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1.  黒猫・白猫
エミール・クストリッツァ好きなら間違いない作品。いつもの民族紛争や政治思想といった暗い背景は抑え気味で底抜けに明るい人生賛歌が描かれている。ラブストーリーが軸になっているが、そこはやはり一筋縄ではいかないのが通例。黒猫白猫はじめ豚やガチョウや山羊といった動物達が繰り広げるアンサンブル。例のごとく永遠に続くかと思える結婚式の宴。思えば映画の半分以上が宴のシーンな気がする。「アンダーグラウンド」に比べると中毒性では劣るが、とにかく明るいドタバタ劇なので気軽に見られるし、私はこっちの方が好き。クストリッツァ初心者にもオススメ。
[DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 22:51:13)(良:2票)
2.  僕たちは希望という名の列車に乗った
ハンガリー動乱のニュース映像を映画館で目撃した学生達が衝撃を受け、何か自分達に出来ることはないかと行った"黙祷"。初めは軽い気持ちだったんだと思う。クラス全員でやる事で一体感が生まれるし、正しい行いをしたんだと錯覚する。 しかし、たったそれだけの事が国家を巻き込んだ大騒動に発展していく事になるなんて。 首謀者を炙り出す為に政府の何か重要な機関(良くわからないけど)から来たと思われる女性のお偉いさんが凄い圧力で怖かった。  彼らが希望を求めて向かう先には何があるのか、とにかく先の気になる展開と彼らの危うい青春ストーリーはとても感動的だった。これが実話というのだから凄い。
[映画館(字幕)] 9点(2019-06-26 20:39:39)(良:1票)
3.  あん 《ネタバレ》 
近くの映画館で「樹木希林さん追悼特集上映」として本作が公開されていて、ちょうど未見だった為鑑賞。  いやぁ、いい映画だった。 永瀬正敏がいかにも寡黙な職人の風貌で登場し、起き抜けにどら焼の生地を仕込んでいる。 店には女子中学生などで賑わい、これはきっと美味しいどら焼なのだろうなぁと想像しながら観ていたのだが、実は全然こだわりなんて無いし、そんなに情熱もないという意外性。  そこに登場したのが、50年もあん練りをしてきたという、言わばあんの達人、樹木希林の登場である。 これは面白くならない訳がない。 二人のエピソードを軸に悩みを抱える学生との交流も交えながらどら焼作りの大変さと楽しさがよく伝わってきた。 自分も和菓子を作る仕事をしている為、ほんとうにもの作りに対するこだわりや情熱が感じられたし、美味しいものをお客さんに食べさせたいというシンプルな想いに共感を得た。  小豆一粒一粒を丁寧に扱い、小豆に対して会話をしながらじーっと近くで観察し、炊けるのを待つ徳江さんの眼差しが忘れられない。  後半はかなり悲しい展開だったが、希林さんがもう亡くなってしまったという事実が、どうしたって作中の彼女が演じる人物と重なってしまって、涙なくしては見られなかった。
[映画館(邦画)] 9点(2018-10-02 14:50:58)(良:1票)
4.  アンダーグラウンド(1995)
