映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

[ミッションインポッシブルファイナルレコニング]
Mission: Impossible - The Final Reckoning
2025年上映時間:169分
平均点:7.29 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2025-05-23) (公開中)
アクションサスペンスアドベンチャーシリーズものスパイものTVの映画化
新規登録(2025-03-03)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2025-06-12)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・マッカリー
キャストトム・クルーズ(男優)イーサン・ハント
ヘイリー・アトウェル(女優)グレース
ヴィング・レイムス(男優)ルーサー・スティッケル
サイモン・ペッグ(男優)ベンジー・ダン
イーサイ・モラレス(男優)ガブリエル
ポム・クレメンティエフ(女優)パリス
ヘンリー・ツェーニー(男優)ユージーン・キトリッジ
ホルト・マッキャラニー(男優)バーンスタイン
ジャネット・マクティア(女優)
ニック・オファーマン(男優)シドニー
アンジェラ・バセット(女優)エリカ・スローン
シェー・ウィガム(男優)ジャスパー・ブリッグス
ヴァネッサ・カービーホワイト・ウィドウ
ショーン・ハリスソロモン・レーン
森川智之イーサン・ハント(日本語吹き替え版)
園崎未恵グレース(日本語吹き替え版)
手塚秀彰ルーサー・スティッケル(日本語吹き替え版)
根本泰彦ベンジー・ダン(日本語吹き替え版)
津田健次郎ガブリエル(日本語吹き替え版)
江原正士ユージーン・キトリッジ(日本語吹き替え版)
石住昭彦ジャスパー・ブリッグス(日本語吹き替え版)
高島雅羅エリカ・スローン(日本語吹き替え版)
牛山茂ウィリアム・ダンロー(日本語吹き替え版)
志村知幸バーンスタイン(日本語吹き替え版)
小形満NSA代表(日本語吹き替え版)
星野充昭シドニー将軍(日本語吹き替え版)
広瀬アリスホワイト・ウィドウ(日本語吹き替え版)
中尾隆聖ソロモン・レーン(日本語吹き替え版)
ボルケーノ太田(日本語吹き替え版)
高橋良輔(俳優)(日本語吹き替え版)
庄司宇芽香(日本語吹き替え版)
原作ブルース・ゲラー(TVシリーズ)
脚本クリストファー・マッカリー
音楽ローン・バルフェ
ラロ・シフリン(テーマ音楽)
製作トム・クルーズ
クリストファー・マッカリー
配給東和ピクチャーズ
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
編集エディ・ハミルトン
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳岸田恵子
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💬口コミ一覧

14.ネタバレ 先に、あまり好きではなかった部分を指摘するなら、シリーズ最終作として特大のスケール感を出したいがあまり、かなり大袈裟な話になっちゃってるな(=少しリアリティを毀損しかねない程度に荒唐無稽な質感になってるな)という感覚はあったのです、が要所要所での状況説明は比較的丁寧になされるので(=その分説明自体は多めということでもあるのですが)各所の盛上りにもチャンと付いてゆけたと言うか、最後の最後までしっかり楽しんで観てゆけたとは思います。テンポや密度は、3時間近い大作としても急ぎすぎず緩すぎず適切だったのではないでしょーか。クライマックスでも、ミッションの成否にもその後のルーサーのメッセージにも、率直に十二分なる満足感を感じつつ観終われました。再度その意味では、3時間尺の作品ですが、どうせなら映画館でのご鑑賞を推奨したくなる…という作品かとは思われますね。是非。

