映画『WATARIDORI』の口コミ・レビュー

WATARIDORI

[ワタリドリ]
The Travelling Birds
(Le Peuple Migrateur)
2001年スペインスイス上映時間:99分
平均点:6.73 / 10(Review 55人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-04-05)
ドキュメンタリーファミリー動物もの
新規登録(2003-07-22)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-02-01)【イニシャルK】さん
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監督ジャック・ペラン(総監督)
ジャック・ペランナレーター
フィリップ・ラブロナレーター(英語吹替版)
小川真司〔声優・男優〕ナレーター(日本語吹替版)
脚本ジャック・ペラン
挿入曲ニック・ケイヴ"To Be By Your Side"
製作ジャック・ペラン
クリストフ・バラティエ
配給日本ヘラルド
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💬口コミ一覧

55.神々しいまでに美しい鳥たちの姿。息をのむ大自然。
ああ、こんな映画がずっと観たかった。
ただただ鳥と一緒に空を飛び続ける。
砂漠や、船や、険しい山にひととき羽を休め、
誰に教えられることも無く正確に目的地へと
飛んでいくという奇跡。
時々暴漢のように現れる人間や車。

それでも鳥はたくましくまた飛び立っていく。
エンドロールで黒いバックに白いシルエットの鳥も
鮮やかでフランス映画の真骨頂。
Reiさん 10点(2003-11-13 20:36:02)
54.鳥だけを映し続けて、音楽とわずかなナレーションだけで感性にダイレクトに訴えかけてくる気がしました。至近距離から鳥たちを撮影し余分なストーリーを一切排除した、その映像作品に清いものを感じないだろうか。私はもしかすると本能だけで観たのかもしれないです。それは、そのテーマはシンプルなのに、なぜかたまらなく心が大きく揺さぶられ涙が溢れ続けたからです。古代の人々が鳥を崇拝し、多くの幻想の動物に翼を与えた憧れの翼。その翼をこの映画は与えてくれたかのよう。鳥たちのなんと神々しく壮大で地球を感じさせる視界。飛行中の鳥のお腹のアップが背後から映しだされ、カメラは上に移動すると、信じられないほどの高度を飛んでおり、地上ははるかに下。生身の生き物が飛んでいる。鳥の造型・色彩、地球の大地とのハーモニー、人間科学では到底作り出すことのできない完璧なまでの自然美に圧倒されました。しかし甘口の映画ではなく、いやが上でも動物の宿命(変化をもとめ遺伝子を残す)を感じさせられました。最初のナレーションで渡りの目的は「生きぬくこと」と言う。羽を動かすのは本当に大変そうでした。疲れたから途中で休んで羽ばたきを止めたら生き残れないような厳しさが溢れていて過酷。生きぬく先にはたとえ終わりがあっても、今を精一杯飛びまっすぐ生きるという姿、実に身につまされる思いがしました。チェロの音色と共に哀しみに包まれながらも、画面いっぱいに溢れる生命の喜びには素晴らしさを感じずにはいられませんでした。
ひいらぎさん 10点(2003-11-09 22:17:00)
👍 1
53.独特のジャンルなので、他の映画と比較して良いとかそういうことは言えませんが、鳥と一緒に飛ぶこの浮遊感は、他では宮崎アニメでくらいしか味わえないでしょう。メイキングの映像もとても面白かった。鳥の親になりきるって、そりゃあ並大抵のものじゃないんですねぇ。動物好きの両親をうちによんだとき、夕食の準備の間なごんでもらうのにとても役に立ちました。
小原一馬さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-07 22:55:59)
52.「ニルスの不思議な旅」をなんとなく思い出した。観る前はたぶん退屈なんだろなぁと思っていたが、そんな事全然無かった。シンプルな内容なのにすっきりと癒される。観終わってから映画の情景が何度も夢に出てきた。音、字幕無しで映像だけにして後は観客に想像させる感じにしても良かったのでマイナス1点。
わーるさん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-22 20:14:53)
51.涙がボロボロでるのは何故だろう~。生きる・生きること、唯一無二のその意味を鳥たちの姿がいとも簡単に伝えてくれていると思う。
ジマイマさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-06-09 21:58:37)
50.鳥たちはもしかしてCGじゃないの? って思うような見事な映像で、とても楽しめました。
syellaさん 9点(2004-06-22 01:58:09)
49.「ナショナルジオグラフィック・ザ・ムービー」って感じ? 普通では見ることの出来ない爽快な映像を大画面で観れる、これだけで良です。 ストーリー性が不要であるのは言うまでもありませんが、「どの鳥がどこまで行って戻ってきたか」がもう少し解り易い編集であったらなぁ…と思いました。
番茶さん 9点(2004-05-29 21:00:38)
48.ハトも豆鉄砲喰らうわ、こんなん見せられたら。鳥たちは飛行機を親と思ったんだろうけど、飛行機に乗っている人も鳥になったような気分になって高さも怖くなかったんだろうね、きっと。
虎尾さん 9点(2004-04-05 23:38:19)
47.すごい…とにかくこの映画はすごい!!淡々と流れる映像から、様々なメッセージが心に響いてきます。監督がジャック・ペランということだけでもドキドキですwあースクリーンで観たかった…!
Ronnyさん 9点(2004-04-05 00:45:28)
46.一概に、この作品を『映画』と云うジャンルで一括りにするのは少々難しい。  製作に20億円、撮影に3年、述べ300時間分の映像が94分に見事に集約されている。  ちょっとした長尺の感動巨編なんかを観た後に残る余韻と、この作品の観賞後に来る重量感は似ている。
映像の美しさはとても素晴らしい。鳥たちと平行飛行して撮られた画は、翼が風を切る羽音までが聞こえ、圧巻です。懸命に“生きる”鳥たちの果てしない旅路を、何の邪念も持たずに観る事をお願いしたいです。ただ、ちょっと制作秘話はいただけない感があるので、お勧め致しません。本編のみの評価として。
MAZEさん 9点(2004-03-27 15:08:26)
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45.これこれ、これですよー、鳥になった気分ってゆーのは!渡り鳥の仲間に入れてもらって、一緒に飛んでるような気持ちにさせてくれた作品です。鳥をあんな間近で見ることもそうそうありませんし、本当に見てよかったと思いました。が、なぜ-1点かというと、ところどころに流れるフランス語の歌がちょっと苦手だったので・・・。
そうしょくみさん 9点(2003-09-24 00:40:47)
44.ネタバレ 鳥が空を飛んでいる姿は、気にしていると意外と日常的に見れるものです。我が家のベランダでも雀が羽を休めていったりします。
だけど鳥の存在を意識してる人は少ない(少なくとも僕の周りでは)のは、人を中心に据えた考え方が横行している現代社会では、鳥の存在など必要ともされておらず、取るに足らないものなのだからでしょう。たとえ動物園であっても、パンダやライオンなどに足を止めても、鳥のコーナーなどは『つまんない』という言葉のもとに、立ち寄りもせず、すっ飛ばす人は少なくない。
でも、人本意ではなく、地球という視点では、鳥の存在は『大いなる自然の営み』のひとつです。
地球上のあらゆる生命の頂点にいると迷いもせず生きている人類にとって、鳥たちの営みは取るに足らない、小さいものなのか?
この映画を見ていると『生きる』ということに対して、『自然の営み』ということに対して、自分が実に不誠実であり無知であるかを思い知らされます。
こうしてレビューを書いている時も、遥か遠くへ向けて飛んでいる命があるんですよねぇ・・・
こっちゃんさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-09 17:29:40)
43.病院で手術を受けるため、メンドクセェなっておもいながら麻酔科の説明会が始まるまでの時間ではじめ見た。たいそうなパンフレットを渡されちょっとした恐怖心をあおる記述(自分とは関係なくても)が気持ちをダウンさせるなか否応なしに流れていたのが本作。

このときCGが使われているとか全然思っていなかったし、後日DVDのジャケットにCG一切なし的なコピーがあったことからCGが使われているかもしれないということには一切疑っていなかったが、そうか、そうなのか。CGが混ざっていたのか。意外。(無責任に未確認)

けど、この映画。良い映画だったな。ドキュメンタリ好きには何時間でも見ていたい映像が延々とながれ解説まで入っている。それこそ何時間でも見ていたかったのだ。麻酔の説明が始まってしまうだろ!説明遅らせろ!つうか良いとこなんだから止めるんじゃない!と、小心者なので言えず。検索して邦題がWATARIDORIとわかった時には拳を握りしめた。

