映画『セントラル・ステーション』の口コミ・レビュー

セントラル・ステーション

[セントラルステーション]
Central Station[米]
(Central do Brasil)
1998年ブラジル上映時間:111分
平均点:7.05 / 10(Review 77人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-01-23)
ドラマロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-09-15)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ウォルター・サレス
キャストフェルナンダ・モンテネグロ(女優)ドーラ
伊藤隆大(日本語吹き替え版)
小山茉美(日本語吹き替え版)
樋浦勉(日本語吹き替え版)
脚本ウォルター・サレス
音楽アントニオ・ピント
製作アーサー・コーン
制作NHK(制作支援)
配給日本ヘラルド
字幕翻訳石田泰子
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

77.ネタバレ この映画の熱量の高さにすっかりあてられてしまった。ブラジル社会へのカルチャーショックといってもいい。21世紀、この情報化社会になっても映像で迫る”極端さ””すべての物事の濃さ”には一日本人としてただ圧倒されるのみ。駅にあふれる人人人、万引きしただけで射殺され、駅に子どもが一人寝ていても誰も顧みない。代筆屋が商売になる識字率の低さ、臓器売買の闇。まず舞台となるこの社会が容赦ないのですっかり肝を潰された。なんとゆるくないことか。
ドーラは、皆ひどいオバサンだと言うけれど、たぶんかの国では「普通の」平均的な大人なのだと思う。社会そのものがサバイバルな状況では、山といる孤児一人ひとりにかまっていたらキリが無いのだ。
男の子が良い。私が少年にめっぽう弱いということを差し引いても。ジョズエはサバイバル社会の子らしくめそめそはしないけど、そこは子ども、若い頃のジュリエット・ビノシュに似たキレイな顔を時々ふっと曇らせる。ドーラとけんかし、だけど頼りにもし、彼女がへこんだら逆に励ます。ああ泣ける。
まったく予想もつかなかった終盤の展開は素晴らしかった。奇跡的に見つかった暖かな血のつながりと、ドーラ曰く「飲んだくれ」父親のおぼろげな実像。ああ良いラストだった。もうドーラは他人の手紙を投函せずにしておいたりはしないだろう。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-01-22 18:18:51)
👍 2
76.一緒に旅していくうちに心の交流が生まれるというありきたりの話ですが、ブラジルという馴染みのない発展途上国を舞台に展開していて見ごたえがあった。ドーラとジョズエの距離感がよく、最後に絆ができたところで別れるというところは少し悲しかった。
MSさん [ビデオ(字幕)] 10点(2010-02-11 10:33:43)
75.ネタバレ 駅で代書屋を営むドーラ。ある事情から、母親を亡くした少年ジョズエを遥か遠方に住む父親のもとへ連れて行くことになります。ブラジルの社会や生活を感じられる心温まるロードムービーです。(以下ネタバレです)投函を依頼された手紙を破り捨てるドーラは善人とは言えません。しかし、手紙を棚へしまい込むところに良心の呵責が見て取れます。成り行きとはいえ、ジョズエと旅したことも同様です。代書屋として他人の人生を垣間見るうちに、また父との関係、孤独な生活の中で擦れてしまったであろうドーラの心。ジョズエとの旅で徐々に癒されていきます。旅の途中、今までなら捨てていた手紙を投函する場面や、ずっと自分の為の(言い訳としての)嘘ばかりついていたドーラが、ジョズエを思いやってつく嘘に心の変化が現れています。ラストで明らかになる事実、二つ並んだ手紙に、人生の機微を感じずにはいられません。ラストで記念写真を覗く2人の姿に自然と涙が溢れてきます。たまたま交差しただけのドーラとジョズエの人生。しかしそれは数多くの人生が行き交う「セントラルステーション」が生んだ小さな奇跡だったのではないでしょうか。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-05-11 17:54:18)