全体としてはその様な感想であるトコロで、もう二点だけ申し上げるならば、アクションの質感とシリーズもの(の締め括り)としての意味合い、という点になりますかね。前者は、シリーズのここ数作の特色から変わらず、なるたけCGに頼らない(=トム・クルーズがひたすら頑張る)というコンセプトを含むモノであり、個人的には特にオーラスのプロペラ機のシーンは非常に好ましくハラハラと観れていました。他方、シリーズ過去作とリンクしてゆく様なシーンは、個人的にソコまで本シリーズへの思い入れが強くない+ゆーて30年近くやってるシリーズで単純に覚えてない(+そもそも前作までだってソコまでそ~んな感じだったっけ?)ということもあって、あくまで個人的には「ワリとどうでもいい」的な眺め方にはなっちゃってましたかね。なので、もしご覧になるならその辺をちょっとお浚いしてから観た方がより楽しめるって作品かな…とは思います(⇒7作観るのは正直シンドイですケド)。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 7点(2025-06-01 16:41:01)
👍 2
13.おもしろかったです。 でも、不満点がいろいろあります。
1.まず、上映時間が長過ぎる。 まあ、アクション映画なのでいろいろとトムの活躍シーンは見せたいんだろうけど...
2.環境や組合などを配慮してなんだろうけど、出演者は白人オンリーでまとめた方が見やすいよ。 黒人、アジア系、米大統領が黒人女性なんて、どこからも突っ込みを入れられないように配慮しましたよ感が満載で楽しめない。
3.ハラハラとドキドキは違うんじゃないのかな? もっとワクワクとハラハラが見たいんだけど、アクション満載でドキドキばかりに感じる。
4.トムも歳なんだから、裸になるのはやめなよ。 確かに年齢よりは若く見えるけど、裸になると全体的に年相応のだらしなさがあるよ。
結論を言うと、おもしろいですが、粗い内容に映像で、リピートは無いなあ。
ミスプロさん [映画館(字幕)] 7点(2025-05-29 16:39:51)
12.ネタバレ 前作で出てきた万能AIさん、今作は割とポンコツでかわいかったというか。
結局やることが核ミサイルでの人類絶滅なんですね。なんかこうひねりが無いなとは思いましたが、わかりやすい人類の脅威というのはやはり核に頼らざるを得ないのかと。殺人ウイルス等よりもわかりやすい凄みを持ってるからねぇ。
たったワンミスで首を切るエンティティはひでぇやつだなぁと思う反面、ガブリエルもエンティティの目的がわかったら裏切るのは間違いないんじゃないかなと思いました。
総じて舐めプばかりやってるから足元救われたガブリエルがアホっぽくて、どうしようもないやつでしたね。
まあシナリオは全般的にアホっぽくて「そんな無茶な」という事が多すぎるけど、やりたいアクションが先にあって、シナリオはアクションに付随するという製作方法なのでそこは致し方ないか。
海中アクションもやってることはすごいんだけど、個人的にはここはあんまりおもろなかったなぁという印象。結局素潜りで解決とか、イーサンあまりにも超人過ぎる。
でも飛行機アクションは良かったね。アクションとしてすげぇよかったなと思えたのはここでした。

アクションの連発あたりはまあ楽しく見れてたんだけど、前半の会話での長々とした説明パートがつまらなくて。意識がぼーっとし始めて、結局3作目に出てきたラビットフッドが何だったのか、聞いていたけど全然頭に入ってこなかったや。
かといって理解のためにもう一度見るかと言われれば、そこまでって感じでもなかったので、ネットで解説サイトでも漁りますかね。

過去にイーサンがやってきたことがエンティティ誕生につながったと強引な後付けが多かったのは「えー、今更そんなこと言われても・・・」って感じだったけど、過去作の意外なキャラも出てきて、過去作とのリンクがちょこちょこあったのは楽しかったか。途中見てない作品もあるにはあるので、過去作も見直そうかなと思わされた作品でした。
ファイナルとタイトルについているけど、まだまだ続く可能性もあるみたい(製作者がまだ続ける案があるとかなんとか言ってるらしい)。
エンティティもなんか手元にあるし、エンティティを使った続編が出るのか。それともエンティティは関係ない続編が出るのか。
まあトムクルーズもさすがに年が年だし、これで終作にしてしまっても良い気がしますが・・・
みーちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2025-05-26 10:12:12)
👍 1
11.ネタバレ まだ公開日の前なのに、先行上映とか言う奴が見れました。
前作でイルサが退場してしまい、期待半減していましたが、早く見たいのは変わらず。
170分の大作で、途中でトイレに逃亡の懸念を抱きましたが、なんとか通して見られました。

