映画『プリシラ(1994)』の口コミ・レビュー

プリシラ(1994)

[プリシラ]
The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert
1994年上映時間:104分
平均点:7.04 / 10(Review 84人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-08-19)
ドラマコメディロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-05-19)【イニシャルK】さん
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監督ステファン・エリオット
キャストテレンス・スタンプ(男優)バーナデット
ヒューゴ・ウィービング(男優)ミッチ
ガイ・ピアース(男優)フェリシア
ビル・ハンター〔男優・1940年生〕(男優)ボブ
ステファン・エリオット(男優)(ノンクレジット)
脚本ステファン・エリオット
音楽ガイ・クロス〔音楽〕
作曲ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇「椿姫」より「ああ、そは彼の人か」「花から花へ」
挿入曲シャーリーン”愛はかげろうのように”
アバ”Mamma Mia”
ヴァネッサ・ウィリアムズ”Save the Best for Last”
配給日本ヘラルド
美術オーウェン・パターソン(プロダクション・デザイン)
コリン・ギブソン(美術監督)
衣装リジー・ガーディナー
ティム・チャペル
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
青い空のオーストラリア。底抜けに明るい3人のドラッグクイーンたちは、砂漠の中央にあるリゾート地でショウを行うため、シドニーからプリシラ号と名づけたバスに乗って3千キロの旅に出た。笑いと感動ありの良質なロードムービー。
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💬口コミ一覧

84.ネタバレ “自由を求めた、思うままに生きた、その代償は大きかったの。
パラダイスには行ったけれど、本当の私には会えなかったのよ・・・“
とシャーリーンの切ない歌そのままに、ミッチの想いが語られるオープニング。
売れ残りのペンキで塗られたバス、プリシラ号は、彼女達(彼等)の生き方をあっけらかんと見せつける自由なピンク、そして弱く傷つきやすいピンク。
大自然の中で三人が感じたものは、ありのままの姿で生きるべきという事?自分たちの抱える傷はちっぽけだということ?個性や見てくれや性別が違っても結局この世で生きているものには大した違いなんか無いということ?
そんな三人をとりまく人々には優しさのフィルターがかけてあり、騒がしくも穏やかにストーリーは進み、自分たちのあるべき姿を捜し求める、男からも女からもかけ離れたように思える彼女達に自然と感情移入してしまった。
そしてエンディングにかかるバネッサの歌、
“太陽が月の周りを回ることだってある、
チャンスはもうないって思ったとき、あなたは手を差し伸べてくれた”
思いもよらぬことが起きるもの、誰にでも小さな奇跡が起こるのよ、とミッチの熱のこもった口パクに、ちょっと感動、ちょっと泪。
私だって自分だけの小さな奇跡を見つけられるという気持ちにさせてくれた作品です。
宝月さん 10点(2004-06-17 00:03:02)
👍 2
83.大好きな映画です。なんなんですか、あのヒューゴさんの主役っぷりは!!なんて素敵なんだミッチ、思わず抱きしめてあげたくなります。守ってあげたいというか、よい理解者になりたいというか…お友達になりたい。いや、役者ってすげっ!!と思いましたよ、ホント。衣装もインパクトあって、音楽もノリがいいのばかりで、1週間くらいほぼ毎日見てました!ほのぼのとあったかい気持ちになって元気をいっぱいもらいました。
椎花希優さん 10点(2004-01-03 00:41:37)
82.ネタバレ 一流のヒューマンもの。いわゆるニューハーフとして生きる彼女らの複雑で微妙な心理描写が、おしつけがましくなくさらっと、でもいい意味で湿っぽく、時々おかしく描かれていて絶妙。

20代、30代、50代(もうちっと上か?)であろう主人公3人。それぞれがトランスジェンダーとして違う問題を抱えたまま、ドサ回りのため住み慣れた都市部を離れ地方へ。その過程でいろんな人々に出会い、それぞれが自分自身の問題とがっぷり四つに組み、新たな答えを得る。砂漠で出会うアボリジニの人々とのパーティシーンはとても素敵。一番のお気に入りのシーン。

衣装、最高。洗練された虚飾、というか。ポップだ。終盤近く、ドラッグクイーンの衣装のままキャニオンに立つ(さすがにハイヒールははけなかったらしく、足元だけがいきなりスニーカーなのに爆笑)という夢をかなえる3人の姿が印象的だった。大自然と過剰装飾のギャップにうなる。

