映画『半落ち』の口コミ・レビュー(2ページ目)

半落ち

[ハンオチ]
Half a Confession
2004年上映時間:122分
平均点:5.24 / 10(Review 123人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-01-10)
ドラマサスペンス法廷ものミステリー刑事もの小説の映画化
新規登録(2003-12-26)【紅蓮天国】さん
タイトル情報更新(2025-05-18)【イニシャルK】さん
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監督佐々部清
キャスト寺尾聰(男優)梶聡一郎
柴田恭兵(男優)志木和正
原田美枝子(女優)梶啓子
樹木希林(女優)島村康子
吉岡秀隆(男優)藤林圭吾
井川比佐志(男優)藤林圭一
奥貫薫(女優)藤林澄子
鶴田真由(女優)中尾洋子
伊原剛志(男優)佐瀬銛男
國村隼(男優)植村学
高島礼子(女優)植村亜紀子
奈良岡朋子(女優)高木医師
嶋田久作(男優)加賀美康博
斉藤洋介(男優)笹岡
中村育二(男優)伊予数男
豊原功補(男優)栗田
西田敏行(男優)小国鼎
本田博太郎(男優)辻内
田山涼成(男優)鈴木孝夫
高橋一生(男優)池上一志
田辺誠一(男優)片桐時彦
並樹史朗(男優)熊野病院の医師
石橋蓮司(男優)岩村肇
笹野高史(男優)古賀誠司
岩本多代(女優)高野しず子
横山秀夫(男優)法廷の記者
寺杣昌紀(男優)
原作横山秀夫「半落ち」(講談社)
脚本佐々部清
音楽寺嶋民哉
津島玄一(音楽プロデューサー)
作詞森山直太朗「声」
作曲森山直太朗「声」
主題歌森山直太朗「声」
撮影長沼六男
製作東映(「半落ち」製作委員会)
TBSテレビ(「半落ち」製作委員会)
企画近藤邦勝
坂上順
プロデューサー濱名一哉
配給東映
衣装江橋綾子
編集大畑英亮
照明吉角荘介
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💬口コミ一覧

103.最近の邦画はレベルが上がってきているように感じるというより、私自身が邦画を全く見ないうえに評価しないタイプだった為だろう。同じ「アルツハイマー」を扱った「明日の記憶」といい役者の演技にも感嘆致しました。
あるまーぬさん [地上波(邦画)] 7点(2008-07-13 23:20:28)
102.ネタバレ それまでのミステリー展開とは一転、後半の命という重いテーマについて語られるドラマに引き込まれました。アルツハイマーを抱えた妻の嘱託殺人、救えなかった白血病の息子の面影をみる若いラーメン店員への骨髄移植。二つのエピソードによって命についてより深く掘り下げられていたと思います。森山直太郎の「声」も心に響きました。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-25 00:33:30)
101.ネタバレ 嘱託殺人。その罪から逃れられないのは当然です。執行猶予がつかない判決が出たのも妥当だと思います。ただ、単なる人殺しでは片付けられないと思う。殺人が犯罪だからという理由では、真の意味では裁けない。「私を殺してって頼んだら、私を殺せる?」鶴田のこの言葉にハッとさせられました。もし自分が、寺尾の立場だったらどうかと考えます。多分殺さない。いや殺せないと思う。呵責の念に耐えられないから。結局自分がカワイイからです。愛が無くては、妻の願いを聞き入れる事は出来ない。ただ、もうひとつの側面も忘れてはいけません。妻の介護に疲れた。苦しむ妻を見るのが辛かった。そういう理由も少なからずあったでしょう。妻のために殺した。自分のために殺した。どちらも真実だと思う。精一杯寺尾に同情する一方、彼は間違っていたとも思います。個人が、家族が、社会が、求める幸せや正義は必ずしも一致しないのではないか。自分には何が正しいのか分かりません。だから単純に考えることにします。臓器移植で救われた青年が寺尾に叫んだ言葉「生きてください」。それが今の自分の“基準”です。誰でも必ず死にます。だからそれまで生きよう。生きる努力をしようと思います。心の琴線に触れるお話でした。ただ、このテーマを扱うには、けれんみが強すぎる。吉岡のキャラ付けはウソ臭いです。それに最後の守山直太朗の歌がいけない。良い歌ですが、初っ端から強い歌声が入るのは余韻を壊します。『たそがれ清兵衛』のエンディングに匹敵する選曲ミスだと思いました。未読ですが、原作はもっと素晴らしいであろうことは容易に想像がつきます。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-29 17:05:52)
