映画『ヒッチャー(1985)』の口コミ・レビュー

ヒッチャー(1985)

[ヒッチャー]
The Hitcher
1985年上映時間:98分
平均点:7.11 / 10(Review 75人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-05-03)
アクションホラーサスペンスシリーズものバイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-12-15)【イニシャルK】さん
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監督ロバート・ハーモン
助監督フランク・キャプラ三世(第二班第二助監督〔ノンクレジット〕)
キャストC・トーマス・ハウエル(男優)ジム・ハルジー
ルトガー・ハウアー(男優)ジョン・ライダー
ジェニファー・ジェイソン・リー(女優)ナッシュ
ジェフリー・デマン(男優)エストリッジ警部
井上和彦ジム・ハルジー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
樋浦勉ジョン・ライダー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
勝生真沙子ナッシュ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小林清志エストリッジ警部(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
脚本エリック・レッド
音楽マーク・アイシャム
撮影ジョン・シール
チャールズ・ミンスキー(第二班撮影監督)
ウォルト・ロイド(カメラ・オペレーター)
ジェームズ・L・カーター(第二班カメラ・オペレーター)
製作ポール・ルイス〔製作〕(共同製作)
製作総指揮エドワード・S・フェルドマン
配給東北新社
松竹富士
美術デニス・ガスナー(プロダクション・デザイン&タイトル・デザイン)
編集フランク・J・ウリオステ
録音グレッグ・ランデイカー
スティーヴ・マスロウ
スティーブン・ハンター・フリック
マイケル・ミンクラー
その他ポール・ルイス〔製作〕(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
雷雨に見舞われた夜のハイウェイ。車を陸送中の少年ジム・ハルジーは、広漠とした西部の荒野で一人のヒッチハイカーを拾った。だが車が走り出すと、男はおもむろにナイフを取り出して…残酷でタフな連続殺人者に怪優ルトガー・ハウアー。少年役にトーマス・ハウエル。病んだオオカミと必死のウサギが織り成す、荒野のノンストップ・ハードボイルド。
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💬口コミ一覧

75.好きな映画、というのとはちょっと違うかも知れない。好きだから何度でも繰り返し見ます、というんじゃなくって、ごく、たまーに見ては、作品の不気味さに震え上がり、堪能したい。今回見たのも、果たしていつ以来だったっけか。やっぱり面白い。怖い。不気味。痺れます。
『激突!』の後で、どういう映画があり得るか。どこまでトンガレるか。トンガリまくった挙句、こういう映画が生まれちゃう。そのこと自体が、面白いじゃないですか。
雨の中、現れたヒッチハイカー。『激突!』における、顔の見えない敵、というのとは違って(もっとも、『激突!』ではタンクローリー自体が“顔”な訳ですが)、こちらはいきなり顔を見せちゃう。おいおい、顔、見えちゃってるよ、とワケのわからない心配をしてしまうのですが、ちゃんと不気味さを持続させ、恐怖を持続させるルトガー・ハウアー。本当に得難い俳優をこの作品は得ることができ、この時点で99%は成功が保証されたもんでしょう。などと言うと、C・トーマス・ハウエルが気の毒か。いや、その凡庸さもしっかり、この映画では活きてます。
とにかくルトガー・ハウアー。やっぱりこの人、品がある。そして、何を考えているかわからない(アタマ空っぽ、という意味ではなく)。その独特の持ち味を、徹底的に邪悪さへと振り切って見せると、こんなコワいことになってしまう。作品と俳優の、一期一会、絶妙の組み合わせ。などと『ブレードランナー』のことも同じようにホメてしまいたくなる誘惑を抑えつつ。
この作品、実に不条理なサスペンスですが、不条理ゆえに散漫になるようなこと無く、緩急つけて緊張感を高めていきます。
切り詰められたセリフの、恐るべき切れ味。
一方、劇中のところどころで展開される派手なアクションシーンが、サスペンスに不釣り合いで、ちょっと浮いた感じがあるのも事実なのですが、この不条理世界にそういう場違いなものが放り込まれると、さらに不条理感が倍増し、さらに不気味さが膨れ上がってきます。これ、計算されたものなのかどうか、わからないけれど、結果として異様な効果をあげていて、やっぱりこの作品、フツーじゃない。
さて、次は、何年後に見ますかね。。。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 10点(2023-10-14 09:01:07)
74.完全にハマってしまいました。ルトガー・ハウアーの強烈なパワーが前面に押し出された、異色サイコ・スリラーですネ!畳み掛けのように起こるドンデン返し。C・トーマス・ハウエルがじわじわと追い詰められていく様は、目のあてようがない!でも目が離せない!この矛盾も、この「ヒッチャー」では難なく成立してしまうところが圧巻。でも、このふたり、この作品以降はほとんどパッとしないですね。それが残念。監督のロバート・ハーモンも「ボディ・ターゲット」はまずまずだったんで、あと一押し欲しい!ところで、この映画、冒頭、非常に暗いですよね。夜の場面が。どういう風に撮ってるんでしょうかね?
