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1.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 《ネタバレ》 
 ヴォルデモートが復活し支配力を強める中、ダンブルドアはハリーにある使命を託す。そしてヴォルデモートも、ドラコ含むデス・イーターたちにある使命を与えていて・・という話。   スラグホーンという自己中ながら好々爺な老教師に取り入り追いつめ記憶を引き出し、ヴォルデモートに関する重要な情報を探り出す。特命係長的な仕事が今回のハリーの主要な任務ですw  TVCFでは女の子がスルスルと空高く飛びあがって手を広げるシーンがさも一大事かのようですが、そうでもありません。やっぱり、借りた教科書の元の持ち主・半純血のプリンスの正体が分かり、そしてダンブルドアがぁぁ!というのがクライマックスにあるわけです。そして、ウヨウヨと○○の這い上がる洞窟のシーンですかね。思ったほど怖くはなかったですけど^^;   シリーズは一貫して敵が固定なので、その敵に魅力がないと徐々に面白さが色褪せてきます。あののっぺりした鼻のない真っ白な顔は、原作本で読むとおどろおどろしいかもしれないけど、映像にしちゃうとそうでもない。てゆーかレイフ・ファインズじゃなくても誰でもいいんじゃない?というキャラになっちゃてますしねw 今回は出番を子役に譲り、その子役がオーメン風にちょっと不気味感があるんで良かったような^^   も一つ際立つのがホグワーツ内の色恋沙汰。誰もが色気づいてラブラブモードに、そこらの青春学園ドラマかい?とゆーシーンがてんこ盛り。3人も実年齢19、20歳ですからね。キスシーンなんて楽勝だい!というところでしょうw ロンは男冥利につきるというか、男の方にとっては羨ましい限りの設定ですねぇ^^   泣いても笑っても次回作で最後。原作本読んでる方は、もうすでにあのシーンこのシーンの映像が見てみたいと思い描いているんじゃないでしょうか^^ 
[映画館(字幕)] 7点(2009-07-14 00:50:25)(笑:2票) (良:1票)
2.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 
 独りぼっちで20歳の誕生日を迎えた大学生ジローは、自分への誕生日プレゼントを探している。そんなとき、こちらを窺う女の子が目に入る。独りレストランでパスタを食べていると、さっきの彼女が近づき席に座って話しかけてきた。なぜか一緒にドタバタな数時間を過ごしたあと、突然彼女はサヨナラを告げ姿を消してしまう。そして1年後の誕生日に再び彼女が現れた。しかし、似ているけど以前の彼女と何かが違っていた。なんと彼女は未来のジローが造り寄こしたサイボーグだった・・という話。   監督は、「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン。観た方は分かるでしょうが、典型的な韓流コメディな導入部で始まります。冴えない男に可愛いけど浮世離れして暴力的な女の子。この監督のパターンです。 確かに冴えない感じの小出恵介はハマリ役なのかな。「猟奇的・・」でいう キョヌに似ている感じはありかも。逆に女の子役には、どんなひどいことをして迷惑掛けまくっても許されちゃうくらいの可愛さが必須。監督が選んだのは綾瀬はるか。韓国でも受けそうな配役なんでしょうね。   ロケ地は神戸を多用している感じ。レストランや中華街なんかも出てきます。でも話では東京という設定なんですね。現れるところやその他所々ですぐ分かるでしょうが、今や米国州知事の出世作「○ーミ○ーター」を下敷きにしてます。良く言えばオマージュ、悪く言えば○クリな感じです。這うシーンは1、守りにきたという設定は2ですよねぇ^^ すなわち、「猟奇的な彼女風・○ーミ○ーター」ですw 多くのタイムマシン・タイムトラベル作品が、話を整合させるのに苦労してると思われるのに、この作品はあまり気を使ってません。ラストから戻って考えると話変わっちゃってうまく繋がらないし、考えれば考えるほど整合性は取れません。でも元々タイムマシンものは絶対辻褄が合わないのだから、これでいいのかも知れませんが^^;   なんと言ってもサイボーグ役が肝です。無機質な感じでいながらアップの顔は可愛くスタイルも良い。瞬きも出ず、寄り目を多用したり、ロボットダンスをしたりw 綾瀬はるかはそれらをクリアして頑張ってたと思います。本人も雨降る中で瞬き禁止は辛かったと語っていましたw  綾波レイばりのルックスに男の方は心奪われる人多数かもw 彼女の代表作の一つにもなりそうですね^^   
[試写会(邦画)] 7点(2008-05-03 18:55:46)(良:3票)
