41. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 とうとう見終わってしまいました。スターウォーズ全6作。 この作品ではイウォーク族が個人的に大好きです。 ただ、あのチビでアナログな原住民に、元クローン兵のストームトルーパーが次々倒されてしまうと、Ⅰ~Ⅲを見た後ではかなり複雑な気分になっちゃいます。こーゆーマスコット的キャラは、マスコットとしての枠を超えないのが大事です。それに、エンドアに到着してから、このイウォーク族と戯れたり丸焼きにされそうになったりする過程が長すぎて、若干だれます。 この作品では、エンドアでの攻防もアイデア満載で面白いのですが、宇宙でのバトルがかなり良かったです。Ⅰ~Ⅲと比べても遜色のないグラフィックと空間の広がりにアツくなります。そのスピード感、臨場感は6作品中最高かもしれません。これが1983年製作とは恐れ入ります。 一番残念だったのはルーク。登場時はかなりかっこいいんです。フードをかぶって、フォースを操り、いかにもジェダイマスターって感じです。貫禄もあります。余裕があります。ジャバ・ザ・ハット戦でのルークは最高です。 ところがそれ以降はヒーロー性がどんどん削減されちゃって、ルークに関しては完全な尻すぼみな演出。もしかすると、親子のドラマを重視し過ぎたためかもしれませんね。 『父さん、助けて父さん。』じゃないよ、主人公。あなたジェダイでしょ。あなたが父親を助けなさいよ。 『ジェダイの帰還』なんていうタイトルだから、ジェダイの活躍をすごい期待していました。 ルークがばりばりに活躍する姿が見たかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-24 14:23:46) |
42. スター・ウォーズ
《ネタバレ》 約40年近く前の作品でこのクオリティはたまらないですね。後からCGで加工、追加補正された箇所もあるようですが、それにしてもこの映像技術、特撮技術は当時の年代を考えれば目を見張るものがあります。 Ⅰ~Ⅲを先に見てしまったので、撮影年数の古いⅣ~Ⅵを見るのは多少なりとも不安があったのですが、その点は全然問題ありませんでした。むしろ、ドロイドやストームトルーパー、戦闘機の汚れ具合が臨場感を出していて、Ⅰ~Ⅲよりもリアリティを感じます。 そして、Ⅰ~Ⅲを先に見ていると、Ⅳとつながる部分も多く、『おお!』と何度も感動してしまいます。 ラストでダースベイダーが自分の息子を撃ち落とそうと戦闘機を駆っているシーンを見た時は、Ⅰのポッドレースを思い出して切なくなります。あの少年がこんなことに・・・残念です。 さて、この作品が素晴らしいことはみなさんのレビューを読んでよくわかったのですが、面白いかと聞かれると、個人的には後半が微妙です。前半は傑作です。前半部分は異世界ワールドに浸れるので良いのです。問題は後半部分。 何か盛り上がらない。自分の故郷の星を爆破されたり、育ての親が殺されたり、仲間が撃ち落とされたりしても、なぜか淡泊に進んでいくストーリー。そこに悲哀や憤りを感じさせる人の心の動きが感じられないのです。 ストーリー、世界観、キャラクター、アイデア、映像、どれをとっても文句なしの作品なのに、どうも後半気分が乗り切れない理由はそこにある気がします。ただ、Ⅴ、Ⅵ、そして劇場公開の新作を見れば、また感想が変わるかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-20 15:51:33) |
43. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 エピソードⅠ~Ⅲの中では一番良かったように思います。 雰囲気やストーリーが好きなのは個人的にⅠなんですが、ⅡやⅢが本来のスターウォーズの姿なのでしょう。 特に、ヘイデン・クリステンセンの演技・殺陣が前作より格段に良くなったことで、彼の葛藤、悩みが痛いほどに伝わってくるのが良いですね。 そして今作は、ジェダイの騎士が何故いなくなってしまうのか、その過程が衝撃とともに描かれる、この悲しいエピソードが最大の見所かもしれません。 旧三部作を知らないにも関わらず、ジェダイの騎士たちが次々と裏切りによって倒されていくのは胸が苦しくなります。 コマンダー・コーディーが、ケノービに落としたライト・セーバーを渡して、『これが無いと困るでしょう。』と爽やかな笑顔とともに渡すシーン。その直後、パルパティーンから連絡を受けて、即ケノービを撃ち殺す命令を下すコーディ。この絶望への切り返し。この即裏切り行動をとる切り返しが最も端的にクローン兵士の恐ろしさを感じさせて素晴らしい。これからジェダイの騎士たちに何が起こるのか、その惨劇を予感させる見事な演出と言えます。 ラストで、レイアとルークがそれぞれの育ての親に預けられたとき、一刻も早く続きが見たくなりました。 このシーンがあることによって、悲劇から生まれた一筋の希望を感じられて救われます。 それにしてもアナキンは、パドメを救いたいがためにすべてを犠牲にしたと言っても過言ではないのに、パドメ亡き今どうやってモチベーションを持続させるのか疑問です。ただエピソードⅡで帝国制の構想をパドメといちゃいちゃしながら語るシーンがあったので、それなりに自分の理想に近いかたちの平和構想を実現できた、とも考えられますね。 まあ何にせよジェダイの騎士がライトセーバーをぽろぽろよく落とすことを除けば本当によくできているのではないでしょうか。 ヨーダもまず初めに、『ライトセーバーを落としそうになったら、フォースを使ってすぐ回収!フォースをいつ使うの?今でしょ!』ってことを、まず最初に教えるべきだと思いますね。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-08 13:10:34) |
44. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 ちょっと恥ずかしい勘違いをしていたので修正。現在公開中の新作は『エピソード7』にあたるらしいので、やはりエピソード『4、5、6、1、2、3』で見るべきでした。ミスったな。 それにしてもこの作品は、映画単体として見た場合、説明が多く若干間延びする感があります。特に政治的なお話ってもう少しわかりやすくならなかったのかと思います。 それに、共和国に必死の思いでたどり着いたのに、結局共和国は何の力にもなれず、結果自分達の力だけで通商船団を壊滅させちゃうわけだから、序盤のナブー脱出の経緯が全くの無駄なんですよね。つまり、メインストーリーがあまり面白くない。 ただ、ヴィジュアル・アイデア・発想という面においてはさすがのスターウォーズであり、ジョージ・ルーカスであります。他のSF作品の追随を許さない圧倒的な独創性と世界観の構築。世界中の映画ファンの多くがこのシリーズに魅了される気持ちが少しだけわかりました。 個人的には、原始的な生物や原住民が、シールドやエナジーボールといった超近代的な兵器を当たり前のように使う、このアナログとデジタルの融合がたまりません。関係ないんですけど、漫画の『ワンピース』は、絶対このシリーズの影響を受けていると思います。 また、シリーズものとして、いかにも『続きますよっ!』って感じではなく、これはこれで一つのストーリーを完結させたという点は大きく評価したいと思います。これぞ映画でしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2015-12-31 14:43:38) |
45. スパイダーズ
