Menu
 > レビュワー
 > 椎名みかん さんの口コミ一覧。3ページ目
椎名みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 278
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  笑の大学
笑いあり、涙ありを期待してみたが、笑いも涙もなかった。 堅物の検閲官が徐々に劇作家に感化され打ち解けていくという展開は、見るもの誰もが物語冒頭から予想するものであり、そして実際その通りの展開となった。意外性があればいいというわけではないがあまりに予定調和な物語である。 本作はいわゆる密室劇に近い作品であるが、変わらない場面でえんえんとセリフだけで物語を進ませ、それでいて、かつ見るものを飽きさせず楽しませるには、よほどシナリオに面白さがなければならない。ましてや本作はその密室に登場人物がたった2人だけというのだから、なおさらハードルが高くなる。だが残念ながら本作はその高いハードルを超えていない。ぶっちゃけ、出来が悪いのだ。だから、見ていて非常に退屈に感じる。ラストはちょっとしたお涙頂戴を狙っているが、別段心動かされるものでもない。見終わっても特に何も残らないし、見ている間も退屈に感じる、そんな作品。
[DVD(邦画)] 5点(2012-06-24 22:17:34)
42.  呪怨 (2003)
一本筋の通ったストーリーもなく、新たに人物が登場しては殺されるというパターンを延々繰り返すので、見ていてだんだん飽きる。恐怖の演出(突然子供が現れる、視界に入るなど)もとにかく何度も何度も見せられるものだから、後半ゲップが出そうでした。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-08-02 13:21:51)
43.  蝉しぐれ
なんか、特にどうってこともない映画だな。メインは結局、ふくと主人公が結ばれなかった悲哀ってところか?だとしたらイマイチ描き切れてないなあ●前半の親父の死が後半に全く関係してないのもどうかと思う●まあ、見れない話ではないが特段面白くもない、そんな映画。
[地上波(邦画)] 5点(2008-06-08 21:08:04)
44.  座頭市(2003)
ストーリーはしょうもない。また、どうでもいいシーンがだらだら続いて、退屈に感じる時間が多かった(最後のタップダンスシーンなど)。殺陣はうまく見せていたのでそこだけは評価できる。
[地上波(吹替)] 5点(2007-06-03 23:43:00)
45.  亡国のイージス
これって「原作読んでないヤツは理解しなくていいよ」な映画なんだろうな。 ストーリーでよく分からない点が腐るほどある。副長がどうしてヨンファに味方するのか、船員達が何故副長について行くのか、その理由がよく分からない。副長は息子が死んだことを発端にヨンファに同調していったのであろうし、船員達も「日本がくさってるから立て直す」とかそういう思想的な点で副長についていったのだろうとは、推測できるが、そのへんの説明があまりに不十分。だから、どうにもストーリーにのめりこめない。  他にも、いったい、ヨンファと副長との間には何あったのか、防大生はどういう経緯で死んだのか、ヨンファはそもそも船を乗っ取っていったい何がしたかったのか、如月はいったいどういう過去を背負ってあの船に乗り込んだのか、その他諸々とにかく、まるで描き切れてないものだから、物語に深みも何もあったモンじゃない。 あの、女格闘家みたいなヤツの存在もなんだか分からないし、如月との水中キスはいったい何の意味が?如月が死ぬ間際、副長に親父の話をするのは何のこっちゃ? さらに言うなら、この作品のテーマの「もはや国とは呼べない日本」というのが、いったい何を持ってそう批判されているのか、全く伝わってこない。日本の何が気に入らないの?日本を亡国とまで言うまでに、いったい日本には何が足りないの?そのへん大事なテーマなんだからきっちり描いて下さい。 たぶん、原作読んでれば分かるのか知れないが、原作読んでるの前提の映画なら、最初から「この映画は原作を予習してから見て下さい。