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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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281.  ブレイブハート 《ネタバレ》 
青年期のウォレスをオッサンのメル・ギブソンがゴリ押しした点とフランス姫との不倫?が少々説得力に欠けますが、最初の空撮シーンからラストの剣が刺さるまでのほとんど全てが素晴らしいです。他の皆さんも指摘しているように、不倫=エドワードへの復讐 と 拷問時に前妻が現れて感動のラストへ の 矛盾が本当に残念ですが、ストーリー上はどちらも捨てがたいエピソードなので仕方ないかもしれませんね。。まあ、男女の仲というものは時として理屈じゃないこともありますし・・(汗)    戦のシーンとストーリー展開は本当に素晴らしいです。戦はCGにはない生の迫力ですし、長い映画なのにストーリー展開がウマいおかげで終わって欲しくないとすら感じさせます。また、ウォレス陣営、貴族陣営、エドワード陣営全てに魅力的な配役がなされている点も素晴らしく、この映画以降これほど的確な配役がなされた作品は他にないと感じます。特にブルース公とエドワードⅠ世は印象に残る素晴らしい演技でした。  とことん泥臭い映画ですし恋愛パートでの矛盾も抱えていますが、、意外にも女性ファンが多いのも見逃せません。ミューロンが可愛かったという安易な意見も少なくないですが、目で訴えるメル・ギブソン特有の何かがあるのかもしれません。とにかく良い映画なので納得のアカデミー賞5部門受賞と思います!(民族楽器であるバグパイプの音楽も、哀愁&涙を誘う要因の一つになっていて非常に素晴らしい!)なんだかんだ言っても文句なし!
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-11-05 20:13:44)
282.  ボーン・アイデンティティー
公開前はかなり話題だったのにいざ公開されてみると、やれ地味だの印象に残らないだのと散々な評価が舞った映画です。正直、パート2が出るまでパート1を見たことすら忘れている人が多かったのではないでしょうか。今にして思えばあくまでこの作品は三部構成で考えられており、そりゃ一作目だけ見ても地味で意味が分からない訳ですよ。。よって今回は3作品ワンセットとして評価したいと思います。  最初の船のシーンから、、尻からなんか出てきてワクワクします。車の影に入った瞬間に自分の気配を消したり、移民局で警察官を三人一気にサバくあたりも非常にカッコいいのですが、その後は地味に壁をつたってみたり荷物を落としてみたりと、凄いのか凄くないのかよく判らない感じでダラダラ進みます(マンションでの格闘シーンは凄いが)。今にして思えばフランカ・ポテンテ(マリー)も地味で渋くリアル感に一役買っていますが、当時は「チョット華がないよなぁ~」なんて素人丸出しな評価をしていたものです。  このシリーズは複数回見返してみると、結局は本作(ボーン・アイデンティティ)が一番渋くてよくまとまっていることに気付きます。クライヴ・オーウェン(教授)なんか勿体無さすぎて泣けてくるほどの最期ですが、でもなんか渋くてイイんですよ。マリーもそう、ミニの中での主人公とのちぐはぐなやり取り、深夜のドライブインでの彼らのやりとり、ボーン宅でのうろたえ方、髪の毛を切るシーンからのぎこちないラブシーンなどなど、彼女でしか無しえなかった渋いシーンがてんこ盛りで、なんかイイんですよ。  パート1は序章的で非常に地味、まるで嵐の前の静けさといった雰囲気なので結構評価が低い人が多いですが、大局を見るとかなり渋くて味わい深い作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-11-05 20:00:36)
283.  グッド・ライ いちばん優しい嘘