3.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 《ネタバレ》 
 イースト高校のバスケ部キャプテンのトロイ、転校生の秀才ガブリエラ。そして、バスケ部やクラスの仲間たち。高校生活も残りわずかに卒業を目前に控え、それぞれの進路に不安を持ちながら、卒業記念ミュージカルを上演することになり・・という話。   ディズニー・チャンネル番組の一つ「ハイスクール・ミュージカル」の映画化シリーズ最終編。ザック・エフロンはこの作品で一躍スターになって、「ヘアスプレー」というミュージカル作品にも出演。劇中の恋人でプライベートでも付き合っている、ヴァネッサ・アン・ハジェンズもこの作品でブレークしましたよね(ヌード流出事件もありましたが^^;)。  内容は典型的な青春学園もので、歌って踊るまさにタイトルそのままの作品。アシュレイ・ティスディル演じるシャーペイが自己中に一人かき回すくらいで基本的に悪人はいないし、さして凄い事件が起きるわけでもなし。ディズニーらしく安心健全な内容から、逆にドラマ性は薄く刺激もないので、歌と踊りに魅せられないとつまらないかもしれません。でも、ディズニーにとっては楽曲はヒットしサントラ盤も売れたので、優良コンテンツだったことでしょうねw  とりあえずこれで一旦終了。かつての「ビバヒル」みたいに酒や薬に人間関係ドロドロにして長引かせるようなことは決してしない、ディズニーらしい引き際かも知れません。   それにしても、あんなに部活に恋愛に歌に踊ってばかりの高校生活を送っておきながら、スタンフォードだのジュリアードだの皆いい大学に進学決まって、バラバラになるのが淋しいとか名残惜しいとか言ってるという、妬ましいほど羨ましいかぎりの設定。自分もプロムに誘われたりだの優雅な高校生活送ってみたかったですw (*´`*) 
[試写会(字幕)] 6点(2009-01-26 01:17:34)(良:3票)
4.  告発のとき 《ネタバレ》 
 元軍人警官ハンクの元に、息子のマイクがイラク駐留から帰還して姿を消したというニュースが届けられる。無許可離隊などあり得ないと、息子を探し出すために妻を残し基地のあるフォート・ラッドへ向かい、地元警察の女刑事と捜索していた直後、息子の焼死体が発見され・・という話。主演の父親役にトミー・リー・ジョーンズ、女刑事にシャーリーズ・セロン。   実際に起こった事件を元にしたということで重い展開で話は進みます。というか明るい話はほとんどありません^^;  軍警察と地元警察との縄張り・セクショナリズムの中で、元軍人でもある肉親が喰いつき離さず追求していくその姿を見せながら、流され消えそうな真実と戦争の虚しさを問いかけているのでしょう。クリント・イーストウッドも製作に関わっているそうで・・。  監督は「クラッシュ」でアカデミー作品賞を取ったポール・ハギス。社会派ネタを得意にしているのかもしれませんが、あまりスッキリしない作りでしたね。ミステリー調な流れからどういうオチに行くのかと思ったら、浅はかな工作を見破ったあとはトントン拍子で解明されていきます。てゆーか、顔色変えずウソを言っていた人たちが、同じく顔色変えずペラペラと真実を語り出すさまに、コイツラ何の反省もしてないじゃない、とそちらの方が虚しさを感じますw  寧ろそこに焦点を当てているのかもしれませんね。。  
[試写会(字幕)] 4点(2008-05-17 22:14:37)(笑:1票) (良:1票)
5.  つぐない 《ネタバレ》 
 イギリス小説家であるイアン・マキューアンの『贖罪(Atonement)』(2001)を映画化。1930年代のイギリス中流家庭の姉妹セシーリアとブライオニー、使用人の息子ロビーの三角関係が主軸。 双子の従弟の家出捜索時に従姉ローラが襲われる事件を目撃したブライオニーが、その犯人をロビーだったと告発。ロビーに対しほのかに恋心を持っていたのだが、実はロビーはセシーリアと相思相愛だった。そしてロビーは刑務所に入れられ、のち兵役に駆り出されて・・という話。  ブライオニーの視点を中心に、少女、ナース、小説家の時代に分けて語られていきます。この少女時代を演じたシアーシャ・ローナンがアカデミー助演にノミネートされているのですが、危うく不安定な純粋さを持つ少女を表現し評価されたのでしょう。 映像的には、イギリスの旧い家のたたずまいや緑映える草原の美しい景色、英仏連合軍がナチスドイツに追い詰められたダンケルクにおける悲壮な光景、これらがうまく対比されていて見どころ。  老齢になって出す小説が「つぐない」。ここで実は・・という悲恋話をキレイにまとめています。この収束があってこその作品。音楽もタイプライターの音を効果音として取り入れ作曲賞を受賞しています。 そういえば、「イングリッシュ・ペイシェント」の監督アンソニー・ミンゲラが、インタビュアー役で出ていますが遺作になっちゃいましたね・・。 
