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風小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 現在の技術で作られた映画を観る目線で過去の映画を見下すようなことは邪道と思っている。できるだけ製作当時の目線で鑑賞するよう心掛けている。

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101.  追憶(1973) 《ネタバレ》 
 女性の自立を描いた大人の映画。赤狩りの描写は控えめだが、ケイティの意志の強さにある背景として問題意識はひしひしと伝わる。  B・ストライサンドは信念を貫く女性像を堅実に演じた。彼女が歌う主題歌は情感たっぷりで心に残る。  R・レッドフォードは凛々しい軍服姿がお似合いで適役だ。理想家肌で自立心の強いヒロインに対する常識的な男性像で、受けの芝居を的確にこなした。  愛し合いながらも主義主張の違いは乗り越えられず、別れるともお互いの人生を尊重する。男と女それぞれの道があっていい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-24 20:09:47)
102.  ハート・ロッカー
 「疑似ドキュメンタリー」と言えるような演出で戦場の実相を描写。手持ちカメラの撮影は臨場感を増し、極度の緊迫感の中で繰り広げられる映像の数々が観る者を惹きつける。  リアリズムを追求し、写実的な戦場描写に徹した演出は説得力を持つが、人間の物語は置いてけぼり。その点は物足りなさが残る。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-03 14:43:18)
103.  127時間 《ネタバレ》 
 題材が異色で、実話を映画化した重み・説得力がある。自力で生還するために残された方法として、腕をいつ切るのかいつ切るのかと思いつつ観賞。  非日常のアクシデントだが、対応するさまが身に覚えありで、脱出しようとしてもがくさま、工具を落として取れそうで取れないなど、日常のDIY等でも体験する「あるある」感があってイタい。蟻だの鳥だの自由に動き回る動物との対比が尚更イタい。   この種の映画は長い一人芝居をいかに退屈させずに見せるかが重要。本作は「翼よ!あれが巴里の灯だ」のように回想シーンを活用し、幻想を織り交ぜてサバイバルサスペンスの緊迫感を持続させている。自由に動き回れるとはなんと素晴らしいことかと改めて実感。終盤に自分を見つめ直すシーンが出色で身につまされる。脱出後に駆けつけた人たちの、心配そうな表情もいいね。  教訓を得る映画として人生の参考にはなるが、腕を切り落とす過程が観ていて痛々しく、1回観ただけで充分かな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-03-28 11:47:44)
104.  天地創造
 「旧約聖書」創世記の主要なエピソードを映像化し、不足分はナレーションで穴埋めという感じ。それゆえ説明が過剰気味で盛り上がりに欠け、全体的にあっさりの印象が残る。  映像としては、バベルの塔やノアの箱舟が良かった。バベルの塔が崩壊するシークエンスはスペクタクル味に欠けるが、人々が張り付くような塔を俯瞰した場面は見事な画作り。   ニムロデ王の思うがままのやりたい放題と、現代の人類が科学の力で神の領域に近づく姿が重なって見える。分断が深まり共通の言語を持たない人類は、今もバベルの塔を作り続けているのだろうか?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-28 11:47:52)
105.  ボウリング・フォー・コロンバイン
