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池田屋DIYさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 369
性別 男性
年齢 38歳
自己紹介

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1.  マネーボール 《ネタバレ》 
まずクビを宣告する時につらくなるから選手と仲良くしたくないって信条がもうすでに非情になり切れてない。お金がないといいつつクラブハウス内の自販機をタダで利用できるように便宜を図っちゃう。ピーターの見せたVTRを見て「やっぱり野球にはロマンがある」と笑顔になる。そもそもビリーとピーターがよりどころにしてるデータ分析も、創始者は全く無関係な仕事をしてるただの野球好き。20連勝を決めたのは四球による出塁ではなく代打サヨナラホームラン。奨学金付きの大学進学を蹴ったのもプロの世界に夢を見たから。レッドソックスの高額オファーを断ったのも譲れないものがあったから。血も涙もない男のお話になりそうな設定ですが、実際見てみると驚くくらいロマンチストなお話だったように思いました。野球というスポーツにはこんなに夢やロマンが詰まってるんだぞ~ってことを2時間かけて描いた映画だとすら言ってしまっていいと思います。  私が応援してる選手も怪我が原因で成績を大きく落とし、そのまま年齢を重ねています。打率も2割にようやく届くかといったところ、ネットではもう若いの育成して見切れ、トレードに出せだの散々な言われようです。私ももう復活はなさそうだということは分かっています。でもその選手の名前がコールされ、打席に立ってバットを構えた瞬間、もう作業なんか手につかず画面に目が釘付けになってしまう。やっぱり理屈じゃないです。
[インターネット(吹替)] 9点(2024-06-10 00:10:40)
2.  オペレーション・フォーチュン 《ネタバレ》 
視聴したステイサム映画が今作で記念すべき10作目に到達しました。ここまで見て思ったのは、ステイサムはここ10年くらいの間 老化が止まってるんじゃないかってことですね。これの一つ前に見た映画が10年前の製作でしたが、マジで違いが分からん。 ヒュー・グラントは悲しくなるくらいヨボヨボになってたのに。男は年取ったら頭丸めて体を鍛えろってことでしょうね。 映画の方は、監督と出演者とMI6ご用達のエージェントって設定を見るにほぼイギリス映画なんじゃないのかってことくらいしか 感想はないです。
[インターネット(吹替)] 5点(2024-06-09 14:03:58)
3.  PARKER/パーカー 《ネタバレ》 
・頭をブチ抜かれたくなければ、人から言われたことは言われた通りにやりましょう ・自分では大したことないと思った事でも、相手は根に持っている可能性があります ・義理堅さと執念深さは表裏一体なのでそんな人物は敵に回さないようにしましょう  この映画から得られる教訓はそんなところだと思います。あとテーブルの下に銃を仕込んでたアレは、あのあたりで行動不能にされて、椅子に座らされてリンチされるケースを想定してのものですよねおそらく。劇中何度もボロッカスにされてたり、コソコソ下準備しているところを見ると、残念ながらこの映画のステイサムは俺史上最弱のステイサムと断じなければなりません。暫定ワースト1です。
[インターネット(吹替)] 6点(2024-06-05 22:02:42)
4.  キングスマン 《ネタバレ》 
頭パーンのシーンで「ショーン・オブザデッド」を思い出しました。イギリス製のコメディって何か共通するテイストがありますね。 悪趣味と笑いのラインの上に跨ってる感じと言いますか。私は笑えたんでいいんですけど、合わない人もいると思います。 コリン・ファースのスパイアクションがとてもエレガントだったんで途中退場は残念でした。実は生きてて最終盤でエグジーと 共闘するってご都合展開でも私は許しました。主人公は主人公で魅力的なキャラクターだったんですが、英国紳士のスパイってことで もっと活躍を見たかったのはギャラハッドの方だったなー。 あと教会のアクションシーンを見て思ったのが、「ジョン・ウィック」にそっくりだったなってことです。拳銃+徒手空拳スタイルとか 動きのキレとかがよく似てる。最近(と言っても10年前の製作だけど)のアクション映画のトレンドなんでしょうか?スタイリッシュで かっこよかったです。 面白かったんで続編あるんだろうなーと思いましたが、そうなると師匠の退場と最初期の選抜試験という後々のために残しておくべき エピソードを初回で消化してしまったのはもったいなかったなと、余計な心配をしてしまいました。
