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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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141.  キサラギ 《ネタバレ》 
練られた脚本もさることながら、状況とともに微妙に変化していく役者たちの表情や話し方など演技もとても見応えがあり、彼らの芸達者ぶりを堪能できます。その中でも序盤におけるいちご娘の挙動不審な存在感は際立っており、同じいちご娘とは思えない終盤近くのお父さんキャラと比較すれば、この変貌ぶりはやはり5人の中でも香川さんは別格の上手さ。そして、満を持して登場した映像の中のキサラギ嬢の、想像していた通りのB級アイドル全開の姿には思わずニンマリ。最終的には後味のよい終わり方であることもよい。確かにキサラギ嬢は鳴かず飛ばずのB級アイドル、しかも短命でファンもわずかでしたが、そのわずかの愛すべきファンたちに支えられて、幸せなアイドル人生を送った、と言えるかもしれません。
[DVD(邦画)] 7点(2014-06-19 20:35:21)
142.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
鈴子 (蒼井優) による、自分探しの旅、というよりは、傷心癒しの現実逃避旅。 視聴者によって、映画のテーマ自体の受取り方が分かれそうな内容なので、あえて本作をジャンル分けするとなると難しい。なんせ、このサイトですら "ドラマ" としか書いていないので、やはりジャンル分けすることを放棄しているようだ (笑) しかし、(心が) パンク・ロックな感じの鈴子がいて、彼女の旅と出会いがある、、だから全く退屈はしません。 もともと、マイナス思考やネガティブな考え方を (個性として) 肯定すること、そこがテーマにありそうですが、好きな娘を引っ越しさせないためにその娘から金を借りまくる、、って、これは斬新でさすがに思いつかない考え方だなあ~、卑屈すぎるが (笑) 海で山で地方の街で、それぞれ恋の始まりを予感はさせる、でも始まることなく、サヨウナラ、、。先に進まない (=プラスにならない) 、このもどかしさも、この映画らしくていい。 彼女が最後にたどり着いたのは、海も山も、おそらく観光名所もない地方の街。この平凡な街の、どこか行き詰まったような閉塞感がまたよかった。
[DVD(邦画)] 7点(2014-05-13 22:00:30)
143.  下妻物語 《ネタバレ》 
中島監督の作品は「嫌われ松子の一生」を先に観たのですが、アニメーションを挿入したり、空想部分を実写とCGで映像化したり、本作から早くも監督ならではの個性あふれる演出が色濃く出ています。とにかく本作は、桃子とイチゴという二人のキャラクターが強烈でした。全くタイプの違うこの女の子二人が打ち解け合い、そして親友になったことは決して不思議なことではありません。彼女たちが違うのは、着ている服や趣味だけであって、"我が道を往く"という意味では本質的に二人はよく似た者同士であるからです。自分を貫いて、そしてたった一人でも自分のよき理解者がいれば、それだけで人生は生きていく価値があると思います。彼女たちは人生の勝者です。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-30 20:17:46)(良:1票)
144.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
人生が一生暗い色のままでいるか、人生をカラフルに彩ることができるかは結局は自分の行動しだい。人生がつまらないと言って悲観的になる前に先ずは行動から変えてみよう、ということです。そして、姿やキャラや生き方なんて十人十色。他人の視線や評価なんかあまり気にしないで、自分らしく堂々と生きよう、といった人生を前向きに生きるためのメッセージをたくさん感じました。しかし実際には言うは易く行うは難しで、それが簡単でないから"人生"は厳しくもあり、生きていくやりがいを感じるのだと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-11 21:39:26)(良:1票)
145.  小さいおうち 《ネタバレ》 
