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41.  そこのみにて光輝く 《ネタバレ》 
特に大きな山場も無いのに、最後まで引き込まれました。 達夫、拓児、千夏の3人のキャラクターに役者がピッタリでした。 綾野剛は、こういうグダグダしたヘタレだけど、芯がぶれてなくて気持ちが優しいというキャラが上手いし、 菅田将輝も、明るくてくったくなくてバカだけど根が良い奴ていうのがハマってます。  そして何より引き付けられたのは池脇千鶴。 彼女の演技を見るのは多分初めてですが、何もかも受け止めて包み込む包容力のある千夏そのものに見えました。 割とその辺にいそうなちょっと可愛いお姉さん風で、スタイルも肉感的で、やたら細かったり人工的な感じではないところが、この作品の雰囲気に合ってました。  千夏には、男のずるさもワガママも何も見返りを求めずただ受け止める包容力、いうなれば母性があります。 酷い家庭環境でも逃げ出さずに受け止めて対処してる。 対処の仕方が一般的ではないとしても、誰を責めるわけでもなく、しょうがないじゃない私がするしかないんだから、という感じで黙々とこなしてます。  最初は、達夫が千夏が売春をしてるのを知った後も気持ちが変わらないのは何故かと思ってましたが、見ているうちに理解しました。 達夫が自分のトラウマを千夏に話したとき、千夏が「だから、あたしみたいな女でいいんだ」と言うと「そうじゃない」と否定してました。 傷心の達夫は、本能的に自分を丸ごと受け止めてくれる千夏の包容力を求めたんですね。  人間としては達夫や拓児よりクズ度の高い社長(高橋和也)も、ただ都合の良い女として千夏を扱っていたのではないことは言動でわかります。 達夫が「家族を大切にしてください」と言ったとき、「大切にしてるから、おかしくなるんだ」という捨て台詞は良かったです。 達夫が山へ戻る気持ちになり、3人にやっと僅かながら未来への希望が見えたあと、そのままハッピーエンドにはならないだろうと思いましたが、誰も死ななくて良かったです。  そしてラストの美しい海岸でのシーン。 泣き笑いの千夏とつられて弱い笑みを浮かべる達夫。 どん底の中わずかな希望を感じさせ、黒い画面に白抜きでタイトル。 狙ってた感が漂うとはいえ余韻の残る終わり方は良いと思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-21 18:32:29)
42.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
完全体の方のゴジラの造形は凄かったです。迫力満点。 幼態の方は、気持ち悪いだけだし必要なかったと思います。 ゴジラが東京を破壊するシーンは、「巨神兵東京に現る」を彷彿とさせ恐ろしかったです。 でも巨神兵のときは、人間は成す術もなく世界は滅びちゃうから絶望しかなかったけど、 こっちは一応生物だし一体だし、人間の英知で何とかするんだろうと希望をもって見れました。  良かったのは以上です。 あとは、想定外の危機に見舞われたときの政府の対応はこんななんだよ、というのを延々と見せられて、 出演者が多いので顔見せないといけないからとカット割と顔アップが多くて、 スピード感と緊張感を出したかったのか早口で喋らせて、それらがダラダラと続くので逆に単調になって退屈でした。  ゴジラが何故上陸してどこへ行こうとしていたのかも触れないまま。 第いくつめかの使徒をゴジラ型にして作ってみたのでしょうか。  結論として、ゴジラの造形は凄いけど映画として面白くなかったです。
[映画館(邦画)] 5点(2016-08-21 18:08:23)(良:3票)
43.  シャニダールの花 《ネタバレ》 
前半の謎めいて幻想的な雰囲気と映像は美しくて良かったんです。 でも、面白くなかった。 見る前から、どうせ面白くないだろうと思ったことを覆して欲しかったのに、やっぱり面白くなかった。 結局、若い女性の胸にだけ咲くわけじゃない。地面に咲くし。 響子のせいで、種できちゃったからこれから世界中に寄生植物が蔓延るんですよね。 という具合に、花の謎は神秘的な何かの暗喩ではなく、そんな身も蓋もない話にしといて、最後二人は花の世界にいる、ってなんだそれのラスト。 綾野剛ファンではないけど、相手役はもっと美人が良かったと思います。 いきなり恋人になるので違和感がありました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-06-27 23:39:48)
