映画『東京原発』の口コミ・レビュー(3ページ目)

東京原発

[トウキョウゲンパツ]
2002年上映時間:115分
平均点:6.49 / 10(Review 53人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-03-13)
サスペンスコメディパニックもの政治もの
新規登録(2004-03-12)【スルフィスタ】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
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監督山川元
キャスト役所広司(男優)天馬都知事
段田安則(男優)津田副知事
平田満(男優)笹岡産業労働局長
吉田日出子(女優)泉環境局長
岸部一徳(男優)大野財務局長
菅原大吉(男優)石川都市計画局長
田山涼成(男優)佐伯政策報道室長
綾田俊樹(男優)榎本教授
徳井優(男優)及川特別秘書
益岡徹(男優)松岡原子力安全委員
塩見三省(男優)中村ドライバー
渡辺哲(男優)渋谷
山中聡(男優)山田政策報道室職員
寺十吾(男優)NHK記者
脚本山川元
製作日活(「東京原発」フィルムパートナーズ)
松竹ブロードキャスティング(「東京原発」フィルムパートナーズ)
プロデューサー横濱豊行(エグゼクティブプロデューサー)
石川富康(エグゼクティブプロデューサー)
配給ザナドゥー
美術稲垣尚夫
編集阿部亙英
録音柴崎憲治(音響効果)
あらすじ
(東京都庁内のとある会議室にて)都知事「都の財政赤字を回復するため、東京に原子力発電所を誘致する」 局長「マジすか」 都知事「マジっす」 局長「どこに建てるんすか」 都知事「新宿公園」 局長「マジすか」 都知事「マジっす」 局長「専門家を呼んで慎重に話し合いましょう」 専門家「かくかくしかじか」 局長・観客「ほほーう」 都知事の携帯『ピリリリリ』 都知事「ハイもしもし・・・えっ?何だって!?」 さて何が起こったでしょう?
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💬口コミ一覧

13.ネタバレ 日本の原子力政策の矛盾を告発する、現在の日本では非常に珍しいポリティカル・エンターテインメント映画。確かに「そこそこ」は面白いし、製作者の気骨も感じましたが、同時に脚本の安易さも感じてしまいました。劇中では反原発の大学教授が唐突に出てきて、原子力政策の矛盾点を登場人物達に説明するというだけで、物語でそれが説明されたり、矛盾点がパロディになっていたりする訳じゃなかった。ラストを臨界で終わらせてくれたのは良かったですけど、私はもっと毒のある笑いを期待してました。でも、こういう試みは是非応援させて戴きます、6点献上。
sayzinさん 6点(2004-12-02 00:34:48)
12.原発へのアンチテーゼやエネルギー問題をブラックに上手くまとめている。わかり易く面白いが、反原発にもって行きたがり過ぎているのが鼻につく。燃料電池やコージェネに対しては利点ばかりの強調で終わっている。都市コージェネなんてインフラ整備にどれだけの金と時間がかかるか、燃料電池だっていろいろ問題あるし、コージェネや燃料電池って家庭用装置などの汎用機を普及させようとしてるんじゃないのかな。功罪しっかり語ってくれないとダメですよ。原発推進派が耳障りの良いことしか言わないのと一緒。私的には東京原発大賛成の推進派ですが。
亜流派 十五郎さん 6点(2004-05-13 19:42:48)
👍 1
11.うーん。志は買うよ。志は・・・

でもさ、なぜこうまで普通の映画になってしまうんだろう。
キャストとプロットは一級品なのになぜだか、それほど面白くない。

多分ライトユーザーを意識して問題を簡単にしているのだろうけれど、
おかげで脚本が非常に稚拙になってしまっている。
カリカチュアを通り越して絵本になってしまったようだ。

