映画『キル・ビル Vol.2』の口コミ・レビュー

キル・ビル Vol.2

[キルビルボリュームツー]
KILL BILL: VOL. 2
2004年上映時間:136分
平均点:6.05 / 10(Review 260人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-04-24)
公開終了日(2004-10-08)
アクションドラマカンフーシリーズもの犯罪ものヤクザ・マフィアバイオレンス
新規登録(2004-02-11)【ポール婆宝勉(わいけー)】さん
タイトル情報更新(2025-05-31)【イニシャルK】さん
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監督クエンティン・タランティーノ
演出ユエン・ウーピン(武術指導)
千葉真一(殺陣指導)
キャストユマ・サーマン(女優)ザ・ブライド/ブラック・マンバ
デヴィッド・キャラダイン(男優)ビル/スネーク・チャーマー
ダリル・ハンナ(女優)エル・ドライバー/カリフォルニア・マウンテン・スネーク
マイケル・マドセン〔男優〕(男優)バド/サイドワインダー
リュー・チャーフィ(男優)パイ・メイ
マイケル・パークス〔男優・1940年生〕(男優)エステバン・ビハイオ
ボー・スヴェンソン(男優)牧師
マイケル・ジェイ・ホワイト(男優)アルバート
サミュエル・L・ジャクソン(男優)オルガン奏者
ラリー・ビショップ(男優)ラリー・ゴメス
クラーク・ミドルトン(男優)アーニー
パーラ・ヘイニー=ジャーディン(女優)B.B.
ローレンス・ベンダー(男優)ホテルフロント係(ノンクレジット)
唐沢潤ザ・ブライド/ブラック・マンバ(日本語吹き替え版)
家弓家正ビル/スネーク・チャーマー(日本語吹き替え版)
立木文彦バド/サイドワインダー(日本語吹き替え版)
大木民夫エステバン・ビハイオ(日本語吹き替え版)
山路和弘ラリー・ゴメス(日本語吹き替え版)
小山茉美オーレン・イシイ/コットンマウス(回想)(日本語吹き替え版)
出演ルーシー・リューオーレン・イシイ/コットンマウス(回想)
ヴィヴィカ・A・フォックスヴァニータ・グリーン/コッパーヘッド(回想)
原作クエンティン・タランティーノ(キャラクター)
ユマ・サーマン(キャラクター)
脚本クエンティン・タランティーノ
音楽ロバート・ロドリゲス(追加音楽)
RZA(追加音楽)
作詞伊藤俊也「怨み節」
作曲菊池俊輔「怨み節」
エンニオ・モリコーネ
ルイス・エンリケス・バカロフ
主題歌梶芽衣子「怨み節」
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作クエンティン・タランティーノ
ローレンス・ベンダー
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
E・ベネット・ウォルシュ
ボブ・ワインスタイン
配給ギャガ・コミュニケーションズ
特殊メイクK.N.B. EFX Group Inc.
グレゴリー・ニコテロ(特殊メイク監修)
特撮K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
セントロ・デジタル・ピクチャーズ(CG)
美術デヴィッド・ワスコ(プロダクション・デザイン)
ダニエル・ブラッドフォード
衣装小川久美子
編集サリー・メンケ
録音マイケル・ミンクラー
ワイリー・ステイトマン
スタント西脇美智子(ルーシー・リュー スタントダブル)
ゾーイ・ベル(ユマ・サーマン スタントダブル)
その他ロバート・ロドリゲス(スペシャル・サンクス)
ステイシー・シェア(スペシャル・サンクス)
リー・ヴァン・クリーフ(スペシャル・サンクス)
チャン・チェ(スペシャル・サンクス)
カート・ラッセル(スペシャル・サンクス)
ロー・リエ(スペシャル・サンクス)
チャールズ・ブロンソン(スペシャル・サンクス)
ルチオ・フルチ(スペシャル・サンクス)
セルジオ・コルブッチ(スペシャル・サンクス)
イーライ・ロス(スペシャル・サンクス)
バート・レイノルズ(スペシャル・サンクス)
ピーター・ボグダノヴィッチ(スペシャル・サンクス)
ソフィア・コッポラ(スペシャル・サンクス)
深作健太(スペシャル・サンクス)
石井克人(スペシャル・サンクス)
石井聰亙(スペシャル・サンクス)
ジョルジュ・ロートネル(スペシャル・サンクス)
リチャード・リンクレイター(スペシャル・サンクス)
ギレルモ・ナヴァロ(スペシャル・サンクス)
ギャガ・コミュニケーションズ(提供)
あらすじ
花嫁<ザ・ブライド>は一人の男を追って世界中を旅している。男の名はビル。彼は、ボスであり、殺された娘の父親であり、そして、かつて愛した男であった・・・。ビルは、何故ブライドとその娘を生かしておいたのか?ブライドとビルの間にはどんな秘密があったのか?そして、実は生きていた娘の正体とは?前作では明かされなかった様々な秘密が明らかになる、Q・タランティーノの【映画革命】完結編!