44.  あやしい彼女(2016) 《ネタバレ》 
オリジナルも面白かったけど、こちらもかなり楽しめました。 多部ちゃんは可愛くて演技が上手だから安心して笑ったり感情移入できました。 歌は特別歌唱力があるほどではないけど、声が綺麗です。 そして映像マジックもあるけど、感情こめて歌う姿は心を打ちました。 「悲しくてやりきれない」の歌に乗せて、若い頃幼子を抱えて必死に働く苦労の映像には涙が溢れました。 オリジナルより恋愛部分は簡単にして親子の愛情をメインにしているし、嫁姑問題も無くして、倍賞さんの意地悪婆振りが足りないし、随分軽い感じの話になっています。 その点ちょっと物足りなかったし、冒頭で、孫に輸血するシーンから始まるのもどうかと思いました。 ちょこちょこ不満はあるけど、全体的にシンプルにまとまって良かったと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:22:04)
45.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作既読、愛読中です。漫画原作としては成功してるほうだと思います。 大泉洋がちゃんと英雄君になってました。 そして、原作よりヘタレスケベキャラを薄めて、最後はヒーローになってるところは、大泉ファンだったら満足でしょう。  不満は、やっぱりテッコが本当に英雄を好きなところがわかりずらかった点とヒロミとの絆の描写が飛ばされてる点です。 ZQNになったテッコが歯を全部取ったのは、僅かに残る理性が英雄を守ったと思ってるけど、そこはすっ飛ばされて、単にドアを齧って歯が取れたみたいになってるのは残念でした。 また、ヒロミが英雄を好きになるのはずーーーーーと後だし、英雄がヒロミを必死で守ろうとするまでの二人のエピソードが描かれないので、ただ成り行きで知り合っただけなのに命がけで守るって偉いね、みたいになってるのもなんだかなーと思いました。  ちょっとキャラと合わないんじゃないかと思ってた長澤まさみが、ちゃんと藪=小田さんになってたのは意外でした。 ZQNも良くできてました。リアルな特殊メイクで、血もリアルな黒っぽい血の色だし、CGとの合成も違和感ありませんでした。この大量のZQNを見るだけでも見る価値あると思います。  ヒロミが半分ZQNになったままで特に活躍もせず、今回別に必要ないままなので続編ありきなのかと思いましたが、これはこれで終わって良いと思います。 とはいえ、続編あったら観に行きます。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:14:22)(良:1票)
46.  64/ロクヨン 前編 《ネタバレ》 
見ごたえある作品でした。 ドラマを見てたので内容は知ってました。 ドラマ版の出演者も良かったですが、映画はよくこれだけ主役級の俳優を集めたなというような豪華メンバーで、下手な人がいないので、最初から最後まで途切れない緊張感に引き込まれました。  3つの対立構造、1.広報室と記者クラブ、2.刑事部と警務部、3.中央と地方、その対立が同時進行で起こるので、渦中で収拾に奔走する主人公の苦労が半端無いです。 しかも主人公三上(佐藤浩市)は娘の家出失踪という家庭の事情も抱えつつなので、本当に大変。 でも、その大変さを信念を持って逃げずにぶつかって打開しようとする三上=佐藤がめちゃくちゃかっこ良かったです。 こういう上司なら、そりゃ部下も付いていきます。 力任せでもなくスーパーヒーローでもないけど、こういうのが本当に男らしいというのだと思います。 後編が楽しみです。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:00:21)
47.  僕だけがいない街 《ネタバレ》 
