映画『パッセンジャー(2016)』の口コミ・レビュー

パッセンジャー(2016)

[パッセンジャー]
Passengers
2016年上映時間:116分
平均点:6.22 / 10(Review 65人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-03-24)
ドラマSFラブストーリー
新規登録(2017-01-14)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-02-01)【イニシャルK】さん
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監督モルテン・ティルドゥム
キャストジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕(女優)オーロラ・レーン
クリス・プラット〔1979年生〕(男優)ジム・プレストン
マイケル・シーン(男優)アーサー
ローレンス・フィッシュバーン(男優)ガス・マンキューゾ
アンディ・ガルシア(男優)ノリス
水樹奈々(日本語吹き替え版)
小松史法(日本語吹き替え版)
村治学(日本語吹き替え版)
玄田哲章(日本語吹き替え版)
行成とあ(日本語吹き替え版)
音楽トーマス・ニューマン
主題歌JUJU日本語吹き替え版主題歌「Because of You」
撮影ロドリゴ・プリエト
製作総指揮ブルース・バーマン
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
衣装ジェイニー・ティーマイム
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💬口コミ一覧

65.映画館で観たかった。こういうSFものは好き。最後は別の終わり方をイメージしていたが、まあそれはそれでいいか。
個人的には、ずっとこういった世界観を堪能したい、という作品。ということで加点。
simpleさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2020-04-11 15:36:39)
64.ネタバレ 序盤の展開からは、どうまとめていくのか全く予想が付かなかったが、
観終わってみると、想像しえなかった後味の良さ。

ジムは「禁じ手」を使ってしまった報いを十分に受けたと思うし、
オーロラがすべてを受け入れた上でジムとの人生を選択したという結末もしっくりきた。

「SF」という観点から見ると多少「ご都合主義」なのだろうが、
「ラブストーリー」という観点から見ると、主役二人の心情は丁寧に描かれていたと思う。

脇役(AIのバーテンダーとガス)もなくてはならない存在だったし、
無駄のない、よくできたいい映画だった。

「自分がもし同じ境遇になったら?」ということを考えながら観ると、すごく楽しめると思います。
2年で12キロさん [DVD(字幕)] 8点(2021-08-26 16:03:42)
63.ネタバレ 一人だけ90年早く目覚めてしまう、トラブルを会社に連絡するも返事が来るのは数十年後・・新たな閉所恐怖症的アイデアがお見事。
IOT駆使した宇宙船内の緻密な描写はまるで「2001年宇宙の旅」の現代バージョンて感じ。
ここからホラーでもサバイバル・サスペンスにでも持っていけそうな所、ラブストーリーにしてしまったのも良。
ラストもファンタジー風で後味が良いんだけど、物理的にこれでいいんだろうか?とは思った。
あれだけ木々が大きく育つと相当重くなるので宇宙船の航行に影響を及ぼすはず。いや違う、宇宙船という閉じた世界なので全体の質量は不変。
すると木々があれだけ大きくなるためには養分として何かが減ってないといけない。船に肥料のようなものは積まれていないとなると、考えられるのは大勢の乗客たち・・
最後に起床してきた数名の乗客達は(夫婦が先に死んでしまった為)辛うじて肥料になる運命を免れた生き残りだった・・て、やっぱりホラー映画?
「ゼロ・グラビティ」でも明らかに物理的におかしい場面が幾つかあったけど、ハリウッドってまともなサイエンス顧問とか居ないんだろうか。
番茶さん [DVD(字幕)] 8点(2021-08-23 00:37:32)
😂 1
62.ネタバレ 最初は、すごいバトルが始まると思っていた。ハンガーゲームの彼女に、ガーディアンの彼。ところが、すごいラブストーリーになっていく。私は素直に感動した。そして、幸せな一生を想像できた。彼女が、彼を許せたからだ。子供をつくらなかったのは、もし子供が1人なら、地獄の苦しみを味わうからだ。一緒に死ぬ事を彼女は選んだんだ。好きな映画の1つとなった。
matanさん [ビデオ(字幕)] 8点(2018-01-31 21:01:35)
👍 1
61.終始、男目線で身勝手な感じなので、女性には不向きだと思います。ストーリーは雑だけど、宇宙船の雰囲気と、ジェニファー・ローレンスの美しさを楽しむ映画。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-08 23:08:22)
60.ネタバレ  誰かを愛して一緒になるって事は、相手の人生を変えることだという、普通に考えれば当たり前のことを、これほど極限的な事情に当てはめて描くってナカナカ凄いし、面白かった。
 だが、後半は宇宙船と5000人の乗客の運命を賭けたトラブル対処のサスペンス。それを二人で乗り越えて円満に結ばれるんだろうなと思っていたら、どうやらその通りのようでやっぱりアメリカ映画だなと納得。そんな中、船の修理を指南するためだけに登場したとしか思えない甲板長がすぐ退場して可哀そう。死人を蘇生する医療技術があれば、何とかならなかったのか?とも思う。

