61. ユー・ガット・メール
安心して観られるラブコメ。疲れた心を癒したいとき、ちょっとウルッとしたい時にはにはグーな作品です。 [映画館(吹替)] 7点(2007-02-07 21:53:50) |
62. ブリジット・ジョーンズの日記
原作がベストセラー小説なので、配役を決めたとたんに作品の正否が決まった作品なのでしょうね。助演男優二人は好対照でとってもいいし、主演女優のレニー・ゼルウィガーは、表情豊かで見事にブリッジを演じてます。あの優しめの声と、万華鏡のように変化する表情のミスマッチが見ていて楽しい。ただ、イギリス風なのか、抑え気味のコメディなので笑いも苦笑い。その分、最後のウルウルも少なかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-21 12:14:00) |
63. 恋人たちの予感
元々ラブコメ好きだし、テンポのいい会話が楽しめました。欠点のない良作品でした。 [DVD(吹替)] 7点(2007-01-21 12:11:17) |
64. 恋人よ帰れ!わが胸に
ジャック・レモンとウォルター・マッソーの役どころがピタッと決まったコメディーで、仕掛けは地味なんですが楽しめました。それと、ブーン・ブーン・ジャクソン役の黒人俳優がすごく人が良さそうで可愛かったですし、ジャック・レモンとの絡みもよかったですよ。難点は邦題。原題のThe Fortune Cookieは「おみくじ入りクッキー」。どう考えればこの邦題になるのか不思議です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 22:36:08) |
65. スライディング・ドア
予備知識無しに見たのですが、面白かったです。この運命の分岐作品の長所は、1)2つの世界の弁別が容易なこと、2)2つの世界の切り替えが自然なこと、3)2つの異なった運命が背中合わせで、しかも寄り添うように進行すること、4)最後に2つの世界をどのように一致させるかとそこへの期待感を見る者に抱かせること、です。作品中のエピソードは単純ですがそれだけにわかりやすく、楽しめる作品に仕上がっています。脚本家が、紙に一本の線を引いて、それをある点で2本の線に分岐させ平行線を描き、その2本の線を再度一本にまとめる。その線の上にエピソードをレイアウトしていったかの様にわかりやすい本作品は、教科書にのせてもいいような佳作でした。パルトローの自信のなさそうな、おどおどした演技もなかなか珍しくて良かったですよ。 [DVD(吹替)] 7点(2006-12-28 21:39:33)(良:1票) |
66. ネットワーク
現在でも、視聴率稼ぎのためのトラブルは大変な問題です。また、放送会社のM&Aにしても、日本でもついこの間も起こりそうになりましたよね。ピーター・フィンチのようなテレビ出演者って、男女を問わず日本にも複数いて視聴率稼いでますよね。このように、30年の年月を越えて未だ古めかしくならないテーマを映画化したシドニー・ルメット監督は素晴らしいなあ、と思いました。 [地上波(字幕)] 7点(2006-12-28 21:36:44) |
67. ターミナル
トム・ハンクス、ちょっと苦手。空港内で右往左往なんて退屈よねえ、と思って見ていながら、なぜか退屈していない自分が不思議。これって、空港が舞台の「グランドホテル形式」?そういえば、「大空港」って昔の映画も空港が舞台のグランドホテル形式よねえ。でも、あの映画は結構盛り上がりがあったけど、この映画は平坦で抑揚がないなあ。空港のセット(ロケ?)だけで、あんまりお金かかってないんじゃない、などと思いながらも、なぜか退屈せずに最後まで楽しめて、結構、後味の良い、気持ちの良い映画でした。 [DVD(吹替)] 7点(2006-09-10 20:29:43) |
68. キルトに綴る愛
《ネタバレ》 穏やかな音楽とやさしい映像のとっても良い雰囲気の映画です。この作品のテーマはマリアンナが出会った男性の詩「若者は完全な愛を求めるが、年を経た物は端切れを縫い合わせるすべを知り、色の重なり合いの中に美を見いだす」かなあと思います。おばあさま方の恋の話も、恋愛の真実を描いているみたい。恋は一瞬燃え上がり、そのあとは長い停滞と忍従の日々が待っている。こんなおばあさま方の話を聞いても、フィンはサムと結婚しちゃうの?なんか女(人)って飽きもせず同じ事を繰り返そうとするのね、なんて思ってしまいました。 [DVD(吹替)] 7点(2006-09-10 20:27:34) |
