Menu
 > レビュワー
 > かたゆき さんの口コミ一覧。51ページ目
かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1001.  僕らのミライへ逆回転 《ネタバレ》 
僕のこよなく愛する『エターナル・サンシャイン』の監督作ということで、ずっと借りたいと思っていたのだけど、毎回ビデオ屋さんに着く度に「あれ、あれってどんなタイトルだっけ?ま、いっか。今度借りよー」というのを繰り返してずっと延び延びになっていた今作、今度こそ忘れないようにとタイトルを書いたメモを手にようやく借りることが出来ました。誰がつけたか知らないけど、この邦題、それっくらいセンスが無いと思うんですけど!(僕の記憶力が悪いだけかもですけどね笑)で、肝心の内容ですが、確かに全編に横溢する映画愛は良いとは思うのだけど、うーん、ちょっと主役のお馬鹿コンビにあんまり魅力を感じなかったかなー。それにストーリーの重要な鍵となるあのジャズシンガーのこともいまいちピンとこなかったし。まあ面白いとは思うんですけど、わざわざビデオ屋さんでメモを手に「あれを借りるぞー!」と意気込んでまで観るほどの作品ではありませんでした。残念っす!エターナル・サンシャインはやっぱり奇跡の一品だったのかなー。
[DVD(字幕)] 5点(2013-12-19 13:44:16)
1002.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
夜な夜な何かに引き寄せられるかのようにベッドから抜け出す少女シャロン。「サイレントヒル…」そう呟く娘の謎の言葉を手がかりに、母ローズは過去に起きた炭鉱事故によって廃墟と化した街へと辿り着く。だが、そこは人智を越えた存在が支配する恐ろしい街だった。すぐに姿を消してしまったシャロンを捜して、ローズは男勝りの婦人警官と共に灰燼渦巻くサイレントヒルのそんな怪しい世界へと踏み込んでゆく――。すみません、元ネタとなったゲームのことはほとんど知りません。確かにゲームを原作にしただけあって、このダークでおどろおどろしい世界観はなかなか秀逸でした。プレイヤーとしてこんなゾクゾクするような気持ち悪~い世界へと入っていったら楽しいだろーなー。ただ、映画としてみたらどうなんですかね。後半になるにしたがって、見事なまでに破綻する設定の数々にはさすがに苦笑しちゃいました。謎の宗教集団もいったい何がしたいのか意味不明だし。そして「で、結局、どういうこっちゃねん!」という観客の疑問に一切応えないまま、かなり投げやりなラストを迎えてしまいました。うーん、なんという薄っぺらいストーリー(笑)。それでも、常に白い灰が雪のように舞う幻想的で美しい街サイレントヒルに、突然重厚なサイレンが鳴り響いたかと思うと瞬く間に悪夢のような世界へと変貌を遂げ、そうして現れた淫靡でグロテスクな怪物たちが容赦なく襲ってくるという、「ひえぇぇ~」な映像はなかなか見応えがありました。こりゃ、こえーよ!!
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-19 08:53:05)(良:1票)
1003.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 
18世紀、悪臭渦巻くパリの下町のゴミ溜めで生を受けたジャン・バティスト。しかし彼は類稀なる天才的な嗅覚の持ち主だった。成長して革なめし職人となった彼は、街で偶然出会った一人の女性の匂いに衝撃を受け、衝動的に彼女を殺してしまう。なんとか逃げ延びたジャンは、死んだ彼女の匂いを甦らせるかのような情熱でもって香水職人となり孤高の道を歩み始めるのだが、しかし彼は誰にも言えない歪んだ欲望を胸に秘めていたのだった。こってり濃厚な映像で描かれた、ペドロ・アルモドバル作品を髣髴とせるそんな変態的ストーリーに否が応にも期待が高まっちゃいました。捻れた欲望がどんどんとエスカレートし、犠牲となる美しい処女たちをまるで物を愛でるかのように愛する主人公のいかにも変態っぽい気持ち悪~い顔つきに「これは凄い映画になるかも!?」とドキドキしながら観ていたのだけど、最後の30分で拍子抜け。主人公はいったい何がしたかったの?幾多の女性を犠牲にし、自らも絞首刑にまで追い込まれながら創り出した香水の匂いを嗅ぐと、何故か人々が彼に平伏ししかも無茶苦茶エッチしたくなっちゃったので皆でヤリまくったのでしたって薄っぺら過ぎるって!普通にあのフェチ路線をどこまでも突き詰めてくれたら良かったのになー。こういう映画を観ると、いかにアルモドバルが芸術的なまでの変態映画作家なのかが実によく分かる。残念ながら、今作は変態のふりをした凡人が無理に変態を装って撮った、奇をてらっただけの凡作でありました。途中までは、そこそこ良かったけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-17 18:21:47)