ウェザー・リポートさん 10点(2002-04-08 13:48:16)
73.ルドガー・ハウアーはもちろんのことC・トーマスハウエルも見事な演技でした。なぜか私はこの犯人に同性愛的なものを感じました。
トムさん 10点(2001-09-19 23:20:18)
72.ネタバレ 公開当時に観て以来34年ぶりにまた観ましたが、ストーリー、映像ともに良く出来た映画だと思います。ルトガー・ハウワーの謎の殺人ヒッチハイカー、みごとにはめられていく主人公のトーマス・ハウエル、全く頼りにならないテキサスの田舎町の警官たち、そしてチャーミングなウエイトレスのジェニファー・ジェイソン・リー。キャスティングも良かったです。ルトガー・ハウアーは総勢何人を殺したのでしょうか。。。数えられません。。。いろいろな要素満載の作品でしたが、34年前に観た時から一番印象に残っていたシーンはジェニファー・ジェイソン・リーが残虐に殺された場面です。あのシーンは脳裏から離れませんでした。ジェニファーはトーマス・ハウエルに関わってしまったばっかりにあんな無残な殺され方をしてしまってとてもかわいそうでした。美人だけどどこか暗い面もあり被害者だったのが急に拳銃を持ちトーマスに加担するなど、とても難解な性格でしたがそれでも魅力的な良い娘でした。あんな殺され方は酷です。トーマスは自分のせいでジェニファーは殺されたのだから激怒するなり後悔するなり、もっと感情を出してほしかったです。あんたのせいでジェニファーは殺されたんですよ!なお、ルトガー・ハウアーは先日病気のため75歳で亡くなりました。ご冥福をお祈りします。素晴らしい映画をありがとうございました。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2019-12-22 01:53:45)
71.ネタバレ ジョン・ライダーとは何者なのか。「ディズニーランド出身」のこの男は、まるで今と変わらぬ姿のまま世に生れ落ちたかのようだ。生まれながらの殺人者。彼は何年も殺人を続けながら、自分を殺してくれる人間を捜し求めていた。ついに現れた好敵手ジム・ホルジーを執拗につけ狙い、念願叶ってあの世へ送られることになる。ラスト、ジムがパトカーで追いかけてきた時のジョンの嬉しそうな顔ったらない。「来い!」とか言って、無防備に車に撥ねられてる(笑)何者にも束縛されない「堕ちた天使」ジョン・ライダーを演じたルトガー・ハウアーは、本作と『ブレードランナー』のレプリカント役で、80年代を代表する悪役となった。ところで、本作には二つの教訓がある。一つは、あまり気軽にヒッチハイカーを乗せないこと。もう一つは、フライドポテトはよく注意して食べること。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 9点(2007-09-14 21:42:51)
70. 傑作です! こういう作品にありがちな、余計なヒューマニズムとか安っぽい哲学とか、そういった無駄が全くない! ここに描かれているのは、まぎれもない「生きた人間たち」の姿です。
コウモリさん [地上波(吹替)] 9点(2007-04-20 08:40:03)
69.ネタバレ 現在ならサイコパスと表現されるのでしょう。日常生活の延長の体で、親切な一家も、何ら悪いことしてない若い女性も惨殺してみせるルトガー・ハウアーは生身の人間としては映画史上最凶の何名かに入るでしょう。こんな男に見込まれた主人公は気の毒です。激突!の主人公より理不尽に気の毒です。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 9点(2004-05-28 23:35:44)