結論から言えば、それほどの傑作とは思えません。 いろいろ作りが甘いです。
前作でもありましたが、アクションの見せ方が変です。 敵との格闘を第三者の表情と
格闘する騒音だけ見せて次へとか、爆発まで10秒しかないからその間に逃げられるか
ハラハラするシーンは、爆発シーンが無くて、灰だらけで助かりましたの編集はガッカリ。
それから、このシリーズは以前はチームワークが見どころでしたが、最近はイーサンの
単独ミッションばかりになってきて、イマイチ盛り上がらないですよね。
やはり、4作目から6作目までのチームワーク戦が最高でした。
今回は、ネット上の怪物AIが、世界中の通信を押さえてしまったので、連絡手段が限定され
チームワークが減ってしまったという、ストーリー上の制約なんだろうけど・・やはり残念。
それでも、転がる(?)潜水艦の中で奮闘するシーンや、複葉機の上で戦うシーンとかは
トップクラスの大作娯楽映画ならではの贅沢な絵がフンダンに見られます。逆に言えば
そこにお金掛け過ぎて、他のシーンを安くせざるを得なかったのかと思える程でした。

今回は続編なので前回と同じ悪役とヒロインですが、やはり存在感が薄いです。せめて
ホワイトウィドウの出番でもあれば華やかになったんじゃないのかなあ。
今回はシリーズの集大成としての作品と言う事で、他の作品の話や過去の登場人物の話や
映像が盛り込まれるだけでなく、30年前の1作目のサブキャラさんがまさかの復帰の上
チームに加わるというサービス精神。 更に、1作目の悪役だった上司の息子との
和解のシーンなど、キトリッジだけではない原点回帰の構造になってました。
これらは1作目を見てなかった人が居たら???になりそうだけど、そんなのはごく少数なのかも。

といういろいろ詰め込んだ170分。突っ込みどころはありますが、ツマラナイ映画ではないです。
もっと面白く出来たのではないかと、贅沢な要望を書いてしまいましたが、基本このシリーズは
大好物なのは変わりません。 トムクルーズはまだまだ現役続投可能でしょう。
できれば、4作目から6作目のあのチームワークの闘いをもう一度見せて欲しいと期待しています。
グルコサミンSさん [映画館(吹替)] 7点(2025-05-19 17:24:52)
👍 1
10.ネタバレ 今流行りのAIにちなんで、ファイナルレコニングの捉え方としてChatGPTにて検索
Q:Mission: Impossible – The Final ReckoningのThe Final Reckoningとはどういう意味か?

A:「Mission: Impossible – The Final Reckoning(ミッション:インポッシブル/ザ・ファイナル・レコニング)」の
タイトルにある "The Final Reckoning" というフレーズは、英語として以下のような意味やニュアンスがあります。

"The Final Reckoning" の意味
直訳すると:「最終的な清算」や「最後の審判」

比喩的な意味:
「過去の行いに対する最終的な報い」
「最後の対決」
「運命の結末を迎える時」
「逃れられない決着の時」

映画タイトルとしての意味合い
『Mission: Impossible』シリーズにおいて「The Final Reckoning」というタイトルが使われている場合
次のような象徴的な意味を持っていると考えられます:
・主人公イーサン・ハントの物語の最終章
・長年にわたり戦ってきた敵や影に決着をつける
・個人的・職業的な過去との決別
・世界の命運を賭けた“最終ミッション”
・通常以上にスケールが大きく、全人類や未来を左右するような任務
・「正義 vs 悪」の最終対決
・正義を守るための最後の闘い
・道徳的・哲学的な葛藤の決着点

