映画『アマルフィ 女神の報酬』の口コミ・レビュー

アマルフィ 女神の報酬

[アマルフィメガミノホウシュウ]
Amalfi: Rewards of the Goddess
2009年上映時間:125分
平均点:4.85 / 10(Review 73人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-07-18)
ドラマサスペンスシリーズもの小説の映画化
新規登録(2009-05-28)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2017-03-16)【イニシャルK】さん
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監督西谷弘
キャスト織田裕二(男優)黒田康作(在イタリア日本大使館外交官)
天海祐希(女優)矢上紗江子(旅行者 元看護婦)
戸田恵梨香(女優)安達香苗(イタリア大使館研修生)
佐藤浩市(男優)藤井昌樹(紗江子を支える商社マン)
大塚寧々(女優)羽場良美(在イタリア日本大使館外交官)
伊藤淳史(男優)谷本幹安(在イタリア日本大使館外交官)
小野寺昭(男優)菊原清文(在イタリア日本大使館 大使)
平田満(男優)川越亘(内閣外務大臣)
佐野史郎(男優)西野道生(在イタリア日本大使館参事館)
大森絢音(女優)矢上まどか
サラ・ブライトマン(女優)サラ・ブライトマン
福山雅治(男優)佐伯章悟(フリーライター)(特別出演)
中井貴一片岡博嗣(外務省事務次官)
原作真保裕一「アマルフィ」(扶桑社刊)
脚本真保裕一(ノンクレジット)
西谷弘(ノンクレジット)
音楽菅野祐悟
主題歌サラ・ブライトマン「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(ソロバージョン)」
撮影山本英夫〔撮影〕
製作島谷能成
杉田成道
東宝(「アマルフィ 女神の報酬」製作委員会)
電通(「アマルフィ 女神の報酬」製作委員会)
ポニーキャニオン(「アマルフィ 女神の報酬」製作委員会)
フジテレビ(「アマルフィ 女神の報酬」製作委員会)
企画大多亮
プロデューサー臼井裕詞
亀山千広(エグゼクティブプロデューサー)
大多亮(プロデュース)
配給東宝
特撮大屋哲男(VFXプロデューサー)
美術種田陽平(プロダクションデザイナー)
録音藤丸和徳
照明小野晃
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💬口コミ一覧

