映画『運命の女(2002)』の口コミ・レビュー

運命の女(2002)

[ウンメイノオンナ]
Unfaithful
2002年上映時間:124分
平均点:5.78 / 10(Review 99人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-01-11)
ドラマサスペンスリメイクロマンスエロティック
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-04)【イニシャルK】さん
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監督エイドリアン・ライン
演出木村絵理子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストダイアン・レイン(女優)コニー・サムナー
リチャード・ギア(男優)エドワード・サムナー
オリヴィエ・マルティネス(男優)ポール・マーテル
チャド・ロウ(男優)ビル・ストーン
エリック・パー・サリヴァン(男優)チャーリー・サムナー
ケイト・バートン[女優](女優)トレイシー
マーガレット・コリン(女優)サリー
ミシェル・モナハン(女優)リンジー
ドミニク・チアニーズ(男優)フランク・ウィルソン
ジェリコ・イヴァネク(男優)ディーン刑事
マイケル・エマーソン(男優)ジョシュ
ウィリアム・アバディー(男優)通行人
山像かおりコニー・サムナー(日本語吹き替え版【DVD】)
森田順平エドワード・サムナー(日本語吹き替え版【DVD】)
猪野学ポール・マーテル(日本語吹き替え版【DVD】)
横尾まりサリー(日本語吹き替え版【DVD】)
仲野裕ディーン刑事(日本語吹き替え版【DVD】)
近藤玲子チャーリー・サムナー(日本語吹き替え版【DVD】)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版【DVD】)
横島亘(日本語吹き替え版【DVD】)
大黒和広(日本語吹き替え版【DVD】)
佐々木優子コニー・サムナー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
菅生隆之エドワード・サムナー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
津田健次郎ポール・マーテル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
津村まことチャーリー・サムナー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村治学ビル・ストーン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮寺智子トレイシー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
長島雄一ディーン刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浦山迅(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大滝寛(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作クロード・シャブロル(原案)
脚本アルヴィン・サージェント
ウィリアム・ブロイルズ・Jr
音楽ヤン・A・P・カチマレク
編曲ブルース・ファウラー〔編曲〕
撮影ピーター・ビジウ
製作エイドリアン・ライン
G・マック・ブラウン
製作総指揮アーノン・ミルチャン
配給20世紀フォックス
特殊メイクジョン・キャグリオーネ・Jr
美術ブライアン・モリス[美術](プロダクション・デザイン)
ガーソン・ユー(タイトル・デザイン)
衣装エレン・マイロニック
編集アン・V・コーツ
デヴィッド・ブレナー〔編集〕(追加編集)
マーク・V・フィリップス(編集補佐〔ノンクレジット〕)
録音ポール・マッシー[録音]
アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
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💬口コミ一覧

99.ネタバレ とにかく脚本が秀逸だと思う。冒頭、主人公コニー(ダイアン・レイン)の家のショット。風が吹いて子供の自転車が静かに倒れる。「あっ」っと思った。やがて、この風が強風になり彼女が浮気相手と出会う原因になってしまうのだけど、この時すでに家庭の崩壊は始まっていたのだ。
続いてカメラは家の中を写し出す。キッチンで朝食の支度をしているコニー。ダイニングで子供がゲームをしている。「バーン!バーン!」「また人を殺すゲーム?」この会話は伏線。平和な家庭の中に「人殺し」という異質なキーワードが飛びこんでくる。そして夫(リチャード・ギア)が登場、TVのニュースを見ながら、妻に聞く。「君が反対した○○の株、今いくらだと思う?」「知らないわ」「○○ドルだよ(何十倍に跳ね上がっている)。あの時買っておけば良かった」「じゃあ、買えばいいじゃないの」「今からじゃ遅いんだよ」夫と妻の価値観の違いが示される。
開巻数分で、もうここまで語られている事に驚く。一見、平和で幸せに満ちた家庭。でも実は夫と妻はほんの少しだけど、すれ違いを見せていた。
ポールとの出会いとなった強風のシーンも良く出来ている。風でスカートが腿までまくれ上がる、モンローばりの名シーン!コニーという女性の魅力、ええい、はっきり言ってしまいましょう、カラダの魅力がね、もう全開なんです。で、ポールに誘われたとき、もちろん、傷の手当てという口実はあるのだけど、彼女はこの時すでに何かを期待している。通りかかったタクシーをあえて見逃して、男の後について行く。
2度目に男の家に行くシークエンスも上手い。彼女はやっぱり彼に逢いたい。でも、もちろん躊躇がある。街まで出てきたけど、半ば賭けのように電話を入れてみる。「お礼の品を送りたいから住所教えて」「今どこ?家に来なよ。コーヒー入れるよ」この時、彼女の手にはコーヒーの紙コップが…。彼女は決意を固める。紙コップを公衆電話の上に置いて「コーヒーね。いいわ、行くわ」と答える。最初の出会いの時も、彼女の前には帰るべきタクシーが来ていた。そして、この時もコーヒーなら今は欲しくないハズだった。でも。“敢えて”彼女は男のところに行く。