日本語にするなら?
『最後の審判』
『運命の決着』
『最終決戦』
『最終清算』
などが自然なローカライズになるでしょう。

・・・で、先行上映を見てきた総括として大体そんなん。
辛口に言えばダイジェスト感がマシマシだったけど、個人的にはルーサーの退場とか
ダンローの生存確認とか(久しぶりやなぁ!あんたまだ生きとったんかい!!あのナイフまで持ってるなんて粋やなぁ♪)
まぁ終始脚本が迷走してた感はあったけど上手くまとめた感じかな・・・途中アビス入ってた⁉
それにしてもファーストのファンとしてはダンローの意外な活躍は感慨一入。恨みには思っていない寧ろ感謝しているみたいな
今を生きる時代の人に向けた本当の幸せとはなんなのか?みたいな部分での印象が物凄く心に残った
個人的にはあのシーンがこの作品で一番刺さる部分でありラストのメンバー全員がそれぞれの方向(未来)へ散っていく後ろ姿
これを観るだけでも169分の長きにわたる作品でお尻が痛くなった頃合いに救われた感があり良い映画だとつくづく実感した
あっ!そうそう、先行上映ではまだパンフレット売ってないので注意してね。もう1回行かなきゃな。。。

ではまた次の作品でお会いしましょう♪トム君、郷ひろみみたいに古希まで現役で頑張ってね(^_-)-☆
sting★IGGYさん [映画館(吹替)] 7点(2025-05-18 08:47:05)
👍 1
9.ネタバレ 【The Final Reckoning】《最終精算》。前作と同じ“レコニング”って単語を使っているけど、意味合いが違ってきますね。【PART TWO】にしなかったことも含め、様々な紆余曲折や台所事情なんかがあったんでしょうね。
今回、前作の予習をしないで観たため、誰がどういった役割だったかとか、結構忘れてしまってました。相変わらずエンティティを“それ”と名付けたのは、字幕を追う際の大きな足枷になってます。

世界中を飛び回るイーサン・ハント。前作はコロナ下で溜まった海外旅行欲を満たすかの如く、世界を跨ぐ大規模なロケ感を感じさせてくれました。本作では海中から大空と、トムの身体を張ったアクションが見所です。相変わらずスケールはデカいんだけど、潜水艦セットの撮影と、ジャングル上空での撮影がメイン。この手のアクション映画ではお決まりの、大都市でのカーチェイス的なものが無かったためか、ちょっとこじんまりとした印象を受けてしまいました。

過去作のキーワードやキーパーソンを絡めるのは、ファイナルらしかったです。特に「あ、この人ってあの人か!」ってなった時は気持ち良かったですね。でも3のアレを出すのは無理やりな気もしましたが…こんな所も作品のこじんまり感に拍車をかけている気がします。
シリーズも8作目ともなると、イーサンだったらどんなピンチも乗り越えてしまうのは大前提です。あとはどれだけ“ピンチをギリギリすり抜けるか?”に期待するんですが…そこがちょっと肩透かしに思えました。“あれだけ注意事項沢山の○○。死に物狂いで〇いだ。さぁどう助かる?”“ただ探すだけでなく、犬〇〇の扱い方から猟銃まで渡されて…さぁどう見つける?”“〇秒で大爆発。さぁどう切り抜ける?”“○○が無い??さぁどう脱出する?”この辺の処理が立て続けに雑だったように思えました。アクション上のスリルはあったけど、脚本上のスリルが欠けていたように思えました。
黒人の女大統領に女の空母艦長。イーサンのチームも人種のるつぼ。大作映画から創りたいものをそのまま創る自由度がどんどん奪われている気がします。それでもトムの身体を張ったアクションは、この時代に、一見の価値はしっかりとあったと思います。
K&Kさん [映画館(字幕)] 6点(2025-06-01 00:11:06)
8.私が好きなのは「スパイ大作戦」のような綿密な作戦で不可能を可能にする頭脳戦であって、「ミッション:インポッシブル」のような力技ではないんだなと言う事を再確認させられました。
本作はこれまでのシリーズのファン向けの作品なのでしょう。私のように過去作をろくに観てないのに「トップガン マーヴェリックが大傑作だったから、もしかしたら本作も面白いのでは?」と期待して観ると期待ハズレになるかも知れません。
IMAXレーザーGTで見たので映像の迫力はありましたけどね。
alianさん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-27 00:58:07)
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7.ネタバレ 2025.5.26観賞。
シリーズ第8弾。最終章との呼び声が高い。最後の戦いに臨むオイラ。ヒロインは前回同様の小柳ゆきっぽいアタシ。もう一度観る。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-26 21:53:01)
6.まず本作全体で表されていたものは、シリーズ全8作品を包括した、イーサン・ハントの“決断”とその“功罪”が織りなす集大成だった。
主人公が、命を賭して果敢に挑み続け、積み上げてきた“ミッション成功”。その結果として存続したこの「世界」は、果たして本来あるべき姿だったのかという、映画世界内における痛烈なアンチテーゼ。
唯一無二の諜報員が突きつけられたものは、世界という「現実」と、それが生み出した新たな「敵」、そして多大な傷みを伴う「決断」だった。
そして、この二部作では、そういった決断とそれに伴う功罪を、主人公イーサン・ハントに限らず、敵味方一人ひとりのキャラクターに課し、ストーリーを紡いだのだと思う。