👍 2
74.ブラジルってあんなに過酷なんだぁってそれだけで切ない。ドーラがああなるのも仕方ないと思う。貧しいと心も貧しい。ジョズエもつっぱってたのに最後には2人とも!泣けました!ジョズエじゃ母性本能働かずにはいられないよ~あーんなにかわいいだもん(涙)
クロエさん 10点(2003-11-04 01:25:59)
73.ネタバレ 最初のシーンでのカメラワークが気に入っています。ドーラがトラックの運転手を誘惑する為に口紅をぬるシーンはこっちまで恥ずかしくなるけど。
キンセさん 10点(2003-10-25 00:15:40)
72.主題や設定に無理が無く、ブラジルの雰囲気や状況がリアルに伝わってくる。自然と映画の世界にのめり込んでしまう。模範的な人間像ではないけれど、ジョズエの子供らしさとかドーラの不器用なおとなの姿も現実味があった。そんな普通の人間同志が、絆を深めていく様子にストレートに感動できた。
テントウムシさん 10点(2002-11-24 15:50:01)
71.人間の本質的な部分が繊細に描かれている映画だと思った。わざとらしく泣かせようとする映画とは違い、物語は淡々と表現されているしおもしろいと思う(俳優の演技もうまい!)。考えさせられるエピソードも数多く含まれていた。音楽と映像が絶妙に絡み合っていたと思う。とにかく最高だった。
パンダさん 10点(2002-11-11 15:58:15)
70.名作ですね。ブラジルの事はわからないけど。こんな生活なのかなって感じ。子供の視点からの映画は多いし、良い映画も多いけど、大人の視点から見た子供の世界観を絶妙に表現してる。子供のころ、兄弟だけで生活できたらな~なんて思って事ないかな。年の離れたお兄さんとね。子供には楽しい生活を送る権利がある。大人の義務ですよね。
KEI-DADさん 10点(2002-03-26 14:39:33)
69.作品を観てから一年近く経つのに、未だに鮮明にラストシーンが甦ってくる。素晴らしい作品です。
woodさん 10点(2001-11-10 09:52:15)
68.とてもいい映画だった。特に最後のバスのシーンよかった。その時の婦人の満足化な表情が心あたためられた。都会の混沌した生活から抜け出し、ブラジルの荒野が心をあらって綺麗になっていくようだ。
ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 9点(2011-02-20 08:05:09)
スポンサーリンク
67.ネタバレ とあるブラジルのドキュメンタリー映画を見たときの衝撃が大きすぎて、この映画を観ても特に驚くことは無かった。ブラジル人の国民性、文化、政治状況などがわかっていた方がもっと登場人物に感情移入できると思う。ドーラが人の手紙を平気で捨てる事も、万引きする事も、「まぁブラジルだから」と思ってやりすごせるレベルだった。悪いことには変わりないし、ドーラの人間性を疑うが、ブラジルに住んでいればこういうことをする人間はわんさといるだろうと思った。そうやって冷静に映画を観ていたからだろうか、終盤のドーラの変わり様には純粋に感動した。暫し訪れるジョズエとドーラの平和な時間の、スナップ写真集の様な部分がとても心に残っている。最後のドーラの手紙の文章、ジョズエの顔、写真、全てに泣かされて映画が終わる。やられた・・・。
ウィマさん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-06 19:10:51)
66.ネタバレ 「いい人」なおばちゃんかと思ったら最初はそうじゃなかったのね。けど、結局根はいい人だったんだ。少年との出会いで、おばちゃんも人間としての情を取り戻していくのだけど、最後の選択には涙がでた。おばちゃんがお父さんを忘れてないように、少年もきっと握ったハンドルの感触は忘れないよー。他人の手紙は書いても、自分は書くことがなかったおばちゃんの手紙は、本当に正直で、哀しいけどあったかかった。
桃子さん 9点(2003-10-31 19:14:30)
👍 1
65.この映画はすごく感動した。ドーラの悪人ぶりから、ジョズエとの絆が深まっていく過程、そしてラストとかなりの出来だったと思う。
ディーゼルさん 9点(2003-10-18 00:24:46)