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💬口コミ一覧

260.タランティーノ監督のこの映画、好きな映画へのオマージュや、そのサービス精神もすごいけど、コダワリも尋常じゃないですね(普通、なーんの意味もないのに主役の名前いちいち隠したりせーへんし)。ここまで、色々こだわりまくって作られると、ほんとしびれます。監督が自分の映画で自分の持ってるモノをこだわりを持って表現するのは、他の芸術同様(絵とか演劇とか)映画でもありやねと思う。ま、才能あるかないかはおいといて。ただ彼の場合、そのコダワリがマニアックなんで、他の監督よりは一般ウケは少ないとは思うけど。だから受け入れられない人達からは、自己満足映画(今風でゆーならオ○ニー映画)と言われたりするんやろな。でも少なくとも適当に映画作られるよりは自分の映画に愛情持って色々こだわって作ってるほうが、共感を得られる人達の満足度は違ってくるんで、オマージュ詰め込んだコダワリでも俺はOKっす。んで、この映画、色々なレビュワーが書かれてるけど、1とはスピード感とか雰囲気が違うので、俺もやはり最初はとまどりました。でも途中からは、1同様ドンドンのめりこめた。そして最後のビルとの対決。ここで俺は大満足をえれてん。この最後の対決に関して、俺の勝手な解釈でゆうなら、殺し屋の世界の男と女を描いたというより、むしろその逆で、男と女のエゴを、殺し屋の世界を使うことで、わかりやすく、タランティーノ風に表現した感じかな。ビルの「お前は素晴らしい女で、大好きな女だ、でも時たま性悪になる」って台詞、自分がほれた相手のエゴを語る男の本音としてこれほどうまい台詞はないと思った。あ、世の女性の方々、誤解しないでください、これは非難じゃなく賞賛です。だから女性は魅了があるんだと。そして、最後のユマ・サーマンはすごく魅力的に見える。キルビル1のユマ・サーマンみて、彼女がそんなに綺麗に見えなかったんは、ワザトやったやんね。とにかくそのサービス精神ぶりやコダワリは、細部にわたってゆきとどいてて(不自然なところも全部わざとな感じがするし)、エンドロールでも続いてました。タランティーノ監督は、このまま自己満足(オ○ニー)映画を作り続けて欲しいです。だってこの映画、退屈なところ全然なかったもん。ちなみにエルってキャラが一番好きです(ダリル・ハンナは1から味でまくり輝いてますね)ってとこで俺の自己満足(オ○ニー)レビューを終わりにします。
なにわ君さん 10点(2004-11-01 15:15:48)
👍 1
259.キル・ビルの2作目は前回もタランティーノらしかったが今回はもっとタランティーノらしかった。
レザボア・ドッグスやパルプ・フィクションに少し似たような感じですな~。
鬼才・偉才・天才などの言葉は彼にぴったりの言葉です。
みどりいろさん 10点(2004-10-12 00:14:52)
258.ネタバレ “史上最大の痴話喧嘩”

二作合わせて“よくぞここまで!”って感じでしたね

エンドロールでビルが倒れたまま(当然なんですが…)には笑った
栗頭豆蔵さん [映画館(字幕)] 10点(2004-06-11 04:42:10)
257.ネタバレ ビルの部屋に踏み込んだブライド。そして…!「Bang、Bang!ママ!」愛らしく成長したBB!!!“ぅおお~おのれビル~!アタシの手でたたっ斬ってやる~(私の心の声です)”娘とのひととき。そしてビルとの対決。五点掌爆心拳が決まる!ブライドを見つめ、5歩歩み去り崩れ落ちるビル。“ぅわ~~ん、さすがアタシが惚れた男だよ~ビルかっこいいよ~(私の声です)”あぁ、Vol.1観た時はちょっとひきぎみだった私のバカバカバカ!こみ上げる泪、エンドロールで溢れ出す泪泪泪…号泣。タランティーノよ「恨み節」にわざわざ日本語の歌詞テロップをつけてくれてありがとう。アタシは日本人なのに女なのにアンタの一割もこの唄の意味がわかってなかったよ。この映画は恨んで恨んで恨みぬいて、その裏で育てて育てて育て続けた「愛」と対峙して「愛」を勝ち獲った女の物語、まさにラブストーリーだった!!!
