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プロフィール
コメント数 1845
性別 男性
ホームページ http://twitter.com/subekari
年齢 42歳

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21.  トロン:レガシー 《ネタバレ》 
まず3Dについて。もともと、目が疲れるから3D嫌いだけど、この作品は目が疲れない。 2時間超えてるのに。何故か?  全然飛び出さないから!  3Dなのに! 追加料金取られてんのに! 最初の方の現実世界は2Dで撮られててゲーム世界に入ると3Dになるという手法は良いのに。ゲーム世界に入ったらグワっと素晴らしい奥行きが出てくれば感動するのになあ。なんで、こんなに地味な3Dなん?  特殊な世界観なのに説明が雑なせいか、どうも入り込めない。 肝心のアクション自体は、いちいちキメポーズしたりブーメランで戦ったり、変な乗り物なってバトルして楽しい部分もあるけど、どういうルール内で戦っているのかが分からないため盛り上がりに欠ける。それでも、ゴリ押しでド派手なアクションをガンガンかましてくれればいいんだが、案外アクションが少ない。もっと色んなゲーム見せてくれるかと思ったらほんのちょこっと。ダラダラ会話しているシーンがやたら多く、話の内容も全然面白くないし、説明的。   黒髪ショートカットの姉ちゃんは魅力的だった。そのおかげで最後まで、しっかり見れたので、この映画での彼女の功績は計り知れない!
[映画館(吹替)] 5点(2010-12-19 11:25:13)(笑:1票) (良:2票)
22.  手紙(2006) 《ネタバレ》 
原作未読です。ストーリーがシリアスなのに、しょっぱなのシーンからなんとも安っぽい(もみあってるうちにナイフが刺さっちゃって人が死ぬってパターンは、いい加減やめてほしい。「またそれか」と笑ってしまう)。 そして、次々と押し寄せるご都合主義的な展開と、安いテレビドラマに出てくるような判を押したような深みのない登場人物達(ツンデレ要次、暇人会長、お嬢様と手切れ金をちらつかせる金持ちパパなど)にげんなりして、途中で断念しそうになりました。 前の彼女をあきらめた主人公も、散々邪険にしていた子が、代わりに手紙を書いてくれたことがわかった瞬間に「これからは俺がお前を守る!」って、オイ・・・。 しかし、最後の手紙あたりから気合いが入ってきて、ラスト近辺ではタマテツの力か、ちょいと感動してしまいました(オダカズの曲が流れて笑いそうになったが)。もっと全編にわたって気合いを入れてほしかったですね。まぁ、この物語の主人公はモテなかったらもっと悲惨な人生を送ったことは間違いないんですが。(意図不明な関西弁を操り、何の説明もなく姿をガラリと変えるが)天使のような娘に一方的に惚れられるって、それだけで十分な幸せものじゃねーか。ある種のファンタジーですね。
[DVD(邦画)] 4点(2008-06-07 23:38:38)(笑:1票) (良:2票)
23.  偽りなき者 《ネタバレ》 
児童に性的虐待をしたというあらぬ疑いをかけられた男の話。ずっしり&ぞくっとくるデンマーク映画。 「子供は嘘つかない」と、決めつけている大人こそが子供の言葉にマトモに向き合っていないという皮肉。なんとなく発した悪態が独り歩きし、当事者の二人には、弁明の機会は与えられない。  たとえ、無罪になっても疑念だけは残り続ける恐怖。デンマーク版「それでもボクはやってない」か。  子供に虐待する人間は、生きている価値はないと私も思う。だから善良な市民が、男を断罪したくなる気持ちもわからなくは、ない。しかし、罰を与えるのは司法であり、真実は誰にも分からない。第三者からの情報だけで、正義漢ぶって、一方的に私刑を行うような行為も許してはいけない。無抵抗な容疑者に正義の名のもとに石を投げる第三者の行為は、醜すぎる。(ネット上ではよく観られる光景だが…)  それ以上に、ワンコに手を出した奴は、全力で吊るし上げるべきだ!!
