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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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21.  セルラー
コンパクトにまとめられたノンストップ・サスペンス・ムービーの佳作。開始3分でいきなり事件の発生する潔さが良い。「そろそろ賊が侵入してくる頃じゃないか」等と、こちらが身構える前に映画へ引き込む中々の出だしです。そこからは頼りない携帯の電波と最新携帯の機能が物語を作り上げ、正に「今」だからこそのタイムリーな作品に仕上がってます(余り予算もいらなそうだし、携帯先進国の我が国でこそこういう作品を作って欲しい)。プロット的には「あと一歩という所で犯人サイドが先行する」パターンが何度か続きますけど、勢いがあるので余り気になりません。主人公がジェイソン・ステイサムに全く歯が立たないというのもリアルで面白い(あいつには勝てん)。遊び心満点のエンド・タイトルも楽しかったです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 01:02:36)
22.  モーターサイクル・ダイアリーズ
傑作の誉が高かったので期待してましたけど、私的にはそれ程でもありませんでした。【TOSHI】さん同様、私も前半が退屈で退屈で仕方なかった。馬鹿で無軌道な若者の冒険を手ブレと寄りの多い映像で写してる、どっかで見たことある様な低予算青春ロードムービー。しかし後半、「モーターサイクル・ダイアリーズ」じゃなくなってから、ようやくエルネストにチェ・ゲバラの片鱗が見え始める。こうなってくると俄然、映画に興味が湧いてきます。自分の目の前しか見えてなかった少年が、遠くを見通す大人へと成長したかの様にカメラも落ち着き、南米の雄大な風景と厳しい現実を切り取り始める。医者として患者を治すが如く、革命家として社会を正したい。少年よ、大志を抱け。若い人には結構いい映画だと思います、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 01:02:06)
23.  デイ・アフター・トゥモロー
可もなく不可もない典型的ハリウッド製パニック超大作。と、書きつつも「可」としては、やっぱりハリウッドならではのスペクタクル映像。昨年の「日本沈没」よりも、ずっとリアルで豪華な映像なのは流石。かけてる金が違います。京都議定書問題や不法移民問題をチクリと皮肉ってあるのも良かったですね。そして最も「不可」だったのは、ストーリー自体のスケールの小ささ。結局は「父親がワシントンからニューヨークまで息子を迎えに行く」というだけ。人類絶滅の危機って時に、はっきり言ってそんなこたぁどーでも良い。もっと描くべき物語があったんじゃないでしょうか、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2007-01-19 01:01:40)
24.  ブラザー・ベア
この時期に「憎悪の連鎖の断絶」をテーマとして選定したのはタイムリーでしたけど、ディズニーらしく踏み込みの甘い仕上がりではある。子熊のコーダに、もう少しキナイに対する愛憎の葛藤があっても良かった気がします。ま、子供がターゲットの映画としてはきちんとツボを押さえた作りになってるので、これでも充分楽しめるし、子どもには得るものもあるでしょう。作画では熊のデザインが良かった。歩き方や唇の垂れ下がってる雰囲気等がホントに良く再現されてます。もうCGはピクサーに任せて、ディズニーはセルアニメの技術向上だけに励んで貰いたいですね。それにしても、途中の挿入曲は日本人がフィル・コリンズ風に歌ってるかと思ったら、本人が日本語で歌ってたんですか? そりゃ知らなんだ…、6点献上。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2006-12-08 00:10:12)