 それにしてもアメリカ人って、ホント技術に関して大雑把というか簡単に考えるよなあ。あれだけの高度な宇宙船が、あんなに簡単に、パーツも用意されていて差し替えるだけで治るって…。専門家である甲板長をもっと有用に使ってやれよ。

 映像的には、光を美しく使った船内のデザインが良かった。またプールで泳いでいるときに重力を失った描写が凄い。最後、表面張力で丸くなるんだな。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 8点(2017-09-28 14:07:40)
59.ネタバレ 大変面白かったです。120年掛けての宇宙旅行に5000人の乗客、夢があるなあと。どうせなら移住後の生活についても観たかったです。娯楽としての宇宙遊泳や恒星フレアなどの天体ショーは映画館で観ると迫力あったんでしょうねえ。ジムのしたことは許せないことだと思うけど、もし自分が同じ状態になったら孤独に苛まれて同じことをしたかもしれません。2人がうまくいって良かったです。そこで1つ疑問。2人には子供はできなかったのでしょうか。
ぽじっこさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-09-17 12:31:44)
58.ネタバレ 原作がない映画としては、ひとえにプロットの妙が冴える作品。

地球からスペースコロニーへの移住を目指す宇宙船。クルーも乗客(パッセンジャー)も人工冬眠状態で、船はフルオートマチック航行で目的地をめざす。到着までは120年だが、30年経ったところで、アクシデントが発生し、一人の男が目覚めてしまう。
船に再度冬眠する設備は搭載されていないなか、1年以上の孤独な生活を経た男が、ある時冬眠ポットで眠っている、とある女性に恋心を抱いてしまう……

大方のストーリーは事前に知っていたし、ある程度予想できるストーリーでありつつも、丁度いいところで丁度いい出来事がほどよく発生する展開に(ローレンス・フィッシュバーン演じるクルーの出現や重大アクシデントの発生など)、最後まで飽きることなく楽しめた。
様々な伏線もうまく配置され、きちんと回収されている(IDリストバンドや船外活動スーツなど)

特に、宇宙船のデザインや内部の設定、ギミックについては近未来感を上手に演出できていたし(バーテンダーロボやダンスゲーム、ミールサーバー、医療ポッドなどなど)それらを見るだけでも結構楽しめる。(「エリジウム」や「オブリビオン」などが好きな人にはおすすめできる)

誰も経験したことのない主人公ジムの心情をクリス・プラットはほぼ表現することができていたと思うし、ジェニファー・ローレンスも同じく大きな感情の振れ幅を大変魅力的な演技で見せており、こんな女性ならジムの行動に同情できなくもない、と男性諸氏なら思ってしまうかもしれない。いずれにしても、男性の立場、女性の立場で「自分ならどうするだろう」と、それぞれの価値観に訴えかけるストーリーに乗っかってしまうのが本作を楽しむ作法のように思える。