記念すべき500作品目のレビューですが素晴らしい作品に当たって良かったです!  前半の重苦しさはすさまじいものですが、それを感じさせない彼らの強いハートには感動しかありませんでした。一転、後半パートの笑わそうとしてないのに笑ってしまうシーンの数々も非常に興味深いもの(電話の件は面白い)でしたが、前半の苦悩を知っているだけに心から笑うこともできず、健気に生きようとしている彼らを敬うべきとすら感じる流れはさすがでした。 まだ新しいのに食品を捨てるシーン、ライオンとの一件、彼らがハマったジョーク、牛に会いにいくシーン、姉とのシーン、兄とのシーン、そして予想外のラスト。全てが深くて素晴らしいものですが、冷静に考えたら第二次大戦以前の日本にも普通にあったであろうシーンばかりだと気付きます。そういう意味では実直な日本人には馴染みやすい映画かもしれません。  「何もないアフリカに生まれて可哀そう」そう思っていましたが、実は違うということに気付かされてハッとさせられます。彼らにとっては牛がいて、土があって、そして自分の肌の色が黒いことが当たり前なのです。平和ボケした我々にはグサリと突き刺さる描写の数々、また、スーダンの彼らもアメリカの彼らも皆平等でイイ人達ばかり、どちらが上とか下とかいう陳腐な描写が無かったのも良かったです。しいて挙げれば難民キャンプに取り残された「ロストボーイズになれなかった友人」の顛末が描かれていないのが少し残念でした。  全体的に起伏のバランスもよく、題名の伏線回収もスムーズです。哀しい映画ではありましたが勇気を貰える映画でもありました。まさに心が洗われる素敵な作品、今の日本人がいかに幸せなのかを再認識させられる映画です!もう少し話題に上るべき作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-11-05 19:58:39)(良:1票)
284.  ボーン・アルティメイタム
アルティメイタムは説明不要のカッコよさ。これほどカッコよくてリアルなスパイものアクション映画は滅多にありません。  このシリーズが素晴らしい理由は主人公の考え方と行動&アクションのリアルさに尽きますが、敵側の闇の深さも特筆ものです。敵側(政府)の縦社会ゆえの二重三重に張り巡らされたダークな部分がボーンの純朴さを際立たせる結果につながっています。もちろん元々はボーンもダークサイド側の人間だったわけで、自分から進んで闇の核心部へ足を踏み入れて行った事実はありますが、だからこそ記憶喪失になった現在のボーンの行動がリアルで奥深いものに昇華しています。記憶が戻るにつれボーンの表情から哀愁すらも感じられるストーリー展開は彼には気の毒ですが、映画としてはこれ以上ない素晴らしい流れになっています。  パート1から順に観ていただくと感動も倍増しますが、強いて文句を書けばパート2から監督変更&リアリティ追及のせいでアクションシーンの手ブレが酷くて目が疲れます。「頼むから続編は作らないでくれ~」という個人的な願いもむなしく、陳腐でつまらない続編が作られてしまいましたが、初期三部作(1-2-3話)の後の、あのニッキーの表情&エンディング曲の流れはやはり素晴らしいとしかいいようがありません!(BTTFやゴッドファーザーのように三部作で綺麗に終わらせていたら伝説だったのに)
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-10-11 12:21:08)
285.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
大御所の風格漂うQT最新作、かなり楽しみにしていましたが予想の斜め左を行く仕上りにマンセーすべきかバッサリ斬り捨てるべきか大いに悩む作品でした。確かに映画通にはニンマリさせられるシーンも多いですがニワカには難しすぎて、、結局「後から思い返せば・理解が深まれば」という注釈付きでないと手放しで楽しめない映画なのも事実でした。そういった意味では非常にハイレベルな映画であるといえます。  最初の2時間10分は壮大な前振りで、まさに無駄なシーンのオンパレード。むしろイタリアへ飛ぶ前は物語が完全に停滞していて、リックダルトンの撮影シーンやスパーン映画牧場の一件など不要だと思えるほどでした。しかし全ての前振りがラスト13分で回収される様は見事で、シャロンの映画館のシーン、”マクラスキー 14の拳”なども含め無駄なシーンなんて一つも無かったと思い知らされます。 ただし、前半の2時間10分が理解できなかった人にはラスト13分ですら超バカバカしいとシラケる人も出そうです。真面目な話、テート事件を知らないとラストカットのホンワカも理解できませんし、ブルースリーの偉大さ、ナタリー(クリフの妻)の一件、この映画の後に大流行するマカロニウエスタン、プレイボーイ・マンションなどなど、映画史を知れば知るほど楽しめる作りになっていますので仕方がないともいえます。  