まず、昭和初期という時代設定から、大正時代はもとより明治時代のハイカラな雰囲気を残す街並みや風景に心躍りました。赤や朱色といった艶やかな色合いを基調とした家や着物もキレイでしたし、観る者を (視覚的に) 飽きさせない映画であったと思えます。 タキが残した自叙伝が時代を越えて心をつなぐ、、とはどこかで観たようなストーリーでしたが、その一筆はその心とともに「戦争」という激動の時代を乗り越えた分、そこは単なる年数にとどまらないような、果てしない時間の経過とか、一際の感慨深さを感じた次第です。 また山田洋次監督らしい笑いの中にも、タキがこの若さにして花輪のような老人に嫁がされそうになったり、当時の女性の身分とか生き苦しさを感じさせる描写が多く散見されました。監督の作品群の系譜から見ても本作は異色作であり、同時にまだまだ創作意欲の尽きない意欲作、と言えそうです。 →2021/9/29追記。 キムリンさまの意見にとても感銘を受けました。 なるほど、確かにそう言われるとそう見えてきます。タキがその想いを心の中に封印したのは、彼女の慎み深さなのか、あるいは「時代」がそうさせたのか、、改めて色々と考えさせられます。
[映画館(邦画)] 7点(2014-01-27 19:00:54)
146.  秋刀魚の味(1962) 《ネタバレ》 
結婚後の倦怠期、娘を嫁に出した父親、嫁に行きそびれた女、そして老後の寂しい人生。登場人物たちの人生は日本人としてはむしろ平均的で、特に珍しくもないものばかりでしたが、どちらかと言えば人生のはかなさ、むなしさに趣をおいて描いている、そんな印象です。その中でも特筆すべきは、ひょうたん先生が酔いつぶれて帰った長屋の場面。杉村春子演じる娘が横で泣いている。自分の人生はこんなはずではなかったという涙であるが、人生の無情を物語る実に残酷な場面である。片や、若い嫁をもらって幸福の絶頂にある者もあれば、ゴルフクラブの購入費で頭がいっぱいという何とも呑気な者もある。人生は十人十色、様々な人生を淡々とした視点で描いており、他人の人生を少しだけ覗かせていただいたような心境になる映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2014-01-21 22:19:19)
147.  探偵はBARにいる
これはいいですねぇ・・。かなり好きです。大泉洋と松田龍平の掛け合いは本当に楽しい。二人のとぼけたキャラクターと橋本一監督によるハードボイルド演出、意外と相性がよいみたい。 そして、アジア最北の歓楽街「ススキノ」という街も映画の主役なんでしょう。この街は表向きは浮かれて陽気そうですが、実はたくさんの悲しみや孤独が寄り添うように生きています。たんなる観光地としての姿ではなくて、内面から覗いたようなススキノの素顔がとてもよかったです。 以下、余談。大泉洋の「ダスティン・ホフマンでもやっちまおうかな!」には思わずニヤリ。何しろ、午前10時の映画祭「クレイマー、クレイマー」を鑑賞後にハシゴしたので、同じスクリーンで数分前にダスティン・ホフマンを観たばかりだったので。これが「卒業 (1967) 」の後だったら、さらに面白かったが。
[映画館(邦画)] 7点(2013-12-19 19:39:00)
148.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
人物とタクシー、真夜中の街の風景。ジム・ジャームッシュの映画って、さすが構図がとても洗練されていて、どこを切り取っても完璧に絵 (写真) になります。そこだけでまず楽しめる。その映像だけなら本作はシャープな印象ですが、でも人間そのものはとても可笑しくて温かみがあって、映画全体としては体温が宿っている感じ。地球上のどこか、真夜中のタクシーに偶然乗り合わせた二人。さて、二人はどこから流れ着いて、どこへ向かうのか? たった数分のエピソードでありながら、人物の描写にはそれを想像させるだけの奥行きを感じます。(ローマ編に約1名、これからの人生がない人がおりますが・・) それぞれ、車中の話題は他愛もなさそうにみえて、実は互いの本心や素性を探り合うような会話をしていて、最後にタクシーから降車した後にドラマが大きく動き出す、、という点もほぼ共通していて面白い。真夜中に観始めて、ウィスキーをちびちびやりながら楽しんで、映画が終わる頃に始まる夜明け、っていうのもいいかも。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-28 23:01:11)