1004.  L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 
1949年、人々の欲望渦巻く大都会LA。暗黒街では、残虐な元ボクサー・コーガンが圧倒的な力でギャングたちを支配していた。警察、判事、保安官らが次々と買収されていくなか、業を煮やした警察署長がある一人の警官に極秘任務を命じる。毒をもって毒を制す!決して悪を許さない熱い男オマラの元に集まった仲間たちは、コーガンの組織をぶっ潰すために孤高の戦いを開始したのだった。絶対に買収されない、まさに〝アンタッチャブル〟な男たちの姿を描いたこてこてのノワール作品。――って、だからこれってもう「アンタッチャブル」じゃん(笑)。さすがにオリジナリティなさ過ぎだって、これ。それにあまりにも行き当たりばったりな作戦の数々が何故か次々成功するのを、ただ運が良いだけで済ませちゃうのもなんだかなー。でもまあ、さくさく進む分かりやすいストーリー展開に男汁120%のダンディな役者陣が織り成すこってり濃厚な映像世界とかはけっこう楽しめました。ということで、不満は多々あれど、ぼちぼち面白かったかな。風呂上りに、ビールと枝豆片手に肩肘張らずに観るには最適な映画だと思いまーす。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-14 09:06:18)(良:2票)
1005.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 
久し振りにこんなに深い映画と出合ってしまいました。アン・リー監督の、自然の猛威と繊細さを抒情的でエキゾチックな映像美で描き出した、一人の少年と一匹のトラとのシンプルなエンタメ冒険物語だと思いきや、最後の最後でやられました。この映画、凄い作品です。一度目の鑑賞での「果たして動物にも人と同じ心がやどるのだろうか」というテーマが、二度目の鑑賞では「人は何処までケダモノになりえるのだろうか」という全く正反対のテーマへと見事なまでに昇華させた、アン・リー監督のこの手腕にはもう諸手を挙げて賞賛せざるをえません。《以下、激しくネタバレ》沈没する船から母親と共に命からがら逃げ出したパイ。ところが凶悪なコックによって目の前で母親を殺されてしまうと、激高して彼を殺害。ボートにたった独り残されたパイは、コックの死体を喰らい、ひたすら自然の猛威と孤独にさらされ、次第に狂気へと捉われケダモノ一歩寸前へと追い込まれてしまう。そんな彼の最後に残った人間としての理性の砦が作り出した別人格である〝パイ〟。自分の獣性に怯えながらもなんとかそれを飼いならそうともがくなか、ようやくトラを殺すチャンスが巡ってきたというのにそれでも殺せなかった〝パイ〟の姿に、人間心理の深淵を垣間見たような気がします。そして〝パイ〟が嵐の中に見つけた美しい神の幻影をトラに見せようとするが、トラは怯えて逃げ惑うばかり。「神よ!どうしてあなたはこんなにトラを怯えさせようとするんですか!」後で思い返してみると、この言葉は狂気の淵に瀕した、人間の極限の理性が発した魂の叫びだったと分かって、めちゃくちゃ鳥肌が立ってしまいました。どうして人の理性が神を必要とするのか(居るか居ないか、ではありません)、そんな全ての宗教の源泉と呼ぶべきものがここにはある。一人の少年の理性と本能がせめぎ合う観念的な世界を圧倒的な映像美で描き出した、アン・リー監督の今のところ最高傑作だと思います。肉食樹の島のメタファーは、まだ僕の力量では推し量ることが出来ません。これから何度も繰り返し観て、いつか解き明かしてみたいと思わせる、素晴らしい作品でありました。
[DVD(字幕)] 10点(2013-12-13 18:03:21)(良:6票)
1006.  ヘンゼル&グレーテル 《ネタバレ》 
