1261. アイ・アム・ナンバー4
《ネタバレ》 なんとも中途半端な残念な映画。メインが、青春学園ドラマにしたいのか、それとも何も考えずに観られるヒーローアクションにしたいのか、あるいはサスペンスフルな逃亡劇にしたいのか、その軸がブレブレでどうにも感情移入出来ない。それにラストの最近ありがちな、これからさらなる激しい戦いが待っていると勝手に自己満足して旅立つ主人公の後姿が個人的にとっても不愉快。 [DVD(字幕)] 4点(2012-08-27 19:19:19) |
1262. ドライブ・アングリー3D
《ネタバレ》 どうしようもなく馬鹿馬鹿しいけど、それでもそれがひどく面白い、そんな映画を撮ろうとして見事に失敗してます。なにより変にストーリーに謎を持たせようとしたのか、話が見えてこず途中でだれる。それでも役者陣は豪華で良かった。高級食材を、料理をしたことのない素人が調理したような映画。 [DVD(字幕)] 4点(2012-08-16 16:51:06) |
1263. 父親たちの星条旗
あの有名な写真の裏に隠された真実を巡る戦争映画なんだけど、後半はその後、復員してからの生活に焦点が移る。そのせいかテーマがぶれてしまったような印象をもった。姉妹編の「硫黄島からの手紙」との関連性もいまひとつ感じられず、イーストウッド作品としてはあまり出来は良くなかった。「手紙」のために作られた試作品といった印象。 [DVD(字幕)] 4点(2012-07-26 15:41:18) |
1264. バニラ・スカイ
《ネタバレ》 傑作「オープン・ユア・アイズ」の非情に残念なリメイク作品。どうして作風のまったく違うキャメロン・クロウ監督が、このダークでどこまでもミステリアスな映画をリメイクするに至ったのか、はなはだ疑問。特に、監督が自分の味を出そうとして完全に失敗している。こちらのほうがメジャーな作品だけに、この映画を観るならまず「オープン・ユア・アイズ」を先に観たほうが良いと、声を大にして言いたい。 [DVD(字幕)] 4点(2012-06-14 17:12:15) |
1265. ワールド・トレード・センター
《ネタバレ》 たぶん、わざとやっているのだろうけど、やっぱり崩壊したビルの瓦礫のなかで死に直面した消防士が、キリストの姿を夢に見て命を繋ぐというのは余りにも浅はかに過ぎる。オリヴァー・ストーンにしてはちょっと深みに欠けるのではないか。どうせなら、命を賭してビルに突っ込んだハイジャック犯も、その寸前に見たであろうアラーの神の姿をも象徴的に描いていれば、もっと深みが増したのではないだろうか。エンタメ映画としても、中途半端と言わざるを得ない。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-27 23:04:14) |
1266. ラスト・ターゲット(2010)
《ネタバレ》 なんなんですかね、この中途半端な映画は。スパイアクションなのか、ヨーロッパ風のアート系な映画なのか、それとも美しい景色を背景にしたラブストーリーなのか、全てに於いて不完全燃焼。せめてどれか一つに絞ればよかったのに、せっかくのジョージ・クルーニー主演も台無しです。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-20 20:12:09) |
1267. ジョナ・ヘックス
《ネタバレ》 まるで素人集団が製作したような酷い出来だった。ストーリーの見せ方がことごとく下手すぎて、誰がどんな思惑で行動しているのか、観ている人間にまったく伝わってこないし、細かな設定も全然活かされていない(最たる例が死人と喋れるというところ)。俳優人がそこそこ豪華なだけに残念な映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-09 22:35:01) |
1268. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 世間的には高評価だし、大好きなティム・バートンの映画だから評価したいのだけど、僕にはこの映画の良さがいまいち分からなかった。ファンタスティックなお父さんのホラ話の映像もどうも魅力的に感じないし、ストーリーもあまり好きではない。自分のなかで、もうティム・バートンも終わったなぁと思っていたのだけど、次作で見事な復活を遂げ、いまはそれが嬉しい誤算だったと単純に喜んでいます。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-01 12:46:31) |