そして最後どういう形で終わるのかも興味深かったが、大半が納得するような上手い終わらせ方だったのも良かった。

もう一つの作法として、本作のような作品はあくまでSF(サイエンス・フィクション)であり、特に「フィクション」であることを前提に観ることで、細かい設定を気にせずに楽しめるはずだ。
田吾作さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-08-25 11:51:11)
👍 1
57.ネタバレ 海外メディアから評価が低くて身構えたが、豪華宇宙船の映像が美しく、設定も好物だった。
男1人と女1人がいればこうなるわなっていう展開はお約束だが、男優女優ともにいい配役で飽きずに見れた。
鑑賞中ずっと「この映画の着地点、どうなるんだろう」と思っていたが、無理のない納得できる結末で安心した。
乗組員チーフの登場は、やや付け焼刃感があってご都合主義的なのだけが残念だった。
カジノ愛さん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-14 18:34:33)
56.“Starring  Jennifer Lawrence Chris Pratt”
エンドロールのクレジットで、先ず表示されたのは主演俳優二人のクレジットだった。
それはハリウッド映画において大して珍しくないことのように思えるかもしれないが、往年の娯楽大作ならいざ知らず、昨今の映画において、「〜の主演映画である」という情報を、エンドロールでわざわざ真っ先に伝えてくる作品はあまり記憶にない。

製作陣が意図的にそのクレジットで表したかったことは、詰まるところこのSF超大作が貫いた“スタンス”であり、即ちこの映画が“スター・システム・ムービー”であることへのてらいのなさだと思う。
昨今の価値観に合わせるならば、“スター・システム”という姿勢は、安易に主演のスター俳優に頼っただけの映画だとも捉えられかねないため、極力避けるのが普通だ。

しかし、この映画は、主演俳優の絶大なスター性を臆面もなく全面に押し出し、美しさと格好良さを表現することに対しての「逃げ」がない。
結果として、美しいスター俳優同士の共演が、ハリウッドの古き娯楽大作にも通ずる堂々たるエンターテイメント性を醸し出していたと思う。

ジェニファー・ローレンスはすべてのシーンが尽くエロ……いや艶っぽいし、クリス・プラットは無精髭が伸びっぱなしだろうが尻を丸出しだろうが格好良い。それぞれの振る舞いがそれだけで娯楽要素になり得ている。

と、ここまでであれば、この映画は結局のところ今をときめくハリウッドスターの華やかさを追求しただけの作品で、ストーリー性には乏しい映画だと思われるかもしれない。

でも、実はそうではない。

“スター俳優の華やかさ”は、このSF映画が「娯楽超大作」としてのバランスを成立させるために必要不可欠な要素だったのだと確信する。
もしこの映画のキャスティングにおいて、もっと地味で堅い印象が“売り”の俳優をチョイスしていたならば、それはそれは重々しく破滅的な全く別物の映画に仕上がっていたことだろう。

なぜならば、このSF映画の持つ「罪と赦し」にまつわるストーリー性とテーマ性は、想定外に深く辛辣であるからだ。

もっと重苦しいキャスティングによって、このストーリーが孕む人間の業を深掘り、丸裸にしたならば、それはそれで傑作に成り得たかもしれない。
ただ今作の製作陣はそういう選択をしなかった。華やかなキャスティングによる娯楽性を優先したのだ。

そしてその選択は決して間違いではなかったと思える。

この物語が伝えるべき人生観と哲学性を表現しつつ、娯楽大作として様々な観点から楽しみがいのあるエンターテイメントに仕上がっている。
そしてそれは、主演の両ハリウッドスターが華やかさだけではなく、演技者として押しも押されもせぬ実力を備えているからこそ成し得ていることだ。
両者が演じたキャラクターの瞳にふいに垣間見える“狂気性”がそのことを雄弁に表している。


当初、“デートムービー”推しの安直な国内プロモーションを目の当たりにして、鑑賞意欲が大いに削がれたのだが、某映画評の冒頭で「賛否両論」という情報を聞くにつけ、一転して食指が動いた。
“賛否両論のSF映画”は、大概の場合観ておいて損はない。その持論は幸いにも的中した。

そして、結果として“デートムービー”としてのプロモーションはある意味的を射ているのだと思う。
このSF映画で描かれるストーリーは極めて特異な状況のように見えるが、実のところとても普遍的な男女関係の機微や不自由さを孕んでいる。
美しい二人の美しいデートシーンにうっとりすると同時に、男女関係における地獄のような居心地の悪さを感じることも必至。
この映画を共に観ることで、二人の付き合い方には波紋が広がることだろう。
それがデート中の二人にとって良い方向に繋がるか、悪い方向に繋がるかは知ったこっちゃないが、二人の将来を推し量る上では重要な「材料」になり得るだろう。