73.ネタバレ 家で100インチの画面で見ました、普段日本映画は見ないのですが、映画としての造り込みの良さ、久々に、日本映画、ちゃんと作ったんだな、とか思いました、イタリアの景色、オリタサンノ久々のお顔、テンカイさんとラブシーンくらいあるのかな、とか思ったっけど、残念、それもない、それでも、音楽、風景の写し方、そして外交官、領事館の会議風景、なるほど、コヤッテ、税金を使い切るんだ、とよくわかりました。適当に予定に合わせて、事務官も同席して、主賓に構わず、自分の妻エノショウタイブンモイレテイクンダ、とかさ。何年も前に、領事館での高級ワイン、何千万円だっけ、騒がれた訳がわかりました、予算を使い切るために、それがありきなんだって。odaで何千億円、ナンチョウエンですか、裏を調べたら、映画みたいなこともしているんだろうな、とよくわかりました、映画としては、久々に、楽しめました、オキタも悪くないな~って。
おりただっけ、天海さんは美人だな、と思いました。とても楽しめました。
yasutoさん [地上波(邦画)] 10点(2012-05-23 05:22:29)
72.ネタバレ 「主演・織田裕二」「フジテレビ作品」「オールイタリアロケ」、おまけに「テレビでおなじみ」の俳優陣…と、個人的には惹かれる要素が皆無だったのだけれど、これは良い作品。つくづく偏見や先入観は禁物だと思った。まず、最近の邦画にありがちな、「説明臭い台詞」がほぼ皆無なのが良い。仕事はできるが「性格は最悪」と評され、娘を誘拐された母親に対しても冷淡だった黒田が徐々に母親に対して協力的になっていく(最後には違法行為をしてまで)様が描かれるが、それについての「説明」は一切ない。また天海祐希演じる母親も、ただただ「娘を助ける」という一点のためにひたすら走り、叫び、行動する。その描かれ方も「フライトプラン」のジュディ・フォスターを彷彿とさせて良かった(そういえば「フライトプラン」とこの作品、批判のされ方もにてるよなあ…)。
ぐるぐるさん [DVD(邦画)] 9点(2010-07-28 16:28:33)
71.ネタバレ まさか、織田裕二主演のフジテレビ映画でこんな感動するとは思わなんだ。いや実際私も、大抵の方と同じ感想、「うわー往年の名レスラー同士のプロレスみたいな“夢の(笑)”キャスティングやなー」とか、「織田裕二の喋り方、だんだん山本高広に似てきたな」とか、「佐藤浩市が出てくると、“どーせアナタが犯人なんでしょ”とツッコミたくなるね、冗談だけど」(←冗談で済まなかった)とか、思いつつ見てたんですけどね。結局、感動しちゃいました。クライマックスの、織田裕二と佐藤浩市が対峙する場面がとにかくシビレちゃったんですが、黒田が、少女の母から犯人に向けた「死なないで」というメッセージを伝えるシーン。この場面って、ベタな映画だったら、“伝言”じゃなくって、黒田と一緒に駆け付けた少女の母が直接、叫んじゃったりするのでは。映画冒頭、まるで不仲の夫婦のように無言でエレベーターに乗り込む二人、意思が通いあわないにも関わらず行動を共にしなければならない二人が、一連の事件を通じ、ついに気持ちを通い合わせた途端、離れ離れになり別行動となる。その最後に、交わし合う視線。結ばれた信頼によってこそ、これまでの迷いはすべてふっきれて、二人は決然と行動する、そしてその一方、信頼すべきパートナーを失ったことで復讐に走り犯罪に手を染めた犯人が、最後に見せる迷い。クライマックスの緊迫感の中、妙に寒がってみせる現地警部のいい味など、脇役陣も忘れがたい面々で、何かと嬉しい驚きのある映画でした。
鱗歌さん [地上波(邦画)] 8点(2012-03-04 17:55:35)
👍 1
70.一言で表現するなら「豪華版の火曜サスペンス劇場」
決して悪い意味ではなく、日本人好みの作りになっている事を率直に評価したい。
前半は名所・名跡・名物案内で、後半はジェットコースターのごとくに畳み掛けるストーリー展開。
2時間ドラマのお得意の手法ですが、キャストを豪華にして海外を舞台に作ったらどうなるのか?
いいんじゃないでしょうか?というのが私の感想です。
世界各地で起こるテロと対峙する外交官(詳細・所属共に不明)という設定なら続編作り放題です。
毒にも薬にもならないようなストーリーですが、予想していたよりも練ってあり、
濃厚なラブシーンや残虐なシーンがあるわけでもないので、家族と一緒に見ても安心して見ていられます。
娯楽映画と呼ぶに十分のクオリティがあると思いますので、子供からお年寄りまで万人にお勧めいたします。
最後に。
ロケハンにかなりの時間を費やしたであろう事は、素人目に見てもわかります。
イタリア人の友人からイタリア南部地方の美しい自然の事を聞いた事がありましたが、
この映画を見てアマルフィの美しい町並みと青い海に魅了されました。
次回作でも、まだ日本であまり知られていない観光地を照会していただければと(笑)
はいぷさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-03 14:30:56)
69.商業映画、特に『~記念大作』の類の必然として各俳優やロケ地のサービスショットなり、タイアップなりのしがらみに満ちた「企業の映画」たらざるを得ない中、画面にはそれに甘んじきらないスタッフの自己主張が随所に感じられて頼もしい。

何よりも主流ヒット作に顕著ないわゆる「万人受けの法則」つまり感傷場面の引き伸ばしに対して極めて自制的である。

主演二人のベランダの場面から、翌朝へのドライな繋ぎ。クライマックスから後日談への唐突でぶっきら棒な暗転。背中で隠したラストの「きれいな海」等はいかにも批評的で面白い。

出自やら来歴の説明を確信的に省いた風来坊のキャラクターも実に映画的で正しい。

無言を貫く主演二人の一連の動作と視線によって興味を引かせる導入部。これが終盤に活きてくる。渋滞の喧騒の中、二人は互いの言葉を聞き取れない。二人があくまで言葉によらずアイコンタクトのみによって意志を疎通させる展開の映画性。
また、空港の場面で戸田―スリの男―織田―天海親子、といった具合に人物の出し入れを(さりげない伏線の導入を含め)的確な流れで捌いた画面連鎖の見事さ。

