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ヴレアさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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121.  お父さんと伊藤さん
タナダユキ監督で上野樹里主演ときたら見逃せないので観に行ってきた。 物語は年老いたお父さんの面倒を誰が見るのかという兄妹のよくありそうなドラマだが、そこに「伊藤さん」という異分子が加わる事によって何とも面白おかしいユーモア溢れる物語になっていた。 お父さん、伊藤さん、そして娘という3人の織り成す掛け合いが絶妙で、終始予測不能な展開が待ち受けていた。 なんと言っても伊藤さん演じるリリー・フランキーが胡散臭くて良い。上野樹里はまさに適役だし、藤竜也は厳格だけど弱さも秘めている絶妙なお父さんの心情を凄く巧く演じていた。 ただ観終わって色々と謎も残る。私の理解力が足りないのか・・・なんでお父さんはあれを集めていたの?誰かおせーて!はい、ウスターソースを買って出直して来ます・・・。
[映画館(邦画)] 8点(2016-10-12 20:14:18)(良:1票)
122.  ジェイソン・ボーン
これまでの人の良さそうなあんちゃんだったマットデイモンが、面構えからして完全にアクションスターへと変貌を遂げていた。ジャンクロードヴァンダムかと思ったくらいだもん。完全に自分を取り戻したからなのだろう。だからタイトルもフルネームだ! これまではサスペンスに重きを置いていた今作だが、もうアクション映画と言っていい。きっとここから新章突入となるのだろう。 新たな黒幕として登場するトミー・リー・ジョーンズとヴァンサン・カッセルが凄い存在感で、より対決の構図が浮き彫りになり、気の抜けない物語に仕上がっていたと思う。今後も楽しみ。
[映画館(字幕)] 8点(2016-10-12 20:00:09)
123.  モヒカン故郷に帰る
沖田監督の映画はどれも安定して面白い。 今作もまさに沖田監督らしさが光る一品だ。たとえ悲劇的なテーマを扱っても作品自体暗くなることはない。常にほのぼのとしたタッチで細やかな笑いが沢山あるので好きだ。こういう内容の映画だと一般的に泣かせよう泣かせようとしてくる場合が多いが、この作品ではさりげない人物描写で見せるので、大げさな演出が嫌いな私にはうってつけだ。  ストーリー的にはよくある話と言ってしまえばその通りだが、キャラクターがそれぞれ立っているのでかなり引き込まれた。松田龍平は「麦子さんと」の役柄を思い起こさせるダメな男でハマり役だし、前田敦子はこういう頭悪い感じのキャラがほんとうまい。もたいまさこは安定感あるし、柄本明は病人にしか見えない。弟役の人は空気だったけど、ラッパ吹きの少年はおいしい役どころだった。また、後半神父の代わりにシスター役で登場した女性は「滝を見にいく」で大冒険を繰り広げた7人のおばあちゃんの内の一人が演じております。
[映画館(邦画)] 8点(2016-09-25 18:42:34)
124.  ニシノユキヒコの恋と冒険
単純にモテる男が女性を取っ替え引っ換えするラブストーリーだと思うなかれ。 一見軽いタッチでゆったり進んで行くが、そこには残酷なほどの悲しさと孤独が潜んでおり、なんとも独特の世界観であった。 普通ならこんなにモテてイケメンな主人公ユキヒコは嫌味に感じるかもしれないが、全然そういった感じを受けないのも不思議である。その要因の一つは、どこか捉えどころのないユキヒコの性格にあると言える。元カノが家に来てるというのに、現在付き合い始めた彼女を家にあげて自ら修羅場を作ったり、いつの間にかマンションの隣の部屋の人と恋に落ちたり。なかなか通常では理解しがたい行動が多く、目が離せない。本人は普通の結婚を望んでいるが、女の子の方から去って行ってしまう。彼女達にとってユキヒコは自分を満たしてくれる都合のいい存在でしかないのだろう。だからユキヒコは常に愛に飢えている。例え幽霊になっても・・・。 とにかく、役者達の演技も皆素晴らしく世界観も独特なのでオススメです。
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-24 21:43:42)(良:1票)
125.  リリイ・シュシュのすべて