原作未読&アニメはまだ犯人がわかる前の段階で見ました。  前半は、端折り過ぎだけど原作に沿ってるし子役も頑張ってたし、藤原竜也の演技も毎度安定感があるし良かったです。 ただ、悟役にしてはちょっと堂々としてるので、できればアニメの声やってた満島真之助が良かったなと思いながら見てました。  さて、後半。余りに矛盾だらけで全然入り込めませんでした。 特に中身は29歳なのに、犯人だと疑ってる八代の車に一人で乗るなんてあり得ません。 何か策があるのかと思いきや何も無くて、ただ八代に突き落とされるだけって酷すぎます。 そして次の瞬間は、何故か冒頭の交通事故後の病院のベッドで起きるとか。 どうやって川から助かったの?リバイバルの意味は? 八代はどうなったの?何で、逮捕もされずに議員になってるの? 疑問だらけなのに、一切の説明もなく、健太と八代の罪状を調べて追い詰めるのはまだ良いとしても何で悟死んじゃってんの? 僕だけがいない街って、そういう意味なの? と、余りの展開に納得がいかないばかりか見たことを後悔しました。  そして、腑に落ちないので原作を大人買いして一気読みしました。 原作の素晴らしさに感動するとともに、よくもまぁ原作をここまでダメにしてくれたものだと呆れました。 本当は3点ですが、俳優陣は悪くなかったので一つおまけです。
[映画館(邦画)] 4点(2016-06-27 22:52:06)
48.  ふがいない僕は空を見た 《ネタバレ》 
生まれてくる環境は選べない。どんな境遇でも生きていかなければならない。 とにかく生きて、というメッセージは伝わりました。 性と生。 この切り離せないものにより深く関る、産む性である女性の多様さに比べて、登場する男性は「ふがいない」奴ばかり。 高校生の斉藤と福田は仕方ないです。何だかんだいってもまだ子どもですから。 でも、彼らの父親は不在。家事育児の助けにならなどころか経済的支援もできない。 徹底的に父親という存在をなくすことで、男の子たちが自力で自立していくしかない境遇を作り上げています。 対照的な二人。 斉藤は助産師の母の手伝いをすることで、新しい命の誕生に立ち会うこともある。 福田は家出して男と暮らしてる母親から生活全般丸投げされ痴呆の祖母まで押し付けられてる。 でも、ふがいないからこそ踏ん張って奮闘して生きていかないといけないんですね。 だから、結局何もできないまま布団被って引きこもってただけの斉藤も、最後は自分からアンズの不在を受け入れ学校へ行くし、福田も僻んでばかりじゃ何も始まらないと悟って受験勉強始める。 不妊については、何故妻側だけが責められるのか。体外受精も辛いのは女性だけ。 孫欲しさに常軌を逸していく義母は怖かったです。 この生活環境があるので、最初はアンズにとって斉藤はアニメの理想の男に似てる非日常を楽しむ存在だったけど、次第に斉藤との情事が心の支えになっていくのに説得力がありました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-16 22:29:52)
49.  明烏 あけがらす 《ネタバレ》 
福田監督・脚本、巧者ぞろいの出演者ということで、期待値を上げすぎたようです。 ところどころ福田作品らしいセリフや役者の演技で笑いましたが、終わってみれば物足りない感じで惜しいと思いました。 一番残念なのは、ナオキが大金を夢と思い込む最初のところから、あぁこれは皆で仕組んでるんだろうと感じてたら、案の定早い段階でノリオとアオイの態度で、それが決定的になってしまうことです。 だから、ナオキが殺されるかもしれないという切迫感が無くなってしまいました。 意図的だとしたら、オチが普通過ぎるので効果的ではないと思います。 ナオキにも、ギャーギャー言ってる割には悲壮感が無いし。 本当に殺されるなら、逃げるんじゃないでしょうか、普通。 一場面だけで繰り広げられる話も、「キサラギ」では、その場面での話が自然だけど、こちらは、ずっと店の地下にいる必然性が無いですし。 良かったのは、佐藤さんの小島よしおのマネ(「北の国から」よりこっちの方が面白かった)と、城田優が役にハマってたこと。 ムロさんは安定のウザい演技で最初は笑ったけど、ちょっとしつこかった。 菅田くんは、良くも悪くも無かったというところです。 結論として、これはやはり舞台の方が面白いと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-16 22:19:05)
50.  土竜の唄 潜入捜査官 REIJI 《ネタバレ》 