1269. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 映画って楽しければそれで良いじゃないか!という監督の熱意は確かに分かるし、そんな映画も昔からけっこう好きだ。でもこの映画の馬鹿さ加減はどうも自分とは合わない。監督の前作、前々作も観て、その全編に及ぶテンションの高さも雰囲気作りもアクションも確かに独自の世界観を持っているのは分かるが、やっぱり自分とは合わないと再確認することが出来た。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-01 11:51:36) |
1270. キラー・インサイド・ミー
テーマが散漫な映画だった。ミステリーなのか、サスペンスなのか、あるいはバイオレンス映画なのか、そこのところが絞り切れておらず、映画としては退屈な印象。最後はもっと破滅的なラストかもと思ったがそこまででもなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-24 12:50:59) |
1271. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
《ネタバレ》 これを唯一無二の独創的なユーモアセンスだととるか、単なる悪趣味な悪ふざけだと捉えるかで大きく評価が分かれる作品。自分?完全に後者です。 [DVD(字幕)] 3点(2024-04-13 13:05:55) |
1272. バビロン(2022)
《ネタバレ》 独り善がりでつまんないストーリーを、きちゃない映像&エログロマックスな下品な描写で3時間も垂れ流し続けるというもはや苦行のような映画。 [DVD(字幕)] 3点(2023-12-22 08:34:17)(良:1票) |
1273. ザ・ロストシティ
《ネタバレ》 ゆる~~~~~い映画でした。 [DVD(字幕)] 3点(2023-06-05 10:54:51) |
1274. バッド・トレジャー
《ネタバレ》 生まれながらのサイコパスにして一度暴走すると止まらない元米軍特殊部隊、D。長年彼を治療してきた精神科医の尽力により、何とかまともな生活を送れるまでに改善した彼は、投薬治療を続けながら街の片隅でひっそりと暮らしている。そんなある日、長年疎遠になっていた弟がワシントン郊外の小さな島で事故死したとの知らせが届く。葬儀に参列するためすぐさま島へと渡ったD。だが、母親をはじめとする彼の家族は、過去の悲惨な出来事からあからさまな拒否反応を示すのだった。葬儀も終わり、まるで追い出されるように島を後にしようとするDだったが、急に謎の武装集団が島へと乗り込んでくる。彼らの目的は、第二次大戦中に旧日本軍が隠したという金塊を強奪することだった――。死んだ弟が長年そんな財宝のありかを探るために人生をかけていたと知ったDは、主治医に電話を掛け、昔の自分に戻って暴力を解放していいかと聞くのだが……。キレたら何をするか分からないサイコパス元特殊部隊員とイカレタ犯罪者集団の旧日本軍の財宝を巡るバトルをノンストップで描いたエンタメアクション。とにかくつまんなかったですね、これ。お話のテンポも悪ければ、主人公をはじめとする全キャラクターがまったくもって魅力なし、アクションシーンのキレも悪いし、終始画面が小汚くて見辛いことこの上なし。と、ダメな映画の見本市というくらい全ての面に於いてつまんなかったです。精神科医役でメル・ギブソンが出てるということでてっきり彼が悪役か何かで大暴れしてくれるんだろうと思ったら、まさかの自分の部屋で酒飲みながら主人公と電話するだけ……。こんなん詐欺や(笑)。観るだけ時間の無駄の凡作でありました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-04-05 09:39:30) |
1275. クライム・ゲーム
《ネタバレ》 1950年代のデトロイドを舞台に、自動車産業のとある機密情報を記した書類をめぐって暗躍する犯罪者たちを描いたクライム・サスペンス。監督は、この手の分野を得意とするベテラン、スティーブン・ソダーバーグ。ベニチオ・デル・トロをはじめとする豪華なキャスト陣に惹かれ、今回鑑賞してみました。なんですが、最後まで何とも分かりにくいお話でしたね、これ。たくさん出てくる登場人物たちも誰が誰だか分かんないし、彼らがいったい何がしたかったのか最後まで観てもさっぱり分かりませんでした。眠気に負けず頑張って観ましたが、正直観る価値はなかったかな。 [DVD(字幕)] 3点(2022-10-01 04:03:11) |