《ネタバレ》 こんなにわかり易いジャンルもなかなか無いですね。 『街中で突然大きなクモが出てきてパニックになる様子を見たい人』=『私』。つまり私にとって最高の映画でした。 上品な料理ばかり食べていると、時々マ○クが食べたくなる。そういった意味では大変貴重な作品。こーゆー作品も絶対に必要です。 ここから、完全空想レビューです。 『え、そんな展開にしちゃうんですか?今までのサスペンスホラーの雰囲気壊れちゃいますよ』 監督『そうかもしれん。これをやってしまえば、俺の監督生命は終わるかもしれん。だけど、大きなクモが町で暴れ、町中がパニックになる、見てみたくはないか?』 『み、見てみたいっす・・!』 監督『だろ?だったらいっちょ俺達の手で宇宙グモを大暴れさせてやろーぜ!』 『よーし、いっそ、これぐらいのサイズにして、新聞社ぶっ壊して登場ってのは、どーですかね監督!』 監督『はっはー、いいぞ、調子出てきたじゃないか!』 『女記者もランボーみたいにしちゃって、最後は目からレーザーでも出しますか!』 監督『ばか。調子に乗るんじゃない!・・・ロケットランチャーくらいにしておけ。』 『か、かんとくぅー。い、一生ついていくっすー。』 [DVD(字幕)] 7点(2015-11-30 01:09:14) |
46. スポット
《ネタバレ》 デヴィッド・アークエット演じるスミス・ゴードン。いいんですけど、何回もうんこふんづけたり、ペットショップでいつの間にかすごいことになっていたりと、一人コントの無理矢理感が半端ないです。 まあ子供と犬がそろってしまうと、何でも面白く見れてしまいますので、この作品も例にもれず終始暖かい笑いにつつまれながら鑑賞しました。 この作品って、ハチャメチャなようでいて、意外とドラマとコメディのバランスが絶妙だと思います。そのためか、ぬるいストーリーのわりには最後まで面白く見れますね。 それぞれ笑いのつぼは違うのでしょうが、個人的にはマイケル・クラーク・ダンカン演じるマードッグの、11号への溺愛ぶりが笑えて仕方が無かったです。ですから、最後11号が主人公たちを選んじゃったのがちょっと安易でもあり、意外でもありました。個人的にはそこはやはりFBI捜査犬として、もといた場所にもどる選択をしてほしかったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2015-11-05 01:04:46) |
47. スキャンダル(1998)<TVM>
《ネタバレ》 テレビドラマっぽい雰囲気ですが、思わぬ掘り出し物でした。 ストーリーが二転三転しますが、それにしてはわかりやすくて面白いです。軽快なテンポでさくさく話が進みます。 ドラマ+サスペンス+コメディ+ある意味サクセスストーリー、というジャンルになりそうです。 勧善懲悪をこの上なく愛する自分としては、小悪党が良い目を見るようなストーリーは、あんまり好きではないです。今作も、よくよく考えれば・・・ですがエンターテイメント作品と割り切ってしまえば純粋に面白い作品と言えそうです。 特に老練な敏腕弁護士を演じるジェームズ・ガーナーと、その秘書役のメアリー=ルイーズ・パーカーはかなり良い味出していますね。今作に関しては、彼女はジーナ・ガーションより、全然魅力的なキャラを演じています。 実を言うと、ラストに主人公にかかってきた電話が誰からのものか、よくわかっていません。この作品見ていてわかる人がいたら教えて欲しいです。 [DVD(字幕)] 7点(2015-04-11 06:31:06) |
48. スティル・クレイジー
《ネタバレ》 所謂サクセスストーリーの1種ですので、見ていて楽しいのは間違いないです。 ただ、トラブルや障害を多く用意したことで、スピード感を損ない盛り上がりに欠けてしまったことも事実でしょう。 それに、そもそものバンド解散の理由が『空中分解』みたいなもんですから、再結成のドラマそのものの深みには、限界があるようです。再結成の際のトラブルも割りとささいなことが多く、観る人によってはイライラしちゃうかもしれませんね。 それでもこの作品はエンターテイメントとして完成されていると思います。 レイがおぼれた後、ライブで復活するシーン。それを観て安心する仲間達、目を輝かせて喜ぶ奥さんなど、見所も多いのです。ラストで伝説のギタリストのブライアンが再びギターを手にするシーンは泣けちゃいます。 また、メンバーを奮い立たせる『暗示だ』でパターン化されちゃったシーンも、なかなかエンターテイメントのつぼを押さえているのではないかと。バンドのCDをラジカセで流す羊飼いの少年や、バンドのTシャツを着ている女の子が、ちゃっかりとこの作品に華を添えてくれています。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-17 14:41:17) |
