映画『君の名は。(2016)』の口コミ・レビュー(8ページ目)

君の名は。(2016)

[キミノナハ]
YOUR NAME.
2016年上映時間:106分
平均点:7.03 / 10(Review 183人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-08-26)
公開終了日(2017-07-26)
SFラブストーリーアニメ青春もの
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タイトル情報更新(2025-04-29)【イニシャルK】さん
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監督新海誠
神木隆之介立花瀧
上白石萌音宮水三葉
長澤まさみ奥寺ミキ
市原悦子宮水一葉
成田凌勅使河原克彦
悠木碧名取早耶香
石川界人高木真太
てらそままさき宮水トシキ
大原さやか宮水二葉
花澤香菜ユキちゃん先生(雪野百香里)
井上和彦瀧の父
茶風林勅使河原の父
谷花音宮水四葉
島﨑信長藤井司
原作新海誠
脚本新海誠
音楽RADWIMPS
深澤恵梨香(音楽協力)
作詞野田洋次郎「前前前世」
作曲野田洋次郎「前前前世」
主題歌RADWIMPS「前前前世」
撮影新海誠
製作市川南〔製作〕
東宝(「君の名は。」製作委員会)
KADOKAWA(「君の名は。」製作委員会)
コミックス・ウェーブ・フィルム(「君の名は。」製作委員会)
山内章弘(「君の名は。」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
制作コミックス・ウェーブ・フィルム
Production I.G(制作協力)
スタジオカラー(制作協力)
シャフト(制作協力)
テレコム・アニメーションフィルム(制作協力)
マッドハウス(制作協力)
GONZO(制作協力)
配給東宝
作画新海誠(絵コンテ)
安藤雅司(作画監督/キャラクターデザイン)
黄瀬和哉(作画監督)
田中将賀(キャラクターデザイン/オープニング作画監督/原画)
錦織敦史(オープニング原画)
西村貴世(原画)
沖浦啓之(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
松本憲生(原画)
橋本敬史(原画)
吉野耕平(3DCG)
美術丹治匠(美術監督)
馬島亮子(美術監督)
編集新海誠
録音山田陽(音響監督)
その他IMAGICA(デジタルラボ)
岩井俊二(スペシャルサンクス)
あらすじ
東京に住む男子高校生・瀧は、ある朝 田舎町に住む女子高生・三葉と体が入れ替わっていた。他人の日常を生きる事に四苦八苦する2人であったが、何度も入れ替わったり戻ったりを繰り返しているうちに段々と打ち解けて行く。  しかし突然入れ替わりは途絶えた。瀧は三葉と彼女が住む町について調べて行くうちに、驚くべき事実を知る。  全世界で4000万人を動員し、数々の賞を受賞した新海誠のメガヒット作。
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💬口コミ一覧

43.ネタバレ 世の中の流れに乗せられて映画館で観てしまいました。なるほど、こういう話だったのですね。下の方も書いていらっしゃるように、それぞれのパーツは、特殊な天体現象、男女の入れ替り、時をまたいだ交信、タイムスリップ、自然災害、歴史改ざんなどなど、どれもどこかで観たような聞いたようなものなのですが、それらをうまく組み合わせると結構なお話が創作できるという典型的な作品でしょうか。特にテレビのサスペンスドラマのように何から何まで主人公が語って聞かせるのではなく、細部は意味不明な部分を残しておいて、観る側に考えさせる余地を残すところが、この作品をここまでヒットさせた一つの理由ではないかと思いました。リピートしたくなる人の気持ちが分かります。

テレビニュースなどでは中高年の人も涙を流していたようですが、残念ながら涙は出てきませんでした。過去にこんな出会いや別れがなかったからなのか、それとも既に感性が枯渇してしまったのか。主人公たちと同世代の時に観ていればまた違った感じ方をしたかもしれません。

それにしても若い人たちって、喫茶店をサテンではなくってカフェって呼ぶんですか。自分が高校の頃にそんな呼び方したらキザかダサイかどちらかだと思われたかも。時代は変わりますね。