[試写会(字幕)] 7点(2008-03-27 16:20:57)(良:2票)
6.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
 1928 年のロサンゼルス。電話交換士主任クリスティン・コリンズは、息子ウォルターと二人きりのシングルマザー。オフの日に息子と映画へ行く約束をしていたが、欠員で仕事に行くことになってしまい、帰ってくると息子の姿がない。すぐに警察に連絡するも対応遅く、5ヶ月後にイリノイ州で発見され連れてこられた少年は別人だった・・という話。   トーンも暗く、連れて帰ってきた少年も不気味調で、最初はミステリー?オカルト?SF?なんて思ってましたが、クリント・イーストウッドなのでそれはないですね。フライヤーでも実話と書いてあるし。  当時の記事写真では実際のクリスティン・コリンズはもっとか細い感じの女性。今回のアンジェリーナ・ジョリーは、今までのワイルド&セクシー系とは真逆な役。タラコ唇はそのままに白塗りパンダ目の厚化粧に眼光で表現する(ちょっとキモw)、本当にアンジーかい?ってゆー感じですw マルコヴィッチ演じるブリーグレブ牧師が教会の壇上で痛烈に警察批判を述べていて、彼女にも裏事情を明かしてくれる。そこから一気に社会派ドラマの流れに。警察が、官憲の如く威圧的にやり込めてくる。これって多くの冤罪事件を彷彿とさせますよね。戦時下、軍政下で国家反逆罪とかにでっち上げられて捕まったりとか、社会主義国なら今でもありそうな感じですし・・。   権力に対し勇気を持って毅然と立ち向かった女性像という形ですが、でも警察の意見を肯定するということは、二人きりの家庭なのに赤の他人の少年を生涯息子として育てなければならないわけで、普通「はい、分かりました」なんて簡単に受け入れる人はいないですよねぇ。でも自由主義・法治国家のアメリカが舞台とは^^; 強力な助っ人が出現してくれたから良かったものの、全くの単独では抵抗しきれないでしょう。  基本エピソードは実話なのかもしれませんが、確信的に結びついているわけでもなさそうで、偶然が重なった事件ということなんでしょうか。ニセの息子もあんな程度の動機で幼いながらふてぶてしくも赤の他人を生涯騙し通し一緒にいたい(実の母親出てくるしw)とするのは無理あるし、警察がどこまで関与していたのか知っていたのかは不鮮明でしたし・・。  ところで、あの職場にローラースケートは無用だろ!って突っ込みを入れたいところなんですけどw
[試写会(字幕)] 7点(2009-02-15 22:50:05)(良:2票)
7.  おっぱいバレー 《ネタバレ》 
 舞台は1979年、中学校に臨時赴任してきた国語教師・寺嶋美香子。前の学校で教師という仕事に自信を失っていたが、心機一転して男子バレーボール部の顧問も引き受ける。しかし廃部寸前の部員達にやる気を奮い立たせたのは、試合に勝ったらおっぱいを見せるという約束だった・・という話。   同名原作本の映画化作品で、映画では静岡を北九州にロケ地を変えています。年代設定が30年も前のため古い街並が都合良かったそうですが、グッズやBGMはともかく、建造物とかは時代考証にピッタリかどうかいかがなんでしょ?  弱小チームが奮起して頑張っちゃうというのは、スポ根学園モノとして定番テンプレネタであり、全てが本当とは思えないですが、一応実話という設定。  おっぱいを見たいがためにというモチベで頑張る中学生は容易に想像できますが、それだけ観客をどこまで引っ張れるかどうかが作品のキモ。 オーディションで集めた子役たちが学校でも放課後でもみな一緒に仲良く行動している姿がなんとなく微笑ましく楽しいし、綾瀬はるかが逡巡しながらも“おっぱい”の連呼、中学時代の美香子役・大後寿々花が「SAYURI」からあんなに大きくなったんだなぁとか、美香子が先生になるという進路を決めた恩師の一言、感想文のための本の出所の真実における深イイ話等々、一応のツボは抑えてる感じ。そして、おっぱいというフレーズを目一杯出しながらも、今やまだまだ旬の綾瀬はるかが脱ぐわけないので、どう収拾つけるかが最後の締め。  まーそんなとこでしょね^^という大団円。決してチラリズムも期待してはいけませんですよw  
[試写会(邦画)] 6点(2009-04-10 01:09:11)(良:2票)
8.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