100.ネタバレ 社会派ミステリの秀作として本作品を認識していたので「ヒューマンドラマ」としてはなく「ミステリ」作品として楽しんだ。切ない物語ではあるが面白かった。キャストの良さも光るが、特に樹木希林の演技がすごい。組織内での一筋縄ではいかない泥仕合感も、いいね。しかしラストの紅葉のシーンとエンディングの守山直太郎が安っぽくない?ベタ過ぎないか?アザト過ぎないか?と、感じた。致命的と言えなくもない失点。しかし、それでも邦画は捨てたモンじゃないな!と、思った。
嘱託殺人の善悪の是非を問うという、何とも陳腐で的外れな意見が多いようだが、高年齢化が進む我が国に今後蔓延するだろう「アルツハイマー病」という病気に対して私たちがどう考えるべきなのか。それが本作品のテーマなのではないか?そこから先の是非については個人各々の意見があって良いと思うし、討論すべき問題でもある。しかし、本作の評価の場としたここの場所で為されるべきではない。
本作品は「嘱託殺人も已む無し」という主張で撮られた作品ではない。と、私は勝手に思っている。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-24 12:11:59)
👍 1
99.ネタバレ 痴呆性老人やアルツハイマー専門病院の看護士さんから「感動した!」って言われたので、スゴスゴと鑑賞。確かに全てに理由が弱いですね。殺人の理由、空白の2日間、実刑の理由etc…。淡々としています。しかし、アルツハイマーによって若い人が母親と今日会った事も忘れたり、痴呆老人に噛み付かれたり、叩かれたりとアザの絶えない前出の看護士さんの話を聞くにつれ、家族の苦悩と本人の苦しみは、私たちが考える以上に小さなきっかけで行動に移れるものなのかもしれないなぁと思ったのも事実。だけど、それを映画だけで表現できていれば良かったんですけどね^^
クルイベルさん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-28 08:43:56)
98.病気の妻を殺していいか?悪いか?って所に視点を置くべき物語ではないと思いました。この話の主人公は、ああいう形でしか妻を守れなかったのだと思う。骨髄移植をした相手の少年のことも同様で「守りたかった」から。魂と命。そして生と死。そして自分にとっての「守るべき者」がどんなに大切なものかを思い知らされる気持ちになりました。
civiさん 7点(2005-02-25 07:20:11)
97.私は原作を読んでいないのでよくわかりませんが、原作のエピソードをできるだけ盛り込もうとして、消化不良で終わっている印象を受けました。ストーリーは人によってさまざまな受け止め方があると思います。主人公より過酷な苦しみを負っている人は、この映画に腹を立てるかもしれません。私も自分と似た境遇の人のドキュメンタリーをテレビで見るたびに、「現実はこんなもんじゃない」といつも腹を立てています。テレビや映画ではしかたがないことかと思います。主人公の境遇は殺人の動機としては不十分かもしれませんが、誰でも自分の苦しみでいっぱいいっぱいで暮らしていると思いますし、もっと下らない理由で人を殺す人もいますので、私は主人公に心から同情して見ました。でもそれは原作の力であり、映画としての出来によるものではありませんでした。特に私は、吉岡秀隆の演技が、大人の中に一人だけ子供がまじっているように見えて、違和感を感じました。また、【とま】さん も書いていらっしゃいましたが、セリフが聞き取りづらかったです。私は家で見ていたので、イヤホンで聞いたら聞き取りやすくなりましたが、映画館ではどうだったのでしょうか。映画館でも聞き取りづらいのだったら、「字幕のある外国映画のほうが邦画よりラク」という観客が増えかねませんから、邦画の繁栄のためにも、聞き取りやすさに工夫が必要かと思います。あと、これは映画のせいではありませんが、主要人物に「カジ」「シキ」「サセ」と2音の名字の人が多く、誰が誰だか覚えにくく、少し混乱しました。
チョコレクターさん 7点(2005-01-04 13:26:44)
96.原作は読んでないでないですが、言葉の一言一言に重みがあって「生きる」というメッセージが伝わってきました。「あなたは誰のために生きているのか」この問いの答えは誰もが持っているライフワークでしょう。でも梶さんはいったい誰のために生きているのか?妻を殺して子どもを亡くして・・・と考えながらラストを迎え、梶さんが守っているものがわかるととてもグッときました。
