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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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41.  モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル 《ネタバレ》 
(2011年の映画メモをもとに) これがモンティパイソンですか。 なんだか面白いですけどかなり変でした。 テリー・ギリアム監督の原型がこういうところにあるんだな~と、なんとなく納得。 ギャグがハイセンスなのかナンセンスなのか良く分かりませんが、 とても面白いです。 病み付きになりそうな感じかもしれません。 初めてのモンティパイソンですが、未だによく分からないので さらにモンティパイソンシリーズを観賞したくなりました。 独特な感じです。  これを中世ファンタジー映画?としてみると、非常に本格的な雰囲気と それを盛り上げる壮大な音楽がかなり素晴らしいのですが、 それらのほとんどが信用できないというか、皮肉の効果だとすると受け取り方に困ります。 歴史映画のリアルな土臭さや、ファンタジー映画の神秘的な美しさを高いレベルで偽装演出することは監督お得意の騙しであるのかも。そこから観客の心をブッ飛ばせる 手法が既に職人レベルに達しているのかもしれません。  ファンタジー映画で血を見てドキッとする作品はあまりないです。 これこそテリーギリアムの得意とする手法に思えます。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-20 01:36:01)
42.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
臨場感はすごくありましたが、よく分からなかったです。 ボーンは楽しめたのに、あまり楽しめなかったです。 現場にいるような慌ただしさがあるのかもしれませんが。
[DVD(吹替)] 5点(2012-05-09 02:00:52)
43.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 
話題になった作品だったので見てみた。 映像はかなり壮大で大掛かり。 画的に感動するほど美しい場面もあります。 これはかなりファンタジーな感じ。 もう俳優が映っている場面以外は、やってることが二次元のアニメやゲームとほぼ一緒。 ここまでお金かけて大げさにすると、もうやってることはよくわからんです。 画面が早すぎてゲーム慣れしていないと疲れる。  グラフィックを褒めるにしても、これ以上いかない感じがする。 これ以上にゲーム風な映像を良くしても、自己満足のオ○ニーにも思えてしまう。 あまりに映像が現実離れしたため説得力はない(神話だから仕方ないのか)。 メッセージ性は分からないけどヒューマンをあまり感じない。 当時3Dだ3Dだって一過性な技術のことだけで盛り上がってたから、 映像だけに焦点を合わせたために中身がなくなってしまったんだろうか。  とはいっても映像は凄い。金と技術のかけ方が凄い。 ファンタジーとしては楽しめる映像。 ただ楽しませ方は無責任。 人間も神も越えたって何ですか?それって宇宙ですか? 勝手すぎ。 観客だけを楽しませるための手前勝手さ、視点の狭さ、 これは主人公はオレ様映画。 一緒にやってきた仲間の死なせ方が適当。 生き返らせるのも主人公の都合。 死に対する責任の無さだ。 たとえ背景の隅の脇役キャラでも、人間が適当に大量に死ぬ映画は人間を讃えている映画ではない。 人間よりも遥かに巨大な存在を簡単に軽く描いている映画は良くない。 しかも「父親は偉大だ」とか「父親は子の望むものをなんでも与えてやれるパワーを持っている」みたいな気がしてイヤだ。 
[地上波(吹替)] 4点(2012-04-23 00:06:15)
44.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