68.ネタバレ すごい映画。ルトガーハウアーの異常ぶりが怖すぎる。運命のいたずらを感じさせる映画。主人公を助けたばかりに、女が最後残酷にも殺されてしまう、そのやるせなさが、この映画の異常性をますます高めている。主人公は最初、平凡な男の子であった。ところが、異常な犯人につきまとわれることで変わっていく。その人間が変わっていく様がなんともすさまじいリアルさである。最後に主人公が犯人を殺して終わり、めでたしめでたしという映画はキライなのだが、この映画に限って言えば必然であったように感じてしまう。運命の必然、そんな感じ。最後の陽がくれていくシーン、音楽とマッチして映画がおわっていくその感じがなんともいえずいい終わり方だ。本当によくできた映画だと思う。緊迫感がすごいあって、最後まで一気に見入ってしまう。
これまで、10回以上は見ているのだが、それでも見入ってしまう映画。
なかがわさん 9点(2003-12-04 23:56:33)
👍 1
67.好みのドラマと言えば『ハイランダー』に『サブウェイ』に『刑事コロンボ』に…だから、よれよれのコートを着た男が主役格で登場する作品は相対的に点数高いす(笑)。エリック・レッドの書く脚本に出てくる野郎は『ラスト・アウトロー』ってのもそうなんだけど、こんなネチっこい男ばっかだよなあ。しかも追いつ追われつだけ(というか追われつオンリー)で上映時間のほとんどを消費…一点豪華主義のドラマツルギーですな。余計なモノを殺ぎ落とした話が、どれだけ食べごたえがあるか。サスペンスドラマの本領のみ発揮って感じです。当然ここまでやれば文句は言えん。ああ、Cラッセルが体当たりで力演した凡作『ブレーキダウン』に、『ヒッチャー』のねちっこさがあったらなあ…エリック・レッド侮りがたし。
エスねこさん 9点(2003-06-10 23:49:48)
66.指のフライドポテトだぜ!!
はてな丸さん 9点(2003-02-01 14:59:25)
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65.何故か追われ続ける主人公には激突にも似た不条理さを感じながらぐいぐい物語りに気引き込まれていった。ハウアーの存在感が光る作品。私は二人の友人に勧め、絶賛と酷評を貰いました。勧める相手は良く選びましょう。
KENさん 9点(2002-07-03 09:52:10)
64.映画を印象ずけるのは、内容だという見本のような映画だと思います。15年経っても名作です。ところでアメリカでは、アンカットバージョンもあるらしいです。女の子が引き裂かれるシーンを、完全に撮したもので、あまりにも過激なので、ビデオ版ではそれをカットして今のバージョンにしたらしいです。
マンタンさん 9点(2001-10-07 06:57:58)
63.これはある意味映画を観ることに対する勇気を試される映画です。衝撃的なシーンの数々、暗がりの序盤から物語は一気に加速していき一旦話しは終結するかのように見せます。しかしここでこのヒッチャーは終わらない。荒削りな演出、ルトガー・ハウアーのターミネーター的な怪演、これが全て構築した傑作がここにある。
チャーリーさん 9点(2001-08-15 21:33:02)
62.ディズニーランド出身です。
ジョンライダーさん 9点(2001-07-14 07:31:34)
61.単なるB級映画と思って観たんですが・・・確かに凄い映画です。キレたサイコ野郎の映画なんですが、ジェニファー・ジェイソン・リーが死ぬあたりは衝撃的です。しかしラストに向かうにつれ、どうして主人公は犯人が脱走すると分かったのか?またどうやってあの警備の中で簡単に車から逃げ出せたのか?「さあ、掛かってきなさい!」って簡単に轢き殺されてみたり?ある映画解説者が「この犯人は殺されフェチなんだ」とか言ってましたが、一方で冒頭からヒッチャーは殺人犯としていきなり登場しており、その理由や動機は全く示されません。ある意味、この作りそのものがサイコ的であります。本作を観た当時は、ルトガー・ハウアーって凄い俳優になると思っていたんですが・・・
イマジンさん 9点(2001-04-17 12:12:37)