[インターネット(吹替)] 8点(2024-05-29 16:02:55)
5.  グレイテスト・ショーマン 《ネタバレ》 
ミュージカルってどちらかと言えば苦手で詳しくもないんですが、それでもパフォーマンスの凄さとか構成がいかによく練られているか、みたいなのは素人が見てもちゃんとわかりましたね。特にバーナムがフィリップを勧誘してるシーンの振り付けには感動しました。バーカウンターの上をショットグラスが乱舞するあのシーン、ほんの少しでも手元が狂ったりタイミングがずれたら台無しになってしまうのでは?いいもんを見せてもらいました。  最近の世の中の風潮を見てると、少数派のために多数派は配慮して社会の仕組みを整備して受け入れろ、さもなくば暴力に訴えるぞみたいな主張が当たり前にされてるように見えて、はた目から見ててふざけんなと思ってました。でもこの映画は自分の価値は自分の力で証明する、自分の居場所は自分自身で勝ち取るぞ、みたいな気概を感じられて心地よかったです。だからこそ興味ない私でもミュージカルシーンに心動かされたんじゃないかと思います。相手のいいところが見えなければそりゃリスペクトなんて生まれませんわ。こういう形の主張が主流になってほしい。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-21 11:03:20)
6.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 
 Youtubeで解説動画を見たのですが、その動画によればこの「ジョン・ウィック」のガンアクションはとても実戦的で玄人さんもニッコリな出来になっているそうです。しかし私には何か運動音痴の人が演じているようなぎこちなくて硬い動きにしか見えませんでした。こういう相手を見てから喧嘩を売れよ系ムービーはジェイソン・ステイサムにでも任せておけばいいと思います。キアヌ・リーブスにはもっと他に輝ける場所があるはず。  あとこの映画自体の落ち度ではないんですが、ラストのスタッフロールが流れ始めたあたりでアマプラのプレイヤーがエラーで再生不可能になってしまって後の展開がどうなったのか分からないまま視聴終了となってしまいました。映画の評価を一変させるような大どんでん返しがもし、もし待っていたのだとしたらどうしようと気になって夜しか眠れなさそうです。
[インターネット(吹替)] 4点(2023-05-27 00:15:03)(笑:1票)
7.  マイ・インターン 《ネタバレ》 
 たぶん、インターンでやってきた老人のことをはじめはみんなバカにしてたけど、人柄の良さとか経験からくる有能さとかでだんだん見直されて受け入れられていく話なんだろうなと、予備知識なしでそう予想して観てみました。結果、ほぼ想定通りの内容で安心して観れました。お話自体は特に語ることがないですが、アン・ハサウェイの首のあたりにアトピーみたいな肌荒れがあるように見えて、撮影中体調悪かったのかなぁと、そこが何か鑑賞中気になってました。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-25 23:23:03)
8.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 
 アン・ハサウェイをデブでダサい女扱いするファッション雑誌業界も、ファッション雑誌業界で働いていながらお召し物を部下のデスクに叩き付ける上司も、家庭内不和を見られた腹いせに無理難題言っていやがらせする上司も、そんなパワハラ上司に絆されていくアンドレアも、窮地を救ってやった見返りに肉体関係を要求するビール腹の優男にも、何もかもに共感できなかった。唯一良かったのは終盤の展開だけだったかな。ミランダに「お前と私は似てるぞ、大事な場面で他人を蹴落とす決断ができるところがな!」と言われた瞬間にミランダを斬り捨てて仕事バックレる決断をしたアンドレア。そんな彼女の転職先に口添えをして筋を通したミランダの男前っぷり。映画終了10分前にして初めて彼女らにヤダ素敵キュン…。ってなりましたわ。私なんかにゃ理解不能なオシャレ映画のつもりで視聴してましたが、実際観てみたら少年バトル漫画の師弟対決編みたいな読後感でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-24 22:20:44)
9.  スポットライト 世紀のスクープ 《ネタバレ》 