エーテルがよくわからないという意見がありますが、あれ位の年代なら誰にでも特別な存在とか、神格化してるものってあるんじゃないでしょうか? 本人だって実際はエーテルって何なのかわかってなかったりしてね。ただなんとなく格好良いから崇めてるだけとか。中学生時代の私にとってはチョウ・ユンファがそのような存在でした。エーテルは感じなかったけど、彼の銃さばきにしびれて崇拝してんだなと思う(笑)  この映画は目を覆いたくなるような、酷い事象も多分に盛り込まれていますが、そんなに鬱になるって程でもなかったです。そこは映画なのだから多少やり過ぎてる部分もあるのは当然だと思うし。良かった点はやはり14歳の人物の心象を巧く捉えている所だと思う。そして、印象的なのは緑色。鬱屈した登場人物達と対比するかのように、一面に広がる田園風景。そして、緑色の林檎の衝撃。
[DVD(邦画)] 8点(2016-06-15 18:47:22)
126.  花とアリス殺人事件
どうしたって”殺人事件”というものものしいタイトルに目がいってしまうが、なんのことはない、ちゃんと花とアリスの世界観そのままで安心した。 さすがに同じキャストで実写化は無理だった為アニメにしたのだろうか。安達祐実やえなりかずきなら可能だったかもしれないが・・・。 また、ロスト・スコープアニメーションという、実写の動きをトレースしている技術が特徴。 アニメの世界でも賛否両論あるみたいで、動きがリアルすぎて気持ち悪いというのが理由らしい。 私は別にこだわらないので、これはこれでより人間に近い動きが楽しめていいんじゃないかと思った。
[DVD(邦画)] 8点(2016-05-26 20:51:09)
127.  リップヴァンウィンクルの花嫁
ドラマ版として全6話からなる【serial edition】というものが存在していて、4枚組の豪華版Blu-rayに付属しているのでこの映画のファンの方には是非お勧めしたい。6話分合わせると4時間という大作で、劇場版にはないシーンが数多く収録されている。例えば、通信家庭教師の教え子も映像で出て来るし、劇場版ではあっさりしていた前半の新婚生活もじっくり描かれていたりする。後半では真白と部屋を探すシーンで3部屋くらい余計に回ったり、もう色々楽しい。また、劇場版にあったのに削られたシーンもあったりするので全てのシーンを合わせた完全版が観たいなぁと思ったり(一体何時間になるんだ?)。それと、劇場版では謎だった、突如白い帽子を被る黒木華のシーンが、ドラマ版のエンディングムービーだったという事がわかったのは収穫だった。
[映画館(邦画)] 8点(2016-05-24 13:30:57)
128.  バクマン。
サカナクションのファンなので、彼らが主題歌のみならず音楽全般を手掛けていると知り、これは観ずにはいられませんでした。 全編に渡り格好いいインスト曲満載で、この映画にぴたりとはまっている感じがして、非常に良いと思った。音楽だけでいうと満点ですね。 続いて物語についてですが、原作は読んだことないけど、非常に分かり易く王道な展開で良かったと思う。内容が内容だけに演出次第では地味な映画にもなり得た所、さすがは「モテキ」の監督、CGも沢山使って盛り上げ方が上手いなと思った。あと、やっぱりキャストが豪華。皆ハマり役で隙がないね。 ちょっと残念と感じたのは展開が目まぐるしく早い事ぐらいか。テンポが良いのはいいんだけど、もう少しじっくり恋愛パート等も描いて欲しかった。 とは言え、漫画の実写化としてはかなり成功してる部類に入るんじゃないだろうか。
[映画館(邦画)] 8点(2015-10-06 22:30:55)
129.  ホコリと幻想
才能がなく、夢に破れた男が、まだあきらめきれず、必死にもがく姿は共感できるし、痛いほどわかる。 しかしだ、他人に迷惑をかけるのは駄目だろう。 そんな一般常識からかけ離れた主人公をどう見るか?によって評価は変わってくるだろう。  まず思ったのが、この主人公の男、テンションが異様に高い。いや、高すぎる! 何回「フォォーー!!」を叫ぶのか。こんなの「地獄でなぜ悪い」の長谷川博己以来である。長谷川は映画バカの役だったが、この映画の主人公は芸術バカである。段々狂って行くところなどは共通している。演じた戸次は、全然イメージと違って凄く良い演技だった。  それにしてもこの男は何を作っていたのか?私の嫌いな「見せない技法」が炸裂。見せない事で観客に想像させる狙いだろうが、そんなの知らない、私は見たい!小説じゃないんだからそこは映像で見せる義務があると思うんだ。  もう一つ書いておきたいのは、私の地元がロケ地であるという事だ。街のシンボルともいうべき「旭橋」は幾度となくスクリーンに登場し、昼や夜や様々な場面で存在感を放っていた。そこはかなり満足だった。撮影に使われたラーメン屋にも実際に行ったりもした。あと、男が弁当屋で海苔メンチカツを買ってベンチで食べるシーンがあるが、あそこの海苔メンチは最高に美味いのだ。だからどうしたと言われるかもしれないが、どうしてもそういう理由で点が甘くなってしまうのでお許し頂きたい。映画自体の点数は7点だが、地元ボーナスで1点プラスして8点献上!