追記:地上波発放送で録画してじっくりと観ました
改めて観ると、見ている最中は鮮明に登場人物やストーリーを覚えているのに目が覚めた途端にあっという間に忘れてしまう「夢」というものの特性を巧みに使っている点に感心しました。いつか夢の中で手のひらに文字が書かれて、目覚めて見てみると現実の自分の手のひらにその文字が残っていたら・・・なんて期待する歳では残念ながらないですがね。
一つだけ突っ込みを入れると、ミツハちゃんのいる時代はタキ君より3年遅れているわけで、タキ君に入れ替った時に果たして未来の携帯端末やアプリを使いこなせたのか、なんて思ってしまいました。昨今のIT技術の進歩はすさまじいものがありますから、1年でも違うともう浦島太郎状態になってしまうはずですから。
キムリンさん [映画館(邦画)] 6点(2016-12-01 15:24:35)
42.音楽と映像が大変よかったのでおまけの6点です。
BGMが素敵で、映画館でみてよかったです。
恋愛にあまり興味のない、ストーリーにこだわる映画通の方にはおススメしません。
思春期の心に戻れる大人ならおススメです。
中学生や高校生の初デートの映画鑑賞なら最適だと思います。
まっかさん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-27 09:23:48)
41. なかなかおもしろかったですけど、そんなに絶賛されるほどではないかと思います。
 ひとつだけ苦言を呈します。それは劇中何度もかかるJ-POPです。はじめは青春っぽさを演出しているんだろうなと思いました。歌詞も作品の世界観を表現しているような感じで、楽曲そのものもそんなに悪くはなかったです。
 しかし、劇中に流れる頻度が多くて、申し訳ないですが、くどいなと感じるようになってきました。それもギターリフとかが、けたたましくて、正直うるさく、スクリーンに展開されているドラマをじっくり堪能したいのに、それが音楽によって、そがれてしまったのは事実です。ここぞというところで効果的に流してくれれば、より映像とマッチして、感動を助長してくれたのでないかと思います。でも、監督さんがこういうBGMの使い方をして、この音楽をこのタイミングで聴きなさいということで、作品を仕上げたのですから、私たちはそれを甘んじて鑑賞するしかないのです。
 1人で鑑賞に来ていた隣の30代くらいの女性は、映画に感動して途中で鼻をすすりながら泣いていました。ちなみに私はシニア割引で観れるのがうれしい1950年代生まれです。最後に、音楽を提供したJ-POP楽団のファンの方たちに謝罪申し上げます。あまり評価しなくてすみませんでした。
大通り・ヘップバーンさん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-24 12:09:47)
👍 2
40.ネタバレ 「転校生」と「アルマゲドン」を足した感じでしょうか。入れ替わった2人がお互いを好きになるという前提で見ていれば、こんなにもロマンティックな物語はほかにありません。中学生高校生あたりにはたまらないストーリーでしょう。事実大ヒットしているわけですから。ただ、おじさんおばさんになると、何故この2人が両想いになるんだろう、とか、なんのために入れ替わりが始まったんだろう、ということを考えてしまい、ウットリ気分のまま映画を見ていられなくなってしまいます。あまりにもヒットしているので、ついついケチをつけたくなってしまいますが、なんの詮索もせずに見ていれば、楽しめると思います。
shoukanさん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-11 21:08:47)
39.ネタバレ 日本の風景等は秒速5センチメートルから注目していましたが、今作品もとても綺麗でした。ピクサー・ディズニーにはまねできない、日本のアニメの
底力です。ただ、ストーリーは元気な女姉妹二人のとなりのトトロ、緻密な電車、携帯機器、多感な思春期の描写のエヴァ、澄んだ池や石、木、苔の描写
のもののけ姫、すれ違いの中山美穂のラブ・レター、それと男女入れ帰りの大林信彦の転校生、あとディープインパクトなどを連想し。オリジナリティに
欠けて、どっかで見たなって感じでした。皆さんがいうように傑作というほどでもなかった。ストーリー上の矛盾やツッコミどころ満載で総合的に判断して
この点数です。
いいところは、シンゴジラもそうですが、日本は減災が基本。ハリウッド映画のように隕石落下の時は核兵器は使わない。予知能力?で避けるところ。
妖星ゴラスしかり、南極大陸に巨大なジェット噴射装置?を作って地球の軌道を変えたように綺麗な糸をモチーフにした日本オリジナル(唯一オリジナル)
なところはグッドです。
SHOGOさん [映画館(邦画)] 6点(2016-11-05 23:07:08)
38.ネタバレ 非常に評判の高い作品である。