後々ジワる仕上りはまさに通向けの超一流監督の匠の技ですが、素人でも楽しめる簡単なシーンも沢山取り入れられていますので、へこたれず独自に面白ポイントを探してみてください。例えば音楽は誰が聞いてもマンセーできる素晴らしいポイントの一つです。(個人的には終盤、リック嫁がイタリア語でわめくシーンは何故か大爆笑でした) また、マラベラ役の少女トルーディがジェシー実写版(トイストーリー)に見えて非常に愛らしかったです。  超ブラックユーモア+ラストカットでホンワカをおとぎ話として評価できる人には最高の映画ですが、表面をなぞっただけだとせいぜい5点です。私も超マニアではないので間を取って7.5点としておきます。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-09-11 00:44:51)
286.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
スター・ウォーズはスピンオフも含めて11本(+アニメもそれなりに)新作が出るたびに欠かさず見ましたし、それなりにリスペクトもしているつもりです。まさか40年もかけて9部作が完結するとは思ってもいませんでしたが、まあそれだけファンが多いということなのでしょう。ということで、初期3部作の時代からいつも思っていたことを書きます。  ダース・ベイダーやライトセーバー、オープニングの音楽は本当に素晴らしいと思います。しかし正直なところ、私はスター・ウォーズという映画自体面白いと思ったことはありません。旧三部作は脚本も大したことないし見せ場もワザとらしいと感じます。中期三部作はCGありきで何やってんだかよく判らず、新三部作に至ってはまるで子供向けの漫画のようです。真面目な話、なぜこれほどまで人気が高いのか理解できない部分のほうが多いです。  まあ、ローグ・ワンに関してはリアル路線で重厚、スター・ウォーズシリーズのバックボーンも上手に表現されていて、ダース・ベイダーのシーンもなかなかのカタルシスだったと思います。あの作品はスター・ウォーズでなかったとしてもSFとしてかなり面白いほうだったと思います。(ハン・ソロは論外) 私が思うに、ローグ・ワンが行ったアプローチのように、フォースという力があるという事実を遠巻きに表現するのが正解のような気がします。「ある事実」を匂わせつつボヤかすだけ、そういう勿体ぶった演出が映画をより魅力的にするのではないかと思われます。新三部作のようにフォースって「何でもできるんですヨ!」にしてしまうと面白くないです。手品と一緒です。  それでもまあ、EP9に関しては名実ともに派手なSF大作に仕上がっているのでそれなりには楽しめました。あと、作り手&演者の全てがスター・ウォーズ愛に溢れていた点は非常に高評価です。制作秘話とかを見るとこの映画がいかに沢山の人に愛されているのかが判ります。そういった意味では本当に素晴らしい映画だと感じました!(結局、私の好みに合わないだけなのでしょうね。。点数はかなりオマケしてあります)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-09-11 00:30:34)(良:2票)
287.  アニマトリックス
一部魅力的に感じる描写もありましたが、全体を通して見てみると複雑怪奇で退屈な作品が多かったです。映画マトリックス三部作の大ファンである私ですらそう感じるのですから、普通程度のファンでしたら大して面白くなかったってのが本心でしょうか。  ハッキリいってしまうと、面白かったのは一つ目とラストの作品だけ。それ以外の作品は映画マトリックスへの解釈さえも破壊してしまうほどイミフな作品ばかり。厳しめに書くと、これらを駄作と呼ばずになんと呼ぶのでしょうかって話ですよ。できればもっと単純明快に、映画マトリックス三部作の裏話のみで構成されていればもっとずっと面白かったでしょう。哲学を前面に出し過ぎてしまったがため、明らかに無くてもイイ作品集に成り下がってしまった感じがあります。うん残念だ。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-09-11 00:26:48)
288.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 