これこそ“デートムービー”と呼ぶに相応しいではないか。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-06 23:59:55)
👍 3
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55.前評判があまりよろしくなかったが、こんな設定が大好物なので鑑賞。言われているほど悪くないじゃん、てか面白かったです。
kaaazさん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-02 23:13:31)
54.ネタバレ 映画に出てくるヒーローというものは、ヒーローらしくあって欲しいし、ヒーローってのはどこか陰があった方がいい。しかしこれを突き詰めていくと、いっそ陰があり過ぎてアンチヒーロー化した、要はダメ男の映画ってのもたまには見たくなってくる。
さてそのダメ男を演じるのがクリス・プラットでよいのかと言うと、いや、もっと見るからにダメダメであってもらえたら、さらにはそのダメ男が最終的にヒロインを、そして我々を惹きこんでくれたら、とは思うのですが、これは製作サイドとしても大きなリスクがある訳で。最悪、多くの人には嫌悪感しか残さない可能性も出てくる。だもんで、クリス・プラット。一種の保険ですね。多少はグダグダになって見せるけれど、好感度はそれなりに保ち、安心感はあります。その分、予定調和的となり、作品の意外性や迫力が低下することは否めませんが、安全第一、安心第一、ってところでしょうか。
トラブルにより、宇宙旅行の人工冬眠から、一人の男が目覚めてしまう。目的地までのあと90年、クルーも他の乗客も起きてこない、だだっ広い最新鋭の宇宙船の中で一人ぼっちの状態。まさに、アレですね、明日から大変な仕事が待ってるのにどういう訳か夜中に目が覚めてしまい、家族はみなスヤスヤ眠ってるのに自分はちっとも眠れず気が焦るばかり、朝はまだまだ来ないし・・・というあの状態を、壮大なSF映画に。
こういう状態に置かれると、精神的な危機を迎えてオカしくなってしまう、というのは、シャイニングを見てもわかる通り。いや、ジャック・ニコルソンは最初からオカしい奴だろ、とスティーブン・キングが怒るのだけど、とにかく、クリス・プラットですら参ってしまう。シャイニングがガランとしたホテルを描き出したように、この作品でも、未来的で豪華、だけど空虚な宇宙船内部のしっかりと描き出して見せます。限られた空間が舞台となっていながら、見てて飽きることはありません。
で、よりによってこのダメ男が、眠れるオーロラ姫を起こしちまう。なるほど、主演二人がそもそも好感度高いので、ラブラブになってくれたらそれはそれで良し、安定感がある分、その後に待ち受ける破局のインパクトが大きくなる、という効果はあるかも知れません。
閉鎖空間で、一人で起きてるのもツラいけど、起きてる二人の間が険悪なのは、もっとツラい。そりゃそうだ。ははは。際立つ閉塞感が、たまらない。
で、その後、宇宙船の異常が進み、クルーの一人が起きてきたりして、物語が加速し始める。クライマックスの危機が、ごめん、何か大変そうな状況なのはわかるけど、宇宙船のどこがどういう状態で何がボーボー燃えているのやら、もうひとつよくわからない。勢いだけで見せられている気がしてきますが、盛り上がることは盛り上がります。
最後、使える冬眠ポッドは一名分。ヒロインを眠りにつかせ、主人公は孤独に残る、というのが綺麗な終わり方だけど、たぶん、この人、1年後にはまた彼女を起こしちゃって続編映画が始まってしまうので、まったく解決にならないのでしょう。
この作品は、それとは別の幕引きをしてみせる。人生ってのは外因的なものに左右されそれは時に不本意かもしれないけれど、重要なのはその人生をどう生きて何を残すかだ、というメッセージ。
ラストシーンは明らかに、そんなのあり得ないでしょ、という光景がそこに現れます。あくまでファンタジー、ということですね。あるいはお伽噺と言っていいかもしれない。理屈ではない、フワッとした浮遊感みたいなものが、後に残ります。
ところで、この作品に登場する二人の男女には、金銭的にはやはり「男<女」の格差があって、こういう部分から宇宙版タイタニックとか言われたりするんでしょうが、そんな事言われたら、もしかして氷山がタイタニックにぶつかるように仕向けたのは、実はジャックの仕業だったのか?とか思っちゃったり。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-10-01 07:40:18)
👍 1
53.ストーリーにオリジナリティがあり、とてもおもしろかったです。それにしてもジェニファー・ローレンスは美人でスタイルが良い上に、喜怒哀楽の演技がとても上手ですね。素晴らしい女優さんだと思います。
みるちゃんさん [DVD(吹替)] 7点(2023-08-13 13:23:38)
52.ネタバレ これは衣食住の整ったロビンソン・クルーソーという感じですね。
というわけで、起こすべきか、起こさざるべきか、それが問題なわけですね。
1人で生きていくのは寂しいし、起こしちゃうよね。
1年我慢しただけでも偉いと思うよ。
起こしたこと黙ったまま2人で余生を過ごして、死に際に起こしてくれてありがとうって言われるなら良かったけどね。
まあ、そんな生温いラブストーリーになるはずもなくて、殺され掛けたのも仕方ないね。
ラブラブのときにおっさんが起きて来たら邪魔者に感じただろうけど、いいタイミングだったので救世主に思えました。
壊れたまま2年も頑張った宇宙船も偉いと思うよ。
いろいろあったけど、最後の選択はとても感動的で良かったです。
あと、子孫を残さなかったんだろうか?って、ちょっと気になりましたね。
子供が成長して年頃になったら、また誰か起こしちゃうんだろうな。
もとやさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-12-28 16:53:21)
51.ネタバレ あれ?SFじゃなかったような?アン・ハサウェイのサスペンススリラーだったような?…と鑑賞したけど全くの別物。
原題が同じなのでわざわざ邦題を単数形にしたのかな?