悪くはない。うーん良くもない。

新海誠ワールドを、これで確定させるのかな。遠距離思慕。

遠距離恋愛ではない。遠距離恋愛は恋しあう二人が距離的に離れていること。

遠距離思慕は、気づくか気づかないかの違いはあるが恋心またはその前段階の思慕をいだく二人(長いので以下「恋思慕う二人」とする)が距離的に離れていく→作品H、作品B

恋思慕う二人に心の年齢的距離がある→作品KO

恋思慕う二人のうち一人の心が、異次元という言葉も心も届かない遠距離まで行ってしまい長い間帰らない→作品KU

恋思慕うようになる二人が距離的に離れている、だけでなく、時間的に離れているつまり時空間の遠距離→『君の名は。』

鉄道、ロケットなどの可動機械の精密な描写、日常の何気ない一コマの切り取り、巧みな自然描写などの中に描かれる遠距離思慕。美しいよ、もの悲しいよ、でも。作品H、作品KUのように、心に手を突っ込んでかきむしるような寂しさが、作品ごとにどんどん薄れていく。

ラストシーンが使い古されたものになるのはしょうがないが、TVアニメ、エンジェルビートのβ板のように思えた。TVアニメ、シュタインズゲート的終わり方もあったんじゃないかな。いったんすれ違うことで、その雰囲気を一瞬出していたけど。

もうひとつ注文。ミュージックのプロモーションビデオのロングバージョンにはならないで欲しい。

新海ワールドに もう一段のジャンプアップをのぞみたい。その意味で辛口に6点。
ぐっちーさん [映画館(邦画)] 6点(2016-10-31 10:03:43)
37.ネタバレ ★原作は読んでないです。★要するに、時空を超えて他人とシンクロする特殊能力を持った家系?おばあちゃんも同じような経験したって言ってたし、そういう能力を買われて巫女さんみたいな職業に代々就いてた?★で、村の未曾有の危機を何とか救いたくて、突然その能力が発現したと。おそらく予知能力的なのもあって?★ま、シンクロできたからってそれが何の役に立つのかは分からないけど、今回の場合はミツハが「東京暮らしのイケメンになりたい!」というわけの分からん願望を持っててタキ君にシンクロしちゃったこと、タキ君が、村の悲劇を知ってる(ミツハにとって)未来人だったことと、そして彼の行動力によって上手くいったというとこか。★あと最終的にミツハが町長である父親を説得できた(んだよね?)のは、たぶんお父さんも昔同じような体験をした(させられた)ことを思い出したんだろうかな。普通ならヨタ話で終わるトコが、能力と権力が結びつけば人々を動かすのは比較的容易か。★というわけでプロットに矛盾はないんだけど、出来のいい映画だなーと思っただけに気になるとこはやっぱりある。★他人(しかも異性)との入れ替わりにあんまり早く慣れすぎ・タキのプライベートがほとんど描かれず感情移入できず・さらっと歴史を改変してほぼ何の言及なし・そうなって良かったとは言え、ありきたりすぎるハッピーエンド・・・など。★面白かったし、絵も綺麗だった。ただ話題先行の映画っぽく、客層(かなり満席)があまりレベル低い(やかましい、座り行儀悪い・・ほか)回に当たってしまった。ちょっと印象悪くこの点数。私怨ですいません。
wagasiさん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-19 15:22:46)
👍 1
36.男女の入れ替わり等、今まで見たこと、読んだことがあるような要素が混在している印象です。
若い時に見たら、かなり感動していたかも。歳をとった証拠ですね。
今後の新海作品に注目したいと思います。
tonaoさん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-19 10:57:57)
35.個人的には「そこまで大げさに騒ぎ立てるほどのモノでもない」というのが正直な印象。
涙腺が緩むようなシーンは残念ながら1秒もありませんでしたね。もっと素敵な話、もっとしっかりした話をいくらでも知ってしまっている。。。からなのかな。
終わり方のイメージをネタバレしないように表現すると、無理やりハッピーエンドにした「バタフライエフェクト」みないな感じでしょうか。
もう一つ判りやすい比較対象を挙げると、「時かけ」には遠く及ばなかったような。。。あくまで個人の印象としてですが。
制作側の意図を勝手に推測すると,「画」については,これまでの実績から,高いレベルで一定の評価を得られる確信があり,話については,「ハズレでなければよい」という方針だったのではないでしょうか.
「ハズレが少ない,総じて面白い」話と聞いて,私が想像するのは,やはりタイムリープモノです.過去に何度も遡って,バッドエンドをグッドエンドに変えようとする...みたいな.映画,アニメ,小説,ジャンルを問わず「ハズレが少ない」といった印象を持っています.
制作側はここまでのヒットは予想していなかったと思います.逆に言うと,最初に言ったように「それほど大騒ぎするほどのモノでもない」のではないでしょうか.
この作品を観て、どえらい感動をしている人がいるとすると、その多くは十代とかじゃないかな。その感覚自体は、その人にとっての一生の宝物になると思うので、否定する気はありません。
また、私はアニメ大好き人間なので、こういった作品が興行的な成功を収めることによって、日本のアニメ業界活性化、従事する方々の待遇改善のきっかけになってくれるなら、それは素晴らしいことだと思います。
マー君さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 23:51:41)
👍 3
34.ネタバレ   笑いあり、スリルとサスペンスあり、感動ありで程よい感じの青春アニメではあります。