ここまでくると最後を見届けるのがもやは義務になっていた方も多かったのでは。。最も違和感を感じたのはリアル世界でネオが超能力を使えるようになったこと。スミスは現実世界にやってくるのにとても努力したのに、ネオは突然力が使えるようになって納得がゆきませんでしたね(笑) (もう何が何やら・・ やれやれ)  ザイオンもツッコミどころが多すぎて・・ 清潔な司令室と劣悪な船、白い制服の司令官とボロ雑巾を着た船員などなど監督のその場しのぎ感が全開に開花しております。死に物狂いで帰ってきた船一台のEMPで大量の敵を退治できるのならば、もっともっといかようにもやり方があったように思いますしおすし。。  個人的にはパート2の後半、アーキテクトのおじさんの後にそのままソースへ戻って終わってくれたほうがスッキリして良かったと思います。まあしかし三作目終盤の雰囲気に関してはマトリックスという映画のラストとして悪くはなかったと思います。。やはりマトリックスは3品ワンセットで一つの映画と考えたい作品です。(預言者以外のキャストが続投してくれたことも良かったです)
[DVD(字幕)] 5点(2020-08-17 11:57:10)
289.  マトリックス リローデッド
続編を渇望した映画といえば、今作マトリックスシリーズとBTTF、マッドマックス2、ボーンシリーズくらいです。全世界の期待を背負って公開された続編がまさかの2と3の同時撮影&分割公開というBTTF方式で、マトリックスという名作の続編が既に完結編まで撮り終えていると聞いて歓喜したものです。 満を持して公開された本作(2作目)でしたが、評判が二分しており世の中的には微妙な空気でした。私自身も確かに続編としては微妙だなと感じましたが、続編としなければかなり大きなスケールで描かれていて悪くはありませんでした。  個人的な意見ですが、スミスの扱いがよくないと思います。相手をコピーして増殖する設定は面白いものの、無限増殖するせいで映画が子供っぽくなってしまったと思います。ネオと対になった反勢力としてプログラムに触れるだけで相手を殺せる設定のみでも十分面白くなったと思います。この辺をもう少し重厚かつ哲学的に扱って欲しかったところです。  大きな流れとしてザイオン決戦へ持っていかなければならないのは理解しますが、そもそもそのメインストーリー自体が浅く・・ ザイオン決戦ありきのご都合主義的流れになってしまっています。一作目で船のオペレーターが「ザイオンという場所があるらしい」的な話をしていましたが、アレは何だったのか。。 高く評価できる部分としてはフランス人が関係するパート(双子も含め)は、全体的に素晴らしい仕上がりだったと思います。メロヴィンジアンと妻(モニカ)とのやり取りも面白く、彼らは哲学をよく理解しており、ウィットに富んだ会話が多かったように思います。  総合的には良い部分と悪い部分が混在しており、相互に打ち消し合ってしまったような気もしますが、まあ裏を返せばコレがウォシャウスキー兄弟の作風なのかもしれません。個人的には名作の続編としては何とか及第点には達していると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2020-08-17 11:49:50)
290.  マトリックス 《ネタバレ》 
流行り物に反発する性格でロードショー未鑑賞でしたが、空前の大ヒットで猫も杓子もイナバウアー状態。本当にレンタルを心待ちにした映画です。借りたその夜、、心底感動して2度続けて鑑賞しました(深夜27時)。。こんな映画初めてで興奮しまくりました。  当時から難解な映画だといわれていましたが、私は割と簡単に理解できました。要するに養殖豚と同じで電池要員として人間が機械に飼われている図式ですが、人間が食物連鎖の頂点から転落したならば、これは十分に考え得る構図だと思われます。 その他、ファミコンゲーム世代なので架空世界でルールを無視する感覚も難なく理解できましたし、脳の電気信号で現実と夢を区別するならば私の住んでいるこの世界もマトリックスなのかもしれんな、と、真剣に考えたほどです(汗)   この作品はマトリックスが何なのかよく判っていない所からスタートしますので話が回りくどくて難解になりがちですが、人間自身が飼われている状況に気付かないよう工夫されている点などが素晴らしくも恐ろしかったりします。ただ、ここまでの状態に持ってゆくまでにはかなり長い年月と莫大な設備投資、人間の反発などがあったハズで、それらの複雑な部分がサクッと端折られている点はやはりご都合主義だなと感じてしまいました。  続編を熱望した映画でもありましたが、続編の出来栄えは「迷走」の一言でした(汗) とにかく、この一作目は名作として語り継がれるべき本物の哲学&SF映画の最高傑作です!