 ラスベガスの寂れたクラブでマジック・ショーを仕事にするクリス。たまにブラックジャックなどで小金を稼ぐ日々。あるとき、FBIが彼を追ってきた。彼らはクリスの能力を見い出し利用しようとしていた。彼の能力とは予知能力。それもたった2分の未来を見通せるものだった・・という話。   ニコラス・ケイジがまたもいい役もらってます。あんな顔が濃くて頭薄いのにw バディになるリズ役は「テキサス・チェーンソー」「ステルス」のジェシカ・ビール。まだ26歳なんですよね。ワイルドな逞しいルックスなので危機が迫ってもちょっとハラハラ感薄く、ちょっと老け顔? まーFBIの女ボス役のジュリアン・ムーアは本当に老け顔ですけどw   本当の敵はテロリスト達なんですが、まずはFBIから逃げるわけです。しかもテロリスト達も彼をロックオンしています。みんな彼がターゲットですw 崖から落ちてくる車や木材を避けながら最後はFBIの女ボスに捕まり、リズもテロリストの手に。そして彼女は車椅子に縛られ爆弾が・・><  で、彼はさらに能力をふんだんに使うわけです。「敵はあそこ!」「今だ!」「まだダメぇ!」といきなりFBIの陣頭指揮。分身術も使っちゃったりしますw 敵を殲滅してメデタシかと思いきや、核爆弾が見つかりません。そして一言二言「間違えた。」・・ <(゚ロ゚;)>ノォオオオオ!! そして (*゚◇゚*)えええええ? ヽ(゜▽、゜)ノ・・・ まーある意味ドンデンですね。消化不良な方もいるかもしれません。これは続編含んでますよね、きっと。だってタイトルは「NEXT」ですからぁ。 <(_ _)> おあとがよろしいようで。。 
[試写会(字幕)] 6点(2008-04-15 23:23:26)(笑:1票) (良:1票)
9.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 
 エーゲ海はギリシャのカロカイリ島。母子家庭で育ったソフィの願いは、父親とヴァージン・ロードを歩くこと。母の日記を内緒で読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に結婚式の招待状を出すと、本当に全員やってきて・・という話。   ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品で、日本でも劇団四季が未だ公演中ですね^^ 作品向けに楽曲が作られたわけではなく、既存の楽曲を軸に脚本を作るというジュークボックス・ミュージカルと言われるスタイル。この既存の楽曲が過去世界を席巻したABBAというダブル夫婦グループのヒット曲の数々から。タイトルも同作品中の楽曲の一つです。 タイトルでもある"Mamma Mia!"はイタリア語直訳で"私の母"ですが、意味は"おお!、なんてこったい!"という、英語でいう"Oh my god!"と同じだそうでw   ソフィ役には、「ミーン・ガールズ」のアマンダ・セイフライド。母親はメリル・ストリープ。父親候補の3人にはピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド。配役はイメージと歌唱力で選ばれたんでしょうけど、みんな上手いですよねー(ピアース・ブロスナンを除いてw)。  ソフィの結婚式を主軸にストーリーが進んでいくんですが、カッコイイ・カワイイ若者たちも結構多かったにも関わらず、ほとんどが引き立て役。真の主役はメリル・ストリープであり、その親友や昔の恋人たちが中心メンバーですw   結婚式をネタに父親探しを行うという、確かに彼氏や母親、呼ばれた母親の元彼たちにしてみれば噴飯ものの流れ。が、それはそれ、エーゲ海辺りには楽天的な土地・人柄が多いのでしょう、みんな心広く和やかに受け入れるわけです。イギリスでは「タイタニック」を超えて、史上歴代興収1位になったそうで、もしかしたら閉塞感を打ち破りたいという願望が表れているのかもですね。  なにしろミュージカルって、みんなが能天気になったり或いは思い込み激しく叫んだりで、ストーリー中にいきなり歌い踊りだすってゆー展開が普通なんですが、そういうお約束を受け入れて観れば、ミュージカル好きでなくてもツボにはまれます。そして何より、30年も前の楽曲ながら色褪せずに見事に融合しているABBAの作品って凄かったんだなぁと思わせますよね^^ 
[試写会(字幕)] 8点(2008-12-23 22:30:10)(良:2票)
10.  イキガミ 《ネタバレ》 
 厚生保健省の国家公務員に採用された藤本賢吾の仕事は、死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を、配達すること。国家繁栄維持法により、全員が幼少時に注射された中に0.1%で無作為に入れられたナノカプセルが設定された日時・時刻に破裂する。その少し前にリストアップされた、18~24歳の若者が対象先となる。言われるままに配達して、その人間の最後の生きざまを見届けているうちに、様々に葛藤が生じていき・・という話。   