69. 月の輝く夜に
主演ふたりの野性的な恋もいいけど、シニカルでアイロニックなお母さんと気弱な大学教授の関係の方をもっと見てみたかったなあ。ちなみに、なんでシェールは、お兄さんのプロポーズの時にはひざまずかせたのに、ケージのプロポーズの時にはひざまずかせなかったんだろう。変なところに目がいっちゃいました。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-10 20:25:39) |
70. 大いなる遺産(1998)
《ネタバレ》 オリジナルの方の作品は観たことがありませんし、予備知識なしに観ました。フィンとラスティング(デ・ニーロ)を結ぶ一直線の糸と、フィン、ディンズムア夫人、エステラの関係でストーリーが構成されているけど、両者の間に全く絡みがないのが少しもの足りません。誰がフィンを援助しているのかという謎解きの答えも、ディンズムア夫人かラスティングなんだけど、デ・ニーロが最初に出たっきりですからねえ。すぐに予想はつきますよね。フィンの気持ちは良く描かれているけど、エステラの方の気持ちは不可解。「僕たちは、お互いを分かり合っていた。最初に出会ったときから」という最後のナレーションにもあまり説得力がなかったです。ディンズムア夫人を演じてる女優さんは、すっごくいい演技しますね。個展が終わって「エステラが結婚したと告げたとき、フィンがディンズムア夫人の手を自分の胸において・・」この前後のシーンはこの作品で最高のシーンだと思います。すごい女優さんだなって思ってたら、後でアン・バンクロフトだとわかって納得。あまりのシワシワメイクのためにわからなかった。今は亡きアン・バンクロフトに+1点です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-17 21:05:29) |
71. 彼女を見ればわかること
これって、5話が完全に独立しているわけではないのですね。同じ街でそれぞれの人が微妙に交錯して話ができている。退屈しないで最後まで観られました。こういうのは、自分に年齢とか境遇が近いエピソードに心ひかれるものですね。それにしても、わずかにためらいは表現されていたにしても、アメリカではあんなにドライに中絶しちゃうんだと唖然としたけど、最後に相手の男性を閉め出すシーンでホッとしたなあ。あと、銀行の副支店長(?)、彼は3回登場しますよね。見るからに「ああいう人」っていますよね。本当に「ああいう人」にふさわしい男優さんで、思わずにんまりしてしまいました。 [DVD(吹替)] 7点(2006-06-17 21:04:29)(良:1票) |
72. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 めぐり逢いをモチーフにしたラブコメ作品。主演男優と主演女優が、途中一回かするけれど、ストーリーの最後の最後まで出会わない。こういう展開というか手法もありなんだなあって素直に感心しました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-14 22:37:25) |
73. 毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~
写真家ダイアン・アーバスのオマージュとして作られ、彼女の心の軌跡を象徴的に描いたフィクションという解説で始まる作品です。アーバスについてなにも知らずに見終えて、後でアーバスのことについて調べました。できれば、みなさん"DIANE ARBUS PHOTOGRAPH"でググれば彼女の写真が見られるので、それを見てから映画を鑑賞された方がよくわかる思います。作品は彼女の心の有り様を表現しているのですが、ニコール・キッドマンの演技は素晴らしく、肉体的、精神的なマイノリティに惹かれていったアーバスの心の動きを巧みに演じています。ほとんどキッドマンの一人舞台といった感じの作品です。原題は毛皮(Fur)で、作品を見れば何のことかすぐにわかります。邦題は毛皮のエロス。この邦題の是非については賛否別れるところでしょうね。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-16 13:19:07) |
74. 21グラム