 難しかったです。話の流れもそうですが、誰が何という名前でどんな立場の人なのかとか記者サイドの人たちが今何を考えているのかとかがうまくつかめませんでした。特にわからなかったのがあの新任のユダヤ人ボスはなぜ教会の少年虐待事件を取り上げようと考え、そしてこだわったのかというところです。何かしら描写はあったのかもしれませんが、私には読み取ることはできませんでした。同時多発テロの発生で取材を一旦中断するシーンが描かれて、それがその後の展開に何か影響を与えるのかなと思って見ていたら特に何事もなかった(ように見えた)のも、なんか釈然としないものを感じました。  静かな映画だったという印象ですね。ピアノメインの音楽も落ち着いてるし、劇中の人物たちも大声で怒鳴り散らして議論するようなシーンもない。オチも電話が鳴りやまなくて記事の反響が大きかったのは分かるんですが、なんか淡々と電話応対して終わりみたいで分かりやすいカタルシスみたいなのはなかったです。そんな中で心に残ったのは教会側の弁護士の人たちで、終盤に折れて記者たちに情報を提供するシーン、弁護しなければならない相手の横暴に内心では腸煮えくりかえっているのがよく伝わってきてその迫力が怖かったです。そういう静かな怒りや静かな悲しみが全体に漂った映画だと感じました。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-05-21 21:46:59)
10.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 《ネタバレ》 
 自分で遊んだマリオのゲームは64まで、の私でも楽しめるのかなと不安でしたが、問題なく楽しかったです。  特に感動したのはコング軍団の中に懐かしいキャラクター達を見つけた時ですかね。令和の劇場であのカップルの姿を拝むことになるとは思ってもみませんでした。私の人生で最も長い時間操作した任天堂キャラたちだったので再会が嬉しかったです。  そんな感じで最新作に触れてないオッサン世代もニッコリできる造りになってます。というかちょくちょく挟まれる挿入歌の懐メロっぷりを見るに我々世代がメインターゲット、または同じ世代がこの映画を作ってるんじゃないかという気すらしました。現役マリオ世代の子供たちはちゃんと楽しめたんだろうか?  実写の方のレビューでも書きましたが、オーバーオールのヒゲ親父がこんなメルヘンチックな世界で戦ってるの違和感あると昔から思ってました。が、今回の映画でその辺の事情が明らかになりました。マリオブラザーズって異世界転移モノのお話だったんですね。いつものキノコ王国舞台の話もいいですが、個人的にはブルックリンで兄弟が配管工として仕事するお話も90分フルで見てみたいです。    不満…というほどのものではないですが、気になったのはたぬきマリオの描写ですね。私の記憶ではあんな不思議な飛び方はしてなかった。そしてあんなに縦横無尽に飛び回れるならゲームの中で本気を出してほしかった。つーかせっかくのたぬきなんだから地蔵プレスでマグナムキラーを叩き落せばよかったのでは?というかマグナムキラーが相手ならマントマリオも見たかった。あっちの方がヒーローっぽいし。
[映画館(吹替)] 7点(2023-05-17 19:22:32)
11.  SAFE/セイフ 《ネタバレ》 
 ステイサム映画を観るのはこれで7作目です。今回はスーツバシッと決めてトランスポーター並にステゴロしてて、観たいもんが観れたなと満足しました。今回他の映画と違ったのは、ステイサムの口数がやたら多かったことですね。おまけに口を開けば相手の心を折るような情け容赦ない恫喝と皮肉の連続で観ていて楽しかったです。私がジェイソン・ステイサムを知ったのはツイッターのお悩み相談botからで、そこで数々の相談を無慈悲に一刀両断していく様が面白いなーと思って興味を持ちました。この「セイフ」のステイサムは私の中にある彼のイメージまんまだったのでなんか感動しました。寡黙でやるべきことを淡々とこなしていくいつものステイサムもいいんですが、こういう相手をおちょくりまくって口撃するステイサムももっと見てみたいです。  映画自体の方はロシア、中国、市警と勢力が入り乱れてて誰とどこがつながってるのかよくわからなかったなぁってことと、相手に言うことを聞かせる手を次々思いつくルークは凄い…を通り越して何で地下ファイターなんかやってたんだってことと、ファイターやってたのは冒頭のほんの一瞬で、あぁそこら辺の設定は別に重要じゃないんスねってびっくりしたことが感想です。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-09-27 23:33:01)
12.  メカニック(2011) 《ネタバレ》 