 銃社会アメリカの病める姿をあからさまに描く。問題の根深さを考えるうえで意義ある作品。  米国史がアニメで分かりやすく解説され参考になった。アメリカは建国以来、常に外部から不安にさらされる社会であるということ。相手は時代に応じてイギリス、先住民、奴隷、開拓者同士等。「自分の身は自分で守る」文化は西部劇等でイヤと言うほど知らされた。  テレビ報道を見る限り、国境に接する一部の地域は不法移民等の犯罪に脅かされており、一律に銃規制すれば治安悪化の懸念もあるようだ。が、銃犯罪から市民を守るためには規制を強化するしかないのだろう。  Kマートへの取材は小さな一歩で成果があったものの、強引の印象もあり問題を矮小化した感じだ。  ヘストンへの突撃取材はやや誘導尋問的な印象。ヘストンは激怒すると思ったが意外と冷静で、ごくまともな応対。むしろ多忙でもインタビューに応じる彼の態度は評価できる。むろん、事件直後のNRA集会開催は無神経と思うし銃への執着は賛同できないが・・・。  日本への言及でチラッと姿を見せる怪獣はゴジラじゃないと思う。たぶんゴルゴだ。全体的に、考証は大丈夫かな?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-10 17:40:27)
106.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 
 M・ライアンの魅力に尽きるラブ・コメディ。彼女の存在感が突出して他の出演者が霞んでいる。主役を美男美女にせず現代風のキャストで「めぐり逢い」をなぞった展開。どうしてもC・グラント、D・カーと重ねて観てしまう。結果、T・ハンクスは見劣りする。  飛行機の行き来を示す地図上での点滅等、ユーモラスなシーンもあるが序盤はあまり面白みが感じられず、「男と女は感受性のツボが違うのかなあ」と思いながら淡々と本作を観続けていたら、「めぐり逢い」と「特攻大作戦」の話が出て来て自分の思いと映画が見事にシンクロした。  「スターダスト」はじめ数々の名曲が洒落たロマンチック・コメディーを彩る。ラストのエレベーターを閉じるシーン、遊び心で男女のキスの絵にすればもっと洒落てたかも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-22 14:44:31)
107.  バファロー大隊
 高潔な軍人の理想像を具現化した西部劇であり、人種差別に立ち向かう人々を描いた法廷劇でもある。ラトレッジ軍曹の好人物的な描き方は結構だが、この監督の騎兵隊三部作や「長い灰色の線」等の作品を併せて思うと、軍人礼賛の印象が強い点はマイナス要因。  黒人兵とアパッチの戦いには複雑な気分になる。白人・黒人・先住民それぞれの立場を想像し、現下のアメリカにおける社会情勢にも思いを馳せる。  レスラー時代のW・ストロードはやせ気味の印象だったが、長身痩躯の誠実な軍人は適役と言える。  終盤、真犯人の追及はあっさり終わった感じで、自白までの過程が弱い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-14 22:17:22)
108.  ゼロ・ダーク・サーティ
 ドラマ的な演出を排し、優れた「再現ドキュメント」に徹した映画。そのためプラスアルファ(メッセージなり喜怒哀楽や葛藤等の“人間”を描く)が乏しい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-08 15:47:56)
109.  グッドナイト&グッドラック
 1950年代に全米を揺るがしたマッカーシズムと闘うジャーナリストたちの物語。表層的な再現ドラマの域を出ない印象。タバコ燻らせ上目遣いのマロー役は、ハリウッドお得意の“そっくりさん芝居”。  古い時代の空気を醸成する技法として、モノクロ映像による表現が効果的だと長らく思っていた。しかし、この手法はあくまで特定のテーマに限ると最近思うようになった。カラー化以前、映像は白黒でも現実は色彩豊かな風景なのだから、と。本作を観て特に感じるのは、記録映像の活用にこだわるあまり、マッカーシーの動きが見えないこと。カラー撮影で彼の行動をもっと掘り下げれば、歴史を学ぶだけでなく現代を学ぶことにも繋がるのではないか。硬派な題材はジャーナリズムに対する昨今の風潮にも警句を発する価値があるだけに、突っ込み不足が惜しい。  テレビの理想を語る場面は示唆に富むが、M・バール、E・サリヴァン、S・アレン等の番組、良かれ悪しかれそれらもひっくるめてテレビなのだ。まあ、テレビの現状(特に地上波)を見るにつけ「娯楽と逃避のためだけの道具」になりつつあるとは思うが……。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-05-27 13:51:36)
110.  明日に向って撃て!