宝月さん 10点(2004-05-20 00:51:31)
👍 1
256.ネタバレ 復讐劇のそもそもの発端が実はビルの復讐劇だったという、復讐という行為の真理をついたような展開。両方の言い分がそれぞれ分かるだけにやりきれなさが増幅し、心に響いた。そして行き着く先は男にとって最大最強の存在である母の愛。タランティーノ監督個人の内面世界を1、2通じてたっぷり堪能させてもらいました。
ラーションさん 10点(2004-05-13 02:05:38)
255.感動した。変人が撮ったからこんなんなっちゃったけど、とても普遍的な愛に満ちあふれた、心温まるラブストーリーだ。変人よ、ありがとう。本当に美しい作品をありがとう。
ぽめさん [映画館(字幕)] 10点(2004-05-02 23:56:49)
254.これ誉めちゃっていいのかなあ。レビューワーとしての良心は著しくとがめるんですけど、映画ファンのハートが「誉めて誉めて誉めちぎれ」と悪魔の声でささやき続けるんですよね。つい昨日、「コールドマウンテン」を「これは映画じゃない」とコキおろしたわけですが、じゃあ「キル・ビル Vol.2」は映画なのか、と。前半とつなぎ合わせて考えてもね、これってただのタランティーノの好きなものコラージュですよね。悪く言えばほとんど思いつきだけで出来ている。過去の作品にも十分あった傾向だけど、過激にエスカレートした結果、ストーリーもへったくれもない話になっちゃった。これが許されてしまうっていうこと自体が、タランティーノの実は最高の才能なんであって、普通こんなの絶対に許される物じゃない。言うなれば公開マスターベーションなわけですよ。実際、そういう映画ってけっこうあるし、たいていは誰からもハナもひっかけられない。ただしこの作品の場合は、あらゆるカットから監督の映画に対する熱い情熱がほとばしり過ぎてしまっているのが素人目にもあまりにもわかってしまうので、この狂おしいまでの愛情を誰も否定できないんだと思います。クライマックスだけあって前半のVol.1よりもはるかにテンポは良いし見やすいです。意見がハッキリ分かれた前作である程度客層が絞り込めた結果、劇場内は純粋なタランティーノファンだけで占められており大変雰囲気の良い鑑賞となりました。「Natural born killer.」とか、ビルの倒れるタイミングとかね、必要な場面でちゃんと笑いが取れてましたしね。この客層は本当に良かった。はっきり言って、タランティーノにある程度理解のある人以外は、見ても完全に無駄だと思います。これは彼の「好き!」だけに突っ走ってる映画だから、冷めた観客には通用しない。でも私は好きです。どこまでも、おつきあいしたいと思います。無茶苦茶で問答無用でセオリーもへったくれもないんだけど、これはタランティーノが本当に作りたかった映画。なんだかねえ、優等生みたいな人たちばっかり増えて、誰もがお利口になって行く中で、一人いつまでもガキ魂を失うことに決死の抵抗を続けている姿が泣かせてくれます。少なくとも、21世紀にはタランティーノがいる。これは大変な救いになっていると思います。
anemoneさん 10点(2004-04-26 23:29:55)
👍 4
253.ネタバレ タランティーノの趣味全開の続編。もう元ネタが全然分からないから、観終わった後にいろいろ調べたくなる作品。(笑) プライドが棺桶を突き破るシーンなんかは、心の中でスタンディング・オベーションの状態! これぞタランティーノ作品。最後まで楽しませてもらいました。大満足!
たけたんさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-09-24 15:48:38)
252.ネタバレ 
監督が好き勝手に作った映画第二弾。
前作が「俺、こういうニッポンや血しぶきチャンバラやアニメが大好きなんだよ!」という監督の主張っぷりが聞こえてきそうな映画なら、こっちはだいぶ落ち着いて「俺なりにカンフー&マカロニウェスタンな切ない復習劇を描いてみました」みたいな映画。
それを形にしたのが役者たちの演技。前作では派手なアクションばかりに目がいきがちでしたが、「静」のシーンが多い今作では演技を集中して観ることができます。故・デヴィッドキャラダイン扮するビルは前作では全く顔を見せていなかったのですが、今回は出ずっぱりで切なく、悲しい悪役を演じています。特にスーパーマンの話をするときの貫禄たっぷりの演技が大好きです。
一番好きな台詞は「you and I have unfinished buisiness」(日本語訳・ショーブはマダツイチャイナイヨー)です。一瞬で決着が着く勝負の前のこの台詞で鳥肌が立ちっぱなしでした。タランティーノ監督のこだわりが感じられる作品です。
ヒナタカさん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-19 15:25:26)
251.ネタバレ パイ・メイ師匠と対戦した時のユマ・サーマンの虎鶴拳には「ちょwwwwそれじゃあカンフーダンスだよキミィ!」とカックンとしてしまって残念(日本刀の殺陣は上手だったのに)でも、棺桶の中で師匠の名を呼んで突きを繰り出すシーンにはちょっとウルッとキましたよ。また、バイト先で叱られている元殺し屋バドの達観具合(落ちぶれ具合も含めて)も良かった。腕も落ちてなかったし。そのバドを汚ねーやり方で葬るエルは純度100%悪党でナイス!隻眼の理由もナイス!(笑)懐かしのレプリカント七転八倒もナイス(『ブレラン』での、あの変な悲鳴が聞こえてきそう)さて、最終章はちょっとタルかった気もする…が、ココがそもそものタイトル(キル!ビル)の場面なワケだから無問題!BBの天真爛漫な笑顔を見れば、ビルが良き父親であった事がハッキリ分かるンだなぁ。愛する女との最後の真剣勝負で秘奥義に散るビルに敬礼!(カッコつけて上着のボタンを留め死へ旅立つ姿はまさに「漢」!)そしてVol1も振り返りつつのエンドクレジットを見ていると「あ~俺やっぱり『キルビル』大好きだァ~!」と思うのであった。
幻覚@蛇プニョさん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-07 00:53:42)
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250.ネタバレ もうっ、ほんとにかっこいい映画でした。構図がすばらしく、色がきれい。最後のタイマンのシーン、何度も何度も見ました。刀や鞘にあたる光が計算されていて、五点・・拳の時には音楽も決まってて、「椿三十郎」のラストを思い出しました。
A_suiさん [地上波(字幕)] 9点(2005-07-18 00:45:19)
249.ファーストシーンで、もう完全にノックアウト。教会でのブライドとビルの再会シーンに、映画の根底に流れているすべての感情が込められていて、思わず溜息してしまいました。愛するビルの子のために下したブライドの決断。彼女を撃ったことですべてを諦めたバドの男気。去って行ったブライドをどうしても許せなかったビルの弱さ。結局なにも手に入れることガできなかったエルの惨めさ。どれもこれも不思議なくらい身に沁みて、不覚にも泣きそうになったほど。構図も見事。音楽もピッタリ(Rロドリゲスって多才なのね)。前作では雪の日本庭園がどうにもピンと来なかったけれど、日本人にはこっちの方がすんなりくるかも。自分の世界を理解し共有してくれる仲間がいて、こんな作品を作れるタランティーノは幸せもの。初めて彼を天才だと思いました。家庭を壊してまでこの愛の映画に付き合ったユマ・サ-マンにプラス1点。