原作を知らない人が見ても楽しめません」と前置きしておいて下さいね。  アクションシーンもやはり日本映画の限界を感じる。銃撃シーンはそこそこ楽しめたけど、爆発シーンあたりは金がかかってないのがよくわかる。 ラストで艦船が沈むシーンがお粗末なのはまだいいとして、最初に「いそかぜ」によってミサイル攻撃される別の艦の撃沈シーンが、遠くで炎上してるワンカットで終了って、手を抜きすぎじゃないか?  ところで、ラストシーン、主人公の決死の手旗信号でナントカ爆弾(名称失念)による攻撃を寸でのところにやめさせることに成功するわけだけど、どのみちそのあと、船は沈没するわ、生存者はなんだか主人公1人だけみたいだし、それなら、別にナントカ爆弾使ったって特に困らなかったんじゃぁないの?(笑)
[地上波(邦画)] 5点(2006-11-12 14:06:06)
46.  黒い家(1999)
原作もそんなに面白いってわけでもない。それでも「強烈な不気味さ」みたいなのがあってその辺は読んで手楽しかった。しかし、映画になると、それが全く失われてた。見るべきところのない映画。
5点(2003-03-09 19:00:54)
47.  THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
面白くない。 シナリオがひどすぎる。 とにかく、心を動かすような展開は全くなかった。よくこんなシナリオが通ったな、と思う。どこに面白さを感じればいいのか全く分からなかった。有名な役者がいっぱい出て、制作費もそれなりにかけても、シナリオがこれでは駄目だろう。 しかし、信長と濃姫の関係も、なにか終始「嘘くさい」「作り物」な感じが拭えなかった。君たちは本当に愛し合っているのかい?  戦闘シーンが少なくて退屈なんて意見もあるが、まあそもそも恋愛が主軸の話なので、戦闘シーンが少ないのは仕方がない。 織田信長が主人公だからといって、戦やってないと駄目なんて思い込みは持たないでおきたい…のではあるが、メインの恋愛がまるで面白くなかったので、せめて戦シーンが面白ければ救いようもあったと思ってしまう。 信長が途中から突然、戦の鬼になり、濃姫のことなんてどうでもいいって言い出すあたりはわかるんだけど、安土城を作ったあたりから突然腑抜けになって、「濃姫、恋しいよう」なんて言い出すこの心情の変化は何によってもたらされたのか不明。描き方がいまいちだな。 明智光秀の裏切りの理由や人物像の新解釈は面白かった。 日本映画としては随分お金をかけて作ったらしいが、それでもあの程度の映像しか作れなかったのか。日本映画の現状は厳しいのだなと考えさせられた。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-10-31 05:48:30)(良:1票)
48.  エヴェレスト 神々の山嶺
かなりの駄作。 原作がそもそも駄目なのか、映画化のために書いたシナリオが駄目なのかわからないが、お話がひどい。 だめな理由は主に2つ。 1つは羽生と主人公の友情や絆、これが物語の根幹にしたかったのだろうが、それが全く機能していないこと。 というのも、二人が互いにそこまで思い入れを抱くようなことが作中にほとんど起きていないからだ。二人は互いに相手の人間性や考えに強く感情移入するようなことが作中に起こっていない。 だから、二人に友情や絆が芽生えたことに全然説得力がないのだ。 そうであるのに、やたらと二人の友情、絆をやられてもすべて茶番に思える。  2つめ。最後に羽生の「遺言」である「指が動かないなら、目で~」云々の言葉をもとに主人公が必死で山を降りてくるシーン。ここも大事なクライマックスであり、製作者としてはここを感動のシーンとしたかったのだろうが、これもまた綺麗さっぱり機能していない。主人公が生きる気力もなく自堕落に生きていたのを羽生の言葉で力をもらって強く生きようとするというのなら、わかる話だが、主人公はそもそも、羽生に勇気づけられるまでもなく、彼なりの強い行動原理に則って強く、たくましく生きていたではないか。 上司に楯突いたり、金の無心したり、自分の目的のためにかなり熱意を持って仕事をしていた。 