問題を真剣に考えるきっかけとしては入門編にもなっておらず、
問題意識を持った本来のターゲットには肩透かしをくらわす。

つまりは覚悟を持って挑むべき問題になあなあを持ち込んで全体を破綻させている。
現実の原発にはこうした運用をしないで欲しいものだ。という深い意味での感慨を得たり。

もしかしたらそれが狙いか。
病気の犬さん [DVD(邦画)] 5点(2015-11-05 16:21:01)
👍 1
10.東京に原発。いいんじゃないですか。
Yoshiさん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-03-22 06:54:27)
👍 1
9.つかみはなかなか良かったです.でもラストがね~ 結局2時間ドラマレベルでした.臨界事故後をリアルに再現するか,ガキじゃなくて大規模なテロ組織との攻防戦みたいな形にできないところが,ハリウッドとの差なのかな・・・前半の「あえて悪役を演じて・・・」的な部分だけでは弱いので,爆弾処理モノを付け加えましたって感じ.
マー君さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-17 15:10:26)
8.最初に言っておくと、僕は原発反対派だ。反対派の意見の中には「もし原発を止めたとしても他の発電で十分今の電力供給を維持できる」ということだが、たとえ原発を止めたせいで電気の供給が少なくなってもかまわないと思う。というより、日本はもっとビンボーになって、昭和30年代くらいの生活に戻った方がいいんじゃないかな。大体現在消費されてるものの多くはすぐゴミになっちゃうようなものなんだし(今でも「たまごっち」を大切にしてる人がいたら教えてください)、TVとかだって一日5時間くらいしか放映しなくていいじゃん、牛肉とかそれこそ一年に一度食べられる位の方がありがたみが増しておいしく食べられると思うぞ・・・って脱線しました、すんません。で、この映画。表現に於いて様々な「見えないタブー」が存在するこの日本で、こういうテーマを重くなりすぎずに描いた功績は非常に大きいと思う。かつてRCサクセションというバンドが反原発の歌を含んだ「カヴァース」というアルバムを出そうとした所レコード会社から「素晴らしすぎて発売できません」という不可解な広告が出され、発売中止になった(結局他のレコード会社から発売された)のは1988年のことだ(その親会社が原発に関わっていたからだといわれている。ちなみにこの作品の「美術協力」にその親会社が名を連ねていたのはなんとも皮肉なお話)。それに【ドラえもん】さんの仰るとおり、この映画は原発を手軽に知るためのテキストとしても最適だ。ただ、本当に残念な事にこれを「映画」として見た場合、あまりにお粗末な部分が多過ぎると思うのだ。唐突に現れる原発反対派の教授、最高機密のはずのコックス燃料の事を人目も憚らず喋りまくる原子力安全委員、なによりあの少年のキャラクターが薄っぺら過ぎて、説得力がなさ過ぎる。唯一映画として良かったのはコックスを積んだトレーラーが日の丸に激突するシーンと雨のシーン位か。もう少し、もう少しだけ脚本を練ってくれれば、21世紀の「太陽を盗んだ男」になり得たのに・・・と思うと本当に残念だ。
ぐるぐるさん 5点(2004-10-16 16:50:01)
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7.東京のど真ん中に原発を誘致するという切り口はオモシロイ。が、しかし都知事を演じるのが役所広司だとマッドな都知事であろうはずがなく、案の定という感じで進んでいく。これは明らかに現都知事石原氏を讃える意図が見え見えで、作り手の体制になびく姿勢がイヤラシイ。それではサスペンス部分はどうかというと、演出が弱々しくしかもコメディ調も手伝い緊張感に欠けます。いうまでもなく、原発反対派の教授一人が都合の良い不要論を気持ち良く一方的に述べるだけでは見ていて説得力がありません。反対派に推進派、双方の専門家達が素人目にもわかるようお互い意見を述べ合いぶつけ合い、白熱する激論のシーンがあってこそ盛り上がりなお且つ考えさせられ、作品に説得性を持たせるのではないだろうか。つくづく思うわけですが、日本国内に数多くの原子力発電所が存在するという戦慄すべく事実。実は極めて重大かつ身近な問題であり、放射能漏れによる大惨事が今日明日にでも起こってもおかしくはありません。ま、本作で評価出来るのは「太陽を盗んだ男」(この映画はスリリングで、しかも面白く作られておりお薦めの1本です)以来、邦画でひさびさに原発という一筋縄ではいかない難題を取り上げたことぐらいですかね。ん、でアンタはどっち派だって? もちろん反対派です。
光りやまねこさん [DVD(邦画)] 4点(2006-12-26 00:06:50)
6.ネタバレ 世界一無関心な都民。都民というか日本人全員にいえますね。無関心ほど罪なものはない。だからその起爆剤として東京に原発を誘致する。こういったアプローチは非常に良いのだが、それをエンターテイメント性のあるものに全く仕上がっていない。教養番組にならないようにああいったテロまがいなプロットをねじ込んだのか、それがかえってチンケで幼稚でだからなに?な結果に。そもそもあの少年の人間像がちゃんと描ききれていないから、爆弾や目的等に対するモチベーションが上がらない。ただただ傍観者。酷い映画だった。
Dream kerokeroさん [インターネット(邦画)] 3点(2022-02-11 19:00:33)
5.ネタバレ 内容は今となっては、とても笑えるものではない。原発の矛盾を細かく説明してくれる映画は珍しい。
とはいえ、演出自体は凡庸に尽きる。キャスト陣は豪華であるのに役者の良さが全く生かされていない。
出てくる人物は皆、何も知らない子供のような大人を演じていて、役人のリアリティもなく、状況の説明役でしかない。脚本家が頭の中で構築している理論を人物を通して説明しているだけで、ドラマにもなっていないドラマである。
官僚が、ゆりかもめの中で大声で極秘のプルトニウムの話をしているのも、バカを通り越している。
内容よりも演出の稚拙さに失笑してしまった。
映画としては稚拙であるし、この映画で語られるデータには議論が必要かもしれないが、この映画の台詞「絶対なんてことはこの世にない」ということは残念ながら、そのとおりになってしまった。
そして「喉元すぎれば暑さ忘れる」というのも、その通りになりつつある。
今や多くの人が反原発の感情を持っていながら、未来よりも明日の小銭の誘惑に抗うことができない。
つくづく人間の愚かしさを考えてしまう。
そして明日また「それ」が起こっても誰も責任をとれる人はいないだろう。
「その時」には日本に人が住めなくなっているのだから。
どっぐすさん [DVD(邦画)] 3点(2013-01-06 22:49:00)
4.ネタバレ ブラックジョークがキツいシチュエーションコメディー(おお、結構おもろいかも)→「よ~く考えよう!原発安全神話のこんなウソ」てなタイトルにでもした方がいい原発問題啓発ビデオ(あれれ?)→今時、スーパー戦隊シリーズのドラマ部分でももっとまともなシナリオ書くぞ!と思わせてしまった核ジャックパニックドラマもどき(なんじゃこらぁ(怒))。
なんか、映画が進むにつれ、どんどんイタくなってしまい、つらかったですねぇ・・・
役所宏司を筆頭に、あれだけ力のある俳優をそろえているのに、中盤以降の演技は皆ペッラペラ。やっぱり、脚本力と演出力の限界を、個々の演技力でカバーするのは無理!つちゅうことですかね。ただ、財務局長役の岸辺一徳だけは最後まで存在感があった。官僚っちゅうより、もう地方公務員そのもので、こういう役やるとハマりますよねぇ、この人は。
確かに、映画中の原発の説明は分かりやすかったしタメにもなった。でも、これは劇映画だし恐らくは娯楽映画のはず。楽しませつつ考えさせ、考えさせつつ楽しませなきゃ、ダメじゃないですか?
東京サンダさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-07-28 22:09:15)
3. なかなか示唆に富んだ内容ではありますが映画として成功しているかと言われると微妙ですね。最後まで密室劇で通した方が良かったと思います。漫画で日本経済を描いた作品があったりするわけだから、こういう作品もありだとは思います。ただしこれを観た人はこの内容を鵜呑みにするのではなくてこれをとっかかりとして今日的な問題について考えるきっかけにして欲しいですね。でないと単なるプロパガンダで終わっちゃいますから。
たかちゃんさん 3点(2005-03-18 00:51:21)
2.前半の会議室の場面はまあ普通にたのしめました。でも、劇中の榎本教授の原発、放射能、プルトニウム、チェルノブイリに関しての科学的根拠のないウソセリフの連発はいくら物語上で原発の恐怖心を煽る為とはいえ、あまり良くないと思います。いくらフィクション映画とはいえ観た人が「本当にそうなの?!」って思ってしまう様な演出はやりすぎです。