showrioさん [DVD(字幕)] 9点(2005-03-31 16:26:18)
👍 1
248.ネタバレ 最後の曲とウィンクに9点。これは働くおかあさん、またはキャリアウーマン的な物語だったのか
ガムさん 9点(2005-01-30 22:58:17)
247.音楽は最高ですね。
チビすけさん 9点(2004-12-13 11:17:34)
246.こっちの方が映画らしいというか、1に比べてド派手なアクションは控えめで、逆にセリフが多く俳優陣も演技してるので普通に見れます。しかも1の時にわからなかった部分が解明されてくので面白いです。アクションが控えめと言っても、ないわけじゃないですし。そこら辺の映画とは一味違う変わった完成度の高さを見せつけられました。パイ・メイ伝授の奥義・五点掌爆心拳は意外にさり気ない技でしたね。
カーマインTypeⅡさん 9点(2004-12-12 17:51:27)
245.オマージュの塊のような「キル・ビル」シリーズもコレで見納め? かも知れないが、さっそく続編の噂(エル・ドライバー+ゴーゴー夕張の妹の復讐劇orヴァニータ・グリーンの娘の復讐劇)も飛び出しています。これは恐らくタランティーノのいつもの悪ノリかも知れないが、ホント予断を許さない人物である。
今回も多彩なB級映画の要素をパクリまくっているのですが、今度の続編ではショウブラザーズの映画に頻繁に顔を見せていた伝説のキャラクターであるパイ・メイを登場させている。中国映画お得意のカンフー修行のシーンを見事に再現しています。思ったよりも短いエピソードでしたが、後にエル・ドライバーが何故に独眼であるのかが分かるようになっています。
オマージュと言えば、前回は“日本を舞台とした時代劇”や“ブルース・リーを思わせるカンフー映画”が主なものでしたが、今回は“マカロニウエスタン”中心の構成となっている。話題になっているバイオレンスシーンの少なさは、確かにそういう描写が好きな人には者足りないかも知れないが、その分タランティーノお得意の台詞による遊びがタップリと楽しめます。
彼自身、この作品への思い入れは相当強いようで、エンドロールでは丁寧に出演者を紹介しているし、最後を飾るための音楽も最高。相変わらず良いセンスしてます。
「キル・ビル」は久々にメガホンをとった作品でしたが、過激なバイオレンス・台詞の面白さ・構成の上手さ・曲選び・・・と、完全復活といきそうな予感がします。
おはようジングルさん 9点(2004-10-08 14:34:03)
244.タランティーノの描きたかったことが分かってしまった。vol.1だけでは分かる訳がなかった。何だか悔しい。これは、母親への狂おしいまでの讃歌だ。出産で母親が苦しいのは誰だって分かっている。でも生まれて来る子供も苦しいことは意外と知られていない。人は母親を傷付け、自分を傷付けながら産まれて来る。産まれる時から暴力に塗れている。人が暴力に魅かれるのは、人が暴力に内包されているからだ。この映画はそれと同じように、母がいて、子がいて、暴力がある。何だか悔しくて、嬉しい。母親が、女性が、とてもかっこいい映画だった。これは、あごにょにょーんのお兄さんが母親に送った、最高のラブレターだ。好き放題やることで送った、母親への最高の感謝状だ。「マム、産んでくれてありがとう。マムが産んでくれたお陰で、おいらはこんなに好きな世界で、好きなものを好き放題作ることが出来た」。私は、そういう映画だと思った。名に偽りはない。これは紛うことのない“Love story”だ。
ひのとさん 9点(2004-08-01 23:12:34)
243.素晴らしー!
