映画『ガルシアの首』の口コミ・レビュー

ガルシアの首

[ガルシアノクビ]
Bring Me the Head of Alfredo Garcia
1974年上映時間:112分
平均点:7.36 / 10(Review 39人) (点数分布表示)
アクションドラマラブストーリー犯罪ものバイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-02-24)【イニシャルK】さん
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監督サム・ペキンパー
キャストウォーレン・オーツ(男優)ベニー
イゼラ・ヴェガ(女優)エリータ
エミリオ・フェルナンデス(男優)エル・イェフェ
ギグ・ヤング(男優)クイル
ロバート・ウェッバー[男優](男優)サペンスリー
クリス・クリストファーソン(男優)パコ
内海賢二ベニー(日本語吹き替え版)
此島愛子エリータ(日本語吹き替え版)
小林清志サペンスリー(日本語吹き替え版)
寺島幹夫マックス(日本語吹き替え版)
神田隆大地主(日本語吹き替え版)
村越伊知郎クイル(日本語吹き替え版)
原作サム・ペキンパー(原案)
脚本サム・ペキンパー
音楽ジェリー・フィールディング
編曲レニー・ニーハウス
撮影アレックス・フィリップス・Jr
配給ユナイテッド・アーチスツ
編集ロビ・ロバーツ
ガース・クレーヴン(編集スーパーバイザー)
字幕翻訳高瀬鎮夫
あらすじ
メキシコの大地主が娘を妊娠させた男に賞金をかけた。酒場のピアノ弾きベニーは情婦から、彼女と昔関係のあったその賞金首が既に亡き者である事を知り葬られた墓地へ車を走らせる。墓を暴き遺体の首を取ったまでは良かったが、賞金を狙う男達が現れ.....。バイオレンス映画の巨匠ペキンパーが描く、「漢の魂」見せつける渾身の一本。観賞せずに死ねるか!
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💬口コミ一覧

39.『ガルシアの首』と言うと、なーんとなく『ブラック・レイン』を思い起こしたり思い起こさなかったりする訳ですが(笑)。その一方で、この映画、カミュの『異邦人』を思い出させたりもするのです。この映画の主人公ベニーの行動は、確かに『異邦人』のムルソーのそれよりも、明確な「動機付け」がなされています。つまり、「金銭」であったり、「愛」であったり、「復讐心」であったり。その点では両者は異なる存在であり、「映画らしい処理」が施されていると言えます。しかし、本作のベニーもまた、この世界の秩序や制度から外れた「異邦人」には違いないわけで、実際、映画は「彼がどのような由来の人間か」という彼の「属性」については何も語りません。また、彼の行動は決して計画的とも言えず、ただ、一連の事件の流れのなかで、刹那的に、彼は漂いつづけるのみ。「ガルシアの首」を手に入れるまでの前半、「首」を手に入れてからの後半、という「折り返し」の映画構成、その終着点には激烈なカタストロフ。それは、燃え尽きる瞬間の生の輝きであり、「生きる」ということについての、逆説的で象徴的な提示であります。なぜ、この映画のストーリーはこのような顛末を辿らねばならなかったのか?と言えば、それが単に「異邦人」としての生の燃焼のひとつであったから、であり、そこには本質的な意味は無いわけで、例えば「太陽のせいだ」とでも答えるしかないのかもしれない・・・。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 10点(2006-02-27 22:22:51)
👍 1
38.「ガルシアの首もってこい」ですよ。そりゃ満点つけたくもなりますよ。
ナクサライトさん 10点(2004-05-23 10:11:14)
37.昨夜久々にビデオテープを引っ張り出して見るも、あまりの名作ぶりに改めて関心!!その日暮らしの生活から抜け出すべく金目当てに墓あらしまでするベニー、だが女を殺されたことを引き金に、それまでの人生の怒りの全てを炸裂させる。W・ウォーツ一世一代の名演技!!
SPORTYさん 10点(2003-06-29 15:12:59)
36.ウォーレン・オーツ演じる、メキシコの場末のバーまで流れてきた落ち目のピアノ弾き。もう後戻りも出来ない漢が、愛する女のために最後の一発逆転を狙う。蝿のたかる首にぶつぶつぶつぶつ語りかけるオーツの孤独が切ない。そして筋を通す漢のけじめ。裏の「ガルシアの首」、表の「ワイルドバンチ」と共にペキンパーの最高傑作。観る度にテキーラが呑みたくなる。
バイクボーイさん 10点(2003-02-13 18:05:24)
35.ネタバレ 爽快感やハッピーエンドはありませんし、暑苦しくうらぶれたような雰囲気の中をひたすら破滅に向かって突き進むので、観る人を選ぶ作品だと思います。それでもこの作品にはもはや若くはなく、何ものも持ち得なかった男の悲しみと意地、足掻きが横溢し、心打たれずにはいられません。主演のウォーレン・オーツが素晴らしく、ペキンパー作品の中では好きな作品の一つです。
クリプトポネさん [DVD(字幕)] 9点(2017-08-06 21:09:28)
34.これは燃えました。金、酒、女、そして拳銃。ウォーレン・オーツの魅力で溢れています。しびれました。
ジャッカルの目さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 22:33:21)
33.ジョン・ヒューストンの「黄金」のような雰囲気を思わせるようないい感じのバイオレンス・アクション。最愛の情婦を殺されてしまったことで賞金どころではないようになってしまった、主人公の気持ちとは・・・。W・オーツ渋くてカッコいい!!