[映画館(邦画)] 8点(2015-09-27 22:44:36)
130.  横道世之介
高良演じる主人公が憎めなくてとにかく良いキャラ。周りの皆が彼に惹かれていくのがよく分かる気がした。 彼の青春が淡々と描かれて行くのだが、実に爽快であり愉快であり切ない。 かなり長めの上映時間だが、まだまだ彼とともに青春したい。そう思わせる内容であった。 また、國村隼が出てきた途端、急に緊張が走るのも良かった。「地獄でなぜ悪い」みたいにいつ刀を取り出すかとひやひやさせられた(笑)
[DVD(邦画)] 8点(2015-08-22 22:00:26)
131.  海街diary
良く言えばじんわり心温まる作品。 悪く言えば退屈。  私としては何か重大な事件が起きたり、悪役が出てきてヒロインがひどい目にあったり、無理矢理感動させようとしてきたり、といったお決まりの演出は嫌いなので、ある意味是枝作品は安心して観られるので好きである。  とにかくこの映画の登場人物(4姉妹)の事が好きになれるかどうか。そこが1番の評価の分かれ目なのではないかと思う。  私は長女のしっかり者だけど時折見せる不安げな表情、次女の恋に仕事に全力だが家ではだらしなくていつも姉に怒られている所、3女のマイペースな生き方、そして末っ子の戸惑いながらも揺れ動く心情にドギマギさせられた。気が付いたらこの4姉妹の物語に完全に引き込まれていた。ただ何気ない家での会話、料理を作ったり、皆で梅酒を作ったり、縁側で和んだり、そういう平凡な光景をいつまでも観ていたいと思わせてくれた。役者が人物を演じるというよりも、役になりきっているという感じが伝わってきて、あ、どちらも同じ意味か....。上手く表現できないので月並みな言い方をすると、是枝監督は役者の自然な演技を引き出すのが上手いなぁと。そう思ったのでした。
[映画館(邦画)] 8点(2015-06-15 22:09:09)
132.  PERFECT BLUE
昔、友達に怖いアニメがあるから観てみろっつって焼いたDVDを貸してもらいました。今思えば完全に海賊版撲滅キャンペーンに捕まっていたなと。顔がビデオカメラの異常に踊りが上手い男が来なくて良かった(^-^; さて、確かに怖かった記憶があり、恐る恐るまた観てみたのですが、怖いというよりかはなかなかサスペンスフルで先が読めず、最後まで気の抜けない映画だったなぁと。 アイドルが主役なのだが、その生活感や心理描写が凄いリアルに描かれているので凄く引き込まれる。単にストーカーに付き纏われて事件に発展するようなのを想像していたら思いもよらぬ展開に驚かされた。何処までが現実で何処までが夢で何処までが芝居なのか、頭がぐちゃぐちゃになること請け合い。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-20 19:00:11)(笑:1票)
133.  野獣の青春
タイトルに「青春」とあるが、全く青春要素は皆無でひたすらハードボイルドでバイオレンスな作品だ。清順特有の美学が開花した作品でもあり、単なるヤクザものとは一味違った魅力が満載である。 キャバレーのマジックミラー越しの構図や透明な床下からのショット。原色を基調としたセット。紅白ツートンカラーの電話。スクリーンの裏にある事務所。突然巻き上がる黄色い砂嵐。それらの清順特有のこだわりを観ているだけでも楽しめる。また、基本のストーリーはしっかりとしてるし、『東京流れ者』や『殺しの烙印』ほどぶっ飛んではいないので、清順初心者にもオススメできる、入門編に最適な作品であるとも言える。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-10 21:10:28)
134.  東京流れ者