[映画館(字幕)] 8点(2013-04-29 13:14:16)(良:3票)
24.  アウトレイジ(2010)
面白いじゃねーかコノヤロー!! 本作「アウトレイジ」は、北野武監督が今まで得意としていた表現、芸術的、叙情的なものを一切排除し、暴力による暴力のためのバイオレンスエンターテイメント映画であり、 それ以上でも以下でもないのである。 だから、感情移入出来ないとか、中身がないだとかそんな批判をするまでもなく、 こういう映画嫌いな人は、「嫌い!」とか「つまらん!」とか「低俗!! 」とか一言で片付けてしまえば十分であると思う。  痛々しいシーンも多いし、笑えるところも意外とある。 監督が得意とする「静」すらも放り投げ、常に誰かが殴ってるか怒鳴っていて、 ひたすら「動」で攻める攻める。北野映画で最もテンポが良いだろう。 伏線や、細かい部分も凝っているようで、確かにもう一回見たい気になる。  どっかの映画祭で絶賛と言うより、タランティーノ絶賛タイプ、 北野武版「仁義なき戦い」とも言えよう。 バイオレンス好きの肉食野郎どもは直ちに映画館へ直行すべし! 
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-13 12:22:25)(良:3票)
25.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 
評判は割と良い本作だが、あんまり好きじゃない。 師匠役をジャッキー・チェンにしたということで、オリジナルのミヤギの胡散臭さには到底敵わない。ジャッキーだと、出てきた瞬間、観客の全てが「カンフーの達人だ!!」って思ってしまう。だから、カラテライトコメディから、本格カンフーストーリーになったのは必然だったのかもしれない。アクションのレベルはビックリするくらい高かった。 ジェイデン君、ライバル役、その他の子供たちまで身体能力が高い。中国という舞台設定もいきている。 ただ、長くてベタな割りにストーリーやキャラクターに深味がなく、見ていてテンションが上がらない。主人公は女の子とイチャイチャしてるシーンが長くてライバルのチョン君の存在感が凄く薄い。薄すぎる。イチャイチャシーン、オールカットでいいっしょ。 ジャッキーの暗い過去とかもいらないなー、だったらライバル師範との確執とかを描いて欲しかった。 ジャッキーだからって、修行が本格的すぎるし。ワックスぐらいかけてよ。 ライトでB級なオリジナルのベスト・キッドのが断然好きだ。 最初に友達になったハリー君どこいった? あ、顔芸は面白かったよ!!
[映画館(字幕)] 5点(2010-08-29 12:29:49)(良:3票)
26.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 
特撮に対する愛情溢れる怪獣映画で、アクションシーンはミニチュアだとバレバレでもCGとは違って、本当に爆発させている分興奮してしまうところがありました。ガメラの火の玉がなんだか凄くかっこいいぞ。 ストーリーはと言えば、子供向けにしては小難しいし、大人が見るにはいい加減。出てくる人間が結局ストーリー上何の役割も持っていないのが残念。巫女になってしまった娘さんとかも、重要そうに見えて、何の説明もないまま結局何の役にも立っていないって雑すぎないかい?
[インターネット(字幕)] 6点(2008-12-21 10:29:57)(良:3票)
27.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 
シュワちゃんもウィル・スミスもスーパーヒーローもいないこんな世界に宇宙人がやってきたら人類はなすすべもない! …「宇宙戦争」も同じようなプロットだったな。 本作では主人公達がとっても平凡で、何の魅力もない人達。 そんな人たちが内輪モメしたり、ギャーギャーいいながら逃げ惑うだけのお話。 登場人物も少ないし、なんでこんなチマチマしてんのさ。 しかも、一番可愛い子を真っ先に死なせるとか正気か!? もう、この時点で観る気が更に失われるのである。 それを差し引いても脚本に全然魅力がない。映像とか、音楽とかの使い方もダサい感じだし。 しかし、実は結構満足している。空からUFOもどきが大量に降りてくるシーンとか、米軍とUFOもどきの空戦とか、人がまるでゴミのように吸い上げられたりするシーンとか、引き画がいい感じなのだ。 たぶんこの監督、人間やストーリーにあんまし興味なくて、こういう引き画を撮りたかっただけなんじゃないかな。捕食シーンもいい感じだし(数が少ないのが残念すぎるが)。 こちとらそういう画が観たくて観に行ってるところもあるし、そういう意味ではそれなりに満足できるわけなのだ。 ただ、それだけじゃあない。 注目すべきは、3日目だ!おぞましき、3日目! 3日目からラストまでの流れが最高!なんて愛らしい映画なんだ!バカっ! 一気に好感度が上がった。 俺は好きだよ!こういうの。
