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1.  転々
三木聡監督の大ファンだが、これは初見時そんなにハマらなかった。 「亀は意外と速く泳ぐ」や「図鑑に載ってない虫」に比べるとギャグの濃さが物足りないし、派手さもないし、ちょっとハートウォーミングな感動作になっている点がイマイチだなぁと感じた為だ。 しかし、しばらくぶりに見返してみて、これこそ三木監督の最高傑作なのではないかと思えた。  その理由を挙げるなら、例えば「図鑑に載ってない虫」はそのあまりにコテコテのギャグ大盛りさ故、観終わった後ちょっと胃もたれしてしまうのに対し、本作は全編にギャグが散りばめられながらも、オダギリジョーと三浦友和のロードムービー的な面白さや、途中での疑似家族によるホンワカした雰囲気がなんとも心地良くて、しみじみと味わい深い作品だなぁと思えるようになった為だ。言うなればギャグとシリアスなドラマのバランスが絶妙なのだ。  そして、三木監督作品として待望のオダギリジョーが主演なのがやっぱり最高だし、途中三日月君が出てくるというのもファンには嬉しい。岩松了とふせえりもそこまで主張は強くないながらもしっかりと笑わせてくれるし、岸部一徳の使い方とか面白かったし、吉高由里子の変な歌も妙に頭に残ったし、三浦友和と小泉今日子の存在感も素晴らしいし、配役が完璧だったなと。  親に捨てられ孤独だったオダギリ扮する主人公が、疑似家族との束の間の団欒を楽しむシーンが好きだ。やがて確実に終わってしまうその関係を日曜日の午後の気分に例えながら、その瞬間を噛みしめるように楽しむ主人公の見せる切なさ。そんな時は後ろ向きに歩けばいい。そうすればきっと過去に戻れるかもしれないのだから。
[DVD(邦画)] 10点(2020-01-21 22:06:54)
2.  オン・ザ・ミルキー・ロード
クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」で拒否反応を示した方にもオススメ!  基本的には戦争映画なんだけど、かなり奇妙キテレツなファンタジー要素が詰め込まれた、もはやジャンル不明の作品。 銃弾で吹っ飛ばされた耳を普通の針と糸でくっつけちゃう、ってのは序の口で、この世界では戦火の中なのに人々は毎晩宴を繰り広げ、陽気な音楽に合わせて鳥たちも踊ります。蛇は牛乳を飲み、人を見るや用もないのに絡みついて絞め殺しにきます。(あっ、じゃれてるだけなのでご安心を!) ここまで聞いて「アンダー―グラウンド」と同じじゃないか!とお思いの方も居られるかもしれないが、この映画は一見目茶苦茶な展開ながらもしっかりとエンターテインメントに徹している為、決して映画マニアでなくても気楽に楽しめるというのが大きいのだ!  後半のシリアスな展開も手に汗握るし、とにかくそのイマジネーションの豊かさに驚かされた。また、この映画の主役は動物達でもある。ハヤブサやアヒルやロバや蛇や羊や熊や猫が活き活きしていてとても愛らしい。これはクストリッツァ映画史上最高に動物達が輝いていると言っていい。どうやって撮ったんだ?と疑ってしまうような所まで、ほぼ実写にこだわって撮っているのだから凄い(蛇に巻き付かれるシーンだけCGだそうな)しかも撮影に3年もかけたというのだからそのこだわりは半端ない。  もうこれは何も考えずに楽しんじゃったもん勝ち!何より一番楽しんじゃっているのが自ら主演しているクストリッツァ自身であるというのは疑いのないところだろう!とにかく楽しい映画!
