映画『病院坂の首縊りの家』の口コミ・レビュー

病院坂の首縊りの家

[ビョウインザカノクビククリノイエ]
1979年上映時間:139分
平均点:6.44 / 10(Review 66人) (点数分布表示)
公開開始日(1979-05-26)
サスペンスシリーズもの犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-07-02)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督市川崑
助監督橋本幸治
米田興弘
キャスト石坂浩二(男優)金田一耕助
草刈正雄(男優)日夏黙太郎
佐久間良子(女優)法眼弥生
桜田淳子(女優)法眼由香利/山内小雪
小林昭二(男優)三之介
入江たか子(女優)五十嵐千鶴
小沢栄太郎(男優)本條徳兵衛
加藤武(男優)等々力警部
岡本信人(男優)加納巡査
大滝秀治(男優)阪東刑事
三條美紀(女優)田辺光枝
あおい輝彦(男優)山内敏男
萩尾みどり(女優)山内冬子
中井貴恵(女優)妙ちゃん
横溝正史(男優)老推理作家
三木のり平(男優)野呂十次
草笛光子(女優)雨宮じゅん
ピーター(男優)吉沢平次
常田富士男(男優)管理人権堂
三谷昇(男優)石切鑑識課員
菊地勇一(男優)法眼琢也
清水紘治(男優)本條直吉
林一夫(男優)花園海軍大尉
白石加代子(女優)宮坂すみ
久富惟晴(男優)五十嵐猛蔵
河原さぶ(男優)五十嵐滋(クレジット「河原裕昌」)
林ゆたか(男優)佐川哲
原作横溝正史「病院坂の首縊りの家」
脚本日高真也
久里子亭
音楽田辺信一
大橋鉄矢(音楽プロデューサー)
撮影長谷川清
製作市川崑
馬場和夫
東宝映画
企画角川春樹事務所
配給東宝
美術阿久根巌
鈴木儀雄(美術助手)
編集小川信夫
長田千鶴子
録音東宝録音センター
矢野口文雄
斉藤禎一(録音助手)
照明佐藤幸次郎
その他IMAGICA(現像)
土屋テル子(記録)
スポンサーリンク

💬口コミ一覧

66.いや~、びっくり。市川金田一ものは大好きで本作品以外は全て見ていたのですが、今回DVDが出たのをきっかけに5作品続けて見ました。それでびっくり、自分にとって一番の傑作でした。佐清(すけきよ)のような強烈な登場人物もなく、手毬唄や俳句の見立てもなく、映画としての見せ場が全然ない物語で、横溝氏得意の因縁話のみでぐいぐい話を引っ張ります。そして忘れ得ぬ人力車のラストシーン。音楽も泣かせます。また、桜田淳子さんの妖しく哀しい演技も素晴らしい! 序盤の登場シーンの美しさと妖しさには心からどきっとしました。初期3作が傑作なのに女王蜂の評価が随分落ちたので本作も今まで見ずにいたのですが、今日後悔しました。
秋山さん 10点(2004-07-25 21:58:03)
65.ネタバレ ハメ撮り写真・飛鳥時代さながら(言い過ぎか)の近親相姦まがい・
軽快なジャズに乗せて展開するアート風連続殺人‥