 アドレナリンとエピネフリンの下りは笑ってしまいました。あれはファンサービスだったのかな?ステイサムが「そう、それだ。愛してるぜ」って答えてたら勢いで10点つけてたかもしれない。  ステイサム映画はこれで6作目なんですが、その中でも一番面白いと思いました。特に終盤の車内での二人の会話ですね。あの場面のピリピリした緊張感はアクションシーンより見ごたえありました。中盤のレコードと修理中の車の前振りを回収してのオチの付け方もスマートでカッコいいなと感心しました。アーサーも弟子のスティーブに対して罪悪感とか情とかあったと思うんですが、それでも弟子が牙をむいた瞬間に返り討ちにして始末してしまう。ガバは色々あったけど、このラストのおかげでプロの暗殺者って部分の説得力は担保できたんじゃないかと思います。  ステイサム最強で異論はないけど、この映画で一番存在感があったのはスティーブ役のベン・フォスターでした。殺しのシーンでの覚悟の決まった目つきとか、父親を殺した時のことを質問してる時の寂しそうな目とか、目と表情で演技ができるいい俳優だなと思いました。
[インターネット(吹替)] 8点(2022-09-26 21:36:25)
13.  バトルフロント 《ネタバレ》 
ふと思い立ってジェイソン・ステイサム主演映画を飽きるまで連続視聴してるんですが、今作が5作目。 ここまで観てきて思ったのが、「喧嘩を売る相手を間違えたな」とでも言わんばかりに ステイサムがちょっかいかけてきた相手を不幸のどん底に叩き落して終了、って映画が大半ですね。 どれもあんまりスカッと爽快って感じではないです。 今回の感想は、ネコも娘も無傷で戻ってきてよかったなってくらいです。特にヤクの売人がネコを連れ去ったときに 「やめろよ!ネコは関係ないだろネコは!」って画面の前で思ったので、敵のアジトでステイサムが無事保護したシーンには心底ほっとしました。 でも、その辺の悪党になりきれない中途半端なスタンスのせいで壊滅させられたのではないか、と思わないでもないです。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-09-25 21:25:44)
14.  アドレナリン(2006)
ステイサムには是非とも病院で健康診断を受けてほしい。この映画の撮影絶対体に悪かったと思うよ。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-23 21:48:32)
15.  トランスポーター 《ネタバレ》 
途中から何にも運んでないやんけ、て思ってたらオチに驚愕した。 なるほど、人身売買の被害に遭った不幸な被害者たちを安全な環境に運んであげたわけですね!? 壮大なタイトル回収に感動して気持ちよく視聴を終えることができました。 一番の見どころは、ステイサムがオイルまみれの身体で敵の機銃掃射をにゅるーんと床滑って逃げていくところ。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-09-21 23:06:57)
16.  キャッシュトラック 《ネタバレ》 
 ステイサムはFBIに協力者がいるギャングの親玉で、襲撃者たちはたまたまやべー奴に因縁をつけてしまった、ってことでいいのかな?私の頭が悪すぎていまいち立ち位置がはっきりわからなかった。  終盤の、ステイサムは序盤のシーンで実はこんなことやってましたと明らかにするシーンはうおおおおっと思ったけど、ラストは無理やり話をたたんだように見えた。一番のツッコミどころは二度も蜂の巣にされたのに何で生きてんだってところかな。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-09-20 21:50:43)
17.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
 「カジノ・ロワイヤル」なんて看板ぶら下げてる割にはカジノ要素が…物足りないです…。特に盛り上がることもなくあっさり決着ついてた様な印象。もっと「深夜特急」の大小のシーン読んだときみたいな高揚感を期待してたのに…。初対面のヴェスパーとお互いの過去を探り合うシーンのほうが知的、心理戦的面白さって点では上でした。私にとってこの映画のベストシーンはあの場面。  007シリーズを真面目に観たのは今作が初めてだったんですが、イメージと違って笑えるシーンがなかなか多かったですね。特に序盤のカジノで「車どけとけ!」って言われた腹いせに雑な駐車をするところと、「○○タマが痒いんだよ!もっと右を掻いてくれ!」 ゴンッ 「AHHHHHHHHHI!!」のシーン、そして「財務省が貸した金返せって言ってきてるぞ」「…やっぱり返せって言ってきました?(どシリアスな表情のアップ&どシリアスなBGM)」この3つはややウケでした。  ダニエル・クレイグという俳優を観たのも今回が初。印象は…なんかロシアンマフィアっぽい。トム・クルーズやシュワちゃんみたいに、流れ弾が勝手にそれていって自分には絶対に当たらない、アクションスター必携のあの特殊スキルは持ってなさそう。あと走るフォームが面白れぇ。ついでに胸筋から上はムッキムキなのに腹回りは結構だらしなくてプロレスラーみたい。
