映画『さんかく』の口コミ・レビュー(2ページ目)

さんかく

[サンカク]
2010年上映時間:99分
平均点:7.39 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-06-26)
ドラマラブストーリーコメディ
新規登録(2010-06-19)【3737】さん
タイトル情報更新(2017-09-01)【イニシャルK】さん
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監督吉田恵輔
キャスト高岡蒼甫(男優)百瀬
小野恵令奈(女優)榎本桃
田畑智子(女優)榎本佳代
矢沢心(女優)佳代の友人
大島優子(女優)ファミレス店員(友情出演)
三島ゆたか(男優)百瀬の仕事先の店長
太賀(男優)翔吾
赤堀雅秋(男優)
宇野祥平(男優)
脚本吉田恵輔
撮影志田貴之
製作日活
配給日活
照明吉田恵輔
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💬口コミ一覧

31.ネタバレ 桃を演じる小野恵令奈がエロい!かわいい!そして憎い・・・!15にして立派な悪女だよ。
(これはほとんど想像だけど)先輩にふられ、その腹いせか自身の女の魅力を試したかったのか、身近な男・姉の彼氏である百瀬をたぶらかし、百瀬のしつこい電話をネタに柔道少年と仲良くなって、百瀬をボコボコに。酷い。
そして登場するキャラクターがかなりリアルで、見ているこっちが辛くなるシーンがいっぱい。何といっても映画のラスト、三人の目配せはかなり秀逸。余韻が残る。
最近ある事件で話題になった高岡蒼甫はこれからも役者として活躍してもらいたい。
eurekaさん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-24 14:17:59)
30.ネタバレ 常にトイレを視野の奥に入れた特徴的な2DKの構図の中、高岡蒼甫と田畑智子が何度もキスをし直すシーンや、マニキュアをめぐっての痴話喧嘩が別れ話に発展してしまうシーンなど、二人の関係性の変化を捉える持続的なワンシーン・ワンカットが真に迫る。

この長回しは、二人の達者な芝居を途切れさせないことで生々しいテンションの維持を達成しているだけでなく、男女間の視線の交換とそれに伴う感情の交流という古典ハリウッド的な切り返し編集を一切封印することで、二人の恋愛の不可能性を暗示する。

実際に、小野恵令奈と高岡蒼甫の「擬似恋愛」は幾度も偽の切り返しによって表現される一方、高岡・田畑の対話からは意識的に徹底排除されている。
監視カメラ映像を通して交わされた偽のそれと、ラストの美しいそれ以外は。


同時に、頻出する携帯電話での対話も常に一方の発話者側だけを捉え、関係の一方向性と非対称性を強調しているのも確信的に施された演出だ。

ラストのクロースアップによる男女の切り返しに至り始めて双方向的な結びつきが成立し、見つめること(視覚)と受け容れること(心理)の一致という原サイレント的美しさを見せ付ける。
ユーカラさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-28 20:53:22)
29.居るなぁこんな奴らwいやもう痛い!痛い!

そしてまた一人 オヤジキラーが誕生した。
まんせるさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-10 19:45:00)
28.ネタバレ 3人が3人とも身近に感じられる範囲で痛い奴。現代は誰もがストーカーになり得てしまう時代だから、リアルだし面白い。まあ、現代に限定する訳じゃないが、「待つわ」とか「まちぶせ」の時代からするとやっぱり難しい時代なんだろうなと思ったり…。最初にストーカー扱いされたのは先輩のバイト先に現れた桃だった、次にリアル犯罪行為の佳代、最後に百瀬で、桃の同級生(ガキだが柔道やってる)から散々に言われ、桃からも捨てられ、さらに投げられてしまう百瀬が情けなくて、情けなくて…。この一連の高岡蒼甫の演技は最高だった。そして百瀬は自分も痛い奴だったと知った後で、同じく痛かった佳代を少し理解した。人に好きになればなるほど痛くなってしまうのが人間って事か、仕方ないね。いやぁ、本当に楽しめた映画でした。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-05 17:40:30)
👍 2
27.ネタバレ 良作。【ネタバレ注意】3人とも、ただ演技してる役者だということを忘れて、いかにもいそうな迷惑キャラで「全員不幸になって終われ」と思うくらいにイライラさせられる。設定も演技も素晴らしいし、田舎に行った後の展開が凄い。留守電の件は、着信拒否しそうな気はするけれど。
mohnoさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 14:10:44)
26.ネタバレ  正直あまり期待せずに軽い気持ちで観ていたのですが、すっかり吉田恵輔ワールドにハマってしまいました。初めは登場人物のリアルなバカっぷりに苛立ちさえ感じていたのですが、妹が実家に戻ってからの展開の凄まじさに惹き込まれ、最後にはそのバカッぷりに笑わせられ、泣かされましたね。