 新感覚の西部劇ではある。映像の逆光と主人公たちの時代遅れの「逆行」。ブッチとサンダンスの友情を描きつつ真面目にバカやることの意義を見せつける。  振り返って蛇を撃つシーンの新鮮なこと。そして自転車は自由の象徴。  最後の2人の会話はいい。この軽さが長所であり短所でもある。ラストのストップモーションは余韻が残るものの、特に名場面とは思わず。  男女3人の物語としては「冒険者たち」の方が好きだな。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-26 13:44:07)
111.  レナードの朝
 冒頭に実話を強調されると「ああそうですか」というしかない。あんなに劇的に患者が回復するだろうか?と素朴な感想。  治療の方法に疑問は残るが、セイヤー医師は研究医として全力で患者を救いたかったのだろう、と好意的に受け止める。結果的に一時回復→副作用→再発の流れになり、最善を尽くしても治療の結果は「神のみぞ知る」だ。  1969年の象徴として、アポロのポスターやゾンビーズ「ふたりのシーズン」は効果的。  序盤から中盤まではR・ウィリアムス、終盤はR・デ・ニーロが主役といった感じだ。題材の性格上、デ・ニーロの演技に注目が集まるのは自然なことだろう。歯磨き以降の場面は見ごたえのある演技だった。ある意味儲け役を好演だが、“特徴のある役(動きの大きな演技)は演りやすい 特徴のない役(静かな心理描写)は難しい”という思いも若干残る。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-01-15 11:37:33)
112.  ザ・ヤクザ(1974)
「義理と人情」をアメリカ視点で描いたヤクザ映画。刀を鞘に入れる音は意外な新鮮さ。日本刀、花札、パチンコ、庭園、鳥居などJAPAN記号のオンパレード。尺八や五木の子守唄等、音楽も含めオリエンタル趣味たっぷりだが悪くない。虚無僧が突然現れるところは苦笑するばかり。 殴り込みのシーンは東映ヤクザ映画風でよかった。特にタナー襲撃シーンのカット割りがいい。 ラストの日米二人の指詰めは(健は五郎への、ハリーは健への)義理の精神に沿ったものだと思うが、こだわりすぎの感があり、あまり美学は感じない。 R・ミッチャムと高倉健の演技もさることながら、待田“月曜日”京介のヤクザぶりや「GO!GO!トリトン」ヒデ夕樹の貴重な映像がうれしい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-20 20:19:44)
113.  ランボー
ベトナム戦争帰還兵の心の傷を描く。序盤の静かな山水風景と、ラストのランボー告白による戦争批判のシーンは心に残る。 戦争でトラウマを抱えたランボーが過剰防衛で逃走、♪盗んだバイクを乗り回し♪てどうすんのよ。騒動きっかけの、よそ者に冷たい「おらが町さ」意識はどこでもある話。ランボーの非協力に対する保安官の仕打ちも度を越しており、両者はどっちもどっち。ランボー、保安官双方戦う必然性が弱い。お互い過剰な反応で事態悪化、これは、ささいなことから争い事になり、次第にエスカレートする姿を戦争に見立てれば優れた展開と思う。それ故、派手な超人的アクションは違和感があり、中盤のバトルはハリウッド的誇張が過ぎる。アクションを取るかテーマ(内省)を取るかで作風は大きく変わるだろうが、本作はどちらも追い求め、消化不良気味。 ランボーをロケット砲で倒したと思った軍人が記念撮影するシーンは、その後のイラク戦争における米軍の仕打ちを予見したかのようだ。このような体質は昔からあるのかもしれないが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-07 17:23:00)
114.  父親たちの星条旗
激しい戦闘場面等を通じて戦争の悲惨さ・虚しさを前面に出している。兵士の苦悩や葛藤を丁寧に描いているが、数多の回想形式映画を観てきたせいか、ものすごい既視感がある。それだけに陳腐な印象。基本的には「市民ケーン」の構成かな?事前にBSのドキュメンタリー番組を観ていたため、星条旗を立てた後も戦闘が続いたことや、写真が戦費調達に利用されたことを知ることができた。一部の兵士をヒーロー扱いする政府やマスコミの手口は醜い面もあるが、冷静に考えればこのような資金調達が戦争勝利に貢献したともいえる。したたかに計算されたアメリカの国力と、最後は竹やりで本土決戦しようとした日本、彼我の差を感じさせられる。印象深いのはアイラ。案の定、数か所のシーンで彼に対する差別が描かれており、人間としての苦悩は深い。陰の主役といっていいだろう。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-09-03 20:55:01)