これら、主要人物からエキストラまで複数の人物の頻繁な出入りが一貫して画面に活力を与えており、監視カメラ画像の連鎖を含めた引き、寄りのバランス感覚も悪くない。

クライマックスで織田裕二と佐藤浩市が一瞬交錯し、すれ違うショットの画面処理も的確で、二人の相容れない行路を明確に可視化している。

結果的に、類似した主題ながら台詞過多と画面の停滞で後半失速した東宝映画『誘拐』(1997)の愚を回避している。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2009-08-13 19:21:37)
68.文句なしに面白い。よくできたミステリ小説を読んだ気分。洋画を含むここ数年の映画の中で、ここまで時を忘れるほど手に汗にぎった映画は久しぶりだ。
玄人、職人技、いぶし銀、けれんみがない、素材(美しい景色・歌)はしつこからず適度に、ストーリー重視…自分が好きな要素がつまった映画だった。
十五夜さん [映画館(邦画)] 8点(2009-08-02 00:44:58)
67.ネタバレ 外交官黒田シリーズは、テレビを含め、色々抗議があったり、世間的な評価が低く、特にこの映画なんかは映画ファンなんかにボロカス言われていることは知っていました。だから、ものすごーく低い期待で、むしろ文句を言うノリで観たんですけど、どーしよう、そんなに悪くない・・。確かに、ブツッと黒くなる映画ではありえないタイトル表示や場面転換、変な撮り方しちゃってる所、イタリア感の安易な出し方、アクションがほとんどしょぼく迫力不足などなど、気になった所はあります。でも雰囲気で映画を観ちゃうところが功を奏したのか、冒頭からのテンポの良さは悪くなく、途中だれる部分はあるものの、意外な犯人の計画や、クライマックスの説得など、個人的にはそこそこ楽しめました。僕はテレビドラマを先に見ていたんですが、ぶっきらぼうで、頭もきれ、それでいて、心のどっかに正義と国益のバランスもちゃんと持っている、こんな和製スパイ風の織田裕二、好きです。アマルフィ、行ってみたいなー。
なにわ君さん [DVD(邦画)] 7点(2015-07-02 03:01:08)
66.ネタバレ あまり評価が良くない映画みたいですが、個人的には楽しめました。おそらく天海祐希の過剰すぎる演技がマイナスの要因だと思うのですが、それを補うほど織田裕二演じる黒田康作が魅力的でした。さらにこの映画には独特の間や演出があり、それがなにか笑いを誘っているようで面白いです。そう思うのは自分だけかもしれませんが…
nyarameroさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 12:19:25)
65.ネタバレ 織田祐二の映画を初めて観ました。鋭い洞察力を駆使してクールに駆け回る外交官を熱演、シブすぎ。息詰まるサスペンスに意外とのめり込めました。サラ・ブライトマンのテーマ曲は秋山のドリーム入場曲。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-23 17:21:18)
64.アマルフィの景色がとても綺麗で満足しました。
ぺんさん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-15 17:04:18)
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63.ネタバレ まず、黒田さんは惚れますね(笑)湯水のように予算の限りに税金を使い、その翌年それと同程度の税金がまた潤沢に投入される。外務大臣が入国しようものならその妻のためにこれでもかというくらい接待する・・・。そういった外交官のあり方に黒田が一言、「贅沢は外交官の特権か・・・」
ストイックに邦人保護官という外交官としての職務に専念し、接待より実務を優先するその姿はある意味公務員の鏡。シビれました。
「外交官黒田シリーズ」なんて感じで続編を出してもいいんじゃないかと思う。

そして天海祐樹。『アマルフィ』を観る少し前まで『BOSS』というTVドラマを観ていたせいか、そのキャラの変貌ぶりに驚きました。映画ではとても弱々しく狼狽する母親の役をこなしており、前述のドラマの役とはまさに対極のもの。そのせいでしばらくは違和感でしたが、それはあくまで個人的なイメージの問題で、逆にそこまで対極にある役柄を見事に演じていたことに驚きました。

戸田恵梨香はどんなドラマでも映画でもこういう役回りですね。彼女については特に言及する点はないです。

ストーリーは映画が原作で、小説は映画が元だという話でしたが、個人的には本のほうが好みでした。でもどちらにも言える事は、タイトルにするほど「アマルフィ」という事柄には作中あまり触れてこないということでしょうか。犯人の動機とちょっとした風景描写に使われた程度で、舞台はほぼ大使館のあるローマ周辺だったり。そのせいで「アマルフィ」感は薄かったように思います。もういっそ、『外交官-黒田物語~イタリア編~』とかで良かったのでは(笑)
でも、世界遺産でもあまり知られていないところを知れたという意味では興味深かったです。