ポップでちょっとクレイジーだけど心に響く。音楽も最高。あたしにとっては、オールタイムベスト10に入ると言っても過言ではない!
黒蜥蜴さん 10点(2003-11-29 02:01:09)
81.ネタバレ よかった。がんばれ!と応援したくなる。元気をもらえたが見終わったあとホロリと涙も出た。3人とも素敵だったけどミッチの別れた奥さんも素敵な人だなと思った。子供があんないい子に育ってるのは彼女の育て方がよかったからだ。また、音楽もいい。もっと見たいと思わせる、指の先まで女らしいショーは最高だった。サントラ買うで~。
yasuさん 10点(2003-08-15 18:23:32)
80.ストーリーが良かったです!最後はもう感動!!途中で入っている曲も私好みだった(I've Never Been To Meが特にお気に入りv) 一週間、毎日見たけど飽きなかったです。そして、何よりヒューゴ・ウィービングがサイコー☆美人すぎて脚も綺麗。頭にビビッ!とくる映画でした。
チョマさん 10点(2003-07-15 21:43:29)
79.ネタバレ 観れば観るほどに楽しめる奥の深い作品だと思います。
そして観れば観るほど自分の中での評価も高くなる不思議な作品。
ストーリーと背景も面白く、服飾デザインは流石アカデミー取っただけある。
色とか素材とかどの衣装も生きていて素敵すぎる。キラキラと輝く銀色の布が
砂漠の中にひらひらと舞うシーンには見とれてしまいました。砂漠の中のド!ピンクのバスの異質感が目を見張る。これは実社会での「彼ら」を比喩しているのかなとふと思った。
そして音楽!使用されている曲全てがいい!勿論?サントラも即購入しました。
サントラの盤はピンクでこれぞプリシラというイメージです。
そして人物の描写もとてもいい。こういう稼業につきながらも、父親業に慣れてないのもあって妙に堅苦しいミッチの演技には笑ってしまいつつ感動!それとミッチの奥さんもとても気に入りました。こういう人っていいな。
ジェイムズさん [DVD(字幕)] 10点(2003-06-21 03:35:29)
78.久しぶりに再見しました、色あせないですね。オーストラリアの赤い大地とカラフルな衣装、葛藤あふれる思い…をうまく演じている三人。音楽もいいですし懐かしくて涙が出そうになったシーンも…ずっと流していてもいい映像ばかり。またみたい一本です
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-05-09 23:03:12)
77.3人のショウパブのおかまを乗せて荒野をひた走る大型バス「プリシラ号」。目指すは遥か彼方の田舎のホテル。ステージの依頼があったから。彼女らに降りかかる、いや巻き起こす、アクシデントなんて何のその。だってあたしたちは天下御免のドラッグクイーン。おかまに怖いものなんてありゃしない。何時でも何処でも、あたしたちはあたしたち。主人公は社会的マイノリティであるおかまさんです。都会の空虚な空気の中では泳げても、田舎の保守的な空気の中では泳がせてもらえない様を、哀しくも可笑しく、そして繊細に描いています。心を傷つけられても、あっけらかんと振る舞い、前向きに生きる彼女たちの強さに触れると、自分も頑張らなくてはと思えてきます。全編下品のオンパレードですがどこか上品。きっと彼女たちの生き方に品があるからだと思います。主演3人の熱演、ぱちぱちのメイク、ど派手な衣装、口パクのステージに魅了されてください。気が付くと自然に顔がほころんでいる、オーストラリア発の素敵なロードムービーです。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-05-24 18:01:18)
👍 1
76.ネタバレ すばらしい。オーストラリアはだいぶ違いますね。映画はこうでなくっちゃ、という感じ。テレンスのダンスがあまりにも下手なのが悲しい。個人的には、クレジットと同時進行するヴァネッサの曲(楽譜を購入したほど思い入れのある)をヒューゴが口パク、というのが、最高によかった。この世のものとは思えないほど美しい。おかまなのに。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 23:07:04)
75.ドラッグクィーンのドラッグクィーンらしい生き方に打たれました。山あり谷ありな彼女達をいつまでも応援したくなる!
にうさん 9点(2004-02-16 08:39:56)
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74.何度観ても、好き。元気になる。最高。オーストラリアの映画って人間、ありのまま描いていて素敵です。おしゃべりなゲイをガイが演じている。「私家版」のテレンス・スタンプもすってきですが、ロン毛のドレスアップした姿も魅力的でした。
きなこ餅さん 9点(2003-11-06 23:48:48)
73.自分を偽らず、人に左右されずに生きることの難しさとすばらしさを感じました。確かにこの3人は世間の概念から外れているかもしれない。でも、その姿は滑稽にも見えるけどとても輝いて美しく見えます。こういう勇気をもらえるような映画、大好きです。砂漠の中にド派手な衣装がまたすばらしかった!それから3人組を演じた俳優さんたち!すごい役者魂ですね。感動しました。
きょうかさん 9点(2003-09-21 22:51:03)
72.マッチョ、ハゲ(失礼)、オジさん(オバさん?)な彼女達がめちゃ可愛い。見た目じゃなく(笑)劇中流れていた曲がどれも素敵で懐かしくて好き。ヒューゴ・ウィービング氏の脚が細くて綺麗でビックリ!化粧も映えてたし。化粧映えしそうな顔立ちだもんなぁ~
はるみさん 9点(2003-06-18 23:36:15)
71.映画館でも見たけど久々にDVDで見ました。やっぱり好きだなあ、この映画。衣装は最高だし、70~80年代の音楽もすごくいいです。3人のオカマがとても可愛くていとおしい!この監督って当時30歳位でしたよね。その当時の私と同い年なのでびっくりしてました。余談ですが。