ヘンゼルとグレーテルが成長して魔女ハンターになったのだった!いったいこれはいつの時代やねん!という自動小銃やら手榴弾やら果てはガドリング銃まで駆使して魔女と戦うそんな兄妹の活躍を大胆なアプローチで描いたダーク・ファンタジー・グロテスク・アクション作品。白雪姫、不思議の国のアリス、ジャックと豆の木、オズの魔法使い、と最近こんなスタイルの映画が流行ってるなー。そんな中でも今作はかなりのぶっ飛び具合。というかこれ、もうヘンゼルとグレーテルのお話関係ないやん(笑)。でもまあ、このノリノリの馬鹿馬鹿しさは嫌いじゃないけど(ヘンゼル、あのお菓子の家を喰い過ぎて糖尿病になっちゃったって、おい!笑)。突っ込みどころは山のように満載ですけど、うん、良かったんじゃないでしょうか。中2病満開の村のオタク青年とかもけっこう好きだし。画面いっぱいに惜しげもなく披露された、白い魔女の方のお尻はちょっぴり大きすぎて、僕の好みではありませんでしたけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-11 23:06:10)
1007.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
昔からピクサーって「そこに目をつけるかー」っていう独特の発想から始まり、それをスタッフ同士で徹底的に議論を重ねて脚本に仕上げ、そして日夜進化する映像技術を駆使して誰も見たことがないような素晴らしい世界観を有したアニメーションへと仕上げてしまうところが凄いんだよなー。ただ、たまにその設定が許容できない作品があったりするけど(たとえば「バグズライフ」→蝶とカマキリが仲間ってどういうこと?エサじゃん!とか、あるいは「カーズ」→この車たちを造ったのは誰なん?彼らは進化した有機体なの?とか)、でもこのゲームセンターのゲームのキャラクターたちが閉店後に相互の世界を行き来しているという設定はちゃんと許容できました。ごりごりの近未来シューティングにかくかく二次元キャラが忍び込んだりとか、見てて普通に面白いし。ただ、僕が生来の酒飲みで甘いものが大の苦手なせいで、あの物語の主要舞台となる「シュガーラッシュ」の見れば見るほど胸焼けしそうなお砂糖120%の濃厚スウィーツワールドには若干辟易。観終わったあと、無性にイカの塩辛が食べたくなりました(笑)。あと、魅力的なキャラがいまいち少なかったかなー。普通に面白いとは思うんですけど、ピクサーの過去の傑作群に比べたら、少々見劣りする感が否めなかったです。僕がとっくの昔にゲームを卒業してしまって、あんまりこの世界に思い入れがないこともあるんだろうけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-11 18:37:17)(良:1票)
1008.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
白昼の街並みで起こった残虐な銃乱射事件。何の罪もない5人の人々が理不尽にも殺された。容疑者としてすぐに元海兵隊員であるジョーという男が逮捕される。「ジャック・リーチャーを呼べ」終身刑か死刑しか考えられないなか、ジョーはそう刑事に言い放った。そうして現れたリーチャーと名乗る男。その正体は、あらゆる常識や社会のしがらみ、そして法律にさえ縛られないまさに〝アウトロー〟な男だった。謎が謎を呼ぶストーリー展開、明晰な頭脳と優秀な身体的機能を併せ持ちながら常にミステリアスな雰囲気を漂わせる主人公リーチャー、緊迫感のあるアクションシーンの数々、そして正義感の強いヒロインの女性弁護士との「やめろ、おれに惚れたら怪我するぜ」って感じのストイックな恋愛描写…、まさに王道をゆくハードボイルドアクション作品。あまりにも王道過ぎて、いまいち心に残らない感じがしなくもないけど最後まで素直に楽しんで観れました。ロバート・デュヴァルのいかにも世話好きな好々爺っぷりもナイス!でも、もうちょっと遊びの部分があっても良かったかなー。面白かったですけど、ちょっぴり物足りなかったのも事実です。悪役のほうも、リーチャーに負けないくらいもっとぶっ壊れたキャラクターでも良かったと思う。あと、これっておれだけかもですけど、ヒロインの女性弁護士の方、素の表情が驚き顔なので、真相が分かったときと通常のときとの差がほとんどなかったのが、最後まで若干気になりました。まあ、ほんとにどうでもいいことなんですけどね(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-09 23:15:07)
1009.  インモータルズ/神々の戦い 《ネタバレ》 