五点掌爆心拳は北斗真拳もしくはバラモン家を、
ゼロ距離パンチは二重の極みを彷彿とさせました。
今度のきるビルは自分の好きなネタを傍若無人に
コラージュしてみたぞ、という前作の味は残しながら、
台詞や世界観にもコクがある作品になっていると思う。
教会シーンのひりつく緊張感、棺桶のシーンの密閉感は
特に印象に残った。
ことり式さん 9点(2004-05-22 19:06:34)
242.素晴らしく、「タランティーノ」の映画でした。1のギャグ度合いはどこへやら。こんなかっこいい女主人公は見たこと無いよ!!ありがとうQT!1で不安になった私を許して!(いや、1もある意味大好きですが)
さん 9点(2004-05-20 21:33:30)
241.ネタバレ 「傷み」の映画だなと思いました。vol.1は刀で切る「痛そう」な感覚が満載でしたが、vol.2はよりリアルな傷みを追求して時間をかけてみせていました。殴られ、胸を撃たれ、脅され、生き埋めにされ(これはリアルな恐怖の追及でした)パイ・メイに腕をねじ上げられ、血が滲むまで板に手を打ち続けるヒロインの姿。体をキズつけられる「傷み」を観ていると、恋情の切ない「傷み」も、心で感じる痛みとしては同質かもしれないと気付き驚きました。この全編を満たす「傷み」効果でブライドの子供を失った壮絶な哀しみや愛さえもタラ流に表現しているような気がしてきたのです。復讐自体もとても痛々しいものに感じました。ビルとブライドの会話ですが、「名前を替えても本質は同じだよ」の話は、ビルの「ブライドを真に理解しているのは俺だけだ」という愛の告白に感じました。四歳の娘が金魚によって生死を学んだ話は、「娘はいずれ死がわかるようになる。俺を殺すなら、今しかない。さあヤレッ!」というビルの愛を感じました。(「ポネット」という作品の監督が子供は5歳になると死を合理的に考えられるようになると言っていたのでそう思いました)彼女の愛を失った彼にとってその手で殺してもらうことが究極の愛の形なのだと思いました。そして殺し屋の罪を拭う為に試練をビルはブライドに与え続け、それも愛だったのかもしれない。(これがタラのラブとは!)最後に奪うものは彼の心臓(心)でした。安楽死のような必殺技をビルに使ったのもやはり愛でしょうか。ブライドの壮絶な苦痛の果てに得た最高の幸せ「子供」。幸せそうな彼女の顔は子供は何をおいても大切なものという母の強さや愛・精神を表しているのかもしれません。「ありがとう」の言葉、ビル(タラ)の愛をブライドは受け取ったようですね。ところでいろんな映画のオマージュが詰まった本作、今まで観た映画のシーンを思い出す楽しみはタラの手を離れ、すでに委ねられた観客の映画好き人生そのもの。vol.1さえ既にこのvol.2を楽しむベースの1本になってる気がしています。前後編それぞれのテイスト楽しもうよ!っていう破天荒な監督タラの笑い声が聞こえてくる気がするのです。
ひいらぎさん 9点(2004-05-14 00:16:03)
👍 1
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【点数情報】

Review人数 260人
平均点数 6.05点
041.54%
183.08%
241.54%
3145.38%
4249.23%
53814.62%
65119.62%
74718.08%
84216.15%
9218.08%
1072.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.04点 Review23人
2 ストーリー評価 5.46点 Review39人
3 鑑賞後の後味 6.34点 Review43人
4 音楽評価 7.91点 Review46人
5 感泣評価 4.61点 Review31人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2004年 62回
主演女優賞(ドラマ部門)ユマ・サーマン候補(ノミネート) 
助演男優賞デヴィッド・キャラダイン候補(ノミネート) 

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