49. 素晴らしき日
《ネタバレ》 軽快なリズム。スピード感のある展開。 なかなか楽しい作品です。 ラブストーリーだけでなく、お互いの仕事のドラマがきちんとストーリーとして見ごたえのあるものになっているのが大変良かったです。二人が仕事に対して真剣な分、肩入れする気持ちが生まれますし、コメディパートの面白さも際立ちます。 時間に追われる身でありながら、どうしても言わなければ気がすまない口げんかは特に面白い。普通だったら、口論は、もっと険悪になったり、間があったりするものです。ところが二人の場合、何せ時間が限られているもんだから、お互い必要最低限なことだけを言って終わりっていうのが小気味良いです。 で、本作で唯一気に入らなかったのは子供、特にサミー(男の子)のほうですね。コメディだから目くじらたてるもんじゃないってのは重々承知しています。ですがたった一日でこんだけトラブル起こすってのはさすがにあんまり。どんなにやんちゃな子供だって、やばいことしちゃったら、それからしばらくは大人しくしているもんです。ですがサミーにはそれがまったくない。完全にトラブルを起こすアイテムとして配置されているのがあからさま。だから見ていてついイライラしてしまいます。 でも子供たちの面倒を二人で協力しながら見ていくっていうストーリーはとても面白いですね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-05-19 02:02:49) |
50. スウィート シンフォニー
《ネタバレ》 ヤウヘイ・エディ・レスリーの3人が、同じ女の子カレンを好きになり、誰が最初にカレンを見つけるかというゲームを始めるところから物語がスタートします。 実際にはカレンはほとんど登場せず、カレンを探すうちに、3人がそれぞれ違う女の子達と知り合っていくというのが本筋になります。また、3人がそれぞれ絡むシーンが極端に少ないので、3話のオムニバス形式のラブストーリーを同時進行で鑑賞していくような趣になっています。 したがいまして、大変見やすく、わかりやすく、面白いのですが、その一方で3つのカップルに接点がない分やや盛り上がりに欠ける気もしました。接点をラストにしか作らないのであれば、最初からオムニバス形式でも良かったのではないかとさえ思っちゃいます。 ちなみに、ひとつひとつのラブストーリーは特徴がはっきりしている上に、どれも結末が気になっちゃう運びになっているので、見ていてなかなか楽しいです。 個人的に面白かったストーリーはバス。でも好きな女優さんは家出少女兼泥棒少女を演じるテレサ・リー。彼女はダウンタウン・シャドーでフェニックス役を演じていた女の子です。で、好きなシチュエーションは婦人警官ですね。 それぞれ見所があるので、本当は6,5点くらいなんですが、おまけして7点です。 [DVD(字幕)] 7点(2014-05-08 10:29:25) |
51. スクリーム2
《ネタバレ》 このシリーズは良いですね!予測の範囲をちょっとだけ超えてくる辺りに、ホラー映画としてのセンスの良さを感じます。 今作について言えば、「まさかこんなとこで?」という場所で事件が起こるのが良い。 その一発目はもちろん映画館。あの衆人監視の最中でまさかの殺戮。確かに、人々の視線は映画にいっているわけだし、映画の悲鳴で犠牲者の悲鳴はかき消される。更には周りにもコスチュームを着てスクリームごっこをしている人がたくさんいるから、違和感は感じづらい。よく考えられているな~。 そして真昼間の大学キャンバス内で、一瞬のスキをついて車中に引きずり込むってのもかなり意外でした。てっきりあそこは電話で脅かして終わりだとばかり思っていたので、完全に油断しちゃいました。 で、何と言っても警官に完全にガードされているところをあえて襲うという無茶っぷり。 この作品って、何気にクオリティ高いと思います。ホラー映画のセオリー踏んでいるようで、そこをさりげなく一歩踏み出しちゃっている大胆さがあると思います。結構実験的なホラーを見事に演出してくれていると思います。 まあ、ラストのサイコっぷりは前作のほうがいっちゃっていた点と、ランディを殺してくれちゃった点だけは、少しマイナスです。 ですが、ホラー映画としては、質・量の両面でレベルは高いと思われます。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-21 00:20:11)(良:1票) |