 まあ、子どもの領域と大人の領域の間は相互不可侵が一番ということですかね。

TMさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-16 17:08:50)
25.いいねえ!これぞ映画!あたりまえだが、やはり映画というのは、”俳優”というよりも、”監督”のものだ。監督、脚本、照明でしょ、この監督。もう、すんげーよ!マイッタヨ!としかいいようがない。俳優の演技というのはもちろんなのだが、わたしはこの作品の主要3人物にホレてしまった。やっぱ、撮り方です。この、もう過去にも何度も撮り尽くされていて、いまさら、って感じのこの平平凡凡な内容(すじ)が、これほどまでに、胸のすくように、斬新で、輝いていて、驚きに満ちて感じられるとは。
男ザンパノさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-02 16:18:21)
24.ネタバレ 観ているこっちが恥ずかしくなるくらい、オトコの心理に踏み込んだ傑作。この監督のものは全部観たい。
百瀬はどの男の心にも潜んでいるはずだ。愛車に対する異常な入れ込み具合。そして、彼女である佳代に対して、その改造費用を110万円と偽るセンス。10万円の部分がリアルとでも考えたのだろうか。佳代しか騙せない何とも不毛な嘘である。後輩に対してはやたらとでかい態度を取るくせに、影では逆に馬鹿にされている。ダメでイタい男の典型を演じている高岡蒼甫はなぜかハマり役だ。ちょっとタレ目のところが、とどのつまりはお人よしである百瀬のキャラにぴったりなのだろう。
一方、このイタい男・百瀬に入れ込む佳代のイタさも相当なもの。百瀬のくだらない嘘には騙される。マルチにはまり、百瀬に捨てられると泣き喚き、挙句の果てには犯罪まがいの行為まで。そもそもけっこう可愛い美容部員なのに、ダメ男の百瀬に入れ込んでいる時点で「ちょっぴりイタい」なんてレベルじゃない。
この2人の同棲先に佳代の妹である15歳の桃ちゃんが夏休みにやって来る。男のロリコン心を最高にくすぐるキャラ設定が絶妙だ。舌足らずなしゃべり方、子供っぽいストレートさ、「女」意識の萌芽、キスへの抵抗感。自分に対する言い訳を繰り返しながら、桃への思いを募らせる百瀬。最高に滑稽で哀れとしか言いようがない。しょうもない言い争いから、佳代と別れる彼の姿は若者の持つ「軽薄さ」を体現している。冷徹に登場人物の「イタさ」を抉り出すとともに、それをやわらかく包み込むような視線で見守る監督の視線が心地よい。
ラスト付近、佳代を前にしてしゃがみこむ百瀬には共感を通り越して、自分が見えた。佳代の微笑に心が熱くなった。そして15歳でも十分ストライクゾーンに入ってしまうという余計なことを知ってしまった。
枕流さん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-25 19:15:43)
👍 3 😂 1
23.いやー、やはり痛面白い!!
この監督は一体どんな人生を送ってきたんだか。
痛い人間の生態の描き方が、ひたすら生々しく滑稽。
恋をしている男女なんてものは多かれ少なかれ痛いものだから、少しくらいは、自分と共通する部分を見つけてしまうかもしれない。「そんな痛いトコみせないでくれよ」と居心地が悪くなり、笑えるシーンも苦笑いしかできなくなってしまうことだろう。