[映画館(字幕)] 10点(2017-09-27 19:07:08)
3.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 
映画を観てよく泣く事がある。  ただし、「タイタニック」だとか「セカチュー」だとか「君膵」(←もはや略し過ぎて意味不)など、一般の人が多く泣く映画では泣いた試しがない。  私の涙腺は特殊なのかもしれないが、悲しいシーンではあまり泣かず、面白すぎると泣く確率が高い。 全く共感されないと思うけど、もう面白さが私の予想の範囲を超えて来たときに、「やっべぇ、やっべえよこれ!」ってなっちゃって自然と涙が溢れて来る。 まさに、この映画のクライマックスがコレ!  そう、主人公とラスボスとの一騎打ちのシーン。 高なる鼓動、疾走する車、空飛ぶ人間、乱れ飛ぶ銃弾、そして、QUEENの「brighton rock」の使い方!! 素晴らしい。どうやったら盛り上がるのか心得まくっている。  また、ラスボスであるジョン・ハムが、映画史上に残るサービス精神を持ち合わせた敵役である事も触れておかねばならない。 その理由として ①主人公に対して恨みがあり、怒りまくっているはずなのに、敢えて冷静さを保ち、主人公をカフェで迎えるシーンの余裕さが凄い。 ②さらに、銃をちらつかせながらもすぐには発泡せず、主人公と一緒に2人イヤホンで音楽を聞くという余裕を見せるサービスさ加減。 ③主人公に反撃の機会を与え、あえて自分は撃たれ、死んだと見せかけるサービス。 ④主人公がアジトへ行き、逃げようと車に向かう最高のタイミングで「フハハハ行くなら俺を倒してから行け」(そんなセリフはない)と少年漫画もびっくりな王道展開。 ⑤そして、最後は主人公の得意な車で敢えてバトルしてくれるというサービス精神&伏線回収もバッチリな主人公の1番好きだと言っていた曲を敵自ら大音量で流してくれるというサービス。ここでこの曲を流せば観客が盛り上がるという事まで計算され尽くしたかのような選曲である。素晴らしい。
[映画館(字幕)] 10点(2017-09-26 23:37:00)
4.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
映画館から出た私の顔はきっと『アメリ』の主人公アメリが、世界と調和して晴れやかな気分で街行く障害者の方を満面の笑顔で道案内をした時の表情に似ていたかもしれない。本当にいい映画に出会うと笑うしかないのだ。帰ってきて暫く経ってもニヤニヤが止まらない。 まず、タイムトラベルものでありながら、決してチープにならない世界観と設定の妙。脚本のうまさは元より何より主人公が素晴らしく魅力的!そして彼を取り巻く人々も皆いい人。タイムトラベルに頼らなくても彼の周りには幸せが満ち満ちているではないか! 彼にとっては平凡な幸せが1番であり、能力はそれを得るための手段であり、決して楽して人生を送ろうとしない所が良い。こんな能力の使い方もあるんだなと感心した。 もし、これが『BTTF』のビフみたいな主人公だったら大変でぃす。父親の言うことなんて聞かずに金儲けに走ったり、やりたい放題でしょう。ラブストーリー所ではありません。そんな事になったら、それを阻止しに新たなタイムリーパーがあらわれたりしなきゃならないんで、もうジャンルが変わってしまいます。逆にこんなSF要素を持ちながら基本的にはラブストーリーを貫いている所が気に入った。とにかく、観終わって人生って素晴らしいと思える作品だった。   もし、自分にタイムトラベル能力があったらどうするか? この映画の主人公みたいに平凡な幸せを手に入れ、毎日を2回づつ体験して、人生の素晴らしさに気付くだろうか。 いや、絶対馬券とか買っちゃう(笑)
[映画館(字幕)] 10点(2014-11-01 18:46:52)(良:3票)
5.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ
【20.4.6追記】 近くの映画館でも公開された為、また2回目の鑑賞。 最初観た時よりも断然面白かった。 1回目は物語が複雑過ぎて意味わからない所もあったりしたけど、既に内容を分かっている状態で観たらすっと理解できたし、なかなか深い作品だと感じた。 結局この映画が言わんとしている事は、虚構が現実を追い越してしまった時の面白さ。可笑しさを謳っているのだと思う。  🐾🐾  いきなりメタ構造的な世界観から始まり、その後は夢と現実とも区別が付かない様な訳のわからない物語を見せられ、気付けばいつものギリアムらしい狂気に満ちた世界だったという奴。  アダム・ドライバー演じる主人公があるDVDを手に入れた事で始まる冒険物語であり、自分が過去に作り上げたドン・キホーテの世界がそのままそこに存在していて、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚。 この非現実感こそが最大の面白いポイントだと思った。  「ロスト・イン・ラ・マンチャ」で作ろうとしていたモノは多分全然別物だったんだろうね。そっちの作品も完成していたらどんなだったか気になりました。  さて、面白かったのか面白くなったのかというと、そこがさっぱり分からないのだ。多分面白かったと思うので8点付けますが、普通の映画ファン(←って何)には全くオススメしません。