一時間後位でプルトニウム強奪事件がメインになってからは、急に安っぽくなって観れたものではありませんでした。実際1時間後位に1.5倍速そのご1時間半くらいまで20倍速を交えつつ最後まで。ごめんなさい
紫電さん [DVD(邦画)] 2点(2008-02-01 12:28:48)
1.ネタバレ 何人かの方が書かれていますが、とっかかりは面白かった(ハズ)なのに、メキメキ面白くなくなった映画の代表格といえます。知事が「東京に原発を(誘致)」と関係者各位に発表するところが最高の見せ場。どーなるんだろう?という期待感だけで、結局なんにも起こらなかった…。というか、いろんなところを茶化しすぎて逆に目も当てられないというか…。原発賛成側を一方的にアホにしただけで議論はなし。あっちの意見、こっちの意見に流される人々にはしーんとしらけるばかり。挙句、知事の「東京原発誘致」は狂言だった!というオチ。もう、どーしてくれるの状態です。でも、極秘のトラックジャック対策に米軍からの協力連絡がきたとき、「なんで知っているんだ?」ってところは、クスリとやられてしまいました。終始、トボケたノリで通してくれたら逆に考えさせられたのかもしれません。中途半端にリアルにしたり、意味不明の人々が出てきたりでげんなりしたのが正直な感想です。ちなみに、私は映画で原発の知識を知りたいとは、まったく思っていません。ドキュメンタリーでやってくれ!って感じです。
元みかんさん 2点(2005-02-13 22:18:44)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 6.49点
000.00%
100.00%
223.77%
347.55%
411.89%
547.55%
61018.87%
71630.19%
81222.64%
947.55%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 4.00点 Review2人

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