 でも、脚本の構造のために歪みが生じているのも事実で。
 まず時間を超えて入れ替わっていたという仕組みを隠すために二人が自分の身に起きた異常事態に対して日時の確認をしない、気付く事がない、っておバカになっちゃってるのが残念だなぁと(夢だと割り切ってたりして)。っていうか、スマホの日記アプリ使ってる時点で西暦は明確になりそうなものなのですが。つまりこれ、お利口さんでは成立しない物語なんですよね。
 それから映画は三葉主体で始まりながら、クライマックス前は三葉の人格を脚本の構造のために出せない、っていうのも人称のブレを生んで「主役の心が消える長い時間」が生じるゆえの不満感が。
 その他、おばあさんが仕掛けの説明のためだけに存在しているので、その説明が終了すると共に用なし扱いになってるとか、お父さんの意思決定が絶対的な〇か×かのみで成立しているけれど、その絶対性が生まれる根拠があまりに脆弱だとか、二人が入れ替わる理屈(システム的な)が結局曖昧だとか、始めに結論ありきで組み立てられているがゆえの強引さが目立つお話ではありました。

 組み紐や流星の描く尾が繋がりを示し、開閉する扉が断絶を示すあたりの映像表現は良かったと思います。でも綺麗と言われる美術に関しては、んー、自分的にはラッセンの絵みたいなモンで。キレイですね、以上。みたいな。光と影の魔術師みたいな故・椋尾篁氏とか、深層に触れるノルシュテインとか、そういうトコ、そういう世界が見たいです。空気感、その匂いは希薄に思いましたしね。

 モノローグが多用されるのって、「日本」の「マンガ起源」の「アニメ的表現」独特のもので、それをみんなが何の疑問もなく受け入れている状態は果たして良いのかどうか。人称ブレブレになるんですけど、それでいいのかなぁ? 私はそこで今一つ入りきれなかったんですよね。

