映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の口コミ・レビュー

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

[ミレニアムドラゴンタトゥーノオンナ]
The Girl with the Dragon Tattoo/Millennium: Part 1 - Men Who Hate Women
(Män som hatar kvinnor)
2009年スウェーデンデンマーク上映時間:153分
平均点:6.56 / 10(Review 50人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-01-16)
ドラマサスペンスシリーズもの犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2009-12-13)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-09-26)【envy】さん
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監督ニールス・アルデン・オプレヴ
キャストミカエル・ニクヴィスト(男優)ミカエル・ブルムクヴィスト
ノオミ・ラパス(女優)リスベット・サランデル
レナ・エンドレ(女優)エリカ・ベルジェ
デヴィッド・デンシック(男優)ヤンネ・ダールマン
牛山茂ミカエル・ブルムクヴィスト(日本語吹き替え版)
佐古真弓リスベット・サランデル(日本語吹き替え版)
佐々木優子エリカ・ベルジェ(日本語吹き替え版)
小島敏彦ドラガン・アルマンスキー/グスタフ・モレル警部(日本語吹き替え版)
勝部演之ヘンリック・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
脚本ニコライ・アーセル
音楽ヤコブ・グロート[音楽]
配給ギャガ・コミュニケーションズ
あらすじ
ジャーナリストのミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)は、大物実業家・ヴェンネルストレム(ステファン・サウク)の不正を暴き、名誉棄損で有罪になる。そんな彼に目をつけた大企業の前会長ヘンリック・ヴァンゲル(スヴェン・バーティル・タウベ)は調査員リスベット(ノオミ・ラパス)を使って彼の身辺調査をし、36年前に失踪した一族の少女・ハリエット(エヴァ・フレーリング)についての調査を彼に依頼する。
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💬口コミ一覧

50.ネタバレ 原作、ハリウッド版は見ていません。

2時間を越える長作品だったが、尺の長さを感じさせず最後まで作品に引き込まれた。
唯一、気になったのは馴染みの無いスウェーデンの人名か。
次々と登場人物が出てくるのだが(名前だけの人物もいたが)、とにかく顔と名前が一致しない。
・・・というか名前を覚えられない(聞き慣れない人名だったから)のが辛かった(>ω<)

しかし、そんなことが吹っ飛んでしまうほどリスベットの存在が大きい。
黒メタルなファッションに身を包み、危険な瞳のリスベット。
一発でぶっ飛んだ。
彼女にハマれるかどうかで、この作品の好き嫌いが分かれるのではないだろうか??

デンジャラスなリスベットとは間逆の人物として主人公のミカエルがいる訳だが、リスベットが危険であればあるほど、主人公が光ってくる。
うまい!

リスベットがいなければ、多分、地味な主人公で終わっていたことだろう。

作品自体は『セブン』のような聖書を引用した猟奇殺人を解き明かすミステリーなのだが、『セブン』に比べたら幾分地味なのは否めない。
だが、ミカエルとリスベットの関係が徐々に変化していく様子が丁寧に描かれており、単なるミステリーだけで終わっていないところが面白い。