白い男さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-06 22:20:25)
32.ネタバレ 初めてみた大学生の時はその良さがまったくわからなかった、という事を素直に告白しておく。が年を経て少しは人生経験を積むにつれ、このピアノ弾きの行動に痛いほど気持ちを込めてしまうのだ。一攫千金を求め何とかこの機会に這い上がりたいという想いや、どうしようも無い情婦=彼女であるけれど、支え合ってこれからの人生を築き上げたい、と考えた小さな夢とその破綻に対する悲しみ。彼女を守れなかった悔しさ。同じ女を愛していた賞金首への贖罪の気持ち。これら感情を一身に背負い演技するオーツ、最高。全(男性)映画ファンにとっての「漢の映画・必修科目」の一本。
Nbu2さん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-19 23:10:12)
👍 2
31.暑苦しくて狭い車内をハエが飛び回り、横に乗ってる友人の首に酒をぶっ掛ける。不快極まりない状況のなか男は車を走らせる。何に向かって走っているのか?金か?地位か?女か?そうじゃない!今まで散々に踏みにじられてきたプライドを取り戻すため、自らの意地のために「ガルシアの首」を乗っけて車を走らす。いつもながら、ペキンパーの描くオヤジ達はブチ切れているのに、哀愁漂い魅力的だ。負け犬の遠吠えで片付けることを許さない、どん底の男がぶちまける魂の雄叫びがこの映画に込められている。
ペリエさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-31 02:22:36)
👍 2
30.ネタバレ 冒頭から緊張感がありまくりでシビれた。
そして最後まで楽しめた。

最後あんなことしなくても、金だけもらって帰れば良いのにもったいない。
命がもったいない。

が、愛する女性を失ったから、もはや大金をもらっても意味ないし、彼女を事故に巻き込む原因を作った、ガルシアの首のそもそもの依頼者をぶち殺したかったんだろうな、自分の命を投げ打ってでも。
とはいえ最後の最後まで車で逃げようとしてたからよく分からんけども。