25.  ライアンを探せ! 《ネタバレ》 
そもそも、ほとんど同じ設定・ストーリーのCGアニメ「マダガスカル」が1年以上も前に公開されてるんだから、いつから準備してたのかは知りませんが、ここは潔く製作を中止するか、脚本やキャラクター設定に大幅な変更を加えるべきでした。しかもディズニー単独CGアニメ特有の、リアルさとデフォルメが非常に中途半端な冴えないキャラ・デザインで、見た目にも退屈な仕上がり。“The Wild”という原題のクセに、文明へと戻っていくラストすら「マダガスカル」と一緒(因みに、映画としても技術的にも「マダガスカル」の方が上です)。ヌー達のシーンに「ライオン・キング」の名残も感じられますが、却ってディズニー・スタジオの凋落振りばかりが目立ちます。ピクサーを買収しておいたのは大正解でしたネ、4点献上。
[試写会(字幕)] 4点(2006-12-08 00:05:41)
26.  オープン・シーズン
年末の対抗馬「ライアンを探せ!」よりは、ずっと楽しい作品に仕上がってます。キャラクターもカートゥーン風デザインを巧く3Dで再現しながら(「マダガスカル」と「ライアン~」の中間位のデフォルメ)、熊の毛並み等はホントにリアルな仕上がり。そして、とことん虐げられる脱力した兎達は助演賞モノの活躍(?)。ドリームワークスとディズニーに対抗してか、ソニー・ピクチャーズ製のこちらはオーソドックスな自然回帰の物語になってますけど、逆にこの方が最後まで素直に楽しめるでしょう。また、今回は吹替版での鑑賞だったんですが、CHEMISTRYのオリジナル曲もあって、まるで日本製みたいに自然な仕上がり(カヴァーではなく「日本語のオリジナル曲」の力を感じました)。本作の吹替版はお薦めです。ということで、6点献上。
[試写会(吹替)] 6点(2006-12-08 00:05:07)
27.  ガールズ・アタック
裕福な白人高校が火事になり、そこのバレー部の生徒が貧しいヒスパニック系の高校に転入し、高校リーグでの優勝とスポーツ奨学生を目指すというMTV製ガーリー・スポ根・ムービー。DVDのパッケージは「チアーズ」風になってますけど、中身は似ても似つかない駄作。一応、人種的軋轢、階級的軋轢、そして恋愛の軋轢等がお約束の様に描かれてますけど、どれもこれも味付け程度でストーリー的深みは無し。おまけに肝心のバレー・シーンや練習シーンもほとんど割愛状態なので、全く以って映画の体を成してません。ま、人気シンガーのPVそのものの出来です、1点献上。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2006-11-30 00:12:54)
28.  レーシング ストライプス
確かに超ありがちなストーリーでしたけど、普通に良く出来てます。他者と違うハンデを努力で克服すること。過去のわだかまりに縛られず未来を見据えること。そして仲間や家族の助け合い精神…。子供に教えなければならないことが、ちゃんと過不足なく脚本にまとめられてます。そして子供向け映画を子供騙しにはせず、全く手を抜かず高品質に仕上げてあることに、例によってハリウッドの底力(特にアニマル・トレーナーの力)を感じます。だからこそ、ここまで陳腐な話を最後まで楽しむことが出来るのです。これなら子供に付き合う大人もそうは退屈しないでしょう、6点献上。
[地上波(字幕)] 6点(2006-11-30 00:11:23)
29.  硫黄島からの手紙
(ちと長くなってしまった) 「ラストサムライ」はまだ「日本を舞台にしたハリウッド映画」というレベルでしたけど、今回は「ハリウッドの資本・スタッフによる邦画」と言ってしまっても過言ではない仕上がり(クォリティは当然ハリウッド・レベル)。硫黄島の激戦を背景としてしか描かないのは余りにも勿体ないという判断からか、たぶん「父親たちの星条旗」の硫黄島シーンと同時に撮影されたであろう本作は、そのものズバリ、皇軍の硫黄島戦を真正面から描いた戦争映画になってます。一応の主人公は大本営から見捨てられた硫黄島守備隊を指揮する栗林中将となってますが、狂言回しとして全島に渡る戦闘、そして帝国軍や米兵の真実を目の当たりにしていくのは二宮和成演じる西郷(これが本当の儲け役)。