続編、ゼヒゼヒ期待させてください☆
TANTOさん [映画館(邦画)] 7点(2009-08-03 10:58:17)
62.ネタバレ 特に織田裕二のファンというわけではないのですが、あまりにカッコ良いので惚れ惚れとしてしまいました。
職務遂行のためなら周囲との軋轢さえものともしないエリート外交官が、誘拐犯の電話に対して思わず取ってしまった行動。それが元で事件に巻き込まれ、おそらくは「本来の彼らしくない姿」を随所でさらしながら話が進むわけですが、エリートらしい割り切った行動の合間に見えるその人間らしさ、優しさにファンでもないのにときめいてしまいます。
そして気の強い母親役の天海祐希がついに、それまで抑えていた感情を露呈する姿には胸を打たれました。娘を思うあまりに周囲に噛み付いたり、身勝手に思われかねない行動をしていた彼女のその姿に思わず涙しつつ、応援したくなってしまいます。この一連のシーン、作品の中で一番気に入りました。
全体的に、物言わぬ演技や映像の扱いに絵画を鑑賞している時のような、行間を読む読書をしている時のような気分を味わいました。映像の専門的なことはわかりませんが、画面の作り方などあちこちかなり計算されているのではないでしょうか。
随所に現れるイタリアの映像も、作品の筋道や雰囲気を邪魔することなく散りばめてあって、後から思い出す楽しみもあり、好ましい扱いに感じます。
使いどころが良かったせいか一際美しく見えたアマルフィの町に、いつかはぜひ行ってみたいと思いました。
ニケさん [映画館(邦画)] 7点(2009-08-01 18:55:17)
👍 1
61.ネタバレ 織田裕二さんで初めて好きな役です。謎の外交官、黒田。映画1→ドラマで個人的に完全にノックアウト。ただお話は別にアマルフィじゃなくてもいいし、天海祐希さんが不慣れな役での浮いてるし、テーマソングがくどく使用され過ぎだし、そもそもサラ・ブライトマンは本職オペラ歌手ではないはず。日本でいう本田美奈子さん的な。なので点数は個人的に好みな男、黒田観賞点。イカす。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 6点(2012-05-20 16:57:40)
60.ネタバレ  面白かったけれど、外交官の仕事じゃないですよね。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-03 19:35:45)
59.なにやらワケありな緊迫感を持った男と女が突然映される。すでに物語は動いている。言葉を排しているがゆえに緊張は増してゆく。言葉を排しているがゆえに映される全てのものに目が行く。言葉を排しているがゆえに画面の外からの音が強調される。概要が掴めたところで唐突にタイトルロールと波の音。この映画、ただものではない。と思ったのだが、はたしてこれは私の感想なのか。通常、未見の映画について書かれているものは読まないようにしているのだが、この作品を見るよりもずっと前にこのサイトの卒業生でもある映画研究塾さんの絶賛評をすでに読んでしまっていたのだった。織田裕二をどんどん受け付けなくなってきていて、ゆえにこの作品は一生見ないであろうと思っていたからなのだが。よって私の好評は映画研究塾さんの影響下にある可能性を否定できないのだ。それほどにインパクトのある素晴らしい批評なのでぜひ皆様もご拝読くださいませ。はてさて織田裕二だが、いつもの過剰な表情と台詞まわしを排するだけで全然受け入れられた。単にそういうキャラクターである、ということ以上に演出の成果であることを確信した。サラ・ブライトマンを引っ張り出してきたりとずいぶんと無駄な部分もあるし、ユーモアの少なさも不満ではるけれど、目を見張るシーンも豊富にあるので概ねでは満足感が勝った。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-05 13:44:02)
58.ネタバレ 織田裕二主演映画では、かなりマシな方だと思う。少なくとも、お子様映画のような作りの映画版踊る~シリーズよりは良い出来だ。キャスティングで佐藤浩市が犯人だという事は直ぐに分かってしまうが、これは仕方のないところだろう。あの役を知名度の低い俳優には任せられないだろうし。むしろ天海祐希の母親役の方がしっくり来てない気がする。物語の設定上で突っ込み所が多いという意見もあるが、この程度の突っ込み所なら、大ヒットした洋画にも結構あるし、許容範囲内だと思う。全体的には、主人公にバリバリのアクションをさせてないところに好感が持てた。
へろへろさん [地上波(邦画)] 6点(2011-01-28 15:28:28)
57.ネタバレ 全く期待もしていなかったのですけど、テレビ局が全面に絡んだ邦画でもここまでできるんだ?っというプラスのイメージ。そこそこ頑張って、そこそこ楽しめる作品に仕上がっています。キャストも豪華。時間もかかってそう。演者達は終わった後にさぞ充実感があったことと思います。悪くはなかったです。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-23 13:48:07)