彼がいまさら、羽生から生きるための力を学ぶ必要などないのだ(私にはむしろ辛いことがあった日本から逃げ出した羽生のほうがよほど軟弱に思える)。 さらに付け加えるなら、羽生からの言葉を心の支えに必死に山を降りてくるというシーンが成立するには主人公が生粋の登山家であって始めて成立する話だ。 登山家ではなく、あくまで登山写真家にすぎない主人公ではあのシーンは成り立たない。 必死に山に挑戦しなければならない理由が、彼にはそもそもないのである。  上記2点から、この映画にはドラマティック性がかなり損なわれてしまっている。  また、各登場人物の行動原理がむちゃくちゃなことが多いのも気になった。 主人公は、羽生遭難後、なぜ再び山を登ろうとしたのか意味がわからない。実際本人の口からも「分からない」というのだけど、クライマックスの大事なシーンによくわからない動機で突入してもらわないで頂きたい。 もっとわからないのは女。 本人すら登る理由が分からない主人公にのこのこついてくるんだから、ますます意味がわからない。お前は何がしたいのか。 他には序盤はマロリー登頂の成否について、かなり重要なファクターとして語ってたくせに、後半ほとんどスルーになってるのもブサイクなシナリオとしか言いようがない。  物語について、長々と書いたが、映像面に関してもあまり高い評価はできない。 私事だが、間が悪いことに「エベレスト3D」を最近見たものだから、あの映画から本作を見て、映像のあまりの落差に悲しくなる。制作費が限られている邦画ではまだ頑張っているとは思うけれど、山の景色の美しさや危険な登山でのスリルと迫力、そういったものは、この映画では味わえない。 背景はほとんど映さず、登場人物のアップばかりで、「今、エベレストにいる」という臨場感が全く感じられない。  映像はいまひとつで、ストーリーもだめ。この映画には楽しめる要素はない。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-03-12 03:28:25)
49.  ラスト サムライ
サムライ、ハラキリ、カタナ、ニンジャ、そして、よく分からない日本の「神秘」。 外人さんが思い描く、「ザ・ジャパン」がてんこもりな映画。  話としては、全然面白くはなかった。どうという話ではないよな。 わかりやすい嫌な奴が出てきて、そいつらを倒すという幼稚で短絡的な少年ジャンプみたいな展開はもういいっすわ。 しかし、トム・クルーズって、いっつもこんな役回りだな。 時代劇に登場してさえも、いつも通り、美人(小雪)をたらしこんじゃうんだな。  あの時代のサムライはとっくに実戦では鉄砲の方が強力であることは知っていたであろうが、それでも頑なに刀にこだわる渡辺謙のようなサムライもいたかもしれない。しかし、そんな古い価値観に囚われ続ける人間が、流暢な英語をペラペラしゃべるのはごっつい違和感を覚える。  アメリカ制作だが、日本の描き方はしっかりしていた。時代考証がしっかりしていた、と言いたいのではなく、我々が日常的に見る時代劇(たぶん時代考証なんていい加減)と変わらなかったので。ただ、森の中にヤシの木っぽいのが生えてるのは、誰か突っ込む日本人スタッフいなかったのか?
[インターネット(字幕)] 4点(2022-04-15 05:10:12)
50.  来る 《ネタバレ》 
前半のドロドロした人間ドラマまでは非常に面白かった。だが、後半のクソっぷりは目を覆いたくなるレベル。  前半に関しては、「悪霊やお化けなんかよりも、生きてる人間のほうがよっぽど怖い」という昔からある決り文句を言いたくなるなかなかにホラーな人間模様であった。 子供想いの素敵なパパだと思ったら救いようのないクソ夫、母の気持ちも分からずわがままをいう子供、子供をほっぽって遊びに出かける妻に、裏切リ者の夫の友達。 とにかく、見ていて気分が悪い。まるで視聴者に嫌がらせでもしたいのか?とばかりに胸糞悪いシーンが続く。、 特に親父が会社から電話をかけてきて、母親がせっかくご飯を作ってるのに外食に行こうとなって、子供がオムライスとぐずりだすシーン。もう見てられない。 あー、こういう時、自分も児童虐待をしちゃうんかな、とか考えさせられるくらいにイライラさせられた。  