退廃的な雰囲気を思いっきり堪能できる、
金田一シリーズの集大成ともいえる出来です。
ラストシーンの悲哀に満ちた美しさは、この世のものと思えない。
彬彬さん [DVD(邦画)] 9点(2006-12-26 11:08:13)
64.数々の金田一モノの中で一番好きな作品です。このシリーズは犯人捜しよりも、時代背景からにじみ出る悲しみや、おどろおどろしい情景に魅力があると私は思います。少し暗い映像で、一人の女の悲しい運命を美しく表現していました。佐久間良子はもう言うことありませんが、桜田淳子も好演だったと思います。そして特筆すべきは草刈正雄。爽やかハンサム君の壁を壊しての演技が成功の基ですね。ホラーは苦手だけど、この手の感じの映画は好きなんです。最近の邦画には無い、底なしの妖しさ…。
のはらさん 9点(2004-02-29 19:13:50)
👍 1
63. やっぱり僕はこの市川監督の金田一シリーズが一番いいね。石坂浩二の金田一も歴代の中で一番好きです。本作は、写真の乾板をめぐって、金田一耕介と等々力警部の優しさが良く描かれていて、たまりません。この際桜田淳子には、目をつむって、だって彼女なりに精一杯演じているのが分かるしね。母と娘の女としての悲しい運命を描いて、やはり2・3年に一度は、見てしまう作品の一つ。「悪魔の手毬唄」の次に好きな作品です。個人的には、車夫の三之助がたまらなく僕は好きですね。
銀幕にウィンク・トトさん 9点(2002-02-25 22:15:56)
62.もう、草刈正雄に拍手!!です。好奇心旺盛なカメラマンの役で、完全にこの人の独壇場でした。でかすぎる声もさることながら、観客を物語の世界に引きずり込んでくれます。この人のサブストーリが見たくなるくらい魅力的でした。桜田順子の「去年のトマトはぁ~..」なんてのんきに歌うイメージからは脱却していて、いい演技でしたね。(みょーな白塗りメイクは変でしたが)それにしても生首を風鈴にするなんざぁ、すごすぎる想像力!最初と終わりに出てくる棒読みのおじいさん(横溝正史?)には腰が砕けましたので1点マイナス。
さかQさん 9点(2001-10-24 01:10:26)
61.人力車のラストシーンが泣ける。
金田一シリーズ屈指の名シーン。

さようなら俺の金田一。
tonaoさん [DVD(邦画)] 8点(2020-04-19 20:55:31)
60.シリーズでは「犬神」に次いで大好きな作品。ストーリー云々より佐久間良子、
草刈正雄、桜田淳子の見事に色の違う個性溢れる演技は必見。まさに「魅せる
演技」ですね。特に桜田淳子の大袈裟な演技は最初引くかもしれませんが、
見てる内に病み付きになります。
チョッパーさん [地上波(邦画)] 8点(2008-08-02 00:18:49)
59.あおい輝彦のあのモミアゲは卑怯だ。

