101. 幕末
坂本竜馬のお話だけど、話がはしょってあって多少なりとも知識がある者には食い足りなさが残る内容でした。というより、この人の物語をファンが納得するかたちで2時間に収めるのは無理があると思いますね。皆さん仰るように、錦之助の竜馬はちょっと苦しかった。やはり武蔵とか拝一刀のイメージが強く、剣を握らせ時の迫力で売ってる人という印象でした。吉永小百合のおりょうさんのお歯黒にはびっくりしました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-01-30 21:35:44) |
102. ハワイの若大将
《ネタバレ》 このシリーズ、某CS局がひと月に1作ずつ放送してくれるのを観るのが最近の楽しみ。この頃は1ドルが360円だった時代で、ハワイ旅行なんて一部のお金持ちの特権だったと思います。子供の頃に住んでいた町内でハワイへ旅行した家族がいたら、ご近所の話題になったものね…。今作はその気分を見せるという内容に偏っていた印象です。ハワイへ行った目的が、そこで遊びまわっている田中邦衛を連れ戻すだけで、過去3作に比べて構成が安直だったように思います。何作か観ているうちに、主人公のお祖母ちゃん役の飯田蝶子のファンになりました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-11-19 23:04:51) |
103. 八月の濡れた砂
《ネタバレ》 この純文学的なタイトルがずーっと気になっていた。ひねくれた童貞高校生の初体験映画。文学的でありますが、想像していた内容よりずっと下世話な印象でした。こんな映画は歳を取ってから観るもんじゃないね。色んな意味で、意義が半減する [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-08-15 04:45:29) |
104. ハンティング・パーティ
実話がベースになっていることが、映画としては悪い方向へ作用したようです。何を描きたかったのか? 報道なのか、CIAの糾弾なのか、復讐なのか。どれも中途半端で、緊張感もあるけど空振り感も強い。笑えない内容を扱ってるはずなのに、そこそこ笑える創り方にも問題がありそうです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-07-21 01:30:37) |
105. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
オープニングを見て、セックス&バイオレンスに満ちた映画かと思ったらそうでは無く、主人公たちはそこそこ常識人で、中年の悲哀とけだるさを感じました。その中年が頑張ってアクションをやるんだけど、どうも腰が重たげで笑えました。等身大のヒーローを描こうとしてジョークになったような映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-04-30 01:05:02) |
106. 8mm
《ネタバレ》 探偵が少しずつ殺人8ミリフィルムの出所をたどるくだりは悪く無かったです。どんな奴が何のために作っているのかには興味があったから。100万ドルには驚いたけど、そのネタが割れた後は何も無かったですね。いや、主人公は必殺仕事人やってたけど、殺して決着はダメでしょう。映画のテーマと言えるようなものが復讐のアクションで飛ばされた印象です。被害者に同情して、殺しに手を染める主人公像は無理があるんじゃないかな。まぁ、悪役がやられるシーンは溜飲が下がる気分ではありましたが…。映画としては、金持ちの道楽なのか、性的倒錯行為なのか、或いはもっと根本的にスナッフフィルムを見たがる人の性なのか、どこかに何らかの主張をぶつけて欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-18 05:10:27)(良:1票) |
107. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 中途半端にストーリーを追いかけているのは相変わらずだけど、おそらくこのシリーズで最も盛り上がるシーンとなるはずだったダンブルドアとヴォルデモートの一騎打ちの描写にはかなり不満が残り、その印象が手伝ってか、全体に暗雲が降りているような映画になってしまって残念。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-08-05 14:51:13) |
108. バイオハザード ディジェネレーション
《ネタバレ》 「バイオ2」はかなり楽しませてもらったゲームだったので、後日談的な作品としては興味ありました。でも、どーってことなかったです。いや、実際のところ、何がやりたいのか不明瞭でした。「CGアニメが作りたかったのです」と言われたら「はい、そうですね」としか言えないw 後半、ずーっとGウィルス変異体との追いかけっこが続きます。実際の尺はそれほど長くなかったかもしれないけど、それしかやっていない印象が残りました。レオンにしろ、クレアにしろ、自分がコントローラーで動かしているなら追いかけっこも楽しめるけど、本作は他人がプレイしているゲームをそばで見ているよう気分にさせられました。つまんなーい。おかげで、作品全体がどーでもいいように思えてしまいました。 [インターネット(吹替)] 3点(2022-02-19 03:50:00)(良:1票) |