この映画はほんとうに良い作品だった。生き物が好きでドキュメンタリが好きならおそらく日本語ナレーション版のBDが出たら買ってしまうだろう。しかし映画ドキュメンタリでこの邦題だから何コーナーに置かれるか予測できない。セガールコーナーの隣にそっと置かれていたらきっと間違って買ってしまう人もいるのかもしれない。
黒猫クックさん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-20 14:49:41)
42.空を駆け巡る鳥の姿をまざまざと目にし、我々は何を思うか。美しさに惚れ惚れしてもいいし、自由な姿に憧れを感じてもいいし、あるいは「美味しそう」、かもしれない(じゅるじゅる)。いずれにせよ、圧倒的なインパクトをもつ映像世界である。これを実現するには、とてつもない苦労があったであろうことが偲ばれる。例えば、海上を飛ぶ渡り鳥が、通りかかった船に舞い降りる。空中のカメラは船上へのカメラと切り替わり、これは間違いなく自然な渡り鳥の姿をそのまま捉えた映像ではなく、まさに編集のなせるワザ。しかしこのようなアプローチだからこそ、我々は鳥とともに空を飛び、鳥と共に船に「舞い降りる」、その感動。この映画は、確かに、ひとつの稀有な映像体験には間違いない。そしてこの「ドキュメンタリ風作品」は、渡り鳥のもつ「宿命」によって環を閉じ、そのとき、この生き物たちに敬意を感じずにはいられない・・・それにしても、鳥ってのはよく喧嘩するなあ、そういうトコだけは人間によく似ているね。(ついでにもう一言。傷ついた鳥がカニの群れに襲われるシーン、あのカニの種類は、実は“WATARIGANI”だった、というオチは、いかがでしょうか ←つまんね~)
鱗歌さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2005-11-26 21:10:44)
41.鳥の動きを予測していたかの如くのカメラ位置、逆にカメラに合わせた動きをする鳥たちなど、対自然との千載一遇の一瞬のチャンスを捉えるために何時間も何日間も狙い続けた結果の賜物がこの美しい映像集の醍醐味だと最初は感動の心で魅入っていたのだが、見慣れてくると見せ方に凝りすぎたあまり次第に狙い通りに造られたヤラセ映像なのだと気付く。人間に近づくと鳥達には不幸が訪れるというとってつけたように見えるメッセージは成功していると思う。決してドキュメンタリーとしてではなく渡り鳥を使ってどれだけ斬新で奇抜な絵を作り上げたかを楽しんで鑑賞出来る映画として観るなら10点です。あとこれを観た夜は自分も自由に空を飛んでいる夢を必ず見ます。
WEB職人さん 8点(2005-02-16 22:35:05)
40.「魅了」という言葉がピタリと当てはまる作品。これだけ「鳥と同じ目線」で撮り続けるには想像を絶する苦労があったと思う(雪崩のシーンなどスタッフは大丈夫だったのだろうか?)。鳥たちの視界に広がっている草原・砂漠・雪山・海原の壮大さと人間の作り出した都市の汚さ・小ささとの対比が非常に印象に残り、「もっと高く・広い視点から物事を見ること」の大切さを鳥に教えてもらったような感覚があった。
woodさん 8点(2004-12-04 17:13:49)
39.IMAXシアターで見たので、この映画非常に楽しみました。ただビデオでみるとどうかなぁ?と思います。なにしろ延々と鳥が飛んでいるだけなので。鳥の映像も見事ですが、それよりも世界中の風景が鳥瞰して映し出されるのが素晴らしかったです。砂漠あり、草原あり、山脈あり、見たことも無い風景が次々と映されて圧倒されました。ただBGMが少し違和感があったのを覚えています。
トマトマートさん 8点(2004-08-13 00:09:06)
38.こういう映画を制作したフランスってスゴイ国だと思う。でも上映中眠かったです。スイマセン。パンフ買いました。パンフのメイキング特集の方が面白かったです。スイマセン。
キュウリと蜂蜜さん 8点(2004-07-23 23:37:02)
37.野鳥好きの私にとってこの映画はとても素晴しい映画だったと思います。父親曰く「こりゃあCGだな」。
OKEさん 8点(2004-06-05 11:12:23)
36.映画館で観たかった作品。余計な演出を極力排しているので、鳥の世界に感情移入しやすかった。余計な演出が入ると、カメラの裏の人間を感じてしまうので、現実に引き戻されてしまう。本当は音楽も要らなかった。鳥の羽ばたく音と風を切る音。それだけでも最高のBGMだと思う。
ロイ・ニアリーさん 8点(2004-04-01 08:06:34)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 6.73点
000.00%
111.82%
200.00%
335.45%
447.27%
559.09%
61120.00%
7814.55%
81221.82%
9916.36%
1023.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.16点 Review6人
2 ストーリー評価 4.87点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review8人
4 音楽評価 3.62点 Review8人
5 感泣評価 2.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
ドキュメンタリー長編賞 候補(ノミネート) 

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