石坂金田一シリーズ中、一番好きな作品。
さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-18 12:04:41)
58.ネタバレ 石坂浩二の金田一耕助シリーズ第5作。このシリーズは人間関係がややこしいからいつも家系図書きながら見てたけど、それでも今回はややこしすぎてわけわかんなかったりする。でもストーリーはシリーズ中でも犬神と並ぶくらい好きです。「奥さんが見えませんね」とか言ってるあたり今までもわざとだったのね。良くも悪くも金田一らしいなと。桜田淳子の2役熱演も印象的。
バカ王子さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-03-22 00:01:18)
57.市川監督&石坂・金田一コンビ最後の映画ですが名残り惜しくも相変わらずの面白さです。雰囲気も演出もキャストも良いですね。あおい輝彦と桜田淳子が怖くてイイ感じで好きです。ただ原作も難解なので映画でも分かりづらいかなと思います(まとめ方は上手いです)。市川監督のラストの物悲しい魅せ方は流石としか言えませんね…心に染みます。
ゆうしゃさん 8点(2004-03-24 16:10:25)
スポンサーリンク
56.ネタバレ この作品、最初に観たのは小学校の時で、あまりの恐怖にトイレに行けなくなったことがトラウマとなり、2回目を観るのにとても勇気が必要でした。
長い時間が過ぎて、DVDを購入する余裕もできたので、ようやく2回目にチャレンジしましたが、風鈴に括りつけられた生首、撲殺される写真屋の親父、ギターから頭を出すピーター、いっちゃった桜田淳子の目、猛蔵の顔、血がやたら飛び散ったりで、やっぱり怖かった…。
さて、シリーズ中で一番都会的な雰囲気が漂う作品ですが、横溝正史お得意の、家系図必須の複雑な血縁関係、積年の恨みが動機となっている等、押さえる所はきっちりと押さえていて安心して観ることができます。
あの大ボリュームの原作を2時間半に圧縮したにしては、良くできていると思います。
ただ残念なのは、シリーズ最後の作品なのに、坂口良子が出ていなかったことです。
その分、草刈正雄と桜田順子が頑張ってはいましたが…。
なおてぃーさん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-10 18:49:27)
55.ネタバレ この作品だけは五作中でもかなり異彩を放ってます。ジャズのオープニングにはいささか抵抗を感じました。監督によれば「原作もそれまでと全く違ったものだから映画も変えようと思った」との事ですが、黒いタイトルバック、物悲しいオープニングの石坂金田一ファンとしては、ちゃんとシリーズを踏襲して欲しかったです。でもその新しい試みのなかでも「もくたろう」さんの活躍や桜田淳子扮する小雪、ゆかりの演技はこのシリーズならではの丁寧さがとても出てます。特にラストの人力車シーン、たたずむ金田一の姿には本当に心打たれます、さすが完結作。横溝先生にはもうちょっと頑張ってほしかったですね(笑)
パンツァー・フォーさん 8点(2004-01-03 18:28:04)
54.ネタバレ 佐久間良子が自殺し、小林昭二(ウルトラマンだかセブンだかの地球防衛隊に出てくるおじさん、いや仮面ライダーV3か)が帽子をとって見送るラストは印象的。何度も見た作品だが、昨日発売されたDVDボックスを買ってまた見てしまった。解説によると、石坂浩二は金田一耕助役は実存感があってはいけないと感じて演技を徐々に変えていったとのこと。確かに、金田一がもっとも前面に出てこない作品と言える。原作自体は、話に無理があったり偶然が重なりすぎたりと、パズラーとしては評価に値にしないものであろうが、加藤武、萩尾みどり、大滝秀治等、常連の傍役陣と、ラストの叙情性により優れた作品となっている。ただ、中井貴惠と横溝正史本人の登場、そして桜田淳子とあおい輝彦のキャスティングはいかがなものか。
floydpinkさん 8点(2003-11-22 19:22:23)
53.ネタバレ 最後の市川=石坂金田一作品は、色々と盛り込んでいた前作の『女王蜂』から一転、虚飾を一切排除した、鉛色に沈んだ映画でした。悪く言っちゃえば、とってもジミ。若い人々のドラマを中心にした事で、世代の移り変わり、去ってゆくものの淋しさを感じ、シリーズの終焉にセンチメンタルな気分。一貫して人の業と、その悲しみを描いたシリーズだけに、この最終作はその終わりに相応しいドラマを描いて幕を閉じたと思います。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2003-11-22 14:08:13)
52.ネタバレ 最後の人力車に乗ったまま佐久間良子が死ぬシーン、それに金田一耕介が坂を去っていくとこ、切なくてジーンとします。サントラ盤であの場面の曲、何回も聞いてます
とくべえさん 8点(2003-05-03 18:51:40)
51.とても悲しいお話でした。へいちゃんの金田一シリーズの中で唯一、最後涙がでました・・草刈正雄さんカッコいい~♪コミカルで面白かった!宮坂すみ役(名前がわかりません)面白かった。盲目とはいえ目を一度も瞬きせず演技している所が素晴らしい(笑)草笛光子さんも今回は煤で真っ黒になっての演技に拍手です!回を重ねるごとに出演時間が短くなっているような・・しかし、中井貴恵さんじゃなくて、坂口良子さんの方が良かったのでは??
ヘロチョコチャオ!さん 8点(2003-01-15 05:08:22)
50.矛盾点かなり多いのですが、シリーズのなかで一番恐いと思う。それから、音楽がいいよね。導入部のジャズで入ってくるところとか、カッチョイイ。
のりさん 8点(2002-04-28 22:34:27)
49.ネタバレ オープニングのジャズ、スタッフ紹介の文字の大きさから、今までのシリーズらしさ(悪く言えばマンネリさ)を払拭しようとしたんだろうか?統一感は薄い。そして黒いマントを纏った金田一が、今までの事件に振り回される感じでなく、一歩引いた落ち着いた感じで、何とも格好いいのだ。それら脱マンネリ策に、最初見た時は違和感を感じたけど、2回目視聴の時には、これも良いなって思ってしまった。お約束のセリフ、仕草はしっかり健在で、等々力警部は粉薬の大サービス。