エミール・クストリッツア特集上映「Unza!Unza!Kusturica!2017」にて鑑賞。 本当は本邦初公開の”完全版”(5時間14分)を観たかったのだが、悲しいかな私の地域では”通常版”のみの上映だった。 通常版の2時間50分ですら長いのに、そこから2時間半近くも上乗せされているなんてヤバい、狂ってる。でも観てみたい!  さて、こっから”通常版”のレビューですが、何というか一言では言い表せない作品だ。 色んな部分で狂気を感じるし、クストリッツァ独特の演出は他の作品と併せて観れば観るほどハマってしまう中毒性がある。 はっきり言って訳がわからない内容なんだけど、鮮烈に印象に残る場面がいくつもある。 特に彼の作品には多くの動物が登場し活き活きと活躍していることも特徴だが、本作では戦争の悲惨さを表す為かやや扱いが酷かった。しかし、そんな中活躍してくれるのがチンパンジーだ。愛らしい表情で和ませてくれるし、時に人間に復讐したりしてなかなか憎い役所だ。彼には演技賞をあげたい。  戦争の悲惨さを時にリアルに描きながらも、寓話的に作られたこの世界では人々は決して悲しみ暮れる事なく、永遠に続くかと思われる宴、いや狂宴に身を投じていくのだった。その宴のテンションは異様で、観る者を圧倒するだろう。ただ、かなり好き嫌いの分かれる作品だと思うので注意は必要。ちなみに、最新作の「オン・ザ・ミルキー・ロード」はこれに似た作品でありながらもかなりマイルドなので、先にそちらを観て気に入ったら本作を観るというやり方もおススメです。
[映画館(字幕)] 9点(2017-10-21 23:43:50)(良:1票)
5.  未来は今
好きなコーエン兄弟作品マイベスト3位に入るくらい好き。 何より徹底して作りこまれた世界観が好きだし、この映画内で起こる全ての事象がやり過ぎなくらい大げさに描かれている所が好き。 何の会社なのかよくわからないけど常に手紙で溢れてるし、それを仕分ける人だけで何人居るんだよ?ってまずツッコミたくなる。 書簡を送るために張り巡らされたパイプとか(科学的にどういう原理で送られてるんだ?)、常にタイプを打ち続ける謎の機械とか、そして大いなる秘密が隠された巨大時計の歯車とか、そういったものを観てるだけでなんだかワクワクさせられる。 物語的には相当ぶっ飛んでて非常にくだらない部分もあるんだけど、というか全部がくだらないんだけど、ティム・ロビンスのあのニヤケ顔を思い出すとまた観たくなってしまうんだなこれが。何が面白いのか上手く説明できないけど、不思議な魔力のある映画だと思ってます。
[DVD(字幕)] 9点(2016-11-11 21:41:39)
6.  ボーン・アルティメイタム
シリーズ完結編にして最高傑作。特に不満点はないのだが、強いてあげるならボーン自体の強さはもう分かってしまっているので、いくら強そうな黒人のあんちゃんが出てこようが、銃を持った複数人に囲まれようが、接近戦において全く負ける気がしないので安心しきってしまう事。また、格闘シーンのカット割りが細かすぎて何が起こっているのかわかりずらい。ひたすら「ガッ」とか「ビシッ」とか延々と響き、こりゃアクション俳優じゃなくても簡単にジャッキーチェンになれてしまうなと思ってしまった。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-10-12 12:52:49)
7.  ボーン・アイデンティティー
やっぱり1作目が1番好き。 記憶を失くした主人公が巨大な陰謀渦巻く事件に巻き込まれていく様はアクション映画というよりもサスペンス要素満載で、ヒッチコック作品のようなハラハラドキドキ感がある。 とにかく圧倒的にリアリズム重視の演出と、一見地味なマットが主演というのが最大のミソだろう。
[映画館(字幕)] 9点(2016-10-12 12:36:23)
8.  ファイト・クラブ
【改行推奨】 「ファイト・クラブ」はこんな方にオススメ。 ・最近不眠症な人 ・ストレス解消法が物を買うことである ・物欲が高い ・会社の上司に倍返ししたいと思っている ・性欲が下がり気味  さあ!同じ事の繰り返しの毎日から抜け出すために君もレッツNAGURIAI! ただし、SATUJINNやBAKUDANはやりすぎなのでやめておこう!