映画では説明不足ですが、原作では政府内で縦割りに工程を分けて情報を分断し、カプセル破裂日数カ月前でデータをマージするという、お役所的発想をうまく取り入れ納得させていますw  デスノート的な感じながらデスノートより簡単に多くのバージョンが作れそうな、シリーズ化にもってこいのコンテンツと実感^^  人の生死を握られているという設定は、「デスノート」や「死神の精度」などの死神系も多いんですが、政府管理系の作品は枚挙に暇ないでしょう。   本作エピソードは3つ。スカウトされたはいいが、かつての相棒を捨てて思い入れのない楽曲をあてがわれたミュージシャン。政治家の母親の過大な期待に押しつぶされた引きこもりの少年。交通事故で両親を失い、残された失明の妹をわが身なりふり構わず支える兄。これらの中で、一番好きなのはミュージシャンのエピソード。テーマ曲にも使われていますしねw 原作では、かつての相棒は事故で生死のさなかという設定なのですが、映画もこちらの設定にして欲しかったなぁと思ったりww   この原作の上手いところは、法により生死を管理された社会と、生を全うしながらも死を宣告されてしまう悲話を融合させたこと。逆に言えば一話で作られてきたような話を管理社会と悲話に分離させ、管理社会を主軸固定にしつつエピソードを複数分散化させたことでしょう。エピソード自体はそう目新しさはないものもあるし、そういう意味では、星新一の短編「生活維持省」を下敷きにした可能性はかなり高そうですね^^;  続編はいくらでも作れそうなコンテンツ。あとは泣けるエピソードを探せばいいんですから^^ 
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-27 03:18:42)(良:2票)
11.  天使と悪魔 《ネタバレ》 
17世紀、神の存在を否定したがために弾圧され、対抗すべくガリレオ・ガリレイら科学者が築いた秘密結社イルミナティ。ガリレオの死により消滅したはずが、ヴァチカンに復讐するがために400年の時を超えて現代に蘇った・・という話。   『ダ・ヴィンチ・コード』に続く、ハーバード大学の宗教象徴学教授・ロバート・ラングドンが活躍するシリーズ『天使と悪魔』の映画化作品。 正確には『天使と悪魔』の方が先に出版され、話自体も先なのですが、後で出した『ダ・ヴィンチ・コード』がベストセラーになっちゃたので、後追いで前作品を売り出しているとゆーところ。  主演は引き続いてトム・ハンクスですが、ラングドン教授のイメージに近いかどうかは賛否あるでしょう。リチャード・ギア辺りが良かったんじゃ?という声もチラホラと。まー、トムは元々コメディ出身ですし、シリアスな顔しながらどっかで笑いを取りそうな雰囲気が拭いきれませんw   出てくる秘密結社が、『ダ・ヴィンチ・コード』ではシオン修道会、本作ではイルミナティ。なんか秘密結社ってフリーメイソン等々それだけでも興味湧きますよねぇ。原作はなんか斜め読みしたような微かな記憶なんですが、映画みたいに警官など多数殺されたりするような設定じゃなかったような、というかあんな殺し屋を雇ったりしてなかったような、小説では教皇と犯人の親子関係が判明するシーンがあったような・・。   前回同様、小説の映画化の宿命ともいうべき上映時間という枠の中に詰め込んでいますので、どうしても謎解きの部分は時間短縮の対象にラングドンの解答はすべて即答かつ正解なので、テンポはあるものの重厚さはありません。いやよく見ると犯人の行動力には結構無理あるような^^;  前回みたいにキリストには実は○○がいた・・みたいな、上映禁止ほどのネタでもないので、ご信者の方でも安心に観ることができますね^^  
[試写会(字幕)] 6点(2009-05-13 22:45:26)(笑:1票) (良:1票)
12.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 
 港町・守加護(すかご)。ボスの愛人に手を出してしまった手下の備後は、命を助けてもらう代償に、伝説の殺し屋デラ富樫を5日間で探し出すことを約束させられる。だが期日迫るも見つからず、取った苦肉の策とは、無名の俳優を殺し屋に仕立てあげることだった・・という話。   「ラヂオの時間」「みんなのいえ」「THE 有頂天ホテル」に続く三谷幸喜の作品はマフィアもの。といってもコメディ路線は外しませんw スタジオいっぱいにややメルヘンともシュールとも言えるようなセットを組んで、舞台劇風な絵と物語。妻夫木くんがマフィアの一員てゆーのはややムリな設定かと思うけど、真の主人公は佐藤浩市演じる無名の俳優です。  最初は妻夫木演じる備後が間男として逃げるシーンから。半ば強引な展開で無名な役者を騙し連れ出しマフィアのボスに面会させる。ここからが真の笑いの始まり。あのシリアス路線の佐藤浩市が今までのイメージを壊し大変身、いい意味で違う側面を見せてくれる。コメディ俳優でもイケるのでは?