[映画館(字幕)] 9点(2020-01-29 01:28:42)
6.  家族を想うとき 《ネタバレ》 
ケン・ローチ監督作品、「わたしは、ダニエルブレイク」に続く、現代社会の様々な問題をえぐり出す社会派ドラマであり、家族のドラマ。  一家が幸せになるために父親が立てた計画。 しかし、次々に災難に見舞われたり、息子の非行や度重なる疲労の蓄積によりどんどん肉体的にも精神的にも追い詰められて行く。 その描写がただ、ただリアルで物凄い引き込まれた。 そして、この映画は様々な問題を提起しつつも何も答えを示さず、どう思うかは観客に委ねている。その辺りはとても憎いし、観た後に残る重たい余韻が半端なかった。
[映画館(字幕)] 9点(2020-01-19 14:19:45)
7.  聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
2度と観るまいと思っていたが、まさかの2度目の鑑賞。  冷静に観るとおかしなことだらけなんですよね。 なぜマーティンにあんな能力(?)があるのかとか、あんなことをしておきながら父親は罪に問われないのか?とか。リアリティを重視するタイプの人には全く受け入れられないだろうなぁこれ。  しかし、毎度奇抜な設定を繰り出してくるこのランティモス監督作品が好きな人にはかなりオススメできるのである!(果たしてそんな人が居るのかわからないが)  いつもの不協和音や凝りに凝りまくったカメラワークにより、視聴者の感情を逆撫でしまくってくるこの感覚。  ズームイン、ズームアウトの多用。 病院のエスカレーターでのショッキングなシーンにおける異常に視点の高い俯瞰ショットなどなど、印象的なシーンが多い。  また、最も印象的だったのはやはりバリー・コーガンの不気味過ぎる怪演!スパゲッティを食べるシーンとかヤバい。食べるの?食べないの?どっちなの。笑 その存在感はコリン・ファレルをも食っちゃっててとにかく凄い。  一見普通に見える人々がある事をきっかけにどんどん狂っていく様はこの監督の得意分野か。とにかく不気味で怖い映画だった。
[映画館(字幕)] 9点(2018-04-23 19:23:28)
8.  スリー・ビルボード
ある怒りに満ちた3枚の看板(メッセージ)を掲げた事から巻き起こっていくヘイトに満ちたドラマ。 問題提起から様々な中傷や煽りが当事者を襲うが、それに対して全くブレる事なく意思を貫く主人公が凄い。他を全く寄せ付けない存在感だ。  物語は決して被害者の味方をする訳ではなく、この事件に関わる全ての登場人物に対して平等な視線を投げかけており、かつそれぞれのドラマが決しておざなりにならず、微妙な絡み具合で展開していく為飽きさせないし、非常に観やすい映画だった。  時にこの映画の登場人物達は、常識人ならば理解しがたい行動を取るが人間とはそもそも予測不可能な生き物であるからこういう状況になってみないと何が正しくて何が悪いのかはもはや不明である。我々の常識でくくられる境界線が次第に揺らいでいく展開が面白い。  あと、とりわけフランシス・ マクドーマンドの演技が素晴らしかった。
[映画館(字幕)] 9点(2018-02-06 14:42:00)(良:2票)
9.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
この映画観た過ぎて近くのレンタル屋はしごしたものの置いてなくて、ついには買ってしまった。 しかし、後日近所のレンタル屋でアクションの棚に並んでいるのを発見してがっくし。コメディ映画だと思ってたのでアクションコーナーをチェックしていなかったというオチでした。 しかし、今では買って良かったと思うほど面白くてハマりました。 やっぱり主役の2人の掛け合いが面白い。「ショーン・オブ・ザ・デッド」を観た後だけに、サイモン・ペッグがエリート警官役というだけでも笑えてしまう。 あと、ラストの銃撃戦のバカバカしさ。あれだけ派手にドンパチやってるのに、人がほとんど死なない所が優しくて好き。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-10-23 15:24:38)(良:1票)
10.  エイリアン
怖さではシリーズダントツ!  なんと言っても、腹を食い破って出てくるチェストバスターの衝撃! とにかく暗い船内の雰囲気が怖いし、得体のしれない生物が潜んでいるという怖さ。 また、CGが無い時代故にエイリアンは人間っぽい動きだが、逆にそこが愛らしくていい! 突然ばぁっ!と手を広げて脅かしてきたり、やっと居なくなったと思ったらなんか隙間に挟まってて手だけ出してやっほー!とか、今見直すと妙に笑えてしまう。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-09-16 19:56:01)