そこに内包されていたものは、現実の世界情勢に対する、“映画人”トム・クルーズの苦慮と憂鬱だったようにも思える。
前作「デッド・レコニング」の製作開始以降、現実の国際世界は混迷を極め続ける。コロナ禍と戦争、紛争が立て続けに巻き起こり、本国アメリカそのものが混沌の中心に突き進んでいる。
そんな世界、社会環境の中で、「娯楽」としての映画を製作し続けるトム・クルーズの心中は、決して安閑としていないだろう。
現実の「戦争」を目の当たりにしながら、世界の滅亡を防ごうとするスーパー諜報員の活躍を描くというジレンマ。それはそのまま、イーサン・ハントの憂鬱にも直結していたようにも見えた。




本作のイーサン・ハントは常に悲壮感を携え、ギリギリの精神状態で、“不可能なミッション”に挑み、闘い続ける。
それはシリーズ全作のプロットに通じるもののはずだけれど、まったく「異質」なものに感じられた。

ストーリー序盤では、前作から引き続き圧倒的脅威であるAI“エンティティ”に翻弄され、その暴走をなんとか食い止めようと奔走し、画策し、各方面への説得に終始する。そんな冒頭のストーリーテリングには、痛快な娯楽性などはほぼ皆無で、観客側としてもひたすらに“我慢”を強いられる。
後半、ようやく展開される大アクションシーンにおいても、決して安直なカタルシスは得られない。
極限状態の潜水艦潜入シーンも、複葉機に捕まり続ける前人未到のスタントシーンも、アクションシーンとしては当然ながら物凄いし、息を呑み続ける。
ただそれが、映し出される映像と、ストーリー上の緊張感そのままに、“息が詰まる”シーンとして突きつけられていると感じた。




それはトム・クルーズやクリストファー・マッカリー監督の意図通りのシーンであり演出だったのだと思う。
ただそれが、本当にこの映画を鑑賞に来た観客が求めるものだったのかというと、疑問符が生まれる。
個人的な価値観であることを前提として敢えて言うと、「ミッション:インポッシブル」というスパイアクション映画に求めるものは、無論主演俳優が自ら体を張ったアクションシーンもその筆頭だけれど、それ以上に、騙し合いの驚きや痛快さ、そしてイーサン・ハントもといトム・クルーズの会心の“スマイル”だと思うのだ。

もちろん、本作のイーサン・ハントも笑顔は見せるけれど、本作全体が纏う重々しい空気感、それがもたらす、文字通りの“酸欠状態”が、その魅力を半減させてしまっていると感じた。
多くのものを失い、傷つき、満身創痍になりながらも、当然イーサン・ハントは勝利する。ただそこには、過去作のような爽快感や、カタルシスは薄く、一方で大きな疲労感を感じてしまった。