キャスティングがかなり絶妙。
出ている映画のほとんどがヤンキーか柄の悪い高岡蒼甫は、本作ではかなりの新境地を開いたのではないかと思う。これこそが、本当の高岡蒼甫なのでは?と思うくらい自然にかなり痛い男だった。
そんでもってこういう男にコロっといっちゃう痛い女っているよなー。っていうのを演ずるのが田畑智子。この方も痛い女を演じさせたら恐ろしいくらいにハマってて「ザ・男をイラつかせる女」としてかなりリアル。
そして、ひっかき回すのがAKB48の小野恵令奈。この娘がとびきりエロい。15歳と言えど、バカにできない肉体。可愛すぎない程度の可愛さ、計算しつくされた無防備さと、あどけなさ。寝起きとか風呂上りとか、もう! このエロさで責められたら、ロリコンでなくとも悩殺されてしまったとて何ら不思議ではない。
ナタリー・ポートマンにデレデレのジャン・レノを責められないのと一緒である。
喋りも相当に舌ったらずで甘ったるく、何を言ってるのか分らない場面もしばしば。普通の映画では、まず起用されないだろうが、本作ではこれでいいのだ。「こういう娘フツーにいるよな」っていう自然的な若い娘を演じるには演技力などむしろジャマにしかならんのだ。そして、こういう娘に弱い男は多い。

恋をするのに年齢は関係ないと言うが、ロリコンにだけはならないようにした方がいいと思うばかりである。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2010-07-04 23:00:44)
👍 4
22.ネタバレ 百瀬、佳代、桃、という、主要な三人については、みなさんのレビューで大いに笑わせていただいたし、その人物評については出尽くしておりますので (笑) 、あえて別の切り口から一つコメントを。 本作、と言うよりは、この監督のほとんど全ての作品で言えることですが、年頃の少女が主演のごとく登場するにもかかわらず、「親」が全く登場しません。(壊れた父親、がいることはある) 三人の会話の断片にちらっと登場しても良さそうですが、それすらない。 かつての相米慎二監督は、その作中において、子になおざりな親たち、離婚寸前の親たち、、といった、大人の不在 (喪失) を通して子供たちの成長、を描いていましたが、吉田恵輔監督の支柱はそこに近いように感じています。(そもそも、田畑智子、一夏の物語、お引越し、親の不在、といった本作のキーワードから、相米慎二監督「お引越し」へのリスペクトは隠せません) もちろん、本作を恋愛劇として観るなら「さんかく」ですが、桃という子供、に対して、百瀬、佳代の二人は未成熟な大人、、その視点で観ると、大人たちが不甲斐ない歪な家族ドラマのようにも見えるのが本作の面白いところ。 しかし、二人の監督それぞれ個性があり、相米監督はあくまで "家族" がテーマですが、吉田監督は "恋愛群像劇" にこだわっているようです。それも、いじわるで挑発的な (笑) 実は、優しくて愛がある、というところは同じかな。
タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-08-17 12:01:05)
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21.ネタバレ  なんかもう居心地の悪い映画だなぁ。なのに目が離せない。
 桃がホームステイをしている序盤。連想するのは『じゃんけん』。じゃんけんの関係性もよく考えれば『さんかく』ですね。
 佳代は桃に強く、桃は百瀬に強く、百瀬は佳代に強い。最終的に誰がマウントを取るのかっていう主導権争いの映画にも見えます。
 また、この映画の『あるある』は周りの人間にまで及びます。
 印象的だったのはマルチの女と仕事先の後輩。
 後輩は面と向かって逆らうことはしない。小さな恨みを蓄積させていく。例えば、後輩の家で、お風呂から体も拭かずに百瀬が電話に出るシーン。床についた泡とお湯が後輩目線でクローズアップされる。この目の付けどころは凄い。
 マルチの女は桃が仕事に来なくなったので電話を入れる。『心配してます。』っていう台詞のあと、『今月のノルマなんですが・・・・』このマルチの女の本性の出し方ってのも非常にリアル。嫌~な気持ちにさせられます。
 最近見た映画の中ではダントツで後引く映画。見ていて気持ちの良いもんではありません。
 これを見て自分の黒歴史を思い出さない人はいないんじゃないでしょうか。
 そういった意味では、人によってはそんじょそこらのホラー映画より取り扱い注意と言えそうです。
たきたてさん [DVD(邦画)] 7点(2021-05-16 02:52:06)
👍 1
20.男は単純だ。男は計算しない。男は女に弱い。男はサイテー、そして、やっぱりサイテーだ。男ですいません。
午の若丸さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-09 23:18:26)
19.田畑智子って、なかなか魅力的な女優さんですね。
la_spagnaさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 00:28:16)
18.ネタバレ 自分の誰にも触れて欲しくない根っこの部分をねちねちと罵倒されながらぐちゃぐちゃに踏み潰され行き場のない気持ちに襲われました。フラストレーションはたまる一方でエンディングの爽やかな歌とは正反対にほぼ全編モヤモヤとした気持ちで観ていましたが、最後の佳代の笑顔でこれでよかったのかもしれないと妙な心地よささえ感じてしまう不思議な映画でした。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 15:09:44)
17.ネタバレ 小野恵令奈のロリコン的エロさに尽きる一本。
この少女をめぐり、周りの大人たちが翻弄される。
男女それぞれの恥ずかしい部分や、恋愛における男女の行動パターンを見事に捉えていて、それが随所に描かれている。