まだ神々の影響力が色濃く残る古代ギリシャ。かつて光の神に敗れ封印された闇の神々〝タイタン族〟を復活させ世界を支配しようと、ハイペリオンという邪悪な王が勢力を拡大していた。小さな村で平凡な農夫として暮らしていた青年テセウスのもとにも暗い影が忍び寄る。ハイペリオンに捕まり、最愛の母を目の前で殺されてしまったテセウスは彼の奴隷として連行されることに。だが、美しい巫女や光の神々の導きにより、なんとか脱出することに成功したテセウスは復讐を果たすため、そして世界を救うため、決死の覚悟でハイペリオンのあとを追うのだった。ザック・スナイダーの「300」の世界をターセム・シン監督の独特のセンスで全編リライトしたかのようなヒロイック・ファンタジー。恐らく、この作品の評価の分かれ目となるのは、この古代ギリシャでありながら何処かインドっぽいエキゾチックでオリエンタルな雰囲気を許容できるかどうかだろう。グロテスクな残虐描写もふんだんに織り込みながら、それでも細部にまで拘り抜いた絵画のように美しい唯一無二の世界観は確かに凄いとは思うのだけど、残念ながら僕の好みとは微妙に合いませんでした。まあ、面白いとは思うんですけどね。個人的には、何処までも真面目に真剣に製作されていながら何故か乾いたユーモアを感じさせる「300」のほが好み。でも、ミッキー・ロークのもはや貫禄の悪役っぷりはなかなか良かったっす。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-07 18:45:44)
1010.  ラム・ダイアリー 《ネタバレ》 
真夏のプエルトリコ。潰れかけの三流新聞社で働くためにニューヨークからやって来た、酒好きで女にだらしない男ケンプ。しかしそこはさらに彼の上をいくようなロクでもない記者たちの溜まり場だった。戸惑いながらも新人記者として仕事をしていくうちに、美しい一人の人妻へと出会ったことから、ケンプは島のリゾート開発利権を巡るきな臭いやり取りへと巻き込まれてゆく。テリー・ギリアム監督の往年の怪作「ラスベガスをやっつけろ」を髣髴とさせる、どうしようもない駄目人間たちが巻き起こす馬鹿馬鹿しい騒動に、第三世界での先進国の搾取構造を軽く絡めた社会派コメディ。ジョニー・デップ、たぶんあのラスベガスみたいなぶっ飛んだ世界を(少々、控え目にしつつも)もう一回やりたかったんだろうなー。前半の行き当たりばったりな同僚記者との馬鹿馬鹿しいやり取りは確かに面白かったのだけど、後半から「?」な展開が続き、残念ながら失速しちゃった感は否めなかったです。あの目薬ドラックのエピソードも、恐らくラスベガスっぽい感じにしたかったのだろうけど、完全にストーリーの中で浮いちゃってるし。そして、事態は何にも解決してないのに主人公がとっととアメリカへと帰っちゃうという、「なんじゃそりゃー!」なラスト。前半がそこそこ面白かっただけに、なんとも残念な映画でありました。相変わらず、寝癖ぐちゃぐちゃでもちゃんと様になるジョニー・デップは良かったけどねー。
[DVD(字幕)] 5点(2013-12-05 18:16:36)
1011.  テッド 《ネタバレ》 
映画館でも大ヒットし、何処のビデオ屋さんに行っても猛プッシュ、世間の評判もすこぶる良かったので期待して鑑賞してみました。確かに、可愛いクマのぬいぐるみがおっさんになってしまって、ハッパきめるわ、下ネタ言いまくるわ、仕事中に女とHするわ、デリヘル呼んで部屋にう〇こさすわ、というめちゃくちゃな発想は良いと思うのだけど、面白いですか、これ?下品なネタもけっこう嫌いじゃないし、馬鹿馬鹿しいのも大好きだけど、残念ながら僕には合わないタイプの下品&馬鹿馬鹿しさだったため、最後まで一秒たりとも笑えませんでした。それに僕が日本人のせいか、フラッシュ・ゴードンのくだりもいまいちピンとこず。壁壊された隣のアジア系のおっさんも可哀相なだけで笑えないし。変態っぽいストーカー親子もいったい何がしたかったのかよく分からんし。うーん、期待してた分だけ、僕にはかなり残念な作品でありました。
[DVD(字幕)] 3点(2013-12-01 13:00:35)
1012.  ジャックと天空の巨人 《ネタバレ》 