40手前くらいの女性って、焦りと諦念が交じり合った複雑な思いを抱えているような気がする。「このままで自分は終っちゃうのかな」って。客観的に見て幸福な環境の中に居たとしても、人生の中で選びそこねた「もう一人の別の自分」がどこかに居るんじゃないかって、そんな幻想を抱いているような気がする。

この物語は、そんな幻想に実際に身を委ねてしまった女性と、その夫の悲劇を描いているのだけど、そりゃ誰が見ても「不道徳」な、けしからん話なんだけど、でも、そういうのって、人としてアルんじゃないかって思ってしまう。「アリ」じゃないですよ、賛成するという意味ではなく、どうしようもないけど「アル」と。言ってみれば「罪」でしょうかね、そこを深く描いているなぁ~と感心してしまうのです。ちょっと褒め過ぎかもしれないけどドストエフスキーなんかを思い起こしてしまう。

夫エドワードの妻への愛は、本当に素敵なんですよ。でもね、秘密が暴露されて2人が対峙するときに、彼は「僕は家庭のためにすべてを捧げたんだ」みたいなことを言う。で、「君はそれを紙くずのように捨てた」と妻をなじる。この理屈はごもっともなんだけど、なんだろか、ちょっと強迫じみているというか、もしかしたらエドワードは、自分では己の努力は完璧と思っているけれど、コニーにとってどうだったのかって、彼女の気持ちは置き去りになっていなかったかい?って、女の私は思ってしまうのだ。

中盤でコニーがお風呂に入っている時に夫が入ってきて一緒にバスタブに浸かるシーンでも、そんなことが匂わされる。エドワードはうすうす妻の不貞に気づいている。バスタブの中で愛し合おうとすると、妻は「ベッドに行きましょう」と出ようとする。「行かないで」とエドワード。「ここは寒いの」と出て行ってしまうコニー。彼女の心はね、いつの日からかずっと凍えていたのだと思う。

