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《ネタバレ》 思うに、人生における「閃き」を経験した人なら誰でも涙を流しながら共感する映画じゃないだろうか。 凝り固まっていた考えや、思考に霞がかかり、右往左往するしかなかった状況から解き放たれ、幸福感や希望が満ち満ちてゆくあの瞬間と感覚。 グイドの頭の中は、切迫した状況からくる焦りや、男性としての欲望、幼少期のトラウマ、両親への思いなどで埋め尽くされ、まさに混沌。 ただその混沌は、クライマックスではなんとも美しく、平和で楽しいが、少しの悲しみと哀愁を伴って昇華していく。 よく観れば分かるが、この映画には、唐突に出てくる意味不明な出来事や妄想は存在しない。 初見の観客を混乱させる原因は、現実と妄想の区別がつかないことただ一点のみであって、区別がつくようになれば、構成がシンプルなものであると気付くはずだ。 決して難解な前衛映画などではなく、実は驚くほどあっさりと理解出来る内容であり、それに加えて多くの人生を変える力を持つ作品だろう。 初見の方に申し上げるが、一回の鑑賞で投げ出さないでほしい。 きっと、素晴らしい映画体験の一つとなるはず。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2008-12-12 02:10:36)(良:2票) |
2. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
マーティとドクの友情を描いているという点では今作が一番。 そして、二人の旅の終わりが開拓時代ってのもクール。 お約束が多くて、台詞一つとってもにやけてしまう。 二作目は若干退屈だが、今作は見事にその退屈さを吹き飛ばしてくれる。 この科学反応的面白さは、これからも数多くのBTTFマニアをつくっていくに違いない。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-08 21:00:19) |
3. バック・トゥ・ザ・フューチャー
この映画以上に、私を何年にも渡って楽しませてくれた映画はない。 大抵、子供のころに観て面白かった映画というものは、大人になってみると妙に陳腐に感じてしまう。 しかし、この映画にはそういったことが微塵も無いのだ。 子供のころから楽しめたし、大人になった現在でも変わらず、むしろ、より楽しめている。 歳を重ねていくにつれてこの映画を面白いと感じられなくなってしまったら、この映画の質を疑うよりも、私自身の感性が衰えてしまったことを嘆くだろう。 「熱狂」という感情を抱かせてくれる、稀有な映画。 [DVD(邦画)] 9点(2009-02-09 23:37:20)(良:1票) |
4. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
《ネタバレ》 たった二時間では得られない経験を得ることができたように思う。 実際に戦争を経験していないのでよく分からないと言ってしまえばそれまでだが、戦争に対する恐怖というものをひしひしと感じたし、リアリティーある描写の数々に息をのんだ。 テレビドラマ化という選択だからこそ見れた重厚さだった。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-31 00:08:56) |
5. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
大団円への複線のオンパレード。 二作目にしてやっとでてきたマーティおなじみのセリフ。 マーティとドクの人物像を説明するには前二時間の尺では短すぎた! 2,3を観てこそ、BTTF信者は誕生する! [DVD(字幕)] 8点(2009-05-08 20:53:30) |
6. バッファロー'66
《ネタバレ》 こうもツボを押さえてくるかってくらい、センスが溢れてる映画。 行動はどう見ても馬鹿で、起こる出来事もくだらないことばかりなんだけど、妙に引き込まれます。 最後のほっこりとした温かさ見たさでついつい定期的に観てしまいます。 [DVD(邦画)] 8点(2009-02-10 02:01:25) |
7. パルプ・フィクション
ごく稀にあるのだが、妙に作中のキャラクターを愛してしまう映画がある。 これはまさにそれ。 キャラクターどころか、全てを愛してしまう。 くだらなく、残虐で、ファニーで魅力的。 レンタルDVD屋で借りたい映画が無かったときに、気付いたら掴んでいる映画。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-02-10 01:14:43) |
8. バベットの晩餐会
《ネタバレ》 「食」の楽しさを、長閑さと爽やかさをもって取り戻させてくれる映画。 見終わると、美味しいものが食べたくなった。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-26 21:04:01) |
9. バットマン ビギンズ
ストーリーに若干の難はあるが、そこそこ楽しめた。 新生バットマンとタンブラーのデザインには拍手を送りたい。 今までにない格闘シーンと、カーチェイスの迫力には度肝を抜かれた。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-03-03 22:14:45) |
10. はじまりのうた
序盤は面白く感じたのだが、ご都合主義だと感じる場面も所々あり、妙にチープさを感じたのは残念だった。 全体的に幸福感が漂っており、楽曲が良いため、楽しみながら鑑賞できる作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-17 00:22:22)(良:1票) |
11. 博士と彼女のセオリー