[ビデオ(字幕)] 9点(2020-08-17 11:46:24)(良:2票)
291.  (500)日のサマー
評判が良かったので鑑賞しました、まず第一にゾーイ・デシャネルが可愛すぎる。ホントに人形のような可愛さ、コレに尽きます。この子に振り回されたら男はみんな壊れますよ。。そしてラストが酷すぎる。ある意味コレしか落とし所はありませんが、コレはあまりにも残酷だ。モテる女に振り回された普通の男の悲劇です。立場が逆だと非難轟々でしょうねおそらく。  ただし、もっともっと深読みすれば彼女は最初から付き合う気はないと公言しているし、そもそも彼のことを好きですらなかったことは明白です。要するに彼女は最初から恋愛なんかしておらず、そういった意味では「これはラブストーリーではない」は正しい。  で、お互いに得るものがあったのか?そう考えると非常に深い映画だったとも思えます。彼は彼女のおかげで仕事や人生に真剣に取り組むことを知ったし、彼女は彼のおかげで本当に好きな人を得た。  考察すれば確かに深く考えることができますが、でもまあ、あんまり面白い映画ではなかったのですよ(笑) 特別悪い箇所も見当たりませんが、ライブラリしたいほどの魅力も感じません。ある意味一番微妙な(どうでもいい?)5点といったところです。最後に一言いえるのは「モテない男はこの映画で女心を勉強するべき」ということ。。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-08-11 17:45:49)
292.  ジュラシック・ワールド/炎の王国
CGは凄いし孫は可愛い。全体的にコンパクトかつ綺麗にまとまっていましたが、そこらへんに転がっている凡作と同じで非常に安っぽい感じだったのもまた事実。面白いといえば面白いですが、印象に残らなかったといえば残らなかった。可もなく不可もなくとはまさにこの映画のこと。  目立った粗は感じませんでしたがレビューを書くモチベーションが全く上がりません。ある意味、映画としては一番ダメなパターンかもしれませんねコレ。。
[地上波(吹替)] 5点(2020-08-01 18:32:25)
293.  ランボー/怒りの脱出
ランボーという社会派の素晴らしい映画のヒットから3年、完全なる娯楽エンタメ作品に衣替えして再登場したランボー2怒りの脱出でした。当時は私も子供でしたので熱狂したものです。ランボーという名前は社会現象を起こしたほどでした。嫌いじゃないですし点数もそう低いわけではありません、ですがライブラリしたり名作のような扱いをする作品ではないですね。勢い中心の派手な娯楽作品です。(私の中ではパート1でキレイに完結しています)  2020/7 追記 久しぶりにTVで見ました。久しぶりに見たら粗が目立ちすぎてダメでした。結構ご都合主義満載で作ってあったんですね(笑) 最初の飛行機から飛び降りる時のヒモの絡まりハプニングとか、、要る?(笑) ヒロインも無駄に可愛くてイイです(笑) かなり子供向けに作ってあったのでちょっと変な声の笑いが出てしまいました。。冷静に考えたら80年代の映画って結構適当なんですよね。
[ビデオ(字幕)] 5点(2020-07-05 00:30:54)
294.  プリズン・サバイブ
この映画が日本未公開&ビデオスルー(ビデオスルー=公開もレンタルもされずにひっそりDVD発売のみされること)であるのは驚きです。  過剰にカメラが揺れること以外はおおむね文句のない仕上りで、コンパクトで完成度の高い脚本でした。おそらく画質の粗さとカメラの揺れはドキュメンタリータッチな作風を狙ったものと思われますが、その狙い通り非常にリアルな作品に仕上がっています。キャステングに関しても出演者全員文句のない配役で、副看守長のハロルド・ペリノーなど二面性が凄まじく非常にねちっこく描写されています。対するゴードン役のサム・シェパードはとても温和で柔らかい雰囲気を醸し出していて、緩急のつけ方が絶妙です。