[DVD(字幕)] 6点(2018-07-25 14:30:45)
18.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 
この映画の何が凄いって劇中ヒットガールが乗ってるあのバイク、地面からシートまでの高さが83cmあること。これはつまり乗る人間の股下が最低でも80cmなければ停車時足が地面に届かず転倒、運転どころではないことを意味する。実際私もバイク屋で跨らせてもらった時片足しかまともに接地せず、店員さんから「やめておいた方がいいですね!!」と太鼓判を押されてしまった。体格的に選ばれし者しか乗ることの許されないバイクなのである。  まだある。あのバイクの同車種の新車購入価格は最もグレードの低い物で230万円。さらに200km走行ごとにハイオクガソリンでの給油(満タン2000円)、3000kmごとにエンジンオイル交換(工賃込み2万円)、6000kmごとにタイヤ交換(前後工賃込み6万円)、12か月ごとの定期点検で基本料金3万円+パーツ代、2年ごとの車検整備で4万円+パーツ代が必要となる。バカバカしくて庶民には乗れたものではない高級バイクなのである。それをあの子ときたらエンジン始動直後からスロットル全開でぶん回して爆走、自宅の車庫に乗り捨てている(ついでにヘルメットも投げ捨てる。バイク用ヘルメット6万円。一度でも衝撃を与えたメットは保護能力が劣化するため、地面に落ちた時点でただのコスプレグッズに)。下駄同然の扱い方を見るに、養子にもらわれた先で経済的に不自由ない生活をしていることがうかがえる…というか前作終了時点で300万ドルの貯えがあるんだった。羨ましい!私なんてガレージ付きの家に住もうと思ったら目出し帽とモデルガンを調達するところから始めなければならないのに。  経済力とモデル並みのスタイル、そして驚異的な身体能力を併せ持ったティーンエイジャーのスーパーヒーロー美少女と、チビ短足で30過ぎても貯金残高が1000万にも達しない冴えない中年の男。一台のバイクを通して「人は平等ではない」という現実を画面の前の私に叩き付ける、衝撃の社会派ヒーロームービー!
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-23 22:20:57)(笑:1票) (良:2票)
19.  逃亡者(1993)
 初めて観たけど完成度高くて面白いな~コレ。序盤のパーティーのシーンであんなにたくさん伏線張ってたんですね。それをストーリー進行に合わせて少しずつ回収していって、真犯人が理解できた時の快感がすごい。欲を言えばハリソン・フォードのアクションシーンがあんなにモッサリではなく、もう少しキビキビ動いてくれたら…って思うけどそこがメインの映画ではないしね。だってこれサスペンス映画だし。先入観でアクション映画だと勝手に勘違いして、ビデオ屋で1時間くらい時間を無駄遣いしてしまったよ。
[DVD(字幕)] 8点(2018-04-15 22:19:31)
20.  キック・アス
 こういう何のとりえもないヘナチョコが体張って戦って、凄い力を持つ「本物」に認められて並び立つって話には評価が甘くなる。悪党をターミネーターみたいに殺しまくるヒットガールも(絵的なスタイリッシュさも相まって)カッコよかったけど、ベストシーンはキックアスが変な棒を振り回しながら追われてるチンピラを守ったところだろう。ほぼ二人そろってボコボコにされてただけだったけど、それでも守った相手から「ありがとう」と感謝される。そばで見ていた兄ちゃんからは「あんたスゲーよ!」と称賛される。携帯カメラを向けて見ていただけの、周りのモブとは違ってだ。  我々みたいな凡人どもにできる悪との闘い方って、まさにこれだろう。一緒に殴られろ…ではなく、悪や不正に見て見ぬふりをせず「おかしい!」と声をあげ、戦っている人に感謝や応援の声をかけ、その戦いをなるべく多くの人が知るように伝え広めていくのだ。実力行使はスーパーヒーローに任せておけばいい。悪と戦って打ちのめすのがヒーローの仕事なら、その悪がそもそも現れにくい、居心地の悪い世界を作っていくのが守られている我々凡人たちの仕事だ。些細なことでもいい、ヒーローを孤独にせず、我々もともに戦おう!!そんな感想を先日自宅に泥棒に入られかけ、警察に相談に行った私がお伝えするぜ!
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-15 13:46:26)(笑:2票) (良:1票)
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