[映画館(字幕)] 7点(2011-06-19 14:58:01)(笑:1票) (良:2票)
28.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》 
面白かった!! 満島ひかりはやっぱ素晴らしい。 「愛のむきだし」ではシリアスな役柄で存在感を出していたが、本作では、すっとぼけた絶妙の間合いの喋りで笑いを誘いまくる。天性のものなのか、監督の手腕かわからないが、凄い。岩松了の下ネタ全開の軽いオッサンも非常にリアル。 オッサン、オバチャン、アバズレ、ダメ男、ダメ男の連れ子、ダメ父・・・と色々な人間が出てくるが、その全てにリアリティがある。  コメディでありながら、突拍子も無いような言動はあまりなく、平凡な人間の普通っぽいが、ほんの少しずれてる会話がとにかく笑える。こういうスタイルのコメディはなかなか珍しいかも。 特に後半に出てくるインパクト抜群の社歌が素晴らしい。 これは現代労働者階級のパンクロックナンバーだ。倒せ!政府!!  「中の下で何が悪い! どうせ大した人生じゃないんだし、もう頑張るしかしょうがない!」っていう開き直りのメッセージは、希望の見えづらい現代人にこそストレートに響く。  「あたしの人生最高にハッピーよ!」 っていう人は決して楽しめないと思うので見ないほうがよろしいかと。
[映画館(邦画)] 8点(2010-06-09 11:04:11)(良:3票)
29.  大日本人
酷かったです。ドキュメントタッチでダラダラ流れる日常パートはコメディとして絶望的とも言えるテンポの悪さと動きのなさで退屈極まりない。中年の悲哀だかをだしたいのかもしれないが見るに耐えないつまらなさ。 そして、それの間にちょこちょこ入る見せ場のCGバトル(お笑い)パートもひどい。ヘナチョコCGでも笑えるものと笑えないものがあるが、今作は圧倒的に後者。ひどすぎて見てられない。 そして、笑いはほとんど顔芸や、動きによるもの。脚本による笑いどころは貧弱だし、シリアスにするには浅く、どっちつかず。 せめて、ちゃんとした特撮使ってバカバカしくやれば、面白かったかもしれないのにと思って最後まで見ると……こんなのテレビでやればいいじゃん。 オチてないのをシュールと呼ぶのはやめましょう。あ、UAはセクシーでしたよ。
[DVD(邦画)] 2点(2008-02-25 18:32:07)(良:2票)
30.  天使のくれた時間 《ネタバレ》 
もう一つの人生を体験し、本当の幸せに気づくといったプチファンタジー。娘役の子はとてもキュートだし、とりたてて悪いところはないんですが、結局ジャックはどっちを選択してても幸せになったのだし、もともと幸せだと感じていた彼にもっと幸せなことがあるかもよって気付かせるってところがどうも釈然としない。天使さんは、そんなに暇があるならもっと不幸な人に時間をあげてくださいよ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 00:30:08)(良:2票)
31.  恋愛小説家 《ネタバレ》 
人種差別まるだしな毒舌が猛威を奮うも反撃されると弱っちい、弱っている人間にも弱っちい、何故か犬にはなつかれ、女の扱いに困りすぐ怒らせる、そして実はとても親切、そんな全てのニコルソンの表情がたまらなく愛おしい。ツンデレオヤジを極めたジャック・ニコルソンのキュートさに萌えまくれ! 邦題が良くないなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-11 21:53:42)(笑:1票) (良:1票)
32.  スーパー! 《ネタバレ》 
奥さんを悪い男にとれちゃったしょぼくれ男が神のお告げを受け、 ヒーローに扮し、悪い奴らをスパナで殴りまくる!!何と言ってもブチ切れエレン・ペイジが堪らない!その上、ナイスビッチで、かなり笑わされた。エレンが暴れすぎるからベーコン兄貴の存在感が薄くなったじゃないか! クリムゾンボルトは、列に横入りした人を許さない!頭をスパナでぼっこぼこ。直接的な表現はかなりエグい。  そして、結論が意外だった。 暴力のせいで色々な物を失い、「暴力は空しい」という結論ではないのだ。最終的に暴力を肯定した形で終わる。大切なものを失いながらも、以前より幸福になったかのように描かれるのである。冴えない男の、そんな無理矢理に自分を正当化するささやかなラストシーンに胸が熱くなってしまった。 ダメ人間にこそ響いてしまうラストだと思う。 生々しくハードでクレイジーな描写と内容に眉をひそめる人も多そう。  欲を言えば、触手VSエレンが観たかった!