ジョン役のヴァル・キルマーの貫禄はすさまじく、AB(アーリアン・ブラザーフッド)の最高幹部と並んでも遜色ない風貌だったのもお見事でした。  感情を表現することに重きを置いたせいなのか(もしくは低予算ゆえなのか)、全体的にキャストのアップ映像が多くて若干情緒に欠ける作りになってしまっています。しかしその分主人公の心情に訴える感覚はすさまじく、徹底的に無駄をそぎ落とした脚本と相まってまさに弱肉強食の世界なんだということがまざまざと映し出されています。アメリカの刑務所は無法地帯、暴力に自信がない、人を見抜く力がない、このような人間は1日でも生き残れない本物の地獄であることが理解できる映画になっています。  しいて文句を書けばラストのカラクリが若干わかり難かった点と、主演二人が長い間一緒にいたという具体的な描写が無いせいで深い友情を育んだようには見えず、ラストの手紙の文面には若干の?マークが付きました。序盤の過剰防衛も割と雑な感じなのでそれらの点が少し残念だったといえます。しかしリアルな脚本&シンプルな構成がお好みな方には強くお勧めできる映画です。凄く良かったと思います!
[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-23 23:19:36)
295.  地獄の黙示録 特別完全版
劇場版は残念な評価でしたが完全版で180度評価が変わりました。サーフボード、プレイメイト、フランス農園の追加シーンがとても素晴らしい余韻を残してます。これらの長くて完成された”絶対に必要であったであろうシーン”を削除してしまった劇場版は、明らかに編集ミス&イミフな映画の代表になってしまっています。「ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録」からもその辺の混乱は見て取れますが、おそらく監督自身も映画の完成形がまだまとまっていない中で編集したんだろうと思われます。追加シーン(多少のシーン入れ替え等)のおかげで、ロードムービー・哲学ムービーとしてもかなりの完成度に生まれ変わったと思います。  賛否が分かれるフランス農園のシーンですが、私はこのシーンが大好きです。政治的な会話のおかげで、映画がより哲学的で分かり易いものになった印象です。副次的ですがロクサンヌの美しいシーンも堪能できますし、これからやってくる「この世の地獄」へ向かうにふさわしい追加シーンだったと思います。エンディングの全カットに関しては「全て殲滅せよ」というメモとの整合性を考えると違和感を感じますが、まあ、評価には影響しない程度です。  名作ですが大人になってから感じるべき映画だと思います。なかなか人にはお勧めしにくい映画ですが、私にとっては年に一度は鑑賞するマイベストムービーです。(劇場版は見ませんが)
[DVD(字幕)] 9点(2020-06-07 22:07:41)
296.  華麗なるギャツビー(1974) 《ネタバレ》 
原作未読、2013年版が良かったので1974年版も見ました。まず第一に2013年版から見てしまったことが失敗でした。この映画の正しい順番は「1974年版を見る」→「2013年版を見る」→「原作を読む」ではないかと思います。そもそも脚本的(物語的)にはどちらも似たような感じでトレースしてあるので、どちらを見ても大差ないように思います。あくまでエンタメとしての映画という視点で評価しました。   2013年版と比較してしまうと1974年版は全てにおいて「古い」、この言葉しかありませんでした。撮影手法、演技、立ち振る舞い、画質、セット、、何から何までショボく見えてしまったのは致命的でした。また、暑さのせいか皆さん終始汗ばんでいるのもかなり気になりました(夏を表現したのは理解できるが、、優雅に見えない)。 確かにレッドフォードは美男子ですが成り上がった感があまりなく、ただの御曹司にしか見えません。デイジーLOVEなガツガツ感もなく、シュッとした佇まいが冗長さに拍車をかけているように感じました。