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オオカミさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1070
性別 男性
ホームページ http://vvolf.exblog.jp/5301623
年齢 22歳
自己紹介     <2016年03月03日21時58分JST版>68

1) レビューに関して:
☆ 4点以下は評価対象外、平均点は7と考えてます。
☆ 未見の映画については、基本的に余計な情報を入れないために他の御方のレビューを拝見せずレビューを書くため意見の重複などもあると思いますが、本人はオリジナルレビューのつもりでおります。

2) 観る・観ない映画のジャンル:
好きなのは、戦争映画、アクション、歴史もの、コメディ、SF、ファンタジー、動物もの、ホラー、アニメなどなど。最近の邦画実写もの、芸術色の強い(といわれる)ものなどはあまり観ません。

3) ひとこと:(2016-03-03)
星戦争は好いぞ!

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1.  ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON 《ネタバレ》 
三谷幸喜の映画は映画館では観ようと思わないし、たとえDVDであろうとびた一文出す気はない、テレビでやれば観てやろう、くらいの気持なんだが、ラブと中井貴一のシーンで思わず涙腺が……。ただ、コメディをうたっているわりに、そんなに笑えるシーンがなかったし、常連がちょい役で出てきているけれど、なんか宝の持ち腐れという感じだった。フカキョンは可愛かったけれどね。
[地上波(邦画)] 6点(2013-11-10 22:44:51)
2.  DOG×POLICE 純白の絆 《ネタバレ》 
わんこ! 今日は猫の日だけど、わんこが頑張った。 シナリオの破綻とか、主人公の犬に対する始動と自分の行動との自己矛盾とかいろいろあるけれど、まあ、犬の演技を評価したい。最後はどうしてもあんな状況から生還できると思えなかったんだけれどね。その前に無線で連絡しろよ。肩にあるだろ。
[地上波(邦画)] 5点(2013-02-22 22:58:21)
3.  巨神兵東京に現わる 劇場版 《ネタバレ》 
【これ、2012年9月に特撮博物館で観たので、ここにレビューして好いかわかりません。ルール違いだということなら削除してください。便宜上、鑑賞環境は映画館としておきます。】  「CGを使わない特撮」ということにこだわって、巨大なジオラマを作り、実際に火薬を爆発させ、カメラアングルで巨大感を出したり、マット画での演出や、巨神兵の“二人羽織”(笑)などが楽しめる小作品です。ただ、なんの知識も無しに観たら「やたら哲学的でつまんねえな」と思うかもしれません。実際私も期待が大きかった反面でそう感じましたから。 ところが、それを見終わった後に解説展示があって、それを見た途端に、「おお、これ、すげえ!」、「ここはこんな風にして撮影したのか!」と、ニヤニヤしてしまいました。解説(種明かし)が無いとおもしろさは半減以下です。 一例を挙げると、あの犬はリモコンロボットだったんですよね。それで、解説スペースで「公園がミニチュアだった」と知ったとき、(私も含め)そこにいた皆さん、とても感心されていました。  ということで、「このシーンはどうやって撮影したんだろう?」と考えながら観ることができれば楽しめると思います。
[映画館(邦画)] 6点(2013-02-08 17:43:36)(良:1票)
4.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