これらはもちろん褒めて言ってるいるのである。いいよ、この不快感! そして、このドロドロした人間関係がどう霊に結びつき、どう解決するのかと思いワクワクしていた。ところが、そのドロドロの当事者が子供を除いて全員死亡……。え?  代わりに、完全な第三者の主人公や、よく分からん霊能者妹のマコトに主眼が移り、話の焦点はその2人の過去や子供への想いになる。 おいおい、なんだよそりゃ!お前ら関係ないだろ!  あの子供の苦しみとか、霊が取り憑いた原因とかは、あの家族にあるんだろ。 その当事者の家族のことを全くすっぽかして、なんで、後からぽっと出てきたまことや主人公が、あの子供について、悲しみが~とか語ってんの?全く意味がわからない。  そして、そもそもとして、あの霊は結局なんだったんだ?あの子はなぜ霊に取り憑かれたんだ?そして、あんな小さな1家族のもめごとで、どうしてあんな行政が動き出すレベルの悪霊騒ぎになってんの? 意味不明なんだけど。  最後も、盛大な除霊の儀式の中、ナイフで刺したり、マンションから突き落としたり、血が襲ってきたり、建物がぶっ壊れたり、もうめちゃくちゃ。 何をどうやったらこんなクソみたいな展開にできたのか。  まあ、霊能力者が出てきた時点であまり期待はしてなかったからいいけど。 「霊能力者が出てくるホラー映画はほぼ間違いなくクソつまらない」という私の説を補強してくれるクソつまらない映画だった。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-06-27 23:27:41)(良:1票)
51.  貞子vs伽椰子
貞子と伽椰子をどう戦わせるのか?という楽しみがあったのだが、なるほど、そう来たか。なかなかいいアイディアだと思う。 ただ、その楽しみにしていた「対決」シーンは数分で終わってしまう。 どうせやるなら、もっとガンガンやりあわなきゃ意味がない。そこをがっつりやらなくて、VSの意味があるのか? 最後は合体してるし・・・あのさあ。  ホラー映画としては、かなりバカっぽい。無頼漢風の霊能力者が出てきて、もうその時点で、ホラーの雰囲気はぶち壊しで、恐怖を楽しむような映画ではなくなってしまう。 まあ、でも「VS」なんてやってる時点で、まともなホラーは不可能で、見てる方もそこはあまり期待してないだろう。ネタとして鑑賞するしかない。  霊能力者の二人をもう少しどうにかしてほしかった。どっちもセリフが棒読みだし、指を動かしてまじないをする仕草のシーンなんて見ていてこっちが恥ずかしくなる程のダサさである。 ところで、あの少女の方は、意味ありげに出てきた割には大してストーリーに絡んでくるわけでも、アクセントになるわけでもなく、存在意義がなかったんだが、何であんなの出したの?
[インターネット(邦画)] 4点(2021-04-10 07:53:10)
52.  宣戦布告 《ネタバレ》 
自衛権の行使について法整備が進んでいないため、もし交戦状態になっても、日本は何もできない・・・という今さら感がハンパない、誰でも考えそうな「もしも」をただそのまま映画にしました、という作品。政府が無能で大臣がオタオタしたり、発砲許可が出なくて自衛隊と政府でもめたり・・・と、もうあまりに「誰でもみんなそんな事態を想像するよね」というベタでステレオタイプなイメージを、本当にそのまま物語にしちゃった救いようのない駄作。もっとひねれば? まあそんなヒネリのない筋書きでも、見ていて楽しい映画ならいいんだけど、とにかくストレスが溜まるだけの映画だから始末に負えない。自衛隊の戦闘シーンにしても、官邸内のドタバタにしても、物語の決着の付け方にしても、ただただイライラする。 まず、自衛隊弱すぎ。確かに発砲許可が降りなかった時点ではやられっぱなしになるのは致し方ないが、小銃の使用が可能になればどうってことない相手だろう。 半島に追い込まれ、後方支援もない状態のたった11人を相手に、例えゲリラ戦法を取られたとしても、どんだけやられてるんだよ。手榴弾?バルカン砲?そんなもんまで使わなきゃならないほど自衛隊は弱いのか?自衛隊員がやられる度にフラストレーションがたまる。 加えて、相手の情報員の親玉はそのまま逃亡したり、一方的に攻撃をしていた敵国に対してなんら反撃を加えることなくそのまま平和が戻ってきましたで終わってしまったり、溜飲の下がらない後味の悪い結末ばかり。こちらに攻撃を仕掛けてきた憎い相手に一発反撃を食らわせてスカッと爽快ってのがあってよかったんじゃないの?ただただ日本が一方的に被害を受けて、何の反撃もできず終了する、そんな話が面白くなるとでも思ってるの? ベタでヒネリのない設定と展開、ストレスが溜まるだけで爽快感やカタルシス解放が全くない筋書き。いいところは何もない駄作。