社会のおかしな部分、それが怖いくらいとてもユニークに表されている。 またタイミングが絶妙に決まっているので神業的な感じがする。 明らかに何かがおかしいことが普通に進行している感じがまた奇妙だ。 最もよく思うのは、修理の際の手続きの運びの悪さ、イライラします。  空想の未来というのは恐ろしさを秘める。 何処か歪んでいる風に思う。 人間への敵意を強く感じる。  見えないものに支配されている感じがとくに怖い。 描かれる未来の世界は全てが胡散臭くて惑わされっぱなし。 正気を失った常識がある。 全く正体の見えない怪物がいる。 SFのテーマとしてよくありますがこの監督の映画は独特。 「毒」の部分がユニークで強烈。 それが的確すぎるため、そのイメージが脳内を深く傷つける。 洗脳のようだ。  これは性までもどこかおかしい。 ヒーローも変だ。 全ての概念がおかしいなかで、歪んだものだけが確かなおかしな世界。 夢の中の巨大な鎧武者が不気味すぎて強烈だった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-23 02:13:09)
45.  エレファント・マン 《ネタバレ》 
(2009年の映画メモをもとに作成) 昔友人から聞いた話で、記憶も曖昧なんですが、「この作品の本来の姿は”恐怖映画”の類であり、それが何故か日本に入って来た時に”感動の映画”とやたらいわれるようになってしまった」、のだとか。 もちろん定かではなく信憑性も薄いです。 しかし僕はこの作品を初めて観た時に「感動的な映画」だと思い込んでそれを強く意識し過ぎた為か正直いうと「!??」な感じでした。感動は凄く微妙で逆にドロドロと恐ろしい重苦しい場面が残りました。 しかし今回は「恐怖映画」と決め込んで観てみると、、、非常に良質な恐怖映画であり、また深く感動する場面がありました。 2度目にしてやっとヒューマン映画だと気付きました。 ジョンメリックの姿は非常にグロテスクで、それは他のホラー映画とは比べられない程の圧倒的な恐怖とリアルな質感で生理的な不快感を与えます。 それはどのホラー映画でも味わう事の出来ない深い漆黒の恐怖感です。 悪魔のような清掃員の男がいます。いや本物の悪魔です。彼がジョンメリックを客共と引き合わせる場面なんかこれほど残酷な悪意に満ちた場面は他の映画にはありません。 おぞましいです。 作品全体には独特の暗い雰囲気があります。精神的に重いです。 しかしその中でメリックの汚れの無い心の輝きは光ります。 彼の心は美しく澄んで綺麗です。 彼には美しいものを見出す感性があり、美しい物を作り出す才能があります。美しいものに対する尊敬の念を持って、人に対して気品に満ちた美しい態度で接します。 そんな彼の人間的な素晴らしさというか、心の美しさに感動します。 最もグロテスクな肉体をして彼の心には一切の汚れた部分が無いです。 嫉妬とか攻撃性を全く表さないなど僕はとてもできません。 これをみると、肉体とは何なのだろうと考えます。 また「人はなぜ生まれてくるか?」とまで考えさせる程の恐怖映画はまずありません。 メリックは拍手喝采に包まれました。ほんとに素晴らしいです。 最後まで誇らしくあることを選んだメリックに感動しかありません。  フリークスの仲間たちがメリックを逃がす場面がありましたが、圧倒的に美しい場面です。
[DVD(字幕)] 9点(2012-03-22 02:57:47)(良:1票)
46.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