前述の通り、そこにはトム・クルーズの映画製作者としての真摯すぎる姿勢が作品全体に色濃く影響を与えたのだと思う。
現実問題として、実際に傷つき、明確に命を失っていく“未知なる人々”の存在を目の当たりにして、この世界の危機を安直なエンターテイメントに仕上げなかった、仕上げられなかった彼の苦悩はとても理解できる。

それでも、僕は、トム・クルーズには「映画」で「世界」を救ってほしいと思う。
たとえ映画世界の中で、“ギャンブラー”だと揶揄され批判されようとも、イーサン・ハントには、諜報員らしい手段とアイデアで、混沌とする世界を出し抜いてでも、痛快に勝利して、最高の“スマイル”を見せてほしかった。
それは、悲痛な現実に対して、「映画」に許された“マジック”だと思うのだ。


「ファイナル・レコニング」というタイトルが示すものが、本当に“最終作”という意図なのか、真意は分からないけれど、個人的には信じない。
常軌を逸した「映画娯楽」を生み出し続けてきたトム・クルーズであれば、この“憂鬱”の先にこそ真のエンターテイメントを創出してくれると信じて、待ちたい。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-25 21:48:27)
5.期待し過ぎたのかも。
説明導入が長すぎるのと、中弛みは否めない。

この方法しかないとか、説明しながらとか、せっかくのメンバーがもったいない。
HRM36さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-25 00:19:16)
4.ネタバレ 決して「面白くなかった」とは言いません。。ただ、両手放しで面白かった!というには個人的に前半があまりにも厳しすぎた。
作り手の「アクションだけじゃなくてドラマパートもしっかり作りたい」という気概は伝わってくるのだが、あまりにも説明が多くてその割にアクションは少なく、見ているのがとっても辛かった前半。まるで「八甲田山」(高倉健主演)を観ているような息苦しさに体力を消耗した。

前半説明に重きを置くのであれば、せめてもう少し笑わせるとかなんとかしてメリハリが欲しかった。
勿論このMIシリーズがそういったギャグとかに頼る趣の作品でないことはわかるのだが、なんか全体的にギャグも大人向きというか、軽くフフフと笑わせる程度で(オープニングシークエンスが流れる直前とか)笑わせるならもっと思いっきり、子供も笑えるくらいはっきりして欲しく、ここがトップガンとの違いか。最初から最後までアクションで突っ走るならギャグも必要ないとは思うが。

ただ後半はいつも通りすごくって、とても面白かった。
セスナ機のチェイスのあたりから眠気も吹っ飛んで(すみません前半は気絶しそうになるのを堪えるのに必死でした)
まさに手に汗握る展開でとても楽しめた。

それが故に前半もっとどうにかならなかったのかと非常に残念。
rain on meさん [映画館(字幕)] 5点(2025-06-02 14:26:15)
👍 2
3.ネタバレ うーん、前作のデッドレコニングまでは大好きなシリーズだったんですけどねー。今作は上映時間が長くて、個人的にアガる展開になるまでかなりの時間がかかっていたので寝そうになってしまいました(ミッションインポッシブルシリーズで眠気がするなんて!!)。

【良くなかったところ】
・前半はやたらと会話シーンばかりで、しかも説明台詞が多い
・The Entityを「それ」って訳すのすげえわかりにくい。どうせマクガフィンなんだから「エンティティ」でもいいでしょ。
・キャラクターが味方も敵も生彩を欠いている。あのベンジーですら・・・ あとパリスはやっぱり敵側でこそ輝くキャラですよ。前作での「嬉しそうにカーチェイスするシーン」のようなはじけっぷりが全然無かったし。
・妙に人物のアップが多用されていて、それも眠気を誘った一因かも。
・劇伴がうるさ過ぎ。