109. 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
《ネタバレ》 原作は全部じゃないけど何冊か読んでいます。ホームズのような推理を鑑定士と云う立場で行う美女の快刀乱麻。主人公は沖縄の離島から上京するまでは「ありえないくらいのバカだった」と云うエピソードがなかなか可愛いのですが、本作では取って付けたように紹介されただけでしたね。 原作エピソードを幾つか持ち寄りキャラを紹介しています。それが舌足らず。なので、主人公が悩んでも活躍しても、イマイチ入っていけない印象でした。説明を要する人物をいきなり映画で見せるのはやっぱりキツいのかな、と。原作を知る私がそうなのだから、知らない人には見応えの薄い映画だと思います。言いたくないけど、題材としてはドラマ向きってことになるのでしょうか…。 もう30年ほど昔のことですが、ルーブルでモナリザを見ました。ホンモノだったと思いますが、たとえ贋作でも私にとっての意義は変わらなかったでしょう。見たことが私に何かをもたらしたかと聞かれると返答に窮しますからね。1970年の大阪万博で「月の石」を見たことがありますが、それと同じです。映画に訳すなら「死霊の盆踊り」を見たのも同義かな(笑)。 [インターネット(邦画)] 3点(2022-01-29 23:08:25) |
110. ハンガー・ゲーム2
本作単体ではほとんど何も言っていません。映画ってテーマを語ってナンボです。テレビドラマを見せられたような印象でした。テレビで見たのですけどねw 繋ぎの作品であっても、もう少しは工夫して欲しいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-07-16 19:08:53) |
111. パーフェクト・ゲッタウェイ
《ネタバレ》 二人だけしかいない時に新婚カップルになりすました台詞を連発するのは倦怠気味の関係に刺激を入れていると解釈できるが、他のカップルを犯人と疑うシーンはやはり辻褄が合わない。強引に解釈するなら、男がクスリでラリってる時と素面の時では記憶構造まで変化するってところか。男は自分がやったことを忘れている時がある。その時の男は不安定で、刺激するといつ噴火するか分らない。女は付き合い始めてすぐに男の狂気に触れ、矛先が自分に向くことを恐れて、ずっと話を合わせてきた。だから連れション命令にも従ったりする(笑)。そして男と訣別するチャンスを掴んだのがヘリから狙撃手に犯人を告げるシーン。サスペンスのオチとして最近やたら「実は私でした」ってパターンが多いけど、解釈に苦しむ本作の完成度はかなり低い方に分類されます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-28 00:33:46)(良:2票) |
112. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
《ネタバレ》 ハリウッドの大作らしく中身がスカスカって印象です。「シリーズ最恐」と宣伝されていた黒ひげさんが全くの肩透かしで、レギュラーのバルボッサの引き立て役くらいの扱いです。宣伝担当は映画を観てから切り口を考えているんだろうか? そもそも、ジャック・スパロウは押しの強いキャラクターではない。遡って、第一作はその変な物腰と意表を衝く能力の高さを笑いを交えながら見せたことがとても効果的でした。キャラの素性が知れた後は新たな魅力を付加して行かないと辛いのだけど、本作ではただの優柔不断男で活躍した印象が無い。昔付き合っていた女海賊との関係にもロマンスを感じません。当然だけど、主役に魅力が無ければ良い点数は付けられない。ついでに、新ヒロインも大して魅力的に見えなかった。シリーズ初の3Dも効果的とは言えず、画面を暗くしているだけです。自分はその暗さが苦痛で、途中3Dメガネを外しておりました。それでもあまり不都合が無かったから、これから観る方には2Dで充分とアドバイスさせていただきます。 [映画館(字幕)] 3点(2011-05-22 09:16:47) |
113. バッドボーイズ(1995)
楽しみどころが分かりにくい作品でした。よく喋る割には手際よく進んでいると思えない捜査とか、証人を刑事の自宅で保護して危険に晒すとか。少しイラっとします。刑事の個性を楽しませようとしたのか? あんな程度でバッドボーイズなの? それならティア・レオーニを見ている方がまだ楽しめる。暫く前の作品ではあるけど、さらに10年くらいは時代を遡ったような作り方に思えました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-07 21:55:36) |
114. 遥かなる大地へ