 意外に心よりも(余計な事に)アタマを使う時間が長い映画だったので、評価そこそこ。ひっかかりなく存分に心で見たいものですが。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 22:33:52)
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33.あいまいな部分が多い作品だが、ポイントはおさえているので観てる時はそれ程気にならない。細かい部分にもっと説得力をもたす事ができれば、名作クラスに入ったかもしれない。
Yoshiさん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-03 21:55:37)
32.ネタバレ 岐阜の方言がいい味出しています。また、登場人物のキャラがそれぞれ立っていて楽しむことができます。ストーリーとしては中盤までの展開はよい。立花瀧と宮水三葉の交錯(岐阜の大自然に囲まれたノスタルジックかつローカルな青春生活、および東京での現代っぽい高校生の生活)が戸惑いの観点および甘酸っぱい観点から描かれ、ユーモアも含みながら楽しく見ることが出来る。中盤あたりから、だんだんタッチングなシーンが増えてきたなと感じ、「3年前に宮水三葉が東京まで来ていた」ということが判明したシーンが感動のピークだった。それ以降の隕石落下を防ぐところあたりから、やや事実関係がぼやけてきて、感情移入できにくい展開が続いた。個人的には、ハッピーエンドで終わるよりかは、糸守町を守ろうと高校生たちが動いたものの、隕石落下による壊滅は防ぐことができず、立花瀧と宮水三葉の交錯は儚くも途絶えてしまった、という展開になったほうが過去の意思疎通の味が出てくるのではないかなと感じる。しかしこのような細かな部分にわだかまりは感じながらも、全体的な印象としては、心が研ぎ澄まされ、身近にいる大事な人を大切にしたいなと感銘を与えてくれた映画でもありました。
カジノ愛さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-28 21:02:18)
31.ネタバレ 公開当時の大ブームは知っていたが、何となく観る機会も無く、世間様より4年も遅れての観賞。w
観終わって「うんうん、なるほどなぁ」と納得しました。これ、自分が中高生の子供だったら面白いっ! と言ってたかもしれない。
でも、この年になっちゃうと、過去に観てきた映画やドラマなんかが経験としてあるワケで、それが既視感となって邪魔してくるわけです。
この映画も、男女入れ替わりという古典とも言える序盤から、田舎の子が都会をエンジョイするこれまた古典的展開、そこからけっこう無理やりな時間SF、そして災害回避のディザスターものと、けっこう欲張りに詰め込んで来てるが、なんか目新しさが無い。

でもね、逆に言えば、自分らオッサンのような経験値の無い子供達には、これほど矢継ぎ早にワクワクを詰め込んでくる映画が面白く無いワケが無い。しかも、ラブコメ王道の男女入れ替わり、知らない世界(都会)での冒険、時間SF、世界(町)を救うヒーロー、と厨二病患者の大好物が大盤振る舞い!w これが当たらなきゃ、どんな映画が当たるってんだい?! くらいの大サーヴィスぶり。

…………が、しかし。その大盤振る舞いをするために払った犠牲も大きいんだな。
まず、入れ替わりに気付いた主人公たちが、スマホに入れ替わり中にあった出来事の日記を残す。……えっ、日記? なんで? それ、電話だよ? 普通は自分の携帯に電話するわな。……でも通話できないんだよな、3年の時間のズレは後半のサプライズだから。
そういった小さな綻びが、嫌と言うほど現実を見てきたオッサンにはどうも気になるんよ。中身が入れ替わった友人(家族)に対しての周りの反応とかね。あんなもんで済むわきゃ無いよね。
後半の山場である町を救う大作戦も、「いやいや、それは無理!」というくらいの雑さだし。w テッシーの親父が「週末は仕事手伝え。発破かけるから勉強だ」ってなフリまでかましてるワケだが、いくら息子でも高校生がそんなに簡単に爆破物持ち出せるような杜撰な管理してたんじゃ倒産は遠くないぜ。w
飛騨組み紐の件もそう。いや、たった一回電車で会っただけの知らない女のコだから、顔を覚えてないのは仕方ない。でもあんな印象的な出来事、あったコトぐらいは覚えてるよな、普通。w しかも、そのコがくれた紐を3年も取っておいてるんだから。

さらに、終盤は一気に時間が飛ぶ。瀧は高校どころか大学を終えて就活してる。三葉は3つ年上のはずだから社会人3年目か? 二人とも5年経つ間なぁんにも気にならなかったのか? 名前すら忘れてたから? だったらなんで急に? 取って付けた感は否めない。
そしてラスト、お互いにすれ違う電車の窓から相手を見つける。まあ確かにロマンチックだが、瀧は四谷駅から乗ったんだっけ? ってことは一人は市谷から、一人は信濃町から四谷方面に向かって走って須賀神社で出会ったってこと? …………奇跡だな。www