60.最初に観た時、怖かったなあ。ルトガー・ハウアーの狂気は見事。松田優作でリメイクが観たかった。
nojiさん [地上波(吹替)] 8点(2013-08-01 00:23:52)
59.ネタバレ トーマス・ハウエルとルトガー・ハウアーの男同士の対決が見応え充分。ぞくぞくする面白さがあります。ただいっそのこと女性は登場させない方がよかったのでは。女はいらないんだよ!といわんばかりの残虐な結末は、後味の悪さしか残りません。
はらへりさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-12 16:57:04)
58.ネタバレ 怖い、怖いって……本当に怖いね。序盤は近づいたり離れたりし過ぎてちょっと緊張が途切れたが、警察署での皆殺しから一気に引き込まれた。L・ハウアーの怪演はJ・ニコルソン、K・ベイツ、R・デニーロ、H・レジャー、J・バルデムと並ぶ物凄いインパクト。
j-hitchさん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-01-26 02:11:34)
57.ネタバレ かなり前に見たのですが、印象深かったということ以外、すっかり内容を忘れていました。店頭で DVD を見つけてつい買ってみたのですが、たしかに凄い。犯人が、どうしてそこに現れることができるのか、という素朴な疑問はあるものの、この独特の世界に引き込まれます。ウエイトレスが引き裂かれる展開など、現在のハリウッドにはなかなかできないことかもしれません。ちなみに、点数には関係ないですが、DVD は字幕表示固定で、ちょっと残念でした。
mohnoさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-13 02:24:48)
56.公開当時、周りの友達が全員口を揃えて面白いと言っていた。ビデオが発売になった時も、たしか回り中がこぞって面白かったと言っていた。主演がC.トーマス・ハウエルだと聞いて、彼が凶悪ヒッチハイカーとして暴れ回る映画なのだと思い込み、そんなものが恐いワケないと思ってスルーしていた。たぶん誰もルトガー・ハウアーとか、ジェニファー・ジェイソン・リーとか言い出さなかったんだろうと思うけど、最近になってこの2人も出ていることを知り、うっかり20年も経ってしまったが勇気を出して手にしてみたらやっぱりみんなが口を揃えて褒めるだけのことはあった。亜流が出尽くしてしまった今頃になってもまだ面白いんだから、20年前にこれを見た人はびっくりしただろうなあ。一般的なシナリオ作法をかなり無視した無謀な組み立てになっているが、無視したことにきちんと計算が感じられる極めて美しい作りになっている。ナッシュがどう絡んで来るのか、読めない展開はヒッチコックですね。「激突!」のオマージュかな、とも思えるけど、ショートスケールのロードムービーとしては非常に良く出来た秀作と言えるのではないでしょうか。前半のいかにもな泥沼感は、C.トーマス・ハウエルの微妙な年齢も加わって大変痛々しく、観ていて辛いものがありました。
anemoneさん 8点(2004-10-03 04:37:19)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 75人
平均点数 7.11点
000.00%
100.00%
211.33%
311.33%
411.33%
556.67%
61520.00%
72533.33%
81216.00%
91216.00%
1034.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.60点 Review5人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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