なんだろう、この「すかすか」した印象は。今はないものを描くにはCGに頼るしかないんだろうが、冒頭の長門の俯瞰以外にワクワクさせるものがなかった。とくに空母からの発着がなんともちゃちな描写だったし、空中戦の迫力もいまひとつ。真珠湾攻撃など300機以上の大編隊がスカスカ! CGならいくらでも増やせるだろうに、数機が写るだけ。「トラ・トラ・トラ!」の発艦シーンの美しさ(実写だぜ!)を観ているだけに非常にもの足りない。最後通牒が間に合わない緊張感もないし、なんにしてもスケールの大きさが感じられない。ミッドウェーにおける飛龍の奮戦も戦果報告でサラッと流されてしまったし、あれじゃ多聞も浮かばれまいって。 ただ、甲板上や艦橋のシーンで海の上にいる感じ(微妙な揺れ感や機関音など)、航空機のコックピット内での臨場感は感じられた(はめこんだようなちゃちな背景合成には感じなかった)。あと、赤城の艦橋はよくできていた。海上撮影は「おおすみ」や「くにさき」の甲板を使ったのかしら? ガダルカナル戦で名前だけで金剛、榛名って出されてもあの一瞬じゃどれも「戦艦が主砲を撃ってる」としかわからんし、比叡と霧島が沈んだ(太平洋戦争で初めて沈んだ戦艦)のがわからない。そういやミッドウェーでも加賀と蒼龍の扱いがひどかったな。 それから、アメリカ人がひとりも出てこなかったのは違和感がある。その辺も緊張感を欠く要因になっているのではないだろうか。 さらに、五十六個人のエピソードとして懐中時計の話が出てくるが、あれは奥さんじゃなくて愛人に渡したものだよね。そういう細かい史実の捏造があるのも「美化」してるという印象を強くしている。そして肝心の最期だが、これも三船敏郎版の強烈な印象が残っているので本作は淡泊すぎる気がする。三船は目が血走っていたからね。軍神に祭り上げる必要はないが最期くらいもっと強烈にアピールしても好かったんじゃないかな。
[地上波(邦画)] 6点(2013-01-08 18:44:37)
5.  大鹿村騒動記 《ネタバレ》 
録画していたのをやっと観た。期待しないでいたが、結構楽しめた。 どうしても「ツィゴイネルワイゼン」のイメージがあるから、"大楠さん老けたな"という印象がまずある。でも歌舞伎を演じるところでは、やっぱり色気を感じた。 岸部さんの役には、ある種、自分を重ね合わせるので、いろいろと考えさせられるものがある。離れた土地にいる先祖の供養って難しいよな。 10月の長野という景色は綺麗だし、観光としては行ってみたいと思うのだけれど、あんなに個人情報がダダ漏れで誰もが内情を知っている社会には、自分はとても住めないなと強く思った。 ツーリングのライダーにはなれても、雷音の役にはなれないなと感じた。 私がいちばん印象的だったのは、三國さんのシベリア抑留の話。「ふつうの人間に戻る」って表現にとても重いものを感じた。佐藤浩市との親子競演があったわけだが、亡父と自分を重ね合わせ、さらに、岸部さんの墓参りの話なんかも合わせて、いろいろと思うところもあるのだ。
[地上波(邦画)] 7点(2012-12-04 23:51:56)
6.  岳-ガク- 《ネタバレ》 
録画しておいたのをやっと鑑賞。主人公の超ポジティブ思考は見習うべきものがあるし、山ならではのエピソードはいろいろと興味深い(死者を落とすとか)のだけれど、いかんせん、最後のメインエピソードで無理がありすぎるのがマイナス。吹雪の中に出かけるのに、わざわざマスクやゴーグルを外したりしないだろう。それに、自力であのクレバスからどうやって脱出できたのかが不思議で仕方無い。それ以外はだいたい楽しめたんだけどね。  最後に、「絶対に雪山には登らないぞ」という思いをさらに強くした。
[地上波(邦画)] 6点(2012-12-04 23:41:21)
7.  CURE キュア 《ネタバレ》 
