1. 天空の城ラピュタ
名作にはイメージソングあり! 『君をのせて』は小学生時代何度歌ったことか。 哀愁あって思い出深く、素晴らしい曲です。 また、空から降ってきた少女シータとパズーとの冒険活劇も楽しませてくれるが、ストーリーのディテール設定やラピュタの歴史的奥深さもまた魅力的要素である。 金ローで何十回ループしても飽きないわけだ。 アニメーション大国が誇る名作なんで若い人には特に観て欲しいですね。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-14 10:57:05)(良:1票) |
2. 魔女の宅急便(1989)
賛否あるでしょうが個人的に… 「ナウシカ」、「ラピュタ」、「トトロ」そして「魔女の宅急便」。 ジブリ四天王でございます。 あまりにも思い出深くて何を書こうかレビューを躊躇するぐらいでした。 キキの魔女としての成長が、冒険のわくわく感がたまらなく響きました。 こころを温かくする宅急便。アイデアが素晴らしい。 ホントに名作です。 色褪せません。 松任谷由実の曲も素晴らしいです。 ああ、また無性に観たくなってしまった。 [ビデオ(邦画)] 9点(2020-02-27 00:19:54)(良:3票) |
3. 孤狼の血
《ネタバレ》 法が整備されていない時代とは言え凄まじい広島呉(架空)の夏だった。 二大勢力暴力団の抗争の狭間でマル暴の躍動が存在する。 俳優はなんと言っても輝きを放つ役所広司。 正直、アウトロー刑事はツボなんですよ。違法捜査を厭わないが正義はしっかり持っていてヤクザを手懐ける。 暴力団からすれば脅威の存在。一言「ガミさんかっこよすぎる」。 松坂はラブコメ俳優の印象が強かったがギャップで凌駕する。こんな演技もしてくれるのだと。 真面目なインテリ優男の成長を見事に演じきりラストにハイライト吸うあたりなんてのは立派なガミさんの相棒になったもんだとグッと熱くさせてくれた。 過激さはアウトレイジ1より若干マイルドにおもう。抵抗がある人もスルーせず是非観て頂きたい。 男臭いドラマの中で個々の生き様が胸を熱くしてくれる。 意外にも劇場で女性客が多かったのは松坂桃李ファンなのだろうか?この作品の魅力なのだろうか? 後者でしょ。 次作も決定したので引けをとらないパワーみなぎる作品を期待してます。 [映画館(邦画)] 9点(2018-06-01 13:11:16)(良:2票) |
4. アウトレイジ 最終章
《ネタバレ》 舞台挨拶行ってきました!生たけし。 あまりの興奮で手に汗が…。 さておき、監督が言っていたとおり最終章に相応しくまとめ上げておりました。アウトレイジファンとしては堪らない内容でした。 バイオレンスはシリーズで1番の抑え目でヤクザ抗争ドンパチ盛り沢山という感じではなくマイルドになったぶんだけ駆け引きは好展開で見応えあり。 ビヨンドでけりをつけていない復讐を総清算でした。 キャストでは過去に劣るものの西田敏行、塩見三省、ピエール瀧が存在感発揮。衰えが激しかったので心配だが? 特に西田さんのカリスマ性が半端ない。アドリブも半端なかった。 ラストは北野武らしく想定内ですが。満足して涙でそうだった。これでアウトレイジシリーズ完結か…。 秋空とともにポッカリ物悲しく感じてしまいました。 [映画館(邦画)] 9点(2017-10-07 14:54:18)(良:1票) |
5. 赤ひげ
予備知識無く鑑賞。 恥ずかしながら時代劇かとおもったwある製薬会社に赤ひげのポスター貼ってあったのを思い出す。なるほどね。 現代の医療も問題だらけ。医者の不祥事、隠蔽、医療事故等大いに問題題もつきまとう。虐待や精神病だって今も尚社会問題。 だからこそリンクする部分が多く赤ひげの威厳さをダイレクトに感じる。こんな医者がいつの時代でも親身に救ってくれればなと思うし願いたい。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-01-13 14:48:02) |
6. 天国と地獄
普通に面白くて退屈しない展開。極上のサスペンスと言っても過言じゃない。 誘拐事件が多発した昭和中期、アナログな捜査がまたなんとも言えない味が出てる。三船は鉄板だが仲代がまたなんとも名演技で際立つ。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2017-01-12 19:42:19) |
7. 生きる