149.  アウトレイジ(2010)
北野監督、お帰りなさい。と言いたくなるような監督久々のヤクザ・ムービーです。90年代における、キタノブルーと言われた芸術性の強い映像美は鳴りを潜めたが、その分暴力描写は以前より凄まじくなっております。私、怒号怒号に圧倒されてあっという間の2時間でした。最も興味深いのはキャストで、大杉漣、寺島進といった以前の常連組は一切使わずに、あえて役者陣をリニューアルしたあたりに監督の心機一転の心意気が伝わってきます。濃いキャストの中でも小日向文世さん、憎たらしいくらいに存在感がありました。
[映画館(邦画)] 7点(2013-10-26 22:37:49)
150.  ときめきに死す 《ネタバレ》 
当時鬼才と言われた森田芳光監督の手腕が遺憾なく発揮された問題作である。全編に漂う退廃的な空気は秀逸で、他の凡庸な映画とはあきらかに一線を画すもの。響きわたるピンボールの音、ワープロの文字、土砂降り、寂れた駅舎。シュールな映像の断片を繋ぎ合わせた冒頭から既に、何か不吉なことが起こりそうな空気が蔓延している。唯一、杉浦直樹さん演じる大倉が時折見せるトボけた味わいが、緊張感あるこの作品にアクセントを加えている。衝撃的なラストは、視覚的ではなく状況で視聴者に理解させる手段もあったと思うが、映像でまざまざと見せつけたのは森田監督のこだわりであり個性だと言いたい。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-26 19:48:56)(良:1票)
151.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 
市川崑監督がこのスタッフで金田一作品を撮ったなら、それはもう品質保証マーク付きの映画です。安心して楽しめます。「犬神家の一族」でファンになった人は裏切られることはないでしょう。おどろおどろしい物語の中、常連キャストである石坂浩二さん、加藤武さん、坂口良子さんあたりが画面に映るとなぜかほのぼの、観ているこちらもニンマリしてしまいます。
[DVD(邦画)] 7点(2013-08-16 21:45:06)
152.  ボーイズ・オン・ザ・ラン 《ネタバレ》 
登場人物全て、いるいるこういうやつ、と思えるようなキャラばかりでとてもリアリティがある。これ以上ない無様な返り討ちも含めて、映画らしくなくてよい。 田西は不器用だが、自分をさらけ出していて非常に好感が持てる。それと、本人は全く気付いていないが、選んだ会社に間違いはなかった。いい同僚ばかりに囲まれて仕事をできるってことは幸せなことなんだよ。 最後、走りだす田西を見て思った。悔しい、この映画は20代の時に観たかった・・!!
[DVD(邦画)] 7点(2013-08-11 19:49:58)(良:1票)
153.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
今回は超絶時間軸遊びや強烈どんでん返しもないので少々肩透かしを食らったが、たくさん笑わせてもらったので良しとしましょう。特に広末のヘンテコ婚活女はサイコーだった。本作で確信したが、内田監督は天然キャラをヘンテコに描くの上手ですね。ん、ちがうな。ヘンテコだから天然キャラなのか。まぁどっちでもよいが、次はどんな楽しいキャラに会えるか、次回作も期待して待っています。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-07-21 20:49:44)
154.  暗いところで待ち合わせ 《ネタバレ》 
2006年の映画ですか、、。あの田中麗奈ちゃんが、なっちゃんの面影を残しつつ、すっかり大人っぽくなっておりました。ストーリーは火曜サスペンス調ですが、彼女のフォトジェニックな存在によって最後まで飽きることはなかった。 映画としては、主に「家」が舞台。しかし、全盲者が一人で暮らすことにより目が離せないドラマになるし、そこにアキヒロが潜むことによりサスペンスを生む。 もう一つの舞台として駅のホームがあり、時間、目線、構図をいくつか変えることにより、やはりたくさんのドラマがありました。このあたりこそ、映像化した意義があるのではないだろうか。 そして、公園で歩き出すラストは際立って美しく、実に後味の良い終わり方となっていた。 目の見えない女と闇を抱える男が、暗いところで待ち合わせ、そして二人は明るい未来へ・・・。 観終えてみて、うまい題名だと思った。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-03-05 22:57:27)(良:1票)