64.以前見て感動して、また見て感動しました。滅多にないです。こういう映画。ドーラのどうしようもないところが、人間くさくてほほえましく感じてくるし、ジョズエの生意気なところも愛しくなってくる。後半うまくまとめた感じがしますが、親しい人にだけ教えたい映画です。
omutさん 9点(2003-06-03 02:41:52)
63.<<ネタバレあり>>代書屋なんてお国柄だな~最初はイヤ~なおばさんなのに・・・最後まで少年の父親が登場せず、おばさんが父親からの手紙を読むところは最高に良かった。父親探しをしていたのは、本当はおばさんなんでしょ?
クロマスさん 9点(2002-12-11 22:38:50)
62.親子の愛とも友情ともいえない 二人を包んでいったあの感じはなんなんでしょう。映像もうつくしい。そして節々にあるブラジルの厳しい現状からなるエピソードにも考えさせられる。
ちこさん 9点(2002-05-04 13:10:48)
61.この映画はすべてから「逃げていない」きっちり正面から戦いを挑んでいる作品だと思う。そのうえで、映画に求める映像美や心に響くシーンも見せてくれる。素晴らしかった。嗚咽した。生きるってこうゆうことだと感じちゃった。
バムさん 9点(2001-08-30 13:32:05)
60.子供と大人が織り成すロードムービー。善と無垢の象徴である子供との旅を通じて、荒みきった大人の心を徐々に癒した結果、かつては誰もが子供だったように、心の奥底に埋もれていた純真さを取り戻してゆく・・・という話の筋をかいつまんで書くと何ともベタな内容ではあるが、役者の上手さと演出の巧みさで大変に感動した。例えば舞台であるブラジルは一見平穏そうではあるが、ちょっとした窃盗行為でも警官が躊躇なく犯人を射殺したり、文盲の人があまりに多いのでドーラのような代筆業が成り立っている、といったブラジルの厳しい現実を盛り込むことにより色々と考えさせられるし、それとこの代筆業というのがポイントで、それゆえに最後ドーラが心を込めて手紙を書くシーンに感動してしまうんだよね。あと映像的にもすごく美しくて、ブラジルの田舎の風景や、まったく同じ形の家々を俯瞰したショットなど本当に素晴らしかった。
ダイさん 9点(2001-07-19 02:09:58)
👍 1
59.おばちゃんいじわるだけど少年に影響されて人間味ある人間になってく様子は感動できる。最後のシーンではマジ泣きました。なかなか良い作品。
シュープさん 9点(2001-07-14 06:57:32)
58.ネタバレ 代筆業のドーラは手紙を出さずに捨ててしまうし、母を事故で亡くした少年を売り飛ばすし、とんでもないおばさん。
ロードムービーとしてはありがちな話ではあるが、ドーラのキャラがいい。
少年が万引きしたのを説教しながら、自分はさらに盗みを重ねる。
せっかく口紅を塗ったのに、トラックの運ちゃんに逃げられる。
ドーラと少年は擬似親子の関係だが、親が子によって成長している。
ごうつくババアだったドーラが愛おしくなってくる。

旅行くブラジルの自然が美しい。
それと対比的にブラジル社会の暗部が垣間見える。
パンを盗んだ者を容赦なく撃ち殺す。
低い識字率。子供の臓器売買。
そんな社会の中にもある普遍的な情愛が心に響く。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 8点(2014-05-14 20:09:21)
👍 1
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 77人
平均点数 7.05点
000.00%
100.00%
200.00%
345.19%
467.79%
567.79%
61114.29%
71722.08%
81418.18%
91012.99%
10911.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1998年 71回
主演女優賞フェルナンダ・モンテネグロ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1998年 56回
主演女優賞(ドラマ部門)フェルナンダ・モンテネグロ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 

■ ヘルプ