こんなに後からじわじわとくる映画も珍しい。黒澤が描くヒューマニズムの代表格であり間違いなく不朽の名作。 無気力に生き坦々と過ごす日々の人間にある日死の宣告が訪れる。余命をどう生きるか。誰もがいつかは死ぬわけではあるが、こんなに人生の意味を考えることはないんじゃないか。きっと同じ立場であれば強烈な不安に襲われる。そのなかで明日をどう生きるか。深く考えさせられた。 また、志村喬が迫真。何が凄いって、全体的にボソボソと話すのだが会話要らずの眼の演技。絶望、不安、生命力を眼で表現してる。 エンディングは夕焼けが印象的。モノクロではあるが生き抜いた達成感と哀愁に映え色彩があるようだ。ブランコを見る際、恐らくずっとこの生きるが頭によぎるだろう。それだけの映画。 [DVD(邦画)] 9点(2017-01-11 19:34:06)(良:2票) |
8. アウトレイジ(2010)
《ネタバレ》 ジャパニーズマフィアの真骨頂を見せてくれた。バイオレンス好きの私にとっては極上のエンターテイメント。 映画館で見に行き自宅で録画を20回ぐらい鑑賞したぐらい笑 まず役者が豪華。普段優しいヒューマンドラマに良く出る役者がたけしワールドのヤクザに見事に変貌。椎名や加瀬は特に好演出。 ストーリーも小難しくなくシンプル。「コノヤロー」、「バカヤロ」、「カタチダケダカラヨ」「ハモン」の台詞だけで成り立ってしまっている。 ヤクザは親でも兄弟でもメンツである。当然親には逆らえないし、立場上やるしかない。失敗すれば責任を取らされ落とし前をつける。そして人の弱みにつけこむのが商売。その反社会組織の仕組み、シノギや極道の筋ってのはよく描かれているなあと感心した。 仁義なき抗争からマル暴との絡みまで登場人物は【全員悪人】。これが本作の見所であり全てである。 10点に届かなかったのは皆様がおっしゃるとおり椎名演じる水野の生かし方とマフィア映画特有の銃で乱殺しておしまいってとこが在り来たりだったかな。 アウトレイジ3発表まで秒読み。今後のシリーズ化に期待を込めてリクエストしたい。 [映画館(邦画)] 9点(2016-09-29 13:11:37) |
9. Kids Return キッズ・リターン
マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな。 馬鹿野郎、まだ始まっちゃいねーよ。 最後、校庭で自転車に乗りながらのラストの台詞が大好きすぎる。 人には必ずある人生の失敗、挫折を青春に乗せて描く最高のストーリー。 レイジングブルに影響受けたというがやっぱりボクシングいいよね。北野武監督の才能に拍手喝采。 [地上波(邦画)] 9点(2016-09-09 19:28:48) |
10. 孤狼の血 LEVEL2
《ネタバレ》 続編を待ちわびて映画館行ってきました。 正直,鑑賞前まではオリジナルストーリーということで少々不安, また「LEVEL2」というサブタイトルより「凶犬の眼」のほうがしっくりくると思ってました。 ガミさん亡き後,日岡の成長をどう描くか見ものでしたが今回は主人公がもう一人いましたね。 悪魔こと上林。彼には本当の意味で仁義が無い。敵対のみならず、邪魔とみなしたものは身内の親だろうが五十子姐さんだろうが平気で嬲り殺し、目玉をくり抜き、容赦なく放たれる銃撃音…恐ろしさを覚えました。これは上玉のバイオレンス。歴史に残す悪役というのは嘘ではなかった。 日岡の成長はつまりこの悪魔との戦いによって狼化していくのである。 クライマックスの熱量はリミットレスでした。 仁侠のおもしろさを再確認。時代が違うからこそより強く感じる。 白石監督や主役二人も流石だがキャスティングも素晴らしかった。特に続投したバイプレイヤー(中村獅童,滝藤など)が見せ場は限られていたものの憎たらしさも含めて光ってました。 仁義なき戦いに引けも取らない東映の怪物作といっても過言ではないでしょう。 次回作の布石も十分で期待しときます。 [映画館(邦画)] 8点(2021-08-25 17:53:11) |
11. もののけ姫
約20年前、映画館で観ました。 当時は大人よりのジブリに難解を覚えましたが、鑑賞回数を重ねるごとに読み解くことができ、 この映画の魅力が増していきました。 自然と人間の共存、サンとアシタカの心境の変化、森羅万象の美しさ、久石の造る心地よいサウンド、米良のカウンターテノールは響きました。 単純なエンターテイメントとしては面白さが伝わりにくい作品だと思うが、「生きる」をテーマに味が深いとおもいます。 [映画館(邦画)] 8点(2021-01-29 15:02:02) |
12. となりのトトロ
今更だけど投稿します。 所沢のゆるキャラ・トトロ。30年も経つのに色あせない音楽と田舎の情景と温かい家族とご近所さんたち。 短いアニメーションだけどぐっと詰まってます。アイデアが凄い。何をとっても申し分ないです。 [DVD(邦画)] 8点(2019-08-15 23:08:58) |
13. 悪魔の手毬唄(1977)