また、個人的には北欧インテリアがとにかくオシャレで、それを観るのもまた楽しかった。

久々に面白い作品を観た!
そう思えた作品でした。
ななのじさん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-10 23:54:28)
👍 2
49.主人公のジャーナリストが、40年前の少女失踪事件の調査を依頼される。という発端は、中途半端な唐突さで、イマイチかな、とも思うのですが(巻き込まれ型サスペンスの持つ切迫感も乏しいし、その前の裁判敗訴のエピソードも、主人公がヒマになったと言ってるだけで、収監までのタイムリミットも物語に貢献していない)、映像を通じて繋がっていく過去の秘密、さらには当時発生していた連続殺人へと話は展開し、俄然、面白くなってきます。偶然撮られていたシャシンの、荒い粒子の中に過去がぼやけて見える、それが徐々に焦点を結んでいく面白さ。とは言え、謎ときの興味だけが本作の面白さではなく、むしろ、主人公とともに謎をおいかける、ドラゴンタトゥーの女、リスベットの存在が、本作をユニークなものとしています。事件とその犯人を特徴づけるのは、サディズムと暴力であり、一方でリスベット自身もまた、サディズムと暴力の中で生き抜いてきている。この猟奇犯罪が、特異的で一過性のものではなく、その芽となるものはいつでもどこにでもあることの証言者たる彼女の存在によって、ドラマに多層性が生まれています。作品終盤は、蛇足とみるか余韻とみるか、人によって感じ方がわかれるかも知れませんが(私はやや蛇足かとも)。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-13 08:47:07)
48.ネタバレ リスベットというキャラクターは普通脇役っぽい。石田衣良さんのI.W.G.P.に出てくる「ゼロワン」のように。そこに光をあてて,そのキャラに人生を与えているので,妙に生々しい感じがするし,魅力があるのだろうと思う。ノオミ・ラパスがよくあの役柄を演じきっているのが素晴らしい。シャーロック・ホームズでは全くべつのキャラを演じているので彼女の力で(もちろんスウェーデンの高倉健ことミカエル・ニクヴィストもいいんだけれども)あの,長さを見ることができたといっても過言ではない。ハリウッド版もいいのかもしれないけど,こちらも素晴らしい。
蝉丸さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-16 22:57:50)
47.ネタバレ ドラゴンタトゥーの女性があっさりとヌードになったり、平気で女性とSEXしたり、主人公と寝たりするのはとても好感が持てる。すぐに主人公とSEXをしたところには注文がある。それは、主人公が善良であることをもっと強調して、SEXをした理由はその男の精子が欲しかったという内容にしてほしかった。そして、最後に子供をみごもっているという展開を期待していた。そう、けっして自分の娘に手を出さない善良な男の精子がほしかったと。また、異常性のポイントをナチス関連にしているところは、私は賛成しない。それに、ドラゴンタトゥーを監視している男が極悪人であるのもやるせない。しかし、これに真っ向から立ち向かっていく様はみごとだったと思う。ここに女性達にささげる応援歌のように見えた。ところで、この映画をよく考えてみると、依頼人の兄が、彼の弟とその息子の異常性を全然しらなかったとなっているが、これはやっぱり腑に落ちない。どうせなら、依頼人である兄にも異常性がある(例えば、少年が大好きとか)設定の方がよかったように思える。(だから弟の娘に対しては、異常性が出なかったとなる)私なら、犯人には協力者がいて、警察官か身内の誰かにしていただろう。デビッドリンチ監督の影響があるなら、悪魔が出てきて交わっている話を付け足すかもしれない。また、「押し花」を定期的に送っているのだから、手紙を額の裏にでもしのばせればいいのにと思っていた。ただ、これらを差し引いても、なかなか良い映画だと思う。ドラゴンタトゥーの女性がとてもユニークである事や、なぞ探しの手法などみごとだった。メメントのように時間軸をめちゃくちゃにする方法もあるだろうが、複雑になりすぎるので、これぐらいの複雑さで丁度いいと思う。ただ、私なら、犯人にはそれなりのバツがすでに与えられているようにしているだろう。例えば、あらゆる病気にかかってしまっているなど。私は思うのだ、完全犯罪はないと。なぜなら、善良な自分の目が必ず見ているからだ。幸せになりたい、健康でいたい、良き友がほしい、良き妻がほしい、そういう善良な目が犯人の自分を見ている。それから逃れることなど出来ないのだから。
matanさん [DVD(吹替)] 8点(2010-07-20 20:38:37)
46.ネタバレ 153分という時間もあまり気にならない、なかなか面白い作品でした。
面白いとは言いつつも女性への暴力や軽蔑がテーマにあるらしく、
そのような不快なシーンが多々あるので、
もとよりそういったものが苦手な方は要注意。
しかしいずれも解決?はしているので問題ないとも言える?
まっ、その辺の不快な感じがハリウッドモノとはまた違った感じで個人的には○なわけですが。
事件を解決するコンビのちょっと変わった組み合わせがこれまたなかなか良く、特にリスベットは話が進むにつれて可愛く見えてきてしまったり。
とにかく、このコンビのこの先が気になるので2部3部と期待したいところです。一つ気になったところといえば、連続殺人事件発見の元となった依頼内容が