52. すべてをあなたに
《ネタバレ》 とんとん拍子に成功が積み重なっていくサクセスストーリー。まったく何の変化もかかっていない無回転シュートなので、ものすごくわかりやすいです。ただ、ラストの解散エピソード以外は、まったくの毒なし、障害なしですので、映画にサプライズや刺激を求めがちな方にはさすがに物足りないかもしれないですね。 音楽は心地良いし、序盤から中盤にかけては軽快なテンポで話が展開していくので、結構ノリノリで楽しめます。 その一方で、一つ一つのエピソードは恋愛パートにしろドラマパートにしろかなり薄味。映画全体を広く浅く引き伸ばしちゃったような作品ですから、それは仕方ありませんね。長い間記憶に残っていくような作品ではなさそうですが、爽やかな気分に浸れる娯楽ムービーですので、休日なんかにコーヒー片手にのんびり見るのが良いかもしれないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-04-20 23:34:03)(良:1票) |
53. スウィング・キッズ
《ネタバレ》 「長い物には巻かれろ」的な発想って、今現在でも普通にありますよね。学校・職場・政治、いろんなしがらみの中で自分の主張を貫き通せるような人のほうがマイノリティーだと思うんです。だから、トーマス(クリスチャン・ベール)が少しずつ洗脳されていく様子は思いのほか説得力があったし、ラストでピーター(ロバート・ショーン・レナード)に殴りかかったトーマスを責める気になんてなれませんでした。ただただ、恐ろしかった。 今の時代で一番良いのは、もしかすると情報網の発達かもしれないです。当時の社会情勢では、個人が手に入れられる情報なんてたかがしれていたんじゃないでしょうか。だからこそ、限られた情報、社会の枠組みの中で経験不足の若者たちが洗脳されてしまうのは致し方ないことだったのかもしれません。 逆に、死ぬまで自分の主張を貫き通したアーヴィッド(フランク・ホエーリー)はすごいと思います。彼は障害を持っているがゆえに、障害をもたざる者より、より公平な視野で物事を判断できたのでしょうか。 ピーターのような絶妙なバランスを保っている人間にいたっては、もはや不自然すぎるほどです。まあ、彼のような存在がいてこそ、「映画」になるわけですけど。彼がいなければただのドキュメンタリーになってしまいそうです。 不穏な空気が少しずつ映画にたちこめていく様子はたまらなく好きなんですけど、小さな問題いっぱい起こしといて、結末は見せずにあとは放置みたいなミニエピソードがたくさんあったのは、やや不満が残ります。それにちょっと説明不足気味な演出も、当時の雰囲気を出すためかもしれんですけど、消化不良になってしまいますよ。せめてエンドロール辺りで結局みんなどーなったのか教えてくれれば良いのにさ。 トーマスの父ちゃんとか、出生証明書を届けていた謎の婦人とか、本屋のおっちゃんとかさ、結局なんだっんですか、どーなったんですかー。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 00:28:35) |
54. 水滸伝(1993)
《ネタバレ》 ものすごく切なくて、ありえないほど強い。(ごめんなさい、なんかの映画のタイトルぱくっちゃいました。) そんなキャッチコピーが似合いそうな名作。 リンチョン、リンチョンの奥さん、ロー、ツォ、の前半のやりとりが暖かく、面白く、相対的に後半の悲劇がよりいっそうひきたてられています。 あまりに悲劇悲劇しているために、いつまでも信念を貫き通そうとするリンチョンに苛立ちを覚えるほどでした。 ツォが殺され、自分をかばってくれた大臣も殺され、ロケンに奥さんも殺されたのだから、個人的にはもっと怒りをあらわにしてほしかったです。そのほうが共感できたし、ラストのアクションにもっとカタルシスを感じることができた気がします。 ストーリーもアクションも申し分なかったのですが、やはり奥さんとツォには生きていてほしかったな(泣) [DVD(字幕)] 7点(2013-06-23 12:26:49) |
55. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 落ち武者の幽霊をアリバイの証人として証人喚問する発想がすでに秀逸で、そのアイデアを映画に活かしてくれただけでも大満足です。 ただ、ほかの方達も言及されているように、同居人のTKOとの別れのシーンや、阿部つくつくの2度目の登場シーン、極めつけは父親の宝生輝夫の登場など、蛇足感満載の雰囲気が中だるみをひきおこし、映画全体にとって邪魔なスパイスになっているのもまた事実。 ですが小ネタのシーンが邪魔に感じてしまったということは、それだけ、本筋のストーリーに魅力があり、楽しませてくれる映画であったとも思えます。深津絵里、西田敏行、阿部寛三人のやりとりは何とも魅力的だったし、あの三人が頭を悩ませながら裁判を闘っていくシーンをもっとメインに見たかったものです。 やはり詰め込みすぎ、盛り込みすぎ、遊びすぎの感は否めないでしょう。 ラストも、宝生エミに六兵衛の姿が見えなくなってしまった瞬間、なんともいえない切ない気持ちになり、なんて素晴らしいラストなんだろうと思っていたのに、なぜそこからさらに続けてしまったのか・・・・しかも父親の姿を出すなんて、しかもそれが草薙剛なんて、しかもコメディタッチでしめくくるなんて。はあ、もったいない。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-20 15:54:19)(良:3票) |
56. スラッグス
《ネタバレ》 幼い頃に見た「スクワーム」に比べると、パンチはない作品。 それでも、笑いあり、感動あり、ぬるぬるあり、グロありの満足度の高い作品に仕上がっていることだけは間違いありません。 場当たり的に被害者になる人達が多いのも、めちゃめちゃ良い見方をすれば、逆にパニックものとしてリアリティがあって良かったのかなと。 特に、終盤で犠牲になった女の子はさすがにちょっと可哀想だったかな・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-12-06 12:46:24) |
57. ストリート・オブ・ファイヤー
マイケル・バレの声と、ダイアン・レインの歌がかっこいい。 ストーリーは薄い。浅い。でも爽快。 ウィレム・デフォーは顔色が悪すぎてゾンビに見える。 序盤は、ずっと「北斗の拳」を連想していました。なんかノリやバイクが。 で、マッコイは「バット」みたいだった。口が達者でそこそこの働きっぷりだから。 ラストシーンはもうストリートファイターですね。昇竜拳とか出なくて良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-12 11:52:51) |
58. スター・トレック/BEYOND
《ネタバレ》 相変わらずワクワクさせてくれるオープニング。オープニングの出来が一番良いんじゃないかっていうくらい楽しい。 5年探査の旅に出て3年目。その他大勢のモブクルーのみなさんの日常や人間関係をちらっとでも見せてくれるのが嬉しいじゃないですか。 そしてもうひとつワクワクさせてくれたのがヨークタウン。これは映画館や3Dで見てみたかったです。最高の未来都市。公衆転送装置とか、アトラクションのような動きを見せる乗り物とか、面白そうな仕掛けにワクワクが止まりません。でも結局このヨークタウン、あんまり見せてはくれないんですよねー。 さて、ストーリーが動き出す中盤。ここがはっきり言ってつまらない。 まずいくらなんでも一方的にやられすぎ。バリアも効かない。フェザー砲も効かないんだっけ?あまりに相手がチートすぎて、逆に手に汗握らない。ただただ不快な気分にさせられるだけです。 