[映画館(字幕)] 9点(2013-10-15 13:05:23)
9.  ニーチェの馬
冒頭、ニーチェの馬が現れるシーンが凄い印象に残った。躍動感に溢れ、詩的で、美しい。  面白いか面白くないかはひとまず置いておいて、世界観と表現方法がとても素晴らしい映画だ。  ひたすら同じ音楽を流し続けるスタイル、常に嵐が巻き起こっている荒野、極端に排された台詞。30分位経過してやっと喋った台詞が「もう寝ろ」って…。  あとやっぱり馬の使い方がとても素晴らしいと思う。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-07 19:42:29)
10.  希望のかなた 《ネタバレ》 
私もアキ・カウリスマキ監督初鑑賞。 シリアの内戦から逃れてフィンランドへやって来た主人公を待ち受けていたのは、不当な暴力と、難民保護の却下、強制送還という希望も何もない過酷な現実だった。 とにかく、この主人公によって語られる戦争体験が壮絶すぎて、ここを映像化した方が面白いんじゃない?と思うほどだった。 時折挿入されるおじさんバンドの歌詞が非常に希望に溢れ突き刺さる。  そして、主人公がやっと希望を見出す事になるレストランとの出会い。 一体この映画の何処にコメディ要素があるのかと思ったが、それは不意に終了20分前に訪れた。 全然人気のないレストランが打ち出した苦肉の策。 そうだ寿司を出そう! 早速料理本を購入し、作り始めるシェフ達。 おいおい、ネタとワサビが逆でんがな! 思わず変な方言を口走ってしまうほどの衝撃。 とにかく、めっちゃ不味そうだし、レジ前に招き猫飾っちゃってるし、銅鑼(どら)は鳴らすし、ヤバすぎる店が爆誕していた。これは意表を突かれたわ。笑笑
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-29 08:27:09)
11.  女は二度決断する
おそらく誰もが書くであろう事を先に書いておこう。 ダイアン・クルーガーの演技が素晴らしかった! テロ爆破事件で悲劇に見舞われ、やがて容疑者と法廷で対決していく展開にグイグイ引き込まれたのは、彼女の確かな演技があってのものだった。  彼女が復讐の為にとる行動は賛否分かれそうだが、タイトルにもある"ニ度の決断"の意味を知った時、彼女の苦悩や葛藤がありありと伝わってきて凄く考えさせられた。批判するのは簡単だが、そこは当事者でなきゃわからない領域だと思うので、私にはただただ受け入れざるを得なかった。  不条理に満ちた暗い物語だが、法廷劇、復讐劇としても単純に面白いし、主人公の女性の心理描写もしっかりしているのでこれはなかなかの良作!
[映画館(字幕)] 8点(2018-07-11 22:35:32)(良:1票)
12.  ナチュラルウーマン
最愛の人に別れを告げたい。 それだけなのに、周りから向けられる 差別、差別、差別、差別、差別 偏見、偏見、偏見、偏見、偏見 の目。 そんな雑音をかき消すかのように、彼女は歌う。 どんな時もありのままの女で居させてくれる愛する人を想って。 彼女は愛の力によって逆境に立ち向かう。 それを象徴するのがあり得ない位の向かい風に向かって歩くシーンだろう。 例え身体が斜めになろうと彼女は歩くのを止めない。 彼女の決意が見て取れる良いシーンだった。
[映画館(字幕)] 8点(2018-03-26 14:22:56)
13.  スノーデン
監視社会怖っ!素直にそう感じた。 オリバーストーンの映画は社会派過ぎてちょっと苦手な分野だったけど、今作はかなりエンタメ重視というかテンポよく進むし、サスペンス要素満載で飽きさせない作りだったので気に入った。 「500日のサマー」で好きになったジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技がとにかく素晴らしくて終始引き込まれた。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-12 00:25:32)
14.  ジェイソン・ボーン
これまでの人の良さそうなあんちゃんだったマットデイモンが、面構えからして完全にアクションスターへと変貌を遂げていた。ジャンクロードヴァンダムかと思ったくらいだもん。完全に自分を取り戻したからなのだろう。だからタイトルもフルネームだ! これまではサスペンスに重きを置いていた今作だが、もうアクション映画と言っていい。きっとここから新章突入となるのだろう。 新たな黒幕として登場するトミー・リー・ジョーンズとヴァンサン・カッセルが凄い存在感で、より対決の構図が浮き彫りになり、気の抜けない物語に仕上がっていたと思う。今後も楽しみ。