執拗な空爆、止まない艦砲射撃、そして蟻の様に浜辺を埋め尽くす圧倒的数の敵兵士…。この絶望的状況下で36日ものあいだ耐え抜き、犬死と解っていながら散っていった英霊達には、日本人なら誰でも哀悼の意を捧げたくなる筈です(これは紛れもなく現在の日本人に宛てられた「硫黄島からの手紙」)。同時に、こんな「ハリウッド映画」が観られる平和な時代に生きていることに対し、感謝の念も生まれるでしょう。36日という時間経過が判り辛かったことが唯一の難点でしたが、2時間半近い時間を全く感じさせない力作に変わりはありません。正月映画の本命としてお薦めします。そんな訳で、本国での興収を潔く無視した製作陣にも心からの感謝を込めて+1点の、8点献上。
[試写会(字幕)] 8点(2006-11-30 00:09:23)(良:1票)
30.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
(ちょい長め) 男臭い肉体派(ショーン・コネリー)→?(ジョージ・レーゼンビー)→キザな二枚目(ロジャー・ムーア)→また男臭い肉体派(ティモシー・ダルトン)→再びキザな二枚目(ピアース・ブロスナン)と来て、ローテーションから言っても、今回再び肉体派としての登用となったダニエル・ボンドの第一作(もの凄くビルド・アップされた文字通りの肉体派ボンドになってます)。何とかダニエル・クレイグを売り出したいという製作サイドの気持ちも、タイトルバックで如実に現れてました(何と女性のシルエットが全く登場せず、格闘とクレイグのアップで野性味を強調)。で、雰囲気的にはやはり肉体派だったティモシー・ボンドの作品に近い仕上がり。唯、序盤のヤマカシ・アクションは確かに凄いんですけど、以降にこれといった見せ場が無いのが辛い。カジノ・シーンも「シンシナティ・キッド」等程には息詰まる感じがせず、2時間24分が結構長く感じられました。脚本も全体的に少し唐突な印象。ま、それでも充分楽しめる娯楽映画にはなってました。ということで、ダニエル・ボンドの今後に期待して、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2006-11-30 00:09:01)
31.  トゥモロー・ワールド
カメラは主人公から決して離れず、ワンシーン・ワンカットを貫く。観客は主人公の見る世界と同じ世界を見ながら「トゥモロー・ワールド」を進んで行く。大規模なアクション・シークェンスも緻密な計算と、それとは判らないデジタル処理で恐ろしくリアルに作りこんである。また、切り返しのシーン等ではドグマみたいにカメラを振る様な愚かなことはせず、きっちりとカットを割り、観客にカメラの存在を意識させない。本作はアルフォンソ・キュアロンのこだわりとセンスが遺憾なく発揮された仕上がりです。しかし「主人公の見る世界」しか描かれない為、肝心の「ヒューマン・プロジェクト」の実態や不妊への対応、そしてキーの秘密等、物語の設定が掘り下げられていないことには不満が残りました。それでもSF映画のスタイルとしては非常に新しく、一見の価値ある作品だと思います。それに、子孫を残せなくなる人類というのは、かなり現実感のある題材じゃないでしょうか、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-11-30 00:08:27)(良:1票)
32.  父親たちの星条旗
映画自体は紛れもないクリント・イーストウッド作品として仕上がってますが、テーマ的にはスティーブン・スピルバーグ作品として、「ミュンヘン」と同じ反「対テロ戦争」に主眼が置かれてます。戦時下に於ける国家の嘘と、その犠牲となる国民(兵士やその家族)という構図は、正にブッシュ政権下のアメリカの姿そのまま(その不信感が今回の選挙結果に現れている)。従って骨太の問題作としての風格は備えてますけど、話が散漫に感じられて、個人的には有名な写真(私には「写真」より「モニュメント」の印象の方が強い)の裏に隠された知られざるエピソードを勉強しただけで終わってしまいました。これは現代のシーンをカットするだけで大分すっきりすると思います(そうなると「父親たちの」星条旗じゃなくなっちゃいますけど…)。あと、本作の硫黄島戦はその背景でしかないので、「硫黄島からの手紙」はあくまでも日本向けの「おまけ」という位置づけだと思います、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-11-30 00:07:59)