突然主人公に降りかかる切ない運命…どうするのかなと思ってたらやっぱり孤独に耐えきれず、思いを寄せる人のカプセルを開けてしまう…
順調に進んでいた幸せな展開も「二人の間に秘密はない」という言葉を真に受けたアンドロイドのおしゃべりで真相判明、一転二人の関係は最悪に…
と、ここまでは緊張感と共感の物語でしたが、その後の流れが予定調和過ぎてちょっと…

その後発生した宇宙船トラブルに二人して対応するも、罪の意識に悩む男は自分の身を挺して女を救い亡くなってしまう。しばらくは孤独に耐えてきたヒロインもついに堪えられずに別の人のカプセルを開けてしまう、こんな皮肉な展開の方がインパクトあるんじゃないかなぁ?観終わってからの感想でしたが、まずはメデタシメデタシ。
ProPaceさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-08-21 15:20:37)
50. ええー?許せるかなー?どーかなー?いや、許せないでしょ、やっぱり。
 ただジムも純粋に被害者なんですよね。もちろんだからといって他の人を道連れにしていいわけはありません。ですが、最初目覚めたのが自分一人だと気づいていなくて、鏡の前でウキウキしているところから、その後あまりに残酷な現実をたたきつけられたジムに同乗の余地はあるかと思います。
 オーロラに真実がばれたとき、正直に認めたのは潔し。その後のオーロラのキレっぷりも良い。寝ているジムを殺しそうな勢いで殴る蹴る、いや、鈍器で本当に撲殺寸前までいっています。そーです。そんぐらいキレてもらわないと。
 自分がジムと同じ状況になったら、気がふれてしまうかもしれません。無人島であれば、まだ誰か助けに来てくれるかもしれないという希望がもてます。ですがジムの状況ではそれすらもかなわない。ひとカケラの希望もない。それが最も辛い。
 オーロラを目覚めさせたこと。そしてそのことを隠そうとしたこと。この2つは絶対に許されません。ですがその2点を除けばジムはいたって常識人。善良と言っても良いでしょう。
 終盤ではジムの本来の善良さが炸裂します。贖罪の意味もあったのでしょう。オーロラと宇宙船を救うために自らの命を犠牲にしようとします。そして奇跡的に一名をとりとめた直後、今度はオーロラをもう一度コールドスリープに入れようとする。もう自分の事は二の次。オーロラの事だけを考えて行動しています。私は、ジムが自分がやってしまったことを心から後悔しているのだと感じました。
 私はジムがしでかしたことは許せませんが、ジムという人間は許せそうです。
 そして映像は美しく、映画は面白かった。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-15 03:59:07)
👍 1
49.ネタバレ 宇宙船の造形とジェニファー・ローレンスの美しさに【7点】