映画の表現として白眉の画(え)も随所に。長くなりすぎたのでもう止めますが、とにかく、個人的には大好きな作品です。
ポッシュさん [DVD(字幕)] 9点(2017-07-27 18:13:51)
98.見終わった後の感想は「スッキリ」。ストーリー展開に無理がないし、主演2人の気持ちの流れがしっかり描かれていました。夫と妻どちらの状況にも共感できた。浮気相手の人となりはよくわからなかったけど、オリビエ・マルチネスはとても魅力的で、妻があそこまで走ってしまうのも何気に納得。(最終的にはひどい目にあったけど)
cherryさん 9点(2003-02-06 23:37:00)
97.さすがエイドリアン・ライン監督。濃厚なエロティシズムと切れ味のいいサスペンス。後半夫婦の情愛が心に染みました。「危険な情事」のころより、円熟味があって、より見ごたえがありました。リチャード・ギアの新境地は合格点。ダイアン・レインはすっかり大人の女で、疲れた表情が良かったです。
シネ子さん 9点(2003-01-17 00:24:42)
96.自分はダイアン・レインの気持ちが分かるような気がします。その瞬間の気持ちに自分に正直に一歩踏み出してしまった彼女を責めることはできないと思いました。もちろんその代償はとても大きいです。辻褄が合わないのが人生というものです。ダイアン・レインはとても美しく、かつ難しい役を好演していました。ラストも良かったです。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2021-02-18 11:31:34)
95.エロサスペンスの巨匠・エイドリアン・ライン監督によるエロサスペンスということで大した期待もなく見始めたのですが、これが目の覚めるほど面白い映画だったのでビックリこきました。脚本・演出・演技のすべてが高いレベルでまとまっており、大した見せ場がなくとも、それぞれのパフォーマンスの高さのみで2時間を見せきっているのです。。。
本作の脚本を担当したのは、『普通の人々』のアルヴィン・サージェントと、『アポロ13』のウィリアム・ブロイルズ・Jr。トップクラスの脚本家が二人も名を連ねているという、何とも豪華な布陣となっています。人物描写を得意とするサージェントは、主人公・コニーの心境を実に丁寧に描写しており、「不倫妻の自業自得」と思われては元も子もないこの物語において、観客に共感の余地を与えています。他方、複雑な物語の交通整理に長けたブロイルズは、幸せな家庭が徐々に追い込まれていく様をわかりやすい形で観客に伝えています。。。
このジャンルの重鎮であるエイドリアン・ラインによる演出は、抜群の安定感です。若々しくてはいけないが、おばさん臭くてもいけないという難しいポジションにある主人公を、誰が見ても美しいと感じられるように画面に収めているのです。『ナインハーフ』などと比較すると露出度はかなり抑え目であるものの、それでも濡れ場はかなりエロく撮られているし、何気ない日常の風景もいちいち美しく、本作は、彼のフィルモグラフィの総決算とも言うべき仕上がりとなっています。。。
主人公を演じるダイアン・レインは、賞とは無縁のこのジャンルにてオスカーノミネートという快挙を成し遂げましたが、確かに、彼女の演技はズバ抜けています。上述の通り、「不倫妻の自業自得」と思われてはおしまいとなる本作において、彼女はひとつひとつの感情を丁寧に表現することにより、不倫に溺れる主人公の心境を観客に肯定させているのです。彼女の相手役となるオリヴィエ・マルティネスの間男ぶりや、リチャード・ギアの小市民ぶりもそれぞれ板に付いており、登場人物全員が悪いんだけど、本当の悪人は一人もいないという本作の構図が、見事に形となっています。。。