家系図がとっても複雑で、劇中まんま家系図メモを見せるくらいだけど、それでも充分に理解できたとは思えない。弥生の娘と孫が…という解釈で良かったろうか?もう人間関係が女の髪のように複雑に絡み合っててドロドロだよ。千鶴がなんで天井裏に隠れて暮らしてたのか、劇中聞いてたのに忘れたんだか…
夜中の廃屋で挙げる結婚はミステリアスで、視線の定まらない由佳利の演技はなかなかのモノ。その後の生首事件に繋がる下りは、戦後の怪談としても不気味で興味を惹かれる。謎解きのキッカケ、意外な人物の意外な裏の顔も、ミステリーとしてしっかりした作りに思えた。電話を使っての“誰が誰と話してるのか?”を混乱させる撮り方も上手い。

弥生がもう不憫で不憫で…15の頃から猛蔵に写真で縛られ、写真乾板をネタに脅迫され続け、結婚写真を使った敏男の法眼家への復讐は、法眼家に人生を狂わされた弥生に向けられる事になるハズだった。結果的に娘を2人も失い、そしてあの結末。原作と違い弥生を殺害に関与させたのは、あまりに一方的に不幸過ぎる生涯だったからだろうか。弥生の由佳利に対する想いが今ひとつ掴みきれなかったと思うけど、襖を挟んで小雪と話す弥生の姿に、由佳利への思いも込められていたのかもしれない。

これで石坂金田一を5作品+1を製作年順に続けて観た。前作から1年3ヶ月ほど経っての公開。舞台は昭和26年。んん?年代的に5作品のちょうど真ん中だ。真ん中だけど金田一が渡米(?)を前にして起きた最後の事件ということ。う~ん、作品ごとの関連性が見えるかと思ったんだけど、キャラクター設定は一緒でも、他作品との繋がりらしいワードは一切出てこなかった。
作品ごとに完成度にムラがあるけど、犬2006を除く5作品(女王蜂も除いて4作品でも良い)を、年代ごと(獄→犬→病→(女)→悪)に、脳内で補完しながら観ると、テンポよく観られるかも?
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-10-06 22:33:07)
48.冒頭からヨコミゾ先生が登場(一緒に出てるのは、本物の奥様なのか?)、たどたどしいながらもセリフの多い役をこなし、いやもしかして、最終的にこのヒトが犯人だったりして、とちょっと警戒、まではしないけど(ところでここは、本物のご自宅なのか?)
事件の背景とか動機とかに関して言うと、あおい輝彦の存在が(顔も)ワケわからんような気がしつつ、それでも作品自体は、ほどほどに錯綜し、ほどほどにわかりやすく、意外にうまくまとまっているように思われます。勿論、ミステリとしては、原作自体が面白すぎる上にギミックにも事欠かない『犬神家の一族』と比べると、地味な印象は拭えませんが、趣きある古い日本家屋の中で、時に動きのあるシーンを織り込んだりして、映画としての魅力は決して負けていないのではないか、と。
というより、凝った映像を作ろうにもやりつくした感があって、犬神家で見たようなシーン(町を歩く二人を上から捉えたカメラとか)の蒸し返しが、ちょっとパロディみたいな可笑しさにも繋がっていたりして。
舞台となっている古い町並みも風情がありますが、肝心の「病院坂」だけが妙に都会。この坂をロケで使いたいのなら、そもそも田舎を舞台にしなきゃいいのに・・・と思わんでもないけど、やっぱり古い町並みは、このシリーズによく似合う。だから、我慢しよう。
桜田ズン子は重要な役どころでなかなかの熱演。だけどそれにもまして、草刈正雄のこの自由奔放過ぎる演技は、一体何なんだろう、と。ホントいい度胸してると思います。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-22 20:33:43)
47.もちろん犬神家には及ばないけど、横溝作品の雰囲気は十分出ている。暗さの使い方が素晴らしい。
nojiさん [地上波(邦画)] 7点(2013-05-04 09:32:50)
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 6.44点
000.00%
100.00%
211.52%
323.03%
457.58%
51015.15%
61218.18%
71928.79%
81218.18%
946.06%
1011.52%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.66点 Review3人
2 ストーリー評価 5.60点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.20点 Review5人
4 音楽評価 5.80点 Review5人
5 感泣評価 3.50点 Review4人

■ ヘルプ