細かな部分は端折って宇宙で主役が目覚めるところから物語は始まる。
一人目覚めて我々凡人が考えそうなことを一通り楽しんでそこから本当の物語が始まります。
この物語は何度も出演者を絶望の淵へと追いやり見ている方も度々切なくなります。
また宇宙船内部の造形も魅力的に描かれており、無重力時にはプールの水ごと空中に浮き上がり
その中に人間が閉じ込められたりと凝った映像も良かった。

ただ通信に何十年もかかる理由は何でだろう?光速は秒速30万キロ若しくは無限大と言われ、
冬眠カプセルや120年も飛行続ける技術があるのに通信に何十年もかかるのは無理があるかなあとか
野暮なことは言ってはいけなさそうではあります。システム的には宇宙船の飛行軌跡の一定間隔ごとに
中継局を落としていったら解決しそうですね(笑)
hibari_21stさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-03-26 19:48:34)
48.ネタバレ 登場するのはほぼ二人。
二枚目でありながら、孤独に怯える演技もできるクリス・プラット。
匂い立つような色気がありながら、怒りの表情も豊かなジェニファー・ローレンス。
いや、見事な配役。
クリスの静とジェニファーの動のバランスが素晴らしい。
そしてローレンス・フィッシュ・バーンの抑えた演技がこれまた重厚でカッコいい。
ラスト。
罪滅ぼしのために、コールドスリープの方法があると告げるジムだが、オーロラが自分との人生を選んでくれることを期待している。
そして期待に応えるオーロラ。心中複雑だろうなあ。
二人のラストは語られないが、二人同時に死ぬことは考えられないから、どちらかがまた孤独な宇宙に取り残されることになったのだろうか。
roadster316さん [DVD(字幕)] 7点(2020-12-27 21:51:44)
👍 1
47.ネタバレ 非日常SF体験をさせてくれる類の映画。斬新かつインパクトのある設定に、思いっきりトリップさせられました。ただ、最後、女性をコールドスリープさせなかったのは意外でした。どちらが先に死んだのだろうかとか、二人の最期を想像するとやりきれません。見終わった後も色々ざわざわ残りました。
クレイバードさん [地上波(字幕)] 7点(2020-05-23 22:08:48)
46.ネタバレ 設定が面白い。まったく荒唐無稽なSFでありがなら、身につまされるというか、少なくとも前半は良質なサスペンスを見ているようでした。犯罪者が、その経緯を隠して被害者に寄り添い、どこまで嘘をつき通すかという展開はけっこうハラハラ。遠い昔、そんな話を『ブラックジャック』で読んだような気がします。
ところが中盤にあっさりバレて以降は、よくある宇宙ものに落ち着いていきます。宇宙船に重大なトラブルが起きて、とにもかくにも協力せざるを得なくなるというのは、ちょっと出来すぎじゃないですかね。
ラストもちょっとあざといですが、選択としてはなかなか秀逸。考えようによっては、120年先に目覚めてナンチャラ星で5000人とともに人生を再開するのも、30年で目覚めて誰もいない巨大な宇宙船内で悠々自適な生活を送るのも、さして大差はないような気がします。人生に刺激を求めたのだとすれば、後者のほうがむしろ刺激的でしょう。周囲に人がいないことが、そんなにストレスなのかなと。
それはともかく、主な登場人物はたった4人(正確には3人と1体)。舞台はほぼ架空の宇宙船の中のみ。つまりCG等でいろいろ処理できるわけで、案外低予算な作品かもしれません。それでも面白さは十分。知恵とはこうやって絞るものだと教えられた気がします。
眉山さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2020-04-18 02:27:24)
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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 6.22点
000.00%
100.00%
211.54%
323.08%
434.62%
51320.00%
61523.08%
72030.77%
81015.38%
911.54%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.33点 Review3人
2 ストーリー評価 4.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 3.75点 Review4人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
作曲賞(ドラマ)トーマス・ニューマン候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 

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