生活費を得るために、街へと馬を売りに来た平凡な青年ジャック。そこで謎の修道士と出合った彼は、ひょんなことからその馬と魔法の豆を物々交換することに。その夜、あやまって床下に落とした魔法の豆から伸びた蔦が瞬く間に天空高く育ったことから、ジャックは偶然知り合った王国の姫や騎士らと共に天空の巨人伝説を巡る冒険の旅へと巻き込まれてしまう。誰もが知る名作童話を、大胆なアレンジと最新のCG技術を駆使して映画化という、最近流行りのファンタジー作品。恐らくこんな映画なんだろうなーという、こちらの期待を一切上回らないがまあまあ面白いという、典型的な可もなく不可もなくな映画でありました。欲を言えば、もうちょっと主人公の青年役の俳優に華があれば良かったかなー。それに巨人たちの造形もただ小汚いだけで僕にはあんまり魅力を感じませんでした。クライマックスも、ロードオブザリングで散々やり尽くしてきたような映像がひたすら続いて少々単調。あれれ、書いてるうちに不可がいっぱい出てきた(笑)。でもまあ、適度な暇潰しとしてはぼちぼち楽しめると思います。ユアン・マクレガーの飄々とした演技も良かったです。
[DVD(字幕)] 5点(2013-12-01 08:18:23)(良:1票)
1013.  オズ/はじまりの戦い 《ネタバレ》 
女好きでお調子者の奇術師オズ。ひょんなことから竜巻に巻き込まれ、天空高くへと吹き飛ばされてしまった彼は、自分と同じ名前の不思議の世界へと迷い込んでしまう。しかし、そこは悪い魔女の脅威に怯えながら暮らす人々の王国だった。美しい女性に世界を救う魔法使いへと間違われてしまったオズは、生来の女好きのせいでそんな魔女を倒すため旅に出ることになるのだったが――。すみません、オリジナルのオズの魔法使いのお話はほとんど知りません(辛うじて、喋るかかし?ブリキの人形?のイメージがあるくらい)。でも、さすがサム・ライミ、そんなの抜きにして普通に面白いじゃん、これ。極彩色の美しいファンタジー世界を背景に個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、まあベタですけど王道のストーリー展開には最後までワクワクさせられちゃいました。魔女の妹が覚醒して緑の怪物になるところが、もうまんまグリーン・ゴブリン女版なのはご愛嬌(笑)。ちょっぴり残念だったのは、個性豊かな人間キャラたちに比べてCGキャラのほうにあんまり魅力を感じなかったこと。空飛ぶ猿なんて全く可愛くないし(笑)。ファンタジーに関して言えば、やっぱりティム・バートンのほうが遥かに上だね。それでも、軽ーいお調子者だったオズが自分の特性に目覚めて、最後、奇想天外な方法で魔女をやっつけたトコなんか素直に楽しめました。うん、けっこう面白かったっす!
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-30 17:47:51)
1014.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
テロ活動を未然に阻止するため、多忙な毎日を過ごすCIA職員マヤ。日夜、テロリストたちを尋問し時には拷問にもかけ情報を収集していた彼女は、アブ・アフメドという名の謎の連絡員の存在を知る。「もしかしたら〝あの男〟へと繋がる重要なキーとなるかも知れない…」そう直感したマヤはその人物となんとかコンタクトを取ることに成功するも、実は彼の正体は…。今のところ、21世紀最大の歴史的ヒールであるビンラディン追跡に文字通り命を懸けた一人の女性の姿をリアルに描いた人間ドラマ。淡々としながらそれでも胸に熱い情熱を秘めた、ともすればテロリストと変わらない狂気一歩手前の執念でもってビンラディンを何年も掛けて追い続けるマヤの生き様には(賛否は別にして)確かに圧倒されました。この監督の前作の世界をさらに進化させたような、凄まじい臨場感でもって描かれるビンラディン殺害シーンも圧巻です。そして、全てが終わったあと、自分専用の飛行機に乗り込んで運転手に「で、何処に行く?」と訊かれても何も答えられずただ涙を流すことしか出来なかった彼女の虚無感には、ただただ深い哀しみを覚えざるを得ません。これから先も人間の憎しみと暴力の連鎖は永遠に続いていくロクでもない世界なのかもしれないけれど、それでも私たちはここで生きていく、諦念を乗り越えうる微かな希望を内包した秀逸なラストだと僕は思いました。欲を言えば、もう少しビンラディン側からの視点で描かれたシーンがあっても良かったんじゃないか。そしたらもっとストーリーに深みが増して完璧な作品となっていたであろうに。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-28 23:41:46)
1015.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 