155.  わたし出すわ 《ネタバレ》 
この不可解なストーリーは何かを意味するのか? それが問題でしょう。 まず、いらないほど溢れた「お金」ですが、その全盛期が80年代の森田芳光監督だけに、私は勝手にバブル景気を連想しました。あの頃、お金をこう使えばよかった、、そういう自分自身への「自戒」がありますかね。バブル崩壊とともに下降線をたどった監督でもあるので。 マラソンランナーのエピソードは、絶頂の時はもてはやされ、走れなくなると見放される、、これはご自身の監督人生を投影してるのかも。 研究員のエピソードは、彼が新しいことに挑戦する終わり方だし、空と太陽とキレイな海が見える "希望" を連想させる描写が多いので、ご自身にとってのこれから、として、これはそのまま受け取るべきなのかと。 上記以外、あまり強欲だとこうなりますよ、、というエピソードの数々はわかりやすいですが、このあたりはむしろ、もともとハードボイルドな作風でもある監督の一面 (こだわり) を垣間見た気がしました。 全体的に、人間の体温を感じさせない無機質な雰囲気ですが、マラソンランナー宅では母さんの手料理の数々がホッと温かくて、そういうギャップは面白かったと思います。 なお本作には (非公式で) 続編があり、この後で小雪は舞台を函館から札幌ススキノへと移し、高級クラブの美人オーナーママになるわけです。(探偵はBARにいる) お金、、たくさん残しといたのね (嘘)
[DVD(邦画)] 6点(2024-01-23 12:38:51)
156.  志乃ちゃんは自分の名前が言えない 《ネタバレ》 
志乃ちゃんのような重度の吃音症というわけではありませんが、私もあがり症 (ぎみ) なので、彼女の気持ち、少しだけわかります。例え一言だろうと、人前で話すのが苦痛な人は本当に苦しいもの。個人的に思い出したのが、はるか昔、小学校の音楽の授業で、先生のピアノの伴奏でみんなの前で一人ずつ独唱させられる歌のテストがあって、あれ死ぬほどイヤでした。あがり症で音痴な私には地獄でしたわ。今は教育の場も難しい時代だし、生徒が苦手とすることを強要すること、場合によっては大問題になりそうですよね。 さて、本題。本作について、志乃と加代の友情モノといった意見が並んでいますが、私には、志乃の加代に対する感情は、友情を通り越して恋愛感情に見えましたが。空気読めないクンが仲間に入ってきて、志乃が彼を歓迎しなかったのは、彼のことを恋敵として警戒したからではないでしょうか。しかし、加代は、志乃を友人として見ていた。そして、志乃の感情には、薄々気づいていた。でも、志乃とはこのまま良い関係を続けたかった。・・だから、このジレンマを解消する魔法をください、、そういうメッセージがあの歌には暗に込められているように感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2023-12-19 21:47:53)
157.  眉山 《ネタバレ》 
うわあ、点数低いな・・。俳優の演技と「眉山」という舞台設定はとてもよいのに、いったい何が理由でここまでの低評価になるのか、ちょっと考えてみたい。 やはり、その最大の理由は脚本であり、テーマである「献体」そのものだと思えます。あまりにも重すぎる題材ゆえに、何も知らずに、阿波踊りの映画、母娘それぞれの純愛モノ、、そのつもりで観ていたら、え~ そんな話だったの? ってなりそう。その、お龍さん (宮本信子) がなぜ献体にこだわったのか、その理由も不明瞭で、映画では特に語られませんし、、。原作ではどうなんでしょう? 咲子 (松嶋菜々子) は母親が余命わずかだというのに、自分だけはハンサムなお医者さんとお幸せになって、そのあたりも癇に障ったのかもしれません。 徳島県民の魂たる「阿波踊り」で、ズケズケとしゃしゃり出た個人にスポットを当てるのも、ついでに癇に障ったのかもしれません。(また言っちゃった) あと個人的には、お龍さんに怒鳴られた若い看護師さん、彼女が改心する様子を描いて、お龍さんと和解をさせてほしかったかな。 おっと、、ここまでにしておこう。 夏八木勲の (静かな) 名演技と、久しぶりに宮本信子節の啖呵が見れただけでも、私は良かったな。ミンボーの女、思い出しちゃった。 眉山の風景も、美しかった。