と、まあ、本気で突っ込み所を探し出したらキリが無いし、そういう細かい所を突っ込む映画でもないからこの辺にしときますが、魅力のあるウソってのは、しっかりと築かれたリアリティを土台にしてこそ映えるんだよなぁ。

ま、それはともかく。
あれほどの大ブームになったのは不思議と言わざるを得ないが、まあ肩の力を抜いて笑って観る分にはテンポも良く、そこそこ面白い作品だとは思います。
TERRAさん [DVD(邦画)] 5点(2020-09-18 22:06:21)
30.ネタバレ ぜんぜん前世♪と歌っている割には、前世は全然関係ないストーリー。
千年前に、彗星の片割れが隕石になって落ちてきた場所に、また同じ現象が起きる確率って…
などと、ツッコミどころを挙げてもきりがない。

おばあちゃんのころの、入れ替わりも詳しく話に盛り込んで、二作目を作ってはどうか。
チェブ大王さん [地上波(邦画)] 5点(2018-05-05 18:54:42)
29.ド田舎と都会のド真ん中という両極端で暮らす高校生を徹底的に美化した映像で描き、大人にはノスタルジーを、子供には憧れを喚起したところが、大ヒットの理由でしょうか。あるいは話の展開をわざと雑に描き、観客に「?」を持ち帰らせて興味をつなぐという戦略もあったのかもしれません。
しかし個人的には、「大ヒットするほどの作品か?」というのが正直な感想です。別にSFでもオカルトでもいいのですが、そういうものに走る分だけ、リアリティは失われ、ノスタルジーの期待は裏切られます。今や縁もゆかりもない男女がネット上で出会うことは茶飯事です。わざわざSFやオカルトの力を借りなくても、まして歴史に残るような唐突な大規模災害をでっち上げなくても良かったんじゃないかと。終盤は話が大きくなりすぎて、すっかり興味を失ってしまいました。
眉山さん [地上波(邦画)] 5点(2018-01-20 02:36:06)
👍 1
28.さまざまなツッコミどころは書きだすときりがないのでこの際置いておくとする。しかし実際はそれが気になって映画に全く入り込めなかった。何故か。
それは登場人物達がどうにも薄っぺらく感じられて、思い入れが抱けず、終始どこか気持ちが冷めていたからだ。
この物語の核は「すれ違う二人が必死にめぐり会おうとすること」だろう。
なのに、「最初はいがみあってケンカばかりしていた男女が気付けばお互いを好きになっていた」というありがちな"お約束"があるだけで、「それだけの深い愛」を抱くまでの肝心な"物語"がないのだ。

いったい二人はどうして相手を「唯一無二の、かけがえのない、たった一人の特別な人」と思うに至ったのか。
これといったエピソードもなしに入れ替わりの日々を細切れに見せられただけで、急に「デートのセッティングをしたが何故か泣いている私」に飛び、そして「運命の相手」っぽい展開になられても、まったくついていけないのである。そもそもスマホ日記の短い報告だけで、相手のことをそれほど知れるとは思えない。