[DVD(邦画)] 4点(2012-11-02 02:08:24)(良:1票)
53.  日本沈没(2006)
描かれているのは、人類存亡の危機(今回の場合は日本限定だが)、それに立ち向かう男とその家族、恋人との人間ドラマ。お話としては「アルマゲドン」を彷彿させる感じ。あの映画はお世辞にもその人間ドラマがよく出来ているとは思わなかったが、「沈没」の方はそれ以上にしょーもない。まず、「安っぽい」そして、「ありがち」。今時、「人類を救うために命を捨てる!」って展開も「ふーん」て感じだし。また演出も随所に「ありがち」が目立つ。好きな人が死んで悲しいのが嫌だから、もう人は好きにならない、とかもうやられすぎてるネタでしょ。二人で夜を過ごし、女が起きたら男はいない、気がつくと置き手紙。それを読んで慌てて外に飛び出す女。それをバックに男の声で手紙の内容のナレーションが入る。何このやりつくされた演出はw 吹き出してしまった。 もっとも、この映画に期待してたのはそういう人間ドラマではなく、日本が沈没するその映像である。東京が、大阪が、地震で崩壊していく迫力の映像を期待した。しかし、やはりハリウッドのようにお金をかけられないようで、出来はいまいち。なにより、そのシーンがどれもこれも短くて食い足りない。 見ていてどうしようもないほど退屈というわけでもないが、とりたてて評価するべきところが何もない、完全な駄作である。 ところで、草薙くんの頑張りでなんとか日本が救われた!というお話なのだが、日本のほとんどが海に沈み、残っているのは山の上だけみたいな状況に至っては、何だか助かってもこの後どうするの?などといらぬ心配をしてしまうのでありました。あとN2爆雷はありなのか?w
[地上波(邦画)] 4点(2010-10-11 23:17:24)
54.  崖の上のポニョ
この映画で最も面白かったのは、エンドクレジットが50音順だったことである。これには吹いた。しかし、残念ながらそれ以外に見るべきところは何も無い。 はっきり言って、ちっとも面白いとは思わなかった。では、面白くなかった理由は何か?と聞かれたら、あれがダメとか、これこれこういう理由でダメ、とかそういうのはないのだ。しかし、逆に「いったいこの映画のどこを面白いと思えばいいの?」という感想しか残らない。つまり、作品の中に何も楽しむべき要素が見つからないのだ。 少年とポニョが出会って、その後、出かけていったお母さんのいるところへ行った。そしたらなんだかよく分からないけどポニョは人間になってハッピーエンド。このストーリー、どこを楽しめばいいの? 千と千尋から続く、最近の宮崎アニメはずっとこんな感じである。本作について宮崎は次のように言っている。「出会って事件が起きて、小山があって、最後に大山があってハッピーエンドというパターンをずっとやってくと腐ってくる、こういうものは捨てなきゃいけない」。つまり、こうすれば面白く作れる、という既存の物語のパターンを打破したかったということだろう。その心意気はいい。 しかし、結果としてできたものがこれではダメである。こんなモノを大金かけて作るくらいなら、物語の王道パターンを踏襲していようと、普通に楽しめる映画を作ったほうが断然いい。 制作者も、歳をとって、何度も物語を作り続けると、どんどんヒネた作品を作りたがるようだが、今の宮崎はまさにその典型といえる。そのくせ、商業主義に走ってるのは今回もご健在で、相変わらず、ネームバリューがあるだけで演技力のない芸能人を声優に起用し、作品の質を落としてでも話題づくりを優先している。 宮崎よ、お前はいったいどこに向かっているのだ?