1276. RUN/ラン
《ネタバレ》 生まれつき病弱で車椅子が手放せない女子高生、クロエ。毎日様々な種類の薬を服用し、たびたび喘息の発作にも悩まされる彼女は、周りの介助がなければ生活することもままならなかった。そんな彼女を献身的に支えるのは、これまで女手一つで育ててきた母親、ダイアン。クロエは、過剰なまでの愛情で自分を支えるそんな母とずっと郊外の一軒家で暮らしてきた。ところが、大学進学を機に一人暮らしを始めたいというクロエの言葉を境に母親の態度が徐々に変化し始める。次第に不信感を募らせたクロエは、母親の目を盗んで毎日飲まされる薬の正体を探り始めるのだった。そのうちの一つである緑色のカプセル、それはなんと犬用の筋弛緩剤だった――。「お母さんは私をどうしようというの?」。底知れぬ恐怖を感じたクロエは、たった一人で母親の手から逃れようとするのだが……。自らを徹底的に管理しようとする母親とその手を逃れ自由を求めてもがく娘の葛藤を終始不穏に描いたサスペンス・スリラー。とにかく脚本に捻りがなさすぎ!こんな単純で時間も90分に満たない短い作品なのに、途中の引き伸ばし感が半端なく最後まで観るのがかなり苦痛でした。舞台もほぼこの一軒家の中だけ、登場人物もほぼこの親子だけというこの設定で90分持たそうと思うとだいぶ高度な演出力が必要になると思うのですが、正直そんなもの皆無。ひたすら地味で凡庸な展開と地味で凡庸な映像と地味で凡庸なキャラクターのてんこ盛り。脚本にも突っ込みどころ満載です。途中、捕まえた娘を母親が家に監禁するのですが、わざわざそこに娘の出生の秘密が書かれた新聞の切り抜きを保管してるというバカっぷり。いや、何のために自分が不利になるだけのそんなもん残しとくねん!後味が悪いだけでさして面白くもない最後のオチに至ってはもはや怒りすら湧いてきちゃいました。監督は、パソコンのモニター上の映像だけで最後まで展開する『search/サーチ』を撮ったアニーシュ・チャガンティ。前作で見せた、あの技ありなアイデアと練られた脚本の力はいったいどこへいったのでしょう。正直、観るだけ時間の無駄の凡作としか僕には思えませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2022-08-12 03:03:41) |
1277. ケイト
《ネタバレ》 大都会・東京の裏社会で暗躍する凄腕の殺し屋、カイト。引退を決意した彼女が最後に挑む任務をハードに描いたサスペンス・アクション。ハリウッド・スターのウディ・ハレルソンが出演し、日本からは海外でも活躍する浅野忠信や國村隼が出演しているということで今回鑑賞してみました。率直な感想を述べますと、まー、ダメな映画でしたね、これ。『96時間』風のシリアス路線でいきたいのか『ジョン・ウィック』風のコミカル路線でいきたいのか、最後まで軸がブレブレで何とも中途半端。「今時これはないだろ!!」っいうアメリカ人が思い描くトンデモ日本描写もまぁ狙ってやってるのは分かるんですけど、振り切れてないから全然笑えないし、マジで見る分には寒すぎる。冒頭のやくざに追われた主人公が公道から車を盗むシーンなんて、わざわざ一番ど派手なヤンキー車をチョイスするというバカっぷり。何度も繰り返されるブーンブーンレモンのくだりもしつこいうえに終始すべってましたし。クライマックスなんてグダグダでもう見れたもんじゃありません。完全なる実力派の無駄遣い映画でありました。トホホ。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-10-29 07:23:01) |
1278. ソング・トゥ・ソング