とても映像が綺麗で感動的なファンタジー映画だと感じました。 すごくスピリチュアルな世界観で作られてると思います。 ただとても深刻な社会問題を扱っているためそれをファンタジーで答えを出すところが難しいです。 警鐘を鳴らしているのだとは思いますが、美しすぎるファンタジーを前にするとその深刻さの現実味が薄らいでしまう恐れもあります。 しかしあまりに美しい風景は自分の理想のファンタジー世界でした。 これほど美しい風景が出てくる映画を僕は知らないと思います。 美しすぎる映像の反面で見たくないと思う場面や心臓に悪い場面もあります。 生々しい場面です。 もしかしたらピータージャクソンのスプラッタ癖が少し出ちゃいました。 スタンリートゥッチの演技はなかなか真に迫ってました。 犯人の考え方や、犯行前にテンパってる表情など、リアルすぎます。 警鐘を鳴らしていますが、 地下に性癖を持ち込む人やペド愛者も興奮させてしまいそうな内容です。 ヘンリーダーガー系の変人も悦んでしまいそうなドールハウスや子供玩具、楽園計画など独特の世界観があります。ある男が自分の性的な欲求を計画的に実現するように描かれる場面は変な啓発的なところがあってその影響力を考えると少し危険です。 少女の魂が光の楽園へ向かって歩いてゆくのと、男が自分の性的な楽園を実現させようと計画するのは対比的で面白いです。 温かく少女の内面世界を描き、魂の交流をユニークに描いたファンタジーはヒーリング効果が高くて素晴らしいです。 ただし問題もあります。「復讐や報復は人がする事ではなく神(自然)がするのだ」というのがスピリチュアル的な考え方としてあるみたいです。この映画はスピリチュアル映画らしくそれを尊重してるんだと思います。 でも映画だから最後は人間によって正義が下されれば良かったのに。 犯人には人間による制裁が欲しかった。 ヒーリング度が高い映画なのに危険な影響力も少しある不思議な映画です。  光が圧倒的に強いですが影も濃いです。  はたして自分は綺麗な世界観だけで高得点をつけていいものか迷います。
[DVD(吹替)] 8点(2012-03-11 02:12:39)
47.  狼の血族 《ネタバレ》 
 開始数秒でゴシックロマンの雰囲気に包まれる神秘の少女ファンタジー映画です。 “少年のファンタジー”と比べ “少女のファンタジー”はダークでグロく不条理なシュールな雰囲気に包まれます。 この狼の血族もシュールでグロイです。 そのグロさといったら、スプラッタホラーを連想します。 またファンタジーの中に凄く生々しい表現があるので、 昔の童話にある本来の残酷さやエロスは独自の解釈で映画の中に蘇ってます。 様々な寓意が見られ、それがまた奇妙でした。 映像はいかにも昔のファンタジー映画といった感じがして神秘的です。  赤頭巾ちゃんのお父さんの役はなかなか好きな俳優だった。 首がミルクに落ちるシーンは素晴らしいです。 ただ、落ちた首が蝋といえば仕方ないのですが、 ミルクをはじく質感があまり心地よくないです。 狼は狼でとても官能的でロマンチックな感じもします。 少女はとても可憐です。それと毒々しいファンタジーがとても幻想的に感じる不思議な映画でした。最後はファンタジーの持つ毒性を描いているようで恐ろしいです。 よく分からない感じでしたが、なかなか色濃い作品ですね。 夢から覚めない感じがなんとも恐ろしいです。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-09 22:21:51)
48.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
この前観ました。パッケージのでかでかのブラピの顔を見るとそれだけで見る気が失せましたが。 この映画は見事にスルーしてましたね。 なんとなくレンタルしてみたらとても大掛かりで面白かったです。 なかなか熱いWAR映画ではないですか。 これまた男が憧れそうな世界観で、よく出来ていると思います。 魂を揺さぶる何かがあるのはなんでしょうね。 明日に試験だとか試合が控えた場合、この映画を見るとたぶん勇気とか闘志とかそんな力が沸くかもしれません。 とにかくWAR!WAR!WAR!な戦スペクタクルで、スケール大きく出来ているので。 この前「TROY無双」というゲームが売ってましたが、そんなゲームを作りたくなる人の気持ちも分かるような映画でした。  勢いがあっていいですし、えもいわれぬ美しさのある映画でした。  個人的な話ですが今度メタルを聴きながら鑑賞したいと思います。  グラディエーターは観たことないです。  
[DVD(吹替)] 6点(2012-03-08 21:28:42)
49.  オペラ座の怪人(2004) 《ネタバレ》 
「オペラ座の怪人」。ゴス風な幻想性に満ちた題材ですが、 この作品からは怪奇的な雰囲気をあまり感じられないのが残念です、、、、 ナルシスティックな変態ファンタジーになってしまってます。  最初の物語が始まる場面は素晴らしいです。 古い写真からモノクロフィルムに、そして当時の記憶が甦るかのようにカラー映像になる場面は素晴らしいです。 命を吹き返したかのようにシャンデリアの灯りが次々に灯される場面で美的なテンションが最大になります。 オペラ座の建築や装飾、貴族の服装など美術的な面はとても優雅で良いです。 また、舞台裏の仕組みを見ることができるのは楽しいです。 「オペラ座の怪人」の音楽はとても良いです。「ジャ~ン♪ジャジャジャジャ~ン♪」とても重厚感があって優雅でシビれます。 そのメロディーに歌も入りますが女性の歌声が奇麗です。 大きなシャンデリアが落ちてくる場面はCG映像でなければ出来ないようなゴージャスで派手な美しさがあります。先にも書きましたが、主要登場人物がナルシストで変態な感じです。 ロマンチック過ぎてゴージャスなので、本来ある影の部分が掻き消されています。 地下の水牢も明るくて色鮮やかですが怪奇映画の暗さはどこへやら。 ファンタジーとしては美しいです。 魔法にかかったようにファンタジックで、怪しげな石像が色鮮やかに照らし出される光景は凄く奇麗です。 燭台を握った手の彫刻が蝋燭の火で道を形成して、それがどんどんと閉じてゆくところは綺麗でうっとりなファンタジー。 でもそれらは怪奇な幻想世界ではなく、ディズニーのファンタジーからの拝借ものだと思います。  怪人はイケメン過ぎてあまりに本来の姿を偽ってます。 仮面を取った時に醜いはずの顔があまり醜くないのはそれだけ偽ってます。 女性が怪人の仮面に手を触れたときの怪人の怒り様はカッコ良かったですけど。 昔からオペラ座に怪人が潜んでいるなんて、とても幻想的な話。  それをゴージャスさで偽ったために本来ある魅力が失われた感じはしますが、 ファンタジーとして美しい世界だったのでまぁ 良いのでしょうか。
[DVD(字幕)] 5点(2012-03-07 02:52:11)
50.  28週後... 《ネタバレ》 
(2009年映画メモをもとに)これほどまでに素晴らしいゾンビ映画とは!まったく想像もしておりませんでした。 2年に1度出会えるかどうかという確立の素晴らしいゾンビ・ホラーです。 僕は常に昔のホラーばかりを観ているのですが(名作は昔のものばかりにあると思い込んでいる)、最近のホラーも馬鹿にしたもんではありませんね。 物凄い激しいカメラワークですが、目が疲れて嫌いだと思ったのですが、これがなかなか臨場感というか迫力を出すのに成功しています。 走るゾンビなんて、なんて健康的なんでしょうか?なんだかスポーツの映画を見ているようなスポーティッシュな気分になりました。”スポーツ・ゾンビ”いやまるで”ゾンビ・アスリート”です。 また、凄いと思ったのは映像です。 ヘリから見下ろした街はとても無機質で壮観でした。 荒涼とした街の雰囲気が素晴らしいです。都市がカッコイイです。 隔離地区の見事な世界観が伝わってきます。 構成力が見事で、全体的なスケール感があります。 また、ヒューマンドラマも忘れてはいません。なかなかです。 お姉さんはどうでもいいですが、兎にも角にも少年が可愛らし過ぎます。 名子役の登場です。 それにしても母親は気の毒でしたね。 しかし父子どうしの再開はどれほどの確立でしょうか?絆が引き寄せたのだと思いますが、しかし皮肉です。 僕は感動したのですが、ヘリのプロペラで蹴散らす場面は素晴らしいですね。 まるで美しい血と肉によるゾンビ無双です! 「ゾンビ映画は昔の方が本気度がある」と勝手に思い込んでいましたが、この作品のゾンビもかなりの本気度です。それどころか、暴力度、暴走度ともに上です。 ゾンビ映画の名作と呼ばれるのは昔のものばかりですが、意外と現代のゾンビの方が今の僕に多くのものを語りかけてくるのかもしれません。 《追加》少し過剰反応気味ですが鑑賞直後の感想を優先
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-06 00:19:32)(良:2票)
51.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
雰囲気がなんとなく素晴らしいです。ダークで重い感じがします。 時代背景も良いです(え!中世ヨーロッパじゃないんですか?)。 壮大な音楽も素晴らしいのでサントラ買いました。 元の「フランケンシュタイン」をここまでストーリーを面白く豪華に再現したのは素晴らしいです。  オリジナルのフランケンシュタインの怪物はあまりに冷たい無表情が死のイメージですが、 このリメイク版フランケンシュタインの怪物には「心」があります。 それが温もりになってしまうので、オリジナルのフランケンシュタインの怪物の持つ「冷たさ」とは異なるものになってしまったと思います。 この冷たさこそ非人間的なんですが、リメイク版の怪物はまだ人間的です。  怪物に「心」があったら怖くない。人間的に共鳴してしまうから。心が通じればもはや怪物ではない。 そこがなんか違うんだと思う。 元のフランケンシュタインの怪物の表情は死そのものだ。 リメイク版は怪物が笑った時に「あ、デニーロだ」って親しみをもって思ってしまう。 ロバート・デニーロの笑みは怪物の冷たい笑みとは異なりすぎる。 でもこのリメイクの怪物はマントをまとい、森を歩く姿などは童話のようでとても神秘的な感じがして良かった。 怪物を「森の精霊」と喩えたり、木笛の暖かい音色など、そういった童話のような幻想的な雰囲気があって好い。おじさんが鍋でシチューを煮込んでいる画もファンタジーだ。 映画「フランケンシュタインの花嫁」からもレディ・フランケンが登場しますが超キモいです。女性にとっては残酷だと思います。  「フランケンシュタイン」っていえば、未だに博士ではなく怪物を連想してしまう。 それだけインパクトのある名前だ。 このフランケンシュタインは娯楽性も高く、映画として面白いです。  ホラーですがファンタジー色が強いダーク・ファンタジーという趣です。 寒々しく悲しすぎる壮大なラストは非常に心に残り続ける名場面です。  
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-01 02:49:15)
52.  ブラックブック 《ネタバレ》 
(2009年の映画メモより) とても緊張感があって面白かったです。 これ見た後、夕食カレーが出たんですよ。  両親を殺したナチスの中尉みたいな人(ギュンター?)が、ピアノの伴奏で楽しそうに笑いながら女性に歌う事を要求してくるんですけど、 その差に僕は驚いてしまいます。  女性が思いを馳せる湖がとても美しいです。 「保身のため 平気でウソもつきます」 当然だよ 誰でもそうだろ、ハゲ。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-28 23:14:49)
53.  ブラザー・サン シスター・ムーン 《ネタバレ》 
聖人とはどういう人のことをいうのか?無欲であるとはどういうことであるのか? この映画の主人公フランチェスコは本物の聖人像です。 ここまで自分を投げ出した姿を見ると感動しか覚えません。 非常に清々しいです。 牧師さんは神に仕えながら豚でいます。 そこに聖人との違いがあります。 フランチェスコみたいになるなんて無理なんですが、でも彼の姿を見ると心が癒されました。 人間は欲を持って生まれたものですが、フランチェスコはその欲を完全に捨てきったところを僕は尊敬と感動を覚えます。  フランチェスコは欲に負けた者さえ心優しく受け入れます。  フランチェスコの言葉には人の心を癒す力があります。  フランチェスコには一切の暗さがありません。   それとは別に 「キリスト教」を構えて攻撃の手段に出る人は神の名を偽り自分も偽ります。人の心も惑わします。  フランチェスコの歌う音楽は美しいです。 神秘的な映像とも美しい風景ともよく合います。 宗教の厳粛な雰囲気も漂っていて、教会の音楽はとても荘厳で神々しくて怖い位です。 キリストの目が開くとき、あの場面は神がかり的な迫力があります。 王が最後にとった行動はとても衝撃的でした。 フランチェスコの愛の大きさに涙が溢れて、大きく感動しました。  少しでも聖フランチェスコに人格が近づきたいと思いました。  
[DVD(字幕)] 9点(2012-02-28 00:05:47)
54.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
 ただの変な仮面をかぶっただけのヒーローもの映画だと思ってました。 しかしこの映画はメッセージ性が非常に強く、真面目に作られ、大変な意義のある作品であると思います。 悪とは?正義とは?自由とは?そしてヒーローとは? この映画にあるのは象徴です。それが非常に強いです。 そしてその象徴が観客に与える影響も強いんだと思います。 そこで「自由とはなんなのか?」「正義とは?」みたいな気持ちになってくるんだと思います。そういうものを自分の胸に探りたくなります。 また「ヒーローとは大衆にとっての何であるのか?」というところまで描き出したこの映画はヒーロー映画の良作です。 しかしこの映画の中の政府は腐敗が凄いです(政腐ですか)。 歪められ方が凄いですが、これは日本の政治に対して多くの国民が抱いている感情もだいたいこんな感じなのかもしれません、すみません。 もちろんこんな威圧的じゃないと思いますが、この映画の政治悪に強く共感できて怒りを覚えるというのは明らかな問題が自分の国にあるからなんでしょうか。 しかし仮面が怖すぎますよ、Ⅴさん。 でもⅤさん妖艶過ぎて超カッチョええです。 ビョーキ度も適度にある彼は真正のダークヒーローです。 地下コレクションやべーっすよ。オペラ座の怪人みたいな気もします。 この映画はコミック原作なのに非常にダークで血生臭いところもあって苦しかったです。 トーチャー系ホラー映画かとも思いましたけど。 イギリス映画の騎士道とか正義とか自分は苦手で三銃士も好きじゃなかったんですが、 この映画は面白かったです(三銃士はフランスでした・・・)。 大勢が一つの心で団結し一つの場所に集う場面は心揺さぶります。 そしてその「心」を自分の中にも発見できたような気になりました。 少しだけ洗脳の色があります。キューブリックの映画を何故か思い出す箇所があった。 
[DVD(吹替)] 7点(2012-02-21 01:36:57)
55.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
「すべてが前作を超えた!」などと、誇大広告っぽいことがされていますが、否定はしませんよ。 大まかに面白かったです。 前作の方は隔離された巨大地下施設だったので、スケールも程よく、脱出系としてもなかなかいい感じでした。 今回はどちらかというとオーヴァーグラウンド(?)な感じなんで、閉鎖感とかなくて、その分、スケール感はやたら広がった印象です。 でも友達がいうには、この作品の嬉しいところは「追跡者」がいるところ、だそうです。 たしかに追跡者の忠実さは素晴らしいです。 なんたって嬉しいのは、ゲームとの類似点です。 武器屋に入る場面、警察署に入ってゆく場面、追跡者のジル追跡、ハンドガンを落としてスタイリッシュアクション、などなどいろいろありました。ゲームの2作目と3作目を足したような感じですか、、、? 身体能力が凄くなってしまいましたね、、、あらら、、「エイリアン4」のはこびだこりゃ、、、 ニコライ出てきましたね!登場して名乗った直後にやられるので爆笑しちゃいました。 でもやっぱ、リメイクとか映画化の作品だと、「自分たちのほうが技術は上だ」的な何かが顔をのぞかせるような気がしてそれが少しアレです。 「最新技術を駆使した」的な。そもそも銃アクションなのに格闘アクションが目立ち、「こっちの方が動きがあって面白いぜ!」的な。「やっぱライターよりもマッチだろ」的な。 「やっぱ追跡者にはグレネードランチャーよりもガトリングガン装着だろ」的な。 「ジルよりもやっぱり呼び名はバレンタイン!」的な、 「やっぱジルよりも、映画のオリジナルキャラクターであるアリスのほうが強いだろ」的な。 なんでこう認めないんでしょうね?そのままやるのはイヤだから、ちょっと反抗してみる的な、ちょっと自分風に面白く味付けしたい的な、、、、やっぱ呑み込まれちゃう感じですか?  ジルも忠実に再現されています。 でもちょっと印象違って、コワイ、、、パンク系ゴス系でパンパン頭撃っちゃうので結構クールな女性ですね。男は近づかないでしょう? 二丁拳銃のスタイリッシュアクションって、、、デビルメイクライの映画化かって思っちゃいますけどね。 最後はアリスさん!パラサイトイヴのアヤ・ブレアのミトコンドリア攻撃みたいになっちゃってます!どうなってるんすか!? アンブレラ企業が全世界を呑み込む的な脅威はさすがです。 
[DVD(吹替)] 7点(2011-02-03 03:39:26)(笑:1票) (良:1票)
56.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
素晴らしいファンタジーです。 自分はファンタジーが好きでありながら、こんなに素晴らしい作品があるなどと今まで知らないで生きてきました。  この作品も、いくつかのファンタジー映画の例にもれず、見るものに夢を与えてくれる作品となっている。 ユニークなキャラクター達は滑稽であるが、イカしている。 ゴブリンという言葉には邪悪なものを感じてしまうものだが、この作品によりゴブリンに対する印象がいくらか変わった(ような気もします)。  ファンタジー世界の住人達は夢をたくさん与えてくれるが、最後は主人公が大人になるためにも、彼女が現実に戻るためにも、彼らとはお別れしなくてはならない、それがファンタジー世界のルールなのだと思う。 こういう設定は他のファンタジー系の映画でも多いと思う。 この作品でも鏡に映る妖精たちは少女にお別れをいいに来る。 その場面でかなり寂しくなるのだ、見ている側は。 でも、もし自分が必要とすれば、彼らはいつでも自分に会いに来てくれる。 たとえ目に見えなくても、だ。 それでもいいではないか。 「そんなものは存在しない」といった瞬間、その言葉は(自分の中の)迷宮を破壊し、妖精を殺すのだ。自分の可能性を萎縮させ、つまらないものにするだろう。  デビッドボウイ様はお美しい。今までそんなに美しいと思わなかった。写真ではその美しさが気づきづらかった。 しかしこの作品を見たら彼の美しさに気づいたし、彼の歌声がこんなにもセクシーだったなんて気がつかなかった。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-03 02:31:24)(良:1票)
57.  シックハウス 《ネタバレ》 
これは本当に生理的に不快なところがあって、とくに胎教に悪い映画です。確かにこれは妊娠している方は観ない方が良いでしょう。そういう人たちに不快感を与えます。 (そもそも妊娠中はホラー映画なんて見てはならぬ) この作品はなかなかヴィジュアル的に凝っているような、、、? 映画の「サイレントヒル」「ザ・セル」「ジェイコブスラダー」などが死ぬほど好きならば観ても良いですが、そこまでクオリティは高くないのかもしれません。 深い作品ではないと思いますが、深い作品だと騙されそうになりました。 でも非常に真面目なものを作ろうとした感じでした。ふざけていません。 でも最初の方で不良が車で騒いでいたのはムカつきました。 B級ホラーのティーンエイジャーはいつもウザいんですね。 後半はテンションが上がりすぎてメチャクチャでした。 病原菌が出てくるので、生理的不快感はけっこうあったかと思います。 精神的に良くない映画でしょうね。 また3年後位に気が向いたらばもう一度観てみたいような気もします。  人間の脂肪がバケツに入っていて気持ち悪いです。吐き気が、、、 
[DVD(字幕)] 4点(2011-01-27 01:51:35)
58.  エクスカリバー(1997) 《ネタバレ》 
 ナイト(騎士)とヴァイキングな感じがたまりません!男の子が誰でも憧れるファンタジーの世界です。 でもB級なニオイがぷんぷんしますね。  制作費の届かないところはアニメで誤魔化しているのだと思いましたが、 アメコミが原作なんですね。 普通すぎる印象です。 その割にはエクスカリバーというタイトルがデカ過ぎる印象です。 
[DVD(字幕)] 4点(2011-01-14 03:44:17)
59.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 
ミラジョヴォヴィッチの美しさでもっているような作品ですね(って結局エロ目線か~い!!)ミラジョヴォヴィッチの美しいエロで始まり、エロで終わる。 ま、鑑賞のしかたを間違えてますけどね。 一番最初に見たときはたぶん高校生くらいだったけれど、全然気に入らなかったんですよ。 やっぱりゲームの方のバイオが好きで(それも初期のヤツね)、 その怪奇な館の雰囲気とか、古めかしく不気味な湿った雰囲気とか、静寂に包まれた雰囲気とか、そういった部分で自分はバイオ・ファンだったので。プレステの1作目の地下研究所とかすごい暗い雰囲気だったと思うんですよ。 それがこの作品を見てみたら、いかにもハリウッドな、スタイリッシュ・アクション・ ハイテク、、、 レーザーとか、飛び蹴りとか、いかにも主人公は武術できます、みたいな。 バイオとかけ離れた感じが当時は好きになれませんでした。   それで今日見たんですけれど、なかなか楽しめちゃいました。 けっこうゲームに忠実な場面もあるんですね。 まずアリスが目を覚ましたときのちょっとシュールで不条理感。 館を探索する場面が結構バイオ系です。 その場面の謎解き感と、言葉の少なさは、いかにもゲームの映画化といった感じです。 あの電車を見たときは興奮しました。結構ゲームに忠実です。 研究所の雰囲気とか、パラサイトイヴ2を連想しちゃいましたよ。 ゲームの話ばかりですみません。  最近はゲームのバイオやってないんで分からんのですが、 アンブレラって謎に包まれた大企業みたいだったじゃないですか? それがこの映画でアッサリと普通に働く職員の顔が見れちゃったのが、少しガッカリ。 それも企業のごく一部なんでしょうけれど。  面白いのが、最初はアリスは黒いマスクの人たちに囲まれて、 最後は白いマスクの人たちにとり囲まれたのが面白かった。 ハゲでノッポのゾンビがいましたが、あれはコートを着たタイラントか、バイオ4の 村長でしょうか? リッカーのCG感がまたたまらないですね。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-07 02:18:52)(良:1票)
60.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
僕ももういい年なんで、さすがにグロとか悪趣味とか飽きてきたかな、などと最近は思っていたのですが、この作品を見てみると、いかに自分がそういった悪趣味やグロといったものを、このようなB級ホラーに無性に求めているのかが分かりました。 B級ホラーとはいっても、これはA級ゾンビホラー(そんなものはない)なんですよね?採点を見る限りではA級な評価だったんで、面白いゾンビ映画との位置づけで、、、。 コレは面白かったですよ。 なんだか平凡な日常からゾンビ地獄になるまでが。ショーンさん全然気がつかないんだもん。 ニュースとか情報が入ってくるだろうし、買い物行きゃ気づくだろうに、なんてボケた自分でさえ思ってしまいます。 そういうところでショーンの無関心と無気力さが伝わってきそうで面白いです。 無関心で無気力だったら人間もゾンビとさほど変わりません、、、てことですか。 仕事の部下のナめきった態度、、、あれはもうゾンビですね。 ロメロのゾンビほど人間の愚かさを突きつけられるわけでもなく、 ドロ~ンとした重さや、乾いた空虚感も無いので、楽しく見れます。 最後に二人でゲームをする絵、、、あれがなかなかいい。グロいけど実はほんわか。 自分もああいう友人をみつけたい。 いや、ゾンビと付き合いたいってワケではないですが。  プチ感動あり、ずれたお笑いあり、なかなか面白かったです。 今年のDVD鑑賞1発目にはちょうど良かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-02 03:28:08)
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