という弾けぶりですw 何といっても、ナイフ舐めと顔剥がし・・涙こぼれ出ました^^   ただ発端となっている殺し屋のエピソードは最後に締めてくれるわけですが、既にどーでもいい話になっており、佐藤浩市が役に成りきる可笑しさを円の中心にして、その他のシーンはややテンション低く、脇役がより以上に脇役な印象が拭えませんでしたね^^; とはいえ、いつものようにチョイ役レベルにも著名俳優が多数出演、古きに郷愁帯びるような劇中白黒映画、往年の俳優を出したり、映画制作の裏方・裏側を随所に見せてくれるようなシーンなど、なかなか見所は多いです。   今や舞台挨拶がテンプレートな宣伝文句を並べるだけで、生顔を並べれば満足でしょ?みたいなイベントに成り下がっている中、三谷監督は佐藤浩市と共に“Wコーちゃん”と称し、漫才並みの掛け合いやテーマ曲の生演奏など、マルチなタレントぶりを見せてくれる。実に貴重な映画人ですね^^ 
[試写会(邦画)] 7点(2008-05-30 23:49:35)(良:2票)
13.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
 働く人々に密着するというドキュメンタリー番組収録のため、消防隊の取材を行うTV局女性レポーター。通報を受けて現場アパートに急行する消防隊に同行してみると、錯乱した一人の老婆が部屋で佇んでいる。と突然暴れだし、隊員に飛び掛り首筋を食いちぎった。しかしそれは序章に過ぎなかった。いつのまにかにそのアパートは建物ごと隔離されていた・・という話。   スペインで100万人を動員した大ヒット作品という触れ込み。フライヤーにも書かれてあるように、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「クローバーフィールド/HAKAISHA」と同じ手法で作られています。 P.O.V.(ポイント・オブ・ビュー、主観撮影というらしい)という手持ちカメラで生み出す緊張と臨場感は、言わば快適さを犠牲にして生み出しているもので、ずーっと凝視していたらば乗り物酔いのように目眩に吐き気をも禁じえませんw かといって普通に固定カメラで撮ってたら多分ショボい映像に話題にもなっていなかったかも・・。   恐怖のソースは、ブレアでは魔女、クローバーはゴ○ラ、この作品は○ンビです。基本的に役者が特殊メイクで演じているんですが、最後のヒョロハゲは多分CG? ロードオブ・・のゴラムを引き伸ばしたような・・w ブレアの場合、ケーブルTVのニュース番組もどきが真実のように報じたり、WEBの演出などを中心にしたマーケティングで成功したもので、あくまでも作品自体は低予算のインディーズもの。この作品では、建物一棟借りかセットの中での移動にほぼ終始しています。クローバーは実際のCGとかも金掛かってるかもしれませんが、概ね低予算で作れることがP.O.V.作品の大きなメリットじゃないでしょうか。。 「ブレア」や「クローバー」が好きな人はこの作品も楽しめることでしょうw 
[映画館(字幕)] 5点(2008-07-06 12:18:56)(笑:1票) (良:1票)
14.  余命1ヶ月の花嫁 《ネタバレ》 
 若年性乳がんを患い闘病する女性・長島千恵。そして彼女を支え続けた恋人・赤須太郎、優しき父親、親友たちは、彼女の夢である「ウェディングドレスが着たい」という願いを叶えるサプライズを実行する。「余命1ヶ月」の間に・・という話。   よくあるだろうフレーズ「せめて花嫁衣装を着せてやりたかった・・」を具現化した、とでも言えるエピソード。2007年5月TV放映されたドキュメンタリー「余命1ヶ月の花嫁」は自分も断片的ながら観ていて、いいはなシーサーだなぁ、と思ってました。そこで東宝が榮倉奈々&瑛太で映画化すると聞いて、これは実際のモデルがいるし比較されるなぁとも。まーどちらも背が高くて(榮倉奈々は170cm!)ルックスは申し分ないから、あとは演技力。当然泣きのシーンが多いわけですが、演技はなかなか良かったんじゃないですかね(瑛太君の鼻水は演出?)。  こーゆー死にまつわる美談て、役者の実績作りにはもってこいなのでしょう。例えばセカチューなんか誰もがやりたがってて、実際役をゲットした長澤まさみも綾瀬はるかも有名になりましたw でも、女優さんて体力いる仕事だろうし、どちらかというとこーゆー役をやる女優さんてリアルはいたって健康優良児みたいな人が多い気がしますがw   ところで、これはTV番組が原作。自分がウルウルしたシーン含め、映画用にかなり脚色が多かったような感じがします。それ以前にドキュメンタリーとはいえ、TV番組自体も(本も)大いに脚色されていると考えるべき。なので実際はもっとドライな現実だったとして、映画は韓流ドラマレベルで観た方が無難ですね^^; 
[試写会(邦画)] 6点(2009-04-26 20:45:04)(良:2票)
15.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 
