12.行き詰ったミュージシャンが謎めいた美少女に出会い、田舎の自然の中で再起を遂げていく物語。恐ろしく長い「One More Time, One More Chance」のビデオ・クリップって感も無きにしも非ずですけど、また、山崎まさよしがアイドルなのかどうかも別として、本作みたいな映画こそが「アイドル映画」と呼ばれるジャンルの基本形でしょう。ミュージシャン本人の歌を物語に絡め、その歌うシーンがクライマックス。全く新味も捻りも無いつまらない話ながら、ファンも満足の仕上がりだと思います。これでヒロインが蒼井優だったらと思うのは、無い物強請りとゆーものでしょうか、5点献上。
11.ネタバレ うーん、そうですねー。月=少女=神秘、キャベツ=花火=生ってことで、想いを胸にキャベツに羽根をつけるためにやって来る少女。地球の鼓動を表現したダンスは、キャベツの成長=花火が曲を作ることへの祈り。勝手にそう解釈しましたが、確かにラストの「one more time,one more chance」は、ほっといても切ないこの曲がさらに切ないです。しかし・・・落ち着いて美しい映像表現には見るべきものはありますが、山崎まさよしPV感は脱却できるものではないですね・・・。
5.ネタバレ 「One More Time,One More Chance」の長い長いプロモだったのだと考えれば納得は出来る。ラスト付近の山崎まさよしの独唱は鳥肌ものの素晴らしさだけれど、全編通じて観ると正直、「ああ、早く成仏しろよ、いい加減にしろよ」とずっと考えていたのも事実。合わなかった。私には本当に合わなかった。何分評価が高い作品なのでこき下ろすのにはマジに勇気が要りますが、私の肌にはどうも合わなかった。ごめんよ。