PPOSSTUさん 7点(2004-07-28 19:17:10)
95.中盤の「検察と県警のやりとり云々」は個人的には無駄だと思ったが、
それ以外はなかなかの出来。
「妻は息子を2度失った」っていう話は痛いね。
アルツハイマーにはなりたくないとしみじみ思ったよ。
寺尾聡、原田美枝子、樹木希林、このへんのベテラン陣の演技は見事。
この映画を見た後、骨髄バンクに登録したくなったのは俺だけだはあるまい。
ふくちゃんさん 7点(2004-07-14 16:19:56)
94.ネタバレ 小説を読んでいたのに、泣けました。深夜ですが老若男女よく入っていて、やっぱり鼻をすする人が多かったです。
冒頭の取り調べまでの速いテンポ、次々惜しげなく出てくる渋いキャストで、引き込まれちゃいました。人物一人ひとりの背負うものが善悪一辺倒でなく、深い。確かに説明は少なく、盛り上がりもいまいちですが、「命」の意味とか大上段に語らない分、抑制のきいた一本になったのでは。特に寡黙な寺尾聰。微妙な目の演技が秀逸。
横山秀夫のカメオ出演もファンとしては楽しかったです。
coco2さん 7点(2004-01-25 02:16:05)
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93.ネタバレ 原作未読ですが、いかにも横山秀夫テイストで楽しめた。直木賞選考過程でハードボイルド氏とルンルン女史から骨髄ドナー登録に関し「事実に反する前提で書かれている」とクレームがついたそうだけど、この2人ってそんなに事実関係に裏打ちされた小説って書いてたっけ?
ともかく、内容は面白いが、映画としては「ロクヨン」などと比べ減点が多い。まず、鶴田真由演じる記者。鶴田さんはすごいきれいで大好きな女優さんなんだけど、その取材方法は変だ。そもそも、県警刑事部長の部屋ってあんなオープンじゃないし、地検検事正の懇談も個別の事案の話はしないはずだし、事務方が同席して、終了後全員追い払うはず。ネタ元や筋がバレバレなやり方するかな。それと、嶋田久作の本部長が本部長っぽくない。みんなが本部長室に集まって会議って、せいぜい警務部長室でしょ。毎度おなじみの県警警務部対刑事部の争いもちょっと物足りなかった。とはいえ、國村隼や豊原功輔なんかは巧くて芝居が引き締まった。
いそろくさん [DVD(邦画)] 6点(2018-08-01 21:37:55)
92.ネタバレ 今まで見てきた“寺尾モノ”の中では、いちばんマトモでした。ただ必要以上の豪華キャストゆえか、個々の登場人物の印象が薄い。それに、後半のオチが曖昧。生きようと思った理由とか、妙に重い刑罰とか。「詳しくは原作を読め」ということでしょうか。
あと余談ながら、どうでもいい場面で民放女子アナが出演していました。きっと「話題づくり」の一環なんでしょうが、こういうことをされると、制作者の品性を疑いたくなります。
眉山さん [地上波(邦画)] 6点(2008-01-13 21:18:27)
91.最初に観た時に、どうもピンと来ずにレヴューを控えていたのだが、つい先日TVの2時間SPでドラマ化、その直後に映画のオンエアがあったので見比べると、なんとなく感想が固まった。作品としては両者一長一短だったのだが、原作の設定を整理し直して2時間にまとめたTVに比べて、映画は原作をそのまま映像化したために、映画作品は「梶はなぜ自殺を思い留まったのか?」という肝心な部分のピントがボケてしまったように感じる。あと一年は生きていたいと思う理由が、映画からは伝わってこないのだ。執行猶予の付かない理由も、あそこはフェードアウトではなくしっかりと読み上げなければ、メッセージ性としては弱い(TVはこの判決が出る部分はすっぱりとカット)。映画に関して言えば、弱い脚本を役者の演技で観せ切ったな、という感がある。その分、役者の演技は映画の方が1枚も2枚も上だった。
TERRAさん [地上波(邦画)] 6点(2007-12-30 16:35:42)
90.考えさせられる内容なんだけどそれをイマイチ伝えきれていない。不完全燃焼ってやつ。もう少し期待してたんだけどなぁ。
ゆきむらさん [DVD(吹替)] 6点(2006-01-15 12:34:19)