なおるんさん 9点(2003-06-14 02:31:00)
70.去年、ドラァグクィーンを学園祭によんだのをきっかけに見た映画でした。やっぱり本物のドラァグクィーンのお姉様達を間近で見ていただけに、ドラァグクィーン達の苦労がよくわかりました。ドラァグクィーンであるが故の代償もあるし・・。ちょっとだけ親近感をもって見れた映画だったのでそれなりに楽しめました。衣装がやっぱりすごいなって思いました。
美月さん 9点(2002-09-24 01:04:52)
69.ヒューゴ・ウィービングの女装には参った、なんでそんなに化粧映えするのよ。テレンス・スタンプ(頑張ってるのは認める)とガイ・ピアーズ(マッチョ過ぎる)だけだったら絵的にキツイかったかもしれない(3人でもキツイという人も多数いるでしょう)。それにしてもこんなに衣装で魅せる映画も珍しい(思わず笑ってしまうような着ぐるみもありますが)、バラエティに富んだ音楽の後押しもあって、とってもおしゃれな映画に仕上がっている。ゲイを描く時にありがちの湿気をあまり感じさせないのも良かった、ゲイの話題だと思わず眉をひそめてしまう人ほど観たほうがいいような気がする。久しぶりに個性のある映画を観ることが出来た、賛否を問わず観ることをお薦めしたい。
眼力王さん 9点(2002-05-25 13:26:22)
68.何だか3人とも気持ち悪いんですが、素敵です!カウンターパンチくらいました。奇抜かつデーハーな衣装に身を包んでいますが心は常に孤独と戦っている彼女達(彼達?!)に感動しました。ショーのシーンは爆笑度100%、なりきり度120%です。後半に流れるシャーリーンの「愛は静けさのかなたに」は名曲です。ここが一番泣かせます。サントラは名曲粒ぞろいでおすすめです。
さかQさん 9点(2001-06-27 02:18:22)
67.ドラァグクイーン大好きだから、映画に出てきてくれるのはうれしかった。けど何回も見てるとストーリーに飽きてきちゃって(汗)ショーの部分をなんかいもみた。DrugGardenに、ディヴァイン、のほかになんかないかしら??3人のエンジェルは・・ちょっときつい(汗)。古橋悌二さんて人がつくったダイアモンドアワーも見たいけどビデオがもう売ってません。じゃんねん。
サキさん 9点(2000-12-14 02:50:24)
66.ネタバレ リジー・ガーディナーのオスカー受賞作という理由での鑑賞。オープニング曲 I've Never Been To Me にキューンとなり、クレジットのテレンス・スタンプにキュンキュンキューン。更に共演がヒューゴ・ウィービング、ガイ・ピアースというのにワクワク感急上昇。それが、ドラァグ・クイーン3人のロードムービーだったとは。若い2人はまだしも、50歳半ばのテレンス・スタンプがよくぞ引き受けたものだ(理由を伺いたいものです)と驚きが無限大。お目当ての衣装はメイクと共に突き抜け過ぎてドン引きものだけど、それを纏って踊る3人にやりきった感を見る。流石にスタンプのダンスはキレに欠けるモッサリしたものだったが、それを補って余りあるステージ以外の衣装・メイクでの立ち居振る舞いやボブとの距離が徐々に縮まる模様に於ける熟年の色気に見惚れる。「血と怒りの河」での美し過ぎる顔立ちが思い浮かぶ。マイノリティであっても胸張って堂々と生きる3人が眩しい。トリハダものの Mamma Mia を始めとする楽曲にもキューンのツボを刺激されまくる。まさに掘り出し物の快作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-24 15:24:44)
65.「I've never been to me」を口パクで歌うシーンから始まるこの映画ほどこの歌に馴染む作品はない。「I've never been to me」が結婚式でBGMとして流される曲の上位を占めていると聞くと悲しくなる。
負いを背負った者たちが、生き難い世の中の現実と折り合いながら、泣き笑いを浮かべて逞しく生きる姿は、見る人々に生きる勇気と後ろめたさを感じさせる。「冒険者たち」や「グッパイガール」も同じだ。
マイナスポイントが二つ。
似たような境遇にあるアポリジーニとの交流は彼らをあまりに無垢な存在として描きすぎていて共感できないこと。
最後に丘に登るシーンがクライマックスとしての盛り上がりに欠けて失敗していること
好きな映画です。8点。(親父の評価)
この映画、嫌いでした。ぶっちゃけ、ガキのころは気持ち悪いと思っていました。でも、世間の厳しさを学ぶにつれて、こんなにポジティブで楽しそうにに生きている人たちに魅力を感じました。不器用でもいいじゃん!って思えました。心温まる映画です
(ガキの息子の評価)

板橋島野&綿貫さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-14 23:56:08)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 84人
平均点数 7.04点
000.00%
111.19%
211.19%
322.38%
433.57%
589.52%
61416.67%
71821.43%
81922.62%
91214.29%
1067.14%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review6人
4 音楽評価 9.20点 Review5人
5 感泣評価 5.50点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1994年 67回
衣装デザイン賞リジー・ガーディナー受賞 
衣装デザイン賞ティム・チャペル受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1994年 52回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)テレンス・スタンプ候補(ノミネート) 

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