Youtubeで日本語音声で鑑賞。なんの映画かまったく予備知識なしに観たので、イラついて萩原聖人をぶん殴りたくなった。暗くてよくわからない描写、BGM無しで間延びしたカット、さまざまなノイズ、すべてげんなりさせられる。洗濯機の音は実際に夜中にやられるとイライラするんだよね。寝ていても目が覚めてしまうし、そのあと眠れなくなるから(わかるか?隣人!)。 で、これってホラーだったんだね? う~ん、ぜんぜん怖さを感じなかったな。最初はサスペンスとして観ていたが、だんだんオカルトっぽい展開になって途中から「自分が望んでいたものと違う」と思うようになった。それもあって、さらに退屈さが増し、100分程度の映画が2時間以上経ったように感じられた。  とにかくイラつくから、二度と観ることはないだろう。  鑑賞者にこう↑思わせるのが狙いだったりしてね。萩原聖人の演技力と製作者の演出にはめられたとも言える(笑)。
[インターネット(字幕)] 5点(2012-10-29 13:13:16)
8.  Avalon アヴァロン 《ネタバレ》 
Youtubeでポーランド語音声・英語字幕で鑑賞。ツボった! はまった! 自分は押井信者じゃないけれど彼のベスト監督作品じゃないかと感じる。  なんの予備知識もなしに観て、最初、ロシア語かなと思っていたがなんかちょっと発音が違う。それも当然。エンドクレジットでポーランド軍の協力とあって納得できた。  モチーフは「ビューティフル・ドリーマー」と「灰とダイヤモンド」だね。もちろん「ウィザードリー」と「攻殻機動隊」の要素もあるのだが、わざわざポーランドで撮影してることが大きいだろう。ラストで主人公のアッシュが手にする拳銃は「灰とダイヤモンド」でマチェクが持っていたのと同じラドムVIS35。銃マニアの押井としては、この拳銃を出したいがためだけにポーランドに行ったんじゃないかとさえ思えてくる(笑)。  余談だけど、中盤で任務失敗するときに出てくるのはワルサーPPKかなと思ったら大半がPPなんだね。てっきりPPKだと思ってた。それと、相変わらずモーゼル好きだよなあ。C96にストックつけたのが出てくるシーンは嬉しくなってニヤニヤしてしまった。さらに、冒頭の市街戦でのT-72や前半でのハインド乱舞、スターリングラードのトラクター工場を彷彿とさせる対決シーン、そこでのPPSh41乱射など共産趣味満載なのも楽しい。  アッシュはマチェクと同じようにけりを付けるつもりだったんだろうが、果たしてリセットされた世界でどうなるのだろうかと想像する。これからもゲーマーとして戦いながら地味なメガネっ子としてルーティーンな毎日を寒々と生きていくのかな。  そんな余韻に浸りつつ、いきなりエンドクレジットと同時にはじまる「ほこxたて」の音楽(笑)。好いなあ。この曲、身震いするくらい大好きだ。これからは、「ほこxたて」ではなく「Avalon アヴァロン」の音楽として聴いていこう。
[インターネット(字幕)] 9点(2012-10-26 08:29:05)
9.  DRIVE 破壊王 《ネタバレ》 
Youtubeで字幕無し・英語音声で鑑賞。 ダカスコスって悲壮感がまったく出てこないんだよね。アクションだけは超一流の動きを魅せるので楽しめるんだけど、台詞も表情もダメなので純粋にアクションを見るだけの作品かと感じる。表情だけ見ていると、民主党の前原やお笑いの有田、俳優の渡辺裕之に見えてくる(笑)。 悪役との絡みはラストを除いてはコメディタッチで、頭突き根多には笑った。あと、前田敦子似のモーテルのねーちゃんのその後が気になる。 それから、オートバイが出てくるが、なんでこの手のアクションで出てくるのはいつもフルプロテクターのオフ車なんだろうね。スタントマン保護のためか? どうせやるんならリッターオーバーのモンスターマシン(オンロード)、たとえばドラッグスターとかを使う方が迫力も増すのにと、いつも思う。  最後に、アポロは飛ぶと予想してた。
[インターネット(字幕)] 6点(2012-10-09 16:21:05)
10.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
紀伊半多(笑) 白馬(笑) こまかい駄洒落には満足。  それにしても(←口癖(笑))、仲間由紀恵の背中太ったね。なんなんだろう、あの盛り上がり方は。20代の頃の細い後ろ姿が印象に残っているだけに、無惨な後ろ姿に残念!