結構見応えのある作品なんですが、時間が頻繁に前後するんです。一方向への逆行でもなく、回想でもなく、不定期に現在と過去(過去と未来?)が交錯するので1時間過ぎまでかなり混乱してしまいます。重いテーマで、作風も良いだけに、この時間の交錯は、作品をわかりにくくするだけで不必要ではなかったかと感じました。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-10 09:47:48) |
75. バーバレラ
完璧B級作品なんですけど、マズウマっていうか、結構いけてます。時代が古いのでセットとかはちゃちですけど、ジェーン・フォンダがとっても綺麗ですねえ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-10 09:38:42) |
76. メッセージ・イン・ア・ボトル
《ネタバレ》 前半と後半で全然雰囲気の異なる作品です。映画にはいろんなシーンがあると思いますが、どんな作風のものでもそのもつ雰囲気はある程度一貫していると思います。この作品は前半と後半があまりにも違いすぎて違和感が有りすぎます。私は前半の方が好きです。冗長なんですが退屈はしない、フランス映画みたいな雰囲気があります。海辺の風景や、海、ヨット・・・わたしはDVDで観ましたけど劇場の大画面だったらもっと楽しかったかもしれません。亡くなったギャレットの奥さんのキャサリンを、彼女の描いた絵画で表現して、思い出描写がないのはよい演出だと思います。後半ギャレットがシカゴにやってきたあたりから、せわしないテンポになってしまって残念です。最後はもっと別な、それこそフランス映画みたいに曖昧な感じで終わった方が良かったかなと思います。前半のゆったりしたセイリングの雰囲気を最後まで通して欲しかったです。明るい感じで始まった作品の最後があれではどうもしっくりきませんでした。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-18 16:34:13) |
77. ワーキング・ガール
やっぱり古いという感じは否めませんが(主としてヘヤーメイキングかなあ)、ストーリーは前向きで勇気がでますよ。当時は日本も活気があったのね。日本企業に買収されるっていう会話が随所に出てきますものね。それと、上司とはいえ部下(他人)のアイデアを盗むのは悪だと考えられているアメリカってすごいなあと思います。勧善懲悪作品ですね。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-18 16:33:19) |
78. 推定無罪
《ネタバレ》 弁護士と検事補、本来反対の立場の人間が組んで法廷で争うという構成は面白いし、ラストのどんでん返しもちょっとビックリでいいですね。難点は前半のキャロリンとの回想部分が長すぎること。キャロリンが映像で登場する必要はなかったと思います。他の出演者にキャロリンがどういう女性か語らせている、それだけでキャサリン像を描き出させることができていると思います。キャロリンを演じている女優さんは美人なので、サービスカットを入れたかったとのでしょうか。その分、作品がふやけて締まりが無くなっています。起訴棄却になったあと、ラスティが自宅から凶器を発見するのですが、そのあと妻のバーバラにすべてを独白させるのも、まるで2時間ドラマのようで作品に深みがなくなっていると思います。同じ展開でも100分ぐらいに凝集させてもう少し注意深く演出すればサ良い作品になったと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2007-11-04 12:45:01) |
79. ラブソングができるまで
ヒュー様目当てで見た私には十分ですが、作品的には「あなたにも書ける恋愛小説」の焼き直し版みたいで、しかも曲を作らないといけない差し迫った必然性も感じないし、恋に至る過程もそれほどでもないので、まあ駄作かもしれません。でもヒュー様は相変わらず、情けなく格好いい。作品で作曲した音楽は、とてもよくって別途CDシングルを買いたいぐらいです。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-08 20:44:43) |
80. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 倦怠期の夫婦が愛を取り戻すためにやっちゃった壮絶な破壊ごっこ。 [ビデオ(吹替)] 6点(2007-10-07 18:05:23) |