ただし、意味不明な邦題だけは何とかならんのでしょうか。当時のフォックスジャパンは奔放すぎるネーミングセンスにより不評を買っていましたが、作品の本質をとらえない邦題をつけることはやめてほしいものです。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2014-01-08 01:43:16)
👍 1
94.ネタバレ この作品でオリヴィエを発見。なんなのこの人って。驚異のフェロモン全開男。
その後他の作品でも見たけど、やっぱり全開だった。私生活大変だろうなあ。しかし、よくこんなのをキャスティングしたものだ。さすがエイドリアン。しかし、ギアもかなりのものなのに、オリヴィエと並ぶと、フェロモン度には横綱と幕下くらいの差を感じる。見ているだけで妊娠しそうですね。下品ですいません。ダイアンの老けぶりにおどろくが、女の共感を呼ぶタイプへ老けていた。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 23:16:58)
😂 2
93.ありがちな話ですが、美しく枯れたダイアン・レインが良かった。若い頃よりもずっと色気があります。郊外に大きな家を持ち、ハンサムな夫と無邪気な男の子に囲まれた平凡だけれど幸せな家庭を持つ主婦。カフェのトイレ、映画館、アパートの廊下で若い行きずりの男とのセックスに溺れる中年女。両方を上手く演じ分けていましたね。ダイアン・レインって美人だけど大根だと思っていたので、その体を張った演技に驚きました。ただラストはもう一ひねり欲しかった。残念。
くるみぱぱさん 8点(2003-10-03 06:15:50)
👍 1
92.リチャードの、良い夫が素敵っ。あんな若い愛人よりも、ずーーっとずーーっと、いい男っ。
okピーちゃんさん 8点(2003-07-21 02:18:05)
91.ネタバレ 幸せでいても安定すると・・人間の弱さを思いきり教えられました。肉体面に溺れて、精神面で苦しみ抜く、気疲れしたダイアン・レイン巧すぎ!て、責められない(同情、共感さえした)自分がいました。 さらに映像・哀しげな音楽・フランス風味も私たち中年女性向きでは? 罪深いけどスリリングな、、不倫ってこうなるのかって・・激しく綺麗なエロチックなシーン、あれ以上多すぎても少なすぎても面白くなかったと思います、ダイアンの変貌の様子、すばやく変わる場面がよかった。 ラストもやはりこれしか、、、。  ≪DVDで再鑑賞して≫やっといい主役、取れたねぇ!! ☆ダイアンレインショウ、とも言える前半はホント何度も観たくなる。強風にパンティが見えて「エイドリアン ライン」の名が出たり、親子の日常の様子や消毒場面がほんとリアル、大好きであります。電車のシーンはゴクリ。 ウソをつき通すには不器用なダイアンに肩を持ってしまった、「あるある」場面の多い事。ギア様のオジさん度も意外でした。浮気の代償が大きいことを警告してくれるには良い作品かもしれませんが、夫の浮気ならよくあること、とも取れて少々悔しい気も。 ところで、ダイアンの友人トレーシー役、気になってたらケイト・バートン、そう、お父上リチャード・バートン!渋顔?がそーーっくりでっす。彼女とのクリーニング店での場面も緊迫感あります。まあ話の内容より映像に惹かれっ放しだったかな? 未公開シーンは全部ボツしてよかった、と思うDVD鑑賞でした。
かーすけさん 8点(2003-05-16 10:59:22)
👍 1
90.浮気相手の若いフランス人役の、オリヴィエ・マルティネスが最高にかっこよかったです。それだけでも見る価値あり。フランスにはあんな人ばっかりなのかな?ストーリー自体はまあまあ。ダイアン・レインに都合よすぎでした。
maiさん 8点(2003-04-05 15:19:09)