[映画館(字幕)] 8点(2016-10-12 20:00:09)
15.  ボーン・スプレマシー
基本的に1作目と同様の展開で真新しさがないので少々中弛みするが、観て損はない出来。カーチェイスはさらに激しさを増しており、あれだけのパトカーに追われながらよく逃げ切れるなと感心せずにはいられない。ボーン自身も段々記憶を取り戻し、手口が鮮やかさを増しておりより無駄のないアクションが楽しめる。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-10-12 12:42:43)
16.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
かなりバカバカしいけど、こういうノリ嫌いじゃない。 謎解きというか、こいつら一体どんなアホな事やらかしたんだ!?と、想像しながら楽しめるというのは斬新だと思った。 そして、その愚行を目の当たりにして、やっぱりねと納得してしまった。バールを持った全裸の男に襲われるなんて、その絵面だけで爆笑ものでしょう。
[DVD(吹替)] 8点(2016-07-29 03:22:12)
17.  ワイルド・スピード
新作が公開されるので全作予習しておこうと思い見始めた。 いかにもアメリカ映画って感じのダイナミックさが楽しい作品だった。  普通に街中の道路でスピードを競い合うクレイジーな連中。 トラック強盗から仲間を救うくだりの豪快さ。 とにかくカーアクション満載で楽しめた。 ドミニクとブライアンがとにかく格好いい!
[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-02 22:43:38)
18.  馬を放つ
キルギスというよくわからない国の農村を舞台に、伝統やしきたりを守って暮らす遊牧民の子孫?達が互いに協力しあいながら暮らす様子を描いている。  一方で、タイトルにもあるように馬を放つ者がこの物語の焦点となっている。馬を放つ者、要するに勝手に人の所有する馬を放ってしまう犯罪者だ。とは言え、馬を愛し、馬を大切にしてきた先祖の教えを守り、金儲けに馬を利用するのが許せないという言い分は、現代化の波が押し寄せるキルギスにおける現状に一石を投じるようなそんなテーマなのではないかと感じられた。  また、馬を放たれた事で激怒する競争馬のオーナーはちょっとチョウ・ユンファに似てましたね。
[DVD(字幕)] 7点(2018-12-03 16:02:24)
19.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 
花嫁が結婚式に父親を呼びたいというのは当然の事。 しかし、父親候補が3人も居て、会えばわかるだろうと思って3人とも招待してしまったからさあ大変! そこから巻き起こる大騒動と、無事に結婚式は成功するのかという物語。 父親候補の3人が皆自分が父親と思っているし、母親は参加者全員の前で不貞を暴かれるという公開処刑。まさに泥沼のグダグダ展開。もうね、DNA鑑定しかないわこれ!  しかし、あくまでこの映画は能天気なので、そんな重要な問題でも歌と踊りで乗り切ってしまう。もう父親なんて誰でも良し!むしろ、母親も3人のうちの1人と勢いで結婚してしまうという無茶苦茶っぷり!  とにかくABBAの名曲に乗せて歌って踊れる楽しい映画だ。 メリル・ストリープの歌唱力はさすが。 ピアース・ブロスナンは……2度と歌わないで下さい(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-08-22 21:02:49)
20.  パターソン
詩的な映画。 静かな映画。  どこに向かうともなく、淡々と退屈な日常が描かれる。 何か事件が起こったり、恋人とのラブストーリーが展開されていくわけでもない。  カメラはひたすらパターソンという青年のぱっとしない日常を映し出す。 映画にする意味があるのか?とも思う。 しかし、彼の表情はどことなく物憂げで、何かをしたいんだけど踏み出せ無いような、そんな弱さを感じさせて一体何処に向かうのか妙に気になってしまう。 はっきりとした物語を好む観客にはまるで向かない映画だと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2018-06-02 15:55:19)
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