で、惑星に不時着したあと夜のシーンがくるのですが、もう暗すぎて何やっているのかわかりません。そして眠くなる。 後半になるとみんな合流、反撃開始。なのでちょっとだけ面白くなります。ホログラム映像のおとりや、茶色のなんかよーわからんやつなど、便利ギミックも楽しい。 更には、原理はよーわかりませんが、ロックを流して敵を撃破していくのがスーパーご都合主義で爽快。 ヨークタウンの重力が不安定になっているところでのバトルも見た目に楽しい。 よってアイデア満載で、これぞSFっていう楽しさが感じられるのは良いところ。 ただやっぱ中盤はひどくて、絶賛はしづらい映画。他の人にも勧められない。ピンチになるにしても、ピンチのなり方ってもんがあると思います。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-27 03:29:19) |
59. スノーホワイト 氷の王国
《ネタバレ》 前作より好きかな~ 前作は終盤が見られたもんじゃなかったからな~ 少なくともこちらは最後まで飽きることなく見られます。 特にアクションはかなり良くなっていたように思います。 フレイヤの魔法の数々がかなり良い。 まあアナ雪と酷似してはいますが、同じ系統の魔法使いなので致し方ないでしょう。むしろアナ雪を実写化したとしたらこんな感じになるんじゃないかというのが楽しめてよかったです。 ただエリックやサラや他の戦士たちの存在感は希薄。 こーゆー映画はどうしても魔法使いのような特殊能力をもつキャラのほうが目立っちゃうので、戦士たちにも活躍の場を与えてほしい。 ラスボス戦で苦戦するのは仕方ないにしても、エリックは誰と戦ってもいつも苦戦しちゃって、どこが最強の戦士やねんって感じです。サラも好調なのは登場時だけで、他に良いとこありましたっけ?って感じ。 あとスノーホワイトが諸事情で出られないのは仕方がないにしても、ウィリアム王子は最後の戦いぐらいは駆けつけても良かったんじゃないでしょうかね。 スノーホワイトが全然出ないのに、タイトル『スノーホワイト』っていうのは笑うしかないですね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-11-29 18:14:30) |
60. スターシップ・トゥルーパーズ3
《ネタバレ》 『2』は論外なので、個人的に『1』の正統な続編はこっち。 『しょぼい』と評判は聞いていたのですが、確かにしょぼい。とくにCG。低予算にしては頑張っているほうなのでしょうか。 前半から中盤くらいまではまだ全然面白かったのですが、ラストに向けて低予算のしょぼさばかりが際立ってしまう有様。とくにクライマックスのつまらなさは致命的。一番盛り上がるべきところで一番盛り下がっちゃってます。 『1』の1/5程度の予算で、『1』と同じスケールのものを作ろうとしちゃった。だから無理が出ちゃったんじゃないかな。いっそ『1』のスピンオフ的な作品にしちゃったほうが面白いものができたのではないだろうか。『1』があれだけ面白かったんだから、『別の惑星』『別の基地』における『また違う勇者達』のストーリーを描けば、予算に見合ったものが作れたのではないだろうか。かといって『2』みたいに全くの別物にしちゃうのは問題アリですけどね。 中盤までは正直そんなに悪くないと思います。ロク・サンでの攻防なんか、これぞスターシップ・トゥルーパーズという感じが出ていて楽しい。ジョニー・リコや頭脳バグなど、『1』でおなじみのキャラが出てくるのも嬉しい。そして個人的に好きなのが地球連邦のCM。ウィットに富んでいて、CMがくるたんびに『キタキタ!』って思っちゃいます。 よって中盤までが7点くらいで、終盤、ラストが4点・・・まあ全体的には贔屓目に見ても6点くらいですね。 『1』のファンであればそれなりに楽しめる内容になっているとは思いますが、『2』『3』は作らないほうが良かったとも思えます。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-03-19 14:24:54)(良:1票) |