89.「命とは、人間とはなんぞや」という、一見ありきたりに思えるテーマが主体だが、起こった事件とは関係の無い部分を問題として掘り下げ、警察、検察、弁護士、さらに審判を下す裁判官の心情まで肉付けしたドラマには恐れ入った。ただこれはそれだけ原作にパワーがあったということで、映画の印象となるとTVの2時間サスペンスとどっこいの作品に思える。泣かせるシーンはポチポチ有り、カッコイイ男も複数出てくる。でもどうも「守りたい人は…」のくだりなんてくどすぎるし、種明かしされたそれにサスペンスの醍醐味も感じられない。ラストの銀杏並木で涙しながら「で、刑事ドラマだったんだっけか??」と軸がぶれていることにそっと気付いてしまった。惜しいな、俳優さんは好み揃いだった。
のはらさん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-23 01:56:07)
88.主人公を取り巻く人は、ヒステリー演技で紛らわす拙さを感じさせる人が多かった。犯行の動機が最大の焦点なのですが、隠す理由がうまく伝わってこない。横山秀夫原作は人間の広い意味での色気はないけど、警察内部の策謀などはさすがにうまく描く。どんな組織も大変だ。
チューンさん [地上波(字幕)] 6点(2005-05-03 23:03:56)
87.全体に漂う緊張感はあるが、映画としては弱い。
「尊厳死」や警察の「隠蔽工作」の問題を多くの人に考えてもらいたいということでの映画化には賛成だが、
動きが少なく、映像化には不向きな作品である。というか映像化するのであれば、もっと視覚的な演出を心掛けるべきだと思う。
「演技しない演技」にあまり過大な評価をするべきではない。
カタログさん 6点(2005-03-29 19:53:22)
👍 1
86.寺尾聡はいつもの寺尾聡だし、吉岡秀隆がいつまで経っても上達しないのも同じでしたけど、その周りを固めたキャストは中々見せる演技をしてたと思います。しつこいようですがTVドラマを観ない私は、特に柴田恭平が渋くなってたので驚きました。また、一々描かれる登場人物達のドラマは、短いなりに巧くまとまってたとは思いましたが、どこかは割愛しても良かったかもしれませんね。この辺に皆さんの仰る中途半端感の原因があると思います。正に「半泣き」とは言い得て妙です(少しは泣けるけど、大感動には至れない)。それにしても、クオリティとしてはやっぱり2時間ドラマレベルなので、映画ならではの「何か」は欲しかったです。最優秀作品賞をあげちゃう日本アカデミー賞のレベルも知れるというものです、6点献上。
sayzinさん 6点(2005-03-24 00:08:25)
85.原作を知らないせいか,結構楽しめました.内容とは関係ないのですが,全体的に音量が足りなくて,ぼそぼそした台詞がとにかく聞き取り難くテレビのボリュームを上げてしまいました.わざとそんなコトする理由はないと思うので,担当者には今後注意していただきたいです.謎解きの要素は薄いので,その辺を期待しすぎると肩すかしかも知れません.あとこれは推測ですが,台詞や展開にちょっと唐突な印象を受ける部分がありました.長編小説の映画化ではいたしかたない所なのでしょうか.
マー君さん 6点(2005-03-12 15:13:43)
84.梶被告がなぜ頑なに2日間の空白を隠そうとしてたのか、どうにも理解できないまま終わってしまった。そりゃもちろん映画の中で説明らしきものはありましたよ。骨髄移植で助けられた少年をマスコミから守るって。確かにベラベラしゃべるこっちゃないけど「あなたには守りたい人がいますか」っていう台詞に見合うハナシじゃないしテーマとしちゃあ希薄すぎるんではないか。
現職警察官による嘱託殺人と警察内部の苦悩、報道のあり方、介護問題、人が人を裁くことの限界などなど盛りだくさんでしたが消化不良のまま垂れ流した感が強い。
kazu-chinさん [DVD(字幕)] 6点(2005-02-21 01:32:19)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 123人
平均点数 5.24点
010.81%
121.63%
254.07%
31411.38%
42721.95%
52217.89%
62217.89%
7118.94%
8118.94%
954.07%
1032.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review4人
2 ストーリー評価 5.42点 Review14人
3 鑑賞後の後味 5.28点 Review14人
4 音楽評価 3.13点 Review15人
5 感泣評価 4.72点 Review11人

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