[DVD(邦画)] 6点(2011-02-20 22:55:23)
11.  沈まぬ太陽
原作が長いから映画が長くなるのは仕方ないのかもしれないが、もし映画館でずっと見続けたとしたら苦痛を感じたかもしれない。ビデオに録画して途中何度か中断しながら観ていたから最後まで鑑賞できた。 社内での権力闘争は「白い巨塔」を彷彿とさせる。そう感じた人も多いのではないだろうか。しかし、描かれる時代が頻繁に前後し、登場人物が多く、さまざまなエピソードが満載されるために、一貫した何かが伝わらず冗長散漫な印象が強くなってしまった。宇津井健、木村多江エピソードは個人的にぐっとくるものがあったが、女性の後について歩く渡辺謙がスマートフォンに見えてしまって仕方なかった(苦笑)。
[地上波(邦画)] 6点(2011-02-12 23:30:03)
12.  河童のクゥと夏休み
泣けた。このひとことに尽きる。  とにかく主人公の河童が素直で純真でいじらしすぎる。彼の一挙手一投足、言葉の端々に、今の日本人が忘れてしまった礼節や誠意、自然界に対する畏敬の念などが感じられ、現代日本人へ対するシンプルなメッセージが感じられるのだ。 監督が"ずるい"のは、最初から“彼ら”が存在するものとして描いていることだ。観客はあそこへ行けば当然あれが出てくるものと期待する。そしてその通りの結果になっている。ラストの演出でもそうだ。そういう、観る側のワクワク感をあおりつつ、その期待を裏切らないことでますます観客を映画の世界へ引き込んでいくのだ。 そして後半になって、カレー事件やE.T.のような展開をさせることで、今の日本人社会が抱えるさまざまな問題点への大きな提起しているのだ。たかが「犬畜生」(あえてこう書いているのでご容赦を。私自身、昔は犬も飼っていて、その素晴らしさもわかってます)や「チビ妖怪」にも劣るような感性でいて、「人間として恥ずかしくないのか?」と。 残念ながら私自身、あの場に遭遇したらFOMAのカメラを無神経に向けてしまう側にいると思うし、日常生活が物欲の権化だし、自然や祖先への感謝の念にも欠けている。だからこそ、ラストの"彼"の祈りは大きく心に響くのだ。  ひとつだけ残念なのは、おっさんの件。これだけはどうしても納得いかないままだが、全体を通して、頑張って生きることや未来への希望、自然への畏敬の念や先祖への感謝など、現代日本人が失ってしまったことへのメッセージは大きい。  映画を観終わった後、またこどもの頃にかけまわった山野や川や湖で遊びたくなった。
[DVD(邦画)] 9点(2008-06-29 12:26:23)
13.  劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ 《ネタバレ》 
May undulation be with you! やべえ、泣きそうになったよ。アーロンとルカリオの"再会"のシーンで。 山ちゃん、かっこよすぎだ!  結末としては予想通りの展開なのだけれど、それでも、アーロンが独白する場面はぐっときたね。テレビ版のアドバンスジェネレーションは観ていないけれど、劇場版のレベルはやっぱり高いなあと思った。けっして子供向けではないと思うよ。
[地上波(邦画)] 7点(2006-07-16 20:05:26)
14.  大魔神逆襲
今度は雪の中です(笑)。 今にして思えば、少年たちの冒険物語という見方もできますね。 <2006年4月22日追記・修正>Gyaoで再視聴。前半というか、中盤の後半まで、子供たちの冒険部分が妙に間延びして感じられてきたので1点減点します。派手さという点では三部作の中でもっとも派手な戦闘シーン(たとえばゴジラを砲撃する61式中戦車のような演出)があるにも関わらず、魔神におびえる侍たちという点では、どんどん恐怖の度合いが下がってくるのはなぜだろう? 最初の「大魔神」を神格化するつもりはないが、やはり第一作のできの良さが突出しているという感が否めない。鞘(さや)から抜いた剣で突き刺すよりも、額から抜いた大釘で貫いた方が怖いでしょ?
[映画館(字幕)] 6点(2006-04-22 18:22:16)
15.  大魔神怒る 《ネタバレ》 
今度は水から出てきました(笑)。 えっと、個人的には高田美和さんよりも藤村志保さんの方が好きですね。光りやまねこさんお書きの通り、「十戒」のようなシーンが迫力です。 <2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。やはり第一作に比べると、魔神のえもいわれぬ残虐性や、何を考えているかわからない不気味さというのが薄れてしまった気がする。単なる人形的な動きというよりは、志保さんを助けた後に磔台を十字架か剣のように見立てて持って見得を切ったりするあたりや、風を起こして火を消したり逆に火を使ったりといった小技を見せるようになったのは、何か一作目の魔神らしさが消えてしまった感じで、ちょっとガッカリさせられる。力でねじ伏せる暴力性とゆっくりと迫り来る恐怖というのがポイントだと思うのだ。作を重ねるごとにそれが薄れていってしまうのはシリーズものの宿命か。 ところで、魔神の棲む島は琵琶湖の竹生島のようだね。現在はカワウの被害に立ち枯れている。これも生態系を変えてしまった今の人間への警告なのだろうか?