終盤あっさり解決してしまうのは若干残念なようなそうでないような…。
カズゥー柔術さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-13 13:48:27)
45.かなりの良作でした。ストーリーが本当に巧くできていて、2時間半もあるのにまったくあきさせなかったです。女の子のツンデレ具合が可愛くてたまらなかった。
映画さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-11 00:34:46)
44.ネタバレ 原作を読む前に見ましたが、面白かったです。
ハリウッド映画とは違う、ドロドロおどろおどろエロい独特の雰囲気。
結構えぐいシーンあるので苦手な人はダメかもしれません。
リスベットがとにかく魅力的で……早く2,3部も見たいです!
kiryuさん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-22 20:48:13)
43.ネタバレ 変な邦題で損してるな。
モフラーさん [映画館(字幕)] 8点(2010-02-06 21:15:34)
42.ネタバレ ハリウッドリメイク鑑賞後に観ました。本作品をみるとハリウッド版がずいぶんと本作に似てるなぁと思いました。リスベットはハリウッド版の方がきれいだなと思って最初は観ていましたが、本作のリスベットが化粧を落とした素顔はとてもきれいでした。リメイク版が最後にリスベットの女性の面を出したのに対し、本作は淡々としていて、その点が大きな違いかなと思いましたがどちらも良作だと思います。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-09-20 08:24:46)
41.ネタバレ 人間関係が複雑で誰が誰だか頭の中でこんがらがりそうになりながらも何とか理解できました。前半はスローペース、主人公とドラゴンタトゥーの女が協力するようになってからは一気に全貌が明らかになっていきます。話の序盤でハリエット=今のアニタではないかなと疑っておりましたが‥それでも話が飛躍するところも特になく、比較的長い映画でしたが面白く観ることができました。
まいったさん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-18 21:46:01)
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40.キャラも特徴的で、ミステリー小説を読む感覚をそのまま上手に映画にする事に成功していて楽しめました。続編は監督が変わってしまい残念です。
DAIMETALさん [DVD(吹替)] 7点(2014-11-30 03:30:15)
39.ネタバレ ハリウッド版→小説版→本作品の順番で鑑賞、比較になってしまうけど此方の方が分かり易く丁寧だけど映像的なインパクトはやや欠けます、悪く言うと地味です。小説版を読んでしまったので仕方ないですが、良かったシークエンスがカットされていたりしたのでやや残念でした。あまり良い事は書いてないけど原作の魅力は十分に引き出されていて楽しめます。
ないとれいんさん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-02 07:12:51)
38.ネタバレ リスベットが魅力的。レイプ仕返す気持ちよさ展開の小気味よさ、リスベットの道具や行動の美しさはまるでスパイや忍者のようで惹かれた。最後の似合わないゴージャス化は登場時の『なんか背低くて似合ってないなぁ』と感じたのを思い起こさせる。楽しかった。中性的な強く硬い身体にも惹かれた。現代の直訳である『女を憎む男』というのが反映されていないタイトルには疑問を持つ。
reitengoさん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-28 12:07:16)
37.ネタバレ ハリウッド版の後で鑑賞。ハリウッド版のリスベットの方が、動きに無駄がなくてキレがよく、眉がないので表情が読み取れない分、危険度も存在感も上回ってて好きなのだが、ミカエルとリスベットが二手に分かれてする調査内容など、煩雑なストーリーをより良く理解できたのは、こちらの方。またノオミのリスベットは、目が神経質に、細やかに動く。目の動きだけで、的確で合理的な判断や決断をぱぱぱぱっと切り替えているのがわかり、いかにも頭のいい女性なんだろうなぁ、という印象を受ける。ミカエルとの相性もマッチしていて、自然に無理なく鑑賞できた。
tonyさん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-28 11:16:52)
36.ネタバレ まず出てきた率直な感想はといえば、「スウェーデン、変態多すぎ・・」。生理的嫌悪感を起こさせる露骨なシーンがけっこう多いし。北欧の雪景色の清冽さの浄化効果で作品が安っぽいグロに堕ちるのを防いでいるけど。ひとつひとつ謎を検証してゆくプロセスが、丁寧で観ていて分かりやすい。足で追うアナログパターンは昔の探偵物のわくわく感あり。スウェーデンにもナチの影響がこんなにあったんだ、などと北欧についての浅学さを思い知りながら真相にたどり着いてみれば出るわ出るわ変態犯罪者の山。いやはやスウェーデンで女が生きるのってなんかすんごい大変なことのように感じたりして。気のせいだといいんだけど。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-05 01:05:14)