115.  ビヨンド the シー/夢見るように歌えば
歌手B・ダーリンの生涯を描いたもので、興味深く観た。子供の頃の病気が遠因で彼が早世したとは知らなかった。若い頃のボビー・ダーリンをK・スペイシーが演じるには、ちょっと無理があったかな。でも、自ら演出し、懸命に歌い踊る姿は好感が持てる。「有名人をモデルとして、本人ソックリに演じてオスカー受賞」狙いとは全然違う映画。だからこそ支持したい。ちなみに「俳優ボビー・ダーリン」も素晴らしかった(映画「突撃隊」)。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-03 21:38:37)
116.  カプリコン・1
「アポロ11号の月着陸はねつ造」説の元ネタのひとつ。前半は快調で、テンポよく進み面白いのだが、後半は意外性のない展開で、残念な結果だった。ちなみに、アポロのねつ造説は、”この映画を真似て月着陸シーンを製作した”とされているが、もしこの説が正しいのなら、ねつ造そのものよりすごい「世紀の発見」ですよ。なぜって、この映画の製作は1970年代、アポロ11号の月着陸は1960年代ですからねえ・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-22 18:58:26)
117.  さよならをもう一度
A・パーキンスは大好きなのだが、どう見てもこの映画ではストーカー的にしか見えないよ。カンヌ映画祭で男優賞受賞とのことだが、欧州映画人のセンスってこんなもんかねえ。音楽はいい。何十年か前に小森和子さんのラジオ番組で、この映画が製作された当時のE・モンタン、E・バーグマンとトニパキ3人が和気あいあいとパーティを楽しんでいる様子を放送したことが思い出される。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-16 17:07:16)
118.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
人生の交差点ともいえるタクシー内での一期一会。  【ロサンゼルス】 全く異なる世界の住人である女性同士の出会いがもたらす運命の行く先は…微かに残るアメリカンドリームだが、それを断るタクシー運転手の誇りに現代性をみる。 【ニューヨーク】 黒人と移民の出会いを通じて彼らに暖かな視線を送る。黒人のお節介なアメリカ人気質が良い雰囲気で、犯罪志向に走らない描写が良い。 【パリ】 アフリカ人同士の差別意識や、アフリカ移民と盲人というマイノリティ同士の出会いを描く。立場の違いで「ああ言えばこう言う」やり取りが秀逸。意見は違っても大きなトラブルに発展せず、敵意は見せないコミュニケーションが心地よい。盲人といえど対等な立場で皮肉も交える自然な会話が印象的。 【ローマ】 イタリア艶笑喜劇の悪い面を見せられているようで面白くない、マシンガントークも上滑り気味で全然乗れない、乗客の神父のように具合悪い気分で笑えない・・・・・以上の“ない”3連発。 【ヘルシンキ】 市井に生きる人々の不幸自慢(?)を赤裸々に描く。人生の悲哀を感じさせるがもうひと捻りほしかった。さりげなく”夜明けもある”ということが示されたのは好ましい。    総じて人生賛歌である。が、登場人物の喫煙シーン見せ過ぎには辟易。意図はわからなくもないが、(製作年を考慮しても)過剰なタバコ演出には違和感が残る。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-03-05 14:36:29)
119.  ザ・ロック
 カーチェイスでやたらと物を壊す、派手に壊しまくってご都合主義のジェットコースター演出。  クライマックスは、いざ毒ガスミサイル発射という時に回避の決断。さんざんひっぱって最後は腰砕けかよ~。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-12-04 18:57:54)
120.  ミッドウェイ(1976)
 日本の命運を決するミッドウェイ海戦を描いた戦争大作。内容は戦況の説明に終始した印象で物足りない。米軍人と日系人との恋を通じて、日系人の強制収容に着眼した点は評価できる。  記録映像や過去の戦争映画から流用したシーンが目立ち、統一感がないのはマイナス要因。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-20 16:28:06)
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