ヒロインにやっかみめいた陰口を言うクラスメイトのくだりなど余計だし、父親との確執云々も、避難指示依頼の時の二人の対峙を描かないのならば丸ごと不要だろう(難しいシーンから逃げたようにしか見えない)。
あれもこれもとごちゃごちゃアイテムやエピソードを散りばめて、何となく回収したっぽいように描いているが、重要な(少なくとも自分には重要だと思える)シーンが抜けている。
要するに「それっぽいキャラクター達」が「シナリオ通りに動いてる」だけで、スクリーンの中で「生きている」ように見えないのだ。
それは「こんな状況になったら、普通はこうするだろう」という事をことごとく無視するご都合主義にも表れている。
やはりどうもこの監督とは合わないようだ(口噛み酒や、緊迫したシーンでのパンチラの気持ち悪さも含めて)。
猫の足跡さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-01-02 01:58:53)
👍 1
27.ネタバレ 伏線は全て回収され、観客が観たい映像は全て見る事ができ、物語は全て語られ、「物語=瀧と三葉のセカイ」は円満に収束していく。
物語の謎を徐々に明らかにしていく事により興味は持続し、その中で悲劇の影をチラつかせる事で、ハラハラドキドキする。しかし最後には大団円を迎える。安心感も相まって、そこには大きな感動が待っている。映画を観て観客が味わうべき感情は、最初から最後まで用意されていて、映画を受動的に観るとするなら、これ程素晴らしい映画はないのかもしれない。
作り手は受け手のニーズを把握し、その充足が目的となっている。物語内の登場人物は、瀧と三葉のセカイを理解し、そこに従属しきっている。
BGMは前面に押し出され、物語的山場の連続と、BGMの山場の連続が合致する事で、終盤になるにつれ物語は過剰さを増していく。
その音楽>映像、若しくは互いに競う事なく音楽により映像が飼いならされた関係性は、PV的という事なのか。
抑制や省略より、全てを語り観せる事や、過剰さが、カタルシスをより刺激し感動を産み、感動の為に映像と音が動員され、感動の度合いが評価の絶対基準となり、そのような映画が「名作」となり社会現象を生むのなら、映画は多様性を失っていってしまうのだろうか。
その波に乗れない者は、奥ゆかしさを留めながら、物語のセカイに還元しきられない瑞々しい細部(組紐の艶、行き交う電車、坂という構造が生む人間関係、三葉の祖母と父親の関係)に目を凝らし溜飲を下げるしかないのだろうか。
ただ言える事は、瀧と三葉を同一ショットに収めてしまったことは決定的な失敗であり、喪失と不在を描いた大林監督の「時をかける少女」は尊いということではないか。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 5点(2017-12-16 19:24:52)
👍 1
26.ネタバレ ある日見ず知らずの主人公とヒロインの精神が時々入れ替わる現象が起き始める。
二人はやがて心惹かれ始めるがある日を境にプッツリと入れ替わりが無くなる。
主人公はヒロインを探し始め、しばらくしてその場所を突き止めるが
そこはある大事故の舞台だった。といった話。
映像が美しく見てて楽しめましたが話はちょっと物足りない。
セリフは予告見てて寒いなーと思っていましたが
寒いセリフが多いせいか逆に気にならなかったです。
帰って調べてみるとヒロイン家系に裏設定があって
それ知らないとなぜ?って感じになる。
もうちょっとその辺の伏線に時間を割いてほしかった。
Dry-manさん [映画館(邦画)] 5点(2017-11-11 22:51:16)
25.前半こそ話に引き込まれたが、後半は着地点に向けてひたすら勢いで乗り切った。
様々な面で家で見るにはちょっとという感じで、やはり映画館で鑑賞する映画と思いました。
TAKIさん [DVD(邦画)] 5点(2017-08-09 01:35:49)
24.ネタバレ テーマ曲は良いが、挿入場面はそこじゃない!彼女との恋の進展も、バイト先の女性先輩との関係も、村の危機を救うための悪戦苦闘もそうじゃない!こんな感じで映画を見ながら、期待する(こちらが勝手に)流れとの微妙なずれにストレスが溜まります。全体を通して、もう一つ二つストーリーの押し込みが足りないので、作品としても物足りない。もっと面白くて、ハラハラドキドキするストーリーにできたはずだと感じました。不完全燃焼。。。※上映開始当初に観に行きましたが、こんなにロングランとなるとは予想外でした。
リニアさん [映画館(邦画)] 5点(2017-05-07 20:12:35)
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【点数情報】

Review人数 183人
平均点数 7.03点
000.00%
110.55%
242.19%
331.64%
494.92%
5147.65%
63016.39%
74424.04%
84122.40%
92413.11%
10137.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review16人
2 ストーリー評価 7.60点 Review25人
3 鑑賞後の後味 7.96点 Review26人
4 音楽評価 7.66点 Review24人
5 感泣評価 6.15点 Review20人

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