11.  未来は今
好きなコーエン兄弟作品マイベスト3位に入るくらい好き。 何より徹底して作りこまれた世界観が好きだし、この映画内で起こる全ての事象がやり過ぎなくらい大げさに描かれている所が好き。 何の会社なのかよくわからないけど常に手紙で溢れてるし、それを仕分ける人だけで何人居るんだよ?ってまずツッコミたくなる。 書簡を送るために張り巡らされたパイプとか(科学的にどういう原理で送られてるんだ?)、常にタイプを打ち続ける謎の機械とか、そして大いなる秘密が隠された巨大時計の歯車とか、そういったものを観てるだけでなんだかワクワクさせられる。 物語的には相当ぶっ飛んでて非常にくだらない部分もあるんだけど、というか全部がくだらないんだけど、ティム・ロビンスのあのニヤケ顔を思い出すとまた観たくなってしまうんだなこれが。何が面白いのか上手く説明できないけど、不思議な魔力のある映画だと思ってます。
[DVD(字幕)] 9点(2016-11-11 21:41:39)
12.  スナッチ
とにかくオープニングからお洒落でかっこいい映画。全体的にアップテンポ&シナリオ複雑&登場人物多すぎ&カット割り早しで付いて行くのがやっと。 これは2回目以降の鑑賞の方がより楽しめると思う。まず1回目でストーリーの全容を掴み、2回目は登場人物達のドジっぷりに爆笑しつつブラピのファイトクラブシーンに燃えつつ小気味よいオサレな音楽に酔いながら酒でも飲みながらまったり楽しむのが良い。 注意点としては基本的に軽い映画だという事。雰囲気だけと言われればそれまでだが、登場人物達の絶妙な掛け合いや、コメディ要素を楽しめる人にはもってこいの映画だと思う。あくまで暇つぶし目的で観られる事をお勧めします。(映画なんて殆どが暇つぶしだと思うが)
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2016-11-02 08:53:39)
13.  インターステラー 《ネタバレ》 
ここでの評価が高いので慌てて観に行って来ました。ただ、危惧するべきは3時間という長さ故途中で寝てしまわないかということ。というのも同監督の『インソムニア』『インセプション』は途中で寝てしまっていた為だ。なので夕方の回を観に行くのを諦め、2時間の仮眠をとってから夜の回を観に行くという周到ぶり。勿論、途中で催したら困るので上映中飲み食いはしない。かくして万全の態勢での鑑賞となったのだった。 結果としては覚醒率100パーセント、空席率98パーセント(笑)で無事に完走。 観終わって一言。いやー面白かった! 『ゼログラビティ』を観ていたので、宇宙空間で衝突事故を起こしたらいかに恐ろしいかという事が分かっていて、余計に主人公達が置かれた状況の絶望さ等を感じとる事ができた。 圧倒的な映像体験。心揺さぶる人間ドラマ。全編を貫くサスペンス。そういったものが幾重にも絡み合い迫ってくるので、全く眠る所の騒ぎじゃなく最後まで物凄い集中力で観れました。 あと、個人的に気に入ったのが長方形のロボット"CASE"だ。ただでさえ狭い宇宙船内にあんなごついの邪魔だし、デザインもなんか古臭い。等と馬鹿にする事なかれ!いざという時には変形するし、機敏な動きをして助けてくれるのだ!侮ってゴメンね。なんて愛すべきキャラクターだろう。 ただ、若干疑問に思わない事もない訳ではない。なんで23年経過した時すぐ生存を知らせてあげなかったのか?そりゃあ、溜めて溜めてラストに感動の再会!ってやった方が盛り上がるのはわかるけどさぁ…。あと、プランBを本気で推し進めたいなら家族の居ない天涯孤独の奴に行かせるべきでしょう。他にもちょっとだけ無理矢理感動させようという演出もありましたが、とにかく、これは映画館で観て良かったなぁと素直に思えた。ここのレビュワーの皆様に感謝です。
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-08 23:55:10)
14.  娘は戦場で生まれた
よく情報を入れずに、ただ凄い映画らしいという事で観たので、最初はフィクションというか、再現映画なのかな?と思っていたら、突如爆破される病院。監視カメラの映像。そして次々に運び込まれる怪我人達。多数の子供達も居る。腕の曲がった子供、頭から血を流す子供。おかしい…このリアルさは完全に本物だ。いや、ポスターにカンヌドキュメンタリー賞受賞って書いてあるじゃん。 いや、これは凄いわ。 戦場の悲惨な状況をリアルに伝えると共に、主人公の家族のドラマとしてもしっかりと感動させるように(意図してそうなったのか、自然とそうなったのか…)上手くまとめ上げており、これはとても優れたドキュメンタリーでありヒューマンドラマだと思う。 アサド政権は最悪だが、その後ろ楯となっているのがロシアだという事も忘れてはいけない。
[映画館(字幕)] 8点(2020-04-13 12:02:46)
15.  ホテル・ムンバイ