《ネタバレ》 邦題からは、もう少し「開拓」という言葉の意義を実感させるようなストーリーを想像していたんだけど、馬の駆けっこの一発勝負でした。それで望むものが手に入るのなら、なぜボストンあたりで殴り合っていたのか理解に苦しむ展開です。「土地」を得ることを遺言にした父の想いに応える大河的な物語を装いながら、中身はメロドラマ。それは別に悪くないんだけど、原題も含めてタイトルには合ってませんな。遠く外側へ向かって広がるというより、心の内側に向かって収束して行くような話でした。あの人が最後に生き返るのはミエミエだったけど、死んだまま終わるよりは良かったかな。2大俳優が若かりし頃に、がむしゃらに頑張っていたことは伝わって来ました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-01-03 12:49:20)(良:1票) |
115. バガー・ヴァンスの伝説
《ネタバレ》 競技としてのスポーツはメンタル面が結果に影響することは事実だと思うが、何かを背負っているからといって結果が良くなるような描写は出来すぎの欺瞞だと常々思っている。その辺りに多少は気を遣って「プレー(遊び)するだけ」なんて台詞もあったけど、やはり特に何も言っていないストーリー。レッドフォードの映画らしく、爽やかさが素通りして行くような作品でした。ちなみに、キャディがあんな謎かけみたいなことを言ったらスコアは落ちるぞ。少なくとも私は絶対にOBかスリーパットする。そんなキャディに金は払いたくない。結局、伝説とはなんだ? [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-25 19:51:22)(良:1票) |
116. 初雪の恋 ヴァージン・スノー
《ネタバレ》 ストーリー的には観るものなし。黙って姿を消す必要とか、普通に捜せばすぐに見つかりそうなところを、思い出の場所で待ち続けるとか、ノーマルな人には出来ないことをたくさんやってくれます。ああいうのは、マネしない方が良い。ストーリーを盛り上げるためなら、行動の必然性は必要ないと信じている韓国作品のいい加減さがストレートに出ている例です。これで盛り上がれる方は相当におめでたい。宮崎あおいは可愛かったです。それを目的に観て、それだけを達成しました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-09-05 03:28:43) |
117. バンテージ・ポイント
同じ時間を視点を変えて何度もなぞりながら、大統領狙撃事件の真相を深堀りして行く作り方。前半でしつこくその構成を繰り返すものだから、どこに行き着くのか期待していたら最後は普通のカーチェイスだった。何のために回りくどく前半を作ったのか分からない凡庸なエンディングにがっかりでした。凝った構成の映画にするなら、その構成でオチまで行き着かないと意味が無い…と感じるのは私だけのようですね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-06-10 03:07:58)(良:2票) |
118. ハチミツとクローバー
ほとんど全員が片想いなのね。片想いの状態が進展せずに時間だけが経過すると不健康・不健全になって行くようです。いわゆる、恋の病って奴ですか。この映画は人を好きになる動機の部分をほとんどぶっ飛ばして、その病の中身を描いていましたが、どうも中途半端でどこにも行き着いていない感が強かった。消化不良だと思います。そういう原作なのかな? [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-02-11 21:38:04)(良:1票) |
119. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
一作目の成功で調子に乗って、続編・完結編まで引き伸ばして台無しにした『マトリ○○○・三部作』の続編のようなシリーズでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-26 13:18:45) |
120. バイオハザード: ザ・ファイナル
《ネタバレ》 最後の最後に少しだけ動いた物語が加点対象になったけれど、そこまでは私の尺度で1点の評価でした。まぁ、酷い映画の範疇に入るのは間違いないです。定期的にやってくる危機をクリアする。目的地に到着するまではこれの繰り返し。その映像は派手だけどストーリーが展開しているとは言い難く、他人がプレイしているTVゲームを傍観しているようなツマラナサでした。もう少し言わせて貰うと、アクションシーンを細かいカット割りで誤魔化す映画が大嫌いです。見づらいこと甚だしく、不快で仕方ないです。 クローンだったことが明らかになり、動揺する主人公。それは分かる。でも、オリジナルアリスの記憶を引き継いで終わることに、大いに不満を覚えました。オリジナルとクローンは別人格のはずで、初作から培ってきたアリスのアイデンティティを蔑ろにしていると思えたからです。なんだか、適当に丸く収めるためのエンディングを用意した感じ。安直ですよ。 最初の頃はそこそこ面白かったシリーズですけど、もう観なくていいことに安堵する終わり方でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-09-28 02:32:48) |