[地上波(邦画)] 4点(2010-09-26 18:40:26)(良:4票)
55.  下妻物語
うーん、別に対して笑えないし、キャラもそんなに好きになれないし、あんまり楽しめなかった。宣伝では「意外と感動もの!」みたいなこと言ってたけど、あの友情云々が感動とかするわけ?全然感動しない。深田は演技ヘッタクソだし。駄作。
[DVD(邦画)] 4点(2009-08-02 13:05:32)
56.  かもめ食堂
特にこれといったドラマもなく、食堂が繁盛していく様をたんたんと描いた作品。そこに深い味わいを感じられるかが、キモだと思うが私には特に心に来るところはなかった。あと、役者にはあまりこだわらない自分だけど、さすがにこの作品、出てくる女優がさえないのばっかりでなえたw
[DVD(邦画)] 4点(2009-02-18 23:08:53)
57.  猫の恩返し
猫の国に行って、脱出する・・・それだけの話。そこには全くドラマも感動もない。つまり非常にしょうもないストーリーである(この映画は『耳を澄ませば』の月島雫が書いた作品という設定だそうだが、残念ながら雫にはストーリー作りの才能がないようだ)。 絵の方はと言えば、キャラクターの造形に魅力を感じない。もう少し主人公を可愛くデザインできなかったものか。登場するさまざなな猫もあまり可愛いとは思えない。 総じて駄作と言っていい作品。主題歌だけはよかった。
[地上波(邦画)] 4点(2008-07-21 07:53:20)
58.  犬神家の一族(2006) 《ネタバレ》 
特に大きな謎もないままお話が進む、ミステリーとしてはありえない展開。そんなだから、当然、最後に明かされる謎解きでも、意外なトリックやからくりは一つもありません。 犯人にも全く意外性がありません。動機の点から考えても全く妥当すぎる人物でしょう。 つまりこの作品は、ミステリーとして必要なものを何一つ持ち合わせていないのです。 こんな作品がどうしてこうも有名で、そしてわざわざこんな豪華キャストでリメイクまでされるのか全く理解に苦しみます。 石坂浩二が好きなのと、舞台の雰囲気が好きなので最後まで見ましたが、残念ながら駄作です。
[地上波(邦画)] 4点(2008-02-20 23:35:06)
59.  リング2 《ネタバレ》 
「名作ホラーの続編は駄作」という持論の通り、本作もしょーもない映画だった。  まず、最大の欠点は貞子の呪いを科学で取り扱ったこと。これはもう興ざめのひとこと。 貞子の呪いをビーカーに入れた水の浸透圧で計測しだしたり、器具をつけて脳波測定したり、呪いを科学しちゃったら、そこにはもう恐怖がない。  また、貞子の呪いを警察が把握してしまうのもよくない。こういう呪いの話は少数の当事者だけで完結するから怖いのである。  前作は呪いのビデオを見たら伝染するという単純構造だったが、今回は貞子の呪いが心の中に入って、それを出すだの移すだのと訳のわからないことをやりだし、それが話の本筋になってしまった。そこがとにかくつまらない。 最後はプールの前に大掛かりな機材を並べて、あろうことかマヌケな器具を頭につけて、貞子の呪いを移すというという実験をやりだす。ほんとにホラーか?コントじゃないんだからさあ。 そこからさらに、井戸の中という謎の精神世界?みたいなところに飛ばされて、意味不明に崖をよじ登るのがクライマックス。ひどい。 精神世界はやめてくれよ。ちゃんと現実世界で決着をつけてくれ。  あと、松嶋菜々子が父親を犠牲にすることを苦にしているような描写があり、前作のラストの恐怖を無効にしてしまっている。この作品自体がつまらないだけでなく、前作の評価すら下げるとは、本当に救いようがない。  一応、いい点も書いておく。深田恭子版呪いのビデオが気持ち悪い。名作であった前作の後日譚が語られること自体は面白い。前は顔が見えなかった貞子を、今回はなんと顔出しさせ、復元粘土の顔にするという新たな貞子像を作ったのは良し。
[インターネット(邦画)] 3点(2023-08-12 23:08:48)
60.  犬神家の一族(1976)
正直これが高い評価を得ているのが全く分からない。  興味をそそる謎、意外な真実、巧妙なトリック…と言った、ミステリーの基本的な要素は全くない。 じゃあ、ミステリー要素以外に何か見るべき点があるかというと、それもさっぱりありゃしない。  ミステリー部分は本当にひどい。 マスクをした男の中身が入れ替わってるなんて、もうあの男が出た時点でそういうトリックが来ることはすぐわかる。公開当時ですらもうだいぶ古臭いトリックだったと思うが、もうこの現代ではますます鑑賞に耐えないシロモノだろう。 犯人に意外性はない。また、犯行の動機もあまりにそのままである。だって、あの遺言を聞いた時点で、当事者の誰かがそういう行動に出るのは自然なことで、ひねりも何もあったもんじゃない。 犯人は、すでに亡くなった犬神頭首に未だなお踊らされているのかもしれない…とまるで犯人が悲劇のヒロインのように言ってたけど、結局犯人は金に目がくらんだだけじゃない。 全体を通して最後の種明かしに通じる伏線が皆無なのもひどい。  「犬神家」といえば、金田一シリーズでは最も有名で、観ていない(読んでいない)人でも名前くらいは知ってるレベルのものなのに、それがここまで駄作とは。 先程、この映画は「意外な事実」が抜けている、と書いたがそれは嘘かもしれない。 そう、あの有名な「犬神家」が、こんなにも救いようがない駄作だったこと、それは本当に「意外な事実」であった。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-07-15 18:27:57)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS