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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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501.  迷い婚 -全ての迷える女性たちへ-
出演者と設定に興味を持って気軽な気持ちで見たら見事にハズレた。男がなんでも許すと思ったら大間違いで女の妄想映画だな。仕事がダメで結婚に逃げようとしてる女はダメ。という教訓にはなるかな。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-05-29 13:01:32)(良:1票)
502.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
そもそも、迎えに行くと行っておきながら7年間存在すら忘れていて、日記読んだら思い出して(本来日記とは忘れるために書くモノのようです。書いてスッキリするから?)、思い出話したら自殺したのでナントカしたいってそれは愛じゃなくて贖罪でしょう。まあ、それはよいとして。話としては障害者パターンが一番キレイ。一応皆幸せなんだから(母親がガンではあるが原因は勘違い?)。が、自分は不幸だと思ってる。ここが気になる。本当に不幸なのかと。主人公は単純にタイムワープするわけではなく、また記憶を上書きするのでもなく、記憶を追加していく。7年前や13年前を行ったり来たりしてドンドンと記憶が蓄積されていく。本来はここで人格破綻するハズなんだが、どうやら一番最初の記憶による人格が根幹になり、乗り移るような設定になっているようだ。だから、記憶の比較が生じてしまい次々起こる事が納得できない。通常人は運命を受け入れる。だから本来的に自己犠牲の精神があり、記憶が上書きされていくなら、たぶん障害者としての人生を受け入れて、皆の幸せを願うハズだろう。そもそも障害者が不幸なんてのは健常者の妄想であって、幸か不幸かは障害者にしかわからない。が、本来の人格にそういうモノがないし、感覚は健常者のままなので、障害者の自分を受けれらず、人格的な成長も起こらず、主人公は友人が彼女と出来てしまう事に嫉妬し、境遇を悲観し自殺しようとする。じゃあ、これまでの障害者として皆に支えられてきた7年間は何だったんだよ?という話になる。記憶の追加に失敗していると解釈すればそれまでなんだが、一応鼻血出しながら40年分の記憶を蓄積したようだし。記憶(経験)は人格を形成する。が、主人公はいくら記憶を蓄積してもまったく人格が変わらない。この点がこの作品の最大の欠陥。記憶が蓄積されず、1つの人格が単純に行ったり来たりして、「過去変えたら未来が突然こうなっちゃった!納得いかね~」ならわかりますが。最後は彼女との関係を絶って、平穏を得る(そもそも幼少期に好きな相手から「お前ら全員殺すぞ」なんて言われたらトラウマになりゃしないか?もっとウマイやり方があるだろう)。どこかで幸せにやってるんだろう的に(トラウマで苦しんでるかもしれないのに・・・)。これは一種の逃避であり、かなりエゴイスティックなラストではある。結局、主人公にとっては彼女の存在が最大の苦しみだったという事でしかない。恋とはそういうモノかもしれないが。病院シーンで全部お前の妄想・夢でした。お前はタダの病人なんだよ。で終わった方がよかったかも。と、いろいろと難はあるが、この手の作品は人生のタラレバを考えさせてはくれるし、教訓は多いので好きではある。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-28 12:16:55)(良:2票)
503.  きみがぼくを見つけた日 《ネタバレ》 
時空モノでタラレバを言っても仕方ないのですが、ヘンリーはクレアと出会わなければ銃殺される事もなかったわけで(しかも出会いの場所で殺される。「パパあぶない!」は娘がトラベルして目撃したという事でしょうけど、ちょっと残酷なような。)、この運命の皮肉を消化できずに悩んでます。共和党&ライフル批判も含んでいるのでしょうけど。タイムトラベルという体裁をとっておきながら基本的には傍観者でしかなく、運命には逆らえないというのは中々よくできた設定。そこには変えられない過去を見る事の苦しみと変えられない未来が見えてしまう事の不幸しかありません(宝くじは余計でした)。未来は変えられないというかそもそも分からない。分からないから生きていける。でもいつかは必ず死ぬ。その時が来るまで、今を生きるしかないんでしょう。「待つ人生は送らないで」は死者からのメッセージでしょう。ある種の幽霊と考えてもいい。通常は死んだ人間は待っていても帰ってきません。遺された人間は死者を悼みながらも止める事ができない時間の流れを生きていくしかありません。挿入されていた映画(題名分かる人教えてください)の台詞「時は流れるもの、それが時の仕事よ。チクタクとね」が印象的。
[地上波(字幕)] 7点(2015-05-27 11:36:26)(良:1票)
504.  永遠の僕たち 《ネタバレ》 
特攻や切腹を茶化した表現に何度も挫折しそうになったが、臨死体験とやらをし、両親を失って自暴自棄となり、ケンカして学校も退学した未成熟なクソガキのやる事だし、このガキがどう成長して改心するのか?という展開に期待しガマンしてみた。恋人が死んだから切腹なんてのは噴飯もので、彼女が怒るのは当たり前。あまりにも痛すぎて、見てるのが辛い。クビ締めされたり、手紙とかで、改心したようではあるが、人が変わったように成長する様は逆に唐突感が否めない。最後にオジギしちゃうシーンには呆れてしまった。少女が静かに死を受け入れていく過程(ダーウィン信者で献体希望の子が死間際で幽霊を信じるのは救いかなという気はする)および生死について考えさせてくれたという点のみ評価。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-05-26 10:07:18)
505.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
これだけ理解のある家庭なら、両親の支援も得られそうだし、自分で育てられそうですけどね。頭も悪くなさそうだし。画像技師にあれだけの啖呵切るなら親としてそういう選択するのもアリでしょう。普通に仕事をしている夫を支配し、飼いならし、趣味を制限し、結果夫婦関係を破綻させてしまうちょっと気難しそうな女よりはジュノの方が親としてマシだと思いますが。きっと子供も支配して自分の所有物のように思い通りの子供に育てようとして、結果親子関係も破綻するのではないのかと。それとも学習能力はあって改心するんでしょうか。その辺の「あの女大丈夫?」みたいな疑念もなくあっさりと渡してしまう所が不思議でした。そもそも「妊娠は女を母親にし、赤ちゃんは男を父親にする」なんて本で仕入れた知識を夫婦喧嘩の最中に「育てられね~、誰かもらって!」妊娠女子高生に言いますか?ちょっとズレてるんじゃ? 大人ぶって生意気なジュノですが、やはり子供っぽさもありとても魅力的でした。てっきり養父とデキてしまい、自分で育てる事になるのかと思ったのは自分だけ?少子化で大騒ぎの日本ですが、宗教的な違いがあるとしても毎年数十万の中絶天国である事を考えると、米国に学ぶ所は多々あるのかなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-24 14:11:52)
506.  マイ・ルーム 《ネタバレ》 
姉妹の確執ってのはいまひとつ想像できないのだが、自分を殺した優等生の姉と自由奔放で勝手に生きてきた妹。そして20年の断絶。姉は独身で親の介護で苦労し、妹は離婚&子供の教育で苦労している。姉の難病をキッカケに再交流するわけだが、結局姉は死を覚悟し、自分の人生に折り合いをつけようとする。描写が淡々としすぎていて観客が想像するしかないのだが、きっと姉は50程度で終わる自分の人生には納得も満足もしていないだろう。でもそう思い込まないとやってられない。落ち着いた態度は自分を押し殺してきた姉ならではのプライドだろう。所詮人生はどこかで諦めないといけないのだろうが、自分の死と引き換えに妹や甥たちと接点を回復できたのがせめてもの救いか。後味は悪くはないが、なんとも切ない作品。最近50ちょっとで白血病で死んだ人がいたが、こんなキレイじゃない。半狂乱とまではいかないが、それに近いものがあった。死に際で人間性が問われるんだろう。自分もいつか訪れる死をどのように受け止めるのかを考えさせられる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-24 09:44:28)
507.  ディック&ジェーン 復讐は最高!
人生のリスク管理上、「家を買うな、子供を持つな、共働きしろ」が3大原則のようですが、それら原則を無視しての当然の家計崩壊、そして復活劇。ティア・レオーニが美人過ぎてかつ根性もあるので、こんな奥さんだったらどんな困難も乗り切れそう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-23 10:12:46)
508.  悲しみよこんにちは 《ネタバレ》 
自由奔放な父娘の前に現れた常識的な大人の女性。そもそもなんでこんな父親に惚れたのかが疑問ではあるが、あれこれ介入されたら17歳の娘にとってはウザイ存在だろう。自分の企てが相手を傷つける事に目覚める所に唐突感はあるが、後先考えない小娘の誠実と解釈すべきなのだろうか。そして、その後に起こる悲劇。自殺か事故かは永遠に謎だが、これだけの大人の女性が失恋程度で自殺するとも思えない。精神不安定な状態での運転ミスによる事故だろう。が、娘は悲しみを一生背負っていく事になる。そして年齢と共にその悲しみも変化していくのだろう。懲りずに女をひっかえとっかえしてる父に愛想がつきないのが不思議だ。まだ子供であり、そのうち父が女の敵であるという事に気づくのだろうか。ちなみに原作は未読だが、18歳でここまで書けるのはスゴイと感じると同時に18歳でないと書けないのかなとも思う。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-23 08:55:43)
509.  クレアモントホテル 《ネタバレ》 
老いて死ぬ事の現実と余命の微かな夢と希望。自立やプライバシーを求めつつもやはり寂しさもある中での高齢者専用?のホテル住まい。切なさとユーモアがあり、とても上品でちょっとファンタジックでもあるが、リアルな現実もある。青年がデキスギ君だったのはちょっと気になるが、小説を書く原動力・作家的好奇心と考えれば納得の範囲か。が、所詮夢見る夢男のプータローでしかなく、他人から見れば優しい青年であっても、親としては出来損ないの息子なのであろう。それを擁護できるのは他人ならではだろうなとは思う。自分はこんなに優しく親切にはできないだろうが、これほどの気品ある老婦人なら友達になってみたいと思わせるものはある。シミだらけの手にキスするシーンは、ちょっと過剰演出かな?という気もしたが。若干自暴自棄的な台詞はあったものの、最後まで弱みを見せずに気丈に振舞ったのは矜持なのだろうが、もうちょっと青年に弱みを見せてもよかったのではないか。そういう甘えがないから、上質でストイックな作品に仕上がっているとも言えるけど。人が倒れてもケータイジリをしている優しさの欠片もない青年とは正反対な娘と和解して欲しいと思う反面、そこまでやるのは邦画的でちょっとヤリスギなのかなと。青年も母とは不和のままだし、他人の優しさの反面、親子の確執は解決せず厄介さを残したままというのもリアル感がある。ラストで青年が実娘に声もかけずニヤリと立ち去るシーンが印象的。私もいずれ『逢びき』を観てみたい。また、『メゾン・ド・ヒミコ』と比較してみるのも面白いかも。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-22 11:35:23)
510.  ブーリン家の姉妹
史実とは多少違うようですが、世界史は全く知らないので勉強になりました。同時期の日本の戦国時代とやってる事は変わらないですね。現代の価値観で過去の出来事にモノ申す事の是非はあるでしょうけど、気に入らなければ処刑するのはそういう時代と言ってしまえばそれまでですし、また形を変えても結婚による階層移動及び政略結婚は今でもあるので、普遍的なテーマではあるんでしょうけが。ヘンリー8世は暴君とされているようですが、英国での人気や扱いはどうなんでしょう?信長・秀吉・家康なんてのは現代の価値観から見ればどうしようもない暴君ですけど、日本では各々人気はありますし、今でも歴史と言えばこの3人の呪縛から離れられずに、番組制作されてますが。ナタリー・ポートマンの表情変化を見ているだけでも楽しめますが、歴史モノは海外より日本の方が好みかな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-21 12:27:32)
511.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 