【良かったところ】
・沈没した潜水艦へ単身乗り込むシーン。私はジェームズ・キャメロン監督の「アビス」が大好きなので。でもそれを言うなら、アビスの「沈没した潜水艦へ乗り込むシーン」の方が数倍良かったなあ。
・ラストの複葉機バトルのシーンはさすがに「カラダ張ってる感じ」が凄かったけど、でもフォールアウトのヘリバトルの方が良かったなー。
ebcdic_asciiさん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-31 19:18:40)
2.ネタバレ パラシュートはないぞ!絶体絶命か!? どんな機転で切り抜けるんだ!! て、おい!あるやんけ!パラシュート!(笑)

ルーサーが急に病気になってたけど、元々だっのか?でも前作の「デッド・レコニング」ではそんな素振り見せてなかったよな〜…シリーズのどこかでそうなっていたとしても忘れてるよそんなの。そこんとこの配慮がほしかったな〜…。

今にも世界が滅びるかもしれないというのに、終始ガブリエル、ガブリエルで、ちょっと変化球がなさすぎるのがやや単調に感じてしまう。期待していたのはA.I.との頭脳戦みたいなやつ。なのにガブリエルばっか追いかけ捕まり逃げて追いかけで意外性がなさすぎる。それに核爆弾をああも簡単にホイ!て用意出来ちゃうのって反則やん!おかしいやん!ガブリエルくん、あんた本当に何者よ!というかガブリエルくん、世界中の核ミサイルが発射されそうな状況なのに、なに呑気にフライトしてるねん。あんたも死んじゃうんだよ。この人は分かってんのか今の状況を┐(´д`)┌ヤレヤレ
てかそんな宿敵ガブリエルくんの死に方が…あそこは笑う所なの?

深海・潜水艦でのシーンはたしかにハラハラドキドキはするんだけれど、この映画のウリがトム自身によるマジのスタントだから、CGやセットでの撮影は若干だけどそのハラハラドキドキの熱量が下がるのよね。

トムとヒロインがイチャイチャ関係にならなかったのは個人的には◎まる。あそこまで密着しているにも関わらずなのがまた良い。この映画で唯一の意外な展開でしたね。

このシリーズもこれで終わりなのかな?トムも年だし…でもチーム、リニューアルされたんだよな〜…う〜む…スリのスゴ技あるし戦闘のプロもいるしテクノロジー分野のスペシャリストもいるから、この新チームでの活躍もうちょっとだけ観たいかも。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-29 15:16:46)
1.ネタバレ <ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE>があまりにも良作すぎたので、期待大で観に行きましたが、結果は不満足でした。この内容なら、前作で完結しておくべきだったと個人的には思います。風呂敷広げすぎて、見辛くて仕方なかったです。薄ーいカルピスを大量に飲まされている感じ。
もう、映画冒頭から説明に次ぐ説明で、お腹いっぱい。導火線のオープニングは毎作高揚感あったのに、今回は拍子抜けだった、この辺りでちょっと嫌な予感はしていたんだけど…。
ルーサの扱いが雑すぎるのもモヤモヤするし、イルサの代わりのグレースは圧倒的に魅力が薄い。ヴィラン?のエンティティ(AI)も魅力に欠ける、というか引っ張りすぎて飽きてしまった。ラビットフットや、ブリッグスはジム・フェルプスの子供等々、後付け設定を出してくるのも好みではない。(ただ、ダンローは良かった)
全体的に画面も暗く、ストーリーも鬱鬱とする展開に、「果たしてこれはミッションインポッシブルを観ているのだろうか」とさえ思った。いやいや、一般的なアクション作品としてみれば十分面白いんですけど、ミッションインポッシブルとしてみれば、シリーズで一番面白くなかったです。ちなみに、前作はシリーズで一番好きでした。
はりねずみさん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-24 20:16:45)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 7.29点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5411.76%
6514.71%
71029.41%
81029.41%
925.88%
1038.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.75点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.55点 Review9人
4 音楽評価 7.50点 Review6人
5 感泣評価 6.50点 Review6人

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