 大分の田舎町に住む根岸崇一は、大学入学のため上京。そこでポップソングを歌うサークルに入り、ミュージシャンを夢見て卒業後、一つのレコード会社の門をたたく。しかしやらされたのは、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のギターボーカルだった・・という話。   ヤングアニマル連載、若杉公徳原作同名コミックの映画化作品。DMCのヨハネ・クラウザーII世こと根岸崇一役に、松山ケンイチ。バンド仲間に細田よしひこ、秋山竜二(ロバート)、いかれた女社長に松雪泰子、信者的熱狂ファンに、大倉孝二、岡田義徳など、大学時代のサークル仲間で現在雑誌社記者、根岸が思いを寄せる女の子に加藤ローサを配しています。  ロケ地は、故郷・大分の犬飼町を。そして、デスレコーズは神田、遊園地はとしまえん、一人路上ライブは下北沢南口商店街の地蔵前、信者交えて走るシーンは東京駅、東銀座、勝どき、月島、お台場など。最後のジーン・シモンズとの対決会場はZepp Tokyoを使ってます。   「No music, No dream」と語り、ポップソングを歌って世界に広めたいという中身はナヨナヨ系の青年と、「○イプ」「○ァック」等を連発する過激なメタルバンドのカリスマボーカル・ヨハネ・クラウザーII世というキャラのギャップの大きさと、そこに生じる面白さがベースになっているんですが、2つの顔を使い分けて演じる松山ケンイチ自身が、何より楽しんでいたんじゃないですかね^^  マンガちっく故に全編クダラナサが溢れてるんですが、面白く笑える部分もいくつかあります。ワタシの気に入った場面は、クラウザーの姿でカワイ音楽教室のガラス壁を叩いて親子が怯えるシーンですw  前売りも売れてるらしいですが、買う人ってDMCの読者ファン? やっぱりマツケンファンが大多数でしょうけどw でもさすが東宝、宣伝がうまい。CDなどのグッズ販売、タイアップ・コラボも多数あるし、先にはシリーズ化も考えてるんでしょうねぇ。。マツケン(松平健ではない)の奮闘に+1点!  
[試写会(邦画)] 7点(2008-08-17 16:10:41)(良:2票)
16.  252 生存者あり 《ネタバレ》 
 関東に直下型地震が発生して数日後。新橋地下鉄構内に辛うじて生き残ったのは、一発逆転を狙う倒産寸前の社長、医者の見習い、銀座のホステスと元ハイパーレスキュー隊員。そこに史上最大規模の巨大台風が近づいてくる・・という話。   「舞妓Haaaan!!!」の水田伸生が監督。なんだか、全然ジャンル違うんですけど・・w  いきなりこぶし大の雹(ひょう)が降ってきて、和製ディザスター・パニックに期待と緊張が高まります。そしてもの凄い津波が来襲。これがお台場や品川周辺を完全に飲み込み、フジテレビ本社の球体展望室なんて削られプカプカ浮いちゃってます。あれだけ浸水したら既に何万人規模の被害です。もし自分がベイサイドに住んでたならアワワ・・なんて思ってたら、汐留・新橋がまだまだ平気。すぐ傍なんだからあの程度で済むわけがないはずなのに><   デイ・アフター・トゥモローばりの映像見せて風呂敷拡げてといて、こじんまりと銀座線数駅レベルに話が縮小。ハイパーレスキューに使われる信号の2回5回2回の鉄パイプ連打をひたすら繰り返し、お兄ちゃんが一発勝負で助けに来るという展開。18分でもの凄い台風が来るって言っていながらヘリコプターをちょっと揺らす程度で、一気に大団円へ。いったい台風はどこへどーなったんだい?  伊藤英明も地下鉄構内の濁流に飲まれながら、最後に至っては山本太郎を担いで出てくる様なんざ、あまりに不死身すぎです^^;   製作委員会に日本テレビが入ってるんで舞台を汐留にしたのかもですが、挑発するようにお台場沈めときながら日テレ本社は無事みたいな設定では、地理感無視の子供だましに近いような気も。むしろ、津波はいらなかったんじゃないかなぁ? 内野聖陽なんて舞台劇調だし・・。海猿と同じと思われるのがイヤだったのかしら?w   公開前にTVドラマ版を放映したけど、伊藤英明はちょい出程度で、映画とは別の市原隼人主演にした別バージョン。「エピソードゼロ」は偽りありだなぁ・・    
[試写会(邦画)] 5点(2008-12-01 20:29:27)(笑:1票) (良:1票)
17.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 