《ネタバレ》 アメリカの音楽業界に生きる4人の男女のそれぞれの愛の形を美しい映像の中に描き出すヒューマン・ドラマ。監督は、唯一無二の作風でハリウッドでも独自の地位を築き上げた、テレンス・マリック師匠。正直、僕はこの人の芸術と退屈の狭間をゆく「分かる人にだけ分かってもらえればいいんだよ」とでも言わんばかりの唯我独尊的作風が大嫌いで、毎回観るたびに「もうこいつの映画は二度と観まい!」と決意するんですけど、悔しいことに出演俳優だけはむちゃくちゃ豪華なんですよね。本作も、マイケル・ファスベンダーやライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラやナタリー・ポートマン、さらにはケイト・ブランシェットやヴァル・キルマー、果ては昔懐かしのイギー・ポップまで出てるんですから、もうそりゃ観ないわけにはいかないですわ、悔しいですけど。それにこんな新旧実力派が揃えば新たな化学反応でも起きて、もしかしたら面白くなってるかも知れないですし。んで、結果は……、うん、いつものテレンス・マリック節でした(笑)。随所に挿入される意味があるのかないのかさっぱり分からない観念的で独り善がりなモノローグ、ただキレイでお洒落ってだけで全く心に残らない映像、ストーリーなんてあってなきが如しひたすら雰囲気ごり押しで最後までダラダラ続く退屈極まりない脚本…、これらの合わせ技が波状攻撃となり、観客の睡眠中枢へと容赦なく襲い掛かってきます。いやー、これを最後まで眠くならずに観れる人って凄いです。「もうこいつの映画は二度と観まい!」と今度こそ誓う僕なのですが、これでまた豪華なキャストが揃ってたらまた観ちゃうんだろうな……。ホントもう勘弁してください(笑)。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-20 02:00:50)(良:1票) |
1279. グッド・シリアルキラー
《ネタバレ》 あなたの毒親、殺します――。とある高校でスクールカウンセラーとして働くエバンは、来る日も来る日も様々な問題を抱えた生徒たちの悩みを聴いていた。家庭内暴力を繰り返す親や性的虐待を抑えられない父親、そんな理不尽でやり切れない話を聴き続けるうちに彼はある日、とある決断をするのだった。それはこの手でそんなろくでもない親たちに裁きを下すこと。生まれたばかりの我が子を抱え多少育児ノイローゼに陥っている妻を残し、エバンは夜な夜なそんな親たちを拉致監禁し、自らの手で天誅を下してゆく。だが、捜査を担当する刑事は、次第に彼へと疑いの目を向け始めて……。という、ワンアイデアのいかにもB級なそんな本作、あんまり期待せずに今回鑑賞してみました。なんですが、これがまあこちらの下がりに下がった期待をさらに下回る残念な出来の作品でありました。ストーリーなんてあってなきが如し、ただひたすら髭もじゃで不愛想なおっさんが人を殺して埋めるだけ。物語に深みもなければ意味もない、かといって「面白かったぁー」と思えるような娯楽性などもまったくなし。ただひたすら単調で退屈!なんだかニコラス・ウィンディング・レフン監督の作品をかなり劣化させたって感じですかね。「グッド・シリアルキラー・ファミリー」誕生!というような最後のオチに至っては、あまりにテキトー過ぎて怒り狂いそうなっちゃいました。観るだけ時間の無駄の凡作です、はい。 [DVD(字幕)] 3点(2021-05-06 01:00:21) |
1280. キャッツ
《ネタバレ》 初回上演から現在まで、ロングランヒットを続けるミュージカルの名作を映画化したもの。原作舞台に特に思い入れがあるわけでもなく、有名な劇団四季による日本公演なども未見でしたが、何かと話題だったので今回鑑賞してみました。ネット上でも話題沸騰の、あの猫のリアルな擬人化具合は確かに気持ち悪かったですね~~~。普通に考えて彼らは服を着ていないわけですから、もちろん性器も肛門も丸出しなわけじゃないですか。それなのにお股をおっぴろげにしちゃうとことか、あまりにもハレンチでもう見てられなかったですね。普通に服を着ている猫も居たんで、より彼らの全裸感が強調されるという謎のダメ押し具合(笑)。さらに呆気にとられたのは、ゴキブリたちまで擬人化されて歌って踊りまくるところ。キッチンで行列作ってケーキに群がってたと思ったら、最後は猫に食べられちゃうという普通に考えて悪夢としか言いようのないシーンをご陽気に見せられた日にゃもう苦笑いするしかありませんでした。歌って踊ってる人も特殊効果した人も振り付け担当の人ももちろん観客もいったい誰得なんでしょー(笑)。肝心の内容の方も、好きな人には申し訳ないですけど、ここまで内容のないお話を見せられて、正直、僕は最後まで一切楽しめませんでした。うーん、自分には何がいいのかさっぱり分からなかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2021-03-26 01:43:35) |