56.序盤から中盤にかけて、思ってた以上にシリアスで、演出も良く、かなり期待したのに..終盤で、コケた..幼稚な展開に、安易なクライマックス&結末..ガッカリです...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-16 12:51:33)
55.ネタバレ なるほど、ヤル気見せてるわけね。いや混ぜっかえすつもりは毛頭ないけれども、でも何で今更なの? ひょっとして政権変わるから?
でもまあこのくらい映画っぽい映像でこれからエンタテインメントしていこうってんなら、確かに少しうれしいかも。もう二度と観るかと思わせるような感動の押し付けシーンはないし、幼稚な台詞回しによるラブシーンもない。くどくど台詞で説明することをせず、なるべく映像からの情報のみで観客を引っ張ろうとする。特に冒頭シーン、観客はいま何が起きているかを知るためにスクリーンの隅々まで目を凝らし、耳を澄ますことを強いられる。テンポがいい。こちらが一つのことを理解するや否や、ぱっと画面が切り替わる、そんな感じだ。
が、むろん頭痛の種はストーリーだ。
【以下モロバレ】
天海祐希が鉄砲向けたときは思わずうつむいてしまったぞ。ド素人の女が警察相手にあんなことできるわけねーだろう。こんな映画とてもじゃないがガイジンには見せられない。失笑を通り越して激怒されるんじゃないか。
それにあの大臣、たとえ意図して悪党に政治資金を横流ししたのだとしても、佐藤浩市が復讐すべきなのは直接手を下した軍事政権の方であって大臣ではなかろう(仲間の外人たちにとってはなおさらだろう)。しかもその大臣を殺さない(結局誰一人死ななかったと思う)。大臣が失職したという記事を写してシャンシャンとしたいようだが、上の人間の首をすげかえても結局組織の本質は変わらずという現実世界の経験が想起されるので、逆にストレスは高まるばかり。つーか、そういう現実が嫌だからこそわれわれは映画館に行くのだ。向こうの脚本家ならおそらく小野寺昭か佐野史郎あたりを黒幕一味に仕立て、銃撃戦の末スカッと殺してみせるのではないか。それがエンタテインメントじゃねーか。悪者をやっつけずにカッコだけつけたってちっともスカッとしない。
…などと、日頃ハリウッドに馴致されている人間の一人である私などは思ってしまうが、しかし今の時代、そうほいほい人を殺す映画を作るわけにいかんのかも。もし2作目が作られるのなら絶対見るから、何らかの工夫を期待したいもんだと思う。いっそシリーズ化して、観客を教育しつつ徐々にステップアップしていくというのはどうでしょうか。
PS.他の人のレビューで気付いたが、ラスト近くのフィルムブチ切れは意図的なものだったのね。なるほど。
アンギラスさん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-25 23:46:38)
👍 2
54.ネタバレ オールイタリアロケと大々的に宣伝していたわけで、アマルフィの美しい景色とかなんだとか。。。
ところが先日映画館で見た「天使と悪魔」で映し出されるイタリアの風景とは雲泥の差。
色がとにかく薄いんです。
これはカメラなのかフィルムなのか監督なのか編集なのか。
それくらい全体的に薄く白く見えてしまったのです。
肝心のストーリーなのですが、外交官(?)黒田の活躍に尽きます。
業務遂行のためなら敵をいくら作ってもいい。
そんなクールな主人公ですが話が進むに連れて子供を誘拐された母親と心が繋がってきます。
ラスト近く、日本に帰ってきたら連絡をくださいという母親の言葉に「帰る予定がないですから」とクールに答えそっと消えるとこなんざ織田ならではの佇まい。
佐藤や福山との絡みも緊張感たっぷりに演じていてまだまだ彼の作品から目が離せません。
そういった意味でアマルフィ2があるようなラストシーンも嬉しい期待を持って見てしまいました。
ゆたさんさん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-17 09:38:57)
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【点数情報】

Review人数 73人
平均点数 4.85点
000.00%
134.11%
245.48%
3810.96%
41621.92%
51824.66%
61216.44%
768.22%
845.48%
911.37%
1011.37%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review5人
2 ストーリー評価 5.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review5人
4 音楽評価 6.66点 Review6人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

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