クライマックスは不倫相手の奥さんが病室を訪ねてくるシーンでしょう。ここは最大の修羅場でもある。「どんなに憎くても許すしかないから!」いや~全然許してないでしょう。こんだけ怒りをぶちまけといて。死ぬ前に憎い相手に何か文句言っておきたかった。でも善人面はしておきたい。死ぬ人間を憎む事はできない。だから許すしかない。許す事で自分を守ろうとした・・・。これから苦難がまっている彼女の混乱と葛藤が伝わってきました。彼女を送り出してからのジョージ・クルーニーの大きなため息に「勘弁してよ~」というのが伝わってきます。ここでジョージ・クルーニーは妻との別れに踏ん切りがついたのか「さよなら」をする。そして、死間際の妻に「my pain」と語りかける。ここは結構シビアです。ラストのソファーのシーンはこの先もうまくいかないだろうという不安感が漂っていて中々印象的。 登場人物が皆勝手で、家族なんて簡単に崩壊していく様はノーテンキなハワイアンとのギャップ効果はあるのですが、逆にテーマが緩和されてしまったような気も。海に散骨するシーンは高倉健の『あなた』を思い出しましたが、妻との死別で夫婦関係を問い直すというテーマとして考えた場合、全体としては『あなた』の方が上かな。(こっちの方がムダが少ないけど)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-21 10:09:23)
512.  ブローン・アウェイ/復讐の序曲
オスカー直後にこの役を選択したトミー・リー・ジョーンズは新境地を開拓したかったのでしょうけど、吹き替えで見たせいかタダのイカレタ軽いオッサンにしか見えなくて、サスペンスとしての緊張感があまりなかった。U2の歌もマッチしていたし、ラストは爆発とオーケストラ演奏で盛り上げるというちょっと『知りすぎた男』を彷彿とさせる演出で、音楽的効果による盛り上がりはあったのですが、船の爆破も玩具的でふざけているし、演奏会場で派手に爆発させる(それを処理する)という展開なのかと思ったら、何故か爆弾処理はブレーキ踏んだら爆発するという『スピード』というか『新幹線大爆破』のパクリになってしまって話としては小さくなってしまったような。それにしても素性不明の人間が偽名で警察勤務できてしまうというのもちょっとどうなのかと。
[地上波(吹替)] 5点(2015-05-20 12:43:07)
513.  ラスベガスをぶっつぶせ 《ネタバレ》 
これはギャンブル映画ではなく青春映画でしょう。ギャンブルで一番大切なのは頭脳ではなく理性であり、そして人はカネを手にするとどうなるのか?頭は良くても、精神的に未熟な学生たちがその事にどう向きあったのか?という事がテーマであり、頭脳戦の中身やらテクニックを伝えたいわけではないので、カウントやらブラックジャックのルールなどは重要ではなく、理解できなくとも問題はないでしょう。ラストは綺麗にまとめてしまい、事実とはかなり違うのでしょうけど、娯楽作品としてよくできています。但し、もうちょっと現実の厳しさがあってもよかったように思いますし(モデルとなったアジア人はディーラーとして出演しており、現在はギャンブル予想をする会社経営らしいです。やはりギャンブルで生活することはいろいろと難しいのでしょう。)、逆にカウントで暴行受けるのは極端かなという気はします。が、内容的には夢・希望・友情・師弟・恋愛・欲望・傲慢・嫉妬・裏切り・挫折・破滅・復讐等々青春の要素がテンコ盛で、主人公も成長過程をうまく演じ分けていたと思います。ラストのストーンズ『無情の世界』の「You Can't Always Get what You Want」もとても作品にマッチしてました。(同じ学費を稼ぐために学生がギャンブルする『ラウンダー』と比較して見ると面白いです)
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-19 11:50:38)
514.  ディファイアンス 《ネタバレ》 
さしずめインテリが肉体労働しながら「戦う力は必要だ。だが、他にも考える事が・・・”共同体”」と主人公を諭すあたりから話が面白くなってくる。インテリと武闘派の板ばさみ。その他強者と弱者の扱い等々、共同体を維持していくためにリーダーとして只管苦悩し続ける。で、戦争映画の体裁を取った、政治というか共同体の話に転換していく。様々な苦渋の決断を下しながらも追い詰められていく主人公。次男の方もソ連軍に加担するものの、人はイデオロギーではなく感情で動く事を思い知らされる。そして終盤ギブアップ寸前になった主人公はもはや混乱状態で決断ができなくなる程の機能不全に陥る。この辺は映画にありがちな強力なリーダーや英雄ではない人間らしさがあってよいです。が、エンディングに向けて成長した3男の励ましやら、仲違いした次男の助けによって困難を切り抜けて終了。「奇跡は起きない、起こすんだ!」とやっておきながら、結局奇跡的に助かってしまうのかよ!とツッコミを入れたくなります。制作上仕方ないのかもしれませんが、この辺はかなりご都合主義で、「やっぱ兄弟愛!」みたいになってしまって、これまでの緊張感を台無しにするくらいラストで脱力してしまうのですが、よく解釈すれば不完全ながらも弟たちから信頼され、愛され続けた兄だからこそ、救世主たりえたわけであり、これはこれでよいのではないのかとも思えてきます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-18 12:25:01)