メキシコの荒涼殺伐とした雰囲気、汚いアメ車で大地を疾走するシーンの数々、クセのあるメキシコ人たち、汚いバラック街やホテルなど、ストーリー以外の見どころが沢山あるのも堪らない。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 8点(2023-01-08 16:40:54)
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29.ネタバレ 日々悶々としている俺みたいなしょうもない男は、ベニーのような散りざまに憧れながら、今日もまた生きながらえてしまっているのです。
長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-16 12:38:13)
28.首を探すまでと見つけた後の展開の違いといえばもう「フロム・ダスク・ティル・ドーン」並み。いやー、サス・ペキンパーの久しぶりの男臭さ全開に痺れてもたー。なんでウォーレン・オーツってこんなにも合うんでしょうね、んー、、惚れちまいそうだ(笑)映像はあんまりきれくはないですけど相変わらずのバイオレンスさはたまらん。シメはまさかまさか「大列車強盗」+「俺たちの明日はない」とは・・。愛する人を失った男の意地の為だけに相手を銃でシバき、散っていったオーツは最高だぜっ!!
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-23 10:22:26)
27.ネタバレ 恋人が殺されてからはまるで高倉健主演の東映任侠映画を観ている様な展開で、ウォーレン・オーツの散りっぷりはこれぞペキンパー。ストーリーも確かに凄いけど、登場人物(特に男)の人相がみなごつくて悪人面で、写真でしか判らないガルシアが一番男前みたいに感じるところは皮肉です。ウォーレン・オーツ生涯最高の名演技をご堪能あれ、という感じですね。
S&Sさん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-09 12:00:39)
26.ネタバレ グリンゴ(アメリカ人)の殺し屋コンビが、廃車と見紛うオンボロの車に乗って追って来るガルシアの家族たちを一掃してしまうシーンの過激さはどうでしょう。ガルシア一家とは対照的にピシッと上品そうに決めていながら、コートの下から突然マシンガンをぶっ放すあの野蛮さが強烈に頭に焼き付きます。 もちろん、でっかいサングラスをかけたウォーレン・オーツがとことん格好よいですし、女が泣く姿もまるで聖女のように美しいですし、時折まざるスローモーションもことごとくバッチリ決まっています。…個人的にはスローモーションというのは、ほとんどの場合において滑稽に見えてしまい間の抜けた印象しか受けないのですが、ペキンパーが使うと凄く良いものに見えてしまうのですから不思議です。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-15 18:32:58)
25.ネタバレ 生首に蝿が集るところがリアル、今にも死臭が漂ってきそう。それほど終始ドンパチやっているわけじゃないけど、ウォーレン・オーツ演じるベニーと情婦エリータとの純粋な恋物語が胸を打つ。そして後半はしっかりとペキンパー節。絶えず生きているかのようにガルシアの首に話し続ける主人公の姿が印象的です。
かんたーたさん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 17:46:49)
24.なんて強烈!もうシビれた。倒れた。
mimiさん 8点(2004-11-02 20:30:08)
23.ネタバレ どうにも間抜けに生きた男が、最後の最後で見せた自暴自棄ぎりっぎりの散り様は、やっぱり意地なのだろう。うう、かっこいい。
koziさん 8点(2004-08-09 01:10:26)
22.毛じらみ?になりたくないなと思った。
(テレビ)
zero828さん 8点(2004-02-25 20:43:23)
21.汗と埃と異臭にまみれた女人禁制のとにかくキッタない作品。ペキンパー作品は大なり小なり似たようなもんですが、これはとにかくまぁ、やさぐれまくっております。作品全体を覆う自暴自棄が観ている者の感覚を麻痺させ、グチャグチャのベロンベロンになりながら、難関を乗り越えて辿りついた先に男の怒りが爆発するのでありました!・・・恋人を生かしといたらゲッタウェイできたかな?
モートルの玉さん 8点(2003-06-18 04:21:32)
👍 1
20.ペキンパーにしては控え目な作品という印象を受けたが、それでもダメ男の悲哀はさすがに出ていました。土臭いポール・ニューマン(?)といった感じのウォーレン・オーツもいい味を出していて、この映画の魅力を一層引き立てている。
チャーリーさん 8点(2001-10-14 22:13:23)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 39人
平均点数 7.36点
000.00%
100.00%
200.00%
312.56%
425.13%
512.56%
6717.95%
7820.51%
81128.21%
9512.82%
10410.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review4人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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