33.  ワールド・トレード・センター
あの日の混沌をマクロの視点で「再現」した「ユナイテッド93」に対し、こちらは世界貿易センター・ビルでの救助活動中に生き埋めとなった二人の警察官とその家族にフォーカスし、ミクロの視点で「ドラマ化」した災害映画になってます。オリバー・ストーン作品ながら政治的背景や主張を感じさせず、また、珍しく落ち着いた演出で、正統派映画に仕上がってました。唯、その所為で、題材が「9.11」である必然性は余り感じられませんでした。薄暗い中で身動きの取れない警官二人が励まし合うという、全く動きの無いシーンが映画の半分近くを占めますが、脚本や編集構成が巧みなので、最後まで感情移入して観ることが出来るでしょう。「炎のメモリアル」なんかとは比べものにならない完成度ではあります。そんな訳で、6点献上。
[試写会(字幕)] 6点(2006-11-15 00:16:52)
34.  クアトロ・ディアス 《ネタバレ》 
60年代末、軍事政権下のブラジルで起こった、共産ゲリラによる米国大使誘拐事件を基にした犯罪映画。本作はサスペンスやイデオロギーの対立を描くのではなく、革命を夢見る「子供達」の青臭さと無力感を冷徹に見つめた映画となってます。序盤では頭でっかちの理想を偉そうに語ってても、そこに「大人」が登場してくると、途端に彼らの浅はかさが見えてくる。肝の据わった歴戦のゲリラ幹部、彼らにとっては「敵」である有能な捜査陣、そして知識と経験の豊富な人質・米国大使。やがて彼らは一人、また一人と当局の手に落ちていく。幼き革命家達は国外追放の為、飛行場で別人の様になって再会を果たす。これは官憲の拷問の厳しさと共に、夢破れて大人になったことを表しているのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:02:35)
35.  スネーク・フライト
「エアポート」シリーズに「スパズムス/蛇霊の恐怖」を加えた様な、普通なら絶対にビデオ・スルーの超B級ムービー。まぐれで全米興収No.1なんか獲っちゃたから、たぶん急遽日本公開が決定したんじゃないかな(「パニック・フライト」がビデオ・スルーで「スネーク・フライト」が公開される不条理)。いつ、どうやって、あれ程の量と種類の毒蛇を集めたのかとか、これなら爆弾を仕掛けた方が早くて確実とか、無用な突っ込みは入れずに楽しんだ者勝ち(これが中々難しい)。とにかく「ジャンボに大量の毒蛇を乗せたかった」、唯それだけのコンセプトで作られた映画です。クライマックスのサミュエル・L・ジャクソンの馬鹿げた行動も「ジャンボに穴が開くのはお約束」というだけ。主題歌も本編同様に馬鹿馬鹿しくて笑えました、4点献上。
[試写会(字幕)] 4点(2006-10-18 00:20:07)
36.  ブラック・ダリア
本作鑑賞中に思い出したのが「三つ数えろ」。1940年代後半の雰囲気の中(「三つ~」の製作が46年、「事件」の発生は47年)、ハードボイルド且つノワールに話が展開しつつも、「三つ~」同様、肝心の本筋が一向に見えてこない。原作未読の身としては、いつになったら「ブラック・ダリア」が始まるのかって感じ。多分この物語は、ジョシュ・ハートネット演じる主人公が友情と恋愛、そして自らの正義感の間で苦悩するというのがテーマで、ブラック・ダリアなんかどーでも良かったのかもしれない。だったら、何でこのタイトルなの? 今回はデ・パルマ演出にも必然性や流れが感じられず、長回しや一人称視点も終盤のストーリー展開同様、唐突でチグハグに感じただけ。隣の人なんかほとんど“The Big Sleep”でしたよ、3点献上。