 真面目で孤独な会計士ジョナサン・マコーリーは、あるとき顧問弁護士と名乗る男と意気投合。お互いの携帯を間違えたことから会員制秘密クラブの存在を知ってしまう。そこで知り合った女性の一人はなんと以前に地下鉄で一目惚れした女性。そして、知らずに犯罪の世界に嵌められていく・・という話。   主役のユアンは、根は堅物で純愛を守るという会計士を演じています。アクティブなオビワンキャラはカッコ良かったですが、こちらのキャラも結構ピッタリな感じです。たくさん色っぽい人とゆきずりの欲に溺れるちゃうんですけどねw ヒュー様(グラントではないw)はこんなものかなぁ^^見るからに悪どそうな風貌ですものw   まークライム・ラブ・サスペンスとでもゆーんでしょうか、途中まではドキドキ、最後は予定調和な感じですかね^^ 
[試写会(字幕)] 6点(2008-11-03 22:15:51)(良:1票)
18.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》 
 東城大学医学部付属病院に勤務する不定愁訴担当の田口公子。倫理委員会の委員長でもある彼女のもとにある告発文が送られてきた。そこには、速水救命救急センター長が収賄しており、看護師長も共犯であると書かれている。速水は凄腕だが“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名を取る人物。そして出入りの医療業者担当が転落死する事件から、疑惑の真相を巡る調査に乗り出す・・という話。   「チーム・バチスタの栄光」で「このミステリーがすごい!」にて大賞を獲得した、実際の外科医も兼ねる海堂尊原作の映画化作品。他に「ナイチンゲールの沈黙」「イノセント・ゲリラの祝祭」「ジェネラル・ルージュの伝説」とかもあって、映画化は現在2作目。全て読んではないですが、この「ジェネラル・・」はテンポ良くスカッとしてるんじゃないでしょうか。   厚生労働省役人の白鳥は男。バディ的なキャラとなる田口は、小説では男ですが映画では女性となって、阿部寛と竹内結子が固定キャラで演じています。 今回のメインは堺雅人。やり手で多少傲慢ながら情熱的な医師を演じ、聴聞委員会でも大立ち廻りを演じるんですが、なんだか華奢で甘ったるいマスクのくせに、えらくカッコいい設定でほんとにカッコ良く見えましたよ^^  最後の落としで出てくる○ュッ○○ャ○スが請求書に出てくるのはテンポアップの上では分かるんですが、実際はそんなの雑貨品とか別勘定でまとめるんじゃない?そんなあからさまに書かないでしょ!とか、医療費節減をお題目にした厚生省のお役人が骨折程度でドクターヘリはいかんでしょ?とか、ルージュの本当の意味がそれかい!などなど、やや突っ込みどころはあるんですけどねw  
[映画館(邦画)] 7点(2009-03-07 03:05:38)(良:1票)
19.  スパイダーウィックの謎 《ネタバレ》 
離婚した母親と共にニューヨークから叔父さんのスパイダーウィックの屋敷へ移ってきた3人姉弟。ある日、屋根裏の隠し部屋で“謎の書”を発見し、ページを開くと何かが解き放れ、その瞬間から屋敷とその周り一帯が真の姿を現し始める・・という話。  妖精モノなんですが、最初の辺りはむしろホラーのような展開。ようやくエルフやブラウニー、ゴブリン、トロルなんてのが登場。ロードオブ・・・に出てくるようなのと違って、全部CG。これがまた全く可愛くないってば>< 風の妖精だかも含めて気色悪いw   ロード・・・はリングだけど、これは本。それを巡って家の結界に出たり入ったりの攻防。実はモンスターものに分類するべきなんじゃ? お祖母ちゃんとそのお父さん(曽祖父)とのシーンだけちょっぴりファンタジーっぽかったけどねぇ・・。まー原作は洋物絵本なんですが、この手のは既に食傷気味かなぁ・・(´・ω・`)  
[試写会(字幕)] 5点(2008-03-15 13:01:51)(良:1票)
20.  ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 《ネタバレ》 
20世紀初頭のカリフォルニア。一人のしがない鉱山労働者が石油採掘によって富と権力を手に入れていく・・という話。 「ギャング・オブ・ニューヨーク」で、デカプーの敵役・ブッチャーを濃い演技で見せてくれた、ダニエル・デイ・ルイスがまたも特濃演技でアカデミー主演賞をゲットしてます。  主人公ダニエルは、安い土地を買占めて油井を掘り当てるんですが、火事で息子が負傷してしまう。真摯に看病したかと思いきや突き放したりで、心情含めて人間性が分かりにくいです。そして、周辺には、弟と偽って近づいてきた男、寄付を強要する牧師など、一癖ある人ばかり。ダニエルは彼らを手に掛けてしまうわけです。 人を信じず、信じるのは金だけ、疑心暗鬼に包まれ弱肉強食の中に生きている人々と、そういう時代だったということを訴えているのでしょう。 2時間半を超す話なので、お尻がすぐ痛くなっちゃう人はご注意をw 
[試写会(字幕)] 6点(2008-04-17 13:34:12)(笑:1票)

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