515.  ソウル・サーファー 《ネタバレ》 
ラストで主人公の台詞にもあるが、どっかの障害者のインタビュー記事で「障害のない体に戻りたいとは思わない」「生まれ変わっても障害者として生まれたい」というような言葉を目にし、ちょっと驚いた覚えがある。冒頭で、エレミヤ書 29章11節「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」が紹介されるので、キリスト教の教えがテーマであり、それに主人公が救われていく話だろうなというのが想像できて展開に期待した。が、私はキリスト教への理解が十分なわけではないので、主人公の強さの根底にあるものは十分には理解できなかった。というより、そのような描写・説明は殆どなく、サーフィンシーンばかりで、そこに片腕を見せ付けて映像の力で強引に「障害克服してがんばりました」という作品になってしまい、肝心のキリスト教のメッセージが殆ど伝わっていないのではないか?神と主人公の関係も全くよくわからなかったし。結果的にはメサイヤコンプレックスを原動力として再生したようにも思えるし、それを召命とするのであれば、特に否定するものではないが、当時中学生ぐらいであった少女の心に何が起きたのか?をもっと深く知りたいと思った。「家族の支えがあったから」という単純な話でもないだろう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-05-18 09:46:21)
516.  幸せのちから 《ネタバレ》 
数字に強いという事でトレーダーとして成功するのかと思ったら、営業なんですね。医療機器が売れない人に金融商品が売れるとは思えないのですが、ホンキ出したら医療機器も売れたようだし、要するにそれまでいかにいい加減に生きてきたかという事でしょう。結果、子供が迷惑していた。チマチマと値段が決まっている形あるもの売るよりも、金融商品売るほうが儲かるわけで、ただそれだけの話。それすら説明はなく、ひたすら苦労話が続くし、それって自業自得だろ?と。貧困には個人の怠惰と社会の責任の両面があるのですが、本作品は前者の要素が強いので、どうも共感できませんね。でも親の怠惰で子供が苦労する社会というのはなんとかしないとイケナイのだろうとは思います。そもそも結婚する・子供を持つ資格もない人が勢いや偶然でそうなってしまう事をなんとかしないといけないのでしょうけど。
[地上波(字幕)] 4点(2015-05-17 10:59:29)
517.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
奥さんに先立たれたら(実際には闘病中だったらしいが)、スカーレット・ヨハンソンが現れる。ってのが「幸せへのキセキ」であり、そりゃあ冒険しちゃうよなあ。と観客(自分だけ?)に思わせてしまうキャスティングはどうなんだろうか?実話通りに闘病中では美人飼育員との恋愛が描けなくなるし、映画化では殺すしかなかったんだろうけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-16 10:28:53)
518.  ブロウ
ダメな人間を反面教師とするのはよいのだが、犯罪者の自伝を親子愛で中途半端に美化しちゃうとこうなってしまうよなあ。ジョニーデップの中年太りもちょっと無理があったし。 最近出所し、続編としての書籍も刊行されたようですが、犯罪を繰り返して人生の半分ぐらいを刑務所暮らしする事について、何か書かれているのでしょうか?老年になってからの人生観の方が気になりますが。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2015-05-08 15:51:13)
519.  マージン・コール 《ネタバレ》 
紙屑を客に売れと命令する上司、仕方なくそれに従う部下。それだけの話で3流のサラリーマン映画。部下には多少の葛藤はあるようだが、元々そういう世界だし、他人のカネでギャンブルしてるくせに何を今更という印象。全然サスペンスになってない。登場人物が何も追い込まれてない。客に恨まれて、とんでもない目に会うのかと思ったら、騙して売りつけて、これで終わり???修羅場はこっからでしょうよ。
[地上波(吹替)] 3点(2015-05-07 13:20:49)(良:1票)
520.  ケインとアベル/権力と復讐にかけた男の情熱<TVM>
人生は短い。権力闘争と復讐に明け暮れてるヒマはない(というか、時間の無駄でしかない)という事にあらためて気づかされる。地位や名誉や権力とは無縁の人生で、他人がどうだろうと一切無視して、自由に生きてきたいものだなと。当時40前後の2人が二十前後を演じるのはちょっと無理があったかな。
[地上波(吹替)] 7点(2015-04-27 11:50:39)(良:1票)
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