[DVD(邦画)] 6点(2023-11-27 22:59:29)
158.  おもいで写眞 《ネタバレ》 
「パンとバスと2度目のハツコイ」の深川麻衣さん主演。なので、「団地と遺影と2度目のハツコイ」で良かったじゃん。(良くねえよ) 写眞の映画として観始めたのですが、これが思いのほか昭和風の良き「団地」映画でございまして、年寄りたちが繋がることもなくひっそりと暮らす団地という場所で、彼らを繋げてゆく理由としての「写眞」、、そこが良かったと思えます。 個人的には、高良健吾と写眞つながりで「横道世之介」思い出しちゃったけど、あらら、井浦新さんまでご登場しちゃって、あの映画へのオマージュ? ってことでよい? 各エピソード良かったですが、和菓子屋で写眞撮ることに執着したあのお方、その執着する理由って語られてましたっけ? (そこだけがモヤッとしてます) そうそう、本作の持つテーマ (人、地方、写眞、時代) に共感された方、ぜひ「村の写真集」という映画を鑑賞されたい。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-02 22:55:46)(良:1票)
159.  きさらぎ駅 《ネタバレ》 
「きさらぎ駅」のロケ地がどこの駅だかわかりませんけど、のどかで美しい風景の駅なんですよ。それを、カメラの色合いの補正で狂気的に映し出していて、撮影監督が良い仕事をしているなあ、と。途中から安っぽいゾンビ映画に落ち着いてしまったけど、全体的にはこの不安げな映像美がとても良かったと思えます。 話変わって、「異世界エレベーター」のエピソードについて。ミステリー作家の御大である島田荘司氏の某小説に、とある古びた高層マンションのエレベーターで、階数ボタンを "ある順番" でデタラメに押すと、隠された階に降り立つ、、というエピソードがありましたが、真っ先にこれを思い出しましたね。とても好きです、こういう、ぞくぞくする設定。 最後に、佐藤江梨子さん。あなたはもう一つ嘘をついている。2004年1月8日、あなたは高校教諭ではなかった。まだ「イエローキャブ」で雑誌のグラビアをやっていたはずだ。冗談です (笑) よい女優になられましたね、応援してますよ。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-16 12:32:17)
160.  異動辞令は音楽隊! 《ネタバレ》 
「クーラーの効いた部屋で遊ぶのは、お偉いさんに任せておきますよ」 冒頭の会議で、成瀬 (阿部寛) が上層部に対して言い放った台詞です。この会議はよかった。このわずか数分で、成瀬がどういう男で、組織の中でどういう存在なのか、だいたい飲み込めたし、なんせ、エアコンではなく、「クーラー」である。昭和のままで思考回路が停止した男、てこともよくわかったし (笑) 映画の題名から、勝手にコメディ系の映画と思っていましたが、予想以上にハードボイルドな展開でした。それも悪くはないけれど、、単刀直入に言うならば、中途半端。 本作は、刑事ドラマと音楽系映画の二面性を持っていますが、二兎を追う者は一兎をも得ず、てな感じで、どちらも掘り下げ不足な感が否めません。 例えば、刑事ドラマとして観るならば、チンピラのニシダがなぜゲロったか? そして、その下っ端が黒幕とつながって、そいつがようやく姿を見せるまでの経過とか、全く描写がなかったけど、そのあたりこそ見どころなんじゃないかな。 音楽隊の映画として観るならば、成瀬のつたないドラム演奏が上達していく過程、地味な練習風景の繰り返し、、その描写があってこそ、オーケストラの感動が大きいと思うんです。そもそも、和太鼓やってた、とは言え、いきなりドラムがうますぎません? 両者は似てますけど、ドラムは足でも叩くし、技巧的には全くの別物ですから。 酷評ぎみですけど、本作の成瀬って映画的な面白いキャラだし、彼のおかげで最後まで退屈しなかったのは間違いない。また観てみたいと思わせるキャラではあったので、まさかの続編に期待。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-07-31 22:32:42)
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