせなのですね。彼はアラスカで独りになるんじゃなくて、行く宛ても無い旅を続けて色々な人ともっと交流していくべきだったのだろう。彼が命を懸けて、親の愛情、そして人間の愛情に飢えていることを自覚したのがとても切ない。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-16 09:01:08)
👍 1
51.ネタバレ 主人公の持つ、信念の強さがなんとも美しく輝いていて強く心に響きました。
人生の「深さ」は長さではないとも改めて感じながら、
きっと、誰よりも生きている事の実感を得ているであろう彼が、とても羨ましくも思いました。
ラストで映し出される、残されたフィルムから現像された写真に写っている彼の逞しく微笑んだ人生に、少しでも追いつけるように、私自身もしっかりと歩んでいきたいと思いました。
sirou92さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-27 22:26:32)
50.ネタバレ 観賞後、思わずため息が出た。旅先で出会う人間はすべていい人たち。無賃乗車で殴られるのも本人に非があったのであり理不尽なことではない。両親が不仲なのは彼だけの境遇ではなく世間一般によくある話。なのに彼はなぜ荒野を目指し孤独を求めたのかが理解出来ない。観かたによって受ける教訓は人それぞれだろう。個人的な感想としては、もう少し時間をかければもっと現実と寄り添って生きていけたろうに、若くして生き急いだ青年の物語のように感じた。
kaaazさん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-29 00:41:05)
49.ネタバレ 大自然サバイバルロードムービー。お金も身分証も使わず、食糧は狩りで調達するといった徹底的なストイックさをもった甘えのない青年の一人旅には胸を打たれます。壮観すぎる風景の数々を見てるだけでも満足できるし、音楽の使い方も秀逸。二時間半のボリュームにも納得の隙のない骨太な一本。短かろうが長かろうが、彼のように満足できる一生を送りたいものですね。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 00:10:53)
48.ネタバレ 昔、「生きている意味が分からない」とベトナムに出征し、片足と手の指を失ったアメリカの若者が居たそうだが。彼にとっての幸福とは、純粋な「生きているという実感」だったのではないかと思う。……いかに裕福な家庭や才能に恵まれていても、嘘まみれの社会や偽善的な家族の中では生きていることを実感できない。彼は何にも邪魔されることなく、純粋に「幸せ=生きている実感」を感じたかったんじゃないか。だから、自分ただ一人の命を純粋に向き合える環境、つまり「アラスカの大自然の中」を目指したんだと思う。……幸せも、生きている実感も、結局、自分一人だけでは実感できない。最後にそう悟れた彼の一生は、皮肉だけれど、幸せで悔いはなかったのではないか。木版に刻まれた、彼の最後のメッセージのように。 「世界中のみんなが、幸せでありますように。僕の一生は、幸せだった」
six-coinさん [映画館(字幕)] 8点(2008-10-19 23:39:16)
47.ネタバレ クリスという人物の行動に対しては、正直なところ共感できませんし、愚かしい、としか思えません。
にもかかわらず、この映画には感動しましたし、特に、岩山の上でロンに対して人生を語る場面では、涙が止まりませんでした
エミール・ハーシュの賢く人懐こい雰囲気、アラスカの美しい自然、そしてなにより、
本作品が、「死んでしまったけれど、彼は幸せについて彼なりの答を見つけられたんだよ、荒野で人生を終わらせるつもりなんてなくて、生きて幸せになろうと思っていたんだよ」と伝えようとしているからではないかと思います。
なつこさん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-27 20:25:54)
46.自分再発見のロード・ムービーでした。旅先で出会う人物達がとても魅力的で、お互いが何かを教えられ、人として一回りずつ大きくなっていくのです。本当の幸せとは何か、最後に気付かされるまで、とてもさわやかな気分で鑑賞できました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-22 16:37:04)
スポンサーリンク
45.雄大な大自然の中、約束された恵まれた暮らしを捨て、ひたすらに歩く青年。「自分探しの旅」などと使い古された言葉で表現していいのか… これは難しいテーマ。
当たり前かもしれませんけれど、感情移入出来るかどうかがポイント。私は… 少しずつ出来たかな?
自分勝手な金持ちの御曹司が、実は悲しく重い過去を抱えていて、それでも自らに厳しくなることで、徐々に人間として成長していく。その姿が見事に描かれているから?
それとも、ただただ「実話」の2文字があまりに重いから?