デイジー(ミア・ファロー)に関しても気が強すぎるように見えて、どうにもミスキャストではないか?と感じてしまいました。やはり男を振り回す女ってのはグズでノロマで、何を考えているのか判らないホンワカした優柔不断な雰囲気があったほうがイイような気がしました。  終盤の流れは1974年版のほうが若干情緒的だったかな?とは感じましたが、しかし評価に大きく影響しない程度のものだと思います。色んな意見はありますがやはり2013年版のほうが音楽含めて印象的でトータルで素晴らしかったように感じます。ぶっちゃけ、2013年版が圧勝かな。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-03 22:58:15)
297.  エイリアン
パート1の計器類、装置類、装備類など今見るとかなり古臭さを感じます。また現代映画と比較すると脚本も映像も随分と粗い感じです。タバコぶかぶか吸って危機管理もグダグダ、おまけに洋服の着こなしも古臭くてどう考えても未来には見えません。そもそもプロメテウスなんて作らず、、素直に一作目をリメイクしたほうがずっと良かったのかもしれません。  昔はよくTV放送していましたが当時感じた怖さや緊迫感はちっとも色褪せていなのは幸いです。今や伝説であるエイリアン初登場シーン(胸から出るアレ)も本当に素晴らしくて、まさにフィルム時代の名シーンの一つでしょう。また、逃げ回る怖さがあった前半と攻めに出る後半との対比も素晴らしく、おかげで映画の進行が全くダレておらず、終盤のフラッシュライトの対決へとスムーズにつながっています。まさに手に汗握る映画体験といえばコレでしょう。  この映画のヒットで歴史的ヒロインとなったリプリーさんですが、彼女がパート1からパート4まで全てに出演してくれているのも素晴らしいです。このシリーズは珍しいことに各話ごと監督が異なりますが、シリーズ全体の流れもスムーズで話のトーンも破綻しておらず、完成度が高いシリーズへと昇華しています。これは明らかにリプリーという女性のけん引力で、結果論ですがこの歴史的シリーズが成功した要因の一つになっています。そういった意味でもリドリースコットの一作目は、まさに歴史的一作目、リプリーとエイリアン、リドリーに感謝したい、本当に素晴らしい作品です!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-05-28 22:12:48)
298.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 
やはり「フライト・ゲーム」二の舞でした。前半1時間はホントにシックでワクワクさせられるし、大人な展開で好きなんですけどねぇ・・ 後半の1時間が子供向け過ぎて笑っちゃうレベルです。これ、意図的にやってるでしょ?  詳しくは省きますが前半は本当にハラハラさせられるし面白展開てんこ盛り。(前半だけなら7-8点) しかし、後半の雑さと悪目立ちするアクションの数々で一気に4点まで下がってしまいます。そもそも、どうでもイイおっさんを事故に見せかけて殺害したり主人公の行動を監視できるレベルの秘密結社が、証人の小娘一人特定できないとかどんだけ・・ って話ですよ。終いには脱線ってあんたね・・   ミステリとしても粗が多いし、アクションとしては言うに及ばず。まあ、「TVでやってれば映画みますよ(^^♪」「趣味?うーん・・ 読書とか映画かな(^^♪」そんなレベルの人にはピッタリな内容でした。オープニングが素晴らしい点、キャスティングが的確で脚本自体は非常に分かり易かった点、オチのつけ方が気持ち良かった点などを加味して5点としておきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-30 14:37:47)
299.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
同年代のヨーロッパライトウエイトスポーツが好きな人間です。アメリカンマッスルはあまり詳しくありませんが、評判通り素人にも分かり易くて迫力満点の映画でした!  シェルビーとマイルズの友情に重きを置いたような流れでしたが、そう考えるとチョット二人の関係が浅すぎるような気がしました。フォード勢がル・マンで優勝するまでに複数年かかっていますが、彼らが長きに渡って苦労を共にしてきた親友には見えないのが残念なところです。(嫁との中途半端なシーン、フォード上層部の冗長なシーンなど脚本の甘さが目立っており、せっかくの映画を中途半端に長くそして散漫にしてしまっているような気がします) そもそもですが、映画一本で複数年の時を表現すること自体が難しいでしょうから、やはりできればもっとメインレース付近に的を絞るとか、あるいはマイルズを引き抜いた直後のGT40開発にフォーカスするとか、もう少しやりようがあったのかもしれません。  映像的には迫力満点なシーンが沢山ありましたが(自宅シアター鑑賞)、「ここで引いてくれ!」というようなシーンでもカメラが引かず、終始個人戦の抜き合いを見せられます。ル・マン24時間耐久レースは長丁場なので、抜き合いというよりは孤独な旅を意識した壮大な映像が見たかったところです。そういった意味では若干残念な気持ちも残りました。 レース終盤のマイルズの心境と映像表現は素晴らしく、マクラーレンとの同時フィニッシュの裏側は素晴らしかった。総合的にはよくまとめられていますが、若干長さも感じてしまったのでもう一度見るか?と聞かれたら少し悩ましい作品です。(車好きなので少し甘めの点数です)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-29 10:42:13)
300.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 
期待せずに見たせいかかなり楽しめました。これ明らかにタイトルで損してますね。「リンカーン弁護士」じゃまるで80年代のB級映画かTVシリーズそのもの。  チャラい個人弁護士が実は非常に頭が切れるというのは定番のプロットですが、台詞や動きがいちいち決まっていて実に気持ちが良かったです。とにかく主人公がハマり役。もちろん他のキャスティングも違和感なく非常に的確で、肝の座った運転手、過去に親密だったであろう検事、二癖はありそうなメキシコ系の金貸屋、元刑事風情の相棒、いかにも胡散臭い七光りの若造、強面の暴走族などなど見所満載です。まあ、マリサ・トメイの年増具合がちょっと気になりましたが、それ以外は理想的な配役で役のバッティング(渋滞)もなく非常にスッキリしていたのはお見事としかいいようがありません。  メインストーリーのミステリー部も非常によく練られていて、二転三転するストーリーには本当にハラハラさせられます。有罪だと分かっている依頼人に対してどのような手法でひっくり返すのかが気になって目が離せませんし、更に自分が過去に担当した冤罪事件の真相も絡まってきて、重すぎず軽すぎない絶妙なストーリーに仕上がっています。また、アクションを主人公が担当しなかったのも正解で、顔が広いおかげで暴走族が加勢してくれるシーンなども非常に分かり易く、アクションシーンにリアリティを持たせると同時に伏線の意味合いもあって素晴らしかったです。  ただ、、鑑賞後3日経ってレビューを書こうとすると途端に熱が冷めており、やはりこの映画も「見たら忘れる系」の典型なのかもしれません。全体的に80年代のTVドラマ風なのもLAの雰囲気と合っていて楽しいですので、ぜひ軽い感じで鑑賞してみてください!(個人的にリンカーンのナンバープレートがツボでした)
[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-17 16:55:01)(良:1票)
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