原作は未読で、三池・クドカンコンビなのも、見終わってから知りました。 だろーねー、という感じですね。 俳優陣はハマってて、生田斗真も堤真一もマトリ3人組も楽しそうに演じてて良かったです。 でも、何だかバカバカしさの突き抜け感が足りないというか、ほら面白いでしょうみたいなのが見えるのがイヤっていうか。 怜二が日浦に惚れるシーン、寺島進の両親に会うところは良かったです。 結論として、嫌いではないけど、お金出して見るほどでもない、という感想です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-31 23:45:38)
51.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 
前作より面白かったです。 話自体は余り面白くないけど、大泉洋と松田龍平のバディになってる安定感とか、松重豊の似合いすぎるヤクザとの関係とか、キャラが馴染んできたからでしょう。 篠井英介ママは、どう見ても本職みたいでお見事です。 マサコちゃん役のゴリも可愛かった。可愛いし何だか一生懸命だから、周りから愛されるのがわかる感じが良く出ていました。 ゴリが良かったので1点追加です。 脇キャラは皆良かったです。 ヒロインが今回も微妙。ゴリの妹にもバイオリストにも見えなかったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-31 23:38:23)
52.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
校舎や校庭や教室が丁寧に撮られてて、自分の高校を思い出して懐かしくなりました。 屋上から見える校舎の裏側とか、部室の中とか、裏のほうの土手みたいになってる所とか。 逆に、登場人物には何ら共感できませんでした。 カメラワークで視線や表情を追い、感情は見る側に汲み取らせるというやり方で、敢えて特定の一人に感情移入させないようにしてます。 その結果、私は、あーこんな人いたね、とか、こういうことあるよね、ではなく、逆に、いやー無い無いこれは無い、という感じでした。  試合直前に主力選手が急に学校来ないとか、よほどのことがあったんじゃないかと思ったけど、そうでも無さそう。 先生のところには連絡が来てるのに、先生に理由を尋ねるシーンは無く、連絡が取れなくて心配なのに誰も桐島の家に行こうとしない。 親友のはずなのに、彼女なのに、携帯も出ないし何も言ってもらえない。 人間関係が薄すぎですね。今時の若者を現すにしても、ちょっと単純だと思います。  桐島というスターの光に照らされて自分も光ってるような気がしてたグループと、好きなもので繋がってる映画部との対比はありきたりだけど、イケてると思ってたグループの空疎さを現すのにはわかりやすくて良かったんでしょう。  前田役の神木君と野球部のキャプテンが良かったです。 吹奏楽部の部長は純情な片思いというよりストーカーみたいだし、全然爽やかさのないヒロキと彼女のキスシーンが長すぎて気持ち悪かったです。  見て損したとは思わないけど、つまらなかった、というのが見た直後の感想でした。 そして、半径1メートルしか見えてなかったけど、友達とは本音でぶつかって泣き笑いしてた自分の高校生活は幸せだったなぁと改めて思いました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-31 23:29:44)
53.  予告犯 《ネタバレ》 
かなり面白かったです。 シンブンシは現代の必殺仕置き人かと思いきや、対象が小物でやることがしょぼい。 では、その真の目的は?というと、途中でわかるので、それで引っ張るミステリーでもない。 結局、泣かせるドラマでした。でも、それが悪いのではなく、とても良いドラマだと思います。 ヒョロが無邪気で純真だから、ゲイツたちに凄く共感できます。 ゲイツに「父親に会ったらどうしたい?」と聞かれてのヒョロの答え「お父ちゃんて言いたい」 「そんだけ?何で捨てたんだってぶん殴ってやればいいだろう」 「うーん、会って、お父ちゃんて言いたい」と飛び切りの笑顔。 ここ思い出すだけで涙が出ます。 配役は皆適役で良かったです。 ずっとニートで多分両親が亡くなって働かざるを得なくなったノビタ役の岳君、毎度芸達者。 関西弁で気のいい兄貴風のカンサイ、三浦良平。ピッタリです。 なんとクレジット、大トリだった荒川良々。メタボ役なのでお腹に綿巻いて小太りにしてたんですね。 ゲイツ役の生田斗真は、カッコ悪い格好しててもカッコ良かったです。 最後については、ゲイツには私も吉野の口調で「カッコつけてんじゃないわよ」と言いたい。 生きていればいいこともある、と言いたいです。 最後のメタボの涙にやられたので本編は7点だけど、この最後のシーンで1点追加です。