前作犬神家より話題性は落ちるものの古典的なホラーが満載で個人的にはこちらのほうが好み。 殺人バリエーション、ロケーション、風習や慣わしの古さが逆に切れ味があって現代映画ではきっと描けないだろうなと。 金田一演じる石坂が二度目ということもあり前回よりもはまり役。続編として凄みを増している。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-07-31 22:22:17) |
14. 犬神家の一族(1976)
推理小説も読まないし生まれる前の作品なので石坂以外役者もほとんどわかりませんが 40年たった今も語り継がれる日本の古き良き映画なのは間違いなし。 言うまでなく佐清の不気味なマスクのインパクト、それを取り巻く松子、竹子、梅子。圧倒的な美貌の珠世、ボディガードの猿蔵。 そして金田一の鋭い推理力と不潔さ。どれも個性に溢れる。 池から飛び出る二本足なんて素晴らしい美術そのもの。 犯人は中盤で予測できてしまったものの完成度は高すぎる。 ロケは違うかもしれないけど夏の那須に行きたくなってきたよ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-07-31 22:03:01)(良:1票) |
15. 切腹
切腹の歴史は知識あまりないのだけども。 落とし前のつけ方とおもってましたが生き恥を晒したくない武士の死に方としてもあったんですね。 ゆすりとしても非常にリスキー。 津雲半四郎演じる仲代の一語一句の重さが物語る重厚な展開。 まさに残酷の美。語り継がれる映画だとおもいます。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-07-23 23:41:01) |
16. 火垂るの墓(1988)
昔から何度も観ているけど、こんな居た堪れない気持ちになる作品もめずらしい。 名シーンはたくさんあるけど兄弟の愛情は特に印象的。また、何かを物語っているように静かに飛び交う蛍の光には込み上げてくるものがある。 ジブリの中でも異色の傑作。アニメーションながら表現力は実写版のよう。 平和ボケしている今こそ戦争の無意味さや残酷さを過激な描写に背を向けず、こういった作品からでも向き合っていくべき。 [地上波(邦画)] 8点(2017-07-27 23:18:13) |
17. この世界の片隅に(2016)
この映画を見て一番に感じたこと。 声優の素晴らしさである。 のんとすずの絶妙なシンクロ。時代に負けず直向きに生きる強さや人柄の温かさはアニメーションではあるが実写版のような体感。まさにすずでありのんのようである。それほど声でこの映画を良作へと盛立てた。監督の熱烈オファーも納得。 [映画館(邦画)] 8点(2017-01-02 19:38:17) |
18. アウトレイジ ビヨンド
《ネタバレ》 待望の続編。ビヨンドって響きがな~完全に続編なわけで1観てないとストーリーが分からないはずなので2でよかったんじゃないかな。 まず目を引くのはキャストの豪華さ。西田に松重に白竜に高橋に桐谷に新井に田中に。出演の逆オファーもあったっていうから武映画のファン(?)がずらりと並ぶ。椎名桔平がいないのは残念だが加瀬や中野も危なさ健在。これだけでも見応え十分です。 残虐シーンが一番の期待だったがドリルか…。これもいいんだけど。やっぱり期待してたのは関東VS関西。これじゃあかませ犬過ぎて。関西の圧勝ジャン。それは次回作で鬱憤を晴らしてくれることでしょう。 アウトレイジ3公開発表まで待ったなし。登場人物が死に過ぎてキャストが予想しづらいぞバカヤロ。 [映画館(邦画)] 8点(2016-10-02 23:58:09) |
19. あの夏、いちばん静かな海。
前2作も非常にいいのだがコメディアンとしての片鱗もあれば暴力描写は良くも悪くもビートたけしらしさがあった。 本作にはそれが無い。たけしの挑戦なんでしょうね。 出演もしなければジャンルはガラッと青春ラブストーリー。そしてサイレントと来た。 この映画で完全にビートたけしから北野武に変貌したと言って過言ではないでしょう。 タイトルからも感じ取れる繊細さと透明感。メロディが心地よく響く良作。まさに夏を浸れる映画。 [DVD(邦画)] 8点(2016-04-06 13:33:06) |
20. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
従来のエヴァの良さを引き出しつつ尚且マリの新キャラ登場で新しい世界観が見事に融合。 ここから新劇場版のリスタートって感じでエヴァの一番の絶頂かな?と感じた作品でした。 面白かったです。 また覚醒したエヴァも魅力的。最後の「翼をください」はずるいw [映画館(邦画)] 8点(2015-08-09 02:36:21) |