[映画館(字幕)] 7点(2006-04-21 14:54:51)
16.  大魔神 《ネタバレ》 
とにかく子供心に怖い映画でした。武人埴輪の姿から緑色の魔神に変身するシーンは、一時期学校で流行りましたねえ(笑)。戦国時代に舞台設定をとり、乗っ取りや裏切り、魔神伝説などをうまく取り入れて、非常に面白い作品に仕上がっています。とにかく無表情なままどこまでも追いかけてくる大魔神が怖えええぇ~!(笑)  <2003年12月15日追記>何が怖いって、額に杭を刺したまま無表情の怒りの形相でズンズンと、どこまでもどこまでもどこまでも、左馬之助を追いかけてくるその不気味さ! そして遂に追いつめた奴を、デカい手で門柱か何かに押さえつけて、自分の額から杭を抜いたかと思うと、これまたゴルゴ13のような冷徹さで、左馬之助めがけて突き立てるその衝撃! 子供にとっては、身体中の血が凍るほど怖かったんですよね。今この恐怖を味わえない若い人達に、とっても優越感を感じる至福の時ですよね(ね?御同輩(微笑))。<2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。櫓の中で左馬之助を捕まえたのは左手だったけれど、連れて歩いているときは右手。そして打ち付けるときに押さえていたのは左手。細かく持ち分けていたんだね(笑)。いやあ、それにしても(←口癖(笑))やっぱり好くできたストーリーと、演出が上手い! 魔神がずんずんとゆっくり迫ってくるのは、やっぱり怖いなあ。小道具を使った恐怖のあおり方は見事!
[映画館(字幕)] 9点(2006-04-21 13:07:29)(笑:1票)
17.  大怪獣ガメラ
パソコンの動画配信でやっていたので、久しぶりに懐かしい思いで観たのだけれど、話の作りに無理があるなという印象。  ガメラが最初に北海道に来たときに、核ミサイルによる攻撃をアメリカ軍に要請しようとしたね。そのとき、「あれ? おかしいな。なんで日本国内に核がある?」と思ったのだけれど、1967年12月の衆議院予算委員会で佐藤栄作がはじめて公表した見解だったということは、1965年に非核三原則はなかったということなのかな? ところで、北海道でガメラを攻撃した戦車はM41ウォーカーブルドッグだったね。こういう怪獣ものでは、どんな戦車が使われるのかも世相を反映していて興味深い。印象としてゴジラ映画の場合はなぜか61式ってイメージがある(笑)。そういえば”温泉わくわく”(クレしん)では90式だったね。あれはゴジラのパロディだけれどね。  で、何よりも、左卜全が懐かしい!(笑) 新潟の農民の役だったんだね。その奥さん役の女性が、「長生きすると変なものを観る」といった趣旨のことをぼやいていたのは笑ってしまった。それから、姉弟が身を寄せた築地の実家の親父だけでなく、姉も「大川」と呼んでいたのが耳新しい。つーか、いつ頃から隅田川って呼ぶのがふつうになったんだろうね? 同じ風俗や文化の違いとしては、ガメラにコンビナートが攻撃されるシーンで避難する人が持っていた荷物が、唐草模様の風呂敷に包まれていたのが、妙に目について懐かしかった。あの頃はみんなあの手の風呂敷を使っていたんだろうか?  ところで大島に上陸したときは何月だったんだろうか? まあ今でも11月に颱風が来たりするから、あながち間違いではないと思うが、コートを着ている時期に颱風が来るのはちょっと微妙。でも、なんでもかんでも異常気象のせいにするなら好いのかな(笑)。
[インターネット(字幕)] 6点(2006-04-09 02:00:21)(良:1票)
18.  フラッド
なんとなく「ポセイドン・アドベンチャー2」を連想させられる。こういう大自然パニックものは、皆さんご存じの通り、さりげない日常が描かれて、じょじょにそれがおかしくなっていくのが常道であるが、本作はいきなり水浸しで始まる。それがダラダラとした印象を与え緊張感の”き”の字も出て来ない原因だろうか。思わせぶりなダムがあるにも関わらず、それが微塵も見せ場を作らないのがなんとも消化不良である。「ナバロンの嵐」くらい派手に吹っ飛ばして欲しかったものだ。
[地上波(吹替)] 6点(2005-05-10 22:32:19)
19.  イノセンス