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-03 23:02:53)(笑:1票) (良:1票)
33.  告白(2010) 《ネタバレ》 
全く笑えない状況なのに、優雅なBGM、美麗な映像が異様。正直、この演出はグロい。 気持ち悪い。今までに「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」とゴテゴテとしたポップカラーで演出力の高いインパクトのある映画を撮ってきた中島哲也監督、本作では演出センスはそのままに、しかし、楽しげな演出を180度ひっくり返して、完璧なまでの不快感を存分に与えてくれる。 この気持ちよいくらいの不快感(矛盾)は、パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」等の復讐三部作に近いものがある。 個人的には、この映画で描かれているリアリティだとか、社会性だとかはこの際どうでもいい。人間ひとりひとりは、割といそうな感じではあるが、(悠子先生除く)展開は容赦なく、ありえなく豪快。 悲劇性、不快感は高いけれども、やはりこれは、ひねくれた一流エンターテイメント作品のように僕には見えた。余りにもぶち切れた展開と、異様な演出は、この世のものとは思えず魔界の住人を描いたもののように見えてしまって、僕には特に考えさせられたとか、心を動かされたなんて部分は正直全くなかった。 しかし、それでも傑作だと言いたいだけの力がこの映画にはあった。 こんな褒め方をしたくなった映画は初めてかも。
[映画館(邦画)] 9点(2010-06-12 00:24:41)(良:2票)
34.  クロスロード(1986) 《ネタバレ》 
オープニングのカッコよさは筆舌にしがたく、全編に流れるブルースが気持ちよい。なかなか渋く、真面目でカッコ良いブルース映画だったんですが、クライマックスの突然のズッコケっぷりにげんなり。ここまで真面目にやってきたことをひっくり返し、ブルース云々ではなくテクニック至上主義の結末。なんでスティーブ・ヴァイを出したんだ…。ブルース映画の歴史に名を残しそうな雰囲気を持っていたのに、終わってみれば話のタネにはなるただのバカ映画の一つになり下がってしまいました。もったいない。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-28 19:20:06)(良:2票)
35.  刑事物語 《ネタバレ》 
祝DVD化! 鉄矢のなんちゃってカンフーはそれなりに楽しく、シリアスな鉄矢のせいで一人お笑い担当として活躍する樹木希林は可笑しい。 しかし、いかにも低予算って感じで刑事物なので、派手な銃撃戦やカーチェイス、ましてや爆発なんて全然ないし、ハラハラドキドキするようなところもない。ストーリーは全然面白くない。 しかしラストの素晴らしさと言ったら、もう! 強く優しいのに、報われない。切ない笑顔が素敵な片山さんを誰が嫌いになれるだろうか。いくらショボいからといってこの映画を嫌いになどなれないのだ。 主題歌の「唇をかみしめて」が良いっ! 高倉健より武田鉄矢のがカッコ良いと思うぞ。(この映画では)
[DVD(邦画)] 7点(2009-10-21 15:06:54)(良:2票)
36.  エリザベスタウン 《ネタバレ》 
なんというお花畑な話!絶望して死にたいときにキルスティンスッチーに電話番号渡されてアプローチされまくるなんて、楽勝な人生だな!そして本筋と関係のないところ色々詰め込みすぎ!そして、おまけみたいなロードムービーも冗長な上に恥ずかしい。キルスティンは当然かわいいけどね! 主人公が他者の助けで、なし崩し的に救われる話ってあんま好きくない。絶望した主人公は、最終的には自分の力で困難に立ち向かい、這い上がるところ見せてほしいんだな。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-05 12:31:21)(良:2票)
37.  ローラーガールズ・ダイアリー