全く救いのない展開と、凄いリアルな描写で引き込まれた。面白いというより、怖い。ひたすら緊張感の途切れない恐怖を味わった。まるで実際にそこにいるかのような没入感だった。 そこまでやる?というほどの容赦のない描写。現実に体験したらこれの何千倍もの恐怖だろうかと想像した。 姿を見せず電話から指示を送る首謀者にムカついた。そして、まだ彼が捕まっていないという事実を知り愕然。
[映画館(字幕)] 8点(2019-10-21 22:37:45)(良:1票)
16.  ハンターキラー 潜航せよ
荒唐無稽!でもそこがいい!  まず、凄いのはアメリカ対ロシアという構図なのだが、いくらフィクションでも露骨にロシアを悪と描くのはまずいだろうと思ったのか、敵をロシアの国防長官に絞る事でギリギリロシア側からも納得できる(?)展開となっている。 とにかく国防長官が狂ってしまい、自国の大統領を監禁してクーデターを起こし、第三次世界大戦を起こそうとしているという超設定。 で、おせっかい米軍がロシアの大統領を救出しに潜水艦でロシアに乗り込むという心踊る展開が繰り広げられるのである。  潜水艦でこの無謀なミッションを行う乗組員と艦長が主人公となる訳だが、もう次から次へとピンチに継ぐピンチで飽きさせないし、魚雷から逃げるときの緊迫感とか凄いリアルで面白かった。 いつものアメリカ最強!映画とは違い、ロシア側の事情や互いに理解を深める事で見えてくる信頼関係なども描いていて、ちゃんとロシア側にも配慮されているのでこれはロシアで公開しても大丈夫だと思った。むしろロシア人が見た方が楽しめる展開かもしれない。
[映画館(字幕)] 8点(2019-04-18 20:28:15)
17.  女王陛下のお気に入り
女王の寵愛を一心に受けたいが為に火花を散らすレイチェル・ワイズとエマ・ストーンの対決が見所である。両者共に譲らない物凄い緊迫感だった。 また一方で、精神的に不安定な女王を演じるのがオリヴィア・コールマンである。不安定さを表す為だろうか不協和音が響き渡るヨルゴス節キター! また、ロブスターを始めウサギなど動物が重要なキーワードとして登場するのもこの監督らしい。 他の作品が気になった方に是非オススメしたいのが「聖なる鹿殺し」である。人間の恐ろしさを描いているという点では共通している。  物語の面白さを別にして、この監督は役者の演技を引き出すのが上手いなぁと感じる。今回は女性3人の演技が共に素晴らしく、見応えのある人間ドラマが展開されていた。
[映画館(字幕)] 8点(2019-02-25 22:14:23)
18.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
クリスマスだからクリスマスの出てくる映画をと漁っていたのだが、これも一応クリスマス映画と言えるのだろうか? 冒頭、クリスマス商戦真っ只中のデパートの忙しそうな光景や、家の中にツリーが飾ってあったりと、これはかなりクリスマスっぽい!と思ったけど、内容は全然クリスマス関係ないね。まさかこんなにシリアスで濃厚なラブストーリー(しかも同性もの)とは予測不能だった。それ故、かなり予想外な展開で引き込まれた。  あと、ラストのキャロルの表情はかなり印象的でしたね。私には余裕の表情を浮かべつつも内心では喜びを爆発させているんじゃないかとみた。あの後二人がどうなったのか想像するだけでも無限にストーリーが広がります。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-12-24 21:30:30)
19.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ
実に分かりやすい物語だ。 男と女が居て、それぞれに主張や守りたいものがあって、そして互いに闘う理由があって、後はもうひたすら勝負の世界。我々に付け入る隙は与えない。二人だけの世界だ。我々観客はとにかくその勝負の行方を固唾を飲んで見守るしかない。どんな結果になろうとも、そこには大いなる感動が待ち受けているだろう。これが実話というのだから凄い。
[映画館(字幕)] 8点(2018-08-29 20:49:25)
20.  ジェーン・ドウの解剖
科学では説明できない話。まさにアンビリーバボー!  これはヤバいですね。怖がらせ方が上手すぎるんです。ホラー映画の基本を抑えまくってる。それでいて謎の遺体の秘密を解き明かして行くという大筋があり、興味を引きつけまくるもんだから飽きさせない。  遺体を解剖するというだけで怖いのに、あの遺体の不気味さは反則!顔面のクローズアップをサブリミナル的に連打してくるのもズルい!いつ動き出すかわからないし、頼むから目を閉じてくれ〜と思った。
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-30 20:24:48)(良:1票)
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