1361. バラキ
小学生の時に一度だけ観ました。切り取ってしまう制裁を筆頭に見るに耐えないシーンが満載な上に、実在の人物・話である事に、怖さで震えが止まりませんでした。映画鑑賞では唯一の体験です。身勝手なナルシズムのないドキュメンタリータッチと考えられる本作は是非観直したいものです。 [地上波(吹替)] 7点(2009-11-11 04:05:47) |
1362. コンフィデンス
《ネタバレ》 トントン拍子に事が進んでハッピーエンドに至る。小洒落た一品。その雰囲気に似つかわしくないアンディ・ガルシアに一杯食わされた事以外は印象に残るものはない作品です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-09 00:56:14) |
1363. ネットワーク
誇張されている事を差し引いても、損か得かでしかモノを考えない心貧しい面々がギャーギャー喚き立てる不毛さが鬱陶しくてたまりません。輪をかけて鬱陶しいのがウイリアム・ホールデン演ずる人物、その言動に失笑しっ放しでした。 [DVD(字幕)] 2点(2009-11-05 23:13:47) |
1364. カサノバ(2005)
「愛」のタイムサービス、終了間際に完売、といった印象を持ちました。楽しそうに小悪人を演じているアイアンズが笑えます。下品過ぎず、上品ぶらず。艶笑コメディとしていい塩梅でした。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-30 14:45:07) |
1365. 愛の狩人
某作品の「女は子宮でモノを考える」のお説が思い浮かぶ、脳味噌が海綿体から出来ている野郎二人の安物の欲情をひたすら見せられる。アホクサ。 [ビデオ(字幕)] 0点(2009-10-30 14:08:38) |
1366. アウトブレイク
ウイルスの怖さを実感させられますが、スケールが大きそうでその実、密度の薄い物語で満足感は今ひとつです。存在感が光っていたケビン・スペイシーが印象に残ります。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-27 18:11:58) |
1367. デビル(1997)
決着のつけ方のお粗末さに二大スター競演の弊害を見ました。何時もの天下無敵の活躍と毛色の違うハリソン・フォードに対するブラッド・ピットのデビルぶりをもっと際立たせないといけません。 [DVD(字幕)] 5点(2009-10-27 04:52:02) |
1368. 欲望という名の電車(1951)
下品で乱暴なスタンレーがブランチの下劣な本性を容赦なく暴き立てる。アクの強い二人と他者を思いやれるステラとミッチが織り成す物語の不快指数は徐々に高まり、結末で100%となりました。身勝手さの果てに壊れそうになった者。壊れそうな者を無慈悲に木っ端微塵に叩き壊した者。共に強烈です。 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-10-14 01:41:55)(良:1票) |
1369. 知りすぎていた男
冷酷非情さに欠けた間抜けさの目立つ犯人グループのせいで緊迫感が味わえず、親子の情愛もぼやけてしまいます。監督の小手先のテクニックの小賢しさが鼻につきます。一方で、ラストシーンに代表される上品なユーモア感覚は心地良く、2点にプラス2点です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-13 13:25:08) |
1370. 汚れた顔の天使
《ネタバレ》 初めて観ました。執行前の接見からラストまでのシーンが脳裏に焼きついています。とりわけ、人知れず一筋の涙を流す神父の佇まいには胸を衝かれました。子供を導くのは大人の生き様である事を描き出す、ギャング映画の枠を遥かに超越した本作に満点を捧げます。 [DVD(字幕)] 10点(2009-10-08 13:18:04) |
1371. 雨の朝巴里に死す
富を得ながら子供そっちのけで互いが相手に対するあてつけのように遊びまくる妻と夫。お金で幸せは満たされないとでも言いたげですが、言動が子供じみており「好きなように、どーにでもなれ」と白けるばかりです。救いと言えば救いかもしれない娘の素直さにもうそ臭さを感じてしまいます。度の合わない眼鏡をかけて見る景色のような作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2009-10-08 13:06:40) |
1372. ゴッドファーザー PART Ⅱ