まるで、男女にまつわる「イタイエピソード」を紡いだ様な流れ。
おそらく、普通に恋愛を経験した大人、特に男が観たら、自分のイタイ思い出とリンクして、恥ずかしさや思い出がこみあげてくるに違いない。

とにかく、小野恵令奈の小悪魔的なエロさを満喫できるだけでも、観た価値はあった。
露出度の高い小野恵令奈の服装、甘ったれたしゃべり方も、この上なく魅惑的で危険に満ちている。

個人的には、路上で小野恵令奈がサラリーマン風の男に痴漢されるシーンなどの、ちょっとした演出もまた効果的で印象に残った。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-27 02:09:55)
👍 1
16.ネタバレ 何このあるある。演技に見えないのがすごい。
しかし、マジでああいう車に乗ってる人っているからなぁ。
虎王さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-23 02:08:33)
15.面白いんだけど、どこまで行ってもあるあるなんだよな。
michellさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-26 09:27:59)
14.ネタバレ 男なら誰でも?持ち得ておかしくない男の心理を見せつけられた感じがしました。
いつの間にか、百瀬目線になる魔法にかけられ、終盤 佳代の実家で百瀬が頭抱え、しゃがみ込んだ時には、自分も頭抱え込んでいる錯覚に陥っていた次第であります。

ラストの佳代の笑顔が印象的で、その後の三人の行く末が見たいような見たくないような・・・ちょっと気になりました。



ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-01 16:41:20)
👍 1
13.ネタバレ 高岡蒼甫のはまり役っぷりが半端ない。こういう奴いるなぁなんて思いながらも自分にもどこか当てはまったりして‥(笑)こんだけリアルなダメ男を表現できた吉田監督はすごい。
しっぽりさん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-21 00:33:09)
👍 1
12.ネタバレ 子供のいたづら心に翻弄される男ってことですが、まあ~、相手がそばにいる時は
30歳でもありえるかもって思うが、遠くに離れても冷静になれないとこころは、
少し病的かも。それなりに面白みがある映画です。
cogitoさん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-27 21:32:05)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 7.39点
000.00%
100.00%
200.00%
323.92%
411.96%
535.88%
6611.76%
71019.61%
81733.33%
91019.61%
1023.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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