清順の美学が炸裂した傑作! 低予算を逆手に取って簡素化、抽象化されたセットが逆にアヴァンギャルドな映像美を放つ。 渡哲也がとにかく格好よい。仁義に厚く、義理堅い上に硬派で、拳銃の腕も天下一品というスーパーヒーローだが、一つだけ弱点があって、それは射程距離が10メートルなんですね。例え10人以上の敵に囲まれていようとも、決死の覚悟で物陰から飛びだし、いちいち10メートル以内に突っ込んで行って銃撃戦を行うという無鉄砲さが逆に面白い。見てるこっちは「そんな馬鹿な!」と叫ばざるを得ないが。 映画は普通じゃつまらないと言う清順の、その"普通じゃなさ"が頂点に達するのがラストの銃撃戦だ。真っ白い空間に置かれているのはピアノだけ、主人公とヒロインの服は真っ白で、敵は皆真っ黒。つきつめられた簡素化がここで極まる。そして、格好よさのみを追求した銃撃戦が繰り広げられる。観てる方はポカーンと唖然とするしかないが、あまりの格好よさについリプレイして観てしまった。というか、この映画の主人公は当たり前のように弾丸をかわすが、もはや格好よさの追求に忙しくてそんな些細な事はどうでもいいんだろうな。美学を追求するとリアリティが消え失せる見本のような映画であった。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-05 15:10:55)
135.  寄生獣
原作は10年以上前からの大ファンで、本棚には日焼けして大分劣化したコミックが今尚鎮座しております。故に相当ハードルが上がった状態での鑑賞でしたが、それを上回る位の期待通りの出来だったので安心した。ここでの評価が芳しくないので一瞬観に行くのを躊躇ったが、本当に観に行って良かったと思える作品だった。どれだけ改変されちゃってるのか危惧したが、重要なシーンは原作そのままだし、母親と息子の愛情の描き方は原作以上に丁寧で、だからこそしっかり感動させてくれた。その辺は本当に原作の良さをわかってるなという感じがしてとても安心して観ていられた。あと、この映画最大の魅力はやっぱりミギーを演じた阿部サダヲだ。チャーミングだし、そのコミカルな動きは観ていてとても楽しかった。やっぱり日本で実写化して正解。  もし、ハリウッドで実写化されていたら大変でぃした。主人公は白人、彼女はパツキンで、まず2人がプロムへ行く所から始まったりなんだりして、敵の女ボスはガチムチだし、後藤は黒人のマッチョに変更されるでしょう。主人公はミギーそっちのけで銃を乱射して寄生獣を倒すというね。当然寄生獣側も銃を持ってるでしょうから画的には普通に銃撃戦ばかりのアクションものになり下がるというね。ラストはナタの代わりに手榴弾で決着が着いたりしてね。 そんな寄生獣やだ(笑)
[映画館(邦画)] 8点(2014-12-03 12:49:04)(笑:2票)
136.  そこのみにて光輝く
『海炭市叙景』と同じ原作者ですか。なるほど、映画全体から漂う閉塞感と暗さは共通のものを感じた。ただ、今作品の方が微かながら救いを感じさせる部分があるのでとっつきやすかった。物語もメインのキャラクター3人に焦点を当てているので分かりやすく、より感情移入しやすくなっている。ストーリーは、簡単に説明すると、社会の底辺でうごめく若者が、そこから脱しようともがいたり、或いは何も目的を見出だせずにただ惰性で日々を送っていたり、何ともやるせない感じが実にリアルに描き出されていた。池脇千鶴のすれた感じも良かったが、特に良かったのは菅田将暉だ。暗い物語の中でも唯一、前向きに行動する愛すべきキャラクターだった。汗をかきながら笑顔で美味そうにカレーを食べるシーンが何故か心に焼き付いている。かと思えば次のシーンでは感情を剥き出しにして狂気を見せつけてくる。その触れ幅が1番大きい役を彼は本当に自分のものにしていたように思う。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-02 20:10:31)
137.  キル・ビル Vol.1(日本版)
映画全体から発せられる訳のわからぬテンションの高さは異常。 思いっきり普通では無い世界がこれでもかと繰り広げられる。 タランティーノの映画馬鹿っぷりを堪能するにはこれ。 真面目に観たら損だぜ?げらげら笑いながら観るのが正しいでしょう。 彼と趣味が合う人だけ観ればいい。 趣味の全然合わない友達の家に遊びに行ってもつまらないのと同じ。 間違って迷い込んだあなたはお気の毒様。 タランティーノ特有の趣味を延々と押し付けられ、ゲンナリすること間違いなし。