前作との因果関係云々言われているようだが、私の場合何も知らずに本作だけを観ている。それでも独立した作品として楽しめたと思う。とにかくメカにしろ背景にしろすべてに緻密な描写が素晴らしい。DVDで観たのだが、アニメ作品で「劇場で観た方が絵の迫力も音の好さもマシだったろうな」と思えるのは久しぶりな気がする。 後半のキムの館でのくり返しシーン。あれは、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984)の夢邪鬼とあたるのやりとりを想い出すね。そういう意味では20年経っても進歩がないとも言えるし(笑)、逆にそれだけこの手法が好きなのだとも言える。この辺を意識した人はどれだけいるだろうか? 山ちゃんと大塚さんという「心地好い声」の声優がメインをはっているのも嬉しいことだ。この二人の会話にさまざまな引用を絡めて、斜に構えた人間関係が築かれていく過程は、ニヤニヤしてしまう。孔子や世阿弥を理解できなくても雰囲気が楽しめるだけで充分だろう。それはとりもなおさず、最初の頃に大木さん(これも心地好い声)が言う「シーザー云々」の台詞がそれを暗示している。別に理解できなくたってかまわないのだろう。 と言いつつ7点なのは、やはり1度で理解できなかったというのが大きい。2回観たがまだスッキリしない。もう1度は観ないといけないなとは思っている。それくらい、「何度も観ないといかんな」と思わせる作品だ。つまらなければ2度と観ない。その結果点数は変わる可能性がある。今回はとりあえず(←口癖(笑))こういうことで。  (2004年12月9日11時23分追記) エンディングで流れる"Follow Me"って、私にとっては「アランフェス協奏曲」の一部にしか感じないから、よけいな歌詞つけて歌うなよって印象です。ギターソロの方が好いね。
7点(2004-12-09 11:26:27)(良:1票)
20.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
冒頭の街中、ソフィーが路面電車に乗る場面で、手すりの錆びた感じがとてもリアルに描写されています。同じようなリアルさは、背景やハウルの城の中でも数多く見受けられ、細部に配慮が行き届いた絵作りだなと思わせてくれます。そしてハウルの登場シーン。カッコつけ野郎の面目躍如といったところで、ソフィーの右肩に手を置くところがしっかりと描写されるところは、「ああやって私も素敵な女性をさらってみたい」と思わせます(笑)。時代は、風俗を見る限りでは18世紀のヨーロッパという感じですが、戦争の道具は、空を飛ぶ要塞にしても軍艦にしても19世紀末以降のものに見えてしまうので、その辺に違和感はあります。そして、最大の疑問点は「この戦争はなぜ始まったの?」ということです。人間の欲望が原因だとは思うけれど、具体的な理由が見当たらず、偶発的なことだけであそこまで拡大するのは「映画的」には納得ができないところです(笑)。なにか動機説明が欲しかったね。 わき役達の個性が楽しませてくれます。個人的にいちばんのお気に入りは「カブ」です。無表情のまま何かを感じさせるのは難しいことですし、それがとくに2次元の絵ですから、台詞もなしにあれだけの間をひっぱるのは凄いと思います。 それにしても(←口癖(笑))主役級の「女性」3人が皆リアルでは60歳以上な点は、非常に意図的ですね。映画のパンフもその辺を意識した感じになっているしね。ただ、美輪さんは、もっと何かをやるのかと思っていたのにあっけなかったのが物足りなかったし、加藤さんは、善人のイメージが強すぎて、ヒールのイメージが出てこなかったのは残念です。倍賞さんは、年齢の幅の広い役をひとりでこなしたわけだけれど、これはまずまず好かったですね。でも、エンドクレジットにかかるあたりでの歌は、他の人で聴きたかった(笑)。それと、最大の疑問は、外見が90歳に変えられたからといって、中身は18歳なのだから、考え方まで年寄りになるはずもないってことです。だから「歳をとるとどうのこうの」というソフィーの台詞が出て老けバージョンになるたびに、違和感がありました。 最後に、主人公のソフィーは「ナウシカ」を意識させるし、ハウルは「もののけ姫」のアシタカを連想させるし、花火のシーンは「ファンタジア」を彷彿とさせるし、ラストの城は「ラピュタ」を想起させるし、そういう意味では集大成なのかもしれませんね。
7点(2004-12-03 12:34:16)
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