1849年、太平洋諸島、奴隷商人の青年がひょんなことから一人の迫害された奴隷を助けようとしていた。1936年、ケンブリッジ、同性愛者の青年が高名な老作曲家の指導のもと荘厳な楽曲を書き上げようとしていた。1973年、サンフランシスコ、正義感の強い女性ジャーナリストが原発を巡る醜聞をスクープしようと奮闘していた。2012年、ロンドン、冴えない編集者が借金のせいで悪辣な老人ホームへと監禁されようとしていた。2144年、ネオ・ソウル、クローン人間の少女が自由と愛を求めて立ち上がろうとしていた。崩壊後、106度目の冬、悪魔の幻影に脅かされる男は一人の女性を女神の神殿へと案内しようとしていた。輪廻転生をテーマに、一見、全く関連性のなさそうな6つのお話が同時並行的に描かれる壮大な群像劇。ほとんど予備知識もないままに観始めたのですが、複雑怪奇なそんな世界へと圧倒的な映像美と壮麗な音楽とで観客をぐいぐい引き込む冒頭部分から、「これはもしかしたら凄い映画になるかも!」といやが応にもテンション上がっちゃいました。綿密に考え抜かれて構成されたであろう編集は本当に見事で、3時間という長い作品なのに最後まで退屈させずに一気に見せ切るこの監督たちの手腕は素直に素晴らしいと思います。トム・ハンクスを初めとする実力派の役者陣が織り成す、怪演といってもいいくらいの芸達者ぶりにも楽しませてもらいました。ただね~、ここまで大風呂敷を拡げたお話をどう纏め上げてくれるのだろうとワクワクしながら観ていたら、「え、これで終わり?」というラストを迎えてしまい、ちょっぴり肩透かし感は残念ながら否めなかったですね、これ。最後、クラウド・アトラス六重奏が荘厳に鳴り響き、6つの物語が互いに共鳴しあう、壮大なラストを期待してたんだけどなー。うーん、なんとも竜頭蛇尾。とはいえ、この唯一無二とも言えるスタイリッシュで壮大な世界観には素直に圧倒されました。よって7点!
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-28 08:37:50)
1016.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 
誰もが知る名作童話を最新のCG技術を駆使して映像化、魔女役は往年の名女優、そして主役である白雪姫はダイヤの原石となるかもしれない新人若手女優を起用という、枠組みだけ見ればちょっと前に創られた「スノーホワイト」と似た作品ながら、何処までも真面目に撮られたあちらとは違い、今作は何処までも明るいコメディタッチの作品でありました。それに「ただ若いだけの女になんか、まだまだ負けないわよ!」と主演女優を完全に喰っていたシャーリーズ・セロンと違って、今作のジュリア・ロバーツはちゃんと若手女優と調和しており好印象。白雪姫役の女の子も、最初こそ「眉毛濃っ!」と思ったものの映画の進行とともにだんだんと可愛く見えてくるのだから不思議。ただ、昔からこの監督のセンスとは微妙に合わないんだよなー。面白いとは思うけど、そこまで心惹かれるものはなかったです。それに全編に散りばめられたギャグの数々も僕には笑えませんでした。これはもう好みの問題なんだろうけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-27 12:51:44)(良:1票)
1017.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 
これ、もう「ダイ・ハード」ってタイトル付ける必要ねーじゃん。綿密に考え抜かれた精緻なビルの設計図のような脚本が素晴らしかった一作目の魅力はもはや見事に枯れ果て、喫茶店でテキトーに書きあげた脚本をそのまま一度も推敲することなく映画にしてみました感MAXな作品でありました。親子の確執も、街で車をガンガン暴走させて銃をぼんぼん撃ちまくって挙句の果てに自分の車が潰れたら他人の車をぶんどって(何も悪いことしてないのに殴られたドライバーの方、ご愁傷様です)、「暴れまくってスッキリしたから仲直りしよっか」ってどれだけ頭悪い親子やねん!!それに、ブルース・ウィリスとCGにお金掛け過ぎたからか、息子役の俳優の華のなさといったら…。でもまあ、ブルース主演の凡百のアクション映画としてみれば、ぼちぼち楽しめると思います。
[DVD(字幕)] 5点(2013-11-27 10:02:45)
1018.  フライト 《ネタバレ》 