[映画館(字幕)] 3点(2006-10-18 00:17:35)
37.  偶然の恋人
“Accidental Lovers”と英語にしてみれば解らないでもないけど、やっぱり邦題は酷い。本来のテーマとしては原題の「回復」通り、サヴァイヴァル・ギルトに苦悩する男と喪失感に苛まれる女が、そこから回復していく物語です。ふて腐れ顔の似合うグウィネス・パルトロウはまだ良かったと思いますけど、ベン・アフレックの間抜け面でこのテーマを描くのは少し無理があった。彼の役はグウィネスの役以上に複雑な役。罪悪感や同情が徐々に恋愛感情に変化し、しかしそのことが新たな二重の罪悪感を生んでいく。でも映画を観る限りでは、とてもそうは見えませんでした、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-18 00:11:12)
38.  ハート・オブ・ウーマン
この手のくだらない話を、ちゃんと最後まで観られる様に組み立ててあるのがハリウッド脚本の妙。序盤はドタバタ、中盤はシチュエーション、そして終盤はハート・ウォーミングと、それぞれのコメディ形態を上手い具合にブレンドして、それなりの満足感と後味を得られる様になってます。大スターと旬のオスカー女優という顔合わせも贅沢で嬉しかった。唯、これも酷い邦題の代表格ですけど、「女の望むもの」という往年の大映映画みたいな原題程は女の本音が描かれてなくて、少し残念でした(女性の本音「だけ」が聞こえてきたら、「NIGHT HEAD」の武田真治以上に苦しみそう)。ま、それを本気で描いたら、このジャンルのメイン・ターゲットである女性客から総スカンを食らってしまうことが目に見えてますけどね…、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 00:09:58)
39.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦
文化や思想のギャップを笑い飛ばすコメディが結構好きなので、私は十二分に楽しめました(「ラブハント作戦」って副題は要らない)。現在、イスラム・ネタがタブー化してしまってることを考えると、この時代にベルリンを舞台にしてこんな話を作ってしまうんだから、当時は随分と大らかだったんですね。しかし共産圏やナチを笑いの種にするだけでなく、本作では資本主義とブルジョアもちゃんと餌食になってます。コカ・コーラがアメリカ資本“帝国”主義の権化として描かれ、そこの令嬢は思い切りパープリン(コカ・コーラは良く協力したなぁ…。今だったら差詰めマイクロソフトといった所か)。主人公は家庭を顧みないモーレツ企業戦士。コチコチの共産主義者であるオットーが、むしろマトモな好青年にも見えてきましたよ、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-18 00:06:47)
40.  レディ・イン・ザ・ウォーター
「世界」の行く末を左右する「妖精」を巡る善と悪の戦いという、誰でも考えつきそうな超オーソドックスなファンタジーを、1棟の集合住宅の敷地内だけに凝縮した、M.ナイト・シャマランらしい恐ろしくスケールの小さな(文字通りの)フェアリー・テイル(ご丁寧にも、その妖精の名前が「おはなし」)。今更ながらに気づきましたがシャマランという人は、どんでん返しのストーリー・テラーでも超常現象マニアでもなく、唯ひたすら「日常」と「ファンタジー」の融合を試みていただけの理想主義者だったんですね。その手法がお馴染みの、極端に小さな世界観の構築。どんでん返しも何も無い本作こそが、実は彼の集大成的作品なのかもしれません。しかし今時、こんなものを大真面目に観せられても、素直に楽しむことはままならないと思います。それに【JEWEL】さんの書かれた通り、彼のこの姿勢が余り支持されてないことは、ガラガラの劇場を見れば良~く判りますネ、5点献上。
[映画館(字幕)] 5点(2006-10-18 00:04:15)(良:1票)
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