他人の痛みには鈍感なれど自身の痛みには過敏。三部作に共通する外道の身勝手さが極まれる本作。下積み知らずの二代目ボスのクノーなど真っ当に生きる者の苦悩に比べ物の数ではないのに、これ見よがしに感傷的に描き立てられているのがチャンチャラ可笑しいです。また、ダラダラダラダラとお話の未練がましさと比例する冗長さにゲンナリさせられます。パチーノ出演でも妥協出来ず。 [ビデオ(字幕)] 1点(2009-10-07 15:12:58)(良:3票) |
1373. トップ・シークレット
荷車の牛が A HARD DAY'S NIGHTを歌うシーンを筆頭にクスッとさせられるところは多々ありました。しかし、ボクシングの試合でダウンシーンを待ち望んでいたのにジャブの応酬だけで終わってしまったような作品でした。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-27 23:18:09) |
1374. 沈黙のテロリスト
チープなストーリーにデニス・ホッパーの嫌らしさも活きません。サイズモアと御大セガール揃っての「よっこらしょ」と掛け声の要りそうなノッソリした身のこなしが緊迫感を決定的に削いでおりました。 [地上波(吹替)] 2点(2009-09-26 22:01:10) |
1375. ダーティハリー
「法で裁けぬなら俺が裁く」豪腕刑事ものではピカイチの作品。自らに課した一線を越えてしまった裁きに責任を取ってバッジを投げ捨てるラストにハリーの誇り高さを見ました。クールな彼の歯止めを効かなくさせたさそりは映画史上空前の悪人。「俺には弁護士を呼ぶ権利があるんだぁ・・」「漕げ漕げ漕げよボート漕げよ♪・・・」は忘れようにも忘れられません。 [地上波(吹替)] 7点(2009-09-26 17:32:18)(良:2票) |
1376. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 こんな不条理な事件が実話とは。警部、精神病院の医師、ニセ子供に対して・・・活字に出来ない憤りでワナワナ。「もう、観てられない」とそれが頂点に達した時に、希望の光となる事実が発覚。母が良心ある人々の助けを受けてゲス共との喧嘩に最後に勝利。やり切れない結末。展開に私の血圧は乱高下を繰り返しました。どの作品でも抜群の存在感を示すマルコヴィッチに感心し、「母親の唇、何処かで見たことあるけど・・・?」本サイトで、昔サメをも殴りつけていたアンジーと知り好演に仰天です。実に見応えのある作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-25 22:57:32)(良:1票) |
1377. 恐怖のメロディ
展開は見え見えでしたが、イーストウッドを苦しめるストーカー女の圧倒的な存在感が光ります。さすがに度が過ぎてはいますが、尻軽男がお灸をすえられている部分は自業自得であり、怨念と憎悪と恐怖の三つ巴の戦いに胸が高鳴ったのですが、あてが外れました。 淡白に過ぎるクライマックスでした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-24 17:08:07) |
1378. ブリット
子供時分の記憶が微かに残っていただけはあるカーチェイスシーン、緊迫感に握りこぶしを作って見入っていました。このシーンも含め全編に亘って漂う硬質な空気はマックィーン特有のものです。本作ではいでたち・身のこなし以上に目力が素晴らしく、恋人になじられた際の眼差し、チャーマースを撥ね付ける眼差しに惚れ惚れしました。脚本がどうにも拙く作品として4点が限度。残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-20 12:20:03) |
1379. RONIN
子供が小さい時でデ・ニーロ観たさに万障繰り合わせて鑑賞したのですが、その甲斐がありませんでした。タイトル、キャラクター、展開、全てが思わせぶり。結末はお粗末。多数の有名人を広告塔に使用した悪徳商法の口上のような作品でした。個人的な思い出の部分に1点。 [映画館(字幕)] 1点(2009-09-20 12:10:35) |
1380. 地獄の黙示録 特別完全版
不完全な所を補う何かがあるのだろうかと6年前に観ました。慰安婦さん、カーツの如き仏人入植者からも何も観るべきところはありませんでした。だらだらだらだら時間をかけている愚劣さにオリジナルから-1点。 [DVD(字幕)] 0点(2009-09-19 13:15:40)(良:1票) |