[映画館(字幕)] 8点(2014-11-11 08:10:14)
138.  たまこラブストーリー 《ネタバレ》 
変な鳥(デラ)が居ないだけで、これほどまでに落ち着いた青春学園ラブストーリーだったのかと驚かされる。これまでは鳥に邪魔されて進まなかったたまこともちぞうの恋物語が展開され2人の距離がグッと縮まります。もうとにかくめっちゃ青春。もちぞうの一途な気持ちとか、告白されてあたふたするたまことか、、実はもちぞうの事が好きなんじゃないかと感じられるみどりちゃんのさりげない仕草とか、それぞれのキャラクターの思いが交差して行き…。 これまで殆ど活動してたのかどうかさえ怪しいバトン部も、最後の思い出に大会に出場したりと本格的だ。映画『けいおん』と同じようにこの映画もまた、卒業という学校最後のイベントへとなだれ込んで行く。そこが切なくもあり、感動的である。また、たまこともちぞうを繋ぐ"糸電話"が非常に効果的に使われてて良い。いまどき観てるこっちがこっ恥ずかしくなるようなコミュニケーションツールだが、面と向かって言えない事も糸電話でなら言えたりするから不思議だ。夜空の下、糸を伝う音の振動がきらびやかに光り輝いており神秘的だった。     タイトルを変えてまで『ラブストーリー』を冠した本作は紛れも無いラブストーリーの傑作だ。  だが、不思議なもので、例の鳥が居ないとちょっと寂しくなってくるのも事実。本当に帰ってしまったんだという寂しさを観客にも味わせようという演出なのか。でもおかしいぞ、誰も鳥の事を言わないぞ。たまこだっていつも通りの日常だとか言ってるぞ。ここまで鳥を無視しちゃうとかえって不気味であるぞ。絶対忘れた頃に出てくるぞ、などとワクワクしている自分がいる。え?ほんとに忘れちゃったの?みんな薄情だなぁ。続編があったら出してあげてね。グスングスン。 
[DVD(邦画)] 8点(2014-10-24 15:39:36)
139.  アフタースクール
他の方のレビューを全部読みましたが、騙された騙されたの連発で、一人くらい最初から全部読めたって人が居てもいいんじゃないの?って思いました。なんて偉そうな事言ってお前はどうなんだ?と言われそうですが。私は全く騙されてなんていな……嘘です、思いっきり騙されました。 これはずるいですよ。巧妙に引っかけようと脚本を練りに練っているわけですから。さらに映像でも騙そうと巧妙な仕掛けを施しているとなれば手の打ちようがありません。  これから見ようと思う方はどうぞ無駄な悪あがきはやめて逆に思う存分騙されましょう。 するとどうでしょう。次第に騙される事自体が快感に変わるはず。そして気が付けば、当然のように2回目を鑑賞している事でしょう。ほらあなたもレッツ騙され!(何のこっちゃ)
[DVD(邦画)] 8点(2014-09-22 16:59:00)(良:2票)
140.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
テレビでやってるとつい観ちゃうんだよなぁ。 さて、今週は人気の高い『破』ですが、たしかにこれは面白かった。 よく私はもしシンジが少年漫画にありがちな熱血キャラだったら全然違う話になってただろうな、と妄想しますが、今作のシンジはテレビ版に比べあまり暗すぎない所がよかったんだと思います。シンジが父親に誉められるシーンがあったり、レイが食事会を企画したり、そういう人間味溢れるエピソードが増えたことにより、多くの人に共感を与えたのだと思いました。  それと、今作より登場するマリの立ち位置が好き。自由すぎる上にドジッ子だし、登場の仕方からして面白い。そして何より、シンジやアスカが戦うことの意味を見出だそうともがき苦しんでいるのに対して、一人だけ楽しんでエヴァに乗っている点が素晴らしい。「すごく痛いけど、面白いからいい!!」って言い放つ彼女は凄く魅力的なのだ。
[映画館(邦画)] 8点(2014-08-29 22:00:42)
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