噂に違わぬ面白さ!ローラーゲーム? こんな競技知らんかった。 このゲームの迫力がなかなかのもの。 親の反対を押し切って、自分のやりたい事をやるっていうどこにでもあるストーリーだが、数多いながら全ての登場人物に愛着がもてるようになってるし、(ボーイフレンドだけが表面的にしか描かれてないのが惜しい)BGMも良い。 細かい部分のセンスもいちいち良い感じで、ほとんど悪い点が見当たらない。 「遠い空の向こうに」「リトル・ダンサー」のような傑作にまるで見劣りがしない、上級のベタ映画。 誰でも「面白かった!!」と思える作品ではなかろうか。 戦う女は美しい。 
[映画館(字幕)] 8点(2010-06-07 12:05:38)(良:2票)
38.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
タイムトラベルで過去に戻れる青年ティムの物語。能力を使って、好きな子を射止めるなんてズルい。ズルすぎる。人のために使うことも多いけど、ちょっとした失敗もすぐ能力で解決しようとしたりするので、コイツはロクな大人にならんなーと思ったんだが、後半は少し成長して、最低限にとどめるようにしているし、根本が善良で素朴なので許せる。この能力を持ったことでマスコミやマッドサイエンティストに追っかけまわされたり、同じ能力を持つ人間と対決したりっていうSF的展開はない。 それにしても、何らかの代償があってしかるべきだと思う。何も失わないなんて!能力を使ったことで他の誰かが不幸になる(死ぬ)とか老化が進むとか、で普通はバランスをとるもんだよ。代償らしきシーンもあるんだけど、それもなかったことにできちゃうのはズルすぎる。嫁にも一生言わないつもりかしら…。 ここまで徹底していることから、陰の要素はあえて排除しているのだということもわかる。タイムトラベルの能力は一つのスパイスと捉えれば、グッと来る部分は多く、平凡な幸せを描いた素敵な物語だと思います。 本も映画も時間を気にせず見放題で楽しそうだなー。
[映画館(字幕)] 7点(2015-04-14 01:18:14)(笑:1票) (良:1票)
39.  アフタースクール
確かに面白かった。面白かったんだが、ちょっと決定打に欠けたかと。意外性のあるストーリー運びならなんでも良いってわけじゃない。伏線の張り方もどんでん返しものとしては、ちょっと物足りなく、後半の高揚には繋がりませんでした。 メインキャスト3人は悪くないんだが、中村靖日&山中聡のコンビを思い浮かべるとどうにも今一歩突き抜けたインパクトと面白味が足りないし、脇とのバランスがイマイチ。致命的なのは前二作ほど人間を描いてないため、感情移入のしどころがなかったことかな。退屈させないつくりは相変わらず素晴らしいが、そろそろ映像方面にも少々力を割いても良いのではないでしょうか。この作風で変に安定しちゃわない事を望みます。内田監督の映画はもっとイメージの固まってない俳優陣で見たいな。今回は普通の面白さでしたが、内田作品にはそれ以上のものを期待してしまうんです。日本で数少ない面白いオリジナル脚本を書ける監督なので大切にしたいですね。
[映画館(邦画)] 7点(2008-07-29 00:20:19)(良:2票)
40.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
強烈なタイトルに恥じない強烈なドロドロヌメヌメコメディ、と言ってしまおう。これ以上のハマリ役は一生こないであろう最低の勘違いクソ女を演じる佐藤江梨子は素晴らしく、本気で腹を立たされてしまいました。 サトエリ、永瀬、佐津川氏の発するいや~な不の空気が蔓延する中、正反対のキャラクターで真っ向勝負の永作さんのすっとん狂っぷりが見事。この絶妙なバランスが、これをただの陰気臭く気持ち悪いだけの映画ではなく、「そうかこれはコメディなんだ」と思いながら安心して楽しめるものにしているんだと思います。 キャストよし、脚本よし、映像よしで、ラストも爽快。これってひょっとすると名作では?
[DVD(邦画)] 8点(2008-03-31 13:55:36)(良:2票)

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