[映画館(邦画)] 8点(2015-08-16 22:44:12)
54.  約三十の嘘 《ネタバレ》 
消えた7000万を巡って詐欺師たちが犯人探しをするミステリーかと思ったら、仲間内の三角関係やら過去のトラウマやらチーム再生やら、何だかヘンテコな作品でした。 演技派の中に驚くほどの棒演技の素人がいて、最初はそれが私にとって一番のミステリー。 でも、観ているうちに、これくらい異質な人をもってこないと密室劇なので濃くなりすぎると思ったのかなと思いました。 結局、志方を立ち直らせ自分の元に取り戻した宝田にとっては、今井に持たせた7000万は手切れ金みたいなものですね。 お金はまた詐欺やらかせば稼げるから、男たちを惑わす今井をチームと志方から排除した宝田の勝ちということです。 一人になった今井がちょっと可哀想かも、志方のことは少しは本気だったかも、と今井の涙を見て思ったのですが、あ、これはまた今井の手なのでは。次のターゲットはタクシーの運転手?とも思ったりして、最後はちょっと楽しめました。 景色は綺麗だし列車の客室の中を見れるのも面白かったけど、全体的に話は面白くないです。 嫌いではないけど、人には薦めない作品です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-16 21:55:19)
55.  キサラギ 《ネタバレ》 
良く出来た脚本で面白かったです。今も人気のある俳優たちの演技合戦も見ごたえありました。 香川さんは、何やらせても上手いですね。 集まった人の中で「家元」以外皆キサラギの関係者で、唯一無関係と思われた彼が一番のキーマンだったというオチも良かったです。 だから、そこで終わりにすれば文句ないのですが、その1年後にまた「新たな証拠が」などと宍戸錠に言わせて繰り返すみたいなラストは蛇足でいらないです。 これが無かったら、あと1点追加しても良かったのですが。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:54:43)
56.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 
グロくてダークな部分を綺麗な映像と明るい音楽でカバーしてる寓話。 独特の雰囲気が癖になる、たまに見返したくなる作品です。 今回、数年ぶりに見ましたが、何度見てもあの先生は気持ち悪いです。 慣れませんね。 でも、それがあるから、ツムジの苦しみが痛いほど伝わります。 雨の中で怯え悶える演技にも、毎回感心します。浅野忠信、この頃から凄いと思います。 charaのプロモみたいなシーンも度々ありますが、二人はいい雰囲気で絵になります。 サトルは気の毒ですね。 映画としての評価は微妙ですが、また忘れた頃に見ると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:36:30)
57.  寄生獣 完結編 《ネタバレ》 
点数のほとんどは深津絵里に捧げるものです。  今作の最初の山場である田宮良子(田村玲子)の最期のシーンは、深津絵里の素晴らしい演技によって哀しくも感動的なシーンになりました。 彼女は凄いです。  無表情な中にも感情を垣間見せたり、母性の現われを感じさせたり、自分が自然と笑顔を作ったことに驚き、それを再現して大笑いするところなど、ことごとく感心させられました。 「我々はか弱い。あまり虐めるな」という言葉が、しみじみと深く入ってくるのも、透明感がありかつしっかりした綺麗な彼女の声色だからだと思ういます。  深津絵里以外で良かったのはピエール瀧。 あの作り笑いの「ハハ!」はいいですね。不気味なのに笑えました。  それと冒頭のミギーと新一がお味噌汁作るとこ。あそこも良かったです。 