主人公の演技を見ることが、この映画の全てだと感じた。 内容は確りと面白く、飽きることなく観れる。 ただ、心につよく残るものがあるかといえば、そうではなかった。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-02-09 09:52:17) |
12. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 「人生の分岐点にもう一度行けたなら。」という考えは多くの人間が抱くものなんだろう。 ただ、この作中ではどの道を選んだとしても、大概はアンハッピー。 一番最初にトリップした分岐点に戻って、主人公の行動を変えてやり直してみるチョイスも見たかった。 劇中は何が起きるのか分からないという緊張感があったし、展開が異様に早いのでスリルがあった。 主人公含め、俳優陣のチョイスへの不満が大きい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-18 11:26:36) |
13. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
《ネタバレ》 最後の最後で真の意味で原作未読者層が捨てられた感がある。 原作を読んでいないと全く分からないようなシーンもあり、未読者層には御愁傷様としか言いようが無い。 内容については、迫力のあるシーンがそこそこあり、納得のいく演出の場面もあった。 ただ、最終作にしてはかなり盛り上がりに欠ける。 監督としては暗めの演出が好きなのかもしれないが、大団円として喜びを爆発させたようなエンディングでも良かったのでは? ピーター・ジャクソンみたいなファンタジーに情熱を傾けられる監督だったらと思うと残念である。 つまらないとは言えないが、最後に相応しい作品とは言えないだろう。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-16 01:53:10)(良:2票) |
14. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
《ネタバレ》 原作既読。 序盤のアクションシーンを観れただけでも十分だった。 小説版でも膨大な情報量だから、映画で観るとどうしても飛ばし飛ばしになってしまうのはしょうがないのだが・・・。 盛り上がるシーンをほとんど作らないで、始終陰鬱な雰囲気だったのでそこは残念だった。 もっとじっくり映像化して欲しいシーンもあったんだが・・・。 関係無いが、こんな暗い映像で3D化なんて可能なんだろうか。 暗過ぎて何やってるのか分からなくなる気がする。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-30 01:03:44) |
15. ハリー・ポッターと謎のプリンス
《ネタバレ》 原作既読。 ついにここまで来たかという感慨一入。 多分ここまで来ると、原作を読んでないと100%楽しめる部分が少ないと思います。 でも、良いんです。それで。 限られた尺だからしょうがありません。 今作は上々の出来でした。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-03 23:32:27)(良:1票) |
16. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 原作既読者です。 とにかく、最後のダンブルドアとトムの対決がかっこいい。 原作好きには鳥肌ものの戦いだったと思います。 箒無しで飛ぶ謎の技術をなぜか一介の魔法使いが使えてる珍現象にはいささか驚きましたが、 安定したクオリティーに仕上がってるんじゃないんでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-03 22:06:20) |
17. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 今作で一気に物語が進んでいく。 ついにトムが登場で、興奮もの。 物語の再現率もかなりの高さで、原作既読者の私でもまあまあ納得の作品。 チョウの細工の悪さはお笑い物。 主人公が初恋する相手なんだから、観客も魅力的に感じるような東洋人を選んでくれよ。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-03 21:58:58) |
18. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ようやく映画と小説の差が無くなって来たなと感じた。 原作の面白さを何割かは感じられるし、むしろイメージを補完できるようにも感じた。 それくらいクオリティが上がったなと。 [映画館(字幕)] 6点(2010-05-03 21:54:12) |
19. ハンコック
《ネタバレ》 どうしてこうなってしまったんだ。 前半を観た限りでは、新時代のスーパーマンの登場かとワクワク興奮したのに、 彼女の登場と共に、画面の通り雲行きが怪しくなった。 何故、素直にあのまま作れなかったんだろう。 それがどうにも悔やまれてならない。 むざむざ良作を溝に捨てるようなことを何故したのか。 Ass Hole は罵倒にしては行き過ぎなので、Chickenと罵ってやりたい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-28 02:13:05) |
20. バットマン リターンズ
前作より洗練されていて面白く感じました。 ようやく、ティムバートンとバットマンがマッチした作品だと思います。 キャラがそれぞれ立ってるし、テンポも良かった。 個人的にキャットウーマンがつぼでした。 あとクリストファー・ウォーケンは、画面に良く映えてました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-12 02:56:23) |