自分勝手に思ったことは、運命は自分の信念と努力で切り開くことが出来そうでいて、自らの力で切り開き、そして勝ち取ったと信じて疑わない人生も、実はそれこそが初めから定められた運命なのではないかと…。そんなことに思い至った1本でした。
タコ太(ぺいぺい)さん [試写会(字幕)] 8点(2008-08-25 01:07:45)
44.ネタバレ 痩せ衰えた青年が荒野の中で独り「幸福が実現するのはそれを誰かと分かち合えた時」と一筋の涙を流す。実話だという事で、ご家族の胸中を思うと胸が潰れそうです。この台詞、分かち合える者がいなくとも実現は出来ると私は考えます。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2016-04-09 22:01:16)
43.得るものと失うもの。旅のリアルがあるように思う。
ようすけさん [インターネット(字幕)] 7点(2015-11-29 00:06:44)
42.ありがちなエピソードつぎはぎロード・ムービーを危惧していたのだが、この出来の良さには驚いた。ショーン・ペンという人に監督の才能まであるとは思わなかった。余計な発想一切なし、ただアラスカを目指したいからと、粛々とそれに向けて進む主人公。そのコンセプトで作品全体が確実に統一されているし、陳腐な「自分探し」などとは無縁な潔さに溢れている。主人公と接する人はみんなどこか主人公と同じ匂いがするし(トレイシーだけ浮いている気はするが)、妹のナレーションを挟んでいく構成も効果的。遠・中・近や動・静を使い分けるカメラワーク、静謐ささえ感じさせる音楽もセンスが良い。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-08 00:50:13)
41.ネタバレ 裕福な家に生まれ、多くの物を与え続けられたクリスは大学を優秀な成績で卒業した。しかし彼は貯金を寄付し、カードを切捨て、車を乗り捨て札を燃やし、本当の自由を求めアラスカへ旅に出る。主人公クリスの発言や行動力はとても尊敬できました。アラスカの大自然も素晴らしいです。しかし、人間は一人では生きていけないんだなという事も改めて分かった気がします。綺麗な終わり方をしますが、やるせない気分になりました。クリスは最後幸せを感じているのですが、やはり違う形で幸せを感じて欲しかったです。
nyarameroさん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-25 18:52:06)
40.ネタバレ これノンフィクションなんですね~自由の代償は大きかった....
映画さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-08 19:01:41)
39.バックパッカー的な旅、自然の中で生活っていうのにあこがれる人は多いだろう。自分も少しはやってみたいと思う。しかし、現代文明に染まりきってしまった我々には大自然の中で一人で生きるってのは無理なのだろう。
のははすひさん [DVD(吹替)] 7点(2010-12-31 17:34:01)
38.ネタバレ 恐らく多くのレビュワーの方々の感想とは逆に、見ている間はなんとなくいい感じの映画に思っていたのだが、見終わってから振り返るとコマ切れの話のつなぎ合わせ出しかなく、映画のポイントが頭に浮かんでこない、そういう感じの映画だった。

■会っていった人々との個々のエピソードはなかなか感慨深いのだが、全体としての連結性があまり見えてこないのと、カットバックを多用して時系列にしていないことの効果が「わかりにくくなる」以外にほとんど感じられなかったのとが大きくマイナス。「なぜ旅に出ていったのか」「旅のと途中で出会った人々との交流で、彼はどう成長・変化していったのか」「荒野に一人生きることとは」という3つのそれぞれ重要なテーマをすべて混在させたまま「まあ実話なので」という感じでつないでしまい、焦点がわからなくなってしまった印象。

■なお、彼が荒野に向かったのは自立でも成長でも、ましてや文明の超越でもない。「人工/自然」という構図自体が近代・文明の所産なのであり、ひたすら自然に向かうのはその裏返し、反転した純化思想に過ぎない。
また、彼は両親とのいびつな関係において愛を受けることが出来なかった。そのため、人と向き合い、自分をさらけ出し、互いに信じあえるような関係を築くという道ではなく、人を避け続けることで「人と向き合えない、向き合うのが怖い自分」を伏せてしまう道を選んだ。彼の生き方は充実はしていた。しかし最後、彼は「幸福を分かち合える仲間」の重要性に孤独の中でやっと気付かされた。

■ちなみにほとんど表に出てきてないが、同一の環境で育ちながら家を飛び出していったわけではない彼の妹(映画の語り手)との対比というのは実は重要ではなかろうか。別に彼が旅に出たのは環境の必然ではない。妹のナレーションでは「繊細」という語が用いられていたが、彼は傷つきやすかったがゆえに傷つかない環境へ消え去った。他方の妹はそうした傷を甘受するだけの、よくいえば忍耐、悪くいえば鈍感さ、を持ち合わせていた。そういうことだろう。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-03 00:47:53)
👍 1
37.ネタバレ なかなかおもしろかった。バスの夫婦の夫人が海で元気になったのが印象的だった。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-26 06:12:20)
36.ネタバレ 主人公と自分は全くタイプが異なるんだけれども、かなり好きな作品だ。

金持ちだが、夫婦仲の悪い家庭に育ち、大学をトップクラスの成績で卒業した主人公は突然蒸発し、長い長い放浪生活を始める。

中年のヒッピーのカップルや農場労働者、シンガーソングライターの女の子、革職人の老人など様々な人々と出会いながら、ひたすらアラスカ行きを願う主人公。それぞれの人々と深いレベルでコミュニケーションをとり、周囲に影響を与えながらも、どこまでも自分の生き方を貫こうとする主人公の意志の強さは自分にはまねできない。普通の青春映画であれば、主人公は葛藤し、挫折し、愛に溺れ、ヤケになるものなんだが、この主人公は異様なまでに老成していて、しかもストイックなのだ。かえって周りの大人が圧倒されるくらい。真面目な人間が本気で放浪をやるとこんなになるものなんだとちょっと怖ろしい。

ラストでこれが実話に基づくことを知り、さらに感動の度合いが増した。何はともあれ、自分の生き方を全うした主人公は立派だと感じた。
枕流さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-11 22:24:04)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 6.97点
000.00%
100.00%
211.33%
300.00%
4810.67%
5810.67%
6912.00%
71824.00%
81520.00%
91114.67%
1056.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review6人
2 ストーリー評価 6.80点 Review10人
3 鑑賞後の後味 6.80点 Review10人
4 音楽評価 7.75点 Review8人
5 感泣評価 8.00点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
助演男優賞ハル・ホルブルック候補(ノミネート) 
編集賞ジェイ・キャシディ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作曲賞エディ・ヴェダー候補(ノミネート) 
作曲賞マイケル・ブルック候補(ノミネート) 
主題歌賞エディ・ヴェダー受賞"Guaranteed"

■ ヘルプ