👍 1
35.ネタバレ 探偵役は二人。社会派で温厚なジャーナリストのミカエルと天才ハッカーのリスベット嬢。彼女は過去のトラウマから人を愛せず、コミュニケーション障害者で攻撃的な性格という設定。この設定が十分活かされている。ミカエルは追っていた悪徳実業家の罠に嵌り、裁判で有罪となるが、リスベットが無実を証明するのが副主題。ミカエルはある大物実業家から40年前の少女失踪事件の調査依頼を受ける。少女とミカエルは実は顔見知りであるという設定が巧み。リスベットは仕事でミカエルの素行調査を行っており、彼に興味を持った。失踪事件のことを知り、彼に事件解明のヒントをメールする。こうして二人の交流が始める。失踪事件は謎が多く魅き込まれる。事故で交通止めの孤島、生死不明、一族の内部抗争、犯人らしき人物から送られる押し花、残された日記の暗号らしき名前と数字、これらから一気に未解明の連続殺人事件へと発展する様相は見ものだ。これに聖書、ナチス、ユダヤ人虐殺、性的虐待、父殺しといったおどろおどろしい要素が加わるのだから重厚さは増す。性的虐待と父殺しはリスベットとリンクする。女を嫌悪する犯人を男を嫌悪する女探偵が暴くという構図の妙もある。リスベットは交通転落事故の犯人を見殺しにする。そして最後のサプライズ。少女は生きていた!これで終わりではない。リスベットはミカエルを嵌めた悪徳実業家の悪事の証拠を突き止め、ミカエルの無実をはらし、隠し口座から大金を引き出すことに成功する。ダークヒロインとしての新鮮味。彼女は人を愛せなかったが、ミカエルとは心を通わせ、ベットを共にし、音信不通だった母との和解も果たした。彼女の従来の探偵役からかけ離れたぶっ飛びぶりと成長ぶりも見所。細部まで理詰めで練られた脚本には好感がもてた。だが不満もある。ミカエルは部屋を荒らされたり、ライフルで命を狙われたりしているのに、安閑としすぎている。緊張感が足りないのだ。真犯人は直球すぎる。もっとミス・ディレクションやレッド・へリングを配すれば老練なミステリー・ファンからも大喝采を受けただろう。それと聖書、ナチスは古臭くないか?いやしくも題名はミレニアムだ。少女は連続殺人事件の真相を知りながら何故放置しておいたのか?警察に匿名投書するくらいはできたはずである。毎年生花が贈られてきて、それが犯人からのものと思うか?リベリットの貧相なヌードは不要。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-19 23:40:13)
34.ネタバレ 鑑賞した順番が米国版→欧州版だったので、どうしても米国版との比較になってしまう事をまずご容赦願いたい。
まず、原作小説が同じながら、こうも趣の異なる作品が出来てしまうものなのか!? と感心した。
意図的に奇抜な映像と音楽で派手に演出している感が強い米国版に対し、欧州版の方が丁寧に作られている様に思える。
登場人物の容姿は圧倒的に米国版の圧勝だが、欧州版の方が一般庶民らしく現実味が高く感じられた。
いずれにしても、北米版・欧州版共にどちらも良く出来ていると思う。
(猫が殺されない点では欧州版の方が上)
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-03 13:25:11)
33.かなりの長尺なのに一気に最後まで観れました。謎解きとしての面白さに加え、ヒロインのリズベットの怪しげな魅力にも引かれました。ラストもちょっと予想外の感動があり、色々な意味で楽しめました。3部作ということで2作目以降も当然観るでしょう。
ぽじっこさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-17 22:32:05)
32.東欧のミステリーという事でとても神秘的な雰囲気が好きです。
それぞれのキャラクターもいいです。主人公と一緒に謎解きできるし。
でもリズベットはもう少し綺麗な人がよかったかな・・・
mitsuo@さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-12 23:03:12)
31.ネタバレ ちょっとテンポがモタついているような気がしますが、面倒くさくもある硬質なミステリを、キチンと丁寧に撮った結果なんでしょうねぇ。ミステリや人物像にピントを合わせてきた脚本が、好印象。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-02 00:27:16)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 50人
平均点数 6.56点
000.00%
100.00%
200.00%
312.00%
412.00%
548.00%
61632.00%
72040.00%
8714.00%
912.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.33点 Review6人
2 ストーリー評価 7.12点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.87点 Review8人
4 音楽評価 5.00点 Review6人
5 感泣評価 5.16点 Review6人

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