酒が原因で離婚したものの、今は同僚のスチュワーデスと良い関係になっているベテランパイロット、ウィトカー。しかし生来の酒癖の悪さは今も治らず、その日のフライトもコカインとウォッカをがっつり決め込んだ状態で出発。しかし、運命のいたずらか機体が致命的な故障を起こし、墜落の危機へと見舞われてしまうと、彼は奇跡的とも言えるフライトテクニックで人気のない郊外へと不時着させることに成功する。当然、病院で目を覚ました彼は英雄と称えられるが、飲酒状態だったという事実は消せず、次第に追い詰められ、そしてまた酒の量も増えてゆくのだった――。いやぁ、これ、こんなにどっぷりアル中のお話だったとは思いもよりませんでした。元アル中の自分としては、こういう作品には弱いんだよね~。酔っ払ってロクでもないことを仕出かす→目を覚ますと情けない自分を発見して絶望的になる→そんな自分を忘れるためにまた酒を飲む→酔っ払ってロクでもないことを仕出かす→目を覚ますと(以下同文)。このアル中あるあるな悪循環は昔の自分を見てるようでほんと切ない。そんなどん底を這いずり回っていたろくでなしだったけど、最後の最後、ウィトカーは人として最低のクズになりそうなギリギリのところである一つの決断を下す。いくらろくでなしのクズ人間でも、いつかは光り輝く瞬間が来るかもしれないというメッセージに(元アル中としてはッ笑)深く心打たれました。ゼメキス&ワシントンの円熟の演出&演技も見応え充分な良作だと思います。うん、皆さん、お酒の飲み過ぎにはくれぐれも気をつけよう!
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-26 18:11:47)
1019.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 
ルーパー、それは30年先の未来から送られてくる人間をただ黙々と殺し続ける仕事。ループ、それは未来から送り込まれた自分を秘密保持のために自ら殺し、その後、30年間の余生を保障されて引退すること。ルーパーとしてひたすら職務をこなしていたジョーは、とうとう自分のループの時を迎えてしまった。だが、一瞬の気の緩みから、目の前に現れた30年後の自分を思わず取り逃がしてしまったことから、二人のジョーのお互いの未来を懸けた戦いが始まるのだった。うーん、こういうタイムワープものの常として、ある程度の矛盾は仕方ないにしても、やっぱりちょっと設定に無理があり過ぎな気がするんですけどー。どうして未来の自分をわざわざ本人に殺させなきゃならんのか意味不明。そりゃ誰だってためらっちゃうつーの。それに後半の未来っぽさ皆無な田舎の農園でのダラダラとした展開にも興醒めでありました。こういう、近未来のF・K・ディックぽい設定は本来は好みなんだけどなー。残念ながら、僕には同じブルース・ウィリス主演の傑作「12モンキーズ」の劣化版といった印象しか残らなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2013-11-24 22:51:58)
1020.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
ジャンゴ!何処にでもいる黒人奴隷としてテキサスの荒野で野垂れ死にする運命にあった彼が、神のいたずらか謎の歯科医に拾われ、そして賞金稼ぎとして生まれ変わると、愛する女を取り戻すため、ひたすら悪人共をガンガン撃ち殺していくのだった!もういかにもタランティーノらしい、下品で猥雑で馬鹿馬鹿しいのだけど、それでも最高に面白くて最高に楽しいスーパークールなエンタメ映画でありました。前作の「イングロリアス・バスターズ」が個人的にあんまりハマらなかったのだけど、今回は見事にばっちりハマっちゃったよー、これ。2時間40分という長い作品で、しかもかなり単純明快なお話なのに最後までテンション下げることなく一気に見せ切るところはさすがっす!特にディカプリオとサミュエル・L・ジャクソンのもう余裕で楽しんで演じているだろうイカレキャラっぷりがツボでした。最後に満を持して(笑)出てきたタラちゃんが潔く爆死したトコなんかサイコーだぜ!もう一回、見ーよぉっと。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-22 18:00:24)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS