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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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141.  冷たい雨に撃て、約束の銃弾を 《ネタバレ》 
惨殺された娘家族の復讐に静かに燃えるフランス人。彼の冷ややかな小さな瞳は、まるで復讐という本能のみで息づいている昆虫のようで、釘付けになる。 偶然出会った3人の殺し屋と互いに引かれ合い、理屈ではない絆を深めていく。 香港ノワールの渋い世界観がクライマックスに至るまで貫き通され、「傑作」の予感はあった。  しかし、残念ながらこの映画は傑作とは言い難い。 3人の殺し屋たちが、死を覚悟して約束を守り通そうとする銃撃シーンまではとても良かった。 特に、リーダー格を演じるアンソニー・ウォンの死に際の笑みはとても格好良く、香港を代表するベテラン俳優らしい存在感に溢れていた。  ただその壮絶な銃撃シーン以降、一気に失速してしまう。 一人残された男は、絆を深めた3人の殺し屋たちの弔いも含めて、復讐という目的を果たすために立ち上がる。 もうそうなれば、残された顛末は一つしかないわけだから、目的を果たしシンプルにエンディングに繋げるべきだったと思う。 敵のボスを追いつめて、いやに長々しい銃撃シーンをさらに繰り広げる。しかも、記憶を留めることが出来ないという主人公の設定がしつこく付きまとい、まどろっこしくスピード感が無かった。  そもそも、その主人公の設定はそれほど必要だったとは思えない。彼のその設定がなければ、物語はもっとテンポよく進んだと思うし、それが無くとも殺し屋たちとの絆は深められたと思う。  ラストは結局一人で大立ち回りをして目的を果たしてしまうわけだから、ちゃんと順序立てて準備すれば殺し屋たちが死ぬこともなかったんじゃないかと、つまらない文句をつけさせてしまう映画だった。  終盤までは期待を持たせる映画世界を繰り広げていただけに、残念な仕上がりだった。
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-10 23:48:25)
142.  ベルモンドの怪盗二十面相 《ネタバレ》 
タイトルからもっと軽快な娯楽性を期待していたのだけれど、実際の内容は、“怪盗”というよりも“詐欺師”のジャン=ポール・ベルモンドが、くるくるとキャラクターを変える様をコント調に描いたコメディだった。 ベルモンドのパフォーマンスは愉快で楽しめるけれど、延々とドタバタ劇が続くので、中だるみしてしまうことは否めない。内容の割に尺が長いので、徐々に疲れてきてしまった。 このタイトルは、明らかに映画の内容と相反していると思う。  ただし、ジャン=ポール・ベルモンドをはじめとして役者たちにはそれぞれ魅力を感じる。 ヒロインのジュヌヴィエーヴ・ビジョルドは可愛らしく、その愛らしさがラストの顛末に一層の痛快感を与えていると思う。  NHKのBSで放送がなければ、おそらく一生観ない映画だったろう。面白いということは決してないので、観られたことが幸福だったとは思わないが、数多ある映画の中から、自分が生まれる前のこのフランス映画を観たということを、一つの運命だとは思う。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-10-02 15:47:08)
143.  ロング・エンゲージメント
やはり致命的なのは、冒頭から登場人物の名と風貌が分かりづら過ぎるということだと思う。“脇役”のキャラクターを掘り下げそれぞれのエピソードをユーモラス(且つ生々しく)に挿入するというのは、ジュネ監督の得意な手法だ。が、今回のそれは戦下という環境での風貌の区別の付けにくさと、その“脇役”たちが物語の中核に関わってくるということで、ただただ“分かりにくさ”という要因になってしまった。 加えて、ジュネ監督独特の“ファンタジー”と“悪趣味”が見事に融合した映像世界は相変わらず秀逸だったが、物語の大筋自体に盛り上がりと深みが感じられなかった。テンポ良く話は展開し、“謎”は解明されていくのだが、“結局だから何なのだ?”と拍子抜けしてしまう感は否めなかった。 個人的に鑑賞後に一番大きく残ったのは、「えッ!あれジョディ・フォスターだったの?」という驚きだった。
[映画館(字幕)] 4点(2005-04-10 11:20:44)
144.  星降る夜のリストランテ
この手の群像劇に不可欠な個々の登場人物のキャラクター性としては印象高いものがあったが、大筋のストーリー展開が軟弱だったと思う。主人公ファニー・アルダンの人物像にもうひとつインパクトがないのも手痛い。イタリア独特の小気味良いノリの良さは感じたので、そのノリをもっと生かしてほしかった。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-26 18:28:40)
145.  イグジステンズ
グロテスクなゲーム世界との行き来を軸に展開される世界観は奥深さを感じたが、それが映画自体にはあまり反映されずに終わってしまった感がある。さらに作りこまれた脚本であれば、相当に濃厚な映画になっていたに違いない。
[ビデオ(字幕)] 4点(2003-12-16 21:14:00)
146.  死刑台のエレベーター(1958)
古き名作サスペンスには満足することがほとんどない。今作も例にもれず、何の衝撃も受けずに終始してしまった。題材的には興味を引く部分はあるのだけれど、描き方に中途半端な印象を受ける。現代映画の目まぐるしい編集に慣れきってしまっている部分もあるのかもしれないけど、やはりサスペンス映画はある程度映像で引き付けることは重要だと思う。そういうことを考えると、やはりヒッチコック映画は革新的であったのだと感じる。
4点(2003-11-18 15:30:29)(良:1票)
147.  フラッド
純粋な災害パニック映画を想像していたが、焦点は洪水という環境の中でのクリスチャン・スレーターと悪漢どもとの対決となっており、全体的に中途半端な仕上がりになってしまっている。洪水に襲われた街の作りもセット感が拭えず、とても完成度が高いとは言えないものだった。
4点(2003-11-12 12:23:17)
148.  戦場でワルツを
戦争を描いた映画や小説の評において、「戦争の狂気」なんて言葉は、もはや常套句で、自分自身も何度も使ってきたように思う。 だが、実際問題、自分を含め多くの人々は、その言葉の意味をどれほど理解出来ているのだろうか。甚だ疑問だ。  「パレスチナ問題」は、ほとんどすべての日本人にとって、“対岸の火事”である。 重要なことは、先ずその自分たちの認識の低さを認めることだと思う。知ったかぶりでは、何も生まれない。  そういう「無知」な状態で観た映画であり、そうである以上、その視点からの映画の感想を述べるべきだと思った。  感じたことは、あの遠い国で繰り広げられ、今尚くすぶり続ける戦争において、人々の心を蝕むものは、もはや「狂気」などではないように感じた。 長い歴史の中で、繰り返される憎しみの螺旋、それを断ち切れない人間そのものの「業」だと思う。  だから、敢えて言わせてもらうならば、映画の主人公が抱えていた”心の傷”に対して、今更何を言ってるんだというような不自然さを拭えなかった。 問題は今この瞬間も決して解決していなくて、血を血で洗っている。そんな中で、この映画の表現は、本質的に非常に浅いように感じてならない。  特徴的なアニメーションは、映像表現としては素晴らしかったと思う。 ただし、最終的に「実状」を現実的な映像で見せてしまうのは、メッセージ性は別として、表現方法としてフェアではないと思った。
[DVD(字幕)] 3点(2010-08-28 13:45:34)(良:1票)
149.  キッドナッパー
フランス娯楽映画特有の映像的なセンスの良さと、ノリの楽しいストーリー展開を期待したけど、どの要素もイマイチで娯楽映画として盛り上がりに欠けたことは致命的だった。
3点(2004-01-26 18:40:49)
150.  ジェヴォーダンの獣
邦題と宣伝ポスターに惹かれて観に行ったが、内容は散々だったと言える。最近のフランス娯楽映画によくありがちなところだが、映像的には目を引くがストーリーにまったく盛り上がりがない。こういう映画を観ると、ハリウッドの娯楽性の秀逸さを感じずにはいられない。
3点(2004-01-08 19:03:31)
151.  クリムゾン・リバー
ジャン・レノ&ヴァンサン・カッセルのフランス二大俳優に新進気鋭のマチュー・カソビッツの組み合わせによるサスペンスということで大いに期待したが、結果は散々だった。冒頭から中盤にかけてのサスペンスフルは雰囲気よく緊迫感も絶大だったが、サスペンス映画においてもっとも重要なラストの顛末があまりにお粗末であった。問題はやはり盛り上がりに欠けた脚本の完成度の低さだと思う。
3点(2003-12-13 21:13:58)(良:1票)
152.  パリの確率
この邦題に相当な興味深さを感じ観に行ったが、内容はそれほどでもなかった。砂に埋もれた未来のパリのビジュアルは印象的だったが、繰り広げられるストーリー展開が陳腐すぎた。フランス映画にありがちな娯楽性の完成度の低さが目立つ結果となった。
[映画館(字幕)] 3点(2003-12-10 17:36:31)
153.  ジャッカルの日
意識的に感情を廃した演出は分かるが、盛り上がりに欠ける感は拭えなかった。個人的には、やはりジャッカルにもう少しキャラクター性を与えてほしかったと思う。リメイク作の「ジャッカル」にがっかりして、オリジナルの今作を観たのだけれど、気分的には同じような結果になってしまった。
3点(2003-11-12 15:31:28)
154.  ジャッカル
予告を観てアクション映画のリチャード・ギアに期待したが、あまりに陳腐な仕上がりに拍子抜けした。リチャード・ギアは良くも無く悪くも無いという感じだったが、主役級の悪役であるはずのブルース・ウィリス演じるジャッカルのキャラクターに面白味がまったくなかった。全体的なテンポも悪く、期待した分落胆が大きかった。
3点(2003-11-11 15:34:50)
155.  アサシン クリード 《ネタバレ》 
出張中、深夜。新宿某映画館の大スクリーンに流れるエンドロールを見ながら、「ああ、久しぶりにまあまあ酷い映画を観たなあ」と思った。 どんなに目を伏せても、耳をふさいでも、ついつい溢れかえっている映画評を見聞きしてしまう昨今だったが、幸か不幸か今作においては殆ど事前情報を入れることなく、“マイケル・ファスベンダー主演”という認識だけ携えて鑑賞に至った。 個人的には、このところ極端な酷評に値する映画を劇場で観ることがなかったので、逆に安堵感すら覚えてしまった。  というわけで、人気ビデオゲームの映画化であるということすら鑑賞後に知った始末。(コミックの映画化だとばかり思っていた) 何が悪いコレが駄目と列挙するのも辟易するが、取り敢えず主人公の存在意義が「媒体」という要素に終始し、キャラクターとしての魅力を全く感じないことが根本的な問題だと思う。 勿論、ビデオゲーム作品内では、「媒体」としての主人公キャラにプレイヤーが“シンクロ”してミッションクリアを目指していくわけなのだろうけれど、ビデオゲームの映画化ってそういうことじゃないだろうと思うし、娯楽としてあまりに“下手っぴ”だと感じずにはいられなかった。  原作ゲームの概要を見てみると、“暗殺者”である主人公が潜入し極秘裏にミッションを遂行していく設定が最大の魅力らしいのに、この映画化においては皆無と言っていいほど「潜入感」が希薄なことも、著しく面白味に欠けている要因の一つだろうと思う。 「マトリックス」なり、「ミッション:8ミニッツ」なり、同様のゲーム的感覚を活かした傑作はいくらでもあるのだから、原作ゲームの醍醐味を反映できなかったことは、完全に製作陣の実力不足、いや怠慢だろう。  主人公をはじめとするすべての登場人物たちの行動原理もまったくもって理解不能。 映画内だけで通用する固有名詞と専門用語を羅列するばかりで、本質的な人間描写に整合性がなく、はっきり言って善玉と悪玉の区別すらつきづらい。安直に「厨二病的」と片付けるには、厨二病に失礼だ。   主演のマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールは、この監督の前作にも出演していたらしいが、今作を選択したことで彼らの出演が叶わなかった映画企画があることを思うと、非常に勿体無い。 両者とも、現在のハリウッドにおけるトップ・オブ・トップの油の乗り切ったスター俳優なのだから、作品選びの責任の重さを自覚してほしい。 あきらかに“そのつもり”のようだが、勿論シリーズ化には断固反対である。   冒頭で、“鷲”の安っぽいCGをこれ見よがしに見せられた時点で嫌な予感はした。 ああ、やっぱり各方面で激賞されている韓国映画を観に行けばよかったと、項垂れてながら宿に向かう深夜の新宿。
[映画館(字幕)] 2点(2017-03-16 08:47:37)(良:1票)
156.  アデル/ファラオと復活の秘薬
「一体いつの時代の映画なんだ!?」と、2010年製作の映画に対して何度も突っ込まざるを得なかった。いちいちノリが古臭いというか、諸々の描写が気恥ずかしいというか、失笑と苦笑がひっきりなしに訪れる作品だ。  どうやら“おフランス”の古いコミックが原作のようなので、全編通して漫画的な展開が繰り広げられること自体は致し方ないとしても、コメディらしい表現が尽くピンと来ず、「愉快」に感じることが出来なかったことが最大の致命傷だと思う。  “面白げ”なキャラクターは続々と登場するが、その全員が完全にスベッている映画も珍しい。  まあ「お国柄の違い」ということなのかもしれないけれど、もし現代においてこれが大ウケするようであれば、僕はフランス人の感性を疑わずにはいられない。(フランス映画のコメディって酷いのが多いので、あながち外れてはいないかも……。)  ともかく、何よりも残念なのは、この映画の監督がリュック・ベッソンであるということ。 近年、携わった作品群を見れば、特別に驚くことではないのかもしれないけれど、こういう映画を真剣に監督しちゃっている姿を見ると、ファンとして「勘弁してよ…」と思わずにはいられない。  相変わらずの女好きが高じて、ヒロインに抜擢された無名女優ルイーズ・ブルゴワンのルックは独特な妖婉さを持ち魅力的だったけれど、彼女が演じる主人公のキャラクターそのものには特筆すべき魅力は皆無と言える。 一応、女インディー・ジョーンズ的な主人公を描いた娯楽映画である以上、彼女に魅力が無けりゃ面白い映画になりようがないと思う。  なんか意味不明な続編への布石もあったけど、ぜひとも頓挫して頂きたい。
[インターネット(字幕)] 2点(2013-10-17 12:30:49)
157.  華麗なるアリバイ
ある週末、大邸宅に集ったある親族。何やら訳ありの人間模様の中で、“殺人”が起こる。という設定自体は、アガサ・クリスティーのミステリーのとても「定番」的なものだ。  「名探偵ポワロ」や「ミス・マープル」のように、過去の血塗られた人間模様が浮き彫りになりつつ、真犯人が特定されていくのだろう。と、たかを括って観ていた。 しかし、ストーリーは一向に具体的な展開を見せず、殺された男にまつわる女性達の愛憎の様がドロドロと繰り広げられるばかり。 それがフランス映画ならではの特性によるものなのか、それともそもそも原作がそういうノリなのか、判断がつかぬまま映画はクライマックスに差しかかるであろう時間帯に突入していく。  すると、登場人物の一人の男が心神喪失気味であるというくだりが突如として描かれたり、その男と殺された男の愛人とが関係をもったなどという展開が、ほとんど意味不明に矢継ぎ早に繰り広げられる。  結局ラストは、真犯人が本性を見せ、愛憎劇の中でドタバタとして息絶え、「事件解決」となった。  正直、「何だったんだろう?」という根本的な疑問符が頭から離れない映画だったと思う。 それは、デヴィット・リンチの映画のような魅惑的な「混沌」が描かれているということではまるでなく、ただただ映画として稚拙で、楽しみがいの無い映画であるということでしかない。  まあ唯一見所と言えば、モニカ・ベルッチを7割減くらいしたイタリア女優のエロさくらいか……。 
[DVD(字幕)] 2点(2011-01-10 19:22:54)
158.  ゴッド・ディーバ
強固な意志をもって創り出された特異な映像世界は圧倒されるべきところなんだろうが、あまりに自己満足的なストーリーには観客が入り込むべき余地は無く、結果映画全体が至極希薄に映った。徹底的にアート的な未来像への試みは理解できるが、そこに紡ぎだされる物語に面白味が無ければどうしようもない。何の説明もなく一方的に羅列されるキャラクターとストーリーの後に残るのは、謎というよりも単なる苦痛である。
2点(2005-01-24 15:42:46)
159.  ラ・ジュテ
静止画にナレーションのみという手法は確かに今までにお目にかかったことのない斬新なものだったけど、それが良いか悪いかは別問題。ショートフィルムにも関わらず妙に退屈な展開に辟易してしまった。「12モンキーズ」を観ていなかったら、正直ストーリー自体も分かりづらい。
[DVD(字幕)] 2点(2004-01-30 22:14:50)
160.  ナインスゲート
導入部をはじめとする映画的な雰囲気は非常に味わい深い怪しさに包まれ引き込まれたけど、ストーリーが進むにつれどんどんシラけてゆき、どうしようもなく陳腐なラストの顛末には興ざめもいいところだった。一部ではあるが目を見張るところもあっただけに、あまりに弱い詰めに落胆する。
2点(2003-12-24 01:42:52)
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