ミギーが完全に可愛いペットみたいになってるのも、声が阿部サダヲなのも、あのシーンだけは許せました。  その他は、あまり褒めるところがありません。 中でも残念なのは、後藤との対決がゴミ処理場だったこと、むりやり里美とのラブシーン入れてるところ(あんな所で初体験とかイヤでしょ)、浦上が何故最後に新一に絡むのか説明不足なところ。  山中のゴミ捨て場だからこそ、猛毒が含まれる産廃をこっそり山中に捨てていく身勝手な人間を描き、削除された美津代さんのエピソードで人間の暖かい人情を描き、人間の存在を深く考えられる部分であったと思います。 後藤に「ささやく声」の解釈など喋らせないで欲しかったです。 そこは、彼らが何故出現したのか、ひいては人間の存在意義についても、観客の想像力を働かせる余地を残すべきだと思います。  こういう余計な説明はするのに、何故浦上との対決が最後にもってこられたのか、それについてはもう適当な感じです。 浦上の突きつける「俺こそが人間らしい人間だろう」という問いかけは、それまでの新一の心理描写や葛藤 を現すエピソードが割愛されているので、原作未読の人には唐突に感じられるのではないかと思いました。
[映画館(邦画)] 6点(2015-05-02 18:56:23)(良:1票)
58.  ワイルド7 《ネタバレ》 
原作未読です。でも、こういう影の仕置き人みたいなのは好きなので見ました。  結果、見てる間中、とても居たたまれない気持ちで落ち着きませんでした。 こんなチープな演出やストーリーなのに熱演してる役者たちが気の毒で気の毒で。 あと、ワイルド7に引けをとらないほどバイクを乗りこなし射撃も上手い、なんて全然、まったく見えないし見せてもいない深田恭子にもビックリ。 可愛ければいいとはいえ、もう少しアクションシーン頑張って欲しかったです。  今となっては使い古されたネタになってしまった感のある、すべての情報を手中に収めて世界を支配するとか、まぁいいとしても、その悪者が、たった一人だししょぼすぎます。  しかも、7人のキャラが立ってなくて、一人ひとりの特殊能力が生かされてない。 だからワイルド7とか言われても、ワクワクも共感もないです。 瑛太と深キョンのシーンもう少し削って、せめてなんでワイルド7になったのか、言葉で説明するんじゃなくて映像で一人一人見せて欲しかったです。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-18 22:17:48)
59.  陽だまりの彼女 《ネタバレ》 
ファンタジーなんですね。 原作あるの知らないで見たので、最初からネタバラシしないで欲しかったです。 その方が、真緒の秘密というのを想像できて楽しめたのに。  松潤がモテない男というのの描き方が甘いから、そんなわけないじゃないと思うし、 仲良かったのに、引越し先の連絡先教えなかったの?聞かなかったの?とか、 突っ込みたくなるところもいろいろ。 それと、やっぱりラスト、なんで出してくるんですか。 いつか、巡り合うかもね・・・でいいのに。  でも、全体的に日光とか波の反射とか、明るくて眩しい映像が綺麗だったし、 なんと言っても樹里ちゃんが可愛くて、二人が一緒にいるときは見てて微笑ましいし、 作品自体は6点ですが、彼女に1点プラスです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-02-15 22:33:19)
60.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 
原作未読ですが、着想はいいと思います。 でも、もうどうしようもなく脚本がダメです。 あれだけ大掛かりな仕掛けで、秘密をただ守るだけって何なんでしょう。 例え原作がそうだとしても、映画はもっと観客が納得したり楽しめたりする話にしなきゃだめでしょう。  売れっ子の役者そろえて、こんなつまらないなんて。 特に中井貴一は凄く良かったので、本当に気の毒です。中井さんに1点献上です。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-02-11 22:11:21)
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