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89.美しく洗練された映像。大胆で官能的なラブシーンそれとは相反しながらも丁重な心理描写。普通の家庭の普通の生活だが、今の生活に特別閉塞感を感じてはいない、夫も妻を愛している。 しかし、それでも妻は年下の愛人との情事に溺れていってしまう。罪悪感から、妻であり、母親であろうとする、が彼女は女だった。エイドリアン・ラインの作品は初めて見たが、その映像と演出に驚かされた。練られた脚本、何気ない会話でも、そこから夫婦の今の姿が浮き彫りになり見かたが変わってくる。二人に突き刺さる無邪気な子供の言葉。細かい演出がそれらにさらに磨きをかけ際立たせる。皮肉なことに、壊れた後、壊れたことで前以上にお互いのことを気持ちを考えるようになる夫婦。夫と子供と元の平穏な生活に戻ろうとした妻。しかしその時すでに夫は愛人を殺してしまっていた。ラストシーン、信号で止まった車の中で二人はこれからのことを語り合う。それはまるで新婚の夫婦が未来を語っているようだ・・・信号が青になっても車は止まったまま、目の前にあるのは警察署。悲しげだがとても深いラストだと思う。パートナーに裏切られたら、その時、私は一体どうするのか?この映画は私に問い掛けてくる。
ドロシー・ロマンスさん 8点(2003-02-16 04:16:42)
88.女性の目のクマやシワがこんなにセクシーだったか。思わずダイアンに見とれてしまいました。リチャード.ギアの枯れた中からくすぶっていた炎がふつふつと湧き上がり、瞬間的に爆発してしまうまでの1連の演技。その後の葛藤。静かながらかなり見ごたえがありました。思わず苦笑したのは死体を運ぶ時エレベーターが故障したり、あと少し気がつくのが遅ければ妻は自分たちのもとに帰ってきていたり。慌てているときほどうまくいかなかったり、間が悪い時ってありますよね。
エレナさん 8点(2003-02-01 18:44:12)
87.久しぶりのリチャード・ギアでしたがかっこよかったです。夫婦で観にいったのですが、何か身につまされる感じでした。夫からのプレゼントを愛人にあげちゃいかんだろう。最後にどんでん返しがあるかと期待してたので少々物足りない気もしましたが2人の演技が良かったです。愛人役もニヤけてていかにもって感じでした。
パンプキンプリンさん 8点(2003-01-12 15:51:38)
86.ネタバレ 前半は、不倫を楽しんだり悩んだりする苦手なタイプの映画だとがっかりしながら見てました。
しかし、不倫相手の方がリチャードギアに殺されるあたりから、一気に集中して見ることができました。
まず、リチャードギアがあそこで彼を殺すとは思わなかった。気持ち悪そうにしてたから気絶するのかと思ったら殺した。でも、リチャードの気持ちになればとても苦しかったんだとおもう。プレゼントしたスノードームがそのまま不倫相手に渡されていたのだから(>_<)その後は、リチャードや妻の表情の演技がとても上手くて台詞がなくても感情が伝わってきたし、妻が彼と出会った日をおもいだしているところでは、違う選択、つまり家に寄らずに帰宅していたらよかったらということが伝わってきた、後悔がつたわってきた。前半からのギャップがあり、私は集中して見られたし、リチャードギアは名優なんだなと感じた。
ブリーバンデカンプさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-21 02:33:44)
85.ネタバレ 前半はどうもしっくりとこなかったのですが、その理由は
浮気相手の男がそれほど魅力的には思えなかったこと。
女性はああいう男性に惹かれるのでしょうかね。

(それに他の人が前半はエロ映画といっていますが、そう
いうシーンがなかったのは、放送枠に入らずにカットさ
れてしまったのか、地上波で放送するのは過激すぎると
いうことで自主規制したのでしょうか。いずれにしても
この内容で過激なシーンは必要ないでしょう。)

でも刑事が家にやってくるあたりから一気に引き込まれ
ました。二人の心理描写が丁寧ですばらしい。
特に夫がなぜああまで動揺して殺人まで犯してしまった
のかが分かる気がします。あのスノーボールがキーですね。
そして彼女の後悔。現実にはなかった、男の家には寄らず
タクシーを拾って帰る仮定のシーンで全てを語らせています。
自業自得とはいえなんか切ないです。切ない感の表現方法が
秀逸ですね。

もう少し二人の関係が修復され幸せな生活を取り戻してから
の時間を長くして、そこに死体と共に決定的な証拠が見つかり、
警察が逮捕に向かうシーンで終わらせるとさらに余韻を残した
のではないかと思いますが、まあそれじゃあ“太陽がいっぱい”
になってしまいますね
キムリンさん [地上波(吹替)] 7点(2019-10-09 21:30:29)
84.ネタバレ 採点に困る映画です。前半はポルノ映画チック。後半は火曜サスペンス劇場の出来損ない版。そのくせ結構真剣に見ました。^^;
判断にも苦しむ映画です。妻が浮気相手に贈ったものが大きな疑問。旦那からもらったプレゼントを横流しにするなんて家に届いたお歳暮を別の家に届けるサザエさんよりレベルが低い。もうひとつの疑問は、リチャードギアがよい人すぎて浮気の原因にならないと思う。だから前半は淫乱妻の浮気。また、浮気相手の男は、若い。SEXの仕方もケダモノ。これだけ書いて7点つけるなよと言われそうですが、ダイアンレインの演技がキラリと光る。特に、初めて寝たあとの帰りの電車のシーンは、なかなかどうしての演技。拍手。
ボビーKさん 7点(2005-02-25 22:53:59)
83.ネタバレ ストーリーとしては、ありがち。でも、ダイアン・レインの好演があってじっくり見れました。こうした定番「不倫モノ」中では、良作だと思います。でも、一番かわいそうなのは、オリヴィエ・マルティネス演ずる浮気男。かわいそすぎます。最後、夫婦愛で終わらしてくれるな。あんたら、人ひとり(それも28歳の若き未来ある男)を殺してんだよ。さらに、彼は、ダイアン・レインをそんなに積極的に誘って、陥落させたわけではなく、彼女のほうが、期待感寄せて、足繁くアパートに通う。彼は、それを受け止めただけ。でも、ダイアン・レインの表情(初めて寝た後の電車の中で、回想し、情緒が不安定に高揚したからなのか、笑いが止まらないシーン)は、うまかった。
ムーチンさん 7点(2004-07-23 18:04:53)
82.これで海っぷち&刑事画面に登場だったら完璧火サスになって笑えたんですが、ギリギリのところで踏みとどまれてます。なかなかよろしいんじゃないでしょうか。逆に夫にどこか不満で閉塞感から・・・てな事のほうが、昼メロ度をあげたんじゃないでしょうか。えーと、東京がおフランス男、家族の家が湘南海沿い、くらいの距離感でしょうか?小田急に乗って都心へ。土地勘が。。。 ダイアンレインさんすごーくきれいでした。アレでアレしちゃう所が唐突だとの意見が多いですが、終盤のあのスノーボールに込められたものを見て納得。それがあそこにあったわけですから、激昂しちゃうわけです。教訓をあげてる方がいますが、私もひとつ。「黒い下着で1ミクロンくらいはダイアン姐に近づけるかもしれないぞー」
へろりうしオブトイジョイさん 7点(2004-07-19 02:38:51)
81.やっぱり夫婦のどっちかが浮気したら、両方不幸になりますね。相手の男殺さなくても、元通りにはならないだろうな。そんなことは、わかりきっているのに、深みにはまっていくのが人間の人間たるゆえんか。旦那が嫌いでないのに、別の男に惹かれる人妻。ダイアン・レイン上手いなあ。って感心しる場合ではない。不自由のない生活してても、満たされない何かがあり、秘密、陰、現実からの逃避、モラルのない自分といったものへの欲求が抑えられなくなるのかなあ。できれば理性で抑えるべきなんだろうけど。夫への愛が消えてないのが、逆に不幸でもあるように感じられる。
パセリセージさん 7点(2004-05-12 00:08:56)
👍 1
80.ネタバレ いや~、実はとても好きですね。いくら家庭が幸せでも、人間てこう言う風に弱いものなのではないかしらん。良くあるパターンとは言え、ダイアンが後悔して関係に終止符を打った途端に、あんな悲劇が・・・。あ~切ない!世のご主人、妻の不倫相手の前で、強いお酒を飲むのは止めましょう!偶然町で友達の主婦たちと会ってお茶するシーン、いずこも同じで少し笑えました。しばらくしたら、ビデオでまた観~よおっと。
らふらんすさん 7点(2004-03-09 17:49:01)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 99人
平均点数 5.78点
000.00%
100.00%
233.03%
322.02%
41212.12%
52626.26%
62626.26%
71717.17%
81010.10%
933.03%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.30点 Review10人
2 ストーリー評価 5.62点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.42点 Review7人
4 音楽評価 5.60点 Review5人
5 感泣評価 3.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
主演女優賞ダイアン・レイン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
主演女優賞(ドラマ部門)ダイアン・レイン候補(ノミネート) 

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